電動工作機械

申请号 JP2017503556 申请日 2015-05-05 公开(公告)号 JP2017521271A 公开(公告)日 2017-08-03
申请人 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; 发明人 エゼンヴァイン,フロリアン; ルッツ,マンフレート; トリック,アヒム; ショミッシュ,トーマス;
摘要 【課題】【解決手段】工具受容部(20)と、工具受容部(20)を駆動するために電気オン/オフスイッチ(40)を介してスイッチオン可能およびスイッチオフ可能な駆動モータ(12)が中に配置された工具ハウジング(24)とを有する電動工作機械(10)であって、工具ハウジング(24)にはオン/オフスイッチ(40)を少なくとも間接的に操作するための操作部分(32)が配置されており、操作部分は少なくとも部分領域で工具ハウジング(24)の長軸(26)と少なくとも近似的に平行に延びているものにおいて、操作部分(32)はレバー状に構成されるとともに工具ハウジングに旋回可能に配置されており、オン/オフスイッチ(40)の操作機構(42)は、長軸(26)に対して少なくとも近似的に垂直に操作部分(32)に作用する操作 力 (FB)によって長軸(26)と少なくとも近似的に平行にスライド可能であり、駆動モータ(12)は操作部分(32)に対する操作力(FB)の作用によってオン/オフスイッチ(40)の復帰力(FS)に抗してスイッチオン可能であり、駆動モータ(12)は利用者による操作部分のリリースによって少なくとも復帰力(FS)に基づき自動的にスイッチオフ可能である。【選択図】図1
权利要求

工具受容部(20)と、前記工具受容部(20)を駆動するために電気オン/オフスイッチ(40)を介してスイッチオン可能およびスイッチオフ可能な駆動モータ(12)が中に配置された工具ハウジング(24)とを有する電動工作機械(10)であって、前記工具ハウジング(24)には前記オン/オフスイッチ(40)を少なくとも間接的に操作するための操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)が配置されており、前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)は少なくとも部分領域で前記工具ハウジング(24)の長軸(26)と少なくとも近似的に平行に延びている、そのような電動工作機械において、前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)はレバー状に構成されるとともに前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置されており、前記電気オン/オフスイッチ(40)の操作機構(42)は前記長軸(26)に対して少なくとも近似的に垂直に前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)に作用する操作(FB)によって前記長軸(26)と少なくとも近似的に平行にスライド可能であり、前記駆動モータ(12)は前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)に対する前記操作力(FB)の作用によって前記電気オン/オフスイッチ(40)の復帰力(FS)に抗してスイッチオン可能であり、前記駆動モータ(12)は利用者による前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)のリリースによって少なくとも前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記復帰力(FS)に基づき自動的にスイッチオフ可能であることを特徴とする電動工作機械。前記操作部分(100)には利用者によるコントロールされない操作を防止するための機械式のロック部材(116)が付属していることを特徴とする、請求項1に記載の電動工作機械。前記操作部分(500)は復帰ばね(514)により前記工具ハウジング(24)に対して初期応力をかけられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電動工作機械。前記操作部分(100,200,300,400,500,600)は前記工具ハウジング(24)に回転点(102,202,302,402,502,602)で旋回可能に受容されたダブルアーム切換爪(104,204,304,404,504,604)を有するように構成されることを特徴とする、先行請求項のうちいずれか1項に記載の電動工作機械。前記ダブルアーム切換爪(104,204,304,404,504,604)は前記回転点(102,202,302,402,502,602)の両側に第1および第2のアーム(106,108,206,208,306,308,406,408,506,508,606,608)を有していることを特徴とする、請求項4に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置された山形レバー(110,210)の第1のアーム(112,212)によって操作可能であり、前記山形レバー(110)の第2のアーム(114)は前記ダブルアーム切換爪(104)の前記第2のアーム(108)に当接し、または、前記山形レバー(210)の第2のアーム(214)は連結ジョイント(218)により前記ダブルアーム切換爪(210)の前記第2のアーム(208)と結合されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置されたシングルアームのレバー(310)の横方向アーム(314)によって操作可能であり、その1つのアーム(312)は端部側で連結ジョイント(316)を介して前記ダブルアーム切換爪(304)の前記第2のアーム(308)の横方向アーム(318)と結合されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に配置されたトグルレバー(410)によって操作可能であり、その中心ジョイント(416)は前記ダブルアーム切換爪(404)の前記第2のアーム(408)の端部側の横方向アーム(418)と連結ジョイント(420)を介して結合されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記操作機構(42)に当接する制御カム(510)によって操作可能であり、前記制御カム(510)は前記ダブルアーム切換爪(504)の前記第2のアーム(508)の横方向アーム(512)に構成されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は第1および第2の制御カム(610,612)によって操作可能であり、第1および第2の前記制御カム(610,612)は前記ダブルアーム切換爪(604)の前記第2のアーム(608)に垂直に構成された横方向アーム(616)に互いに鏡像対称に構成されており、前記ダブルアーム切換爪(604)の第1または第2の前記アーム(606,608)に操作力(FB)が作用すると第1および第2の前記制御カム(610,612)がそれぞれ交互に前記操作機構(42)に当接することを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記操作部分(700,800,900)は前記工具ハウジング(24)の回転点(706,806,906)で旋回可能に受容されるシングルアーム切換爪(702,802,902)を有するように構成されており、前記回転点(706,806,906)は前記工具受容部(20)から離れるほうを向いている前記工具ハウジング(24)の後側の端部区域(46)に配置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置されたダブルアームのレバー(710)の第1のアーム(712)に当接し、前記レバー(710)の第2のアーム(714)は前記シングルアーム切換爪(702)の突起(716)によって操作可能であることを特徴とする、請求項11に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記シングルアーム切換爪(802)のレバー軸(816)に対して実質的に垂直に成形された突起(818)に連結ロッド(814)によって枢支されるダブルアームのレバー(808)によって操作可能であることを特徴とする、請求項11に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は、少なくとも部分領域でヨーク状であるとともに前記工具ハウジング(24)の前記長軸(26)と平行にスライド可能なように該工具ハウジングに受容された切換スライダ(908)によって操作可能であり、前記切換スライダ(908)の第1のアーム(910)は前記工具ハウジング(24)のほうを向く突起(914)を有する連結ジョイント(916)を介して前記シングルアーム切換爪(902)と結合されており、前記切換スライダ(908)の第2のアーム(912)は前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)に当接することを特徴とする、請求項11に記載の電動工作機械。前記操作部分(1000,1100,1200)はトグルレバー切換爪(1002,1102,1202)を有するように構成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動工作機械。

工具受容部(20)と、前記工具受容部(20)を駆動するために電気オン/オフスイッチ(40)を介してスイッチオン可能およびスイッチオフ可能な駆動モータ(12)が中に配置された工具ハウジング(24)とを有する電動工作機械(10)であって、前記工具ハウジング(24)には前記オン/オフスイッチ(40)を少なくとも間接的に操作するための操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)が配置されており、前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)は少なくとも部分領域で前記工具ハウジング(24)の長軸(26)と少なくとも近似的に平行に延びている、そのような電動工作機械において、前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)はレバー状に構成されるとともに前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置されており、前記電気オン/オフスイッチ(40)の操作機構(42)は前記長軸(26)に対して少なくとも近似的に垂直に前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)に作用する操作力(FB)によって前記長軸(26)と少なくとも近似的に平行にスライド可能であり、前記駆動モータ(12)は前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)に対する前記操作力(FB)の作用によって前記電気オン/オフスイッチ(40)の復帰力(FS)に抗してスイッチオン可能であり、前記駆動モータ(12)は利用者による前記操作部分(32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200)のリリースによって少なくとも前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記復帰力(FS)に基づき自動的にスイッチオフ可能である ことを特徴とする電動工作機械。前記操作部分(100)には利用者によるコントロールされない操作を防止するための機械式のロック部材(116)が付属している ことを特徴とする、請求項1に記載の電動工作機械。前記操作部分(500)は復帰ばね(514)により前記工具ハウジング(24)に対して初期応力をかけられている ことを特徴とする、請求項1または2に記載の電動工作機械。前記操作部分(100,200,300,400,500,600)は前記工具ハウジング(24)に回転点(102,202,302,402,502,602)で旋回可能に受容されたダブルアーム切換爪(104,204,304,404,504,604)を有するように構成される ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動工作機械。前記ダブルアーム切換爪(104,204,304,404,504,604)は前記回転点(102,202,302,402,502,602)の両側に第1および第2のアーム(106,108,206,208,306,308,406,408,506,508,606,608)を有している ことを特徴とする、請求項4に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置された山形レバー(110,210)の第1のアーム(112,212)によって操作可能であり、前記山形レバー(110)の第2のアーム(114)は前記ダブルアーム切換爪(104)に当接し、または、前記山形レバー(210)の第2のアーム(214)は連結ジョイント(218)により前記ダブルアーム切換爪(204)と結合されている ことを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置されたシングルアームのレバー(310)の横方向アーム(314)によって操作可能であり、その1つのアーム(312)は端部側で連結ジョイント(316)を介して前記ダブルアーム切換爪(304)の横方向アーム(318)と結合されている ことを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に配置されたトグルレバー(410)によって操作可能であり、その中心ジョイント(416)は前記ダブルアーム切換爪(404)の端部側の横方向アーム(418)と連結ジョイント(420)を介して結合されている ことを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記操作機構(42)に当接する制御カム(510)によって操作可能であり、前記制御カム(510)は前記ダブルアーム切換爪(504)の横方向アーム(512)に構成されている ことを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は第1および第2の制御カム(610,612)によって操作可能であり、第1および第2の前記制御カム(610,612)は前記ダブルアーム切換爪(604)に構成された横方向アーム(616)に互いに鏡像対称に構成されており、前記ダブルアーム切換爪(604)に操作力(FB)が作用すると第1および第2の前記制御カム(610,612)がそれぞれ交互に前記操作機構(42)に当接する ことを特徴とする、請求項4または5に記載の電動工作機械。前記操作部分(700,800,900)は前記工具ハウジング(24)の回転点(706,806,906)で旋回可能に受容されるシングルアーム切換爪(702,802,902)を有するように構成されており、前記回転点(706,806,906)は前記工具受容部(20)から離れるほうを向いている前記工具ハウジング(24)の後側の端部区域(46)に配置されている ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記工具ハウジング(24)に旋回可能に配置されたダブルアームのレバー(710)の第1のアーム(712)に当接し、前記レバー(710)の第2のアーム(714)は前記シングルアーム切換爪(702)の突起(716)によって操作可能である ことを特徴とする、請求項11に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は前記シングルアーム切換爪(802)のレバー軸(816)に対して実質的に垂直に成形された突起(818)に連結ロッド(814)によって枢支されるダブルアームのレバー(808)によって操作可能である ことを特徴とする、請求項11に記載の電動工作機械。前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)は、少なくとも部分領域でヨーク状であるとともに前記工具ハウジング(24)の前記長軸(26)と平行にスライド可能なように該工具ハウジングに受容された切換スライダ(908)によって操作可能であり、前記切換スライダ(908)の第1のアーム(910)は前記工具ハウジング(24)のほうを向く突起(914)を有する連結ジョイント(916)を介して前記シングルアーム切換爪(902)と結合されており、前記切換スライダ(908)の第2のアーム(912)は前記電気オン/オフスイッチ(40)の前記操作機構(42)に当接する ことを特徴とする、請求項11に記載の電動工作機械。前記操作部分(1000,1100,1200)はトグルレバー切換爪(1002,1102,1202)を有するように構成されている ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動工作機械。

说明书全文

本発明は、工具受容部と、工具受容部を駆動するために電気オン/オフスイッチを介してスイッチオン可能およびスイッチオフ可能な駆動モータが中に配置された工具ハウジングとを有する電動工作機械に関するものであり、工具ハウジングにはオン/オフスイッチを少なくとも間接的に操作するための操作部分が配置されており、操作部分は少なくとも部分領域で工具ハウジングの長軸と少なくとも近似的に平行に延びている。

従来技術より、たとえばロッド形の工具ハウジングを備えていて、その中にそれぞれ付属の電気駆動モータが配置される、このような種類の電動工作機械が知られている。駆動モータのスイッチオンとスイッチオフをするために、たとえばハウジングの前領域に広い面積のレバー状の切換部材ないし切換爪として配置されている操作部分が設けられ、これによって駆動モータに付属する電気オン/オフスイッチが操作される。この場合、切換爪が利用者により工具ハウジングに向かって押圧されることによって、駆動モータがスイッチオンされる。

従来技術の欠点は、ロッド形の工具ハウジングならびにレバー状ないしタンブラ状の操作部分を有するこのような種類の電動工作機械において、ハウジング長軸と平行にアライメントされ、ないしは操作可能な操作タペットを有する電気オン/オフスイッチを、いっそう高くなる設計上のコストのもとでしか利用可能でないことにある。

したがって本発明の課題は、ハウジング長軸と平行に操作可能な電気オン/オフスイッチが、工具ハウジングの内部でのその(標準型の)取付位置の重大な変更なしに、かつ設計的に簡単な仕方により、レバー状ないしタンブラ状の操作部分を用いて操作可能である、工具ハウジングを備えた新規の電動工作機械を提供することにある。

この課題は、工具受容部と、工具受容部を駆動するために電気オン/オフスイッチを介してスイッチオン可能およびスイッチオフ可能な駆動モータが中に配置された工具ハウジングとを有する電動工作機械によって解決され、工具ハウジングにはオン/オフスイッチを少なくとも間接的に操作するための操作部分が配置されており、操作部分は少なくとも部分領域で工具ハウジングの長軸と少なくとも近似的に平行に延びている。操作部分はレバー状に構成されるとともに、工具ハウジングに旋回可能に配置されている。電気オン/オフスイッチの操作機構は、長軸に対して少なくとも近似的に垂直に操作部分に作用する操作によって長軸と少なくとも近似的に平行にスライド可能であり、駆動モータは、操作部分に対する操作力の作用によって、電気オン/オフスイッチの復帰力に抗してスイッチオン可能であり、駆動モータは、利用者による操作部分のリリースによって、少なくとも電気オン/オフスイッチの復帰力に基づいて自動的にスイッチオフ可能である。

本発明に基づく操作部分のレバー状の構成に基づき、操作部分を利用者の側での少ない力コストで操作することができ、それと同時に、操作部分を押し下げることで疲労を生じることなく快適な連続動作が成立し、操作部分がコントロールのもとで、またはコントロールされずにリリースされた場合に、駆動モータが自動的にスイッチオフされる。操作部分は、利用者による快適な操作のために、人間工学的に構成された、工具ハウジングと反対を向いている広い面積の操作面を備えているのが好ましい。

操作部分には、利用者によるコントロールされない操作を防止するための機械式のロック部材が付属しているのが好ましい。それにより、電動工作機械を作動させるときの人的・物的な損害の危険が少なくなる。

操作部分は復帰ばねにより工具ハウジングに対して初期応力をかけられているのが好ましい。任意選択の復帰ばねにより、利用者の側で操作部分がリリースされた場合に、電気オン/オフスイッチに設けられるばねの作用、およびこれに伴う自動的なスイッチオフプロセスがサポートされる。

1つの実施形態では、操作部分は、工具ハウジングに回転点で旋回可能に受容されたダブルアーム切換爪を有するように構成される。それにより、軽い動きでのスイッチオンおよびスイッチオフのプロセスが、定義された操作力での操作部分の操作によって成立する。これに加えて、レバー状ないしタンブラ状の構成は、電動工作機械を連続動作させるために、操作部分を疲労することなく継続的に押し下げておくことを可能にする。

ダブルアーム切換爪は回転点の両側に第1および第2のアームを有しているのが好ましい。ダブルアーム切換爪の両方のアームの間の度は、好適には区間境界を含めて、140°から220°の範囲内にあるのが好ましい。このようにして、半径方向で小さい操作部分の取付高さを具体化可能である。これに加えて、アームの長さを変えれば、ダブルアーム切換爪の伝達比を変更することができる。

1つの実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は工具ハウジングに旋回可能に配置された山形レバーの第1のアームによって操作可能であり、山形レバーの第2のアームはダブルアーム切換爪の第2のアームに当接し、または、山形レバーの第2のアームは連結ジョイントによりダブルアーム切換爪の第2のアームと結合される。それにより、工具ハウジングに関して半径方向で内方ないし外方に向かって延びるダブルアーム切換爪の運動方向の設計的に簡素な転換が成立する。接触するだけで、互いに噛み合うのではないコンポーネントによる「ジョイント式の」連結によって、設計的に特別に簡素な構造が成立するが、このような結合は引張力や押圧力を伝達するのには適していない。連結ジョイントが採用されるケースでは、摩擦力を同時に低減しながら、必要な取付スペースが削減され、このことは操作部分のいっそう正確な反応挙動につながる。連結ジョイントは、たとえばピンと長孔ないしゲートとの間の結合によって具体化されていてよく、このように相互に結合された2つのコンポーネントの相互関係で、純粋な回転運動のほかに並進運動も可能にする。

別の実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は、工具ハウジングに旋回可能に配置されたシングルアームのレバーの横方向アームによって操作可能であり、その1つのアームは端部側で連結ジョイントを介してダブルアーム切換爪の第2のアームの横方向アームと結合されている。ダブルアーム切換爪の上方で工具ハウジングに位置決めされるシングルアームのレバーに基づき、他の取付スペースに合わせた適合化が可能である。横方向アームとは、本明細書のコンテキストにおいては、レバーの1つのアームに対して、ないしはそのようなアームの長軸に対して、実質的に垂直に延びているアームないしウェブであると理解される。

別の実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は、工具ハウジングに配置されたトグルレバーによって操作可能であり、その中心ジョイントはダブルアーム切換爪の第2のアームの端部側の横方向アームと連結ジョイントを介して結合される。それにより、操作部分の操作経路の最終区域では、利用者の比較的低い操作力でいっそう高い軸方向の操作力が電気オン/オフスイッチの操作機構に作用する。

別の実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は、操作機構に当接する制御カムによって操作可能であり、制御カムはダブルアーム切換爪の第2のレバーアームの横方向アームに構成されている。それにより、一体的なので設計的に特別に簡素な操作部分の構造、ならびに電気オン/オフスイッチの操作機構の直接的な制御が可能である。制御カムは、たとえば楔形のランプ部を有するように構成されていてよい。これに加えて操作部分を非常に簡単に組立可能であるとともに、大量生産方式で、たとえば熱可塑性プラスチックの射出成形法で、低コストに製作することができる。

別の実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は第1および第2の制御カムによって操作可能であり、第1および第2の制御カムはダブルアーム切換爪の第2のレバーアームに垂直に構成された横方向アームに互いに鏡像対称に構成されており、ダブルアーム切換爪の第1または第2のアームに操作力が作用すると、第1および第2の制御カムがそれぞれ交互に操作機構に当接する。それにより、タンブラ状のダブルアーム切換爪はその無負荷の、すなわち利用者により操作されていない位置の範囲外に、駆動モータが通電ないしスイッチオンされる定義された2つのスイッチオン位置を備えている。操作されない中央位置にあるとき、電気オン/オフスイッチの操作機構は、平坦な「谷区域」ないしベース面もしくは中央面に当接する。平坦な谷区域の両側に、谷区域よりも大きい高さを有する、たとえば楔形または湾曲した制御カムが後続する。

別の実施形態では、操作部分は、工具ハウジングの回転点で旋回可能に受容されるシングルアーム切換爪を有するように構成されており、回転点は、工具受容部から離れるほうを向いている工具ハウジングの後側の端部区域に配置される。シングルアーム切換爪の1つのアームは工具ハウジングのほうを向く突起を有しているのが好ましい。それにより、スイッチオンをするために必要な、利用者により印加されるべき操作力をいっそう低減することができ、それと同時に、電気オン/オフスイッチの操作機構に対して高い操作力が作用する。

電気オン/オフスイッチの操作機構は、工具ハウジングに旋回可能に配置されたダブルアームのレバーの第1のアームに当接するのが好ましく、レバーの第2のアームはシングルアーム切換爪の突起によって操作可能である。介在するダブルアームのレバーにより、操作部分による電気オン/オフスイッチのインダイレクトな制御を、同時に高い力伝達比で具体化可能である。半径方向で内方を向く突起は、電気オン/オフスイッチの操作機構の間接的ないしインダイレクトな制御のために、工具ハウジングの内部で旋回可能に配置されたダブルアームのレバーの連結を可能にする。

別の実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は、シングルアーム切換爪のレバー軸に対して実質的に垂直に成形された突起に連結ロッドによって枢支されるダブルアームのレバーによって操作可能である。それにより、摩擦を生じる接触面が少ししか存在しなくなる。電気オン/オフスイッチの操作機構に当接するダブルアームのレバーの第1のアームは、連結ロッドに枢支されるダブルアームのレバーの第2のアームよりも大幅に長いのが好ましい。このようにして必要な取付スペースを削減することができ、機械的な伝達を具体化することができる。

別の実施形態では、電気オン/オフスイッチの操作機構は、少なくとも部分領域でヨーク状であるとともに工具ハウジングの長軸と平行にスライド可能なように工具ハウジングに受容された切換スライダによって操作可能であり、切換スライダの第1のアームは工具ハウジングのほうを向く突起を有する連結ジョイントを介してシングルアーム切換爪と結合されており、切換スライダの第2のアームは電気オン/オフスイッチの操作機構に当接する。それにより、電気オン/オフスイッチの制御のために利用できる取付スペースの特別に効率的な活用が成立する。

別の実施形態では、操作部分はトグルレバー切換爪を有するように構成される。それにより、電気オン/オフスイッチの操作機構に対して−特にスイッチオンプロセスが終了する頃に−操作力が比較的低いときすでに−比較的高い軸方向力が作用する。

このときトグルレバー切換爪は、電気オン/オフスイッチの直接的な操作のために、たとえば第1および第2のアームを有することができ、これらの互いに向き合う端部が中央ジョイントで相互に結合されており、中央ジョイントから離れるほうを向いている第1のアームの端部は回転点で工具ハウジングに受容されており、中央ジョイントから離れるほうを向いている第2のアームの端部は連結ジョイントを介して工具ハウジングと結合されている。電気オン/オフスイッチの操作は、中央ジョイントから離れるほうを向いている第2のアームの端部に設けられた操作アームによって行われる。電気オン/オフスイッチの直接的な操作に基づき、設計的な構造が簡素化される。

上記に加えて、電気オン/オフスイッチのインダイレクトな操作のために意図されるトグルレバー切換爪が設けられていてよい。この目的のために、トグルレバー切換爪は第1および第2のアームを備えていて、その互いに向き合う端部が中央ジョイントで相互に結合されており、中央ジョイントから離れるほうを向いている第1のアームの端部は連結ジョイントにより工具ハウジングと結合されており、中央ジョイントから離れるほうを向いている第2のアームの端部は回転点で工具ハウジングに受容される。電気オン/オフスイッチのインダイレクトな制御のために、実質的にL字型であるとともに長軸に沿ってスライド可能なように工具ハウジングで受容される切換スライダの第1の脚部が、連結ジョイントを介して、トグルレバー切換爪の第1のアームと結合されており、切換スライダの第2の脚部が電気オン/オフスイッチの操作機構に当接する。それにより、電気オン/オフスイッチのタペット状の操作機構で回転運動成分が回避される。

さらに、一体化されたスイッチオンロック部を備えるトグルレバー切換爪が可能である。このようなトグルレバー切換爪は第1および第2のアームを含んでおり、その互いに向き合う端部が中央ジョイントを介して相互に結合されており、中央ジョイントから離れるほうを向いている第1のアームの端部は回転点で工具ハウジングに受容されており、中央ジョイントから離れるほうを向いている第2のアームの端部は連結ジョイントにより工具ハウジングと結合される。電気オン/オフスイッチの操作は、やはり追加のコンポーネントを介在させることなく、中央ジョイントから離れるほうを向いている第2のアームの端部に構成されて電気オン/オフスイッチの操作機構に当接する操作アームを用いて直接的に行われる。スイッチオンロック部のロック部材は中央ジョイントで旋回可能に受容されており、工具ハウジングで利用することができる取付スペースの最善の活用がもたらされる。

簡素な設計上の構造を実現するために、旋回可能なロック部材は、ブロック部材と、これに対して直径上に配置される操作部材とを有している。ブロック部材は、ロック状態にあるとき前面で、半径方向で外方に向いている工具ハウジングの突起に当接する。ブロック部材は、中心ジョイントを中心としてわずかに旋回させることで、中央ジョイントが側方から突起に当接し、それにより電気オン/オフスイッチの操作のために工具ハウジングの方向へ操作力が作用したときにトグルレバー切換爪の両方のアームが旋回可能であるロック解除状態へと移行可能である。トグルレバー切換爪に省スペースに一体化されたスイッチオンロック部により、電動工作機械の使用時に作業安全性が著しく向上する。たとえば機械を運ぶときなどの駆動モータのコントロールされないスイッチオンが、確実に防止されるからである。

図面に示されている実施例を参照しながら、本発明について以下の記述で詳しく説明する。図面は次のものを示している:

本発明に基づく電動工作機械の駆動モータをオンオフするための電気オン/オフスイッチを操作するためのレバー状の操作部分を有する電動工作機械を示す斜視図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第1の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第1の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第2の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第3の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第3の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第4の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第4の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第5の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第5の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第6の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第6の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第6の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第7の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第7の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第8の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第8の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第9の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第9の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第10の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第10の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第11の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第12の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオフ状態で示す図である。

図1の電動工作機械とともに使用可能な操作部分の第12の実施形態を、電気オン/オフスイッチのオン状態で示す図である。

図1は、図解として持ち運び可能なアンギュラ研削機の形式で構成され、工具ハウジング24およびその中に配置された駆動モータ12を有する電動工作機械10を示しており、駆動モータはたとえば電子整流型モータ、直流モータなど任意のモータ型式であってよい。駆動モータ12へのエネルギー供給は、ここでは一例として電源引込回線58を介して行われる。その代替または補足として、1つまたは複数の付属の蓄電池パックを用いてエネルギー供給を行うこともできる。

駆動モータ12は、好ましくはアンギュラギヤ16および従動軸18を介して工具受容部20と結合された駆動軸14を駆動する役目を果たす。工具受容部は、回転駆動可能なインサート工具22、たとえば研削砥石、粗研削砥石、切断砥石などを受容するために構成されるのが好適である。

図解の棒状に構成されている工具ハウジング24は長軸26を有しており、長軸26に対して横向きに工具ハウジング24に配置されたハンドグリップ28と並んで、もうひとつの別のハンドグリップとしての役目を果たし、それにより、電動工作機械10の確実な両手での把持と保持が利用者によって可能である。工具ハウジング24には、二重矢印30の方向へ旋回可能なレバー状の操作部分32が、利用者側で印加されるべき操作力FBが作用したときに駆動モータ12をスイッチオンおよびスイッチオフするために設けられている。レバー状の操作部分32は、少なくとも部分領域で、かつ好ましくは近似的に、工具ハウジング24の長軸26と平行に延びるとともに、工具ハウジング24から離れるほうを向く広い面積の人間工学的な操作面34を備えているのが好適である。

さらに電動工作機械10は、駆動モータ12のスイッチオンとスイッチオフをするために、旋回可能なレバー状の操作部分32と少なくとも間接的に機械的に結合された、好ましくは長軸26と平行にスライド可能なタペット状の操作機構42を備える電気オン/オフスイッチ40を備えている。好ましくは二極で施工されるオン/オフスイッチ40は、たとえば2つの柔軟な回線50,52を介して駆動モータ12と電気的に接続されるとともに、別の柔軟な2つの回線54,56を介して、電源引込回線58の位相(P)およびゼロ(N)と電気的に接続されている。電気オン/オフスイッチ40と電源引込回線58はいずれも工具ハウジング24の後側の端部区域46に位置決めされている。電気オン/オフスイッチ40は、図1とは異なり、180°だけ回転させて工具ハウジング24に位置決めされていてもよい。

図1の図面では、電気オン/オフスイッチ40はスイッチオフ状態にあり、駆動モータ12はスイッチオフされているのに対し、操作機構42が押し下げられ、ないしは操作される−ここでは点線でのみ示唆する−電気オン/オフスイッチ40のスイッチオン状態では、駆動モータ12がスイッチオンされる。電気オン/オフスイッチ40の操作機構42は、工具受容部20から離れるほうを向いている工具ハウジング24の後側の端部区域46の方向へ、ばね44によって機械的に初期応力をかけられるのが好ましい。したがって、駆動モータ12をスイッチオンし、さらには継続的にスイッチオン状態で保つために必要なのは、少なくともばね44により印加される復帰力FSを克服するために、操作力FBが継続的に操作部分32へ作用することである。それにより、操作機構42が押し込まれた状態ないし操作された状態へと移行して保持され、電気オン/オフスイッチ40が継続的にスイッチオン状態となる。利用者により印加されるべき操作力FBは、図1から図24に基づくすべての実施形態において、常に、工具ハウジング24の長軸26に対して少なくとも近似的かつ実質的に垂直に作用するのが好ましく、それに対して電気オン/オフスイッチ40のタペット状の操作機構42の軸方向運動は、常に、工具ハウジング24の長軸26に対して少なくとも近似的に平行に、ないしは二重矢印48の方向に行われるのが好ましい。操作部分32がコントロールのもとで、またはコントロールされずにリリースされた場合、電気オン/オフスイッチ40はばね44の力作用に基づき、駆動モータ12が通電されないスイッチオフ状態へと自動的に戻るので、電動工作機械10の「デッドマン機能」が事故防止のために成立する。

図2および図3−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、図1の電動工作機械10の工具ハウジング24に回転点102を中心として旋回可能に受容された、好ましくはダブルアーム切換爪104とともに構成されるレバー状の操作部分100の第1の実施形態を示している。これは回転点102の両側に、ここでは略同一の長さで構成された第1および第2のアーム106,108を有しているのが好適である。両方のアーム106,108は図解として、140°から240°の間であってよい角度αをなしている。

電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の制御は、工具ハウジング24に旋回可能に受容された、たとえば三角形の、それ自体として第1および第2のアーム112,114を有する山形レバー110によって間接的に行われるのが好ましい。電気オン/オフスイッチ40のばね44の力作用に基づき、その操作機構42は常に山形レバー110の第1のアーム112に当接する。同様のことは、ダブルアーム切換爪104の第2のアーム108に当接する、山形レバー110の第2のアーム114にも当てはまる。操作部分110で旋回可能に受容されるロック部材116が、電気オン/オフスイッチ40の意図しない操作およびこれに伴う電動工作機械10のコントロールされないスイッチオンを防止する。

ダブルアーム切換爪104の第1のアーム106に対して操作力FBが作用すると、これが時計回りに旋回し、これと連結された山形レバー110が時計と反対回りに旋回する。それにより、タペット状の操作機構42が電気オン/オフスイッチ40の方向へ長軸26と平行にスライドして、電動工作機械10の駆動モータ12が通電されるスイッチオン状態へと電気オン/オフスイッチ40が移行する。このスイッチオン状態は、ダブルアーム切換爪104の第1のアーム106に操作力FBが作用している限り有効に保たれる。操作力FBが失われると、ないしは利用者によって操作部分100がリリースされると、ダブルアーム切換爪104およびこれとともに山形レバー110が、以下に説明するすべての操作部分の実施形態で具体化される「デッドマン」機能性の過程で、電気オン/オフスイッチ40の図2のスイッチオフ状態へと自動的に戻る。

図4は、図1の電動工作機械10の工具ハウジング24で回転点202を中心として旋回可能に受容された、やはり好ましくはダブルアーム切換爪204として構成される、レバー状の操作部分200の第2の実施形態を示している。これは回転点202の両側に第1および第2のアーム206,208を備えているのが好ましい。電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の間接的な制御は、工具ハウジング24に旋回可能に受容された、それ自体として第1および第2のアーム212,214を有する、好適には三角形の山形レバー210によって行われる。これらのアームは希望される伝達比に依存して、等しい長さであってよく、あるいは相違する長さであってもよい。ブロック部材216により、操作部分200の意図しない操作および電動工作機械10のコントロールされないスイッチオンが回避される。

図2および図3に示す第1の実施形態とは異なり、操作部分200のダブルアーム切換爪204の第2のアーム208と山形レバー210の第2のアーム214とは、連結ジョイント218によって相互に結合されている。この連結ジョイント218は、第2のアーム208の長孔220を含んでいるのが好ましく、これに第2のアーム214のピン222が係合する。電気オン/オフスイッチ40の操作機構42は、軸方向の初期応力に基づき、やはり山形レバー210の第1のアーム212に当接する。図4で図解の位置のとき、電気オン/オフスイッチ40は、操作部分200に対して作用する操作力FBに基づいてスイッチオン状態にある。

図5および図6−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、図1の電動工作機械10の工具ハウジング24に回転点302を中心として旋回可能に受容された、好ましくはやはりダブルアーム切換爪304として構成されるレバー状の操作部分300の第3の実施形態を示している。これは回転点302の両側に第1および第2のアーム306,308を有しているのが好適である。電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の制御は、工具ハウジング24で旋回可能に受容されたシングルアームのレバー310を用いて間接的に行われ、その1つのアーム312は、タペット状の操作機構42に当接する横方向アーム314を有している。シングルアームのレバー310の1つのアーム312は、連結ジョイント316によって、ダブルアーム切換爪304の第2のアーム308に好ましくは端部側で構成された別の横方向アーム318と枢着結合されている。

図5で図解する位置のとき、電気オン/オフスイッチ40は、タペット状の操作機構42が電気オン/オフスイッチ40からもっとも遠くまで突き出し、電動工作機械10の駆動モータ12が通電されず、ダブルアーム切換爪304の無負荷の第1のアーム306が半径方向で外方に向かって工具ハウジング24から持ち上げられるスイッチオフ状態にある。図6では操作力FBが操作部分300のダブルアーム切換爪304に作用しており、それにより、操作部分は図解では回転点302を中心として時計回りに旋回し、シングルアームのレバー310も同じく時計回りに一緒に旋回し、それにより、操作機構42のシングルアームのレバー310の横方向アーム314が押し下げられ、ないしは操作されて、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオンされる。操作力FBが失われると、電気オン/オフスイッチ40は図5のスイッチオフ状態へと自動的に戻される。

図7および図8−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、図1の電動工作機械10の工具ハウジング24に回転点402を中心として旋回可能に受容された、好ましくはダブルアーム切換爪404として具体化されるレバー状の操作部分400の第4の実施形態を示している。これは回転点402の両側に、好適には略同一の長さの第1および第2のアーム406,408を有しているのが好ましい。

電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の制御は、間接的に、ならびに力増幅のために、第1および第2のアーム412,414を有する、工具ハウジング24に旋回可能に受容されたトグルレバー410を用いて行われ、トグルレバー410の中央ジョイント416が、ダブルアーム切換爪404の第2のアーム408の端部側の横方向アーム418と、連結ジョイント420を介して枢着結合されている。トグルレバー410の第1のアーム412は別の連結ジョイント422によって工具ハウジング24と結合されるのに対して、トグルレバー410の第2のアーム414は端部側で回転点424において工具ハウジング24に枢支される。電気オン/オフスイッチ40の機械式の制御のために、その軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた操作機構42に、中央ジョイント416から離れるほうを向いているトグルレバー410の第2のアーム412の端部428に構成された、湾曲する突合せ面426が当接する。図7では操作部分400が無負荷であり、ないしは利用者によりリリースされており、それにより、電気オン/オフスイッチ40はスイッチオフされた状態にあり、電動工作機械10の駆動モータ12はスイッチオフされている。それに対して図8では、操作力FBが操作部分400のダブルアーム切換爪404の第1のアーム406に作用し、それにより、トグルレバー410が略完全に伸長した位置をとっていて、電気オン/オフスイッチ40は操作機構42が略完全に押し下げられるスイッチオン状態にあり、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオンされている。

図9および図10−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、図1の電動工作機械10の工具ハウジング24に回転点502を中心として旋回可能に受容された、レバー状の操作部分500の第5の実施形態を示している。これは、好適には回転点502の両側に第1および第2のアーム506,508を備えるダブルアーム切換爪504であるのが好ましい。

電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の制御は、前掲の各実施形態とは異なり、タペット状の操作機構42に当接する制御カム510を用いて直接的に行われるのが好ましい。制御カム510は、ダブルアーム切換爪504の第2のアーム508に好ましくは端部側で一体的に構成された横方向アーム512に一体成形されるとともに、一例としてランプ状ないし楔形の形態を有している。

図10に模式的に示すように、ダブルアーム切換爪504の第1のアーム506に操作力FBが作用すると、これが回転点502を中心として時計回りにわずかに旋回し、このとき、軸方向で弾性作用により初期応力をかけられている電気オン/オフスイッチ40の操作機構42が楔形の制御カム510に乗り上げて、その際に押し下げられる。その結果として電気オン/オフスイッチ40がスイッチオン状態へと移行し、電動工作機械10の駆動モータ12が通電される。操作力FBが失われると、ないしは利用者によって操作部分500がリリースされると、このプロセスが逆に進行し、それにより操作機構42が弾性伸長し、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオフされる。ここで重要なのは、操作部分500がリリースされたときに電気オン/オフスイッチ40が図9のスイッチオフ状態へ自動的に戻るが、その一方で、電気オン/オフスイッチ40の確実なオンとオフのために操作機構42の十分な操作ストロークが成立するように、制御カム510の傾きないし傾斜が平坦に設計されるのが好ましいことである。このプロセスをサポートするために、工具ハウジング24と、ダブルアーム切換爪504の第1のアーム506との間で支持される復帰ばね514が設けられていてよい。

図11から図13−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、図1の電動工作機械10の工具ハウジング24に回転点602を中心として旋回可能に受容された、好ましくはタンブラ状のダブルアーム切換爪604を有するように構成される、レバー状の操作部分600の第6の実施形態を示している。これは、好適には回転点602の両側に第1および第2のアーム606,608を備えている。このときアーム606,608は実質的に等しい長さで構成されていてよく、あるいは50%までの相互の長さ差を有することもできる。

電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の制御は、図9および図10の実施形態とは異なり、第1および第2の制御カム610,612と谷区域614とを利用して行われる。操作部分600が利用者側でリリースされたとき、ないしは無負荷のとき、図11から明らかなように操作機構42は、互いに鏡像対称に構成されて本例では一例として楔形ないしランプ状の制御カム610,612の間の略中央に延びる、平坦な谷区域614に当接する。制御カム610,612の間の谷区域614の領域では、操作機構42が完全に弾性伸長し、それによって電気オン/オフスイッチ40がスイッチオフ状態になり、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオフされる。制御カム610,612ならびにこれらの間に延びる谷区域614は、ダブルアーム切換爪604の第2のアーム608の端部側の横方向アーム616に一体成形されている。

切換爪604の第1のアーム606または第2のアーム608に対して操作力FBが作用したとき、図12に示すように第1の制御カム610が、または図13から明らかなように第2の制御カム612が、電気オン/オフスイッチ40の操作機構42に当接し、それによって、操作部分600が回転点602を中心として時計回りに、または時計と反対回りに十分に大きい旋回をすれば、操作機構42が押し下げられて電気オン/オフスイッチ40がスイッチオン状態に移行し、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオンされる。操作部分600がリリースされると、軸方向に弾性作用で初期応力をかけられた操作機構42に基づき、電気オン/オフスイッチ40がスイッチオフ状態になる図11に示す位置へと自動的に復帰する。

図9および図10の実施形態とは異なり、操作部分600は電気オン/オフスイッチ40がスイッチオン状態になる2つの位置を備えており、このことは電動工作機械10のいっそう汎用的な取扱を可能にする。制御カム610,612の高さ618(図12参照)は谷区域614に関して、電気オン/オフスイッチ40が図11に示す操作部分600の無負荷状態を起点として旋回運動により確実にオンオフ可能であるように設定されるのが好ましい。

図14および図15−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、上に説明したいずれの実施形態とも異なり、1つのアーム704が回転点706で図1の電動工作機械10の工具ハウジング24の後側の端部区域46(図1参照)に枢支されるシングルアーム切換爪702を有するように構成された、レバー状の操作部分700の第7の実施形態を示している。アーム704に旋回可能に配置されたブロック部材708により、操作部分700の意図しない操作およびこれに伴う電動工作機械10のコントロールされないスイッチオンが回避される。

軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の、ここでもやはり間接的に行われる制御は、工具ハウジング24に旋回可能に受容された、第1および第2のアーム712,714を有するダブルアームのレバー710によって行われる。操作機構42はダブルアームのレバー710の第1のアーム712に当接し、それに対して第2のアーム714は、シングルアーム切換爪702のアーム704に一体成形され、工具ハウジング24のほうを向く突起716に当接する。

図14では電気オン/オフスイッチ40はオフ状態にあり、それにより電動工作機械10の駆動モータ12は通電されていない。ブロック部材708が時計と反対回りに旋回しているときに操作力FBがシングルアーム切換爪702のアーム704に作用すると、シングルアーム切換爪702の突起716がレバー710の第2のアーム714に対して押圧し、それによってこのレバーが時計と反対回りに旋回し、レバー710の第1のアーム712が操作機構42を押し下げ、それは、電動工作機械10の駆動モータ12が通電されるスイッチオン状態へと電気オン/オフスイッチ40が移行するまで行われる。シングルアーム切換爪702が再びリリースされると、操作機構42がレバー710の第1のアーム712に対して押圧し、その結果としてこのレバーが時計回りに旋回する。それにより、レバー710の第2のアーム714が突起716を半径方向外側に向かって押圧し、それにより、シングルアーム切換爪702は工具ハウジング24から持ち上げられた図14の位置を自動的にとり、電気オン/オフスイッチがスイッチオフ状態になる。

図16および図17−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、1つのアーム804が好適には回転点806で図1の電動工作機械10の工具ハウジング24の後側の端部区域46(図1参照)に枢支されるシングルアーム切換爪802を有するように好ましくは構成された、レバー状の操作部分800の第8の実施形態を示している。軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の、ここでも同じくインダイレクトに行われる制御は、工具ハウジング24で旋回可能に受容された、第1および第2のアーム810,812を有するダブルアームのレバー808によって行われ、第1のアーム810はここでは一例として第2のアーム812より明らかに長く構成されている。操作機構42は第1のアーム810に当接し、それに対して第2のアーム812は連結ロッド814を介して、シングルアーム切換爪802のアーム804のレバー軸816に対して少なくとも近似的に垂直に構成された突起818に枢支されている。

図16では電気オン/オフスイッチ40はオフ状態にあり、それにより電動工作機械10の駆動モータ12は通電されていない。操作力FBが作用すると、シングルアーム切換爪802が図17のように工具ハウジング24に当接し、それによってレバー808が連結ロッド814により図解のように時計と反対回りに旋回し、レバー808の第1のアーム810が電気オン/オフスイッチ40の操作機構42を押し下げて、これをスイッチオン状態に移行させる。シングルアーム切換爪802がリリースされるとこのプロセスが逆に進み、電気オン/オフスイッチ40は自動的に、操作部分800ないシングルアーム切換爪802が同時に工具ハウジング24から持ち上げられるスイッチオフ状態になる。

図18および図19−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、1つのアーム904が好ましくは回転点906で図1の電動工作機械10の工具ハウジング24の後側の端部区域46(図1参照)に枢支されるシングルアーム切換爪902を有する、レバー状の操作部分900の第9の実施形態を示している。軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の、ここでも好適には間接的に行われる制御は、長軸26と平行にスライド可能なように工具ハウジング24に受容された、第1および第2の端部910,912を備えるヨーク状ないしU字型の切換スライダ908によって行われる。

シングルアーム切換爪902のアーム904には、ヨーク状の切換スライダ908に操作部分900を枢着連結する役目を果たす、工具ハウジング24に対して半径方向で内方を向く三角形の突起914が一体成形されているのが好ましい。ヨーク状の切換スライダ908の第1の端部910は、複合的な回転・並進の運動経過を可能にする連結ジョイント916によって操作部分900と、ないしはアーム904と枢着結合されている。連結ジョイント916は、突起914にある長孔918ないしゲート案内部と、その中に収容された、ヨーク状の切換スライダ908の第1の端部910にあるピン920とを有するように構成されるのが好ましい。長孔918は長軸26に関して斜めに施工されている。ヨーク状の切換スライダ908の第2の端部912は、電気オン/オフスイッチ40の操作機構42に当接する。

図18の図面では、電気オン/オフスイッチ40はスイッチオフ状態にあり、軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた操作機構42が、ヨーク状の切換スライダ908および連結ジョイント916によって、操作部分900を工具ハウジング24から持ち上げられた図示する位置へと旋回させる。図19では操作力FBが操作部分900に作用しており、それにより、操作部分が回転点906を中心として時計回りに旋回し、ピン920が長孔918の中でスライドする。それによって切換スライダ908およびこれとともにその第2の端部912が長軸26と平行に電気オン/オフスイッチ40の方向へスライドし、それにより、その操作機構42が押し下げられて、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオンされる電気オン/オフスイッチ40のスイッチオン状態に到達する。電気オン/オフスイッチ40がスイッチオン状態にあるとき、図19から明らかなように、操作部分900は少なくとも部分領域で工具ハウジング24に当接するとともに、工具ハウジング24の長軸26と平行に延びる。操作部分900ないしシングルアーム切換爪902がリリースされると、すなわち操作力FBが操作部分900に作用しなくなると、このプロセスが逆に進み、電気オン/オフスイッチ40は、電動工作機械10の駆動モータ12が通電されない、図18で図解のスイッチオフ状態になる。

図20および図21−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、好適には上で説明したいずれの実施形態とも異なりトグルレバー切換爪1002を有するように構成された、好ましくは二重レバー状の操作部分1000の第10の実施形態を示している。これは第1および第2のアーム1004,1006を含んでいるのが好ましく、それらの互いに向き合う端部1008,1010が中央ジョイント1012で互いに枢着結合されている。中央ジョイント1012から離れるほうを向いている第1のアーム1004の他の端部1014は、回転点1016で工具ハウジング24に回転可能に受容されている。中央ジョイント1012から離れるほうを向いている第2のアーム1006の他の端部1018は、連結ジョイント1020でスライド可能かつ旋回可能なように受容される。中央ジョイント1012から離れるほうを向いている第2のアーム1006の端部1018には、これに対して少なくとも近似的に垂直に、軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた電気オン/オフスイッチ40の操作機構42に当接する操作アーム1022が好ましくは一体的に成形されている。上記のどの実施形態とも異なり、操作機構42は工具ハウジング24の後側の端部区域46から離れるほうを向いており、すなわち、反対向きに工具ハウジング24に組み込まれている。

図20から明らかなとおり、操作部分1000ないしトグルレバー切換爪1002は無負荷であり、ないしは利用者によりリリースされており、それにより、電気オン/オフスイッチ40はスイッチオフ状態にあり、電動工作機械10の駆動モータ12はスイッチオフされる。そして操作力FBが、長手方向に沿った任意の個所でトグルレバー切換爪1002に作用すると、これが少なくとも部分的に伸長した図21の状態へと移行する。このとき第2のアーム1006の端部1018がスライドし、これとともに操作アーム1022が工具ハウジング24の後側の端部区域46の方向へスライドして、操作機構42を操作し、ないしはこれを押し下げ、それにより、電気オン/オフスイッチ40がスイッチオン状態へと移行して、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオンされる。操作部分1000がリリースされ、ないしは無負荷のときはプロセスが逆に進行し、電気オン/オフスイッチ40は、トグルレバー切換爪20が操作機構42の力作用に基づいて工具ハウジング24から持ち上げられる位置へ押し戻される、図20のスイッチオフ状態へと自動的に移行する。

図22は、好ましくはやはりトグルレバー切換爪1102とともに構成される、二重レバー状の操作部分1100の第11の実施形態を例示している。これは第1および第2のアーム1104,1106を含んでいるのが好適であり、それらの互いに向き合う端部1108,1110が中央ジョイント1112で互いに枢着結合されている。中央ジョイント1112から離れるほうを向いている第1のアーム1104の他の端部1114は、共通の連結ジョイント1116で工具ハウジング24にスライド可能かつ旋回可能なように受容されている。中央ジョイント1112から離れるほうを向いている第2のアーム1106の他の端部1118は、回転ジョイント1120で回転可能ないし旋回可能なように受容される。工具ハウジング24には、L字型ないし山形の切換スライダ1124の第1の脚部1122が長手方向スライド可能に、ないし長軸26と平行にスライド可能に受容されるのが好ましい。第1の脚部1122に比較して縮小された長さを有し、これに対して横向きに延びる切換スライダ1124の第2の脚部1126は、電気オン/オフスイッチ40の操作機構42に当接する。

図22でスイッチオフ状態のとき、操作部分1100ないしトグルレバー切換爪1102は無負荷であり、電気オン/オフスイッチ40はスイッチオフ状態にあり、それにより電動工作機械10の駆動モータ12も同じくスイッチオフされる。軸方向で弾性作用により初期応力をかけられる電気オン/オフスイッチ40の操作機構42の力作用に基づき、トグルレバー切換爪1102の両方のアーム1104,1106は、工具ハウジング24から持ち上げられた位置にある。そして操作力FBが、トグルレバー切換爪1102に長手方向に沿った任意の個所でこれに作用すると、切換スライダ1124が工具ハウジング24の後側の端部区域46から離れるようにスライドし、操作機構42を押し下げ、操作機構が、電動工作機械10の駆動モータ12が通電されるスイッチオン状態へと移行する(図示せず)。操作部分1100がリリースされた場合にはプロセスが逆に進行し、電気オン/オフスイッチ40が図22のスイッチオフ状態に達する。

図23および図24−記述が進んでいく過程でこれらを同時に援用する−は、同じくトグルレバー切換爪1202を有するように構成された、好ましくは二重レバー状の操作部分1200の第12の実施形態を示している。これは第1および第2のアーム1204,1206を含んでいるのが好適であり、それらの互いに向き合う端部1208,1210が中央ジョイント1212で互いに枢着結合されている。中央ジョイント1212から離れるほうを向いている第1のアーム1204の他の端部1214は、回転ジョイント1216で工具ハウジング24に旋回可能ないし回転可能に受容されている。中央ジョイント1212から離れるほうを向いている第2のアーム1206の他の端部1218は、連結ジョイント1220でスライド可能かつ旋回可能なように工具ハウジング24と結合される。第2のアーム1206の端部1218には、これに対して鈍角のもとで、電気オン/オフスイッチ40の操作機構42に当接する操作アーム1222が構成されている。このとき電気オン/オフスイッチ40は、図20から図22の実施形態と比較して鏡像対称に工具ハウジング24で位置決めされる。

ここでは一例として中央ジョイント1212で旋回可能に支承されるロック部材116は、ブロック部材1224ならびにこれに対して直径上に配置された操作部材1226を含んでいるのが好ましい。図23のロック状態のとき、半径方向で外方を向いている工具ハウジング24の突起1228にブロック部材1224が当接し、それにより、操作部分1200の操作およびこれに伴う電動工作機械10の駆動モータ12の意図しないスイッチオンが可能でなくなる。ロック部材116はばね1230によって初期応力をかけられており、それにより、操作部分1200がリリースされた後は自動的に図23の位置へ旋回して戻る。

ロック状態を解消してロック部材116のロック解除状態を実現するには、ロック部材116をばね1230の力作用に抗して、矢印で図示する方向へ旋回させなければならない。操作力FBが操作部分1200へ同時に作用すると、トグルレバー切換爪1202が、アーム1204,1206が実質的に平行に工具ハウジング24に下面で当接する略完全に伸長した図24の位置に達し、このときブロック部材1224は突起1228に側方で当接し、ロック部材116は、工具ハウジング24に関して半径方向で内方に向かうトグルレバー切換爪1202の運動をもはや阻止しない。このときに操作アーム1222が工具ハウジング24の後側の端部区域46の方向へスライドして、電気オン/オフスイッチ40の操作機構42を押し下げ、それにより、これが−図24から明らかなように−スイッチオン状態に達し、電動工作機械10の駆動モータ12がスイッチオンされる。操作部分1200がリリースされ、ないしは操作力FBが存在しないときは運動プロセスが逆に進行し、トグルレバー切換爪1202は、軸方向で弾性作用により初期応力をかけられた操作機構42の力作用に基づき、電気オン/オフスイッチ40がオフ状態にあり電動工作機械10の駆動モータ12が通電されない、工具ハウジング24から持ち上げられた図23の位置へ押し戻される。

10 電動工作機械 12 駆動モータ 20 工具受容部 24 工具ハウジング 26 長軸 32,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200 操作部分 40 オン/オフスイッチ 42 操作機構 102,202,302,402,502,602 回転点 104,204,304,404,504,604 ダブルアーム切換爪 106,108,206,208,306,308,406,408,506,508,606,608 第1および第2のアーム 110,210 山形レバー 112,212 第1のアーム 114,214 第2のアーム 116 ロック部材 310 シングルアームのレバー 312 アーム 314 横方向アーム 316 連結ジョイント 410 トグルレバー 416 中央ジョイント 418 横方向アーム 420 連結ジョイント 510 制御カム 512 横方向アーム 514 復帰ばね 610,612 第1および第2の制御カム 616 横方向アーム 702,802,902 シングルアーム切換爪 706,806,906 回転点 710 ダブルアームのレバー 808 ダブルアームのレバー 814 連結ロッド 818 突起 908 切換スライダ 914 突起 916 連結ジョイント 1002,1102,1202 トグルレバー切換爪

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