Control panel assembly and method of manufacturing the same for home appliances

申请号 JP2003507839 申请日 2002-06-22 公开(公告)号 JP2004522309A 公开(公告)日 2004-07-22
申请人 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド; 发明人 カン,キ−ホ; キム,ミョン−ドク; ソン,ヨン−ハン;
摘要 本発明は、外観品質が向上し、安定的に作動する家電機器用コントロールパネルが開示される。 本発明は、最小一つ以上の家電機器を操作するためのスイッチ(42)及び動作状態を表示するための表示素子(43)が装着される 基板 (40)と、前記スイッチ(42)及び表示素子(43)にユーザが接近可能に形成される外観フィルム(60)と、前記基板(40)が内部に装着され前記外観フィルム(60)にインサート射出して一体に成型されるコントロールパネル(30)からなることを特徴とする。
权利要求
  • 最小一つ以上の家電機器を操作するためのスイッチ及び動作状態を表示するための表示素子が装着される基板と、
    前記スイッチ及び表示素子にユーザが接近可能に形成される外観フィルムと、
    前記基板が内部に装着され前記外観フィルムにインサート射出して一体に成型されるコントロールパネルからなることを特徴とする家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記基板上に防水層が形成されることを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記防水層がウレタンからなることを特徴とする請求項2に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記外観フィルムと前記スイッチ/表示素子とを互いに連動可能に連結させる中間フレームを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記中間フレームが前記スイッチを駆動させるための最小一つ以上の中間ボタンを含むことを特徴とする請求項4に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記中間フレームが前記表示素子を支持し、該表示内容を案内する最小一つ以上のサボータを含むことを特徴とする請求項4に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記中間ボタンは、
    所定の長さを有するように延長される本体及び前記本体と中間フレームとの間を弾性的に連結するレグを含むことを特徴とする請求項5に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記レグは螺旋状部材であることを特徴とする請求項7に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記サポータは、
    前記表示素子に対応する開口部及び前記開口部の縁から上下に延長される隔壁を含むことを特徴とする請求項6に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記中間フレームが前記中間ボタンの間ごとに形成される補強リブを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記コントロールパネルは前記スイッチに対応するボタン通孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記コントロールパネルは、前記表示素子に対応する表示通孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記コントロールパネルは透明又は半透明材質からなることを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記コントロールパネルはアクリロニトリル−ブタジェン−スチレンからなることを特徴とする請求項13に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記外観フィルムはコントロールパネルの前面部の全体を覆うことを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記外観フィルムは基板への水分浸透を防止するためにホールがない連続的な表面を有することを特徴とする請求項15に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記外観フィルムは、
    前記スイッチに対応するように形成されるボタン及び、
    前記表示素子に対応するように形成される表示窓を含み、前記ボタン又は表示窓にユーザの使用を補助するための文字、図形が所定色相と共に印刷されることを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記ボタンはユーザが押すことによって前記スイッチが作動するように前記スイッチに対応突出するように形成されることを特徴とする請求項17に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • 前記外観フィルムはポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネートからなることを特徴とする請求項1に記載の家電機器用コントロールパネル組立体。
  • ユーザが家電製品を作動し、動作状態を把握できるように外観フィルムを形成する段階と、
    前記外観フィルムに樹脂を射出して前記外観フィルムと一体に前記コントロールパネルを形成する段階と、
    前記外観フィルムが基板上に装着されるスイッチ及びボタンと連動可能に前記外観フィルムに一体化したコントロールパネルを前記基板に装着させる段階からなることを特徴とする家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記外観フィルム形成段階が、
    ローフィルムに作動及び動作状態の表示のための絵や文字を印刷する段階と、
    前記印刷したフィルムを既に設定した外観に合わせて熱によって成形する段階とを含むことを特徴とする請求項20に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記フィルムはポリカーボネート又はポリエチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求項21に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記絵や文字は前記フィルムが熱成形によって変形される時、所望の形状が示されるように印刷されることを特徴とする請求項21に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記フィルム熱成形段階が、
    前記所定形状の成形表面を有する成形金型内に前記印刷フィルムを安着させる段階と、
    前記フィルムに熱を加えて前記成形表面に前記フィルムが密着されるように圧力を加える段階と、
    前記成形金型内の圧力を一定時間維持して前記フィルムを成形表面と対応させる形状に形成する段階と、
    前記形成されたフィルムを前記成形金型から分離する段階とを含むことを特徴とする請求項21に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記フィルムが前記成形金型に装着されたヒーティングコイルによって加熱されることを特徴とする請求項24に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記フィルムが前記成形金型内に圧縮空気を注入することで加圧されることを特徴とする請求項24に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記熱整形段階以降に前記フィルムの成形された外観周辺をトリミングする段階を更に含むことを特徴とする請求項21に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記パネル形成段階は、
    前記成形されたフィルムの前面形状に対応する凹入部を有する第1金型に前記成形したフィルムを装着する段階と、
    前記フィルムが装着された第1金型に対向する第2金型を結合して第1金型と第2金型との間に成形キャビティを形成する段階と、
    前記成形キャビティの内部に樹脂を注入する段階と、
    前記樹脂が硬化して前記フィルムが一体化したコントロールパネルを金型から分離する段階とを含むことを特徴とする請求項20に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記フィルムは前記第1金型の凹入部に真空吸着して固定されることを特徴とする請求項28に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記装着されたフィルムの縁は安定的に安着するように前記第2金型に形成された支持部によって押されることを特徴とする請求項28に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記樹脂は前記フィルムに成形されたボタン及び表示窓に該当する部分に注入されないことを特徴とする請求項28に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記樹脂は透明又は半透明材質であることを特徴とする請求項28に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記樹脂はアクリロニトリル−ブタジェン−スチレンであることを特徴とする請求項32に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記樹脂は前記フィルムより溶融点が低いことを特徴とする請求項28に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 前記コントロールパネル及び基板装着段階以前に前記外観フィルムと前記スイッチ/ボタンとが連結されるように前記基板上に中間フレームを装着する段階とを更に含むことを特徴とする請求項20に記載の家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    技術分野本発明は、家電機器に関するもので、特に、家電機器を作動させ、その動作状態を表示するコントロールパネルの組立体に関する。
    【0002】
    背景技術図1には、関連技術による家電機器のコントロールパネル組立体の構成が分解斜視図で図示されている。 該図示によると、コントロールパネル組立体の外観をコントロールパネル1が形成する。 前記コントロールパネルは家電機器の片側外観を形成する。 このようなコントロールパネル1には多数の通孔3と弾性ボタン5が形成されている。 前記通孔3は下記説明のLEDの光を通過して家電機器の動作状態を表示できるようにする部分であり、前記弾性ボタン5はユーザが押して家電機器を操作するための信号を入するための部分である。
    【0003】
    このような弾性ボタン5は前記コントロールパネル1と複数のレグ6によって連結されるもので、前記レグ6の弾力により弾性ボタン5が押され元の位置に復帰できるようになっている。 前記弾性ボタン5はコントロールパネル1の内側に長く延設して次に説明する基板7上に設置するスイッチ8をオンオフする。
    前記コントロールパネル1の内側には基板7が設置される。 前記基板7は家電機器を操作するために信号を入力するためのスイッチ8と家電機器の動作状態を表示するLEDのような部品が設置され、前記LEDを支持し光を案内するサポータ9も設置される。 また、前記基板7上には前記部品以外に他の部品も設置される。 ここで前記スイッチ8は前記弾性ボタン5と対応する位置に設置され、前記LEDは前記通孔と対応する位置に設置される。
    【0004】
    次いで前記コントロールパネル1の表面にはウィンドウパネル10が備えられる。 前記ウィンドウパネル10には前記コントロールパネル1に形成された弾性ボタン5と通孔の対応位置に各々通孔12が形成される。 この時、前記弾性ボタン5に対応する通孔12はユーザが前記弾性ボタン5を押せるようにするものであり、前記通孔3に対応する通孔12は前記LEDの光が外部に出られるようにするものである。
    【0005】
    なお、前記ウィンドウパネル10の表面にはウィンドウフィルム15が付着される。
    前記ウィンドウフィルム15は前記ウィンドウパネル10に付着して前記通孔12を通じて外部の異物や分が内部に浸透できないようにする。 又、前記弾性ボタン5と対応する位置にはボタン17が突出形成され、前記通孔12と対応する位置には家電機器の動作状態を表示するための表示部18が形成される。 前記ボタン17及び表示部18にはその機能や動作などを表示するための文字や図形などが表示されている。
    【0006】
    このような構成を有する従来技術による家電機器のコントロールパネル組立体では前記ウィンドウフィルム15が前記ウィンドウパネル19に付着し、前記ウィンドウフィルム15が付着した状態のウィンドウパネル10が前記コントロールパネル1に溶着される。 また、前記コントロールパネル1の内側に前記基板7が安着される。
    前記のようにコントロールパネル組立体が組み立てられると、前記ウィンドウフィルム15のボタン17が前記ウィンドウパネル10の対応通孔12を通じて前記コントロールパネル1の弾性ボタン5に対応する位置にある。 また、前記ボタン17を押すと前記弾性ボタン5が押されて前記基板7のスイッチ8が操作される。
    【0007】
    また、前記ウィンドウフィルム15の表示部18に対応する通孔12と前記コントロールパネル1の通孔3を通じて前記基板のLEDの光が伝達される。 この時LEDの光は前記サポータ9によって案内される。 このようにLEDの光がウィンドウフィルム15に映されると表示部18と協力して家電機器の動作状態を表示する。
    【0008】
    しかしながら、従来技術には次のような問題があった。
    先ず、従来のコントロールパネル組立体はコントロールパネル1、基板7、ウィンドウパネル10及びウィンドウフィルム15で形成され、その構成部品の数が相対的に多い。 従って、各々の部品を別々に製作する必要があるので製造費用が高くなる。 又、各々の構成部品を組み立てるための組立作業の作業性が劣るという問題があった。
    又、前記のような構成の従来技術では前記LEDを支持し、その光を案内するためのサポータ9が多数に分離して形成される。 このようにサポータ9を多数で形成することは前記LEDの間に設置されるスイッチ8と前記コントロールパネル1に形成された弾性ボタン5との間の連動が円滑に成されるようにするためである。
    【0009】
    しかしながら、このような構成によって前記サポータ9の設置状態を堅固なものにできなかった。 これは各々のサポータ9の下部が前記基板7に挿入され、ウレタンコーティングによって固定される程度に締結するしかなかったからである。
    このようになると前記サポータ9によって案内されるLEDの光が正確に前記表示部18に伝達できなくなるという問題が発生する。
    【0010】
    また、前記弾性ボタン5が前記コントロールパネル1に形成されていて前記コントロールパネル1と基板7の間の組立状態が正確にならないと、前記弾性ボタン5によってスイッチ8の操作が正確にならないという問題も発生する。
    なお、前記コントロールパネル1に形成された弾性ボタン5は多数個が隣接して形成されるが、このように弾性ボタン5が隣接して形成されることによって弾性ボタン5が押されるとき、隣接した弾性ボタン5も押されるようになる。 従って、隣接したスイッチ8が同時に操作されるという問題が発生することもある。
    【0011】
    又、前記ウィンドウフィルム15がウィンドウパネル10だけを覆うように付着していてコントロールパネル1とウィンドウパネル10との間を通じて内部に水分が伝達される可能性があり、コントロールパネル1の外観が前記ウィンドウフィルム15の付着部分と未付着部分とに分けられて外観上美麗ではなく、長時間使用の時に前記ウィンドウフィルム15が付着している部分と未付着部分との間でカラー差が多くなるという問題もあった。
    【0012】
    発明の開示従って、本発明は前記のような従来技術の問題を解決するためのもので、全体構成が簡単になっているコントロールパネル組立体を提供するものである。
    本発明の他の目的はコントロールパネル組立体の外観のデザイン性を高めるためである。
    本発明の他の目的は外部の異物がコントロールパネルの内部に侵入しないようにするものである。
    本発明の更に他の目的は長時間使用してもコントロールパネルのカラーなどが変色しないようにするものである。
    【0013】
    上記目的を達成するための本発明によると、最小一つ以上の家電機器を操作するためのスイッチ及び動作状態を表示するための表示素子が装着される基板と、前記スイッチ及び表示素子にユーザが接近可能に形成される外観フィルムと、前記基板が内部に装着され前記外観フィルムにインサート射出して一体に成型されるコントロールパネルからなる家電機器用コントロールパネル組立体を提供する。
    【0014】
    本発明のコントロールパネル組立体は前記外観フィルムと前記スイッチ/表示素子とを互いに連動可能に連結させる中間フレームを更に含むことが望ましい。
    前記中間フレームは前記スイッチを駆動するための最小一つ以上の中間ボタン及び前記表示素子を支持し該表示内容を案内する最小一つ以上のサポータを含む。
    前記中間フレームは望ましくは前記中間ボタンの間ごとに形成される補強リブを更に含む。
    【0015】
    なお、本発明の第2形態によると、ユーザが家電製品を作動させ、動作状態を把握できるように外観フィルムを形成する段階と、前記外観フィルムに樹脂を射出して前記外観フィルムと一体に前記コントロールパネルを形成する段階と、前記外観フィルムが基板上に装着されるスイッチ及びボタンと連動可能に前記外観フィルムに一体化したコントロールパネルを前記基板に装着させる段階からなる家電機器用コントロールパネル組立体の製造方法を提供する。
    前記外観フィルム形成段階は、ロー(raw)フィルムに作動及び動作状態の表示のための絵や文字を印刷する段階と、前記印刷したフィルムを既に設定した外観に合わせて熱によって成形する段階とを含む。
    【0016】
    より詳細には、前記フィルム熱成形段階は、前記所定形状の成形表面を有する成形金型内に前記印刷されたフィルムを安着させる段階と、前記フィルムに熱を加えて前記成形表面に前記フィルムが密着するように圧力を加える段階と、前記成形金型内の圧力を一定時間維持して前記フィルムを成形表面と対応する形状に形成する段階と、また前記形成されたフィルムを前記成形金型から分離する段階を含む。
    【0017】
    前記パネル形成段階は、前記成形されたフィルムの全面形状と対応する凹入部を有する第1金型に前記成形したフィルムを装着する段階と、前記フィルムが装着された第1金型に対向する第2金型を結合させて第1金型と第2金型との間に成形キャビティを形成する段階と、前記成形キャビティの内部に樹脂を注入する段階と、前記樹脂が硬化して前記フィルムが一体化になったコントロールパネルを金型から分離する段階とを含む。
    このような構成を有する本発明によるとコントロールパネル組立体の外観品質を高めることができ、外部の異物がコントロールパネル組立体の内部に伝達することを防止することができ、コントロールパネル組立体の組立を非常に容易にできる。
    【0018】
    発明を実施するための最良の形態以下、添付の図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。
    図2は本発明による家電機器用コントロールパネル組立体の望ましい実施例を示す分解斜視図であり、図3は本発明のコントロールパネル組立体の中間フレームを示す底面斜視図である。
    【0019】
    本発明によるコントロールパネルは各種全ての家電機器に適用可能であるが、以下では特に洗濯機に適用する実施例について説明する。
    図示したように本発明のコントロールパネルは全体的にコントロールパネル30、前記コントロールパネル30内に装着される基板40、また、前記コントロールパネル30の全面に位置する外観フィルム60からなる。
    【0020】
    先ず、前記コントロールパネル30は図2に示すように、コントロールパネル組立体の外観を形成する。 前記コントロールパネル30は既に成形された前記外観フィルム60にインサートされるように樹脂を射出して形成する。 即ち、前記コントロールパネル30は前記外観フィルム60と一体に形成する。 従って、前記コントロールパネル30は外観フィルム60が実質的に単一化して製造工程で組み立てられる部品の数は相対的に減り、コントロールパネルデザインの統一性を維持できる。 また、射出物のコントロールパネル30は前記外観フィルム60が保護する役割をしてコントロールパネル30の変色を防止できる。
    【0021】
    又、前記コントロールパネル30には最小一つ以上のボタン通孔32が形成され、該ボタン通孔32は後述する基板40のスイッチ42の対応位置に形成される。 これと共に最小一つ以上の表示通孔34が前記コントロールパネル30に形成され、前記表示通孔34は基板40の表示素子43に対応する位置に形成される。 前記コントロールパネル30は外観を向上するために透明又は半透明材質からなり、望ましくはABS(アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン)で製造する。
    【0022】
    前記基板40は本発明のコントロールパネル組立体の底面を形成し、前記組立体内に内蔵する各種部品などを支持する。 かかる基板40上に家電機器の操作のための部品のスイッチ42と家電機器の動作状態を表示する部品の表示素子43などが設置される。 前記スイッチ42は家電機器の操作のために必要とされる信号を出力し、前記表示素子43はLED又はLCDなどが用いられる。
    特に本発明のコントロールパネル組立体が洗濯機に適用される場合、故障を防止するためには防水がなによりも重要である。 従って、前記基板40上には前記スイッチ及び表示素子43が水と接触しないように防水層が形成されるのが望ましい。 こうした防水層は各種材質で形成され得るが一般的にはウレタンが一番多く使用される。
    【0023】
    前記外観フィルム60は上述したように基本的に前記コントロールパネル30と一体化する。 ここで、前記外観フィルム60は前記フロントパネルの外観向上及び変色防止のために前記フロントパネル30の前面部30aの全体を覆う。 また、望ましくは前記基板40への水分及び異物が浸透しないようにホールがない連続的な表面を有する。
    【0024】
    また、前記外観フィルム60はユーザが前記スイッチ42及び表示素子43に接近可能にするように、即ち、ユーザが前記スイッチ42を作動させたり表示素子43から情報が得られるように形成される。 このために前記外観フィルム60は前記スイッチ42に対応形成するボタン62及び前記表示素子43に対応形成する表示窓64を含む。 ここでユーザが押した時、前記スイッチ42が作動するように前記ボタン62は前記外観フィルム60の表面に前記スイッチ42に対応して突出形成される。 前記表示窓64には前記コントロールパネル30の表示通孔34を通じて表示素子43の光が伝達される。 又、前記コントロールパネル30が透明又は半透明の材質の場合、前記表示素子43の光は前記表示通孔34を通じることなく直接前記表示窓64に伝達され得る。
    【0025】
    このような外観フィルム60,特に前記ボタン及び表示窓64にはユーザの家電機器使用を補助するための文字、図形、所定のカラーを印刷できる。 また、前記ボタン62は多様なデザインを有するために透明に形成できるが、この場合前記ボタン62を通じてコントロールパネル組立体内部が露出されるので外観上良くない。 従って、所定の大きさの仕上げ部材(図示せず)はコントロールパネル組立体の内部がユーザに露出しないように透明にしたボタン62の後面につなげるのが望ましい。 前記仕上げ部材には前記透明にしたボタン62を通じて示すように一定のカラーが印刷され、また、文字及び図形が更に印刷され得る。
    【0026】
    なお、前記外観フィルム60(即ち、ボタン62及び表示窓64)は前記スイッチ42及び表示素子43と直接連結及び連動できるが、より安定的な作動のために中間フレーム50が前記外観フィルム60と前記スイッチ42/表示素子43との間に更に提供されるのが望ましい。 前記中間フレーム50は前記外観フィルムと前記スイッチ/表示素子とを互いに連動可能に連結させる。
    【0027】
    より詳細には、前記中間フレーム50には前記スイッチ42を駆動するための中間ボタン52が具備される。 前記中間ボタン52は図示したように所定の長さで延長される本体52a及び前記本体52aと中間フレーム50との間を弾性的に連結するレグ52bを含む。 前記本体52aは実質的に前記中間フレームから突出し、その下部は前記スイッチ42と接触し上部は前記コントロールパネル30のボタン通孔32内に位置される。 また、前記レグ52bは前記本体52aに加えられる力によって前記本体52aが弾性的に作動するようにする。
    【0028】
    即ち、前記中間ボタン52に力が加えられるたびに、前記レグ52bが弾性変形しながら前記本体52aが押されて前記スイッチ52をオンオフさせる。 また、力が除去されると、前記レグ52bが復元されて本体52aは元の位置に復元されるものである。 こうしたレグ52bは適切な弾性力を有するように螺旋状部材であることが望ましい。
    【0029】
    前記中間フレーム50には又サポータ54が一体に形成される。
    前記サポータ54は前記表示素子43に対応する開口部54a及び前記開口部54aの縁から上下に延長される隔壁54bを含む。 即ち、図示したように前記サポータ54は実質的にチャンネル形状を有する。 これによって前記隔壁54bの下部は表示素子43を支持し、より安定的な支持のために前記下部は前記基板40に安着することが望ましい。 また、前記隔壁54bの上部は前記開口部54aと共に前記表示素子43の光を表示窓64まで案内する役割を果たす。
    【0030】
    又、前記中間フレーム50には多数の締結部56が形成される。
    前記締結部56は前記基板40上に前記中間フレーム50を締結するためのものである。 ここで、前記締結部56はスクリューによって締結され得る。
    上述したように本発明では前記中間ボタン52及びサポータ54が従来技術のように別々に形成されず中間フレーム50に一体化する。 従って、全体部品数が減って、作業数も減ることになる。
    【0031】
    又、前記中間フレーム50が締結部56によって基板40に固定され、サポータ54の下部もやはり前記基板40上に支持されるので全体的に前記中間フレーム50が堅固に基板40に支持される。 従って、前記中間ボタン52は押される時、正確に前記スイッチ42を作動させることができ、前記サポータ54も前記表示素子43の光を表示窓64まで正確に案内できる。
    【0032】
    なお、前記中間フレーム50には多数のレグ52bが形成されることで実質的に強度を弱化でき、これによって一つの中間ボタン52が押される時、隣りのボタンも共に連動する場合が発生する。 このために望ましくは前記中間フレーム50は前記中間ボタン52の間ごとに形成される補強リブ58を更に含む。 前記補強リブ58は図3に示すように中間フレーム50の後面に形成され、図示してはいないが、中間フレーム50の全面に形成され得る。 かかる前記補強リブ58は前記基板40上に安着して中間フレーム50を支持する役割をしている。 また、補強リブ58によって中間フレーム50の強度が補強される。 従って、いずれか一つの中間ボタン52が押される時、他の中間ボタン52も共に押されることがなく、従って、家電機器の誤動作が防止される。
    【0033】
    前記中間フレーム50は本実施例で2部分に分離しているが、設計条件によて一体に形成することもできる。
    以下、上述した本発明によるコントロールパネル組立体の製造方法を説明する。
    先ず、前記外観フィルム60はユーザが家電機器を作動させ動作状態を把握できるように準備する。
    図4aにはロー(raw)のフィルム状態の外観フィルム60が図示されている。
    【0034】
    前記ローフィルムはPET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)で形成する。 かかるローフィルムの表面に家電機器の動作状態を表示するための絵や文字を印刷する。 また、前記絵や文字を印刷すると共に前記外観フィルム60の表面には特定されたカラーが塗られる。 例えば、一般的に前記コントロールパネル組立体の周辺に位置するトップカバやドア部と同一のカラーで塗られ、電子機器のデザインによって特定されたカラーで塗られる。
    【0035】
    図4bには、外観フィルム60の表面に地色が塗られ絵や文字が印刷された状態に示されている。 ここで地色が塗られた部分は点線で表示した領域であり、前記点線は外観フィルム60の概略的な外形である。
    なお、前記外観フィルム60の表面に印刷される絵や文字は次の工程の熱成形工程における変形を考慮して印刷する。 即ち、前記絵や文字は前記外観フィルム60が熱成形によって変形される時、所望の形状を示すように印刷する。 例えば、最終的な図形形状が円形であれば変形を考慮して楕円形に印刷できる。
    【0036】
    次に前記印刷したフィルム60を熱によって成形し、既に設定した外観に合う形状を有するようにする。 こうした熱成形段階において、先ず図5aに示すように、第1金型70と第2金型72が形成される成形キャビティ73に印刷したフィルムを位置させる。 この時前記外観フィルム60の縁は前記金型70,72の外部に突出される。
    【0037】
    このような状態で前記印刷したフィルムに熱を加え、同時に圧力が加えられる。 より詳細には前記フィルム60は前記第2金型72に備えられたヒーティングコイル74によって加熱される。 また、前記成形キャビティ73の内部に圧縮空気注入口75を通じて圧縮空気を吹き込むことにより前記フィルム60は加圧される。 従って、前記成形キャビティ63の内部の圧力が高くなって加熱された外観フィルム60は図5bに示すように第1金型70の成形表面70`に密着される。
    【0038】
    以降前記外観フィルム60は所定時間の間、圧縮空気が投入された状態で前記成形表面70`に密着維持される。 従って、外観フィルム60が前記成形表面70`に対応する形状、即ち、既に設定した所望の形状を有する。 前記外観フィルム60の表面の突出したボタン62も前記成形表面70`によって同時に形成され、かかる熱成形された外観フィルム60が図4cに示されている。 また、成形が完了すれば、前記第1金型70と第2金型72を分離して成形された外観フィルム60を分離させる。
    【0039】
    以降、追加的に分離した外観フィルム60の成形された外観周辺はトリミングされて図4dに示すように完全な外観フィルム60が得られる。
    かかる外観フィルム形成段階が完了されると、前記外観フィルム60にインサートされるように樹脂を射出して外観フィルム60と一体になるようにコントロールパネル30が形成される。 このための一連の過程は図6a―図6dを参照して説明すると次の通りである。
    【0040】
    先ず、図6aに示すように前記外観フィルム60の対応形状を有する凹入部80`を備える第1金型80に前記成形された外観フィルム60を安着させる。 前記第1金型80は外部から前記第1凹入部80`まで延長される吸着口81を含む。 前記吸着口81を通じて空気を抜き出すことによって前記凹入部80`と安着したフィルム60との間には真空状態が形成され、これによって前記外観フィルム60は前記凹入部80`に確実に固定される。
    【0041】
    次に前記第1金型80の凹入部80`と略形合する形状を備える第2金型82を図6bに示すように第1金型80と結合させる。 このように結合することによって前記第1金型80と第2金型82との間には成形キャビティ83が形成される。 前記第2金型82には図示したように前記ボタン及び表示通孔32、34などを形成させるための多数の突起85が形成され、これらは各々先ず形成された外観フィルム60のボタン62及び表示窓64に対応するように位置される。 又、第1及び第2金型80,82が結合するとき、前記外観フィルム60の縁は第2金型82の支持端84によって支持され、これによって第1金型80の凹入部80`の正位置に安着される。
    【0042】
    また、前記金型80,82の間の成形キャビティ83にコントロールパネル30を形成するための樹脂30`が注入口86を通じて図6cに示すように投入され始める。 このように樹脂30`が前記成形キャビティ83に完全に投入された状態が図6dに示される。 前記樹脂30`は前述したように第2金型の突起85によって前記フィルム60のボタン62及び表示窓64と対応する成形キャビティ83の一部分には注入されない。 ここで、前記樹脂30`は外観向上のために透明又は半透明のABSが用いられる。 また、前記樹脂30`が外観フィルムより溶融点が高い場合成形キャビティ83に注入時前記外観フィルム60が変形され得る。 従って、前記樹脂30`は前記外観フィルム60より溶解点が低いのが望ましい。
    【0043】
    樹脂30`を投入した後、所定の時間が経過すると前記樹脂30`は硬化してコントロールパネル30になり、この時前記外観フィルム60はコントロールパネル30にインサートされて一体になる。
    コントロールパネル30の形成が完了されると、一体化した外観フィルム60/コントロールパネル30は前記基板40に装着される。 また装着時、前記ボタン62及び表示窓64は前記スイッチ42及び表示素子43と各々対応するように位置されることによってこれらは前記ボタン通孔32及び表示通孔34を通じて互いに連動可能になる。 即ち、前記ボタン62が押されると前記スイッチ42が押されて家電機器は指定された動作を行う。 また、前記表示素子43によって示される作動状態情報は前記表示通孔34を通じて前記表示窓64でユーザに表示される。
    【0044】
    もし、前記中間フレーム50が適用される場合、前記コントロールパネル30及び基板40との結合前に前記基板40上には前記中間フレーム50が装着される。 より詳細には前記中間ボタン52はボタン62とスイッチ42とを連結し前記サボータ54は表示窓64と表示素子43とを連結する。 これによってユーザが前記ボタン62を押すと前記中間ボタン52によって該当するスイッチ42が中間ボタン52によって正確に作動する。 また、同様に表示素子43の情報は表示窓64を経て、より明確に表示窓64に伝達される。 即ち、前記中間フレーム50はコントロールパネル組立体の作動安定性を一時的に保障する。
    【0045】
    又、前記中間フレーム50は前記締結部56によって前記基板40に締結され、前記中間フレーム50の補強リブ58とサポータ54は前記基板上に支持される。 結果的に前記中間フレーム50が安定的に前記基板上に装着されることで前記中間ボタン52及びサポータ54は正確に作動することになり全体的に作動安定性は更に向上する。
    以上本発明の好適な一実施形態に対して説明したが、前記実施形態のものに限定されるわけではなく、本発明の技術思想に基づいて種々の変形又は変更が可能である。
    【0046】
    産業上の利用可能性以上説明したように、本発明による家電機器のコントロールパネル組立体は相対的に構成部品の数が減り、これによって組立作業の作業性が大きく改善される効果がある。
    又、中間ボタンとサポータを中間フレームに一体に形成して基板上に装着するようにしたので表示素子の光が正確に案内され中間ボタンとスイッチとの連動が正確になされることができ、コントロールパネル組立体の動作信頼性が高くなる。
    なお、前記コントロールパネルの全面にインサートされる外観フィルムによりコントロールパネルの内部への異物が伝達されることを効果的に防止できると共に、コントロールパネル組立体の外観品質が高くなり射出物である前記コントロールパネルの変色を効果的に防止できる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】
    図1は、従来技術による家電機器用コントロールパネル組立体を示す分解斜視図である。
    【図2】
    図2は、本発明による家電機器用コントロールパネル組立体の望ましい実施例を示す分解斜視図である。
    【図3】
    図3は、本発明のコントロールパネル組立体の中間フレームを示す底面斜視図である。
    【図4】
    図4a―図4bは、本発明の外観フィルムを形成する段階を順次に示す斜視図である。
    【図5】
    図5a及び5bは、本発明の外観フィルムを熱成形する段階を示す断面図である。
    【図6】
    図6a及び図6bは、本発明のコントロールパネルを成形する段階を順次に示す断面図である。

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