Electronics

申请号 JP2007208728 申请日 2007-08-10 公开(公告)号 JP5004715B2 公开(公告)日 2012-08-22
申请人 キヤノン株式会社; 发明人 正毅 松尾;
摘要
权利要求
  • 複数の操作ボタンを並べて配置し、各操作ボタンを介して基板上の各スイッチが押圧可能に構成されている電子 機器において、
    複数の第1の操作ボタンが離間して形成される第1のボタンユニットと、
    第2の操作ボタンが形成される第2のボタンユニットと、を備え、
    前記第1のボタンユニットには、前記複数の 第1の操作ボタンのうちの2つの 第1の操作ボタンを離間して連結すると共に弾性力により押圧された操作ボタンを復帰させる連結部 が形成され
    前記第2の操作ボタンが前記2つの第1の操作ボタンの間に位置し、前記連結部 が前記第2の操作ボタンの下に位置する ように、前記第1のボタンユニットおよび前記第2のボタンユニットを配置することを特徴とする電子 機器
  • 前記 第2の操作ボタン は、被押圧面であるキートップの裏面に前記連結部が位置する切欠き部 が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子 機器
  • 前記第1の操作ボタン および前記第2の操作ボタンに、被押圧面であるキートップと、 前記キートップ の裏面から垂直に延びて前記スイッチを押圧可能なスイッチ押圧部と がそれぞれ形成され
    前記スイッチ押圧部は、発光素子からの光を導光する導光部材と一体に構成されていることを特徴とする請求項1 または2に記載の電子 機器
  • 前記電子機器は、穴部が形成される固定部材を備え、
    前記連結部には、突起部が形成され、
    前記突起部が前記穴部に挿入されることで、前記連結部は前記固定部材に固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。
  • 複数の操作ボタンを並べて配置し、各操作ボタンを介して基板上の各スイッチが押圧可能に構成されている電子機器において、
    複数の第1の操作ボタンが離間して形成される第1のボタンユニットと、
    複数の第2の操作ボタンが離間して形成される第2のボタンユニットと、を備え、
    前記第1のボタンユニットには、前記複数の第1の操作ボタンのうちの2つの第1の操作ボタンを離間して連結すると共に弾性力により押圧された操作ボタンを復帰させる第1の連結部が形成され、
    前記第2のボタンユニットには、前記複数の第2の操作ボタンのうちの2つの第2の操作ボタンを離間して連結すると共に弾性力により押圧された操作ボタンを復帰させる第2の連結部が形成され、
    前記第2の操作ボタンが前記2つの第1の操作ボタンの間に位置し、前記第1の連結部が前記第2の操作ボタンの下に位置し、前記第1の操作ボタンが前記2つの第2の操作ボタンの間に位置し、前記第2の連結部が前記第1の操作ボタンの下に位置するように、前記第1のボタンユニットおよび前記第2のボタンユニットを配置することを特徴とする電子機器。
  • 前記第1のボタンユニットには、被押圧面である第1のキートップの裏面に前記第2の連結部が位置する第1の切欠き部が形成され、
    前記第2のボタンユニットには、被押圧面である第2のキートップの裏面に前記第1の連結部が位置する第2の切欠き部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  • 前記電子機器は、複数の穴部が形成される固定部材を備え、
    前記第1の連結部には、第1の突起部が形成され、
    前記第2の連結部には、第2の突起部が形成され、
    前記第1の突起部および前記第2の突起部が前記穴部にそれぞれ挿入されることで、前記第1の連結部および前記第2の連結部は、前記固定部材にそれぞれ固定されることを特徴とする請求項5または6に記載の電子機器。
  • 前記第1のボタンユニットには、前記第1の連結部が両側に形成される両持ち操作ボタンと、前記第1の連結部が片側に形成される片持ち操作ボタンが形成され、
    前記片持ち操作ボタンと前記第1の突起部との間の前記第1の連結部の結合部の大きさを、前記両持ち操作ボタンと前記第1の突起部との間の前記第1の連結部との結合部の大きさより大きくすることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  • 说明书全文

    本発明は、複数の操作ボタンを有する電子装置に関する。

    近年、高性能で小型の電子機器の需要が益々増大し、複数の操作ボタンを有する電子装置の一層の小型化が要求されている。 従来の電子機器は、複数の操作ボタンを一列に並べて狭いスペース内に収めている。

    例えば、特許文献1の電子装置は、一対の構成部材を上下に結合してケースに固定している。 各構成部材は、帯状のベースと、ベースの長手方向に直交して延びてベースに支持部を介して支持され、ベースの長手方向に等間隔で並んだ複数の操作ボタンと、を有する。 上下の構成部材が結合されると、それらの操作ボタンはベースの長手方向に交互に並ぶ。 ケースは操作ボタンを露出し、ケースの突起をベースの取付穴に嵌合すると共にベースをケースに接着することによってケースと構成部材は固定される。

    特開平10−294044号公報

    特許文献1では、操作ボタンの被押圧面(上面)であるキートップに垂直な方向から見た場合にキートップの外部に張り出したベースや支持部が電子装置の小型化を妨げている。 また、キートップに垂直な方向においても、構成部材が上下に結合されるためにベースと支持部の2枚分のスペースが必要となる。 また、ケースの突起をベースの取付穴に挿入する際にベースや支持部が変形して操作ボタンの操作性が悪くなる。 更に、ベースとケースとの間の接着は、操作ボタン操作時の応により、剥がれ易くなる。

    本発明の目的は、小型の電子装置を提供することにある。

    本発明の一側面は 、複数の操作ボタンを並べて配置し、各操作ボタンを介して基板上の各スイッチが押圧可能に構成されている電子機器において、 複数の第1の操作ボタンが離間して形成される第1のボタンユニットと、第2の操作ボタンが形成される第2のボタンユニットと、を備え、前記第1のボタンユニットには、前記複数の第1の操作ボタンのうちの2つの第1の操作ボタンを離間して連結すると共に弾性力により押圧された操作ボタンを復帰させる連結部が形成され前記第2の操作ボタンが前記2つの第1の操作ボタンの間に位置し、前記連結部が前記第2の操作ボタンの下に位置するように、前記第1のボタンユニットおよび前記第2のボタンユニットを配置することを特徴とする。
    また、本発明の一側面は 、複数の操作ボタンを並べて配置し、各操作ボタンを介して基板上の各スイッチが押圧可能に構成されている電子機器において、 複数の第1の操作ボタンが離間して形成される第1のボタンユニットと、複数の第2の操作ボタンが離間して形成される第2のボタンユニットと、を備え、前記第1のボタンユニットには、前記複数の第1の操作ボタンのうちの2つの第1の操作ボタンを離間して連結すると共に弾性力により押圧された操作ボタンを復帰させる第1の連結部が形成され、前記第2のボタンユニットには、前記複数の第2の操作ボタンのうちの2つの第2の操作ボタンを離間して連結すると共に弾性力により押圧された操作ボタンを復帰させる第2の連結部が形成され、前記第2の操作ボタンが前記2つの第1の操作ボタンの間に位置し、前記第1の連結部が前記第2の操作ボタンの下に位置し、前記第1の操作ボタンが前記2つの第2の操作ボタンの間に位置し、前記第2の連結部が前記第1の操作ボタンの下に位置するように、前記第1のボタンユニットおよび前記第2のボタンユニットを配置することを特徴とする。

    本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。

    本発明によれば、小型の電子装置を提供することができる。

    以下、添付図面を参照して、本発明の一実施例のデジタルカメラ(電子機器)について説明する。

    図1は、本発明の実施例1のデジタルカメラ100の正面側の斜視図、図2はデジタルカメラ100の背面側の斜視図、図3はデジタルカメラ100の底面図、図4はデジタルカメラ100の背面側の分解斜視図である。 図2に示すように、X方向、Y方向及びZ方向をデジタルカメラ100の長さ方向、高さ方向、奥行き方向に設定する。 X方向、Y方向及びZ方向はそれぞれ直交する。

    101は撮影光学系を構成する鏡筒、102はカメラ上部を覆う上カバー、103、104、105はそれぞれ前カバー、背面カバー、側面カバー、106は基板に実装された端子類を保護するコネクタカバーである。

    図4に示すように、背面カバー(筐体)104は、略四柱形状の凹部104aを有する。 凹部104aは、後述する電子装置200の少なくとも一部、即ち、ボタンユニット220及び230を収納する。 凹部104aの下には後述する電子装置200の基板210が固定される。 凹部104aは、XY平面と平行である底面とZ方向に延びる4つの側面により形成されている。 凹部104aは、4つの円柱形状の穴部104b、9つの四角柱形状の穴部104c、2つの四角柱形状の穴部104dを有する。

    各穴部104bは、Y方向においては凹部104aの中央に設けられ、Z方向に延びる貫通孔であり、後述するスイッチ押圧部を対応するスイッチに案内する。 4つの穴部104bは、X方向に等間隔で並んでいる。 穴部104cは、図4に示す凹部104aの左端にのみY方向に2つ設けられている。 但し、残りの7つの穴部104cは、Y方向においては凹部104aの中央に設けられ、Z方向に延びる貫通孔であり、後述する係止部が挿入される。 7つの穴部104cは、X方向に等間隔で並んでいる。 穴部104dは、図4において左から二番目の穴部104aのY方向下側(図示せず)と、左から三番目の穴部104aのY方向上側に設けられている。 穴部104dには、後述する連結部の突起が挿入される。

    107は、ポップアップストロボであり、図1及び図2の収納状態と非図示の起立状態の間でカメラ本体に対して移動可能に構成されている。 108はAF補助光窓、109は撮影画像の確認・再生、撮影条件などの各種情報を表示する液晶表示装置である。 110は操作ダイヤルであり、中央の操作ボタンと周囲のダイヤルから構成され、回動可能で且つ上下左右4箇所に押し込み可能である。

    111はストラップ紐を通す孔を備えたストラップリング、113は撮影準備及び撮影開始機能を備えた所謂レリーズ操作ボタンである。 112は光学式変倍機能或いはデジタル式変倍機能において、倍率調節用のズームレバーであり、レリーズ操作ボタン113の中心に回動可能に設けられている。 114はカメラ本体の電源のON/OFFを行うパワー操作ボタン、115は各種撮影モードを選択するモードダイヤル、116はカメラ本体に対してスライド及び回動動作が可能な電池蓋である。 117は電池蓋116の不用意なスライドを抑止する電池蓋ロックレバー、118はカメラ本体を三脚台に固定する際に使用される三脚穴である。

    デジタルカメラ100は、図4に示すように、電子装置200を有する。 電子装置200は、複数の操作ボタンを一列に配置し、各操作ボタンを介して基板上の各スイッチが押圧可能に構成されており、基板210と、一対のボタンユニット220及び230と、を有する。

    基板210は、カメラ本体内に図示しないネジ穴121を介して固定されたシャーシ120に保持され、硬質プリント基板又はフレキシブルプリント基板から構成される。 基板210は、操作ボタンの数に対応した4つの(電気)スイッチ212、214、216及び218を有する。 基板210は、帯状形状を有してX方向に延びる。 スイッチ212乃至218は、等間隔で配置された円形形状を有し、X方向に並んでいる。 後述するように、スイッチ212乃至218は操作ボタンが押圧されるとオンになり、押圧が解除されるとオフとなる。

    ボタンユニット(第1のボタンユニット)220は、導光部材221と、一対の操作ボタン222及び224と、連結部226とを有する。 ボタンユニット(第2のボタンユニット)230は、一対の操作ボタン232及び234と、連結部236とを有する。

    導光部材221は操作ボタン222に接着等により固定され、ある機能を選択すると導光部材221の直下に備えられたLED(Light Emitting Diode)等の発光素子が発光し、該機能を選択した状態であることをユーザに告知する。

    一対の操作ボタン222及び224はX方向に離れており、一対の操作ボタン232及び234はX方向に離れている。 操作ボタン222、224、232、234はユーザが撮影条件などを設定する際に押圧されるボタンである。

    操作ボタン222のX方向の長さ(即ち、その端面222aから222bまでの距離)をL 11 、操作ボタン224のX方向の長さ(即ち、その端面224aから224bまでの距離)L 12とする。 また、操作ボタン222及び224のX方向の間隔(即ち、操作ボタン222の端面222bから操作ボタン224の端面224aまでの距離)をL 13とする。 同様に、操作ボタン232のX方向の長さ(即ち、その端面232aから232bまでの距離)をL 21 、操作ボタン234のX方向の長さ(即ち、その端面234aから234bまでの距離)L 22とする。 また、操作ボタン232及び234のX方向の間隔(即ち、操作ボタン232の端面232bから操作ボタン234の端面234aまでの距離)をL 23とする。 すると、L 11 =L 12 =L 21 =L 22 =L、L 13 =L 23 ≒Lが成立する。

    このように、操作ボタン222、224、232及び234はX方向の長さは、全てLで等しい。 また、操作ボタン222及び224の間隔と、操作ボタン232及び234の間隔は等しく若干Lよりも大きい。 また、操作ボタン222、224、232及び234のY方向の長さもHで等しい。 操作ボタン222、224、232及び234は、それぞれ上から見ると略同じ長方形形状をしているが、操作ボタン222と234は一隅に面取部222cと234cを有する。

    本実施例は、電子装置200がデジタルカメラ100に搭載される際には、ボタンユニット220及び230は組み合わされる。 組み合わせの際には、ボタンユニット220の操作ボタン222及び224とボタンユニット230の操作ボタン232及び234がX方向において交互に並ぶように配置される。 即ち、図2及び図5に示すように、操作ボタンは、222、232、224及び234の順番でX方向に一列に並ぶ。 ここで、図5は、電子装置200におけるボタンユニット220及び230の操作ボタン222、224、232及び234の配置を示す拡大平面図である。

    図6は、電子装置200におけるボタンユニット220及び230の表面側の分解斜視図、図7は、電子装置200におけるボタンユニット220及び230の背面側の分解斜視図である。 また、図8は、電子装置200におけるボタンユニット220及び230の拡大底面図、図9は、図5のAA断面図、図10は、図5のBB断面図である。

    操作ボタン222は、平坦な被押圧面である上面(キートップ)222dと、キートップ224cの裏面である底面222eと、スイッチ押圧部223と、係止部240と、を有する。 スイッチ押圧部223は、底面222eの中央に設けられ、キートップ222dに垂直に延びてスイッチ216を押圧可能に構成される。 係止部240は、底面222eの端面222a側の2つの隅部と、端面222b側の中央の縁部に設けられる。 なお、操作ボタン222のみが端面222a側に2つの係止部240を有するが、本発明はかかる実施例に限定されない。

    操作ボタン224は、平坦な被押圧面である上面(キートップ)224cと、キートップ224cの裏面である底面224dと、切欠き部224d と、スイッチ押圧部225と、係止部240と、を有する。 切欠き部224d は、底面224dのY方向下側に設けられ、X方向に延びる。 スイッチ押圧部225は、底面224dの中央に設けられ、キートップ224cに垂直に延びてスイッチ216を押圧可能に構成される。 係止部240は、底面224dの端面224a側の中央の縁部と、端面224b側の中央の縁部に設けられる。

    操作ボタン232は、平坦な被押圧面である上面(キートップ)232cと、キートップ232cの裏面である底面2 2dと、切欠き部232d と、スイッチ押圧部233と、係止部240と、を有する。 切欠き部232d は、底面232dのY方向上側に設けられ、X方向に延びる。 スイッチ押圧部233は、底面232dの中央に設けられ、キートップ232cに垂直に延びてスイッチ214を押圧可能に構成される。 係止部240は、底面232dの端面232a側の中央の縁部と、端面232b側の中央の縁部に設けられる。

    操作ボタン234は、平坦な被押圧面である上面(キートップ)234dと、キートップ234dの裏面である底面234eと、スイッチ押圧部235と、係止部240と、を有する。 スイッチ押圧部2 5は、底面234eの中央に設けられ、キートップ234dに垂直に延びてスイッチ218を押圧可能に構成される。 係止部240は、底面234eの端面234a側の中央の縁部と、端面234b側の中央の縁部に設けられる。

    各スイッチ押圧部は略円筒形状を有し、先端が面取り又は細くなっている。 また、各スイッチ押圧部は、背面カバー104の対応する穴部104bに挿入され、対応するスイッチの真上に配置される。 この結果、ユーザがいずれかの操作ボタンを押圧すると、対応するスイッチ押圧部を介して対応するスイッチが押圧されてオンになる。 スイッチは、再度、対応する操作ボタンが押されるか別のボタン(例えば、操作ダイアル110)が押されることによってオフになる。

    背面カバー104の穴部104bは、操作ボタンが押圧された場合に対応するスイッチ押圧部をスイッチまでZ方向に案内するので、スイッチの押圧動作の信頼性を高める。 穴部104bは、各操作ボタンのXY方向への移動を規制している。 この結果、背面カバー104に対するキートップの隙間を均一にすることができ、操作ボタンの端面と背面カバー104と衝突などしないので、各操作ボタンの操作性が向上する。

    各係止部240は、図9に示すように、Z方向に延びる四角柱形状の支持部242と、その先端に直角二等辺三角形の断面形状を有する三角柱形状(鉤状)の爪部244と、を有する。 各爪部244は、各操作ボタンのキートップに平行な端面244aと、斜面244bとを有する。 斜面244bは各操作ボタンにおいて外側を向くように配置される。

    各係止部240は、背面カバー104の凹部104 の穴部104cに挿入される。 図9に示すように、穴部104cは、Z方向に延びる端面104c と、穴部104c近傍の凹部104aの背面104c と、上縁部104c と、によって規定されている。 挿入時には、各係止部240の爪部244の斜面244bが穴部104cの上縁部104c 接触し、穴部104c内に進入する。 その際、支持部242がX方向又は−X方向に徐々に撓む。 挿入後は、支持部242は、元の状態に復帰し、穴部104cのZ方向の端面104c に接触又は接触可能となる。 また、端面244aが背面104c に係止される結果、ボタンユニット220及び230の−Z方向への移動が規制され、背面カバー104から脱落することがなくなる。 更に、各操作ボタンはX方向の両側に係止部240を有し、X方向の両側において、係止部240の支持部242と穴部104 の端面104c とは接触又は接触可能となるため、各操作ボタンのX方向及び−X方向の移動が規制される。

    図9に示すように、各操作ボタンの高さは等しく、キートップ222d、224c、232c及び234dは背面カバー104の上面と同一平面を構成する。 このため、ユーザがいずれかの操作ボタンを引っ掛けることがなく誤動作を防止することによって操作性は向上している。

    連結部226は、2つの操作ボタン222及び224の間に配置され、両者を離間して連結すると共に弾性力によって押圧された操作ボタンを復帰させる。 連結部226は、X方向に延びるアーム部材である。 連結部226は、その一端が操作ボタン222のX方向における端面222bに接続され、他端が操作ボタン224のX方向における端面224aに接続される。

    連結部236は、2つの操作ボタン232及び234の間に配置され、両者を離間して連結すると共に弾性力によって押圧された操作ボタンを復帰させる。 連結部236は、X方向に延びるアーム部材である。 連結部236は、その一端が操作ボタン232のX方向における端面232bに接続され、他端が操作ボタン234のX方向における端面234aに接続される。

    このように、連結部226は、一対の操作ボタン222及び224のY方向の長さHの範囲内に配置され、連結部236は、一対の操作ボタン232及び234のY方向の長さHの範囲内に配置される。 連結部226及び236は、特許文献1の支持部のようにY方向に延びず、また、特許文献1のベースのように操作ボタンのY方向の長さの範囲外に配置されないため、ボタンユニット220及び230をY方向に小型化している。

    図5に示すように、ボタンユニット220及び230を組み合わせて配置すると、連結部226は、操作ボタン222及び224の間に配置された別の操作ボタン232の下に配置される。 また、連結部236は、操作ボタン232及び234の間に配置された別の操作ボタン224の下に配置される。 換言すれば、2つのボタンユニット220及び230の一方のボタンユニット220の連結部226は他方のボタンユニット230の操作ボタン232の下に配置される。 また、2つのボタンユニット220及び230の他方のボタンユニット230の連結部236は一方のボタンユニット220の操作ボタン224の下に配置される。 Z方向の上側から見た場合に、連結部226及び236が、図5に示すように、操作ボタン222、224、232及び234の外部に位置しないのでY方向の長さが特許文献1よりも小さくなっている。

    上述したように、各操作ボタンにはスイッチ押圧部が設けられているので、連結部226及び236はそれを回避するように配置される。 その場合、Y方向において、スイッチ押圧部に関して同じ側に2つの連結部を設けると干渉してしまう。 このため、図8に示すように、2つのボタンユニット220及び230の各連結部226及び236は、スイッチ押圧部223、233、225、235の中心を通り、操作ボタンの列方向(X方向)に平行な方向に関して反対側に配置される。

    本実施例では、連結部226をY方向においてスイッチ押圧部233よりも側に設けており、連結部236をY方向においてスイッチ押圧部225よりも上側に設けている。 本実施例では、連結部226は操作ボタン232の底面232dの切欠き部232d に位置し、連結部236は操作ボタン224の底面224dの切欠き部224d に位置する。 図6に示すように、操作ボタン224において、切欠き部224d が設けられている側と、連結部226が接続されている側がスイッチ押圧部225に関して反対側であることが理解される。 同様に、操作ボタン232において、切欠き部232d が設けられている側と、連結部236が接続されている側がスイッチ押圧部233に関して反対側であることが理解される。

    連結部226は、略四角形形状を有し、中央にキートップ222d及び224cに垂直に延びる(即ち、Z方向に延びる)突起227を有する。 同様に、連結部236は、略四角形形状を有し、中央にキートップ222d及び224cに延びる(即ち、Z方向に延びる)突起237を有する。 突起227及び237は四角柱形状を有する。

    図10に示すように、突起227及び237は、背面カバー104の穴部104dに挿入及び固定される。 操作ボタン222は、連結部226の突起227と端面222bとの接続部の間の弾性力を利用してZ方向に変位可能であり、押圧された場合に原位置に復帰することができる。 操作ボタン224は、連結部226の突起227と端面224aとの接続部の間の弾性力を利用してZ方向に変位可能であり、押圧された場合に原位置に復帰することができる。 同様に、操作ボタン232は、連結部236の突起237と端面232bとの接続部の間の弾性力を利用してZ方向に変位可能であり、押圧された場合に原位置に復帰することができる。 操作ボタン234は、連結部236の突起227と端面234aとの接続部の間の弾性力を利用してZ方向に変位可能であり、押圧された場合に原位置に復帰することができる。

    一対のボタンユニット220及び230が背面カバー104に取り付けられた状態において、突起227及び237と穴部104dが、Z方向の上側から見たときに、図5に示すように、操作ボタン232及び224の面内に配置されている。 かかる構成により、電子装置200をY方向に小型化することができる。

    動作において、操作ボタンが押圧されるとスイッチ押圧部が穴部104bによって案内されてスイッチを押圧する。 また、押圧された操作ボタンは、連結部の突起と対応する操作ボタンとの間の接続部との間の弾性力により、原位置に復帰する。 電子装置200は、特許文献1のようなベースと支持部が存在しないのでY方向に小型化されている。 また、特許文献1のようにケースの突起をベースに挿入しないので、各部の変形を防止することができる。 更に、特許文献1のベースとケースとの固定ように接着剤を使用していないので接着剥がれが生じない。

    図11は、本発明の実施例2の電子装置に適用可能なボタンユニット250及び270を組み合わせて配置した状態を示す斜視図である。 図12は、ボタンユニット250及び270の表側の斜視図である。 図13は、図12に示すボタンユニット250及び270の上面図である。

    ボタンユニット(第1のボタンユニット)250は、導光部材251と、3つ操作ボタン252、254、256と、連結部260、265とを有する。 ボタンユニット(第2のボタンユニット)270は、3つ操作ボタン272、274、276と、連結部280、285とを有する。

    導光部材251は導光部材221と同様である。 3つの操作ボタン252、254及び256はX方向に等間隔で並び、3つの操作ボタン272、274及び276はX方向に等間隔で並ぶ。 各操作ボタンは実施例1と同様の構造及び機能を有する。 操作ボタン252と操作ボタン276が面取部252a及び276aを有する点も同様である。 本実施例においても、ボタンユニット250及び270を、それらの操作ボタンがX方向において交互に並ぶように組み合わせて配置している。 この結果、図11に示すように、操作ボタンは、252、272、254、274、256及び276の順番でX方向に並ぶ。

    操作ボタン252は、キートップ252b、底面252c、スイッチ押圧部253を有する。 操作ボタン254は、キートップ254a、底面254b、切欠き部254b 、スイッチ押圧部255を有する。 操作ボタン256は、キートップ256a、底面256b、切欠き部256b 、スイッチ押圧部257を有する。 操作ボタン272は、キートップ272a、底面272b、切欠き部272b 、スイッチ押圧部273を有する。 操作ボタン274は、キートップ274a、底面274b、切欠き部274b 、スイッチ押圧部275を有する。 操作ボタン276は、キートップ276a、底面276b、スイッチ押圧部277を有する。 キートップ、底面、切欠き部、スイッチ押圧部の構成及び機能は実施例1と同様である。

    連結部260は、一対の操作ボタン252及び254の間に配置されて両者を離間して連結し、X方向に延びるアーム部材であり、中央にZ方向に延びる突起262を有する。 連結部265は、一対の操作ボタン254及び256の間に配置されて両者を離間して連結し、X方向に延びるアーム部材であり、中央にZ方向に延びる突起267を有する。 連結部280は、一対の操作ボタン272及び274の間に配置されて両者を離間して連結し、X方向に延びるアーム部材であり、中央にZ方向に延びる突起282を有する。 連結部285は、一対の操作ボタン274及び276の間に配置されて両者を離間して連結し、X方向に延びるアーム部材であり、中央にZ方向に延びる突起287を有する。 連結部の各部の基本的な機能は実施例1と同様であるが、本実施例では新たな機能が追加されている。

    実施例1では全ての操作ボタンが連結部に一端でのみ接続されている。 これに対して、本実施例では、操作ボタンは、連結部と一端のみで接続されている操作ボタン(第1の操作ボタン)252、256、272及び276と、連結部と両端で接続されている操作ボタン(第2の操作ボタン)254及び274に分類される。 一端でのみ連結部に接続される操作ボタンは片持ち梁とみなすことができ、両端で連結部に接続される操作ボタンは両持ち梁とみなすことができる。 そして、連結部の弾性力から、全ての連結部を同一形状とすると、片持ち梁の操作ボタンが受ける弾性力と両持ち梁の操作ボタンが受ける弾性力が相違するために、操作感が変化して操作性が悪くなる。 そこで、本実施例では、各操作ボタンの操作感を同等にするために、第1の操作ボタンに接続されている端部と突起との間の連結部の部分を、第2の操作ボタンに接続されている端部と突起との間の連結部の部分よりも大きくしている。

    本実施例では、図13の点線で示すように、両持ち梁である操作ボタン254及び274の連結部260及び265のY方向の幅を片持ち梁である操作ボタン252、256、272及び276のY方向の幅よりも小さくしている。

    尚、本実施例は 連結部のY方向の幅を調整することにより各操作ボタンの操作力を同等としたが、これに限らず、アーム肉厚・アーム上の支点部の位置等を調整する事によっても同等の効果が得られる。

    また、図14に示すように、導光部材221Aを操作ボタン222Aの中央に配置する場合、スイッチ押圧部223Aが導光部材221Aを兼ねるようにしてもよい。 この時、図15及び図16に示すように、導光部材221Aを操作ボタン222Aの上面222d側から挿入可能にして一体に構成すると、操作ボタン222Aを押圧した場合の導光部材221Aの剥がれ等のリスクも低減する。 更に、図16に示すように、導光部材221Aのスイッチ押圧部近傍から外観面近傍までを 操作ボタン部で覆うような構成をとると周辺への光漏れも低減する。

    以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。 例えば、本発明が適用可能な電子機器はデジタルカメラに限定されず、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)、ゲーム機などにも適用可能である。

    本発明の実施例1のデジタルカメラ(電子機器)の正面側の斜視図である。

    図1に示すデジタルカメラの背面側の斜視図である。

    図1に示すデジタルカメラの底面図である。

    図1に示すデジタルカメラの背面側の分解斜視図である。

    図2のデジタルカメラの部分拡大平面図である。

    図4に示すデジタルカメラのボタンユニットの表面側の斜視図である。

    図6に示すボタンユニットの背面側の斜視図である。

    図5に示すボタンユニットの拡大底面図である。

    図5のAA断面図である。

    図5のBB断面図である。

    本発明の実施例2の電子装置に適用可能なボタンユニットを組み合わせて配置した状態を示す斜視図である。

    図11に示すボタンユニットの表側の斜視図である。

    図12に示すボタンユニットの上面図である。

    図4に示すボタンユニットの変形例の斜視図である。

    図14の部分拡大斜視図である。

    図14の部分拡大断面図である。

    符号の説明

    100 デジタルカメラ(電子機器)
    200 電子装置210 基板220、230、250、270 ボタンユニット222、224、232、234 操作ボタン226、236、260、265、280、285 連結部

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