Keyboard switch

申请号 JP8950392 申请日 1992-12-02 公开(公告)号 JPH0648133U 公开(公告)日 1994-06-28
申请人 エスエムケイ株式会社; 发明人 晴夫 吉田; 要介 坂井; 久美雄 尾関; 文雄 渡辺;
摘要 (57)【要約】 【目的】 キーステム案内孔の孔縁や、キーステムの摺動体とプロテクトチップの隙間から内部へ侵入する塵埃や 水 を確実に防止すること。 【構成】 ハウジング10に形成されたキーステム案内孔12にキーステム35を摺動可能に嵌合し、このキーステム35の摺動でスイッチング動作をさせるキーボードスイッチにおいて、キーステム35は、一体に形成された摺動体36と、摺動体36の上部外周縁に一体に突設された幅広鍔状のプロテクトチップ55とを具備し、
一側端部がプロテクトチップ55の 板面 に気密状態で当接し、他側端部がハウジング10のキーステム案内孔1
2の外周縁部に気密状態で当接する弾性筒体62を設け、摺動体36とプロテクトチップ55の隙間をなくすとともに、弾性筒体62でキーステム案内孔12の孔縁を気密に覆う。
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】ハウジングに形成されたキーステム案内孔にキーステムを摺動可能に嵌合し、このキーステムの摺動によってスイッチング動作をさせるキーボードスイッチにおいて、前記キーステムは、前記キーステム案内孔に摺動可能に嵌合する摺動体と、この摺動体の外周縁に一体に突設されたプロテクトチップとを具備してなり、
    一側端部が前記プロテクトチップの板面に気密状態で当接し、他側端部が前記ハウジングの前記キーステム案内孔の外周縁部に気密状態で当接する弾性筒体を設けてなることを特徴とするキーボードスイッチ。
  • 【請求項2】弾性筒体は、一体に形成された合成ゴム製の大径円筒部、テーパ円筒部および小径円筒部からなり、プロテクトチップは摺動体の上部外周縁に一体に突設された幅広鍔状に形成され、前記大径円筒部の端部は前記プロテクトチップに形成された環状溝に加圧状態で係合し、前記小径円筒部の端部はハウジングのキーステム案内孔の外周縁部に形成された環状溝に加圧状態で係合してなり、前記摺動体の下部先端部に、前記摺動体が前記キーステム案内孔から抜けるのを止めるとともに回るのを止めるストッパーを係止してなる請求項1記載のキーボードスイッチ。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】

    本考案は、POS(point of sale)端末、ECR(電子式キャ ッシュレジスタ)等の入部に用いられるキーボードスイッチの改良に関するも のである。

    【0002】

    【従来の技術】

    従来、この種のキーボードスイッチは、図3に示すように、ハウジング10に 形成されたキーステム案内孔12にキーステム14を摺動可能に嵌合し、キート ップ16の押圧でキーステム14を下方へ摺動することによって、キーステム1 4に組み込まれたコイルばね18の先端部を可動接点として、プリント基板20 の上面に設けられたFPC21の固定接点22、22間を接続するように構成さ れていた。 24はキーステム14にキートップ16を取付けるための取付板であ る。

    【0003】 しかし、図3に示したキーボードスイッチは、キーステム案内孔12の内周と キーステム14の外周の間隙から塵埃やが侵入し易いという問題点があった。 このような問題点を解決するため、本出願人は、既に図4に示すようなキーボー ドスイッチを提案した(実願平3−74274号ご参照)。 すなわち、キートップ16の裏面側を覆うプロテクトチップ26をキーステム 14に取付け、プロテクトチップ26の下面に形成された環状溝27と、ハウジ ング10のキーステム案内孔12の外周縁部に形成された環状溝29との間に、 圧縮状態で弾性筒体28を装着することによって、キーステム案内孔12の内周 とキーステム14の外周の間隙から塵埃や水が侵入しないようにした。

    【0004】 弾性筒体28は、合成ゴムなどの弾性材料で一体に形成された、外向きの小さ な鍔28aを有する大径円筒部28bと、テーパ円筒部28cと、小径円筒部2 8dとからなっている。 プロテクトチップ26は、ビスのような取付具によって キーステム14に取付けられた円板26aと、この円板26aの外周縁に一体に 形成された短い筒体26bと、この筒体26bの開放端部に一体に形成された外 向き鍔26cおよび内向き鍔26dとからなり、円板26aには筒体26bの内 周に沿って弾性筒体28の一側端部を気密に係合する環状溝27が形成されてい る。 外向き鍔26cはキートップ16の下端内周に嵌合してキートップ16に固 着している。 内向き鍔26dは弾性筒体28の鍔28aに係合して抜け止めとな っている。

    【0005】

    【考案が解決しようとする課題】

    しかしながら、図4に示した提案例では、キーステム14とプロテクトチップ 26が別体で形成されていたので、キーステム14とプロテクトチップ26の取 付部の隙間から内部へ侵入する塵埃や水を確実に防止することができないという 問題点があった。 本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、キーステム案内孔の内周と キーステムの外周の間隙やキーステムとプロテクトチップの取付部の隙間等から 内部へ侵入する塵埃や水を確実に防止することができるキーボードスイッチを提 供することを目的とするものである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】

    本考案は、ハウジングに形成されたキーステム案内孔にキーステムを摺動可能 に嵌合し、このキーステムの摺動によってスイッチング動作をさせるキーボード スイッチにおいて、前記キーステムは、前記キーステム案内孔に摺動可能に嵌合 する摺動体と、この摺動体の外周縁に一体に突設されたプロテクトチップとを具 備してなり、一側端部が前記プロテクトチップの板面に気密状態で当接し、他側 端部が前記ハウジングの前記キーステム案内孔の外周縁部に気密状態で当接する 弾性筒体を設けてなることを特徴とするものである。

    【0007】

    【作用】

    弾性筒体の一側端部がプロテクトチップの板面に気密状態で当接し、他側端部 がハウジングのキーステム案内孔の外周縁部に気密状態で当接しているので、キ ーステムの摺動体の外周とキーステム案内孔の内周との間隙から内部へ塵埃や水 が侵入するのを防止する。 また、プロテクトチップはキーステムの摺動体の外周 縁に一体に突設されているので、キーステムの摺動体とプロテクトチップの隙間 から内部へ塵埃や水が侵入するのを防止する。

    【0008】

    【実施例】

    以下、本考案の一実施例を図1および図2を用いて説明する。 図1において図 3、図4と同一部分は同一符号とする。 図1において、10は合成樹脂で成型加工されたハウジングで、このハウジング 10には、上部に突設した上部案内筒(例えば案内円筒)30と下部に突設した 下部案内筒32と貫通孔とによって、キーステム案内孔12が形成されている。 前記ハウジング10の上面の前記上部案内筒30の外周縁部には、環状溝34が 形成されている。

    【0009】 35は合成樹脂で成型加工されたキーステムで、このキーステム35は、前記 キーステム案内孔12に摺動可能に嵌合するほぼ円筒状の摺動体36と、この摺 動体36の上部外周縁に一体に突設された幅広鍔状のプロテクトチップ55とか らなっている。 前記摺動体36の中間部には閉塞板部38が一体に形成され、こ の閉塞板部38の上側には、柱空間の上部に円柱空間を連設した形状の段差を 有する係合凹部40が形成され、下側には側壁に係合孔42、42を有する係合 凹部44が形成されている。

    【0010】 46は合成樹脂で成型加工されたキートップで、このキートップ46の下面の 中央部には、前記摺動体36の係合凹部40に圧入して係止する係止突起48が 一体に突設されている。 前記キートップ46の下面には、位置決め用の係合凹部 50、50および52、52が形成されている。 前記キートップ46の外周の相 対向する一対の一部には、内側に突出した係止突部54、54が一体に形成され ている。

    【0011】 前記プロテクトチップ55の上部には、前記キートップ46の係合凹部50、 50および52、52のそれぞれと係合して回転を阻止する位置決め用の係合凸 部56、56および57、57が一体に形成されている。 前記プロテクトチップ 55の下部外周には環状溝58が形成されている。

    【0012】 前記プロテクトチップ55の外周縁の相対向する一対の一部には、下方に突設し た突出片59、59が一体に形成され、この突出片59、59の先端部の外側に は、前記キートップ50の係止突部58、58に係合する係合段部60、60が 形成されている。 この係止突部54、54と係合段部60、60の係合時におけ る係合長さAは、キートップ46を摺動体36から抜き去るときの抜去力に関係 し、この長さAを所定長さにするために、突出片59、59の先端部の肉厚Bが 決められる。

    【0013】 すなわち、成型時の反りなどでキートップ46と摺動体36の係合長さAが所 定値より大きくなり抜去力が大きくなり過ぎて抜け難かったり、所定値より小さ くなり抜去力が小さくなり過ぎて抜け易かったりするのを防止するために、A+ B(すなわち突出片59の本体部分の厚さ)を一定とすると、Aを一定に保つた めにBを所定長さにし、もってキートップ46の抜去力を一定にすることができ る。

    【0014】 62は合成ゴムなどの弾性材料で形成された弾性筒体で、この弾性筒体62は 、前記弾性筒体28と同様に、圧縮状態で前記プロテクトチップ55と前記ハウ ジング10のキーステム案内孔12の外周縁との間に装着され、前記キーステム 案内孔12と前記摺動体36の間隙を気密に覆うためのものである。 すなわち、 前記弾性筒体62は、大径円筒部64と、相対的に肉薄のテーパ円筒部66と、 小径円筒部68とを一体に形成してなり、この大径円筒部64の端部が前記プロ テクトチップ55の環状溝58に気密状態で当接し、小径円筒部68の端部が前 記ハウジング10の環状溝34に気密状態で当接するように構成されている。

    【0015】 70は合成樹脂で成型加工されたストッパーで、このストッパー70は、前記 摺動体36の係合凹部44内に遊嵌する筒体部(例えば円筒体部)72と、この 筒体部72の下部に一体に形成された抜け止体部74とからなり、前記筒体部7 2には、ほぼ切り起こした形状の係止片76、76が一体に形成され、この係止 片76、76の先端部には、前記摺動体36の係合凹部44の側壁に形成された 係合孔42、42の下縁に係合する係合段部78、78が形成されている。

    【0016】 前記筒体部72の下部内縁には、ばね押え突部80、80が形成されている。 このばね押え突部80、80と前記係合凹部44は、ばね係合機構81を形成し ている。 前記抜け止体部74は、前記ハウジング10の下部案内筒32の側壁に突き当 たることによって、キーステム案内孔12内で回転するのを止める回転止めを兼 用している。

    【0017】 82はスイッチング動作用のコイルばねで、このコイルばね82は、先端部を FPC21上の固定接点22、22に臨設させた小径コイルばね84と、この小 径コイルばね84に一体に連設した大径コイルばね86とからなっている。 前記 大径コイルばね86は、前記ばね係合機構81によって、前記小径コイルばね8 4の先端部が前記固定接点22、22に接触するまでは所定の圧力で圧縮係合さ れ、接触後は圧縮係合が解除されるように構成されている。

    【0018】 20はプリント基板で、このプリント基板20の上面にはFPC(フレキシブ ルプリント基板)21が固着し、このFPCにはプリント配線(図示省略)やこ のプリント配線に接続された固定接点22、22が設けられている。 前記FPC 21の上には前記ハウジング10が設けられている。 このとき、前記コイルばね 82の小径コイルばね84は、前記固定接点22、22の上部に位置するように 配置されている。

    【0019】 まず、前記実施例の組立について説明する。 ハウジング10の上部案内筒30の外周縁部に形成された環状溝34に、弾性筒 体62の小径円筒部68の端部を係合する。 ついでキーステム35の摺動体36 をキーステム案内孔12に上側から嵌合挿入し、摺動体36と一体に形成された プロテクトチップ55の環状溝58に弾性筒体62の大径円筒部64の端部を係 合し、摺動体36の先端部に下側からストッパー70を係止する。 この係止は、 摺動体36の係合孔42、42の下縁にストッパー70の係止片76、76の係 合段部78、78を係合することによって行なわれる。

    【0020】 このとき、同時に、ストッパー70の筒体部72内にはコイルばね82の大径 コイルばね86が圧縮状態で装着される。 すなわち、大径コイルばね86の端部 側は係合凹部44内に係合し、連設側はストッパー70のばね押え突部80、8 0に係合している。

    【0021】 ついで、キーステム35のプロテクトチップ55の係合凸部56、56と57 、57にキートップ46の係合凹部50、50と52、52を係合して位置合わ せしつつ、摺動体36の係合凹部40にキートップ46の係止突起48を圧入し て係合する。 このとき、キートップ46が図2に矢印で示すように移動し、その 係止突部54、54がプロテクトチップ55の突出片59、59の係合段部60 、60に係合し、キートップ46がキーステム35に係止する。

    【0022】 つぎに、前記実施例のスイッチング動作について説明する。 キートップ46を押圧してキーステム35の摺動体36を下方へ摺動すると、こ れに伴ってコイルばね82も下方へ移動し、小径コイルばね84の先端部が可動 接点として、FPC21上の固定接点22、22に接触し、固定接点22、22 間を接続する(すなわちスイッチオンとなる)。 このとき、弾性筒体62は、摺 動体36と一体に形成されたプロテクトチップ55を介して押圧力を受けて弾性 変形し、スイッチオン時に押圧力が座屈荷重に達してテーパ円筒部66が座屈を 起こし、キートップ46にクリック感が伝わる。 キートップ46への押圧を解除 すると、弾性筒体62のテーパ円筒部66の弾性およびコイルばね82の弾性に よって初期状態に復帰する。

    【0023】 一方、キートップ46の押圧時、非押圧時のみならず、キートップ46をキー ステム35から取外す交換時などにおいても、弾性筒体62の大径円筒部64の 端部がプロテクトチップ55の環状溝58に気密状態で当接し、小径円筒部68 の端部がハウジング10の環状溝34に気密状態で当接して、キーステム案内孔 12の孔縁を気密に覆っているので、キーステム35の摺動体36の外周とキー ステム案内孔12の内周との間隙から内部へ塵埃や水が侵入するのを防止するこ とができる。 しかも、キーステム35の摺動体36とプロテクトチップ55は一 体に形成されているので、摺動体36とプロテクトチップ55の隙間から内部へ 塵埃や水が侵入するのを防止することができる。

    【0024】 前記実施例では、コイルばねの先端部を可動接点とし、このコイルばねで接続 される固定接点をプリント基板の上のFPCに設けることによってスイッチング 動作部を構成したキーボードスイッチについて本考案を利用するようにしたが、 本考案はこれに限るものでなく、補強板の上に、上面に固定接点を固着した下側 FPC、スペーサ、下面に可動接点を固着した上側FPCを順次積層固着したメ ンブレンスイッチをコイルばねの押圧でスイッチオンさせるキーボードスイッチ についても利用することができる。 または、コイルばね以外の導電ゴムや押圧棒 などによってスイッチオンさせるようにしたキーボードスイッチについても利用 することができる。

    【0025】 前記実施例では、弾性筒体およびプロテクトチップの構造を簡単にするために 、両者に抜け止め用の鍔部を形成しないようにしたが、本考案はこれに限るもの でなく、例えば、図4に示したものと同様に、弾性筒体の大径円筒部の端部とプ ロテクトチップの環状溝の側壁側とに、互いに係合する抜け止め用の鍔部を形成 するようにしてもよい。

    【0026】 前記実施例では、弾性筒体は、一体に形成された大径円筒部、テーパ円筒部お よび小径円筒部で形成したが、本考案はこれに限るものでなく、一側端部がプロ テクトチップの板面に気密状態で当接し、他側端部がハウジングのキーステム案 内孔の外周縁部に気密状態で当接する弾性筒体であればよい。

    【0027】 前記実施例では、プロテクトチップは摺動体の上部外周縁に一体に突設された 幅広鍔状に形成され、その板面に弾性筒体の一側端部を加圧状態で係合する環状 溝を形成するようにしたが、本考案はこれに限るものでなく、プロテクトチップ は摺動体の外周縁に一体に突設され、その板面が弾性筒体の一側端部に気密状態 で当接するものであればよい。

    【0028】

    【考案の効果】

    本考案によるキーボードスイッチは、上記のように、弾性筒体の一側端部をプ ロテクトチップの板面に気密状態で当接し、他側端部をハウジングのキーステム 案内孔の外周縁部に気密状態で当接するように構成したので、キーステムの摺動 体とキーステム案内孔の間隙から内部へ塵埃や水が侵入するのを確実に防止する ことができる。 しかも、キーステムは摺動体とその外周縁に一体に突設したプロ テクトチップとを具備しているので、キーステムの摺動体とプロテクトチップの 隙間から内部へ塵埃や水が侵入するのを確実に防止することができる。 とくに、 キートップ交換時のキートップなしの状態においても、上述のキーステムの摺動 体とプロテクトチップの一体構造および弾性筒体によって、塵埃や水が内部に侵 入するのを確実に防止することができ、極めて実用的である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本考案によるキーボードスイッチの一実施例を示すもので、(a)は要部の正断面図、(b)は要部の側断面図である。

    【図2】図1の一部の要部を示す拡大斜視図である。

    【図3】従来のキーボードスイッチの要部を示す正断面図である。

    【図4】本出願人が既に提案したキーボードスイッチの要部を示す正断面図である。

    【符号の説明】

    10…ハウジング、 12…キーステム案内孔、20…
    プリント基板、 21…FPC、22…固定接点、 3
    4、58…環状溝、35…キーステム、 36…摺動体、 46…キートップ、54…係止突部、 55…プロテクトチップ、 59…突出片、60…係合段部、
    62…弾性筒体、 64…大径円筒部、66…テーパ円筒部、 68…小径円筒部、 70…ストッパー、72
    …筒体部72、 74…抜け止体部、 76…係止片、
    78…係合段部、 80…ばね押え突部、 82…コイルばね、84…小径コイルばね、 86…大径コイルばね。

    フロントページの続き (72)考案者 坂井 要介 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内

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