Key input device

申请号 JP2012285644 申请日 2012-12-27 公开(公告)号 JP2014127155A 公开(公告)日 2014-07-07
申请人 Sony Corp; ソニー株式会社; 发明人 MISAWA JUNICHIRO; KOBORI MASAHIRO; CHIHARA SHUICHI; KUBOTA HITOSHI; KINOSHITA AKIHITO; TSUJI YASUSHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide technology for easily reducing thickness of a key input device in consideration of robustness and cost.SOLUTION: A key input device includes: a supporting member having a groove portion inclined with respect to the horizontal direction; a plurality of keytops respectively having a sliding part which fits into the groove portion and slides along the groove portion; and a control member which makes at least two or more of the keytops slide in a diagonally downward direction along the groove portion.
权利要求
  • 水平方向に対して傾斜する溝部を有する支持部材と、
    前記溝部に嵌合されて前記溝部に沿って摺動する摺動部をそれぞれが備える複数のキートップと、
    前記複数のキートップのうち少なくとも2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる制御部材と、
    を備える、キー入力装置。
  • 前記制御部材は、2以上のキートップに対して押圧を与えることにより、2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    請求項1に記載のキー入力装置。
  • 前記キー入力装置は、2以上のキートップを斜め上方向に摺動させる所定の固定部材を備える、
    請求項1に記載のキー入力装置。
  • 前記制御部材は、前記支持部材に対して水平方向の押圧を与え、前記支持部材を介して2以上のキートップに押圧を与えることにより、2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    請求項2に記載のキー入力装置。
  • 前記制御部材は、ベゼルに対して水平方向の押圧を与え、前記ベゼルを介して2以上のキートップに押圧を与えることにより、2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    請求項2に記載のキー入力装置。
  • 前記制御部材は、外部から加えられる圧力を用いて2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    請求項1に記載のキー入力装置。
  • 前記制御部材は、蓋体を閉じるために外部から加えられる圧力を用いて2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    請求項6に記載のキー入力装置。
  • 前記制御部材は、第1のカムを含んでおり、前記第1のカムは、前記蓋体とベゼルとの角度が第1の角度を下回った場合に、前記蓋体を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて前記キートップに押圧を与える、
    請求項7に記載のキー入力装置。
  • 前記制御部材は、第2のカムを含んでおり、前記第2のカムは、前記蓋体と前記ベゼルとの角度が第2の角度を下回った場合に、前記蓋体を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキー入力キャンセルのための検出スイッチを押下する、
    請求項8に記載のキー入力装置。
  • 前記第2の角度は、前記第1の角度よりも大きい、
    請求項9に記載のキー入力装置。
  • 说明书全文

    本開示は、キー入装置に関する。

    近年、PC(Personal Computer)やモバイル情報機器の薄型化の流れは非常に顕著であり、PCおよびモバイル情報機器の薄型化に関する開発が以前にも増して重要になってきている。 特にクラムシェルタイプのPCおよびモバイル情報機器の薄型化は重要である。 一方、PCおよびモバイル情報機器の本体を薄くするためには、キー入力装置の高さを低減することが考えられる。 しかし、過度にキーボードを薄くしてしまうとキー入力時におけるストロークを確保することが困難になるため、キーの打鍵感の確保とキー入力装置の高さの低減との間にはトレードオフの関係が成立すると言える。

    キーの打鍵感の確保とキー入力装置の高さの低減とを両立するために、例えば、液晶の開閉に連動させて、液晶を閉じた際にフルストロークの位置までキートップを沈みこませるという手法が存在する。 例えば、液晶の開閉に連動してパンタグラフの1支柱を平移動させて畳む手法や、穴の空いたシートを平行移動させてパンタグラフに一体化されているバネ構造部を穴に陥没させてキートップを沈ませる手法などがある(例えば、特許文献1参照。)。

    また、キートップの位置を保持する力を得るために、ラバードームとパンタグラフ機構の代わり、あるいはタクティル・スイッチの代わりに、磁石と磁石との間の磁力による吸着力または吸引力を利用する技術も存在する。 さらに、キートップを斜めに摺動させるという技術を組み合わせることでストロークを確保しつつ、打鍵感を保つことが可能となる。 この技術によればキー入力装置の薄型化に貢献することができる。

    特開平11−134091号公報

    しかしながら、パンタグラフ構造を利用した技術では、キー入力装置の構造が複雑となってしまうため、堅牢性やコストの面において実現が容易ではない。 また、磁石と磁石との間の磁力による吸着力または吸引力を利用する技術では、キー入力時におけるストロークの分の高さがあるため、さらなる薄型化に向けた改善の余地があると言える。

    したがって、堅牢性やコストの面において容易にキー入力装置の薄型化を実現することが可能な技術が提供されることが望ましい。

    本開示によれば、水平方向に対して傾斜する溝部を有する支持部材と、前記溝部に嵌合されて前記溝部に沿って摺動する摺動部をそれぞれが備える複数のキートップと、前記複数のキートップのうち少なくとも2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる制御部材と、を備える、キー入力装置が提供される。

    以上説明したように本開示によれば、堅牢性やコストの面において容易にキー入力装置の薄型化を実現することが可能である。

    本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置の外観例を示す図である。

    本開示の第1の実施形態に係るキー入力装置の外観例を示す図である。

    本開示の第1の実施形態に係る支持部材の斜視図の一例である。

    本開示の第1の実施形態に係るキートップの斜視図の一例である。

    本開示の第1の実施形態に係るベゼルおよびキートップの位置関係の一例を示す図である。

    本開示の第1の実施形態に係る溝部の側面図の一例である。

    摺動開始前におけるキーボードモジュールの側面図の一例である。

    摺動終了時におけるキーボードモジュールの側面図の一例である。

    中間状態におけるキーボードモジュールの側面図の一例である。

    不使用時におけるキーボードモジュールの側面図の一例である。

    蓋体とベゼルとの度に応じて実現される所定の制御部材の機能を説明するための図である。

    本開示の第2の実施形態に係る使用時における情報処理装置の外観例を示す図である。

    使用時における情報処理装置の側面図の一例である。

    本開示の第2の実施形態に係る不使用時における情報処理装置の外観例を示す図である。

    不使用時における情報処理装置の側面図の一例である。

    本開示の第3の実施形態に係る使用時における情報処理装置の側面図の一例である。

    図13Aに示した情報処理装置の一部を拡大して示した側面図である。

    本開示の第3の実施形態に係る中間状態における情報処理装置の側面図の一例である。

    不使用時における情報処理装置の側面図の一例である。

    図14Bに示した情報処理装置の一部を拡大して示した図である。

    以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。 なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

    また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。 ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。

    また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
    1. 第1の実施形態 1−1. 情報処理装置の外観例 1−2. キー入力装置の外観例 1−3. 支持部材の構成 1−4. キートップの構成 1−5. ベゼルとキートップの位置関係 1−6. 溝部の構成 1−7. 摺動開始前におけるキーボードモジュールの位置 1−8. 摺動終了時におけるキーボードモジュールの位置 1−9. 中間状態におけるキーボードモジュールの位置 1−10. 不使用時におけるキーボードモジュールの位置 1−11. 制御部材の機能 2. 第2の実施形態 2−1. 使用時における情報処理装置の外観例 2−2. 使用時におけるキーボードモジュールの位置 2−3. 不使用時における情報処理装置の外観例 2−4. 不使用時におけるキーボードモジュールの位置 3. 第3の実施形態 3−1. 使用時における情報処理装置 3−2. 中間状態の情報処理装置 3−3. 不使用時における情報処理装置 4. むすび

    <<1. 第1の実施形態>>
    以下、本開示の第1の実施形態について説明する。

    [1−1. 情報処理装置の外観例]
    最初に、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置10Aの外観例について説明する。 図1は、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置10Aの外観例を示す図である。 図1に示したように、情報処理装置10Aは、キー入力装置12および蓋体14を備えている。 ここで、図1には、ノート型PC(Personal Computer)である情報処理装置10Aが例として示されているが、情報処理装置10Aはキー入力装置12および蓋体14を備える他のPC(例えば、デスクトップ型PCなど)であってもよい。

    また、本実施形態においては、情報処理装置10Aに蓋体14が備えられている例を示すが、蓋体14は、特に必須のものではない。 また、図1に示した例では、蓋体14には、表示装置18が備えられているが、蓋体14には表示装置18が備えられていなくてもよい。 また、本実施形態においては、情報処理装置10Aに組み込まれたキー入力装置12を例として説明するが、キー入力装置12は、情報処理装置10Aに組み込まれていなくてもよい。

    以上、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置10Aの外観例について説明した。

    [1−2. キー入力装置の外観例]
    続いて、本開示の第1の実施形態に係るキー入力装置12の外観例について説明する。 図2は、本開示の第1の実施形態に係るキー入力装置12の外観例を示す図である。 キー入力装置12は、複数のキーボードモジュールを有しており、図2には、複数のキーボードモジュールの例として、キーボードモジュール100が示されている。 なお、以下では、図2に示したキーボードモジュール100の機能について説明するが、複数のキーボードモジュールを代表して説明するに過ぎない。 したがって、他のキーボードモジュールも同様に機能し得る。

    以上、本開示の第1の実施形態に係るキー入力装置12の外観例について説明した。

    [1−3. 支持部材の構成]
    続いて、本開示の第1の実施形態に係るキーボードモジュール100の各構成について説明する。 キーボードモジュール100は、キートップ130および支持部材200を有している。 図3は、本開示の第1の実施形態に係る支持部材200の斜視図の一例であり、図4は、本開示の第1の実施形態に係るキートップ130の斜視図の一例である。 まず、図3を参照しながら、支持部材200の構成について説明する。

    図3に示すように、支持部材200は、水平方向に対して傾斜する溝部140を有している。 図3に示した例では、支持部材200には、溝部140が4箇所に設けられているが、支持部材200に設けられる溝部140の数は特に限定されない。 しかしながら、溝部140が4箇所以上に設けられていれば、キートップ130は水平方向な面を維持しながら昇降することが期待される。

    また、溝部140の傾斜の角度および支持部材200における溝部140の位置も特に限定されない。 溝部140は、第1のガイド面141および第2のガイド面142を有している。 第1のガイド面141および第2のガイド面142それぞれは、平面であってもよいし、後に説明するように、曲面であってもよい。

    以上、本開示の第1の実施形態に係る支持部材200の構成について説明した。

    [1−4. キートップの構成]
    続いて、図4を参照しながら、キートップ130の構成について説明する。 図4に示すように、キートップ130は、摺動部150を有している。 摺動部150は、溝部140に嵌合されて溝部140に対して斜め上下方向に摺動する。 例えば、摺動部150が溝部140に対して斜め下方向に摺動する場合には、第1のガイド面141を摺動する。 また、例えば、摺動部150が溝部140に対して斜め上方向に摺動する場合には、第2のガイド面142を摺動する。 このように、摺動部150の摺動方向は所定の方向に制限されている。

    また、図4に示した例では、キートップ130には、摺動部150が4箇所に設けられているが、キートップ130に設けられる摺動部150の数は特に限定されないが、例えば、溝部140と同数の摺動部150が設けられていればよい。 また、キートップ130における摺動部150の位置も特に限定されないが、例えば、溝部140に対応する位置であればよい。

    以上、本開示の第1の実施形態に係るキートップ130の構成について説明した。

    [1−5. ベゼルとキートップの位置関係]
    続いて、本開示の第1の実施形態に係るキー入力装置12の表面に存在するベゼル500とキートップ130との位置関係について説明する。 図5は、本開示の第1の実施形態に係るベゼル500およびキートップ130の位置関係の一例を示す図である。

    図5に示すように、ベゼル500には、キートップ130に対応する形状の穴部510が設けられている。 そのため、キートップ130は、その穴部510を通過するように斜め上下方向に移動することが可能である。 また、キートップ130が斜め上方向に移動する場合、ベゼル500は、摺動部150のストッパとして機能し得る。 そのため、ベゼル500は、キートップ130が上方に外れてしまうことを防止することができる。

    以上、本開示の第1の実施形態に係るキー入力装置12の表面に存在するベゼル500とキートップ130との位置関係について説明した。

    [1−6. 溝部の構成]
    続いて、本開示の第1の実施形態に係る溝部140の構成について説明する。 図6は、本開示の第1の実施形態に係る溝部140の側面図の一例である。 上記したように、第1のガイド面141および第2のガイド面142それぞれは、平面であってもよいし、曲面であってもよい。 しかし、例えば、図6に示すように、第1のガイド面141および第2のガイド面142は、外側に湾曲した曲面を有しているとよい。

    後に説明するように、支持部材200またはベゼル500が左右に移動する際に支持部材200またはベゼル500から受ける圧力によって摺動部150が摺動することを想定している。 そのため、摺動部150の摺動開始時における摺動方向と圧力の方向とが近いほど、支持部材200またはベゼル500から受けた押圧によって摺動部150の摺動がより円滑に開始されるという効果を奏することが期待されるからである。

    以上、本開示の第1の実施形態に係る溝部140の構成について説明した。

    [1−7. 摺動開始前におけるキーボードモジュールの位置]
    続いて、摺動開始前におけるキーボードモジュール100の位置について説明する。 図7は、摺動開始前におけるキーボードモジュール100の側面図の一例である。 図7に示したように、摺動開始前の状態においては、キートップ130は、所定の固定部材により、所定の位置に維持されている。 所定の固定部材は、磁石110および磁石120であってもよいし、弾性体170であってもよいし、図7に示したように、磁石110および磁石120と弾性体170との双方であってもよい。

    所定の固定部材として、磁石110および磁石120が用いられる場合には、例えば、磁石110は支持部材200に設けられ、磁石120はキートップ130に設けられる。 そうすれば、磁石110と磁石120との間に生じる磁力による吸着力または吸引力を用いて、キートップ130の位置を維持することができる。 あるいは、所定の固定部材として、弾性体170が用いられる場合には、例えば、弾性体170はキートップ130の下に設けられる。 そうすれば、弾性体170の復元力を用いて、キートップ130の位置を維持することができる。 弾性体170は、ドーム状のシリコンゴムであってもよいし、図7に示したように、バネ形状を有していてもよい。

    ユーザがキートップ130に対して押圧を与えた場合には、摺動部150が第1のガイド面141を斜め下方向に摺動し、キートップ130が斜め下方向に移動する。 その結果、例えば、キートップ130と検出器610との近接または接触によりキー入力がなされたことが検出される。 検出器610は、図7に示したようにメンブレンシート600に設けられたメンブレンスイッチであってもよいし、静電容量センサなどといったセンサであってもよい。

    ユーザがキートップ130に対して与えた押圧を解除した場合には、所定の固定部材により摺動部150が斜め上方向に摺動し、キートップ130が斜め上方向に移動する。 その結果、例えば、キートップ130と検出器610との近接または接触が解除されてキー入力が解除されたことが検出される。 キートップ130が斜め上方向に移動すると、図7に示したように、摺動開始前の状態に復帰し、キートップ130は、所定の固定部材により、所定の位置に維持される。

    以上、摺動開始前におけるキーボードモジュール100の位置について説明した。

    [1−8. 摺動終了時におけるキーボードモジュールの位置]
    続いて、摺動終了時におけるキーボードモジュール100の位置について説明する。 図8は、摺動終了時におけるキーボードモジュール100の側面図の一例である。 図8に示したように、所定の制御部材は、複数のキートップ130のうち少なくとも2以上のキートップ130それぞれに備えられる摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させる。 所定の制御部材の例については、後に詳細に説明する。

    かかる構成によれば、簡易な構造によって摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させることによって、キートップ130の高さを低減することが可能である。 そのため、堅牢性やコストの面において容易にキー入力装置12の薄型化を実現することが可能である。 また、使用時にはキートップ130が上部に維持されるため、キーの打鍵感覚を確保することが可能である。

    例えば、所定の制御部材は、キートップ130に対して押圧を与えることにより、摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させてもよい。 キートップ130に対する押圧は、所定の制御部材から直接的に与えられてもよいし、他の部材を介して間接的に与えられてもよい。 例えば、図8には、所定の制御部材が、支持部材200に対して水平方向の押圧を与え、支持部材200を介してキートップ130に押圧を与えることにより、摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させる例が示されている。

    より詳細には、支持部材200が水平方向に移動可能である場合、所定の制御部材が支持部材200に対して水平方向(図8において左方向)の押圧を与えると、摺動部150が第2のガイド面142から押圧を受け、摺動部150が第2のガイド面142に対して斜め下方向に摺動する。 一方、支持部材200に対して与えられる水平方向の押圧が解除されると、所定の固定部材による上方向への復帰力により摺動部150が第2のガイド面142に対して押圧を発生させ、その結果、支持部材200に対して反対方向(図8において右方向)の押圧を発生させながらキートップ130は斜め上方向に摺動する。

    また、所定の制御部材が支持部材200に対して水平方向の押圧を与えることによって、以下のような効果を奏することも期待される。 すなわち、情報処理装置10Aの表面に存在するベゼル500に対して押圧を与える場合と比較して、支持部材200に対して押圧を与える場合には、筐体の剛性が損なわれることを防ぐことができ、情報処理装置10Aの表面に割り線が入ることを防ぐことができるという効果を奏することが期待される。

    所定の制御部材がキートップ130に対して間接的に押圧を与える場合としては、以下の場合が他の例として考えられる。 例えば、所定の制御部材は、ベゼル500に対して水平方向の押圧を与え、ベゼル500を介してキートップ130に押圧を与えることにより、摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させてもよい。

    より詳細には、ベゼル500が水平方向に移動可能である場合、所定の制御部材がベゼル500に対して水平方向(図8において右方向)の押圧を与えると、キートップ130がベゼル500から押圧を受け、摺動部150が第2のガイド面142に対して斜め下方向に摺動する。 一方、ベゼル500に対して与えられる水平方向の押圧が解除されると、所定の固定部材によりキートップ130が上方向の押圧を受け、摺動部150が第2のガイド面142に対して押圧を発生させ、その結果、ベゼル500に対して反対方向(図8において左方向)の押圧を発生させながらキートップ130は斜め上方向に摺動する。

    以上、摺動終了時におけるキーボードモジュール100の位置について説明した。

    [1−9. 中間状態におけるキーボードモジュールの位置]
    続いて、中間状態におけるキーボードモジュール100の位置について説明する。 図9Aは、中間状態におけるキーボードモジュール100の側面図の一例である。 ここで、中間状態は、例えば、ユーザが情報処理装置10Aの使用を終了して蓋体14を閉じる動作を行う場合においてその閉じる動作の過程における状態に相当する。

    上記したように、所定の制御部材としてはどのような部材が用いられてもよい。 例えば、図9Aに示したように、所定の制御部材は、第2のカム720を含んでいてもよい。 その場合には、第2のカム720は、蓋体14の開閉と連動して回動し、蓋体14とベゼル500との角度が第2の角度を下回った場合に、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキー入力キャンセルのための検出スイッチ620を押下してもよい。

    図9Aに示した例では、蓋体14とベゼル500との角度が第2の角度を下回った場合に、第2のカム720は、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて、回動部材630を回動させている。 回動部材630の回動は、検出スイッチ620によりキー入力キャンセルのための信号として検出される。 キー入力キャンセルのための信号が検出されると、キートップ130に対する押圧が検出されても、キー入力がなされたとは取り扱われない。 これにより、蓋体14の開閉時におけるキー誤入力を防止することができる。 なお、第2の角度の検出方法はカムとスイッチを使用した方法に限らない。 例えば、第1のカム710や支持部材200の断面などを近接センサで光学的に検出する方法や第1のカム710に磁性体を埋め込み、ホール素子等で磁気的に検出してもよい。

    なお、例えば、検出スイッチ620が押下されている間は、検出スイッチ620は、情報処理装置10Aを動作させるためのOS(Operating System)にキー入力をキャンセルさせるための信号を出力する。 OSは、検出スイッチ620からその信号を受け取っている間は、キー入力をキャンセルする。

    以上、中間状態におけるキーボードモジュール100の位置について説明した。

    [1−10. 不使用時におけるキーボードモジュールの位置]
    続いて、不使用時におけるキーボードモジュール100の位置について説明する。 図9Bは、不使用時におけるキーボードモジュール100の側面図の一例である。 ここで、不使用時は、例えば、ユーザが情報処理装置10Aの使用を終了して蓋体14を閉じる動作を完了させた時点に相当する。

    上記したように、所定の制御部材は、摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させるが、例えば、所定の制御部材は、外部から加えられる圧力を用いて摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させてもよい。 外部から加えられる圧力の種類は特に限定されない。 例えば、所定の制御部材は、蓋体14を閉じるために外部から加えられる圧力を用いて摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させてもよい。

    上記したように、所定の制御部材としてはどのような部材が用いられてもよい。 例えば、図9Bに示したように、所定の制御部材は、第1のカム710を含んでいてもよい。 その場合には、第1のカム710は、蓋体14の開閉と連動して回動し、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキートップ130に押圧を与えてもよい。

    特に、図9Bに示した例では、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、第1のカム710が、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて支持部材200に対して水平方向(図9Bにおいて左方向)の押圧を与えている。 その結果、摺動部150は、溝部140に対して斜め下方向に摺動する。 一方、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を上回り、支持部材200に対して与えられる押圧が解除されると、摺動部150が溝部140に対して斜め上方向に摺動する。

    なお、第1のカム710の形状、大きさ、向きなどによって、蓋体14とベゼル500との角度と支持部材200またはベゼル500の移動量との関係を調整することが可能である。 ここで、図9Bに示した例では、第1のカム710は、左右に対称な面を有しているが、第1のカム710が有する面は、必ずしも左右に対称ではなくてもよい。 例えば、第1のカム710が有する面は、左右に対称な形状とした場合よりも歪ませた形状とした方が、支持部材200またはベゼル500から受けた押圧によって摺動部150の摺動がより円滑に開始されるという効果を奏する場合もある。

    上記したように、第1のガイド面141および第2のガイド面142が外側に湾曲した曲面を有している場合にも同様な効果を奏することが期待される。 したがって、かかる効果を奏することを期待する場合には、第1のガイド面141および第2のガイド面142それぞれを歪ませてもよいし、第1のカム710が有する面を歪ませてもよいし、第1のガイド面141および第2のガイド面142と第1のカム710が有する面との双方を歪ませてもよい。

    以上、不使用時におけるキーボードモジュール100の位置について説明した。

    [1−11. 制御部材の機能]
    続いて、蓋体14とベゼル500との角度に応じて実現される制御部材の機能について説明する。 図10は、蓋体14とベゼル500との角度に応じて実現される制御部材の機能を説明するための図である。

    上記したように、第1のカム710は、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキートップ130に押圧を与えてもよい。 また、上記したように、第2のカム720は、蓋体14とベゼル500との角度が第2の角度を下回った場合に、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキー入力キャンセルのための検出スイッチ620を押下してもよい。

    ここで、第1の角度をR1とし、第2の角度をR2とした場合、第1の角度R1と第2の角度R2との大小関係は特に限定されないが、例えば、図10に示すように、第2の角度R2は、第1の角度R1よりも大きくすればよい。 第1の角度R1と第2の角度R2とがそのような大小関係であれば、蓋体14とベゼル500との角度を変化させた場合において、キートップ130が摺動する角度の範囲よりもキー入力がキャンセルされる角度の範囲が広くなるため、蓋体14の開閉時におけるキー誤入力をより効果的に防止することができる。

    以上、蓋体14とベゼル500との角度に応じて実現される制御部材の機能について説明した。

    以上、本開示の第1の実施形態について説明した。

    <<2. 第2の実施形態>>
    [2−1. 使用時における情報処理装置の外観例]
    続いて、本開示の第2の実施形態について説明する。 本開示の第2の実施形態は、本開示の第1の実施形態と比較して、キーボードモジュール100の構成は同様である。 しかし、第1の実施形態においては、情報処理装置10Aの使用時に蓋体14が開状態となり、情報処理装置10Aの不使用時に蓋体14が閉状態となる。 一方、第2の実施形態においては、第1の実施形態と比較して、情報処理装置10Bの使用時および不使用時における状態が異なる。

    まず、本開示の第2の実施形態に係る情報処理装置10Bの使用時について説明する。 図11Aは、本開示の第2の実施形態に係る使用時における情報処理装置10Bの外観例を示す図である。 図11Aに示すように、情報処理装置10Bの使用時においては、回動部材16がユーザによって取り出され、回動部材16に支持されたキー入力装置12に対してユーザがキー入力を行う。

    以上、本開示の第2の実施形態に係る使用時における情報処理装置10Bの外観例について説明した。

    [2−2. 使用時におけるキーボードモジュールの位置]
    続いて、本開示の第2の実施形態に係る使用時におけるキーボードモジュール100の位置について説明する。 図11Bは、使用時における情報処理装置10Bの側面図の一例である。 例えば、図11Bに示したように、回動部材16とベゼル500との角度が第1の角度を上回っており、支持部材200に対して押圧が与えられていない状態では、キートップ130は上部に維持される。

    以上、本開示の第2の実施形態に係る使用時におけるキーボードモジュール100の位置について説明した。

    [2−3. 不使用時における情報処理装置の外観例]
    続いて、本開示の第2の実施形態に係る不使用時における情報処理装置10Bの外観例について説明する。 図12Aは、本開示の第2の実施形態に係る不使用時における情報処理装置10Bの外観例を示す図である。 図12Aに示すように、情報処理装置10Bの不使用時においては、回動部材16がユーザによって収納され、ユーザが情報処理装置10Bを自由に持ち運ぶことが可能となる。

    以上、本開示の第2の実施形態に係る不使用時における情報処理装置10Bの外観例について説明した。

    [2−4. 不使用時におけるキーボードモジュールの位置]
    続いて、本開示の第2の実施形態に係る不使用時におけるキーボードモジュール100の位置について説明する。 図12Bは、不使用時における情報処理装置10Bの側面図の一例である。 例えば、図12Bに示したように、第1のカム710は、回動部材16とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、回動部材16を収納するために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキートップ130に押圧を与えてもよい。

    特に、図12Bに示した例では、回動部材16とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、第1のカム710が、回動部材16を収納するために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて支持部材200に対して水平方向(図12Bにおいて左方向)の押圧を与えている。 その結果、摺動部150は、斜め下方向に摺動する。 一方、回動部材16とベゼル500との角度が第1の角度を上回り、支持部材200に対して与えられる押圧が解除されると、摺動部150が溝部140に対して斜め上方向に摺動する。

    以上、本開示の第2の実施形態に係る不使用時におけるキーボードモジュール100の位置について説明した。

    以上、本開示の第2の実施形態について説明した。

    <<3. 第3の実施形態>>
    [3−1. 使用時における情報処理装置の外観例]
    続いて、本開示の第3の実施形態について説明する。 本開示の第3の実施形態も、本開示の第1の実施形態と比較して、キーボードモジュール100の構成は同様である。 しかし、第3の実施形態においては、第1の実施形態と比較して、情報処理装置10Cの使用時および不使用時における状態が異なる。

    まず、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの使用時について説明する。 図13Aは、本開示の第3の実施形態に係る使用時における情報処理装置10Cの側面図の一例である。 また、図13Bは、図13Aに示した情報処理装置10Cの一部を拡大して示した側面図である。

    図13Aに示すように、情報処理装置10Cの使用時においては、ユーザが蓋体14を開く動作を行うと、支持部810が溝部840を摺動し、その結果、蓋体14が支持部810、支持部820および支持部830に支持され、蓋体14に設けられた表示装置18によって表示されたキー入力結果を閲覧しながら、キー入力装置12に対してユーザがキー入力を行う。

    以上、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの使用時について説明した。

    [3−2. 中間状態の情報処理装置]
    続いて、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの中間状態について説明する。 図14Aは、本開示の第3の実施形態に係る不使用時における情報処理装置10Cの側面図の一例である。 例えば、図14Aに示したように、第1のカム710は、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキートップ130に押圧を与えてもよい。

    特に、図14Aに示した例では、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を下回った場合に、第1のカム710が、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて支持部材200に対して水平方向(図14Aにおいて右方向)の押圧を与えている。 その結果、キートップ130は、斜め下方向に摺動する。

    以上、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの中間状態について説明した。

    [3−3. 不使用時における情報処理装置]
    続いて、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの不使用時について説明する。 図14Bは、不使用時における情報処理装置10Cの側面図の一例である。 図14Cは、図14Bに示した情報処理装置10Cの一部を拡大して示した図である。

    図14Bおよび図14Cに示すように、情報処理装置10Cの不使用時においては、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を下回っており、第1のカム710が、蓋体14を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて支持部材200に対して水平方向(図14Bおよび図14Cにおいて右方向)の押圧を与えている。 その結果、キートップ130は、斜め下方向に摺動する。

    一方、ユーザが蓋体14を開く動作を行い、蓋体14とベゼル500との角度が第1の角度を上回り、支持部材200に対して与えられる押圧が解除されると、キートップ130が斜め上方向に摺動する。

    以上、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの不使用時について説明した。

    以上、本開示の第3の実施形態について説明した。

    <<4. むすび>>
    以上説明したように、本開示の実施形態によれば、水平方向に対して傾斜する溝部140を有する支持部材200と、溝部140に嵌合されて溝部140に対して斜め上下方向に摺動する摺動部150をそれぞれが備える複数のキートップ130と、複数のキートップ130のうち少なくとも2以上のキートップ130それぞれに備えられる摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させる制御部材と、を備える、キー入力装置12を提供することが可能である。

    かかる構成によれば、簡易な構造によって摺動部150を溝部140に対して斜め下方向に摺動させることによって、キートップ130の高さを低減することが可能である。 そのため、堅牢性やコストの面において容易にキー入力装置12の薄型化を実現することが可能である。 例えば、不使用時にはキートップ130が下部に維持されるため、キートップ130の高さを低減することが可能である。 また、例えば、使用時にはキートップ130が上部に維持されるため、キーの打鍵感覚を確保することが可能である。

    また、一般的なクラムシェル型のPCにおいては、蓋体の閉状態において蓋体に設けられた液晶表面がキートップにぶつからないように隙間などを設計することもあった。 しかし、無理な押圧によって生じる蓋体のたわみなどにより、液晶表面がキートップに接触して傷が付く可能性もあった。 本開示の実施形態によれば、蓋体の閉状態においてはキートップ130の高さをベゼル500の表面の高さよりも低くする(あるいは、キートップ130の高さをベゼル500の表面の高さと同一にする)ことができるため、蓋体に無理な力が加わったとしても液晶に傷が付きにくい。

    なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。 本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。

    なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
    (1)
    水平方向に対して傾斜する溝部を有する支持部材と、
    前記溝部に嵌合されて前記溝部に沿って摺動する摺動部をそれぞれが備える複数のキートップと、
    前記複数のキートップのうち少なくとも2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる制御部材と、
    を備える、キー入力装置。
    (2)
    前記制御部材は、2以上のキートップに対して押圧を与えることにより、2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    前記(1)に記載のキー入力装置。
    (3)
    前記キー入力装置は、2以上のキートップを斜め上方向に摺動させる所定の固定部材を備える、
    前記(1)または(2)に記載のキー入力装置。
    (4)
    前記制御部材は、前記支持部材に対して水平方向の押圧を与え、前記支持部材を介して2以上のキートップに押圧を与えることにより、2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    前記(2)に記載のキー入力装置。
    (5)
    前記制御部材は、ベゼルに対して水平方向の押圧を与え、前記ベゼルを介して2以上のキートップに押圧を与えることにより、2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    前記(2)に記載のキー入力装置。
    (6)
    前記制御部材は、外部から加えられる圧力を用いて2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    前記(1)に記載のキー入力装置。
    (7)
    前記制御部材は、蓋体を閉じるために外部から加えられる圧力を用いて2以上のキートップを前記溝部に沿って斜め下方向に摺動させる、
    前記(6)に記載のキー入力装置。
    (8)
    前記制御部材は、第1のカムを含んでおり、前記第1のカムは、前記蓋体とベゼルとの角度が第1の角度を下回った場合に、前記蓋体を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いて前記キートップに押圧を与える、
    前記(7)に記載のキー入力装置。
    (9)
    前記制御部材は、第2のカムを含んでおり、前記第2のカムは、前記蓋体と前記ベゼルとの角度が第2の角度を下回った場合に、前記蓋体を閉じるために外部から加えられる回動方向への圧力を用いてキー入力キャンセルのための検出スイッチを押下する、
    前記(8)に記載のキー入力装置。
    (10)
    前記第2の角度は、前記第1の角度よりも大きい、
    前記(9)に記載のキー入力装置。

    10A、10B、10C 情報処理装置 12 キー入力装置 14 蓋体 100 キーボードモジュール 130 キートップ 140 溝部 141 第1のガイド面 142 第2のガイド面 150 摺動部 200 支持部材 500 ベゼル 620 検出スイッチ 710 第1のカム 720 第2のカム R1 第1の角度 R2 第2の角度

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