Two-layer molding

申请号 JP9827297 申请日 1997-03-31 公开(公告)号 JPH10278179A 公开(公告)日 1998-10-20
申请人 Aron Kasei Co Ltd; アロン化成株式会社; 发明人 MIYAOKA TERUO; FUJIMOTO TATSUO; KAHOKI MANABU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To enable an engineering plastic to be thermally fusion-bonded tightly with an elastomer by coating an elastomer layer composed of a mixture of a specific styrene block copolymer and polystyrene and a specific ethylene copolymer on an engineering plastic layer. SOLUTION: A styrene.ethylene.propylene.styrene block copolymer(SEPS) is selected as an elastomer layer to be coated on an engineering plastic layer, and polystyrene (PS) is added in order to further improve the thermal fusion- bonding properties of (SEPS). The content of PS to be added is 20-60 pts.wt. for 100 pts.wt. of SEPS. Addition of the PS to the SEPS causes the generation of irregularities on the surface of moldings. Therefore, an ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA) and/or an ethylene-ethylacrylate copolymer (EEA) are added as a compatible modifying means. The content of the EVA and/or the EEA to be added is routinely 10-20 pts.wt. for 100 pts.wt. of the SEPS.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】エンジニアリングプラスチック層と、該エンジニアリングプラスチック層を被覆するエラストマー層とからなり、該エラストマーはスチレン・エチレン・
    プロピレン・スチレンブロック共重合体とポリスチレンと、エチレン−酢酸ビニル共重合体および/またはエチレン−エチルアクリレート共重合体との混合物であることを特徴とする二層成形物
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は例えば制御パネル、
    押しボタン等の高強度耐摩耗性が要求される部材、部品に適する二層成形物に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】例えば電気洗濯機、電子計算機等家庭用品や事務用品等にはインストルーメントパネル、制御パネル、押しボタン等が装備されている。 これら部材あるいは部品は使用頻度が高く高強度耐摩耗性が要求される。 このような部材、部品には従来から高強度なエンジニアリングプラスチックの射出成形物が使用されていた。 しかしエンジニアリングプラスチックは耐摩耗性が乏しいので、その表面に射出成形によってエラストマーを被覆した構成が提供されている(特開平6−6546
    7号、特開平6−107898号、特公平7−9413
    7号)。 上記構成においては、エラストマーとしてスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SI
    S)とポリエステル、ポリアミドまたは熱可塑性ポリウレタンとの混合物を使用して、エンジニアリングプラスチックとの熱融着性が改良されている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】上記従来技術においても、エンジニアリングプラスチックとエラストマーとの充分な熱融着性が得られなかった。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、エンジニアリングプラスチック層と、該エンジニアリングプラスチック層を被覆するエラストマー層とからなり、該エラストマーはスチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体とポリスチレンと、エチレン−酢酸ビニル共重合体および/またはエチレン−エチルアクリレート共重合体との混合物である二層成形物を提供するものである。

    【0005】

    【発明の実施の形態】本発明において使用されるエンジニアリングプラスチックとしては、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
    ポリブチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンオキサイド、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリアミノビスマレイミド、メチルペンテンコポリマー、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等がある。 上記エンプラは二種以上混合されてもよい。

    【0006】本発明において使用されるエラストマーとしては、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)が選択される。 そして該S
    EPSの熱融着性を更に改良するためにポリスチレン(PS)が添加される。 該PSは一般グレード(GP)
    あるいはハイインパクトグレード(Hi)のいずれでもよい。 該PSの添加量は、SEPS100重量部に対して通常20〜60重量部である。 上記PSはSEPSと充分な相溶性を示さないので、SEPSにPSを添加すると成形物表面にむらを生じ外観が劣化する。 そこで本発明では相溶性改良手段としてエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)および/またはエチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)を添加する。 上記EVAおよび/またはEEAの添加によってPSのSEPSに対する相溶性は改良され、成形物表面のむらは解消されて外観は大巾に向上する。 上記EVAおよび/またはEE
    Aの添加量はSEPS100重量部に対して通常10〜
    20重量部である。

    【0007】本発明の二層成形物を製造する方法としては、主として射出成形法が適用される。 該射出成形法としては、射出成形したエンジニアリングプラスチック成形物を射出成形金型内にインサートし、エラストマー層を射出成形するインサート射出成形法、射出成形金型内でエンジニアリングプラスチック成形物を射出成形し、
    次いでエラストマー層を射出成形する二色射出成形法がある。

    【0008】

    【実施例】エンジニアリングプラスチックとしてAB
    S,PC,HiPSおよび変性PPOを使用し、これらを射出成形して110×20×2mmのプレート状成形物を夫々製造し、各射出成形物を金型内に夫々インサートして表1に示す組成のエラストマー層(厚み1mm)を射出成形して二層成形物試料を作成する。 上記二層成形物試料の剥離強度(kgf/2cm )および成形物の外観評価の結果を表1に示す。

    【0009】

    【表1】

    剥離強度:10 kgf/2cm以上は材料破壊 外 観:○ 良, △ 不良

    【0010】表1に示すようにPSを添加すればエラストマー層の剥離強度は大巾に向上するが(No.4とNo.
    3との比較)、No.3に示すように外観不良となる。 しかしEVAまたはEEAを添加することによって外観は大巾に改良される(No.3とNo.1およびNo.2との比較)。

    【0011】

    【発明の効果】本発明では高強度なエンジニアリングプラスチック成形物に耐摩耗性を付与するためにエラストマー層被覆するが、該エラストマー層としてSEPSにPSを混合するから、成形物とエラストマー層との優れた熱融着性が得られ、また更にEVAおよび/またはE
    EAを添加するから、PSとSEPSとの相溶性が大巾に改良され、外観的にも優れた成形物が得られる。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 FI C08L 25/04 C08L 25/04 53/00 53/00 55/00 55/00 H01H 11/00 H01H 11/00 E 13/14 13/14 Z // B29K 23:00 25:00 33:04 55:00 B29L 9:00 31:34

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