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Method of transmitting key operation information, the transmission device and transmitting and receiving system

申请号 JP54072597 申请日 1997-05-09 公开(公告)号 JP4017190B2 公开(公告)日 2007-12-05
申请人 ソニー株式会社; 株式会社ソニー木原研究所; 发明人 俊久 植木; 直介 浅利; 正憲 石垣; 浩二 高嶋;
摘要
权利要求
  • 操作されたキーに対応するキーコード情報を生成し、
    上記キーの操作状態情報 して操作中/操作解除の区別を示すブレークフラグ情報を上記キーコード情報に付加し、
    上記キーコード情報が完結したことを示すターミネータコード情報を上記ブレークフラグ情報が付加されたキーコード情報の最後に付加し、
    キー操作情報として、上記キーコード情報とブレークフラグ情報と ターミネータコード情報を送信することを特徴とするキー操作情報の送信方法。
  • 上記キー操作情報をパケット化して送信することを特徴とする請求項1記載のキー操作情報の送信方法。
  • 上記キー操作情報は、同時操作された複数個のキーコード情報と、各キーコード情報に付加されたブレークフラグ情報を含むことを特徴とする請求項2記載のキー操作情報の送信方法。
  • 操作されたキーに対応するキーコード情報を生成し、上記キーの操作状態情報として操作中/操作解除の区別を示すブレークフラグ情報を上記キーコード情報に付加し、 上記キーコード情報が完結したことを示すターミネータコード情報を上記ブレークフラグ情報が付加されたキーコード情報の最後に付加したキー操作情報を生成するキー操作情報生成手段と、
    上記キー操作情報生成手段により生成されたキー操作情報を送信信号として送信する送信手段とを備えることを特徴とするキー操作情報の送信装置。
  • 上記送信手段は、上記送信信号を赤外線信号として送信出力するための赤外線送信手段を備えて構成されていることを特徴とする請求項4に記載のキー操作情報の送信装置。
  • 操作されたキーに対応するキーコード情報を生成し、上記キーの操作状態情報として操作中/操作解除の区別を示すブレークフラグ情報を上記キーコード情報に付加し、 上記キーコード情報が完結したことを示すターミネータコード情報を上記ブレークフラグ情報が付加されたキーコード情報の最後に付加し、キー操作情報として、上記キーコード情報とブレークフラグ情報と ターミネータコード情報を送信する送信装置と、
    上記送信装置から送信されたキー操作情報を受信し、その受信信号に含まれるキーコード情報に付加されているブレークフラグ情報がキー操作中であることを示す状態で受信信号が受信されなくなった場合に、この障害発生時点から計時動作を開始して所定時間内に受信信号が得られるようになれば受信信号を連続的に受信した とみなす制御を行う受信制御手段を備えた受信装置からなることを特徴とするキー操作情報の送受信システム。
  • 上記受信制御手段は、上記計時動作により所定時間経過した時点で受信信号が得られない場合に、 当該受信信号の 受信終了を示すキー操作終了情報信号を出力する制御を行うことを特徴とする請求項6記載のキー操作情報の送受信システム。
  • 说明书全文

    技術分野本発明は、キー操作情報の送信方法、送信装置及び送受信システムに関し、例えばワイヤレスによりキー操作情報を送信するキーボードと、このキーボードより送信された信号に基づいて処理動作を行うことのできるコンピュータなどの機器からなるキーコード情報の送受信システムに適用される。
    背景技術例えば、コンピュータなどの機器に対応する入装置として、特に文字入力等に対応するために用いるキーボードが広く知られているが、近年、キーボードの操作情報を赤外線信号などを用いてワイヤレスにより送信するワイヤレス・キーボードが知られるようになってきている。 この場合、受信装置となるコンピュータ側では赤外線受光部などの受信部が設けられ、ワイヤレス・キーボードより送信された信号を受信して、受信信号のキー操作情報に応じた処理を実行するようにされる。
    大きさが制限されたれキーボードが扱うべき操作の種類を多くする場合、キーの種類を増加するのは設置スペースによる限界があるので、キー操作の組合せにより多様化が図られている。 しかしながら、これまで知られているワイヤレス・キーボードにおいては、例えば送信信号の送信フォーマット等の都合上、複数キーの同時操作はせいぜい2〜4つ程度とされており、それ以上の同時操作は不可能とされていた。
    また、特に赤外線によりキーの操作情報を送信するいわゆるIRキーボード(IR:Infra-red)においては、例えば、IRキーボード側の赤外線の発光部と受信部側との間を人やものが通過する等の何らかの外乱によって、一時的に送信信号が遮断されることが当然考えられる。 ところがこのような場合、IRキーボード側ではキー操作が継続的に行われているにも拘わらず、受信側(例えばコンピュータ側)では信号の遮断により受信信号がとぎれた時点でキー操作が終了されたと判断して、これに対応した処理が行われる。 このため、たとえ送信信号の遮断が瞬間的なものであってもキーボード操作に応じて入力されていた文字や罫線などの表示などがいたずらに重複したり、逆に抜けてしまったりするなどして、キーボード使用者が行っている本来のキー操作に受信側のコンピュータが対応しなくなるような不都合が起こりやすいという問題点があった。
    そこで、本発明の目的は、多数のキーの同時操作によるキー操作形態の多様化を図ることを可能とした操作情報の送信方法、送信装置及び送受信システムを提供することにある。
    また、本発明の他の目的は、送信信号の遮断などの障害による誤動作のおそれの少ないキー操作情報の送信方法、送信装置及び送受信システムを提供することにある。
    発明の開示本発明に係るキー操作情報の送信方法は、操作されたキーに対応するキーコード情報を生成し、上記キーの操作状態情報として操作中/操作解除の区別を示すブレークフラグ情報を上記キーコード情報に付加し、上記キーコード情報が完結したことを示すターミネータコード情報を上記ブレークフラグ情報が付加されたキーコード情報の最後に付加し、キー操作情報として、上記キーコード情報とブレークフラグ情報とターミネータコード情報を送信することを特徴とする。
    本発明に係るキー操作情報の送信方法では、例えば、上記キー操作情報をパケット化して送信する。 また、本発明に係るキー操作情報の送信方法において、上記キー操作情報は、例えば同時操作された複数個のキーコード情報と、各キーコード情報に付加されたブレークフラグ情報を含むものとすることができる。
    本発明に係るキー操作情報の送信装置は、操作されたキーに対応するキーコード情報を生成し、上記キーの操作状態情報として操作中/操作解除の区別を示すブレークフラグ情報を上記キーコード情報に付加し、上記キーコード情報が完結したことを示すターミネータコード情報を上記ブレークフラグ情報が付加されたキーコード情報の最後に付加したキー操作情報を生成するキー操作情報生成手段と、上記キー操作情報生成手段により生成されたキー操作情報を送信信号として送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
    本発明に係るキー操作情報の送信装置において、上記送信手段は、例えば上記送信信号を赤外線信号として送信出力するための赤外線送信手段を備えて構成される。
    本発明に係るキー操作情報の送受信システムは、操作されたキーに対応するキーコード情報を生成し、上記キーの操作状態情報として操作中/操作解除の区別を示すブレークフラグ情報を上記キーコード情報に付加し、上記キーコード情報が完結したことを示すターミネータコード情報を上記ブレークフラグ情報が付加されたキーコード情報の最後に付加し、キー操作情報として、上記キーコード情報とブレークフラグ情報とターミネータコード情報を送信する送信装置と、上記送信装置から送信されたキー操作情報を受信し、その受信信信号に含まれるキーコード情報に付加されているブレークフラグ情報がキー操作中であることを示す状態で受信信号が受信されなくなった場合に、この障害発生時点から計時動作を開始して所定時間内に受信信号が得られるようになれば受信信号を連続的に受信したと見なす制御を行う受信制御手段を備えた受信装置からなることを特徴とする。
    本発明に係るキー操作情報の送受信システムにおいて、上記受信制御手段は、例えば、上記計時動作により所定時間経過した時点で受信信号が得られない場合に、当該受信信号の受信終了を示すキー操作終了情報信号を出力する制御を行う。
    【図面の簡単な説明】
    図1は、本発明を適用した送受信システムの構成を模式的に示す図である。
    図2は、上記送受信システムにおける送信装置であるIRキーボードの内部構成を示すブロック図である。
    図3は、上記IRキーボードのキーとキーコードの対応を示す説明図である。
    図4は、上記送受信システムにおけるパケットのデータ構造を示す図である。
    図5は、上記パケットのデータエリアを形成するデータブロックを示す図である。
    図6は、上記送受信システムにおいて1つのキーを操作した場合の送信信号のデータ構造を示す図である。
    図7は、上記送受信システムにおいて複数キーを操作した場合の送信信号のデータ構造を示す図である。
    図8は、上記送受信システムにおける受信装置である受光部の内部構成を示すブロック図である。
    図9は、上記受光部の通常時の動作例を示すタイミングチャートである。
    図10は、短い障害発生したときの上記受光部2の動作例を示すタイミングチャートである。
    図11は、長い障害発生したときの上記受光部2の動作例を示すタイミングチャートである。
    発明を実施するための最良の形態以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
    本発明は、例えば図1に示すような構成の送受信システムに適用される。
    この図1に示した送受信システムは、キー操作情報を赤外線信号として送信する発光部11を備えるIRキーボード1、上記発光部11から送信される赤外線信号を受信する受光部2、この受光部2を介して上記IRキーボード1のキー操作情報が入力されるコンピュータ装置3、このコンピュータ装置3に接続されたモニタ装置4などからなる。
    IRキーボード1は、その上面パネル部分に所要の複数の操作キーが配置されたキー部12が設けられており、また、その背面部に発光部11が設けられている。 そして、このIRキーボード1では、上記キー部12の各種キー操作に応じたキー操作情報が上記発光部11から455KHzの搬送周波数の赤外線信号として送信される。
    受光部2は、IRキーボード1の発光部11から送信される赤外線信号を受信してデコードし、キー操作に対応するキーコード信号をコンピュータ装置3に供給する。 ここでは、受光部2は、コンピュータ装置3とは別体とされてコネクタケーブルによりコンピュータ装置3と接続されるようになっているが、コンピュータ装置3に内蔵される構成とすることもできる。
    コンピュータ装置3は、例えばCD−ROM、Video CD、Photo CD、CD−DA(Digital Audio)やCD−Plusなどの各種ディスクメディアについて、汎用的に再生が可能とされたディスクプレーヤの機能を備える。 また、電話線3aを介して電話回線と接続することによってインターネット等のコンピュータ通信を行うための通信機能も備えている。
    このコンピュータ装置3における再生画像/音声は、例えばモニタ装置4や図示しないオーディオシステムにより、ユーザが鑑賞したり視聴したりすることができる。 また、このコンピュータ装置3は、GUI(Graphical User Interface)が採用されており、上記ディスクメディアの再生等のための操作やインターネット利用時の際にグラフィックやアイコンなどをモニタ装置4に表示するようになっている。 そして、ユーザは、このモニタ装置4の画面を見ながらIRキーボード1やマウスMなどを操作することによって、コンピュータ装置3の操作を行う。
    上記IRキーボード1は、その内部構造を図2のブロック図に概略的に示してあるように、キー部12、制御部13、ROM14及び発光部11からなる。
    このIRキーボード1では、マトリクス状に配置されている操作キー群を有するキー部12から、押圧操作されたキーを示す信号が時分割的に制御部13に供給される。 制御部13は、キー部12から供給された信号に基づいて現在操作されているキーに対応するキーコードをROM14から読み出して、後述する送信フォーマットに基づいてキーコードを送信するための送信信号を生成する。 そして、発光部11では、この送信信号に基づいてトランジスタ6がオン/オフ制御されることにより、LED5の発光のオン/オフが行われる。 これにより、発光部11からキー操作情報に対応するキーコードを示す赤外線信号が送信される。
    上述のROM14にはキー部12から供給されるキー操作情報に対応するキーコードのデータ等が格納されており、このキーコードデータの設定の一例を図3に示す。 この図3には日本語用キーボードの場合のキーコードデータの設定例が示されている。
    この図3において、左欄にはキー番号1〜127が示され、中央欄には各キー番号に対応する操作キーのキートップに刻印されている文字/シンボルが示され、さらに、右欄には各キー番号及び刻印文字/シンボルのキーに対応するキーコードが16進法により示されている。
    この図3に示したキーコードデータの設定例によれば、例えばユーザが『ESC』とキートップに刻印された操作キーを押圧操作した場合には、制御部13がROM14よりキー番号1のアドレスに格納されたキーコード『01』を読み出して、このキーコードを後述する送信フォーマットに則って送信するようにされる。
    次に、本発明に係る送信装置であるIRキーボード1により送信される送信信号のフォーマットについて図4〜図7を参照して説明する。
    IRキーボード1の発光部11から送信される赤外線信号すなわち送信信号は、パケットといわれる固定長のデータ群の単位が連続するようにして送信される。 図4にはこのパケットのデータ構造が示されている。 この図4に示すように1パケットは64ビットとされる。 パケットは、メーカ識別コードエリアA1、リモコン識別コードエリアA2、同一リモコン識別コードエリアA3とデータ識別コードエリアA4からなるヘッダ部HDRと、データエリアA5、パリティエリアA6よりなる。
    メーカ識別コードエリアA1(12ビット)は、当該リモートコントローラ(以下単にリモコンと略す)のメーカを識別するコードが設定される領域である。 このメーカ識別コードエリアA1に続くリモコン識別コードエリアA2(4ビット)は、同一メーカにおいてリモコンの種別を識別するコードの領域であり、同一リモコン識別コードエリアA3(4ビット)は、同一種類のリモコンを識別するコードのための領域であり、データ識別コードエリアA4(4ビット)は、データ領域のデータの種類を識別するためのコード領域である。 これら各エリアに対しては実際に使用されるIRキーボードの製造メーカや種類、及び送信フォーマットに基づくデータの種類等に応じて設定されたコードが与えられることになる。 なお、これらのコードデータも予めROM14に格納されるものである。
    データエリアA5(32ビット)は、操作されたキーを示すキーコードのデータが割り当てられる領域である。 また、最後のパリティエリアA6(8ビット)は、パリティデータのための領域である。
    図4に示した32ビットのデータエリアA5は、次に図5(a),(b),(c)に示す8ビットで1単位とされる3種類のデータブロックを後述するフォーマットに基づいて当て嵌めることによって形成される。
    図5(a)にはデータブロックとしてブレークフラグ付きキーコードが示されている。 このブレークフラグ付きキーコードは、図5(a)のように1ビットのブレークフラグが設けられ、続いて7ビットのキーコードの領域が設けられる。 この場合には、7ビットのキーコードの領域に対して、実際に押圧操作されているキーを示すキーコード(図3参照)が設定される。 また、ブレークフラグは、続くキーコード領域のデータにより示されるキーの押圧操作が行われている間は『0』とされるが、キー操作が解除されると『1』とされる。
    図5(b)にはターミネータコードが示されている。 このターミネータコードは、現在押圧されているとされる1又は複数のキーコードの終端を示すためのコードとされる。 ターミネータコードとしては、例えば図5(b)に示すように16進法により『FF』が設定される。
    図5(c)にはダミーコードが示されている。 このダミーコードは、後述するように、1パケットにおけるデータ領域A5内においてターミネータコードの後ろに余りの領域が生じた場合に用いられる。 このダミーコードとしては、例えば図5(c)に示すように16進法により『00』が設定される。
    次に、このような送信フォーマットに基づいて1つのキーを操作した場合に得られるデータ構造について図6を参照して説明する。 なお、図6においては、図4に示した1パケットのデータ構造のうち、データエリアA5のみが示され他のエリアについては省略されている。
    例えば、ユーザがIRキーボード1上のある1つのキーを操作したとすると、図6(a)に示すように、32ビットのデータエリアA5における最初の8ビットの第1ブロックには、ブレークフラグ付きキーコードが設定される。 このとき7ビットのキーコード領域には、現在ユーザが押圧操作しているキーに対応するキーコードが与えられている。 また、キーの押圧操作が行われている限り、ブレークフラグの領域は図6(a)のように『0』とされている。
    続く第2ブロック(8ビット)の領域には、現在操作中のキーのキーコードの終端を示すターミネータコードが設定される。 これによって受信側では現在押圧操作中のキーは、第1ブロックにより示されるキー1つのみであることを識別することができる。
    また、この場合には、続く第3ブロック及び第4ブロック(各8ビット)に対してはダミーコードが設定され、データエリアA5の余りの領域をうめるようにされる。
    そして、キーが押圧操作されている期間は、上記のようにして形成されたデータエリアA5を含む図6(a)に示すパケットが繰り返され、IRキーボード1の発光部11から連続して送信される。
    次にユーザがこれまで押圧操作していたキーを離した場合には、これに応じて図6(b)に示すように、第1ブロックのブレークフラグ付きキーコードのブレークフラグを『1』とする。 つまりキー操作の解除が行われたことを示すフラグを立てて送信を行う。 この図6(b)に示すデータ構造による送信が終了すると、IRキーボード1では送信動作を終了して、次のキー操作が行われるまで待機する。
    また、ユーザが2つのキーを同時操作しているときには、データエリアA5の第1ブロックに対して先に押圧操作されたキーに対応するブレークフラグ付きキーコードが設定され、第2ブロックに対して次に押圧操作されたキーに対応するブレークフラグ付きキーコードが設定される。 そして、続く第3ブロックに対してターミネータコードが設定され、第4ブロックに対してダミーコードが設定される。 そして、このようにして形成されたデータエリアA5を含むパケットが連続送信される。
    また、3つのキーが同時に操作されたときには、押圧操作されたキーの順に第1〜第3ブロックに対してブレークフラグ付きキーコードが設定され、第4ブロックに対してターミネータコードが設定される。 この場合、第1〜第4ブロックはブレークフラグ付きキーコードとターミネータコードにより使用されるためにダミーコードは設けられない。 そして、このようにして形成されたデータエリアA5を含むパケットが連続送信される。
    なお、複数がキー操作されている状態から1つのキーのみが先に操作解除された場合には、このキー操作の解除が行われたキーコードのブレークフラグが『1』とされたのちに、このブレークフラグ付きキーコードが除去され、まだキー操作が解除されてないブレークフラグ付きキーコードに対してターミネータコードが付加された状態として送信が継続される。
    具体的に、2つのキーを同時操作していた状態から1つのキーのみの操作を解除した場合には、1つのキーを操作している状態となるので結果的に図6(a)に示す構造のデータエリアA5を含むパケットによる送信が行われることになる。
    このように、現在押圧操作されているキーに対応するキーコードが設定されたブレークフラグ付きキーコードとターミネータコードの組合せを含むデータエリアA5を形成して送信する。
    図6にて説明したデータ構造は、1パケット内における32ビッートのデータエリアA5で1回のキー操作に対応する送信データが完結する形式となっているが、複数のパケットにまたがるデータエリアA5を1まとまりのデータエリアとして扱うことで、更に多くの操作キーの同時操作に対応することが可能となる。
    このような場合の一例として、10個のキーを同時操作した場合の送信データの具体的構造を図7に示す。 なお、この図7においても1パケットのデータ構造のうちデータエリアA5のみが示されている。
    この場合には、図7に示すパケット1におけるデータエリアA5の第1ブロックから第4ブロックに対して、同時操作された10個のキーのうち、1番目〜4番目に押圧された4つのキーに対応するブレークフラグ付きキーコード(1)〜(4)がその操作順に設定される。
    また、上記パケット1に続いて送信されるパケット2におけるデータエリアA5の第1ブロック〜第4ブロックに対しては、5番目〜8番目に押圧された4つのキーに対応するブレークフラグ付きキーコード(5)〜(8)が設定される。 更に、パケット2に続いて送信されるパケット3におけるデータエリアA5の第1ブロック及び第2ブロックに対しては、それぞれ9番目と10番目に押圧された2つのキーのブレークフラグ付きキーコード(9),(10)が設定され、次の第3ブロックに対してターミネータコードが設定される。 このターミネータコードによって、ブレークフラグ付きキーコード(10)が同時操作に対応するキーコードのうち、最後のキーコードであることが示される。 これにより受信側では、パケット1〜パケット3に亘って設定されたブレークフラグ付きキーコード(1)〜(10)が同時操作されているキーに対応するものであることを識別可能となる。
    この場合、パケット3の第4のブロックが余ることから、この第4ブロックにダミーコードが設けられている。
    つまり、この場合にはパケット1〜パケット3までの連続する3つのパケットのデータエリアA5(32ビット×3=96ビット)の領域により、1まとまりのデータエリアを形成するようにされる。 そして、これら10個のキーが操作されている期間には、上記のようにして形成されたデータエリアA5を含む3つのパケット1〜パケット3が繰り返し送信されることになる。
    このように、複数のパケットにまたがるデータエリアA5を1まとまりのデータエリアとして見なすことで、上述の如き送信フォーマットでは、基本的にキーコードとして送信可能な同時操作されるキーの数には制限はない。
    ただし、実際のキー入力操作を考慮した場合、ユーザが両手の指全て使用しても最大10個のキーしか同時操作することができないので、これに余裕を与えて、例えば最大15個のキーの同時操作に対応するキーコードの送信を可能として、仮に15個以上のキーの同時操作が行われた場合には、順序的に16番目以降に操作されたキーコードは発生しないように処理するものとする。 この場合、データエリアA5を連結して1まとまりのデータエリアとして扱うことのできる最大ビット数は、4パケット分の32ビット×4=128ビットと定義される。
    このように定義された場合、例えば仮に15個のキーが同時操作された場合には、最初のパケットから4番目のパケットの第3ブロックまでの計15個のデータブロックの領域に15個のキーのキーコードが与えられたブレークフラグ付きキーコードがそれぞれ割り当てられ、最後の4番目のパケットの第4ブロックにターミネータコードが設定されて、計128ビットにより形成されるデータエリアが完結することになる。
    また、これら多数個のキーが同時操作された状態から、あるキーのみが先に操作解除された場合には、このキー操作の解除が行われたキーコードのブレークフラグが『1』とされたのちに、このブレークフラグ付きキーコードが除去されていき、依然としてキー操作が解除されていないブレークフラグ付きキーコードの最後に対してターミネータコードが付加された状態として送信が継続される。 この点は、先に説明したのと同様である。
    次に、IRキーボード1から送信される赤外線信号を受信して所要の処理を実行する受光部2側の受信動作について説明する。
    この受光部2は、その内部構成を図8に示してあるように、赤外線信号を受信する受光素子20と、この受光素子20で受信された赤外線信号について所要の処理を行う1チップマイクロコンピュータ等からなる制御部21を備える。
    上記制御部21は、受光素子20で受信された赤外線信号が入力されるパケット解析部22、このパケット解析部22に接続されたデータ識別部23、このデータ識別部23に接続されたデータ抽出部24、このデータ抽出部24に接続された送信データ処理部25及びテーブル参照処理部26、このテーブル参照処理部26に接続されたデータテーブル27及びPS/2データ変換部28からなる。
    パケット解析部22は、受光素子20で受信された赤外線信号についてパケットのデータ構造を解析する。 また、データ識別部23は、上記パケット解析部22により解析されたパケットのデータエリアA5を識別する。 そして、データ抽出部24は、上記データ識別部23により識別されたデータエリアA5に含まれているの送信データを抽出して、32ビット(=8ビット×4)の送信データをテーブル参照処理部26に供給する。 なお、上記送信データ処理部25は、上記データ抽出部24により抽出される送信データに対するタイムアウト処理を行う。
    そして、テーブル参照処理部26は、上記データ抽出部24により抽出された送信データに基づいてデータテーブル27を参照してMake信号S M及びBreak信号S Bを生成し、上記データ抽出部24により抽出された送信データとして与えられたキーコードデータとともにMake信号S M及びBreak信号S BをPS/2データ変換部28に供給する。 PS/2データ変換部28は、上記テーブル参照処理部26から供給されたキーコードデータ、Make信号S M及びBreak信号S BをPS/2フォーマットにしたがったキー操作情報信号に変換してPS/2インターフェース30を介してコンピュータ装置3側に供給する。
    図9は、受光部2の赤外線信号受信時の通常時の動作を示すタイミングチャートである。 図9(a)には受光部2で受信される受信信号が示されている。 図9(a)において、Hレベルの期間は、受光部2により受信信号が得られている期間を示している。 また、図9(b)には、受光部2からコンピュータ装置3に供給される信号のうち、Make信号S M及びBreak信号S Bの出力タイミングが示されている。
    図9(a)に示すように時点t 1において、IRキーボード1によるキー操作が開始されて赤外線信号が送信されると、受光部2の制御部21では、受信された赤外線信号のエッジを検出して、図9(b)の時点t 1に示すようにMake信号S Mを発生してコンピュータ装置3に供給する。 このMake信号S Mは、IRキーボード1より送信が開始されたことすなわちキー押圧操作が開始されたことを示す情報信号である。 そして、コンピュータ装置3では、Make信号S Mが得られて以降、受光部2より供給されるキー操作情報に基づく処理を実行する。 なお、受光部2で受信されたキーコードデータは、受光部2の制御部21によりデコードされて、上記Make信号S Mの後にキーコード信号としてコンピュータ装置3に送られる。
    そして、時点t 2においてこれまで操作されていたIRキーボード1の操作が解除され送信信号が適正に停止されると、前述のようにIRキーボード1から送信されるすべてのキーコードのブレークフラグが『1』とされた後に、赤外線信号の送信が終了される。 これに伴って、図9(a)に示すように受光部2で受信されていた受信信号もLレベルとなる。
    そして、受光部2の制御部21では、上記受信信号がLレベルに変化したエッジを検出して、図9(b)の時点t 2に示すように赤外線信号の送信が終了したことすなわちキー押圧操作が適正に解除されたことを示すBreak信号S Bを出力する。 つまり、受光部2の制御部21は、送信終了を検出した時にこれより前に受信した受信信号のキーコードのブレークフラグが『1』とされていた場合には、上記Break信号S Bを出力する。
    コンピュータ装置3では、このBreak信号S Bが入力されると、キーボードによる入力操作が終了したと判断して、次の動作に移行する。
    上記図9にて説明した動作は送信信号すなわち赤外線信号が適正に送信された平常時の動作であるが、このように送信信号として赤外線信号を用いた場合、例えば他の光源等の入光等による外乱や、人や物などの通過により赤外線信号の伝送路が一時的に遮断されるなどの障害により、IRキーボード1側では赤外線信号の送信を行っているのにも拘わらず、受光部2側では受信信号が得られない状況となる可能性がある。
    そこで次に、このような障害が発生した場合の受光部2側の動作例について、図10及び図11を参照して説明する。
    上記受光部2の制御部21における送信データ処理部25によるタイムアウト処理で規定される時間T OUT (ここでは例えば1秒とする)よりも短い時間T BLK1だけ障害が発生した場合を図10に示し、また、上記時間T OUTよりも長い時間T BLK2に亘って障害が発生した場合を図11に示してある。
    図10(a 0 ),(a 1 ),(a 2 )及び図11(a 0 ),(a 1 ),(a 2 )には、受光部2で受信される受信信号が示されている。 図10(a 0 ),(a 1 ),(a 2 )及び図11(a 0 ),(a 1 ),(a 2 )において、Hレベルの期間は、受光部2により受信信号が得られるべき期間を示している。 また、図10(b 0 ),(b 1 ),(b 2 )及び図11(b 0 ),(b 1 ),(b 2 )には、受光部2からコンピュータ装置3に供給される信号のうち、Make信号S M及びBreak信号S Bの出力タイミングが示されている。
    すなわち、この送受信システムにおいて、受光部2は、例えば図10(a 0 )及び図11(a 0 )に実線で示すように、IRキーボード1によるキー操作が開始された時点t 1からキー操作が解除された時点t 2まで障害が発生することなく赤外線信号を連続的に受信すると、図10(b 0 )及び図11(b 0 )に示すように、受信した赤外線信号の立ち上がりエッジの検出時点t 1でMake信号S Mを出力し、キーコードのブレークフラグが『1』とされた赤外線信号の受信終了時点t 2でBreak信号S Bを出力する。
    そして、時点t 11において何らかの原因により、IRキーボード1側で送信出力が継続されているのにも拘わらず、送信信号が遮断されたとすると、受光部2側では、受信信号が得られなくなり、図10(a 0 )及び図11(a 0 )に破線で示すように、受信信号がLレベルに変化する。
    この場合、時点t 11までに送信されていた送信信号のキーコードは、実際には送信動作は終了しておらず、IRキーボード1側ではユーザのキーの押圧操作が継続されて、送信も継続された状態にある。 このため、時点t 11までに受光部2で受信された受信信号のキーコードにつけられたブレークフラグに『1』は設定されておらず、『0』のままとされている。 つまりキー操作解除を示すフラグはたてられていない。
    そこで、受光部2では、それまで受信されていたキーコードのブレークフラグに『0』が設定されていた状態のまま受信信号が得られなくなった場合には、データ抽出部24に接続された送信データ処理部25により上記データ抽出部24を制御して、受信信号が中断された時点t 11でテーブル参照処理部26からBreak信号S Bを出力しないようする。
    その後、上記送信データ処理部25では、受信信号が中断された時点t 11から例えば1秒以内に受信信号が復帰されるか否かを判別するタイムアウト処理を行う。 そして、図10(a 0 )に示すように、1秒経過しないうちに障害が除かれ受信信号が得られた場合には、受信信号が新たに得られてもその時点でMake信号S Mを出力せず、そのまま再び受信された受信信号に基づいてコンピュータ3にキー操作情報を出力する処理を実行するように上記データ抽出部24を制御する。
    図10(a 0 )においては、時点t 11から時点t 13までが送信データ処理部25によるタイムアウト処理で規定される1秒の時間T OUTを示しており、時点t 11から1秒未満の時点t 12において障害状態から復帰して受信信号が得られている。 このように送信信号が遮断されて受信不能となった時点t 11から1秒未満の時点t 12で再び受信信号が得られた場合には、上記送信データ処理部25によるタイムアウト処理により上記データ抽出部24を制御して、受信信号が中断された時点t 11でテーブル参照処理部26からBreak信号S Bを出力しないようし、さらに、時点t 12において受信信号が新たに得られてもMake信号S Mを出力しないようにする。
    従来においては送信信号のフォーマットとしてブレークフラグが定義されていないため、受信側で受信信号が得られない場合には必ずBreak信号S Bが出力されるようになっていた。 このため図10(a 0 )のように時点t 12において障害が復旧して受信信号が得られた場合には、時点t 11でBreak信号S Bが出力され、時点t 12において新たにMake信号S Mが出力されることになる。
    この場合、コンピュータ装置3側では上記時点t 11のBreak信号S Bと時点t 12のMake信号S Mに基づいて、時点t 11以前の受信信号と時点t 12以降の受信信号について、それぞれ異なるキー押圧操作に対応する受信信号として扱うようにして処理を実行することになる。 具体的には、例えばユーザが[F]の刻印されたキーを操作して英字入力をしている時のことを考えた場合、時点t 11以前と時点t 12以降ではそれぞれ別のキー操作情報と見なされることにより、本来は『F』の1文字が入力されるべきであるところを、『FF』の2文字が入力されることになり、ユーザにとっては不意に入力ミスが生じたようにみえることになる。
    これに対して、本発明を適用した送受信システムでは、図10(a 0 ),(b 0 )にて説明したように、時点t 11及び時点t 12においてBreak信号S B又はMake信号S Mが出力されないので、コンピュータ装置3側では時点t 11以前と時点t 12以降の受信信号に基づいて得られたキーコードについて、同一のキー操作に対応するキーコード情報として扱うことになる。 すなわち、上記時点t 1から時点t 2までの赤外線信号の受信期間中に障害が発生した場合、その障害時間T BLK1が上記送信データ処理部25によるタイムアウト処理で規定される時間T OUTよりも短い場合には、図10(b 0 )に示すように、障害のなかった場合と同じタイミングでMake信号S M及びBreak信号S Bが出力される。 これにより、例えば上述のようにユーザが[F]の刻印されたキーを操作して英字入力をしていた場合には、ユーザが意図しているとおりに『F』の1文字が入力されることになる。 したがって、受信信号が瞬間的に中断されてもキー入力に関する誤動作を著しく低くすることができる。
    また、図10(a 1 )に示すように、赤外線信号の送信終了の時点すなわち受光部2における受信信号の立ち下がりエッジの時点t 2 'が障害時間T BLK1中にある場合、上記受信信号のキーコードにつけられたブレークフラグ『1』に基づいて上記受信信号の立ち下がりエッジの時点t 2 'でBreak信号S Bを出力することができないので、上記送信データ処理部25は、図10(b 1 )に示すように、タイムアウト処理で規定される時間T OUTを経過した時点t 13で強制的にBreak信号S Bを出力するように上記データ抽出部24を制御する。 これにより、受光部2は、受信した受信信号の立ち上がりエッジの検出時点t 1でMake信号S Mを出力し、上記タイムアウト処理で規定される時間T OUTを経過した時点t 13で強制的にBreak信号S Bを出力する。 したがって、コンピュータ装置3側では、上記受光部2から出力されるMake信号S Mの出力された時点t 1からBreak信号S Bが出力される時点t 12までの間、受信信号に基づいて得られたキーコードを同一のキー操作に対応するキーコード情報として扱うことになる。
    なお、図10(a 2 )に示すように、赤外線信号の送信開始の時点すなわち受光部2における受信信号の立ち上がりエッジの時点t 1 "が障害時間T BLK1中にある場合には、上記受信信号の立ち上がりエッジの時点t 1 "でMake信号S Mを出力することができないので、上記送信データ処理部25は、タイムアウト処理も実行することなく、図10(b 2 )に示すように、受信部2のデータ抽出部24は障害から復旧し受信信号が得られた時点t 12で強制的にMake信号S Mを出力するようにデータ抽出部24を制御する。 これにより、受光部2は、障害から復旧し受信信号が得られた時点t 12でMake信号S Mを出力し、上記受信信号のキーコードにつけられたブレークフラグ『1』に基づいて上記受信信号の立ち下がりエッジの時点t 2 "でBreak信号S Bを出力する。したがって、コンピュータ装置3側では、上記受光部2から出力されるMake信号S Mの出力された時点t 12からBreak信号S Bが出力される時点t 2 "までの間、受信信号に基づいて得られたキーコードを同一のキー操作に対応するキーコード情報として扱うことになる。
    このように、上記受光部2は、制御部21の送信データ処理部25によるタイムアウト処理で規定される時間T OUTよりも短い時間T BLK1の障害に対しては障害時間T BLK1中にMake信号S MやBreak信号S Bを出力しないようにしている。
    また、上記受光部2では、図11(a 0 )に示すように、赤外線信号を受信している途中で、制御部21の送信データ処理部2によるタイムアウト処理で規定される時間T OUTよりも長い時間T BLK2に亘って障害が発生した場合、受信信号が中断された時点t 11ではテーブル参照処理部26からBreak信号S Bを出力しないようし、上記送信データ処理部25によるタイムアウト処理により、強制的にBreak信号S Bを出力するようにデータ抽出部24を制御する。
    図11(a 0 )においては、時点t 11から時点t 13までが送信データ処理部25によるタイムアウト処理で規定される1秒の時間T OUTを示しており、時点t 11から1秒を超過した時点t 14において障害状態から復帰して受信信号が得られている。 このように送信信号が遮断されて受信不能となった時点t 11から1秒を超過した時点t 14で再び受信信号が得られた場合には、図11(b 0 )に示すように、上記送信データ処理部25によるタイムアウト処理により上記データ抽出部24を制御して、受信信号が中断された時点t 11ではテーブル参照処理部26からBreak信号S Bを出力しないようし、上記時点t 11からタイムアウト処理で規定される1秒の時間T OUTを経過した時点t 13で強制的にBreak信号S Bを出力する。 そして、受信部2は、障害から復旧して受信信号が新たに得られた時点t 14で新たにMake信号S Mを出力する。
    すなわち、図11(a)の時点t 11では、IRキーボード1側でキー押圧操作が行われているのにも拘わらず、破線で示すように、障害の発生により受信信号がLレベルに変化しているが、このとき受光部2からはBreak信号S Bは出力されない。 そして、この時点t 11から1秒を経過した時点t 13に至るまでの期間において障害から復帰せず受信信号が得られない場合に、この時点t 13において強制的にBreak信号S Bを出力する。 コンピュータ装置3側では、このBreak信号S Bが入力されることにより、時点t 11以前の受信信号のキーコードに対応するキー押圧操作が終了したと見なして、所要の処理を実行する。
    ここで、キー操作中において受信信号の中断が1秒以上続くような状況は、キー操作中のユーザにとっては相当長い時間に感じられるものである。 このため、受信信号の中断が1秒以上続いたような場合には、一旦Break信号S Bを出力してキー操作の終了情報をコンピュータ装置3側に与えることによって、例えば必要があればユーザ自身により送信信号の遮断の要因を排除してもらった上で再度、新たなキー入力動作を促すようにした方が、使い勝手上好ましい。
    また、図11(a 1 )に示すように、赤外線信号の送信終了の時点すなわち受光部2における受信信号の立ち下がりエッジの時点t 2 'が障害時間T BLK2中にある場合、上記受信信号のキーコードにつけられたブレークフラグ『1』に基づいて上記受信信号の立ち下がりエッジの時点t 2 'でBreak信号S Bを出力することができないので、上記送信データ処理部25は、図11(b 1 )に示すように、タイムアウト処理で規定される時間T OUTを経過した時点t 13で強制的にBreak信号S Bを出力するように上記データ抽出部24を制御する。 これにより、受光部2は、受信した受信信号の立ち上がりエッジの検出時点t 1 'でMake信号S Mを出力し、上記タイムアウト処理で規定される時間T OUTを経過した時点t 13で強制的にBreak信号S Bを出力する。 したがって、コンピュータ装置3側では、上記受光部2から出力されるMake信号S Mの出力された時点t 1からBreak信号S Bが出力される時点t 13までの間、受信信号に基づいて得られたキーコードを同一のキー操作に対応するキーコード情報として扱うことになる。
    なお、図11(a 2 )に示すように、赤外線信号の送信開始の時点すなわち受光部2における受信信号の立ち上がりエッジの時点t 1 "が障害時間T BLK2中にある場合には、上記受信信号の立ち上がりエッジの時点t 1 "でMake信号S Mを出力することができないので、上記送信データ処理部25は、タイムアウト処理も実行することなく、図11(b 2 )に示すように、受信部2のデータ抽出部24は障害から復旧し受信信号が得られた時点t 14で強制的にMake信号S Mを出力するようにデータ抽出部24を制御する。 これにより、受光部2は、障害から復旧し受信信号が得られた時点t 14でMake信号S Mを出力し、上記受信信号のキーコードにつけられたブレークフラグ『1』に基づいて上記受信信号の立ち下がりエッジの時点t 2 "でBreak信号S Bを出力する。したがって、コンピュータ装置3側では、上記受光部2から出力されるMake信号S Mの出力された時点t 14からBreak信号S Bが出力される時点t 2 "までの間、受信信号に基づいて得られたキーコードを同一のキー操作に対応するキーコード情報として扱うことになる。
    なお、図10及び図11においては受信信号の中断からBreak信号S Bを強制的に出力するまでの時間T OUTを1秒としているが、これはあくまでも一例であり、実際の使用条件等に応じて最も適正とされる時間長が設定されればよい。
    また、本発明を実施するのに、図4に示したパケット単位で伝送する送信フォーマットは必ずしも必要なくなく、押圧操作されているキーに対応するブレークフラグ付きキーコード+ターミネータコードからなる可変長のデータを1まとまりとして、これを連続送信するようにすることも可能である。
    また、本発明が適用される送受信システムは、図1に示した構成に限定されるものではなく、無線によりキー操作情報を送信可能なキーボード装置と、このキーボード装置の送信信号を受信して所要の処理を実行するように構成された受信システムが備えられていれば、他の形態のシステムに対しても本発明は適用可能である。
    また、キーボード装置に備えられる送信手段としては例えば赤外線以外の電波等により送信する構成がとられていても本発明の適用が可能であるが、キーコードにブレークフラグを付けた送信フォーマットは、送信信号経路が人やもの等により遮断される可能性の高い赤外線伝送方式において効果的である。
    以上説明したように本発明では、現在操作されている1又は複数のキーに対応するキーコードと、このキーコードの最後に設けられるターミネータコードを1まとまりのキー操作情報として送信するようにされているが、このようなフォーマットによると送信可能な同時操作キー数に無限はなくなるという効果を有している。 このため、例えばこれまでにはなかったような複合キー操作なども可能とされて、キーボードによるキー操作形態の多様化をはかることができる。
    また、本発明では、キーコードにブレークフラグが設けられていることで、受信装置側においてキー操作が解除されたことを識別することが可能である。 そこで、受信装置においては、ブレークフラグがキー操作中であることを示す状態で受信信号が得られなくなった場合には、例えば所定時間以内であればコンピュータ装置側にブレーク信号を出力しないようにすることで、一時的な受信信号の遮断についてはキー操作の終了と見なさないように扱うことが可能となり、それだけ、受信信号の遮断により生じるコンピュータ装置側の誤動作の可能性が低くなう。 結果的に、外乱による送信信号の遮断に強い送受信システムを得ることができる。

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