Signal processing system

申请号 JP10948796 申请日 1996-04-30 公开(公告)号 JP3233571B2 公开(公告)日 2001-11-26
申请人 アルプス電気株式会社; 发明人 貞一 志賀;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 キーボードと、信号処理装置と、受信アダプタ装置とからなり、前記キーボードと前記受信アダプタ装置間が選択的にケーブル接続され、前記信号処理装置と前記受信アダプタ装置間が接続されるとともに、
    前記キーボードは、多数のキーを有するキー操作部と、
    前記多数のキーの中の操作キーに対応したスイッチデータを出力する制御部と、前記スイッチデータを前記ケーブルを介して出力するデータ送信部と、前記スイッチデータを光送信する光データ送信部と、内蔵電源とを備え、前記受信アダプタ装置は、前記ケーブルを介して伝送された前記スイッチデータを受けるデータ受信部と、
    前記光送信された光データを受ける光データ受信部と、
    前記データ受信部または前記光データ受信部で受けた前記スイッチデータを記憶する記憶部と、前記記憶部から読み出した前記スイッチデータをスイッチコードに変換して前記信号処理装置側に送信するとともに、前記信号処理装置から供給された信号を処理する送受信制御部とを備えることを特徴とする信号処理システム。
  • 【請求項2】 前記キーボードは、座標入力操作体を備えており、前記座標入力操作体の操作で得られた座標データが前記光データ送信部に供給されることを特徴とする請求項1に記載の信号処理システム。
  • 【請求項3】 前記キーボードは、第1のIDを選定できる第1ID設定部を備え、前記アダプタ部は、第2のIDを選定できる第2ID設定部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の信号処理システム。
  • 【請求項4】 前記キーボード及び前記受信アダプタ装置は、それぞれジャック部を有しており、前記キーボードと前記受信アダプタ装置間のケーブル接続はこれらのジャック部を介して行われることを特徴とする請求項1
    に記載の信号処理システム。
  • 【請求項5】 前記受信アダプタ装置は、選択的に前記信号処理装置のパネル前面に組み込み可能であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の信号処理システム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理システムに係わり、特に、キーボードと信号処理装置との間に受信アダプタ装置を介在させ、キーボードで得られたスイッチデータをケーブルを介してまたは光信号として受信アダプタ装置に伝送するようにした信号処理システムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】一般に、キーボードをパーソナルコンピュータ(パソコン)等の信号処理装置に接続する場合は、信号処理装置とキーボードとの間をケーブルによって接続し、キーボードに設けられている多数のキーのいずれかのキーが操作されると、キーボード側において、
    操作キーに対応したスイッチコード(キーボードコード)が形成され、このスイッチコードがケーブルを介して信号処理装置に伝送される。

    【0003】ここで、図5は、信号処理装置にケーブルを介してキーボードが接続される既知の信号処理システムの構成の一例を示すブロック構成図である。

    【0004】図5に示されるように、キーボード51がケーブル52を介して信号処理装置(PC)53に接続され、信号処理システムが構成されている。 この場合、
    キーボード51は、多数のキーが配置されたキーマトリクス54と、信号処理装置53から供給される制御データの制御によってキーボード全体の動作を統括制御する制御部(CPU)55と、キーの操作状態等を表示する表示部(IND)56と、キーボード51と信号処理装置53との間をインタフェイスするインタフェイス回路(I/F)57とからなっている。 この場合、制御部5
    5は、以下に述べるような種々の働きをするもので、その第1はキーマトリクス54に配置された多数のキーを順に走査する走査信号を発生する働き、その第2は多数のキーの走査時に操作されたキーに対応するスイッチデータを受信する働き、その第3は受領したスイッチデータを信号処理装置53に送るためのスイッチコードに変換する働き、その第4はスイッチコードをインタフェイス回路57及びケーブル52を介して信号処理装置53
    に伝送する働き、その第5は表示部56に所要の表示データを送信する働き、その第6は信号処理装置53からケーブル52を介して供給される指令信号に応答して所要の信号処理を実行する働き等である。

    【0005】前記構成による信号処理システムにおいて、キーマトリクス54に配置された多数のキーの中のいずれかのキーが操作されると、制御部55は操作されたキーに対応したスイッチデータを順次受信する。 次いで、制御部55は、受信したスイッチデータを信号処理装置53に送るためのスイッチコードに変換し、スイッチコードをインタフェイス回路57及びケーブル52を介して信号処理装置53に順次伝送する。 このスイッチコードの伝送時に、信号処理装置53から何等かの指令データが制御部55に供給されると、制御部55はその指令データに応答して指令内容に対応した動作を実行する。

    【0006】また、既知の信号処理システムの中には、
    キーボードと信号処理装置とをケーブルを介して接続する代わりに、キーボードから赤外線等の光信号を送信し、その光信号を信号処理装置において受信することにより、キーボードと信号処理装置との間をワイヤレス接続するようにした、いわゆるワイヤレスキーボードも既に開発されており、その一例として、特開平2−304
    611号に開示のものがある。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、キーボードと信号処理装置とをケーブルによって接続する既知の信号処理システムは、信号処理装置に接続可能なキーボードの種別が特定されるだけでなく、キーボードと信号処理装置との間で伝送可能なデータの種別も信号処理装置において処理可能なスイッチデータ等に限られることから、信号処理システムにおけるデータ伝送には融通性を欠くという問題がある。

    【0008】一方、キーボードと信号処理装置とを光信号の伝送によってワイヤレス接続する既知の信号処理システムは、同じく信号処理装置の間でデータ伝送させることが可能なキーボードがワイヤレスキーボードに限られるだけなく、キーボードと信号処理装置との間で光伝送されるデータも信号処理装置において処理可能であるスイッチデータ等に限られることから、同様に、信号処理システムにおけるデータ伝送には融通性を欠くという問題がある。

    【0009】本発明は、これらの問題点を解決するもので、その目的は、キーボードと信号処理装置間でデータ伝送を行う際、ケーブル伝送または光伝送を可能にしてデータ伝送に融通性を持たせた信号処理システムを提供することにある。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明の信号処理システムは、キーボードと信号処理装置の間に受信アダプタ装置を介在させ、キーボードと受信アダプタ装置との間のデータ伝送は、データ形態に依存しないスイッチデータを用いたケーブル伝送または光伝送によって行われ、受信アダプタ装置と信号処理装置の間のデータ伝送は、信号処理装置で処理可能なスイッチコードを用いたケーブル伝送によって行われる手段を備える。

    【0011】このような手段の採用により、キーボードから受信アダプタ装置へのデータ伝送は、ケーブルによる電気信号の形で行ったり、または、ワイヤレス伝送による光信号の形で行ったりすることができ、その上、受信アダプタ装置の構成を適宜変更すれば、複数種別のキーボードを受信アダプタ装置に接続させることが可能になり、データ伝送に融通性を持った信号処理システムが得られる。

    【0012】

    【発明の実施の形態】本発明の1つの実施の形態において、信号処理システムは、キーボードと、信号処理装置と、受信アダプタ装置とを備え、キーボードと受信アダプタ装置との間は選択的に第1のケーブルを介して相互接続され、受信アダプタ装置と信号処理装置との間は第2のケーブルを介して相互接続される。 そして、キーボードは、多数のキーを有するキー操作部と、多数のキーの中の操作キーに対応したスイッチデータを出する制御部と、出力されたスイッチデータを第1のケーブルを介して出力するデータ送信部と、出力されたスイッチデータを光送信する光データ送信部と、内蔵電源とを備える。 また、受信アダプタ装置は、第1のケーブルを介して伝送されてきたスイッチデータを受けるデータ受信部と、光送信された光データを受ける光データ受信部と、
    データ受信部または光データ受信部で受けたスイッチデータを一時的に記憶する記憶部と、記憶部から読み出したスイッチデータをスイッチコード(キーボードコード)に変換した後、第2のケーブルを介して信号処理装置に送信するとともに、信号処理装置から第2のケーブルを介して供給されたデータを処理する送受信制御部とを備える。

    【0013】また、本発明の他の実施の形態において、
    信号処理システムは、キーボードが座標入力操作体を具備しており、制御部が座標入力操作体の操作時に座標データを出力して光データ送信部に供給する機能を有している。

    【0014】本発明の実施の形態によれば、キーボードに配置されるいずれかのキーが操作され、そのキーの操作に伴って得られるスイッチデータは、第1のケーブルを介して受信アダプタ装置側に伝送されるか、または、
    光データに変換されてキーボード側から受信アダプタ装置側に伝送されるようになり、キーボードと受信アダプタ装置との間のスイッチデータの伝送に際して、スイッチデータ自体で伝送を行うか、または、光データに変換した上でワイヤレス伝送を行うかを適宜選択することが可能になり、データ伝送に融通性を持った信号処理システムを構成することができる。

    【0015】また、本発明の実施の形態によれば、キーボードの種別を変更した場合に、その変更に伴い受信アダプタ装置の構成を適宜変更(キーボードの種別に合致した構成の受信アダプタ装置を選択)すれば、複数の種別のキーボードを受信アダプタ装置に接続させることが可能になり、同じく、データ伝送に融通性を持った信号処理システムを構成することができる。

    【0016】

    【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

    【0017】図1は、本発明に係わる信号処理システムの概略の構成を示すブロック構成図である。

    【0018】図1に示されるように、信号処理システムは、キーボード1と、パソコン等からなる信号処理装置2と、受信アダプタ装置3と、キーボード1と受信アダプタ装置3とを選択的に接続する第1のケーブル4と、
    信号処理装置2と受信アダプタ装置3とを接続する第2
    のケーブル5とからなり、キーボード1と信号処理装置2とが受信アダプタ装置3を介して接続された構成になっている。

    【0019】次に、図2は、図1に図示の信号処理システムに用いられるキーボードの一実施例を示すブロック構成図であり、図3は、同じく図1に図示の信号処理システムに用いられる受信アダプタ装置の一実施例を示すブロック構成図である。

    【0020】図2に示されるように、キーボード1は、
    キーマトリクス(キー操作部)6と、入出力回路(I/
    O)7と、制御部(CPU)8と、バッファ9(1)とジャック9(2)とプラグ9(3)とを含むデータ送信部9と、発光ダイオード10(1)とバッファ10
    (2)とを含む光データ送信部10と、内蔵電源11
    と、表示部(IND)12と、RAM13と、ROM1
    4と、ID回路(第1ID設定部)15と、エネーブル/リセット回路16とを具備する。

    【0021】そして、キーマトリクス6は、多数のキーが配置されているもので、入出力回路7から供給される走査信号によって横(X軸)方向に走査される。 データ送信部9は、バッファ9(1)の入力が制御部8に、バッファ9(1)の出力がジャック9(2)に、プラグ9
    (3)が第1のケーブル4にそれぞれ接続される。 光データ送信部10は、発光ダイオード10(1)が電源端子(+B)とバッファ10(2)の出力に、バッファ1
    0(2)の入力が制御部8にそれぞれ接続される。 内蔵電源11は、キーボード1の各部に動作電力(+B)を供給するもので、その出力端がジャック9(2)に接続される。 表示部12は、発光ダイオード等の1つ以上のインジケータを備えるもので、制御部8に接続される。
    RAM13及びROM14も制御部8に接続される。 I
    D回路15は、キーボード1に固有のIDを選定するもので、制御部8に接続される。 エネーブル/リセット回路16は、複数の論理回路(番号なし)等からなっており、制御部8とキーマトリクス6に接続される。

    【0022】また、図3に示されるように、受信アダプタ装置3は、バッファ17(1)とジャック17(2)
    とプラグ17(3)とを含むデータ受信部17と、受光素子18(1)と切替スイッチ18(2)とバッファ1
    8(3)とを含む光データ受信部18と、制御部(CP
    U)19と、メモリ(記憶部)20と、インタフェイス回路(I/F)21線と、RAM22と、ROM23
    と、表示部(IND)24と、ID回路(第2ID設定部)25を具備している。

    【0023】そして、データ受信部17は、バッファ1
    7(1)の入力がジャック17(2)に、バッファ17
    (1)の出力が制御部19に、プラグ17(3)が第1
    のケーブル4にそれぞれ接続される。 光データ受信部1
    8は、受光素子18(1)が電源端子(+B)と切替スイッチ18(2)の一方の固定接点に、バッファ18
    (3)の入力が切替スイッチ18(2)の可動接点に、
    バッファ18(3)の出力が制御部19にそれぞれ接続される。 メモリ20は、仮想キーマトリクスとなるRA
    Mであって、制御部19に接続される。 RAM22及びROM23は、制御部19に接続される。 表示部24
    は、発光ダイオード等の1つ以上のインジケータを備えるもので、同様に制御部19に接続される。 ID回路2
    5は、受信アダプタ装置3に固有のIDを選定するもので、制御部19に接続される。

    【0024】前記構成による本実施例の信号処理システムは、次のように動作する。

    【0025】キーボード1において、データ送信部9のジャック9(2)にプラグ9(3)に差し込まれておらず、受信アダプタ装置3において、データ受信部17のジャック17(2)にプラグ17(3)に差し込まれていない場合、即ち、キーボード1と受信アダプタ装置3
    がケーブル接続されていない場合(以下、この場合をケーブル非接続の場合という)キーボード1側では、内蔵電源11の出力がキーボード1の電源端子(+B)に供給され、キーボード1が動作可能状態になっている。

    【0026】このような状態のとき、キーマトリクス6
    に配置の多数のキーの中のいずれかのキーが操作されると、操作されたキーの種別及び操作状態を示すデータが入出力回路7を通して制御部8に供給される。 制御部8
    は、供給されたデータに応答し、操作されたキーの種別を表し、かつ、その操作状態(連続したキー操作であるかまたは瞬時のキー操作であるか等の区別)を表すスイッチデータに変換し、変換したスイッチデータをデータ送信部9及び光データ送信部10に印加する。 データ送信部9において、印加されたスイッチデータは、バッファ9(1)で増幅された後、ジャック9(2)に供給されるが、ジャック9(2)にプラグ9(3)が差し込まれていないので、スイッチデータが第1のケーブル4を介して受信アダプタ装置3側に伝送されない。 一方、光データ送信部10において、供給されたスイッチデータは、バッファ10(2)で増幅された後、発光ダイオード10(1)に供給され、発光ダイオード10(1)を駆動発光させ、スイッチデータを含む光データが受信アダプタ装置3側に送信される。 このような動作に際して、制御部8は、ROM14に収納されているプログラムに従い、RAM13を用いて実行するもので、その動作状態は、適宜表示部12において表示される。

    【0027】一方、受信アダプタ装置3において、キーボード1側から送信された光データは、光データ受信部18の受光素子18(1)において受光され、受光素子18(1)からスイッチデータが出力される。 このスイッチデータは、受光素子18(1)側に切替えられている切替スイッチ18(2)を通り、バッファ18(3)
    で増幅された後、制御部19に供給される。 制御部19
    は、供給されたスイッチデータをメモリ20に伝送供給し、スイッチデータが表すキー種別に対応したアドレス個所に、スイッチデータが表すキー操作の状態を一時的に記憶させる。 この場合、メモリ20におけるスイッチデータのアドレスは、メモリ20が恰も仮想キーマトリクスを構成するような態様で指定される。 続いて、制御部19は、所定のタイミング時点に、メモリ20に一時記憶したスイッチデータを読み出し、信号処理装置2で処理可能なスイッチコード(キーボードコード)に変換する。 変換されたスイッチコードは、インタフェイス回路21により信号処理装置2との間のインタフェイスを行った後、第2のケーブル5を介して信号処理装置2に伝送される。 このような動作に際しても、制御部19
    は、ROM23に収納されているプログラムに従い、R
    AM22を用いて実行するもので、その動作状態は、適宜表示部24において表示される。

    【0028】次に、キーボード1において、データ送信部9のジャック9(2)にプラグ9(3)に差し込まれており、受信アダプタ装置3において、データ受信部1
    7のジャック17(2)にプラグ17(3)に差し込まれている場合、即ち、キーボード1と受信アダプタ装置3がケーブル接続されている場合(以下、これをケーブル接続の場合という)、内蔵電源11の出力がキーボード1の電源端子(+B)から切断され、その代わりに第1のケーブル4を介してキーボード1の動作電力が電源端子(+B)に供給され、同様にキーボード1が動作可能状態になる。

    【0029】このような状態のとき、キーマトリクス6
    に配置の多数のキーの中のいずれかのキーが操作された際の制御部8の動作は、既に述べたケーブル非接続の場合の動作と殆んど同じであるが、ケーブル接続の場合は、データ送信部9にスイッチデータが印加されたとき、印加されたスイッチデータは、バッファ9(1)で増幅された後、ジャック9(2)に差し込まれているプラグ9(3)を通して、かつ、第1のケーブル4を介して受信アダプタ装置3側に伝送される点においてのみ、
    ケーブル非接続の場合の動作と異なっている。

    【0030】一方、受信アダプタ装置3において、キーボード1から第1のケーブル4を介してデータ受信部1
    7にスイッチデータが供給されると、供給されたスイッチデータは、ジャック17(2)に差し込まれているプラグ17(3)を通った後、バッファ17(1)で増幅され、制御部19に供給される。 このとき、キーボード1から送信された光データも受光素子18(1)において受光され、受光素子18(1)からスイッチデータが出力されるが、データ受信部17にスイッチデータが供給されたとき、制御部19は切替スイッチ18(2)を切替え、受光素子18(1)から出力されたスイッチデータのバッファ17(1)への供給を停止させる。 このため、制御部19は、データ受信部17から供給されたスイッチデータをメモリ20に伝送供給し、その後の動作は、既に述べたケーブル非接続の場合の動作と殆んど同じである。

    【0031】なお、信号処理装置2と受信アダプタ装置3を接続する第2のケーブル5は、受信アダプタ装置3
    側から信号処理装置2側に供給するスイッチコード(キーボードコード)を伝送させるだけでなく、信号処理装置2側から受信アダプタ装置3側に供給する各種のデータを伝送させ、その他にも、受信アダプタ装置3やキーボード1を動作させる駆動電力を信号処理装置2側から受信アダプタ装置3側に同時に伝送させるものである。

    【0032】また、キーボード1から受信アダプタ装置3にスイッチデータを送信する場合に、そのスイッチデータにキーボード1のID回路15で選定された第1I
    Dを同時に伝送させるようにしてもよく、受信アダプタ装置3から信号処理装置2にスイッチコード(キーボードコード)を送信する場合に、そのスイッチコードにキーボード1で選定された第1ID及び/または受信アダプタ装置3のID回路25で選定された第2IDを同時に伝送させるようにしてもよい。

    【0033】このように、本実施例によれば、キーボード1と信号処理装置2との間に受信アダプタ装置3を介在配置し、キーボード1と受信アダプタ装置3との間でスイッチデータを伝送させる際に、第1のケーブル4の非接続時には、光データだけの伝送を行ない、一方、第1のケーブル4の接続時には、第1のケーブル4を介した伝送と光データによる伝送を同時並行して行い、その中の第1のケーブル4を介した伝送のみが有効になるようにしているので、データ伝送に融通性を持った信号処理システムを得ることができる。

    【0034】また、本実施例によれば、キーボード1の種別を変更した場合、その変更に伴い受信アダプタ装置3の構成を適宜変更(キーボード1の種別に合致した構成の受信アダプタ装置3を選択)するようにすれば、複数種別のキーボード1を受信アダプタ装置3に接続させることが可能になり、この点からもデータ伝送に融通性を持った信号処理システムを得ることができる。

    【0035】続いて、図4は、図1に図示の信号処理システムに用いられるキーボードの他の実施例を示す上面図である。

    【0036】図4に示されるように、本実施例のキーボード1は、多数のキー26の配置に加えて、座標入力体の一種であるポインタ27を配置したもので、キーボード1の背側面部に光データ送信部10が設けられている。

    【0037】そして、ポインタ27は、所定のキー、図示の例ではアルファベットのGを表すキー、Hを表すキー、Bを表すキーの間に配置されており、光データ送信部10には少なくとも2個の発光ダイオード10(1)
    が設けられる。

    【0038】本実施例のキーボード1において、ポインタ27が操作されると、その操作の状態に対応した出力値が制御部8に印加される。 制御部8は、かかる出力値が印加されると、その出力値をX、Y座標データに変換し、スイッチデータと同様に光データ送信部10に印加する。 光データ送信部10は、供給された座標データを、バッファ10(2)で増幅した後、発光ダイオード10(1)に供給し、発光ダイオード10(1)から光データとして受信アダプタ装置3に送信される。

    【0039】一方、受信アダプタ装置3において、光データ受信部18の受光素子18(1)で光データが受光されると、受光素子18(1)から座標データが出力され、この座標データは、切替スイッチ18(2)及びバッファ18(3)を通して制御部19に供給される。 この場合、制御部19は、座標データをメモリ20に供給伝送させずに、信号処理装置2で処理可能な座標コードに変換し、変換された座標コードはインタフェイス回路21及び第2のケーブル5を介して信号処理装置2に送信される。

    【0040】なお、本実施例においては、座標入力体としてポインタ27が用いられる例を挙げて説明したが、
    使用される座標入力体はポインタ27に限られるものでなく、他の座標入力体、例えば、トラックボールを用いるようにしてもよい。

    【0041】

    【発明の効果】以上のように、本発明によれば、キーボードに配置されるいずれかのキーが操作され、そのキーの操作に伴って得られるスイッチデータは、第1のケーブルを介して受信アダプタ装置側に伝送されるか、または、光データに変換されてキーボード側から受信アダプタ装置側に伝送され、キーボードと受信アダプタ装置との間のスイッチデータの伝送時に、スイッチデータ自体の伝送をするか、または、光データに変換してワイヤレス伝送をするかの選択が可能になり、データ伝送に融通性を持った信号処理システムが構成できるという効果がある。

    【0042】また、本発明によれば、キーボードの種別を変更した場合に、その変更に伴い受信アダプタ装置の構成を適宜変更すれば、複数種別のキーボードを受信アダプタ装置に接続させることが可能になって、同様に、
    データ伝送に融通性を持った信号処理システムが構成できるという効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係わる信号処理システムの概略の構成を示すブロック構成図である。

    【図2】図1に図示の信号処理システムに用いられるキーボードの一実施例を示すブロック構成図である。

    【図3】図1に図示の信号処理システムに用いられる受信アダプタ装置の一実施例を示すブロック構成図である。

    【図4】図1に図示の信号処理システムに用いられるキーボードの他の実施例を示す上面図である。

    【図5】信号処理装置にケーブルを介してキーボードが接続される既知の信号処理システムの構成の一例を示すブロック構成図である。

    【符号の説明】

    1 キーボード 2 信号処理装置(PC) 3 受信アダプタ装置 4 第1のケーブル 5 第2のケーブル 6 キーマトリクス(キー操作部) 7 入出力回路(I/O) 8、19 制御部(CPU) 9 データ送信部 9(1)、10(2)、17(1)、18(3) バッファ 9(2)、17(2) ジャック 9(3)、17(3) プラグ 10 光データ送信部 10(1) 発光ダイオード 11 内蔵電源 12、24 表示部(IND) 13、22 RAM 14、23 ROM 15 ID回路(第1ID設定部) 16 エネーブル/リセット回路 17 データ受信部 18 光データ受信部 18(1) 受光素子 18(2) 切替スイッチ 20 メモリ(記憶部) 21 インタフェイス回路(I/F) 25 ID回路(第2ID設定部) 26 キー 27 ポインタ(座標入力体)

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