Push-on switch

申请号 JP2004305471 申请日 2004-10-20 公开(公告)号 JP2006120395A 公开(公告)日 2006-05-11
申请人 Matsushita Electric Ind Co Ltd; 松下電器産業株式会社; 发明人 MASUDA MASAHIRO; YANAI YASUNORI; YAGI YOSHIKAZU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a push-on switch used as an operating switch for an input operation unit in various electrical apparatuses and the like, which provides proper operation feeling by providing a long operation stroke having a push-in clearance, even after being switched on.
SOLUTION: This push-on switch comprises an elastic body 15 on a movable contact point 14 disposed on a switch case 11, and the elastic body 15 has a central hole 15E formed therein that opens upward in a cylinder 15A at the upper part, a cone 15B at the lower part that has an opening opened downward, and a divider 15F that forms the base of a pressing projection 15C located at the opening center of the cone 15B. A coupling body 17 is fixed on the switch case 11, which is made to project to the upper portion of an operating body 16 fitted in the cylinder 15A from a through-hole 17A. As a result, the amount of elastic deformation of the divider 15F can be utilized as an over-stroke, after the switch is turned on.
COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI
权利要求
  • 電気的に独立した外側固定接点と中央固定接点を備えた絶縁樹脂製のケースと、環状の外周部が上記外側固定接点上に載置され、上記外周部から環状の中央部に延出されて上記中央固定接点上方に間隔をあけて対峙した舌片部を有した金属薄板製の可動接点と、上部が中央穴を有した円筒状部で、下部が下方開口の円錐形状をした円錐形部となり、上記中央穴の底部下面となる上記円錐形部の開口中央部に押圧突起を備えると共に、その仕切り部分が弾性変形可能に形成され、上記可動接点の外周部上に上記円錐形部の下端部が載置された弾性材料製の弾性体と、上記ケースの上部に固着され、貫通孔を備えたカバーと、上記カバーの貫通孔から操作部を上方に突出させるようにして上記弾性体の円筒状部上面に載置され、上記カバーで上下動可能に支持された操作体とからなるプッシュオンスイッチ。
  • 操作体が、操作部の下面から突出した突起を備え、弾性体の円筒状部の中央穴に上記突起が嵌入されている請求項1記載のプッシュオンスイッチ。
  • 操作体が、弾性体の円筒状部上面に当接する操作部の下面に、上記円筒状部の中央穴内に対応する位置から上記円筒状部の外側に至る溝を備えた請求項1記載のプッシュオンスイッチ。
  • 说明书全文

    本発明は、各種電子機器の入操作部に使用されるプッシュオンスイッチに関するものである。

    近年、電子機器の小形、高品位化に伴って、使用されるプッシュオンスイッチ等の電子部品においても、小形でかつ操作時の指の疲れが少なく感触が良いものが望まれている。 そのようなプッシュオンスイッチとしては、スイッチが電気的にオンした際に底突き感が無く、さらに押し込み代を備えたもの、つまりスイッチオンまでの操作ストローク(以下は、オンストロークと言う)に加えて、さらに押し込み代(以下は、オーバーストロークと言う)を備えた操作ストロークが長くて操作感触の良好なスイッチが要望されている。

    このような従来のプッシュオンスイッチについて、図7〜図10を用いて説明する。

    図7は従来のプッシュオンスイッチの正面断面図であり、図8は同分解斜視図である。

    同図において、1は絶縁樹脂からなる箱形のスイッチケースで、その上面部には柱状のカシメ用突起1Aが設けられている。 また、このスイッチケース1の内底面には、接続用端子2Aと連結した中央固定接点2、および接続用端子3Aと連結して二箇所に配された外側固定接点3がインサート成形により固定され、二箇所の外側固定接点3の上には弾性金属薄板製の可動接点4が載せられている。

    この可動接点4は、円形リング状に形成された外周部4Aとこの外周部4Aから中央部分に延出された舌片部4Bを備えたものとなっており、この舌片部4Bは、外周部4Aとの連結部4Cで上方に傾斜を持って折り曲げられている。 そして、この可動接点4の外周部4Aが上記外側固定接点3上に載せられて電気的に接触し、その状態で中央の舌片部4Bは上記中央固定接点2と所定の間隔をあけて対向してスイッチ接点を構成している。

    そして、5は、エラストマなどの弾性材料からなり、上部に棒状部5Aを有し、下部が下方開口の薄肉の円錐形部5Bとなった弾性体で、この円錐形部5Bの下方開口の中央部から下方に突出した押圧突起5Cが、上記可動接点4の舌片部4Bと所定間隔をあけて対向するようにして、円錐形部5Bの下端部5Dが可動接点4の外周部4A上面に載置されている。

    また、その弾性体5の棒状部5Aの上には、下方開口の円柱形で絶縁樹脂からなる操作体6が載せられており、その操作体6は、側壁部6A外方に所定幅で上下方向に凸形状で形成された係合部6Bを2箇所、中心からの対称位置に有すると共に、上記係合部6Bと直交した位置の側壁部6A下端に抜け止め用の係止爪部6Cが設けられている。

    そして、7は略筒状の絶縁樹脂製の連結体であり、その貫通孔7Aから操作体6上部を操作部6Dとして上方に突出状態にして、下方のカシメ用切り欠き部7Bがスイッチケース1の上面角部のカシメ用突起1Aによりカシメ固定されてスイッチケース1に取り付けられている。

    この連結体7には、操作体6の側壁部6Aに設けられた凸形状の係合部6Bに対応する上下方向に貫通した溝部7Cを内壁部に備え、その溝部7Cに操作体6の係合部6Bが、ガタツキを生じないように係合されることによって操作体6はスムーズに上下動可能に案内され、かつ図7に示す押し力の加わっていない通常状態で、操作体6の係止爪部6Cは貫通孔7A周囲の天面部下面で係止されて操作体6は抜け止めされている。 なお、上記溝部7Cと上記係合部6Bとの係合部分は、断面方向が異なるため図7等の断面図においては図示を省略している。

    そして、上記連結体7の係止爪部6Cが位置した方向の係止爪部6Cから下方の側壁部分は、側面方向に向かって形成された凹部7Dとなっており、上記操作体6の下方への移動の際に、係止爪部6Cは支障なく移動可能であると共に、その凹部7Dの側部でも係止爪部6Cの側部がガイドされつつ移動するようになっている。 すなわち、操作体6は、係合部6Bおよび係止爪部6Cに対し、溝部7Cおよび凹部7Dで上下方向への移動規制がなされると共に、操作体6の回転や上方への抜けを防止されている。

    従来のプッシュオンスイッチは、以上のように構成されており、次にこのプッシュオンスイッチの動作について説明する。

    まず、図7に示すスイッチOFF状態から操作体6の上方に突出した操作部6Dを押圧操作すると、図9に示すように、操作体6が、弾性体5を下方に押し下げ、弾性体5の円錐形部5Bを座屈変形させる。 その変形時に軽快なクリック感を生じ、それと同時に、弾性体5の押圧突起5Cが可動接点4の舌片部4Bを押し下げ、舌片部4Bの下面を中央固定接点2に当接させて中央固定接点2と外側固定接点3の間すなわち二つの接続用端子2A、3Aの間が導通される。

    そして、操作体6の操作部6Dへの押し力を除くと、弾性体5および可動接点4は各々自らの弾性復元力によって元の状態に復帰し、二つの接続用端子2A、3Aの間は再びスイッチOFF状態となる。

    そして、その押圧操作時の操作ストロークをX軸にとり、操作力をY軸にとって操作ストロークと操作力の関係を表わすと、図10のように示すことができ、この図10中に示すP点までがオンストロークで、P点から先はスイッチON状態となるものであった。

    なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。

    特開平10−92260号公報

    しかしながら上記従来のプッシュオンスイッチにおいては、弾性体5の円錐形部5Bが座屈変形してスイッチON状態となった後は、さらに変形する部分がなく、図10に示すようにスイッチがONするP点からは操作距離がほとんど得られず、操作時に底突き感が生じてしまうため、さらにオーバーストロークを備えた操作ストロークが長くて良好な操作感触のものへの要求に応えられないという課題があった。

    本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、スイッチON後のオーバーストロークを備えた操作ストロークが長くて良好な操作感触のプッシュオンスイッチを提供することを目的とする。

    上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。

    本発明の請求項1に記載の発明は、電気的に独立した外側固定接点と中央固定接点を備えた絶縁樹脂製のケースと、環状の外周部が上記外側固定接点上に載置され、上記外周部から環状の中央部に延出されて上記中央固定接点上方に間隔をあけて対峙した舌片部を有した金属薄板製の可動接点と、上部が中央穴を有した円筒状部で、下部が下方開口の円錐形状をした円錐形部となり、上記中央穴の底部下面となる上記円錐形部の開口中央部に押圧突起を備えると共に、その仕切り部分が弾性変形可能に形成され、上記可動接点の外周部上に上記円錐形部の下端部が載置された弾性材料製の弾性体と、上記ケースの上部に固着され、貫通孔を備えたカバーと、上記カバーの貫通孔から操作部を上方に突出させるようにして上記弾性体の円筒状部上面に載置され、上記カバーで上下動可能に支持された操作体とからなるプッシュオンスイッチとしたものである。

    当該構成とすると、操作体への押圧操作で、弾性体の押圧突起が可動接点の舌片部を押下し中央固定接点と外側固定接点間が導通してスイッチONの状態となってから、さらに操作体を押圧操作すると、押圧突起の座となる円筒状部の中央穴底部の仕切り部分が上方凸形のドーム形状に弾性変形し、それに伴って円筒状部の中央穴も上方に向けて拡径変形するため、スイッチON後のオーバーストロークが得られる操作ストロークの長いプッシュオンスイッチとすることができるという作用を有する。

    請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、操作体が、操作部の下面から突出した突起を備え、弾性体の円筒状部の中央穴に上記突起が嵌入されているものであり、弾性体は、円筒状部がその中央穴に嵌入状態とされた操作部下面の突起によって位置規制をされるため、弾性体の円筒状部のずれ等がなく動作していくものにでき、良好な操作感触を維持することができるという作用を有する。

    請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、操作体が、弾性体の円筒状部上面に当接する操作部の下面に、上記円筒状部の中央穴内に対応する位置から上記円筒状部の外側に至る溝を備えたものであり、押圧操作時に弾性体の円筒状部の中央穴内の空気が密閉されることなく、操作体の操作部下面の溝により出入り可能になるので、良好な操作感触が維持されるという作用を有する。

    以上のように本発明によれば、スイッチがONした後も弾性体の円筒状部に設けられた中央穴底部の仕切り部分が、上方凸形状に弾性変形可能となるため、オーバーストロークを備えた操作ストロークの長いプッシュオンスイッチが実現できるという有利な効果が得られる。

    以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。

    (実施の形態)
    図1は本発明の一実施の形態によるプッシュオンスイッチの正面断面図であり、図2は同分解斜視図である。

    同図において、11は絶縁樹脂からなる箱形のスイッチケースであり、その内底面に中央固定接点12とそれを挟んで対称な位置に配された二つの外側固定接点13が露出状態にインサート成形固定され、それぞれの固定接点12、13と導通した接続用端子12A、13Aが側壁外方に導出されている。

    そして、外側固定接点13上面には、弾性金属薄板からなる可動接点14の円形リング状に形成された外周部14Aが載置されて配されると共に、その外周部14Aの中央に向けて傾斜状態で延設された舌片部14Bは、中央固定接点12と所定の間隔をあけて対向している。

    そして、15は、エラストマなどの弾性材料からなる弾性体で、その上部が円筒状部15A、また下部が下方開口の円錐形部15Bに形成されており、上記可動接点14の外周部14A上に上記円錐形部15Bの下端部が載置されている。 さらに、その弾性体15の円筒状部15A上面には、絶縁樹脂からなる操作体16が配されている。

    そして、17は、略筒状に絶縁樹脂で構成され、スイッチケース11に固定されている連結体であり、その貫通孔17Aから上記操作体16の上部が上方に突出して操作部16Dとしてなるように、上記操作体16を上下動可能に支持している。 なお、上記操作体16は、従来と同様に、側壁部の下端部に突設された係止爪部が、貫通孔17Aの側面方向に向かって形成された凹部の天面部下面に当接係止されるなどして上記連結体17で上方への抜け止めや回転規制等がなされている。 この連結体17が、カバーに相当する部材である。

    当該実施の形態によるプッシュオンスイッチは、上記弾性体15の円筒状部15Aの形状になしたこと、またそれに相対する操作体16の下面形状が従来のものとは異なり、その他の構成部分は従来のものと同じである。

    つまり、図1の正面断面図に示すように、弾性体15には、上部の円筒状部15Aに上方開口の中央穴15Eが設けられており、その中央穴15Eの底部で、下方開口の円錐形部15Bの開口中央部に設けられた押圧突起15Cの座となる仕切り部15Fの厚みを、円筒状部15Aよりも先に弾性変形する厚みに設定している。 なお、円錐形部15Bの傾斜部分を構成する薄肉部は、仕切り部15Fよりも先に弾性変形する厚みで設定している。

    さらに、操作体16の操作部16D下面には円筒状部15Aの外径よりも大径の円形台座を有し、その中央部に、上記弾性体15の中央穴15Eに対応する外径の突起16Eが下方に突出して設けられ、中央穴15Eの中間部まで嵌入されている。

    また、図3の操作体16と弾性体15の要部外観図に示すように、操作体16の操作部16D下面に設けられた円形台座には、弾性体15の円筒状部15Aの中央穴15E内に対応する位置からその円筒状部15Aの外側に至る溝16Fが、突起16Eを中心とする180度対向する方向に二箇所設けられている。 なお、この円形台座の下面に円筒状部15A上端が接している。

    当該実施の形態によるプッシュオンスイッチは、以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。

    まず、図1における押圧力が加わっていない通常状態から、操作体16の上方に突出した操作部16Dに押し力を加えて押圧操作すると、図4に示すように、まず弾性体15の薄肉の円錐形部15Bが座屈変形し、その変形時に軽快なクリック感を発生させると共に、弾性体15の押圧突起15Cが可動接点14の舌片部14Bを押し下げ、舌片部14Bの下面を中央固定接点12に当接させて外側固定接点13と中央固定接点12の間、すなわち二つの接続用端子12A、13Aの間が導通され、スイッチON状態となる。

    このときの操作ストロークが、図6の操作ストロークと操作力の関係を示す図に表記したQ点までの距離であり、スイッチのオンストロークとなる。

    また、このとき操作体16下面に設けた突起16Eを弾性体15の円筒状部15Aにおける中央穴15Eに嵌入させた構成としているので、押圧操作により円筒状部15Aに押下力が加わっても、その円筒状部15Aが座屈変形したり、操作体16と円筒状部15Aそれぞれの中心位置がずれること等が防止でき、操作力と操作ストロークの関係が保たれて、安定した良好な操作感触が得られるようにできる。

    次に、このスイッチON状態からさらに押圧操作していくと、図5に示すように、可動接点14の舌片部14Bを介し中央固定接点12上方に位置する弾性体15の押圧突起15Cが配された仕切り部15Fが上方凸形のドーム形状に弾性変形していき、それと共に円筒状部15Aも上方に拡径する形状に弾性変形する。 なお、このとき同図にも示したように、上記上方に拡径する形状に弾性変形した円筒状部15Aの上端位置は操作体16の円形台座からはずれず、その円形台座に設けられた溝16Fの外方端位置が覆われることのない構成としている。

    このように当該実施の形態によるものは、弾性体15の円錐形部15Bが座屈変形してスイッチONした後も、仕切り部15Fおよび円筒状部15Aが弾性変形することによってさらなる押し込み代を得ることができるので、底突き感の無い、オーバーストロークを備えた長い操作ストロークで良好な操作感触のプッシュオンスイッチとすることができる。

    また、この押圧操作に際して、操作体16下面の円形台座に弾性体15の円筒状部15Aの中央穴15E内に対応する位置からその円筒状部15Aの外側に至る溝16Fが突起16Eを中心とした点対称位置に二箇所設けられているので、円筒状部15Aの中央穴15Eが操作体16下面で塞がれた状態とならない。 つまり、上記中央穴15E内の空気が上記溝16Fを流通して、空気による圧縮反発力などが発生しないため、良好な操作感触のものとすることができる。

    このときの操作ストロークが、図6に示すQ点以降の操作ストロークであり、オーバーストロークとなるものである。

    そして、この後、操作体16への押し力を除くと、図5に示す弾性体の仕切り部15Fおよび円筒状部15Aの変形が自ら弾性復元力により図4の状態に戻り、さらにその状態から弾性体15の円錐形部15Bの座屈変形および可動接点14の舌片部14Bが各々自らの弾性復元力によって元の図1の状態に復帰し、二つの接続用端子12A、13Aの間は再びスイッチOFF状態となるものである。 なお、この図5から図4、そして図1の状態への復帰動作は説明の都合により段階的に動作するように説明したが、滑らかな一連の動作として行われる。

    本発明によるプッシュオンスイッチは、スイッチがONした後のオーバーストロークを備えた操作ストロークが長くて良好な操作感触のものにでき、各種電子機器の入力操作部等に有用である。

    本発明の一実施の形態によるプッシュオンスイッチの正面断面図

    同分解斜視図

    同操作体と弾性体の要部外観図

    同動作状態を説明する正面断面図

    同動作状態を説明する正面断面図

    同操作ストロークと操作力の関係を示す図

    従来のプッシュオンスイッチの正面断面図

    同分解斜視図

    同動作状態を説明する正面断面図

    同操作ストロークと操作力の関係を示す図

    符号の説明

    11 スイッチケース 12 中央固定接点 13 外側固定接点 12A、13A 接続用端子 14 可動接点 14A 外周部 14B 舌片部 15 弾性体 15A 円筒状部 15B 円錐形部 15C 押圧突起 15E 中央穴 15F 仕切り部 16 操作体 16D 操作部 16E 突起 16F 溝 17 連結体 17A 貫通孔

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