首页 / 国际专利分类库 / 电学 / 基本电气元件 / 电开关;继电器;选择器;紧急保护装置 / 动触点 / 鞍乗型車両のレバースイッチ装置およびその設置方法

鞍乗型車両のレバースイッチ装置およびその設置方法

申请号 JP2014160341 申请日 2014-08-06 公开(公告)号 JP2016037104A 公开(公告)日 2016-03-22
申请人 スズキ株式会社; 发明人 大西 勇二;
摘要 【課題】操作レバーの上面に帯状の操作スイッチを配置し、ハンドルグリップを把持した手の指で、複合的なスイッチ操作を行なうことができ、安全性が高く、利便性に優れた鞍乗型車両のレバースイッチ技術を提供する。 【解決手段】鞍乗型車両10のレバースイッチ装置11は、クラッチレバー19Lまたはブレーキレバー19Rを操作する操作レバー19を備えた鞍乗型車両10において、操作レバー19の少なくとも上面に帯状の操作スイッチ20をレバー長手方向に配置したことを特徴とするものである。 【選択図】 図1
权利要求

クラッチレバーまたはブレーキレバーを操作する操作レバーを備えた鞍乗型車両において、 前記操作レバーの少なくとも上面に帯状の操作スイッチをレバー長手方向に配置したことを特徴とする鞍乗型車両のレバースイッチ装置。前記帯状の操作スイッチは、ハンドルグリップの内側鍔部前方近傍に位置する前記操作レバーのレバー基部から車幅方向外方のレバーエンドに向けて前記操作レバーの少なくともレバー上面にレバー長手方向に配置された請求項1に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ装置。前記帯状の操作スイッチは、スイッチ本体に複数、又は一体に形成された感圧センサがレバー長手方向に並んで配設されて構成される請求項1または2に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ装置。前記帯状の操作スイッチは、操作レバーの少なくともレバー上面に多数の感圧センサが複数列レバー長手方向に並んで配設され、 前記感圧センサは操作レバーのレバー上面に格子状に面配置された請求項1ないし3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ装置。前記帯状の操作スイッチは、ハンドルグリップの車両前方近傍に位置する操作レバーの少なくともレバー上面に設置され、前記ハンドルグリップを把持した手の指を伸ばすことでスイッチ操作が可能な構成とした請求項1ないし4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ装置。前記帯状の操作スイッチは、スイッチ操作を電気信号化してコントローラに出する一方、前記コントローラは、電気信号を入力して前記操作レバーによるブレーキまたはクラッチのレバー操作か、または帯状の操作スイッチによるスイッチ操作かを電気信号量から分析判定し、動作指令を出力する構成とした請求項1に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ装置。前記帯状の操作スイッチは、スイッチ表面を押し下げるタップ動作と、スイッチ表面を滑らせるスワイプ動作とを複合的に組み合せた複数のスイッチ入力が可能な構成とした請求項1ないし5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ装置。ブレーキレバーまたはクラッチレバーを操作する操作レバーに操作スイッチを設置する鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法において、 前記操作レバーの少なくともレバー上面に帯状の操作スイッチをレバー長手方向に沿って配置することを特徴とする鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法。前記操作レバーは、レバー本体の少なくともレバー上面にレバー長手方向に延びる設置凹部を形成し、 前記設置凹部に帯状の操作スイッチをレバー長手方向に組み込み、一体形成する請求項8に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法。前記操作レバーは、少なくともレバー上面に帯状の操作スイッチを前記操作レバーのレバー長手方向に沿って設置する請求項8に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法。前記操作レバーに帯状の操作スイッチを接着したチューブを被せ、 前記操作レバーの少なくともレバー上面側に帯状の操作スイッチをレバー長手方向に位置させる請求項8に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法。前記帯状の操作スイッチは、複数又は一体に形成された感圧センサを、前記操作レバーのレバー長手方向に並べて配置し、スイッチ本体に内包または裏面に配設する請求項8ないし11のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法。

说明书全文

本発明は、鞍乗型車両のハンドル周辺のスイッチ技術に係り、特に、操作レバー表面に操作スイッチを配置し、安全性を高め、新しい利便性を提供できる鞍乗型車両のレバースイッチ装置およびその設置方法に関する。

自動二輪車や不整地走行(バギー)車両の鞍乗型車両には、ハンドルバー型操装置が使用される。ハンドルバー型操舵装置には、ハンドルグリップの基端部側に右手または左手の親指で操作するスイッチ類が設けられる。

ハンドルバー型操舵装置を使用する鞍乗型車両に、音楽やラジオやナビゲーション等を楽しむ様々なオプション機器が増えてきて、車体やヘルメットに搭載される。オプション機器の増加に伴い、運転者に数多くの入操作が求められる。その対策としてスイッチボックス部にスイッチ類を増設するのが一般的に行なわれている。

また、スイッチ類の増設分をハンドルスイッチボックス部以外の操作レバー(ブレーキレバー、クラッチレバー)に押ボタン式スイッチや押下式スイッチを設けた技術が特許文献1および2に開示されている。

特開2011−194993号公報

特開2013−71718号公報

鞍乗型車両のバーハンドル型操舵装置において、従来のハンドルスイッチボックス部にスイッチ類が増加してしまった結果、さらにスイッチ類を追加して増設することが困難になっている。また、ハンドルスイッチボックス部の狭い範囲に数多くのスイッチ類が存在するために、所望のスイッチを正確に操作(指先での触感確認や目視確認等)することに要する時間が従来より長く必要となり、結果的に注意力が散漫となり、安全確認が疎かになる課題があった。

また、特許文献1および2に記載のハンドルスイッチは、ハンドルスイッチボックス部でのスイッチ類の過密配置の問題は解消されるが、操作レバーに設けられる押ボタン式スイッチや押下式スイッチは、プッシュ−プッシュタイプのスイッチであり、スイッチ部品に機械的可動構造が必要である。機械的可動スイッチ部品の可動動作からの入力は、一次元的かつ一方向の入力のみであり、複雑な複合的な情報入力には適してしない。例えば、特許文献2の押下式スイッチは、アイドル制御用スイッチであり、単純な押下げによってアイドルストップスイッチと始動スイッチとが交互に切り替わる構成となっている。引用文献1および2に記載のハンドルスイッチで複合的なスイッチ操作をすることは困難であった。

本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、操作レバーの上面に帯状の操作スイッチを配置し、ハンドルグリップを把持した手の指で、複合的なスイッチ操作が可能で、安全性が高く、利便性に優れた鞍乗型車両のレバースイッチ技術を提供することにある。

本発明に係る鞍乗型車両のレバースイッチ装置は、クラッチレバーまたはブレーキレバーを操作する操作レバーを備えた鞍乗型車両において、前記操作レバーの少なくとも上面に帯状の操作スイッチをレバー長手方向に配置したことを特徴とするものである。

また、本発明は、ブレーキレバーまたはクラッチレバーを操作する操作レバーに操作スイッチを設置する鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法において、前記操作レバーの少なくともレバー上面に帯状の操作スイッチをレバー長手方向に沿って配置することを特徴とする鞍乗型車両のレバースイッチ設置方法である。

本発明においては、操作レバーの少なくとも上面に帯状の操作スイッチを長手方向に配置したので、ハンドルグリップを把持したまま、手の指の腹で複合的なスイッチ操作を行なうことができ、安全性が高く、利便性に優れた鞍乗型車両のレバースイッチ技術を提供できる。

本発明の実施形態を示す鞍乗型車両のレバースイッチ装置を示す車両前方上方から見た構成図。

鞍乗型車両のレバースイッチ装置を右側上方から見た部分図。

鞍乗型車両のレバースイッチ装置を左側上方から見た部分図。

鞍乗型車両のレバースイッチ装置における操作レバーのスイッチ操作状態を示す説明図。

(A)はハンドルグリップ前側近傍に取り付けられる操作レバーに帯状の操作スイッチを一体に取り付けた斜視図、(B)は帯状の操作スイッチのスイッチ本体を示す斜視図、(C)は帯状の操作スイッチの内部構造を示す斜視図。

(A)は図5(B)のA部の対応部分を示す拡大図、(B)は図5(C)のB部の対応部分を示す拡大図。

(A),(B)および(C)は、操作レバーに設置される帯状の操作スイッチの配置方向をそれぞれ示す説明図。

以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。

図1は、自動二輪車や不整地走行(バギー)車両の鞍乗型車両10におけるレバースイッチ装置11を示す構成図であり、図2は車体右側におけるハンドルグリップと操作レバー部分を右側上方から見た部分図、図3は車体左側におけるハンドルグリップと操作レバー部分を左側上方から見た部分図、図4は操作レバーのレバースイッチ装置のスイッチ操作状態を示す右側の部分側面図である。本願において、上下、前後、左右の各方向は原則として車両を基準とする。

図1において、前輪(図示省略)を操向するバーハンドル12はステアリング軸13廻りに回動操作自在であり、車両幅方向の左右両側にハンドルグリップ15がそれぞれ設けられる。ハンドルグリップ15は右(R)側のスロットルグリップ15Rと、左(L)側のL側グリップ15Lとを備える。左右のハンドルグリップ15の内側鍔部(端部)近傍にハンドルスイッチボックス16を介して取付ブラケット17が設けられ、この取付ブラケット17に左右の操作レバー19が支軸18廻りに回動自在に取り付けられる。また、取付ブラケット17にはサイドミラー用・スタンド26が設けられる。

操作レバー19は、ハンドルグリップ15の前方近傍で、かつハンドルグリップ15の長手方向に略沿って車幅方向に延び、レバー外側端にレバーエンドが設けられる。操作レバー19は車幅方向外側がハンドルグリップ15から漸次離れる方向に滑らかに屈曲している。車体右側の操作レバー19は前輪のブレーキ操作用のブレーキレバー19Rであり、車体左側の操作レバー19はクラッチ操作用のクラッチレバー19Lである。

左右の操作レバー19は、ハンドルグリップ15の前方近傍で、左右略称構造に構成される。車体右側の操作レバー19は、図2に示すように、ブレーキレバー19Rであり、車体左側の操作レバー19は、図3に示すようにクラッチレバー19Lである。左右の操作レバー19は、支軸18廻りに回動させ、ハンドルグリップ15(スロットルグリップ15R,L側グリップ15L)側に引き寄せた状態で操作状態となり、逆に操作レバー19を離した状態でばねの作用で復帰され解放状態となる。

具体的には、図4に示すように、ハンドルグリップ15(スロットルグリップ15R)をライダーが手で握り、右側の操作レバー19(ブレーキレバー19R)に指を掛けてハンドルグリップ15(スロットルグリップ15R)側に引き寄せた状態で、右側の操作レバー19(ブレーキレバー19R)は操作状態となる。ブレーキレバー19Rは操作状態で図示しない前輪のドラムブレーキレバーを作動させ、前輪を制動される。逆に、ブレーキレバー19Rから手の指を放すと、ブレーキレバー19Rはばねの復元作用でブレーキレバー19Rが復帰され、解放される。

また、左側の操作レバー19(クラッチレバー19L)を操作した場合も、右側の操作レバー19(ブレーキレバー19R)と同様であり、クラッチレバー19Lをハンドルグリップ15(L側グリップ15L)側に引き寄せると操作状態となり、逆にクラッチレバー19Lから手の指を放すと、クラッチレバー19Lはばねの復元作用で復帰され、解放状態となる。

また、左右の操作レバー19(ブレーキレバー19R、クラッチレバー19L)に帯状の操作スイッチ20が一体あるいは一体的に設けられる。操作スイッチ20は、操作レバー19の少なくとも上面に、レバー基端部側から符号Aで示すように、車幅方向外方(レバー外方)のレバーエンドにかけて長手方向に配設される。操作レバー19のレバー基部は、ハンドルグリップ15のグリップ内側鍔部15aの車両前方に位置される。帯状の操作スイッチ20は、レバー上面から前面にかけて操作レバー19を巻き込むように配設してもよい。操作レバー19の少なくとも上面に配置される帯状の操作スイッチ20は図5(A),(B)および(C)に示すように構成される。

帯状の操作スイッチ20は、スイッチ本体21に複数又は一体に形成された感圧センサ(Pressure Sensor)22が長手方向に列状に並べて配設されたり、又は多数の感圧センサ22が複数列(5列)長手方向に列状に並べて配設されて構成される細長い可撓性のシートセンサである。帯状の操作スイッチ20は、シート状で薄厚の帯状感圧スイッチ(以下、帯スイッチという。)である。図6(A)および(B)には、感圧センサ22の素子が格子状または基盤の目状に面配置されていて、力の大きさや変化を電磁気量に変換して検出される回路素子で構成される例である。

帯スイッチ20の感圧センサ22は、リード線や信号線の有線23あるいはbluetooth(登録商標)等の無線を介してコントローラ24に電気的に接続される。コントローラ24は、鞍乗型車両10の車体の適宜位置、例えば、鞍乗型車両10の図示しないシート下方で温度の影響を受けにくい場所に配置される。また、コントローラ24は、ハンドルスイッチボックス16の下部に設けてもよい。帯スイッチ20は、スイッチ入力を電気信号化し、コントローラ24に送信するようになっている。コントローラ24は、帯スイッチ20からスイッチ入力された検出電気信号の信号内容(電気量)の解析が行なわれる。コントローラ24は、操作レバー19のレバー操作が解析された信号内容から、帯スイッチ20のスイッチ操作のための意図的スイッチ入力であるか、操作レバー19のクラッチ操作やブレーキ操作のための意図しない入力であるかが判別される。帯スイッチ20への意図的スイッチ入力の場合には、コントローラ24は対応する動作機器(図示省略)へ操作信号が出力される。

[帯状の操作スイッチ(帯スイッチ)20の配置方法] 帯状の操作スイッチ20である帯スイッチは、図7(A),(B)および(C)に示すように、操作レバー19の少なくともレバー上面に配置され、帯スイッチ20の配置方法には次の3種類が考えられる。操作スイッチ20は操作レバー内のレバー上面からレバー前面にかけ、かつ操作レバーの長手方向に沿って面配置するようにしてもよい。

第1の配置方法は、操作レバー19と帯スイッチ20とが図7(A)に示すように一体的構造に構成される。図7(A)では、操作レバー19は、レバー本体の少なくともレバー上面にレバー長手方向に延びる設置凹部を形成し、この設置凹部に帯状の操作スイッチ20を組み入れて一体化させ、一体に内蔵させたものである。

また、第2の配置方法は、図7(B)に示すように、既存の操作レバー19に別体をなすシート状の帯スイッチ20を接着して、帯スイッチ20を操作レバー19の少なくともレバー上面に設置したものである。操作レバー19に設置される帯スイッチ20は接着させて一体的に構成しても、帯スイッチ20を既存の操作レバー19に着脱自在に設置した構成としてもよい。

さらに、第3の配置方法は、図7(C)に示すように、帯スイッチ20を接着した可撓性チューブ25を既存の操作レバー19に被せて装着したものである。この場合には、帯スイッチ20を接着した可撓性チューブ25が既存の操作レバー19に挿入され、操作レバー19の少なくとも上面に位置するように被覆される。

なお、図7(A),(B)および(C)はいずれも右側ハンドルグリップ15(スロットルグリップ15R)の前方近傍の操作レバー19(ブレーキレバー19R)の少なくとも上面に帯スイッチ20を設置した例を示したが、帯スイッチ20は左側ハンドルグリップ15(L側グリップ15L)の操作レバー19(クラッチレバー19L)にも同様にして設置される。

[作用] 本実施形態では鞍乗型車両10のバーハンドル型操舵装置の操作レバー19に設けられるレバースイッチ装置11である。このレバースイッチ装置11は、ハンドルグリップ15のグリップ基端部側に親指で操作されるスイッチ類(図示せず)の他に、左右の操作レバー19の少なくともレバー上面に、レバー基端部が車幅方向外方のレバーエンドにかけて長手方向に新たに帯スイッチ20を設置したものである。

帯スイッチ20は、内部にシート状薄厚複数の感圧センサ22が長手方向に並べて配設される。帯スイッチ20は、操作レバー19の長手方向にある程度の長さと、操作レバー19の長手方向に直交する方向の幅とを有するため、ライダーが運転しながら指を伸ばせば帯スイッチ20のスイッチ操作ができ、帯スイッチ20を簡単かつスムーズに入力させることができる。

帯スイッチ20と信号分析コントローラ24とから構成されるレバースイッチ装置11は、帯スイッチ20により複合的な多様な入力操作が可能となる。例えば、操作レバー19の少なくともレバー上面に帯スイッチ20を格子状に面配置すると、帯スイッチ20は、単純な押下げのタップ(Tap)動作による入力の他に、指を左右や前後に滑らせるスワイプ(Swipe)動作による入力が点と線(または面)でスイッチ操作を行なうことができる。操作レバー19に設置された帯スイッチ20のスイッチ操作は、レバー操作が必要となったとき、クラッチ操作やブレーキ操作と並行して行なうことができる。特に、急ブレーキ時などには、操作レバー19(ブレーキレバー19R)をそのまま握ることで空走距離を激減でき、安全面で大きく寄与できる。

また、鞍乗型車両10のレバースイッチ装置11は、操作レバー19(ブレーキレバー19R,クラッチレバー19L)に設けられる帯スイッチ20とコントローラ24を使用するために、帯スイッチ20のタップ回数違いや、指を左右または前後に滑らせるスワイプ方向違いから複雑な複合的な入力を単純なスイッチ操作で行なうことができる。帯スイッチ20の感圧センサ22は、センサ素子を格子状に面配設することで、左右方向のスワイプ操作だけでなく、前後方向のスワイプ操作でもスイッチ入力させることができ、スイッチ操作の組合せを増加させることができる。

[帯スイッチの具体例] 左右の操作レバー19(ブレーキレバー19R,クラッチレバー19L)に設置される帯スイッチ20のスイッチ操作入力例を説明する。

スイッチ操作入力の一例では、右側操作レバー19(ブレーキレバー19R)の帯スイッチ20に車両走行モード切替機能を持たせ、左側操作レバー19(クラッチレバー19L)の帯スイッチ20に音楽モードやラジオモードの切替機能を持たせた例である。

(1)右側の帯スイッチの操作例 右側の操作レバー19(ブレーキレバー19R)に設置される帯スイッチ20は、以下のスイッチ操作で車両の走行モードが切り替えられる。

(2)左側の帯スイッチの操作例 左側の操作レバー19(スロットルレバー19L)に設置される帯スイッチ20は、以下のスイッチ操作で音楽モードやラジオモードが切り替えられる。

なお、操作レバー19の右側や左側の帯スイッチ20のタップやスライプの動作の操作例は、これ以外にも種々の操作態様が考えられる。例えば、右側帯スイッチ20のスワイプ(スライド)についても、右から左へのスワイプ(スライド)操作で左折方向のウインカを点滅させたり、逆に左から右へのスワイプ(スライド)で右折方向のウインカを点滅させるようにしてもよい。また、ナビゲーション機器等と組み合わせた時に、前後左右にスワイプする操作により地図の上下左右のスクロールに対応させるようにしても良い。

[実施形態の効果] 鞍乗型車両10のレバースイッチ装置11は、左右のハンドルグリップ15の車両前方近傍に位置する操作レバー19の少なくともレバー上面に帯状の操作スイッチ(帯スイッチ)20をレバー長手方向に沿って配置しただけのシンプルな構成で、ライダーがハンドルグリップ15を把持したまま、簡単な手の指の単純な操作で、すなわち、タップとスワイプによる点と線(または面)の操作により、複合的なスイッチ操作を行なうことができ、複雑な情報入力を行なうことができる。しかも、一般的な鞍乗型車両10のハンドルグリップ15周辺の操作レバー19のレイアウトを変更させる必要もなく、レバースイッチ装置11を追加設置することが容易にでき、安価である。

ハンドルグリップ15の前方近傍に位置する操作レバー19の帯スイッチ20のスイッチ操作は基本的には人差し指で行なわれ、ハンドルグリップ15を把持したまま、スイッチ操作はタップ動作とスワイプ動作との点と線(または面)で複合的にスイッチ操作することができ、スイッチ操作の動作範囲も点と線を併用して行なうことができる。

また、操作レバー19の帯スイッチ20は、複数の感圧センサが長手方向に配列されて構成されるため、ライダーは運転しながら指を伸ばせば、指の腹で複数のスイッチ操作が得られる。

さらに、操作レバー19に帯スイッチ20の設置は、帯スイッチ20とレバー本体に一体成型で取り付ける設置方法、既存の操作レバーに帯スイッチを接着して取り付ける設置方法や、既存の操作レバーに帯スイッチを接着したチューブを挿入し、被せる被覆方法のように、多様な帯スイッチ20の取付方法または設置方法がある。

[他の実施形態] 本発明に係る実施形態では、ハンドルグリップ15の前方近傍に設けられた左右の操作レバー19に帯スイッチ20を設置した例を示したが、左右の操作レバー19に帯スイッチ20を設けることと併用して、左側ハンドルグリップ15(15L)に回転リングを追設し、この回転リングに感圧センサを備えた操作スイッチを設置してもよい。

また、ハンドルグリップ15全体に複数の感圧センサを備えた操作スイッチを敷き詰め、ハンドルグリップ15を普通に握った状態(把持状態)から、手の各指を強く握った時毎のスイッチ入力の操作内容を割り振るハンドルスイッチ構成を追加して設置してもよい。

さらに、鞍乗型車両として自動二輪車や不整地走行車両を例示したが、シニア車両やスノーモービル、さらには上バイク、建設機械やその他輸送機器等に用いることができる。

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

10 鞍乗型車両 11 レバースイッチ装置 12 バーハンドル 13 ステアリング軸 15 ハンドルグリップ 15R スロットルグリップ 15L L軸グリップ 16 ハンドルスイッチボックス 17 取付ブラケット 18 支軸 19 操作レバー 19R ブレーキレバー 19L クラッチレバー 20 帯状の操作スイッチ(帯スイッチ) 21 スイッチ本体 22 感圧センサ 23 信号機 24 コントローラ 25 チューブ

QQ群二维码
意见反馈