Electric switch

申请号 JP29204496 申请日 1996-11-01 公开(公告)号 JPH09167549A 公开(公告)日 1997-06-24
申请人 Abb Manag Ag; アー・ベー・ベー・マネジメント・アクチエンゲゼルシヤフト; 发明人 HERUBERUTO SHIFUKO; ANJIEI KACHIKOFUSUKII; ORAAFU KUNUUZEN; ANDOREASU RAUBI; ERUBUIN MANTSU; MARUTA RAKORUTE;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an electric switch formed conveniently for a user and having high open/close performance.
SOLUTION: This electric switch has at least two contact support bodies 32, 28 arranged with a space on an axial line 3 and at least one contact (opening and closing pin 36) movable along the axial line 3. The contact conductively bridges at least two contact support bodies 32, 28 in the connected state of the switch. This switch further has a driving device 39 for energizing the movable contact, and this driving device is controlled by a host equipment control device. At least one movable contact (opening and closing pin 36) is movable in at least two different speeds during at least one opening and closing process. At least one of the two speeds is most suitable to a given physical condition every time controlling the open/close process.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 軸線(3)上に間隔をおいて配置された少なくとも2個の接点支持体(32,28)と、この軸線(3)に沿って移動可能な少なくとも1個の接点(3
    6)とを備え、この接点(36)が開閉装置の接続状態で、少なくとも2個の接点支持体(32,28)の間隔を導電的に架橋し、更に、可動の接点を付勢する駆動装置(39)を備え、この駆動装置が上位の設備制御装置によって制御可能に設計されている、電気開閉装置において、 少なくとも一つの可動の接点(36)が、少なくとも1
    回の開閉プロセスの間、少なくとも二つの異なる速度で移動可能であり、 少なくとも二つの速度の少なくとも一方が、当該の開閉プロセスを左右するその都度の物理的所与に最適に適合していることを特徴とする電気開閉装置。
  • 【請求項2】 駆動装置(39)として電動機が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気開閉装置。
  • 【請求項3】 電動機として回転数が制御される直流モータが設けられていることを特徴とする請求項2記載の電気開閉装置。
  • 【請求項4】 電気開閉装置として、開閉ピン(36)
    として形成された可動の接点を備えた断路器が設けられ、開閉ピン(36)の遮断運動が3つの範囲(A,
    B,C)においてそれぞれ異なる速度を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電気開閉装置。
  • 【請求項5】 第1の範囲(A)の最高速度が300m
    m/秒以上、特に330mm/秒であり、この第1の範囲に続く第2の範囲(B)の速度が約50mm/秒の範囲であり、第2の範囲に続く第3の範囲の速度が約30
    0mm/秒の範囲であることを特徴とする請求項1記載の電気開閉装置。
  • 【請求項6】 電気開閉装置として電力回路遮断器が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電気開閉装置。
  • 【請求項7】 電力回路遮断器の少なくとも一つの可動接点が、目前の開閉に依存して、適合した速度でまたは少なくとも2つの異なる速度でこの開閉に相応するストローク運動を行うように、駆動装置(39)が上位の設備制御装置によって作動することを特徴とする請求項6
    記載の電気開閉装置。
  • 【請求項8】 電気開閉装置として接地断路器、迅速接地装置または負荷断路器が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電気開閉装置。
  • 【請求項9】 軸線(3)上に間隔をおいて配置された少なくとも2個の接点支持体(32,28)と、この軸線(3)に沿って移動可能な少なくとも1個の接点(3
    6)とを備え、この接点(36)が開閉装置の接続状態で、少なくとも2個の接点支持体(32,28)の間隔を導電的に架橋し、更に可動の接点を付勢する駆動装置(39)を備え、この駆動装置が上位の設備制御装置によって制御される、電気開閉装置を運転するための方法において、 少なくとも一つの可動の接点(36)が、少なくとも1
    回の開閉プロセスの間、少なくとも二つの異なる速度で動き、 少なくとも二つの速度の少なくとも一方が、当該の開閉プロセスを左右するその都度の物理的所与に最適に適合していることを特徴とする方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、軸線上に間隔をおいて配置された少なくとも2個の接点支持体と、この軸線に沿って移動可能な少なくとも1個の接点とを備え、
    この接点が開閉装置の接続状態で、少なくとも2個の接点支持体の間隔を導電的に架橋し、更に可動の接点を付勢する駆動装置を備え、この駆動装置が上位の設備制御装置によって制御可能に設計されている、電気開閉装置から出発している。

    【0002】

    【従来の技術】その際、本発明は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4210545号公報記載の技術準に関する。 この公開公報には、電気開閉装置として、
    金属で被包されガスで絶縁された高電圧開閉設備のためのアングル型断路器が記載されている。 この断路器は2
    つの開閉部材を備え、この開閉部材は絶縁ガスを充填した金属カプセル内に設けられ、軸線に沿って互いに接触可能であるかまたは互いに分離可能である。 開閉部材は軸方向に延びるピン状の予点弧接点を1つずつ備え、この予点弧接点は両開閉部材の一方の場合行程超過接点として形成されている。 開閉部材は更に、固定された他方の開閉部材の予点弧接点を軸方向に取り囲む固定接点と、可動の一方の開閉部材に設けられた可動接点を備えている。 この可動接点は接続位置で固定接点と共に連続電流路を形成する。

    【0003】この断路器の場合、可動接点が加速相の後で遮断方向および接続方向にほぼ一定の速度で移動する。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課題は、使用者に便利に形成され、大きな開閉能を有する電気開閉装置と、この電気開閉装置を運転するための方法を提供することである。 開閉装置の開閉運動がその都度の開閉プロセスの物理的な要求に適合することができ、それによって開閉装置の能力が改善されるかまたは開閉プロセスによって生じる電源網の影響が最小となると特に有利である。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】電気開閉装置は、軸線上に間隔をおいて配置された少なくとも2個の接点支持体と、この軸線に沿って移動可能な、開閉ピンとして形成された少なくとも1個の接点とを備え、この接点は開閉装置の接続状態で、少なくとも2個の接点支持体の間隔を導電的に架橋し、電気開閉装置は更に、可動の接点を付勢する駆動装置を備え、この駆動装置は上位の設備制御装置によって制御される。 少なくとも一つの可動の接点は、少なくとも1回の開閉プロセスの間、少なくとも二つの異なる速度で移動可能であり、少なくとも二つの速度の少なくとも一方が、当該の開閉プロセスを左右するその都度の物理的所与に最適に適合している。

    【0006】

    【発明の実施の形態】次に、一つの実施の形態を示す図に基づいて、本発明とその効果を詳しく説明する。 すべての図において、同じ作用をする要素には同じ参照符号が付けてある。 本発明の直接的な理解に必要でないすべての要素は図示していない。

    【0007】電気開閉装置として先ず最初に、断路器を考察する。 図1は概略的に示したこの断路器のハウジング1の断面図である。 ハウジング1は通常は、圧力下の絶縁ガスが充填されている。 この充填ガスとしては六フッ化イオウ(SF 6 )が特に適している。 ハウジング1
    の見えるエッジは、見やすくするために単に示唆してある。 このハウジング1は通常は、金属で被包されガスで絶縁された開閉設備の残りの被包部品と共に、大地電位である。 ハウジング1は一平面内にある2本の軸線2,
    3を備えている。 この軸線は度αをなして交差している。 角度αは通常は直角である。 しかし、特別な用途の場合には、直角と異なる角度が考えられる。 ハウジング1は一般的に、圧力を漏らさないようにアルミニウム合金で鋳造されている。 ハウジング1は少なくとも4個の円形の開口4,5,6,7を備えている。 この開口はフランジ8,9,10,11を備えている。 その際、開口4にフランジ8が付設され、開口5にフランジ9が付設され、開口6にフランジ10が付設され、そして開口7
    にフランジ11が付設されている。 開口4,5,6,7
    は、軸2,3が中央を貫通するよう配置されている。 この場合、軸線2が開口4,6を貫通し、軸線3が開口5,7を貫通している。 フランジ8,9,10,11はそれぞれの軸線2,3に対して垂直に配置された面を備えている。

    【0008】開口4はここでは、円板状に形成された絶縁体12によって閉鎖されている。 この絶縁体は導電性のある鋳込み取付け具13を備えている。 この鋳込み取付け具13は導体14にボルト止めされている。 絶縁体12は外側リング15によって保持されている。 外側リングには、図示していないシールリングを収容するための溝が形成されている。 外側リング15は同一に形成された2個の金属製の導電性リングからなっている。 絶縁体12と外側リング15はフランジ8にボルト止めされた、隣のハウジング17の接続フランジ16によって位置保持されている。 開口5は被覆フランジ18によって閉鎖されている。 被覆フランジ18とフランジ9の間には、外側リング15が取付けられている。 この外側リングは図示していない必要なシールリングを収容している。 しかし、この外側リング15を省略して、その代わりに被覆フランジ18の載置面またはフランジ9の載置面がシールリングを収容するための溝を備えていてもよい。 被覆フランジ18は接続短管19を備えている。 この接続短管はボルト止めされたカバー20によって圧力を漏らさぬよう閉鎖されている。 被覆フランジ18またはカバー20には、場合によっては、ハウジング1にガスを供給するための破裂円板(バーストディスク)と接続部材を組み込んでもよい。

    【0009】開口6は円板状に形成された絶縁体12によって閉鎖されている。 この絶縁体は導電性の鋳込み取付け具13を備えている。 この鋳込み取付け具13は導体21にボルト止めされている。 絶縁体12は外側で外側リング15によって保持されている。 この外側リングには、図示していないシールリングを収容するための溝が形成されている。 絶縁体12と外側リング15は、フランジ10にボルト止めされた、隣のハウジング23の接続フランジ22によって位置保持されている。 開口7
    は被覆フランジ18によって閉鎖されている。 被覆フランジ18とフランジ11の間には、外側リング15が取付けられている。 この外側リングは図示していない必要なシールリングを収容している。 しかし、この外側リング15を省略して、その代わりに被覆フランジ18の載置面またはフランジ11の載置面がシールリングを収容するための溝を備えていてもよい。 被覆フランジ18は接続短管19を備えている。 この接続短管はボルト止めされたカバー20によって圧力を漏らさぬよう閉鎖されている。

    【0010】ハウジング1と上述の閉鎖部材は内室24
    を取り囲んでいる。 この内室には、高電圧をかけた、電気式開閉機器の作動部材、ここでは既述のように断路器の作動部材を組み込むことができる。 カバー20は、金属で被包されガスで絶縁された開閉設備において使用される非常に異なる付属器具を組み込むために用いることが可能である。 ハウジング1は更に、付加的な接続短管を備えていてもよい。 この接続短管は断路器位置を光学的にチェックするための視界窓やセンサを組み込むために使用可能である。 図1において、ハウジング1の中央に視界窓25が設けられている。 この視界窓の中心軸線は、軸線2,3を含む平面に対して垂直に延びている。
    ハウジング1の反対の壁には、全く同じ個所に、同一に形成された視界窓が設けられている。 すべての断路器の断路個所は、ハウジング1内でそれぞれ中央に配置され、それによって断路個所は上述の視界窓25からチェック可能である。

    【0011】図2は、金属で被包されガスで絶縁された高電圧開閉設備のための断路器として形成された開閉装置の略示した第1の実施の形態の遮断状態の概略断面図でる。 この断路器は、例えば金属で被包されガスで絶縁された母線の途中に設けられるような区分開閉器(母線連結スイッチ断路器)として形成されている。 導体1
    4,21はここでは、高圧電位の母線区間のそれぞれの端部である。 導体14は左側の絶縁体12の金属製の鋳込み取付け具13にボルト止めされている。 導体14と反対の鋳込み取付け具13の側には、誘電的に望ましく形成された導電性のアングル連結部材26が接続されている。 このアングル連結部材は軸線2に対して角度βだけ傾斜した接続面を備えている。 角度βはここでは30
    °である。 しかし、この角度βはハウジング1の形状に相応して、異なる角度でもよい。 この角度βは通常は2
    5〜35°の範囲が有利に実施可能である。 傾斜した接続面は円筒形に形成された中間部材27にボルト止めされている。 接続面と反対の中間部材27の側は接点支持体28にボルト止めされている。 中間部材27は軸線2
    9に沿って延びている。 この軸線29は軸線2,3と同じ平面内にあり、軸線2に対して角度βだけ傾斜している。 接点支持体28は誘電的に望ましく形成され、金属で作られている。 接点支持体28には円筒状に形成された対向接点30が嵌め込まれている。 この対向接点は断路器の固定された予備アーク電極としての働きをする。
    接点支持体28には更に、らせん接点31が嵌め込まれている。 このらせん接点は断路器が閉じているときに電流を導く。 対向接点30は軸線3の方向に延びている。
    この軸線は同時に対向接点30の中心軸線を形成する。

    【0012】導体21は右側の絶縁体12の金属製鋳込み取付け具13にボルト止めされている。 導体21と反対の鋳込み取付け具13の側に、誘導的に望ましく形成された導電性のアングル連結部材26が接続されている。 このアングル連結部材は軸線2に対して角度βだけ傾斜した接続面を備えている。 この両角度βは常に同じ値である。 従って、この角度βはここでも30°である。 傾斜した接続面は円筒形に形成された中間部材27
    にボルト止めされている。 接続面と反対の中間部材27
    の側は接点支持体32にボルト止めされている。 中間部材27は軸線33に沿って延びている。 この軸線29は軸線2,3と同じ平面内にあり、軸線2に対して角度β
    だけ傾斜している。 軸線33は軸線29に対して平行に延びている。

    【0013】接点支持体32は誘電的に望ましく形成され、金属で作られている。 接点支持体32内には電流を案内するためのらせん接点34が嵌め込まれている。 接点支持体32の中央には可動の断路器接点35が設けられている。 可動の断路器接点35は円筒形に形成され、
    その軸線は軸線3と重なっている。 可動の断路器接点は開閉ピン36を備えている。 この開閉ピンは管状に形成された接点管37によって取り囲まれている。 断路器を接続する際に、接点管37は開閉ピン36の後で接点支持体28のらせん接点31に接触する。 断路器を遮断するときには、先ず最初に接点管37が接点本体28のらせん接点31から離れ、その後初めて開閉ピン36が対向接点30から離れる。 駆動装置39によって操作される絶縁ロッド38は可動の断路器接点35を動かす。 駆動装置39は上側の接続短管19に固定されている。 駆動装置39は回転数制御される直流モータを備えている。 このモータのロータは永久磁石を備えている。 回転数制御される直流モータのための制御命令は、図示していない上位の設備制御装置によって発生する。 絶縁ロッド38は圧力を漏らさぬようハウジング1から外へ案内されている。 絶縁ロッド39は回転数制御される直流モータによってレバー装置を介して動かされる。 圧力を漏らさない貫通案内部としては通常、回転ブッシングが使用される。 駆動装置39寄りの可動断路器接点35の側は、誘電的に望ましく形成された導電性材料からなるシールドによって覆われている。 可動の断路器接点35は軸線3に沿って延びている。 この軸線は同時にこの接点の中心軸線を形成している。 らせん接点34は接点管3
    7を取り巻き、接点管と接点支持体32を導電的に連結する。

    【0014】断路器の接続状態では、電流が導体14から鋳込み取付け具13、アングル連結部材26、中間部材27、接点支持体28、らせん接点31、接点管3
    7、らせん接点34、接点支持体32、中間部材27、
    アングル連結部材26および鋳込み取付け具13を経て導体21に流れる。 図3は、時間tに対する、開閉ピン36の開放運動の経過を概略的に示している。 定格電流を案内するために設けられた接点管37の運動は、ここではこれ以上考慮しない。 閉じた断路器は時点T 0で遮断命令を得る。 その直後、開閉ピン36の開放運動が時点T 1で開始される。 駆動装置39は、開閉ピン36と対向接点30の接点断路が時点T 2で行われるまで、開閉ピン36を次第に加速する。 開閉ピン36はその最高速度に達するまで更に加速される。 この最高速度はこの断路器の場合例えば約300mm/秒の範囲である。 しかし、ほとんどの場合、300mm/秒を少し超えている。 特に、330mm/秒の速度が有効であることが実証された。 この最高速度に達した直後、開閉ピン36は再び制動されるので、時点T 3から遅い速度で遮断方向に更に動く。 この速度は約50mm/秒の範囲である。
    しかし、時点T 4から、開閉ピン36が再び強く加速され、しかも約300mm/秒の速度に加速される。 遮断位置に達する直前に、開閉ピン36は再び制動され、そして時点T 5で完全な遮断位置に達する。

    【0015】図4は、断路器の遮断のときの、時間tに対する、開閉ピン36の速度vの経過を概略的に示している。 このグラフは図3に関連して説明した開閉ピン3
    6の3つの速度範囲A,B,Cを示している。 範囲AはT 2とT 3の間の時間区間、範囲BはT 3とT 4の間の時間区間、そして範囲CはT 4とT 5の間の時間区間を含んでいる。

    【0016】範囲Aの比較的に高い最高速度は次のような利点をもたらす。 すなわち、この範囲Aにおいていわゆる“ループ電流開閉動作”の結果として生じる再点弧にとって、比較的に短い時間しか残っていないという利点をもたらす。 起こり得る数の再点弧のこの有利な制限と、それに伴うエロージョンの減少の結果、開閉ピン3
    6と対向接点30の寿命が長くなるので有利である。 これは断路器の有用性を大幅に高めることになる。 二重または多重母線系を備えた開閉設備の場合、“ループ電流開閉動作”とは、断路器によって行われる、負荷下での一方の母線系から他方の母線系に切り換える動作であると理解される。

    【0017】範囲Bの比較的に遅い速度は次のような利点をもたらす。 すなわち、容量性電流が遮断されるときに、この範囲Bを通過した後、比較的に小さな“捕捉荷電”だけが金属で被包されガスで絶縁された高電圧設備に残るという利点がある。 この“捕捉荷電”とは、高電圧設備の作動部材に残る容量性残留荷電であると理解される。 この残留荷電は範囲B内で発生する、対向接点3
    0と開閉ピン36の間の再点弧によってかなりの部分が消える。 この残留荷電は過渡過電圧の大きさに悪影響を与える。 すなわち、この残留荷電が小さければ小さいほど、期待される過渡過電圧の値が小さくなる。 しかしながら、範囲Bで発生する再点弧の数が非常に多くなるほど、開閉ピン36の速度は範囲Bにおいて遅くならない。 なぜなら、この各々の再点弧が補償プロセス、ひいては望ましくない急な電圧ピーク(VFT,非常に速い過渡)を生じるからである。

    【0018】範囲Cにおいて、完全な断路に対応する開閉ピン36の位置ができるだけ早く達成されるように、
    開閉ピン36はもう一度比較的に速い速度に加速される。 この開閉ピンの位置は換言すると、金属で被包されガスで絶縁された当該の開閉設備で発生する電圧ピークに耐える、開閉ピン36と対向接点30の間の距離に相当する。 時点T 5において、開閉ピン36はその完全な遮断位置に達し、その遮断ストローク全体を進む。

    【0019】断路器の接続の際、駆動装置39によって操作される絶縁ロッド38により、可動の断路器接点3
    5が軸線3に沿って固定された対向接点30の方へ移動する。 場合によっては残留荷電によっておよびまたは接点支持体32と接点支持体28の間の動作周波数の電圧によって生じる、開閉ピン36と固定された対向接点3
    0の間の予備点弧は、断路器によって申し分なく制御される。 断路器作動部材の配置構造により、ハウジング1
    の壁の方へ予備点弧アークが広がることはない。 断路器の駆動装置39は、あらゆる動作の場合、可動の接点構造体35が所定の接続位置に確実に移動し、それによって常にそのための接点管37とらせん接点31,34を経て申し分なく電流が案内されるように、設計されている。 断路器の場合、通常は接続時に、開閉ピン36のできるだけ大きな速度を接続プロセス全体で得るよう努め、接続運動の段階付けはこの電気開閉装置では利用されない。 なぜなら、この段階付けは物理的に重要でないからである。

    【0020】開閉ピン36の運動経過、物理的な所与、
    断路器の開閉プロセスに従う、断路器で使用されるこの駆動原理は勿論、他の開閉装置や他の開閉プロセスで使用するために適当に変更可能である。 その際特に、不均一な接点運動を行う電力回路遮断器が考えられる。 特に、行うべき開閉操作に依存して、異なる接点運動を行うことが考えられる。 例えばパッファ回路遮断器の場合に小さな誘導電流を遮断する際、遮断運動をゆっくりと行なうことができ、それによってアークの吹きつけが充分にスムースに行われ、零交叉の前にアークが途切れることが阻止されるので、途切れることによる過電圧が発生せず、従ってこのような過電圧に対する保護手段を設ける必要なく、この電力回路遮断器に挿入される開閉設備が非常に安価になる。 しかし、電力回路遮断の際、普通のピストン−シリンダ−構造体内で短時間でアークの吹きつけのための必要な吹きつけ圧力を発生するためには、同じパッファ回路遮断器は比較的に速い接点速度で作動する。

    【0021】開閉装置の運動経過は、電気的エネルギーの分配のすべての範囲内で、すなわち、露出型または被包された開閉設備と直流電源網および交流におけるすべての電源レベルで、適当な開閉操作の物理的特性に有利に適合する。 接点運動を最適に適合させる際、いろいろな絶縁媒体およびまたは消弧媒体、例えば液状媒体またはガス状媒体の影響を非常に簡単に考慮することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による電気開閉装置のハウジングの断面図である。

    【図2】本発明による電気開閉装置の実施の形態の概略断面図である。

    【図3】本発明による電気開閉装置の接点の遮断運動の経過を示す概略的なグラフである。

    【図4】本発明による電気開閉装置の接点の遮断時の接点速度の経過を示す概略的なグラフである。

    【符号の説明】

    1 ハウジング 2,3 軸線 4,5,6,7 開口 8,9,10,11 フランジ 12 絶縁体 13 鋳込み取付け具 14 導体 15 外側リング 16 接続フランジ 17 隣のハウジング 18 被覆フランジ 19 接続短管 20 カバー 21 導体 22 接続フランジ 23 隣のハウジング 24 内室 25 視界窓 26 アングル連結片 27 中間部材 28 接点支持体 29 軸線 30 対向接点 31 らせん接点 32 接点支持体 33 軸線 34 らせん接点 35 可動の断路器接点 36 開閉ピン 37 接点管 38 絶縁ロッド 39 駆動装置 40 遮蔽部材 α,β 角度 s 路程 t 時間 v 速度 A,B,C 範囲

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オラーフ・クヌーゼン スイス国、8050 チユーリッヒ、グライフ エンゼーストラーセ、49 (72)発明者 アンドレアス・ラウビ スイス国、8050 チユーリッヒ、マグダレ ーネンストラーセ、77 (72)発明者 エルヴイン・マンツ ドイツ連邦共和国、79787 ラウフリンゲ ン、ミユーレヴエーク、16 (72)発明者 マルタ・ラコルテ スイス国、5417 ウンタージーゲンター ル、イリスヴエーク、10

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