Integrated display screen and a slide-type control device for an electrical circuit

申请号 JP52878798 申请日 1997-12-08 公开(公告)号 JP2001507517A 公开(公告)日 2001-06-05
申请人 インタータクティル・テクノロジーズ・コーポレーション; 发明人 ジェーガー,デニー; トゥエイン,ケネス・エム;
摘要 (57)【要約】 回路条件を変化させるためオペレータがトラック(13)に沿って移動させるつまみ(12)を有する形式の回路制御装置が電子表示スクリーン(16)の面上に配置される。 これが、制御装置の機能が変化する時、あるいは他の条件が異なるグラフィックスを呼出す時に、摺動可能なつまみ(12)にすぐ近い場所を含む制御装置の動作に関する校正マーク、シンボルおよび(または)他の指標の瞬時に変化し得る表示を可能にする。 トラックおよび摺動つまみ(12、13)、および制御 信号 生成回路の電子要素が表示スクリーン(16)の前にあり、これにより容易な修理を可能にする。 制御信号生成回路の構成要素は、つまみおよび(または)トラックの内部に含まれる。 つまみの運動は、無線周波センサ、容量センサ、光電センサ、あるいはとりわけホール効果センサを含むコンパクトであり耐久性のあるセンサによって検出される。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を備える電気回路用制御装置であって、 瞬時に変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置される前記摺動可能部材とトラックとを備える電気回路用制御装置。 2. 前記電子表示スクリーンに結合され、前記摺動可能部材の移動経路に沿った場所で前記表示スクリーンに指標を表示させるイメージ表示コントローラを更に備える請求項1記載の装置。 3. 前記摺動可能部材の運動に応答して変化する回路制御信号を生じる、前記電子表示スクリーンの前に配置され前記摺動可能部材と前記トラックとの少なくとも一方に内蔵される電子構成要素を含む制御信号生成回路を更に備える請求項1 記載の装置。 4. 前記トラックが、前記電子表示スクリーンの前面に沿って延びる少なくとも1つのレールを含み、前記摺動可能部材が前記レールに取外し自在に係合され、 前記制御信号生成回路の少なくとも1つの構成要素が前記摺動可能部材により支持されかつ前記レールから取外し自在である請求項3記載の装置。 5. 前記トラックが、前記電子表示スクリーンの前面に沿って延びる1対の離間された平行レールを含み、前記制御信号生成回路の少なくとも1つの構成要素が前記レール間に配置される請求項3記載の装置。 6. 前記トラックが、前記電子表示スクリーンの前面に沿って延びる少なくとも1つのレールを含み、前記摺動可能部材が前記レールに沿って載置し、当該レールに沿ってこれと離間された関係で延びる長形の電気抵抗と、該電気抵抗に沿ってこれと離間された関係で延びる帯状の導電体と、前記摺動可能部材に対して前記電気抵抗に接触する位置で固定され前記摺動可能部材が前記レールに沿って移動される時前記電気抵抗に沿ってこれに載置する第1の電気的ワイパ接点と、前記摺動可能部材に対して前記帯状の導電体と接触しかつ前記摺動可能部材が前記レールに沿って移動される時前記導電体に沿って移動する位置に固定される第2 の電気的ワイパ接点とを更に含み、前記第1のワイパ接点と第2のワイパ接点とが相互に電気的に接続される請求項1記載の装置。 7.1対の前記レールが、透明カバー板の前面に沿って相互に平行に離間された関係で延びており、前記摺動可能部材が前記レールの両方に跨がりそのそれぞれと係合し、前記電気抵抗と前記帯状の導電体とが前記レール間にあって前記透明カバー板の前記前面に固定される請求項6記載の装置。 8. 長形の形態を持ち、前記摺動可能部材の背部で前記レールに沿って延びる少なくとも1つの電気コイルであって、その全長の少なくとも一部に沿って徐々に狭くなる幅を有して、電気発振回路の共振回路の一部であるコイルと、前記摺動可能部材に対してこれから離間された関係に固定された導電体と、前記電気発振回路に結合され該発振回路の共振周波数における変化に応答して変化する回路制御信号を出力する信号プロセッサとを更に備える請求項4記載の装置。 9. 前記電気コイルと前記導電体とが、導電体のシールドにより実質的に包囲される請求項8記載の装置。 10.1対のレールが前記透明カバー板の前記前面に沿って相互に平行に離間された関係で延び、前記摺動可能部材が前記レールの両方に跨がりそのそれぞれと係合し、前記電気コイルが前記レール間にあって前記透明カバー板の前記前面に対して固定される請求項8記載の装置。 11.1対の電気発振回路を備え、1対の長形の電気コイルが前記摺動可能部材の背部で前記レールに沿って延び、前記電気コイルの各々が前記電気発振回路の各々の共振回路の一部であり、前記信号プロセッサが、前記電気発振回路の各々に電気的に結合され、前記電気発振回路の共振周波数の比における変化に応答して変化する回路制御信号を出力する請求項8記載の装置。 12. 前記電気発振回路の構成要素が前記摺動可能部材内部に配置される請求項11記載の装置。 13. 前記レールに沿ってこれと平行関係に延び、少なくともその一部に沿って徐々に狭くなる幅を有する長形の第1のコンデンサ板と、前記摺動可能部材に固定され前記第1のコンデンサ板に対してこれと離間された関係で対面するように配置される、前記摺動可能部材の移動方向における前記第1のコンデンサ板の長さより短い長さを持つ第2のコンデンサ板と、前記第1のコンデンサ板に沿ってこれと離間された関係で延びる帯状の導電体と、前記摺動可能部材に固定されかつ前記帯状の導電体と接触し前記摺動可能部材がレールに沿って移動される時前記導電体に沿って移動するように配置され、前記第2のコンデンサ板に電気的に接続される電気的ワイパ接点と、前記第1のコンデンサ板と前記帯状の導電体とに接続され前記第1のコンデンサ板と第2のコンデンサ板とが電気発振回路の共振回路の容量型要素である電気発振回路と、該電気発振回路の共振周波数の変化に応答して変化する回路制御信号を出力する信号プロセッサとを更に備える請求項1記載の装置。 14. 前記レールに沿ってこれと平行関係に、かつ相互に離間された関係に延びる第1および第2の長形のコンデンサ板であって、該第1のコンデンサ板と第2 のコンデンサ板の各々が、その長さの少なくとも一部に沿って徐々に狭くなる幅を有し、前記第1および第2のコンデンサ板の幅の減少が同じ方向に生じる第1 および第2のコンデンサ板と、前記摺動可能部材に固定されかつ前記第1および第2のコンデンサ板にこれと離間された関係で対面するように配置された第3のコンデンサ板であって、前記摺動可能部材の移動方向における長さが該方向における前記第1および第2のコンデンサ板の長さより短い第3のコンデンサ板と、 前記第1および第2のコンデンサ板に接続された電気発振回路であって、前記コンデンサ板が前記電気発振回路の共振回路の容量型要素である電気発振回路と、 前記電気発振回路の共振周波数の変化に応答して変化する回路制御信号を出力する信号プロセッサを備える請求項1記載の装置。 15.1対のレールが、前記透明カバー板の前記前面に沿って相互に離間されたかつ平行な関係で延び、前記摺動可能部材が前記レールの両方に跨がりその各々と係合し、前記第1および第2のコンデンサ板が前記レール間にある請求項14 記載の装置。 16. 前記レールに沿ってこれと離間された関係で延びる帯状の光反射材と、前記レールに沿って前記帯状の光反射材と前記摺動可能部材との間の場所において延びる第1および第2の線形光変調器であって、その長手方向に沿って離間され比較的不透明な区域と交互に位置する光透過区域を持ち、前記第1の光変調器の前記光透過区域の間隔が前記第1の光変調器の長さに沿って徐々に変化し、前記第2の光変調器の前記光透過区域が均等に離間される光変調器と、前記第1の光変調器と前記帯状の光反射材とへ光を指向させる位置において前記摺動可能部材により支持される第1の光源と、前記第1の光変調器の前記光透過区域の1つを透過しかつ前記帯状の光反射材により他の前記光透過区域を介して再び反射される光を受取り検出する位置において前記摺動可能部材により支持される第1の光電光検出器と、前記第2の光変調器の前記光透過区域の1つを透過しかつ前記帯状の光反射材により他の前記光透過区域を介して再び反射される光を受取り検出する位置において前記摺動可能部材により支持される第2の光電光検出器と、前記第1および第2の光電光検出器に電気的に結合され、かつ前記第1の光検出器からの連続的な信号間の時間間隔を前記第2の光電光検出器からの連続的な信号間の時間間隔と比較することにより、前記レールに沿った前記摺動可能部材の位置を検出する信号プロセッサとを備える請求項1記載の装置。 17. 前記レールに沿ってこれと離間された関係で延びる直線歯列のギアラックと、前記摺動可能部材により支持され前記透明カバー板に対して直角をなす回転軸を持ち、前記ギアラックと係合される回転ギアと、前記回転ギアの回転運動に応答して電気回路制御信号を生じる手段とを更に備える請求項1記載の装置。 18. 電気回路制御信号を生じる前記手段が、前記摺動可能部材により支持され前記回転ギアが回転されると回転し、連続する部分が異なる光反射率を持つ環状の反射材を持ち前記回転軸を囲むディスクと、光路に沿ってその間に延びる前記環状の反射材へ光を指向させる位置において前記摺動可能部材により支持される光源と、前記摺動可能部材により支持され前記光路において前記環状の反射材により反射される光を受取るように配置される光電光検出器とを含む請求項17記載の装置。 19. 前記レールに沿った前記摺動可能部材の移動経路の対向端部に配置され、 前記透明カバー板に対して直角をなす回転軸の周囲に回転するように配向された第1および第2のプーリーと、前記プーリー上で係合され片側が前記摺動可能部材に固定される連続ベルトと、前記第1のプーリーの回転運動に応答して出力信号を変化させるプーリー回転センサとを更に備える請求項1記載の装置。 20. 前記摺動可能部材により支持される磁石を更に備え、ホール効果センサが前記摺動可能部材の移動経路の少なくとも一端部に配置され、該ホール効果センサに電気的に結合されて前記ホール効果センサの電気抵抗の変化に応答して変化する制御信号を生じる信号プロセッサを更に備える請求項1記載の装置。 21. それぞれが前記移動経路の反対端部に配置される1対の前記ホール効果センサを備える請求項20記載の装置。 22. 前記電子表示スクリーンが透明なカバー板を持ち、前記トラックが前記透明カバー板の前面に固定されこれに沿って前面イメージ表示域内で延びる1対の離間された平行なレールを含み、該レールが少なくとも部分的に導電体で形成され、前記制御装置の前記摺動可能部材が、前記レールに跨がってこれと係合され、前記摺動可能部材は、前記レールの一方と接触する第1の導電領域と他方の前記レールと接触する第2の導電領域とを持ち、該第1および第2の導電領域が相互に絶縁され、制御信号生成回路の少なくとも1つの電気的構成要素が、前記摺動可能部材により支持され電圧が印加される第1および第2の端子を持ち、該端子の各々が前記摺動可能部材の前記第1および第2の導電領域の各々に電気的に接続され、各々が前記レールを介して前記制御信号生成回路の前記電気的構成要素へ電圧を与えるように前記レールの各々に接続される第3および第4の端子を有する電圧源を含む請求項1記載の装置。 23. 前記摺動可能部材の前記第1および第2の導電領域が該摺動可能部材の表面における金属コーティングである請求項22記載の装置。 24. 前記摺動可能部材により支持される前記制御信号生成回路の電子要素が、 前記摺動可能部材から離れて配置される遠隔回路要素に対する電気的接続を要求する第5の端子を持ち、前記摺動可能部材と前記透明カバー板との間の場所において前記レールと平行関係に延びかつ前記遠隔回路要素に電気的に接続される少なくとも1つの長い帯状導電体と、前記摺動可能部材が前記レールに沿って滑動するとき前記帯状導電体と接触してこれに沿って移動するように前記摺動可能部材から延びる少なくとも1つの電気的ワイパ接点であって、前記第5の端子と電気的に接続されるワイパ接点とを更に含む請求項22記載の装置。 25. 前記摺動可能部材と前記電子表示スクリーンとの間に配置され、前記摺動可能部材の移動方向に延びる複数の平行な2進コーディング区域であって、該区域の各々が光反射材から形成された第1のセグメントと光吸収材から形成された第2のセグメントとを持ち、該第1および第2のセグメントは、前記複数の区域に沿った一連の横方向帯状体がそれぞれ光反射域と光吸収域との異なる組合わせを呈する配置関係にあるコーディング区域と、前記摺動可能部材により支持され、前記摺動可能部材が前記トラックに沿って移動される時に前記横方向帯状体の連続的な帯状体に光を指向させるよう配置される少なくとも1つの光源と、前記コーディング区域の各々により反射される光を受取るようにそれぞれ配置される前記摺動可能部材により支持された複数の光電光検出器とを更に含む請求項1記載の装置。 26. 第1および第2の前記2進コーディング区域に沿って前記光反射域が前記光吸収域と交互に配置され、前記第2の2進コーディング区域の前記光反射域と光吸収域とが、前記第1の2進コーディング区域の光反射域と光吸収域の長さの2倍である長さを有する請求項25記載の制御装置。 27. 前記トラックに沿ってこれと平行関係に延びる直線状ラックギアと、前記摺動可能部材により支持されかつ前記ラックギアと係合される回転ギアと、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアの回転運動に応答して変化する信号を生じる信号発生器とを更に備える請求項1記載の制御装置。 28. 前記信号発生器が、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアが前記トラックに沿った前記摺動可能部材の運動により回転される時に回転するディスクであって、反射率が前記材料の環状帯状体における連続的な場所で変化する光反射材の環状帯状体を有するディスクと、前記摺動可能部材により支持されて前記光反射材の環状帯状体の限定部分へ光を指向させるように配置される光源と、前記摺動可能部材により支持されて光反射材の前記環状帯状体の前記限定部分において反射される光を検出するように配置される光電検出器とを含む請求項2 7記載の制御装置。 29. 前記信号発生器が前記摺動可能部材の運動を表わす象限信号を生じ、前記信号発生器が、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアが前記トラックに沿った前記摺動可能部材の運動により回転させられる時に回転するディスクと、前記摺動可能部材により支持され前記ディスクにおける2つの隔てられた場所へ光を指向させるように配置される第1および第2の光源と、各々が前記第1および第2の場所の各々から光を受取りこれに応答するように配置される、前記摺動可能部材により支持される第1および第2の光電光検出器とを含み、前記ディスクがその円形経路の周囲で相互に交互に位置する第1および第2の領域を持ち、該第1の領域は、前記第1および第2の場所と前記光電検出器との間の光の透過を抑制する特性を持ち、前記第2の領域は、前記第1および第2の場所から前記光電検出器への光の透過を可能にする特性を有する請求項27記載の制御装置。 30. 前記ディスクの前記第1および第2の領域が、前記ディスクの第1の角度位置における前記両光電検出器に対する光の透過を可能にし、該ディスクの直後の角度位置における前記第1の光電検出器のみに対する光の透過を可能にし、ディスクの次に続く角度位置における前記両光電検出器に対する光の透過を抑制し、かつディスクの次に続く角度位置における前記第2の光電検出器のみに対する光の透過を可能にするように配置される請求項29記載の制御装置。 31. 前記ディスクの前記第1の領域が光反射領域であり、該ディスクの前記第2の領域が光吸収領域である請求項29記載の制御装置。 32. 前記摺動可能部材と前記電子表示スクリーンとの間に配置されかつ前記摺動可能部材の移動方向に延びる複数の平行な2進コーディング区域であって、前記区域の各々が磁性体から形成された第1のセグメントと非磁性体から形成された第2のセグメントとを有し、該第1および第2のセグメントが、前記複数の区域に沿った一連の横方向帯状体がそれぞれ磁気領域と非磁気領域の異なる組合わせを呈するコーディング区域と、前記摺動可能部材により支持された複数のホール効果センサであって、前記摺動可能部材が前記トラックに沿って移動される時に前記コーディング区域の関連する1つに沿って移動するように配置されるホール効果センサとを備える請求項1記載の装置。 33. 前記2進コーディング区域の第1および第2の区域に沿って前記磁気領域が前記非磁気領域と交互に位置し、前記第2の2進コーディング区域の前記磁気領域と非磁気領域とが、前記第1の2進コーディング区域の磁気領域と非磁気領域の長さの2倍である長さを持つ請求項32記載の制御装置。 34. 前記ホール効果センサが相互に前記摺動可能部材の移動方向に偏位される請求項32記載の制御装置。 35. 前記ホール効果センサが、該センサにより検知される磁界強さに応じる可変の大きさを持つ出力信号を生じ、前記ホール効果センサの各々が、関連する2 進コーディング区域の幅を越える幅を有し、それにより、前記ホール効果センサが、関連するコーディング区域に隣接するコーディング区域と重なり合い、更に、それぞれが前記ホール効果センサの各々に結合され、かつそれぞれが、前記ホール効果センサが前記コーディング区域の関連するものにおける磁化領域を検出している時に生じる出力信号の大きさより小さな大きさを持つ出力信号を抑制するように条件付けられる複数の比較器を有する請求項34記載の制御装置。 36. 前記2進コーディング区域の少なくとも1つが前記トラック外に配置され、該2進コーディング区域が透明材料から形成される前記磁気領域を含む請求項32記載の制御装置。 37. 複数の前記回路制御装置が、複数の電気回路と、複数の変更可能なイメージを生じるため前記電子表示スクリーンに結合された表示コントローラと、それぞれ前記回路制御装置の前記各々のオペレータ操作に応答してディジタル信号を生じるため前記回路制御装置の各々に結合された複数の第1のディジタル・データ・プロセッサと、生成されるディジタル信号を一時的に記憶するため前記第1 のディジタル・データ・プロセッサの各々に結合された複数のバッファ・メモリと、前記バッファ・メモリの各々を逐次質問しかつこれから得た制御信号を被制御回路の各々へ伝送するマスタ・ディジタル・データ処理手段とを制御するため前記電子表示スクリーンの前に配置される請求項1記載の制御装置。 38. 前記電子表示スクリーンがフラット・パネル・ディスプレイのスクリーンであり、前記摺動可能部材により支持された磁石と、磁石の運動に応答して可変信号を生じる磁気パッドとを更に含み、該磁気パッドが、フラット・パネル・ディスプレイの背部にあって前記スクリーンと実質的に平行関係に延びる請求項1 記載の制御装置。 39. 前記摺動可能部材により支持された電動機と、前記トラックに沿って延びる直線状のラックギアと、前記電子表示スクリーンの前で前記摺動可能部材により支持されて前記直線状ラックギアと係合させられる第1の回転ギアとを更に備え、前記電動機が、前記摺動可能部材を前記トラックに沿って移動させるため前記第1の回転ギアと駆動関係にある請求項1記載の制御装置。 40. 前記摺動可能部材により支持されて回転運動検知入力軸を有する位置信号生成要素を更に備え、前記回転運動検知入力軸が、前記直線状ラックギアと係合させられる第2の回転ギアを有する請求項39記載の制御装置。 41. 前記摺動可能部材により支持されて回転運動検知入力軸を有する位置信号生成要素を更に備え、前記回転運動検知入力軸が、前記摺動可能部材により支持される付加的なギアを介して前記電動機により駆動される請求項39記載の制御装置。 42. 前記電動機が、前記電子表示スクリーンと平行関係に延びる回転運動軸を持ち、前記摺動可能部材により支持されて前記電動機を前記第1の回転ギアに結合する付加的な歯車装置を更に備える請求項39記載の制御装置。 43. 前記トラックに配置されて前記摺動可能部材の移動経路に沿って延びる回転自在なウォームギアと、前記トラック内に配置されて前記ウォームギアと駆動関係にある電動機とを更に備え、前記摺動可能部材が、前記ウォームギアが通るねじ付きの通路を持ち、ねじが前記ウォームギアと螺合することにより前記摺動可能部材が前記電動機の動作により前記トラックに沿って移動される請求項1記載の制御装置。 44. 前記電子表示スクリーンがフラット・パネル・ディスプレイのスクリーンであり、通路が前記フラット・パネル・ディスプレイをそのイメージ表示域内の場所で通り、更に、前記摺動可能部材の移動経路の両端部において前記トラックに配置された第1および第2のプーリーと、該プーリーに係合して前記摺動可能部材の移動経路に沿って延びるベルトと、前記フラット・パネル・ディスプレイの背部に配置される電動機と、前記フラット・パネル・ディスプレイにおける前記通路を通って前記電動機を前記プーリーの1つに結合する駆動軸とを更に備える請求項1記載の制御装置。 45. 前記フラット・パネル・ディスプレイの背部に配置された位置信号発生器を更に備え、前記位置信号発生器が、前記電動機に結合されてこれにより駆動される回転運動検知入力軸を有する請求項44記載の制御装置。 46. 前記トラックが、前記電子表示スクリーンの透明カバー板に沿って延びてこれから突出し、前記透明カバー板に接して配置されかつ前記トラックが受容されるスロットを有する透明な補助オーバーレイ板を更に備える請求項1記載の制御装置。 47. 前記透明補助オーバーレイ板が、前記トラックが前記透明カバー板から突出する距離に少なくとも等しい厚さを有する請求項46記載の制御装置。 48. 前記透明補助オーバーレイ板が、前記トラックが前記透明カバー板から突出する距離に等しい厚さを有する請求項46記載の制御装置。 49. 前記トラックが、平行関係に配置された1対の離間された直線状レールを有し、該レールが、前記透明カバー板と平行関係に延びる平行な同一面縁部を有し、前記透明補助オーバーレイ板が、前記レールの前記縁部と同一面内にある平坦な外面を有する請求項46記載の制御装置。 50. 瞬時に変更可能なイメージを表示可能であるイメージ域を持つ面を有する電子表示スクリーンと、 前記表示スクリーンの前記面に沿ってその前記イメージ域内で延びるトラックと、 前記トラックと係合し、該トラックに沿って複数の連続的位置のいずれかへ手動で摺動可能である摺動可能部材と、 前記位置間の前記摺動可能部材の運動に応答して変化する、前記電気回路に対する制御信号を生じる摺動可能部材位置センサと、 前記位置センサと前記表示スクリーンとに電気的に結合され、前記制御装置の動作に関する情報を伝達する変更可能イメージの表示を前記スクリーンに生じるように条件付けられる表示コントローラとを備える電気回路用制御装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 電気回路用の統合表示スクリーンおよび摺動型制御装置関連出願の相互参照 本願は、1996年5月10日出願の係属中の米国特許出願第08/644, 888号の一部継続出願であり、かつ1995年4月10日出願の係属中の同第08/420,438号の一部継続出願である。 米国特許出願第08/420, 438号は、1994年4月11日に出願され現在放棄された同第08/225 ,782号の一部継続出願である。 米国特許出願第08/225,782号は、 1993年11月5日に出願され現在放棄された同第08/147,545号の一部継続出願であった。 技術分野本発明は、電気回路のオペレータ制御を可能にする装置に関する。 特に、本発明は、被制御回路における電気的条件を変化させるためトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する種類の電気回路制御装置に関する。 発明の背景多くの電気回路制御装置は、パネル面に配置されかつ回路に対する制御信号を変化させるため直線状あるいは湾曲した経路に沿って移動可能である摺動可能部材を備えている。 かかる形式の制御は、種々の異なる形式の装置で用いられ、一例は音響処理システムにおけるオーディオ信号の振幅を調整するフェーダである。 この種の大半の制御装置においては、摺動可能部材がスロット付きパネルから突出し、回路制御信号を生じる諸構成要素が前記パネルの背後に配置されている。 校正マークおよび(または)他のマークが、制御の異なる設定を識別しあるいは制御動作に関する他の情報を提示するために前記部材の経路に沿ってパネル上に存在する。 伝統的には、このようなグラフィックスが制御パネル上に恒久的に印刷されてきた。 先に述べた種類の従来の制御装置は、1つの目的に供する1つの機能の制御装置である。 制御される装置が2つ以上の制御信号の入を要求する場合に付加的な制御装置を設けるのが、従来の慣例であった。 このことが、制御パネルを複雑にし、このようなパネルのサイズとコストを増加させる。 被制御装置の1つ以上の機能を制御するためこの種の制御装置を使用できるならば、有利であろう。 恒久的に印刷された校正マークその他のグラフィックスは、多くの目的に対して1 つの制御を使用することには対応しない。 制御の1つの動作モードに適するグラフィックスは、しばしば他の動作モードには適切ではない。 恒久的に印刷されたグラフィックスは、単一機能の制御装置に問題を生じることもあり得る。 例えば、このようなグラフィックスは、制御装置の摺動可能要素に近い場所に、1つあるいは高々ごく限られた数の言語、あるいは単位系における情報を提供できるに過ぎない。 これまで、オペレータにより操作される摺動可能要素を持つ種類の制御装置を含む電気的制御装置の動作に関する変更可能な情報を提示するために、フラット・パネル・ディスプレイが用いられてきた。 従来の構造では、摺動可能部材およびフラット・パネル・ディスプレイのイメージが制御パネルにおける異なる場所にあり、このことが操作中に問題を生じ得る。 表示スクリーンのイメージ表示域は構造枠部、シールその他の構成要素を含む周辺域によって制限されているので、ディスプレイはこれまで校正マークその他のグラフィックスを摺動可能部材にすぐ接して設けることができなかった。 摺動可能部材からのイメージ表示域のかなりの空間もまた、幾つかの制御のどれがイメージ表示された情報と関連するかについてオペレータを混乱させ得る。 制御パネル背後の制御信号発生要素のこれまでの配置は、これら要素の修理あるいは交換の作業が制御パネルの背後に接近することを要求するので、かかる作業を複雑にする。 典型的に、電気装置のハウジングを開いて制限された空間内で作業を行わねばならない。 本発明は、先に述べた問題の1つ以上を克服することを目的とする。 発明の概要本発明は、1つの特質において、被制御回路における電気的条件を変更するために複数の異なる位置のどれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用の制御装置を提供する。 摺動可能部材およびトラックは、瞬時に変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前面に配置される。 摺動可能部材の少なくとも一部は、表示スクリーンのイメージ表示域のすぐ前面に配置される。 本発明の別の特質において、イメージ表示コントローラは、電子表示スクリーンに接続され、摺動可能部材の移動経路に沿った場所においてスクリーンに指標を表示させる。 本発明の別の特質において、制御信号生成回路は、摺動可能部材の運動に応答して変化する回路制御信号を生じる。 制御信号生成回路の電子構成要素は、表示スクリーンの前面に配置され、摺動可能部材とトラックの少なくとも一方の内部に配置されている。 本発明の更に別の特質において、電気回路用の制御装置は、瞬時に変更可能なイメージを表示可能であるイメージ域を有する電子表示スクリーンを含む。 トラックは、イメージ域内の表示スクリーンの面に沿って延びている。 摺動可能部材は、このトラックと係合し複数の連続的位置のいずれかへ前記トラックに沿って摺動可能である。 位置センサが、摺動可能部材の運動に応答して部材の位置の間で変化する、電気回路に対する制御信号を生じる。 表示コントローラは、前記位置センサと表示スクリーンとに電気的に結合され、制御装置の動作に関する情報を伝える変更可能イメージの表示をスクリーンに生じるように条件付けられる。 本発明を具現する電気回路制御装置は、電子的イメージ表示スクリーン面に配置されるトラックと摺動可能部材とを有し、摺動可能部材の少なくとも一部は前記スクリーンのイメージ表示域のすぐ前にある。 これが、適切な場合には摺動可能部材の移動経路にすぐ隣接する場合を含む該部材に近い場所における瞬時に変更可能な校正マークおよび(または)他のグラフィックスの表示を可能にする。 オペレータは、かかるグラフィックスを、比較的容易かつ信頼し得る方法で、これらグラフィックスが関係する特定の制御装置と関連付けることができ、制御装置の正確な設定が容易となる。 制御装置の機能が変化する時、あるいは他の条件が校正マークその他の指標の変更を要求するならば、グラフィックスは瞬時に変化し得る。 制御装置の摺動可能部材の運動は、本発明のある形態においては、表示スクリーンの前でトラック構造内および(または)摺動可能要素内に含まれる電子要素によって検出される。 この場合、電子要素に容易にアクセスして修理または交換がなされる。 本発明は、その更なる特質および利点と共に、望ましい実施の形態の以降の記述および添付図面を参照することによって更によく理解されよう。 図面の簡単な説明図1は、被制御回路における電気的条件を変更するためにオペレータがトラックに沿って移動させる摺動可能部材を備える形式の電気回路制御装置の正面図、 図2は、図1の回路制御装置の側面図、 図3は、図1の線3−3に関する制御装置の一部の断面図、 図4は、図1ないし図3の回路制御装置の電子構成要素を示す概略回路図、 図5は、図1に示された動作モードとは異なる動作モードの期間に装置により表示される変更されたグラフィックスの一例を示す図1の回路制御装置の正面図、 図6は、制御装置の一要素であるフラット・パネル・ディスプレイの多層構造を示す図1ないし図5の回路制御装置の一部の破断正面図、 図7は、異なる形式の電子イメージ・ディスプレイを含む制御装置の修正例の正面図、 図8は、更に別の異なる形式の電子イメージ・ディスプレイを含む制御装置の別の修正例の正面図、 図9は、無線周波エネルギを用いて摺動部材の運動を検知し追跡する別の電気回路制御装置の正面図、 図10は、図9の線10−10に関する断面図、 図11は、図9および図10の回路制御装置の側面図、 図12は、図9ないし図11の回路制御装置の電子構成要素を示す概略回路図、 図12Aは、図9ないし図11の回路制御装置の更なる電子構成要素を示す概略回路図、 図12Bは、図12Aの回路のディジタル・データ・プロセッサ要素のプログラミングを示すフローチャート、 図13は、図9ないし図11の制御装置に他の点で類似する電気回路制御装置に用いられる電子構成要素の代替的な構成を示す概略回路図、 図14は、図13に示される電子構成要素の構成を用いる回路制御装置の側面図、 図15は、無線周波エネルギを用いて摺動可能部材の運動を検知し追跡する別の回路制御装置の一部の正面図、 図16は、図15の線16−16に関する断面図、 図17は、容量的作用を用いて摺動可能部材の運動を検知し追跡する電気回路制御装置の正面図、 図18は、図17の線18−18に関する断面図、 図18Aは、図17および図18の実施の形態の電気回路を示す概略回路図、 図18Bは、図18Aの回路の一要素であるディジタル・データ・プロセッサにより行われる動作を示すプログラム・フローチャート、 図19は、図17および図18の制御に他の点で類似する回路制御のための容量性要素の構成の変更例を示し、 図20は、図19の線20−20に関する断面図、 図20Aは、容量的作用を用いて装置の摺動可能部材の位置を検知する別の回路制御装置の正面図、 図20Bは、図20Aの線20B−20Bに関する断面図、 図21は、光電効果を用いて部材の運動を検知し追跡する別の電気回路制御装置の正面図、 図22は、図21の線22−22に関する断面図、 図23は、図21および図22の回路制御装置の摺動可能部材領域の側面図、 図24は、図21ないし図23の制御装置の構成要素である1対のミラー・ストリップの位置を示し、 図24Aは、図21ないし図24の制御装置の電気回路を示す概略回路図、 図24Bは、図24Aの回路の一要素であるディジタル・データ・プロセッサにより行われる動作のプログラム・フローチャート、 図25は、図21ないし図24の制御装置の修正例を示すが図22に略々対応する断面図、 図26は、光電効果を用いて部材の運動を検知し追跡する別の回路制御装置の摺動可能部材領域の正面図、 図26Aは、図26の実施の形態の第1の修正例の摺動可能部材領域の正面図、 図26Bは、図26の実施の形態の第2の修正例の摺動可能部材領域の正面図、 図26Cは、図26の実施の形態の第3の実施の形態の摺動可能部材領域の正面図、 図26Dは、図26Cの実施の形態の電気的構成要素を示す概略回路図、 図27は、図26の線27−27に関する断面図、 図27Aは、図26の線27A−27Aに関する断面図、 図28は、図26および図27の制御装置の摺動可能部材の位置を識別するため用いられる2進コードを示すチャート、 図29は、図26ないし図28の制御装置の電子構成要素を示す概略回路図、 図30は、光電効果を用いて摺動可能部材の運動を検知し追跡する別の回路制御装置の摺動可能部材領域の正面図、 図31は、図30の線31−31に関する断面図、 図31Aは、図30および図31の制御装置の第1の修正例の摺動可能部材領域の正面図、 図31Bは、図31Aの装置の電気的構成要素を示す概略回路図、 図31Cは、図30ないし図31Bの制御装置の摺動可能部材が連続的な設定を介して移動される時に1対の光電検出器に生じる出力信号の変化を示す図、 図31Dは、図31Bの回路のディジタル・データ・プロセッサの一要素により行われる動作を示すフローチャート・プログラム、 図31Eは、図31Dのプログラムにより行われるサブルーチンを示すフローチャート、 図32は、ホール効果を用いて摺動可能部材の運動を追跡する回路制御装置の正面図、 図33は、図32の制御装置の第1の変更例を示す正面図、 図33Aは、図34の制御装置の一要素である電気回路を示す概略回路図、 図34は、図32の制御装置の第2の変更例を示す正面図、 図35は、ホール効果を用いて部材の運動を検知し追跡する電気回路制御装置の別の摺動可能部材形式の正面図、 図36は、図35の線36−36に関する断面図、 図36Aは、図35および図36の制御装置の電気回路を示す概略回路図、 図37は、図35および図36に示される摺動可能部材形式の回路制御装置のバンクの背面図、 図38は、摺動可能部材を有する形式の回路制御装置のバンクの正面図および当該装置の高効率での動作を可能にする回路構成を示す概略回路図、 図39は、磁気パッドを用いて部材の運動を検知する回路制御装置の摺動可能部材形式の破断正面図、 図40は、図39の線40−40に関する断面図、 図41は、本発明の電動化フェーダの実施の形態の正面図、 図42は、図41の線42−42に関するフェーダの一部の断面図、 図43は、図41の線43−43に関するフェーダの一部の別の断面図、 図44は、図41のフェーダの第1の変更例を示すが図42に略々対応する断面図、 図45は、図41のフェーダの第2の変更例を示すが図42に略々対応する別の断面図、 図46は、別の電動機駆動形フェーダの破断正面図、 図47は、図46の線47−47に関するフェーダの一部の断面図、 図48は、本発明を具現した別の電動機駆動形電気回路制御装置の正面図、 図49は、図48の制御装置の破断側面図、 図50は、図48および図49の制御装置のフラット・パネル・ディスプレイ要素における内部母線の形態の概略図である。 望ましい実施の形態の詳細な記述まず図1、図2および図3を関連させて参照すると、本発明を具現した電気回路制御装置11は、公知の任意の形式の電気装置へ送られてこのような装置に応答させる制御信号を変化させるため、オペレータがトラック13に沿って移動させる部材12のような摺動可能要素を有する。 かかる種類の制御装置11の大半の用途において、制御の動作に関する情報を伝達するグラフィックス14を提供することが有利である。 グラフィックス14は、様々に、部材12の移動経路に沿った校正マーク、部材の連続的な設定を識別するシンボルまたは英数字データ、制御信号の現在値の指示であり得、あるいは様々な他の種類の情報を表わし得る。 本発明の実施の形態におけるグラフィックス14は、少なくとも部分的に、 電子イメージ・ディスプレイ17のスクリーン16に生成されるイメージである。 グラフィックス14は、オン/オフ切換えができ、必要に応じて、制御装置1 1が多機能な制御装置であるか、あるいは動作中に他の条件がグラフィックスの変化を要求するならば、瞬時にかつ自動的に変化し得る。 部材12の少なくとも一部の移動経路は、適切ならば部材にすぐ隣接する場所を含む、部材に近接する位置においてグラフィックスの表示を可能にするため、 スクリーン16のイメージ表示域18の直前に配置される。 このことは、グラフィックスとその関係する特定の制御装置11とを関連付ける際におけるオペレータの誤りを避け、校正マークなどが表示される場合に制御の正確な設定を可能にする。 本発明の当該事例においては、トラック13はイメージ表示域18の中心領域に沿って延び、部材12の移動経路の両側にグラフィックスを提示するためこの部材の全ての部分がイメージ表示域の直前にある。 本発明の当該事例では、電子イメージ・ディスプレイ17は、その表面に透明なカバー板19を持つ形式のフラット・パネル・ディスプレイである。 トラック13は、カバー板19に沿って延びかつ接着剤または他の手段によりカバー板に固定される1対の直線レール21により形成される。 代替的な構造においては、 前記レールはフラット・パネル・ディスプレイの元のカバー板に重なり合う第2 の透明なカバー板に固定してもよい。 カバー板19から外側に隔てられている各レール21の縁部22は、レールの隣接部分に対して拡大されている。 摺動可能な部材12は、レール21に跨がり、レール21の拡大縁部22が延在する溝2 3を持ち、この溝の基部は部材12をレール上に保持するためレールの拡大縁部より狭くなっている。 部材12の移動は、レール21に跨がりかつこれに固定されるレールの各端部における交差部材24によって制限される。 交差部材24の少なくとも一方は、部材12のレールへの進入を可能にし、必要ならば部材の取外し交換を可能にするため、ねじ26のような取外し可能手段によってレール2 1に固定される。 当該事例の制御装置11は、トラック13に沿う部材12のオペレータの運動により選択される寸法を持つ可変電圧である制御信号を被制御回路へ伝送する線形ポテンショメータである。 電気抵抗材料の線条即ちトレース27は、レール2 1間でカバー板19の前面に接着され、レールと平行な関係にトラック13に沿って延びている。 図1、図2、図3および図4を一緒に参照すると、フラット・ パネル・ディスプレイ17の縁部における多線コネクタ28は、外部DC電圧源29および被制御回路31に対する制御装置11の接続を可能にする。 公知の回路形態でよい本発明の当例のフラット・パネル・ディスプレイ・コントローラ3 2は、フラット・パネル・ディスプレイ17の背後に固定される回路板33に含まれる。 導体の第1の線形トレース34は、レール21間でカバー板19の表面に沿って延び、コネクタ28の1つのピン・ソケットを抵抗ストリップ27の遠端部と接続する。 抵抗ストリップ27の他端部は、コネクタ28の第2のピン・ソケットに接続される。 このことは、抵抗ストリップ27に対するDC電圧源29の結合を可能にする。 導体材料の第2の線形トレース36は、抵抗ストリップ27と並列関係にカバー板19の前面に沿って延び、コネクタ28の出力信号ピン・ソケットに電気的に接続される。 トラック13に沿って摺動可能部材12により選択される出力電圧は、第1および第2のワイパ接点37および38により第2のトレース36へ送られる。 ワイパ接点37および38は、抵抗ストリップ27および第2のトレース36に沿って接触して移動する所定位置に部材12の下側に固定され、相互に電気的に接続状態にある。 被制御回路31へ送られるオペレータが選択した出力信号もまた、アナログ/ ディジタル・コンバータ33においてディジタル化された後、フラット・パネル・ディスプレイ・コントローラ32へ送られる。 特に図1において、このことは、スクリーン16における制御装置11のその時の出力電圧の英数字表示と共に、制御装置11の一連の連続的設定を識別する部材12の移動経路に沿った校正マークの表示を可能にする。 当技術において周知の技術を用いて、フラット・パネル・ディスプレイ・コントローラ32は、異なる形式の被制御回路31の動作に適する他の所望イメージを表示するように条件付けることができる。 このようなイメージは、オペレータの注意を引くため点滅させるか、色を変えることにより情報を伝えるか、あるいはスクリーン16を横切って移動させることもできる。 純粋に装飾的なイメージを、制御装置11の動作に関連する情報と共に提示することができる。 図5において、表示されたグラフィックス14−1は、被制御回路31が異なる動作モードを有するか、あるいは1つより多くの外部回路を制御するため用いられるならば、瞬時に変化し得る。 グラフィックスの変化は、モード・セレクタ・スイッチ34のオペレータ操作により開始することができ、あるいはディスプレイ・コントローラ32は、最大の強さを持つ制御信号のような特定の強さの制御信号に応答してグラフィックスを自動的に変化させるように条件付けこともできる。 図4Aにおいて、制御装置11−1の修正形態では、DC電圧源29の1つの端子が抵抗ストリップ27の一端部に接続され、他の端子は抵抗35を介して導体材料の第2のトレース36に接続される。 コネクタ28は、2つのピン・ソケットしか持たない。 電圧源29の他の端子と第2のトレース36との間の回路接続点37は、オペレータが選択した制御信号電圧を供給するため被制御回路31 とアナログ/ディジタル・コンバータ33とに接続されている。 図4Aの実施の形態は、他の点では図1ないし図4の実施の形態と類似している。 図3および図6を一緒に参照して、フラット・パネル・ディスプレイ17は、 任意の公知の形式のものでよく、かつここで述べることを除いて公知の設計のものでよい。 例示のため、図3および図6は、TFEL(薄膜電場発光)形式のフラット・パネル・ディスプレイ17を示している。 この種のディスプレイは、多層型であり、ガラス・セラミックあるいはプラスチックから様々に形成される基板層を有する。 基板38は、行状の母線39の層、第1の絶縁層41、リン層4 2、第2の絶縁層43、列状の母線44、シーリングおよびパシベーション層4 6、および透明なカバー板19により逐次重ね合わせる。 行状の母線39は、基板38に接着された平行な導体トレースであり、X軸方向に延びる。 列状の母線44は、第2の絶縁層43上に配置された平行な導体トレースであり、Y軸方向に延びる。 行状の母線39および列状の母線44が相互に交差する点は、特定のピクセル場所で相互に交差する行状の母線39と列状の母線44とに跨がって電圧差が印加される時にリン層42が発光するイメージ・ピクセル47のアレイを画定する。 このように、イメージを形成するため発光される必要のあるイメージ・ピクセル47を画定する特定の行状の母線39と列状の母線44とに電圧差を印加することによって、所望のイメージを生成することができる。 幾つかの実施の形態では、トラック13の構造は、表示スクリーン16の縁部までは延びていず、図6に示されるように、制御装置の構成要素間の先に述べた電気的接続を行うためにイメージ表示域18内に延びる導体48を設けることが必要である。 表示イメージの品質に対する重なり合う導体48による悪影響は、 カバー板19の表面に接着される、例えばインジウム・スズ酸化物の如き透明な導電性材料の導体を形成することによって回避することができる。 図6に示されるように、不透明な導体48がイメージ・ピクセル47相互の中心間隔に関して薄く、この導体が行状の母線39あるいは列状の母線44のいずれかと平行関係に延び、該導体が2つの隣接するピクセル行間および(または)2つの隣接するピクセル列間に配置されるならば、著しい悪影響もなく不透明な導体48を用いることができる。 導体48は、イメージの視認中のパララックス効果を回避しかつ導体を摩耗から保護するために、カバー板19の裏面に沿って延びる。 図7は、図1ないし図4に他の点で類似する電気回路制御装置11aにおける公知のセグメント電極形式のフラット・パネル・ディスプレイ17aの使用を示している。 図7において、この種のディスプレイ17aは、電極の形態に対応するディスプレイ内部の電極49の電気的励起に応答してイメージを生じる。 電極49は、異なる時点で異なる電極を励起することにより変更可能である校正マークを制御装置部材12aの移動経路に沿って提示するように、構成され配置することができる。 当技術の範囲内で理解されるように、このようなディスプレイは、相互に電気的に分離されかつ張った傾斜数字8の形態で配列される電極49 の選択的な励起によって所与の場所に0ないし9の任意の数字をイメージ表示するために用いることができる。 ある新たに開発されたパネル形式の電子イメージ・ディスプレイは、柔軟性材料から形成され、湾曲した視認面を持ち得る。 このようなディスプレイは、一致する曲率を持つように先に述べたトラック要素を形成することによって、本発明の実施の形態において用いることができる。 図8において、本発明の実施の形態の電子イメージ・ディスプレイ17bは、 コンピュータのモニター、テレビジョン受像機、その他の目的に広く用いられる陰極線管形式でもよい。 本発明を具現する1つ以上の制御装置11bのトラック構造13bが、陰極線管17bのスクリーン16面に、あるいはスクリーン上に重ね合わされる透明な重ね合わせカバー板51に添付される。 部材12bに接近してスクリーン16bに変更可能なグラフィックス14bを表示させるディスプレイ・コントローラ32bは、制御信号に応答してコンピュータ・モニター・スクリーンにおけるイメージを変化させるため用いられる公知の形態でよい。 ワイパ接点が長形の抵抗に沿って摺動する回路制御装置は、部材の移動経路に沿った正確な位置の識別に関する装置の精度に摩耗が悪影響を及ぼすので、長期の使用後に修理または交換を必要とする。図9、図10および図11は、先に述べた実施の形態の抵抗トレースおよびワイパ接点が、無線周波エレクトロニクスを用いてトラック13cに沿う摺動可能部材12cの位置を検知する検知手段5 1と交換されるときには、このような制約を受けない非常に耐久性のある回路制御装置11cを示す。トラック13cと、制御装置11cの摺動可能部材12cとは、本文に述べることを除いて図1ないし図3の実施の形態の対応する構成要素に類似する。トラック13cもまた、フラット・パネル・ディスプレイのスクリーン18cのイメージ表示域18内に接着あるいは他の方法で固定される。本発明の当例のトラック13cは、2つの平行なレール21cの基部間に延びる床部分52を有する。レール21間の領域は、床部分52に配置されてレール間に延びる長形の中空金属シールド53により大部分が包囲される。中空シールド53は、部材12cの基部から突起する細い部材56が前記シールドの内部に達することを可能にするよう、部材に最も近いシールド面に長手方向スロット54を有する。部材56は、トラック13cの床部分52と平行関係にシールド53内部に横方向に延び、 導体から形成される板部分57を有する。電気的に絶縁性の長形の薄いストリップ58は、シールド53の内部でその基部に沿って広がり、1対の長形の電気コイル59、61は絶縁ストリップ58に接着され、シールド内部でトラック13cに沿って広がっている。コイル59、 61は、平坦であり図12で最もよく見える形態を持つことが望ましい。特に、 コイル59は、一端部62で最も広くかつ他端部63の方向に徐々に細くなる導体の長形の多重巻線である。コイル61は、その狭い端部64がコイル59の広い端部62に隣接しかつその広い端部66がコイル59の狭い端部63に隣接した同じ形態である。図12において交差するように見えるコイル59、61の部分は、相互に絶縁されている。コイル59は第1の電気的発振器67の共振回路の誘導要素であり、コイル6 1は、第2の電気的発振器68の共振回路の誘導要素であり、それぞれの発振器が誘導要素59または61に結合された容量型要素65を有する。発振器67、 68は、共振周波数が共振回路におけるインダクタンスおよびキャパシタンスの比に依存する、例えばコルピッツ発振器のような任意の公知の形式でよい。図10および図12を一緒に参照して、摺動可能部材12cにより支持される先に述べた導電板57は、離間された関係で2つのコイル59、61に跨がる。この導電板57は、これが発振器の誘導コイル59、61に接近する時、2つの発振器67、68の共振周波数を変化させる。導電板57のこのような作用は、 この板がコイル59または61の広い端部にある時に最も強く、このコイルの狭い端部にある時に最も弱く、板がコイルに沿って移動されるに伴い段々と変化する。板57の発振器67、68の各々に対する作用は、略々三角形のコイルが互いに逆向きの時、移動経路の中間を除いて板の移動経路に沿った全ての点において異なる。このように、発振器68の周波数に対する発振器67の周波数の比は、板57の移動経路に沿った各連続点において異なる。このことは、部材12cの運動の追跡と、部材の運動に応答して所望の状態で変化する制御信号の合成とを可能にする。図12aにおいて、第1の発振器67 の共振回路は、バッファ増幅器71、コンデンサ72、および発振器の場所とマイクロプロセッサ74または他のディジタル・データ・プロセッサの場所との間に延びる第1の導体73を介して、カウンタ69の入力に結合されている。第2 の発振器68の共振回路は、別のバッファ増幅器77、別のコンデンサ78、およびマイクロプロセッサ74の場所に延びる第2の導体79を介して別のカウンタ76に結合されている。カウンタ69、76の各々は、固定された持続時間の連続的な期間中、関連する発振器67、68により生成される無線周波周波数のサイクル数をカウントする。累計カウントは、このような各期間の終りにシフト・レジスタ81、82へ送られ、前記カウンタはマイクロプロセッサ74によりゼロ・カウントへリセットされる。図12Aおよび図12Bを一緒に参照して、マイクロプロセッサ74 は、シフト・レジスタ81、82を繰返して読出し、2つの発振器67、68のその時の周波数比を計算し、マイクロプロセッサ内部に構成された索引テーブルを照会して、制御装置の摺動可能部材のその時の設定において出力されるべき制御信号の大きさを決定する。その時の制御信号の値は、制御される電気回路がディジタル制御信号に応答するならばディジタル形態で出力され、あるいは制御される回路が制御信号の可変電圧タイプに応答するならばディジタル/アナログ・ コンバータ83を介して送出される。コンデンサ72、78は、上記回路に存在し、発振器67、68の場所とマイクロプロセッサ74の場所との間に延びる1対の導体73、79における高周波発振器出力信号ならびに発振器67、68に対するDC動作電流の伝送を可能にする。導体73、79はそれぞれ、1対のインダクタンス・コイル86の各々を介して、DC電源84の端子の各々と接続する。コンデンサ87はDC電源84 の端子間に接続される。これが、導体73、79へDC電流を送らせかつ高周波信号から電源を隔離するフィルタを形成する。導体73、79の他端部は、別の対のインダクタンス・コイル88の各々を介して両方の発振器67、68のDC 電力入力と接続し、別のコンデンサ89は、発振器の正と負の端子間に接続される。これが、高周波信号を発振器電力端子から隔離する。コンデンサ72、78 は、バッファ増幅器71、77の高周波回路をDC電流から隔離する。図9および図12Aを一緒に参照して、発振器67、バッファ増幅器71、コンデンサ72および第1のインダクタンス・コイル76が、トラック13cの一端部に隣接するフラット・パネル・ディスプレイ17cの縁部領域に配置される小型の集積回路板91において具現される。他の発振器68およびバッファ増幅器77、コンデンサ78および他のインダクタンス・コイル76が、トラック1 3cの反対側に配置される別の類似の回路板92において具現される。コンデンサ89は、2つの回路板91、92間の場所におけるフラット・パネル・ディスプレイ17cの縁部領域内にある。図12Aの回路の他の構成要素は、これも本発明の当例におけるフラット・パネル・ディスプレイ17cの縁部領域にある信号処理回路板93において具現される。あるいはまた、信号処理回路板93は、 フラット・パネル・ディスプレイ17cの背部あるいは遠隔場所に置くことができる。本発明の最後に述べた事例の修正では、2つの長形コイル59、61は、図1 3に示される如き単一の発振器96の共振回路の誘導要素である単一の長三角形コイル94で置換される。制御装置の他の構成要素は、図12Aの電気回路の一部のみが存在する必要があることを除き、図9ないし図12Aに関して先に述べたものと類似し得る。特に、第2の発振器68、第2のバッファ増幅器77、コイル61、第2のカウンタ66、シフト・レジスタ82、およびコンデンサ78 は、回路から取除かれる。図12Aおよび図13を一緒に参照して、1つの発振器96の共振周波数は、導電板57が長三角形コイル94に沿って摺動されるに伴い段々に変化し、導電板57の連続的な各位置において異なる値を有する。マイクロプロセッサ74は、シフト・レジスタ81からその時の周波数値を反復的に読出し、異なる周波数値の各々に応答して予め定めた異なる制御信号を出力する。制御装置の別の修正例では、図9ないし図12Aの制御装置の長形コイル59 、61、あるいは図13の制御装置の単一の長形コイル94は、コイルと、摺動可能部材と共に移動する導電板57との間の電気的な相互作用を可能にするだけディスプレイが充分に薄ければ、図14(例示のためコイル94を示す)に示されるように、フラット・パネル・ディスプレイ17eの背部に沿って設置し得る。図9ないし図12Aの制御装置の更に別の修正例において、電気回路のある構成要素が摺動可能部材自体の内部に埋設され、該部材が移動するレールは共に、 DC電力導体と、前記部材における構成要素を信号処理手段と電気的に接続する高周波信号導体として働く。任意の埋設された電子構成要素の故障の場合における当該実施の形態の修理は、摺動可能部材を取外してこれを新しいものと置換するだけで行うことができるので、非常に簡単なことである。このため、ハウジングを開けることあるいは制御パネルの背部における手作業を一切必要としない。特に、図15および図16において、先に述べた発振器67、68、バッファ増幅器71、77、インダクタンス・コイル88、およびコンデンサ72、78 、89は全て、摺動可能部材12fのプラスチック・コア97内に埋設される。具現された構成要素間の電気的接続は、図12Aに関して先に述べたものと類似するので、図示しない。図15および図16において、DC電力および高周波信号の導体してのレール21fの使用を可能にするため、2つのレールは電気的導体から形成され、レールの基部でレール間に延長する絶縁材料のストリップ98により相互に電気的に絶縁される。レール21fと係合する部材12fの部分99、101もまた、導体から形成され、部材12fのプラスチック・コア97によって相互に電気的に絶縁される。部材12fは、各半部が部材の部分99、101のそれぞれと一体である分割された導電性外部シェル102を有する。シェル102のこの2つの半部は離間され、部材12fのプラスチック・コア97により相互に電気的に絶縁されている。図12Aにおける破線103の下方に見える電気回路の各部は共に電源および信号プロセッサを形成し、単一のブロック104として図15に示される。図1 2A、図15および図16を関連して参照すると、レール21fが、先に述べた回路のDC電力および高周波信号の組合わされた導体73、79を構成している。摺動可能部材12f内部に埋設される構成要素は、図12Aに上部の破線10 3で示された先に述べた如き方法で相互に接続される。発振器67、68の各々の正と負の電力端子は、インダクタンス・コイル88の各々を介して、部材12 fの導電性シェル102の2つの半部の各々に接続される。部材12f内部のバッファ増幅器71、77の各々は、それぞれコンデンサ72、78を介して、シェル102の2つの半部の各々に接続される。摺動可能部材12fの内部にある発振器67、68の他の構成要素との静止した長形の静止コイル59、61の相互接続は、2対のワイパ接点106により提供される。接点106は、部材12fの基部から延び、シールド53を包囲する絶縁包囲部材108に沿って延びる2対の並列導体107に沿って接触して移動する。導体107は、コイル端部でコイル59、61に接続される。本文で述べることを除いて、図15および図16の実施の形態は、図9ないし図12Aの先に述べた実施の形態と類似している。図17および図18は、容量作用を用いて摺動可能部材12gの運動を検知し追跡する摺動可能部材タイプの別の回路制御装置11gを示す。この目的のため、1対の離間された長三角形状のコンデンサ板109が部材12gを支持するレール21g間で部材トラック13gに沿って延びている。コンデンサ板109は、同一面にあり、当該事例では、フラット・パネル・ディスプレイ17gの透明カバー板19gの表面に真空蒸着されあるいは他の方法で接着される。 2枚のコンデンサ板109の広い端部は、トラック13gの同じ端部にある。部材12g は、コンデンサ板109に離間された関係で跨がる第3のコンデンサ板111を担持している。コンデンサ板109および111は共に、発振器112の共振回路の容量型要素として機能する。当該事例では、発振器112の他の構成要素がトラック13 gの一端部に隣接するフラット・パネル・ディスプレイ17gの縁部領域に配置され、コンデンサ板109はトラックの前記端部において他の構成要素に接続されている。発振器の他の構成要素は、図15および図16の実施の形態について先に述べた方法で摺動可能部材12gに埋設されることを含む他の場所にあり得る。コンデンサ板109の幅はトラック13gの長手方向に沿って徐々に変化するので、部材12gと第3のコンデンサ板111がトラック13gに沿って摺動されるに伴って発振器112の共振周波数もまた変化する。これにより、信号プロセッサ回路113が部材12gの運動を追跡すること、および部材のトラック1 3gに沿った位置により決定される大きさを持つ被制御回路に対する制御信号を出力することを可能にする。この目的のため、図18Aに関して、発振器112の共振回路の容量型要素1 16と誘導型要素117との間の回路ジャンクション114が、バッファ増幅器119を介して周波数サイクル・カウンタ118に結合されている。図18Aおよび図18Bを一緒に参照して、マイクロプロセッサ74gは、発振器112のその時の共振周波数を検知するため、カウンタ118における累計カウントを周期的に読出して該カウンタを周期的にリセットする。前記マイクロプロセッサは、摺動可能部材と第3のコンデンサ板111のトラックに沿った位置における変化により生じる周波数の変化に応答して変化する値を持つディジタル制御信号を出力する。この制御信号は、被制御電気回路が可変電圧形態における制御信号に応答するタイプであるならば、ディジタル/アナログ・コンバータ121を介して送出される。当該事例の発振器112は、容量型要素116と誘導型要素117とにより形成される共振回路を持つ高調波タイプである。本文に記載される発振器112および他の発振器は、誘導型要素117が抵抗で置換される弛張タイプのいずれでもよい。図17および図18の制御装置11gの他の構成要素は、図9ないし図11の実施の形態の対応要素に類似し得る。図19および図20は、他方のコンデンサ板109に沿って離間された関係で延びる線形導体122で2つの長三角形状のコンデンサ板の一方が置換される最後に述べた実施の形態の修正例を示している。摺動可能部材12gにより支持されるコンデンサ板111は、移動するコンデンサ板111を発振器112に電気的に接続させるように導体122に沿って接触し移動するワイパ接点123を支持する。図19および図20の制御装置は、図17および図18の制御装置に他の点で類似する。図20Aおよび図20Bは、固定された線形コンデンサ板124とこの固定コンデンサ板に沿って延長びかつ枢動自在な板の一端部に置かれたピン127の周囲に枢動する枢動自在な線形コンデンサ板126とで、2枚の長三角形状のコンデンサ板が置換される図9ないし図11の実施の形態の更に別の修正例を示している。摺動可能部材12gに面する枢動自在なコンデンサ板126の表面は、固定されたコンデンサ板124に面するコンデンサ板の表面に対して僅かに斜めの位置関係を持つ直線状溝127を有する。別のピン128が、部材12gの下側から突出して溝127内へ延びる。このため、トラック21gに沿った部材12 gの摺動運動が、部材の運動方向に従ってコンデンサ板126を固定板124に近づくように、あるいは固定板から遠去かるように枢動させる。このことが、図18Aおよび図18Bに関して先に述べたように制御信号の変化を可能にするように、発振器112の共振周波数を徐々に変化させる。図20Aおよび図20B の制御装置の他の構成要素は、図9ないし図11の実施の形態の対応する構成要素に類似する。図21ないし図24において、トラック13hに沿った摺動可能部材12hの運動もまた、光電手段によって検知され追跡される。図21ないし図24の制御装置11hにおいては、トラック13hが、先に述べた実施の形態における如きイメージ表示域内でフラット・パネル・ディスプレイ17hの面に沿って延び、 また摺動可能部材12hが先に述べたように係合される離間された平行なレール21hを含む。不透明な材料の2つの平行な線形ストリップ129および131 が、レール21h間でトラック13hに沿って延び、これもトラックに沿って延びる線形支持部132に固定されている。支持部132は、トラック13hの基部に跨がって延びかつレール21hの内側まで延びる絶縁ライニング133に接着されている。ミラー134は、支持部132の基部間でトラック13hに沿って延び、ライニング133に接着されている。支持部132は、ミラー134から外側に不透明ストリップ129、131を保持している。図24に最もよく示されるように、不透明ストリップの一方129は均等に離間されたスロット136あるいはその長手方向に沿った光透過区域を有する。他方の不透明ストリップ131は、前記ストリップの長手方向に沿って相互に徐々に近づくスロット137あるいは光透過区域を有する。摺動可能部材12hは、 各々が光をストリップ129、131の一方へ指向するよう配置される1対の発光ダイオードを支持する。部材12hもまた、1対のフォトトランジスタ139 を支持しており、その一方はストリップ129のスロット136を透過しかつミラー134により別のスロット136を通るように再び反射された光を遮断するように配置される。他方のフォトトランジスタ139は、他方の不透明ストリップ131のスロット137を透過しかつミラー134により別のスロット137 を通るように再び反射された光を遮断するように配置される。このため、各フォトトランジスタ139は、部材12hがトラック13hに沿って移動される時、 交互にオン/オフされる。一方のフォトトランジスタ139は、スロット136 の間隔の関数である周波数を持つ出力パルスを生じ、他方のフォトトランジスタはスロット137の間隔の関数である周波数を持つ出力パルスを生じる。 2つの周波数の比は、スロット137の徐々に変化する間隔により、トラック13hに沿った部材12hの連続的な場所において異なる。このため、一義的な周波数比が、トラック13hに沿った部材12hの連続的な各位置を識別する。 2つの周波数は部材12hの移動速度の関数でもあるが、周波数の比はそうではない。図24Aにおいて、発光ダイオード138は本発明の当該事例では個々の電流制限抵抗145と直列のDC電源104hの端子に接続されるが、2つの発光ダイオードは本発明の変更例では1つの電流制限抵抗を共有する。電源104hの負の端子は、本発明の当事例ではシステム接地である。各フォトトランジスタ1 39は、個々の電圧降下抵抗135と直列にDC電源104hの端子間に接続される。フォトトランジスタ139と抵抗135との間の回路ジャンクション14 0は、マイクロプロセッサ141の個々のポートに接続される。このため、光パルスが前記ポートに接続されるフォトトランジスタ139により受取られるごとに、かかるマイクロプロセッサのポートにおける電圧をハイの状態からローの状態へ変化させる。図21、図24Aおよび図24Bを一緒に参照して、マイクロプロセッサ141は、摺動可能部材12hの運動により生じる2つのフォトトランジスタ139からの出力パルスの周波数の比を計算することにより、該部材のトラック13hに沿った位置を検出する。マイクロプロセッサ141は、内部に構成された索引テーブルを参照して、その時の比に応答して出力されるべき制御信号を決定し、当該値を持つ制御信号を被制御回路へ送出する。発光ダイオード138およびフォトトランジスタ139に対する電気的接続は、図15および図16の制御装置に関して先に述べたように、一部は部材12h を支持するレールを利用して設けられる。このため、図21ないし図24Aにおいて、レール21hは導体から形成されて相互に電気的に絶縁されている。部材1 2hは、相互に電気的に絶縁されて各々がレール21hの各々と電気的に接触している2つの半部を持つ導電性シェル102hを有する。一方のレール21hはDC電源の正の端子に接続され、他方のレールは電源の負の端子に接続される。発光ダイオード138は、部材12hの導電性シェル102hの2つの半部に接続され、フォトトランジスタ139のエミッタは前記シェルの負電圧の半部に接続される。フォトトランジスタ139のコレクタは、部材12hのベースから延びるワイパ接点106hを介してマイクロプロセッサ141と接続する。このワイパ接点は、トラック13hの反対側で絶縁ライニング133hに接着されかつトラックの一端部でマイクロプロセッサ141に接続される線形導体107hに沿って跨がる。不透明マスク143は、部材12hの基部に接着され、各発光ダイオード13 8のすぐ後に配置された細いスロット144を有する。その結果、ストリップ1 29のスロット136の1つのみとストリップ131のスロット137の1つのみとが、任意の時間に光を受ける。不透明ブレード146は部材12hの基部から突出して、スロットを設けたストリップ129、131間に延び、1つのフォトトランジスタ139に対する光を他方のフォトトランジスタの出力信号に影響を及ぼさないようにする。図25は、スロットを設けたストリップ129、131がフラット・パネル・ ディスプレイ17hの透明カバー板19hの前面に直接接着されている先の4つの図面の制御装置の修正例を示している。ミラー134は、カバー板19hの裏面に埋込まれている。これにより、レール21hが図21ないし図24の制御装置と同じ程度にカバー板19hから突出する必要がないので、制御装置を更にコンパクトにすることを可能にする。図26、図27および図27Aは、トラック13iに沿って延びる平坦な線形ミラー147における2進コーディングを見ることにより光電検知手段146がトラック13iに沿った摺動可能部材12iの位置を検知する制御装置11iの別の実施の形態を示しており、当例ではミラーはレール21i間にあってフラット・パネル・ディスプレイのカバー板19iに固定される。コーディングは、図26および図28においてA 0 、A 1 、A 2およびA 3として示され、その部分が光吸収材料148で覆われるミラー147の複数の並列に併置された線形区域により画定される。図面において、区域A 0 、A 1 、A 2およびA 3の斑点の付された領域は光吸収領域であり、当該区域の無色の領域は光を反射する。図26、図27および図27Aを関連付けて参照し、4つの発光ダイオード1 49あるいは他の光源が摺動可能部材12iに内蔵されている。ダイオード14 9はミラー147を横切って延びる行状に配置され、各ダイオードは、各々がミラー147の区域A 0 、A 1 、A 2およびA 3の各々へ指向される4個の通路151 のそれぞれに対面している。 4個のフォトトランジスタ152もまた、部材12 iの内部に配置され、ダイオード149の行と平行である行状に配置される。別の4個の通路153は、フォトトランジスタ152のそれぞれから区域A 0 、A 1 、A 2およびA 3のそれぞれに向けて延びる。図27Aに示されるように、同じミラー区域A 0 、A 1 、A 2またはA 3に向けて指向される通路151、153が、ミラー147の表面における同じ場所に向けて指向されるように互いに付角される。ミラー147の反射領域を通路153を介して見る時に光がフォトトランジスタに向けて反射され、光吸収材料148を見る時にフォトトランジスタの発光が停止するので、部材12iがミラー147に沿って移動されるに伴ってフォトトランジスタ152がオン/オフされる。図28に示されるように、反射領域15 4がミラー147の区域A 0 、A 1 、A 2 、A 3のそれぞれに沿って光吸収領域15 6と交互に位置する。区域A 1における領域154、156は、区域A 0における領域154、156の2倍の長さであり、連続する各区域は直前の区域における領域154、156の2倍の長さである領域154、156を有する。図26および図28において、このことは、摺動可能部材12iの移動経路に沿った4つの異なる位置の各々で異なる値を持つ4ビットの2進コードを、4個のフォトトランジスタ152に生じさせる。 図29において、4個の発光ダイオード149が、電流制限抵抗158を介してDC電源157に並列に接続される。各フォトトランジスタ152のコレクタは、4個の別の抵抗159の各々を介して電源157の正の端子に接続され、フォトトランジスタのエミッタは、電源の負の端子に接続されている。フォトトランジスタ152のコレクタもまた、シフト・レジスタ161の各入力に個々に接続される。このように、シフト・レジスタ161の各入力は、接続されるフォトトランジスタ152がオフ状態にある時にハイの状態にあり、フォトトランジスタが先に述べたように反射光によりオンにされる時にローの状態になる。その結果、任意の時点で、シフト・レジスタ161は、摺動可能部材の移動経路の先に述べた15の位置の1つを識別する4ビットの2進数を記憶している。 当該事例において、マイクロプロセッサ162は、シフト・レジスタ161の内容を反復的に読出し、内部に構成された索引テーブルを照会して摺動可能部材のその時の位置に対する予め定めた所望の制御信号を識別し、この値の制御信号を被制御装置へ出力する。この制御信号は、被制御装置が可変電圧の形態の制御信号に応答する装置であるならば、ディジタル/アナログ・コンバータにより可変電圧に変更される。ある条件下では、シフト・レジスタ161およびマイクロプロセッサ162は必要でなく、被制御装置はフォトトランジスタ152のコレクタに直接接続される。このことは、被制御装置が並列形態の4ビット・ディジタル制御信号に応答する装置であるならば可能である。 図27および図29を一緒に参照して、抵抗158、159およびシフト・レジスタ161は、発光ダイオード149およびフォトトランジスタ152と共に、部材12iのプラスチック・コア97iに埋設される。部材12i内部の電子構成要素は、図15および図16の実施の形態に関して先に述べたように、レール21iを介してDC電源157と接続される。シフト・レジスタ161は、部材12iの下側から突出してトラック13i内部で長手方向に延びる線形導体1 64に沿って接触し移動する3個のワイパ接点163を介してマイクロプロセッサ162に電気的に接続される。 図28において、ミラー147における4個のコード化区域A 0 、A 1 、A 2 、 A 3の使用により、制御装置の15の異なる設定の光電検出を可能にする。制御装置は、4個より少ないコード化区域および発光ダイオード、あるいは4個より多くのかかる区域およびダイオードを持ち得る。より多数のコード化区域はより多くの位置の解像度を提供し、これにより制御装置のより多数の設定の検出を可能にする。 図26の実施の形態においては、各発光ダイオード149と、この発光ダイオードが相互動作するフォトトランジスタ152とは、部材12iの移動方向に離間されている。図26Aに示されるように、各発光ダイオード149と、この発光ダイオードが相互動作するフォトトランジスタ152もまた、部材12iの移動方向を横切る方向に離間することができる。摺動可能部材12iが充分な長さであるならば、各発光ダイオード149は、これが相互動作するフォトトランジスタ152と共に、ダイオードとフォトトランジスタのセットを相互に更に光学的に分離するために、図26Bに示されるように、移動経路に沿った異なる場所にあってもよい。図28に関して述べた摺動可能部材12iの異なる位置に対する特定の2進コーディングは、摺動可能部材12iの長手方向における中心相互の間隔を補償する距離だけ、図28における破線により示されるように、4つのコード化区域A 0 、A 1 、A 2 、A 3のうちの3つを長手方向にシフトすることにより、図26Bの実施の形態において維持することができる。 図26Cにおいて、部材12iの移動経路に沿った位置もまた、先に述べた実施の形態の3個の発光ダイオードと3個のフォトトランジスタとを省くことにより、かつ2進コードを付したミラーを、ミラーの反射率が部材12iの移動経路に沿って徐々に減少あるいは増加する長形ミラー166と置換することによって検出することもできる。図26Cおよび図26Dを一緒に参照して、残る1つのフォトトランジスタ152のコレクタにおける出力電圧は、部材12iの移動経路に沿う位置に依存するので、被制御回路に対する制御信号として直接使用することができ、あるいは増幅またはディジタル化して被制御回路の制御信号要求に応じて当該目的のため使用することができる。 図30および図31は、レールがディスプレイのカバー板19jから更に突出するような寸法とされ、かつ発光ダイオード149jおよびフォトトランジスタ152jが摺動可能部材の中心から偏移された場所にあることを除いて、摺動可能部材12j、レール21jおよび電気回路が全て図26Cおよび図26Dの実施の形態の対応する構成要素と類似する摺動可能部材の別の回路制御装置11j を示している。回転自在なディスク167が、レール21jの中間で摺動可能部材12jの基部から突出する軸168上で回転する。部材12jの基部に面するディスク167の表面は、ディスクにダイオード149jからの光を再びフォトトランジスタ152jへ反射させる直径を持つ環状のミラー域169を有する。 ミラー域169の反射率は、区域の1つの場所171で最大であり、区域に沿って連続的な他の場所では徐々に小さくなる。 円形ピニオンギア172もまた軸168上で回転し、部材12jの移動経路に沿って延び且つレール21jの一方に固定される線形ラックギア173と係合する。このことが、部材がレール21jに沿って摺動されるとギア172を回転させる。ギア172の回転は、軸168と同軸関係にあるギアとディスクとの間に延びるスリーブ174により、ディスク167へ伝達される。部材12jの基部とディスク167との間のワッシャ176と、軸168の端部のフランジ177 とが、ギア172とスリーブ174とディスクとを所定位置に保持する。 ギア172の回転運動に応答するディスク167の回転運動は、円形ミラー域169に沿った連続的な場所における反射率の変化のため、フォトトランジスタ152jのコレクタにおける電圧の大きさの徐々の変化を伴う。本発明の当該事例においては、ピニオン・ギア172は、このギアに摺動可能部材12jの移動経路の一端部から移動経路の他端部までの移動中に完全一回転を生じさせる直径を有する。円形ミラー域169の最大反射率領域171は、部材12jがその移動経路の終端にある時この区域がダイオード149jから光を受けて反射する位置になるように配置される。反射率は、ミラー域169における連続的な場所において直線的に変化する。このため、本発明の当該事例においては、フォトトランジスタ152jのコレクタから得る出力信号は、部材12jがその移動経路の一端部から他端部まで移動される時に直線的に増加し、部材が戻される時同じように減少する。先に述べた事例におけるように、フォトトランジスタ152jのコレクタにおける電圧は、被制御回路に対する制御信号として直接使用することができ、あるいは増幅され次いでその目的のために使用される。あるいはこの電圧はオペレータが選択した値を持つディジタル制御信号を生じるようにディジタル化され得る。 制御装置11jは、ミラー域169に沿った連続的な場所における反射率変化の不均一なパターンを生じることによって、任意の所望の非線形電圧波形を出力させることができる。あるいはまた、先に述べたように、割当てられた信号値の内部索引テーブルを有するマイクロプロセッサなどを用いて、任意の時点においてフォトトランジスタ152jに存在する実際の信号値を部材12jのその時の設定に対する予め割当てられた別の制御信号値へ変換することができる。マイクロプロセッサは回転をカウントして出力制御信号を調整することができるので、 マイクロプロセッサの使用はまた、部材12jの経路の一端部から他端部への運動中に1回転以上を生じるより小さなピニオン・ギア172の使用を可能にし得る。 図31Aは、マイクロプロセッサが摺動可能部材12mの移動経路に沿った位置を検知して移動経路に沿った部材のその時の位置により決定される値を持つ制御信号を出力することを可能にする直角位相コードを光電手段が生じる図30ないし図31の制御装置の変更例を示している。当該事例におけるディスク167 mにおける環状ミラー区域147mは、光吸収域179と交互に位置する反射域178を有する。当該事例では、領域178および179のそれぞれの4つの種類が存在し、各々はディスクの回転軸に対して45°の弧に沿って延びる。第1 の発光ダイオード181および第2の発光ダイオード182は、部材12mにより支持され、当例ではディスク167iの回転軸に対して157.5°の弧だけ角度的に隔てられ、かつ場所AおよびBとして図面に識別される2つの場所においてミラー域147に向けて光を指向させるように配置される。部材12により支持される第1のフォトトランジスタ183Aは、場所Aで反射されたダイオード181から光を受けるように配置され、第2のフォトトランジスタ183Bは、場所Bで反射された光をダイオード182から受ける。このように、フォトトランジスタ183Aおよび183Bは、それぞれ、ディスク167iが摺動可能部材12mの運動により回転される時にオン/オフされる。 フォトトランジスタ183Aおよび183Bの上記の位置は、図31Cに略図的に示され部材12iの運動をディジタル・データ・プロセッサが追跡することを可能にする応答パターンを生じる。図31CにおいてセンサAとして示される線は、摺動可能部材が一連の連続的な位置を経て移動される時のフォトトランジスタ183Aの状態の変化を示し、センサBとして示される線は、部材の同じ移動中のフォトトランジスタ183Bの状態の変化を示す。この事例においては、 部材12mは、同部材の1つの位置から次の位置への運動中にディスク167m を22.5°回転させるのに充分な距離だけ移動させられる。図31Aおよび図31Cを一緒に参照すると、第1の部材の位置においては、両方のフォトトランジスタ183A、183Bが光を受けることが判る。第2の位置においては、フォトトランジスタ183Bのみが照射される。第3の位置では、フォトトランジスタ183Aおよび183Bのいずれも光を受けない。第4の位置においては、 フォトトランジスタ183Aのみが光を受ける。このパターンは、部材12mが同じ方向に更に移動した時に連続的に反復される。部材12iの逆の運動は、フォトトランジスタの逆の発光パターンを生じる。 図31Bにおいて、フォトトランジスタ183Aおよび183Bの各々は、マイクロプロセッサ184の別のポートとシステム接地との間に個別の抵抗186 と直列に接続される。これにより、前記ポートに接続されるフォトトランジスタ183Aまたは183Bのいずれかにより受光される期間中、かかるマイクロプロセッサの各ポートにおける電圧をハイの状態からローの状態へ変化させる。図31Dに示されるように、マイクロプロセッサ184は、加減法で状態の変化をカウントすることにより、部材の運動を追跡する。カウントの各増分に先立ち、 プログラムは図31Eに示される方向サブルーチンを実行して、部材の運動が前方向か後方向かを判定する。図31Cおよび図31Eを一緒に参照して、フォトトランジスタ183Aおよびフォトトランジスタ183B(センサAおよびセンサB)の状態の4つのあり得る組合わせを、00、01、10および11として表わすことができる。状態の組合わせが00から01へ、あるいは01から11 へ、あるいは10から00へ、あるいは11から10へ変化するならば、部材の運動は後方向であり、プログラムは減法において累計カウントを増分する。この状態の組合わせにおける他の変化は、部材の前方向運動を表わし、カウントは加法において増分される。 図31Aを再び参照して、より多くの反射域178およびより多くの光吸収域179が環状ミラー域147mに存在し、付加的なダイオード181およびフォトトランジスタ183の対が提供されるならば、制御装置11mは、所与の長さの移動経路における摺動可能部材12mのより多くの位置を弁別することができる。 図32は、先に述べた実施の形態の発光ダイオードおよびフォトトランジスタの対がそれぞれアナログ・ホール効果センサ187で置換されること、およびトラック13nの区域A 0 、A 1 、A 2およびA 3に沿って延長する2進コーディングが、光反射材料の領域と光吸収材料の領域とによるのではなく、磁性体の領域1 88と非磁性体の領域189とにより形成されることを除いて、図26、図27 および図27Aの制御装置に構造的かつ電気的に類似する回路制御装置11nを示している。当該事例の制御装置11nもまた、ホール効果センサ11nが摺動可能部材12nの移動方向ならびに横断方向に相互に偏移されるという点において先に述べた実施の形態とは異なる。このことは、トラック13nをセンサ18 7が並列関係にある実施の形態におけるよりも狭くすることを可能にする。センサ187の移動方向におけるこのような偏移を補償するため、図28に関して先に述べたように、かつ同図で破線により示されるように、2進コーディング区域A 0 、A 1 、A 2 、A 3は同様に相互に偏移される。図32の実施の形態の電気回路は、発光ダイオード149が回路から省かれフォトトランジスタ152が図32 のホール効果センサ187で置換されることを除いて、図29に関して先に述べた実施の形態と類似する。 トラック13nが図33に示されるように区域A 0 、A 1 、A 2 、A 3の幅を減じることにより非常に薄く作られるならば、ホール効果センサ187の中心の側方間隔もまた減じられねばならない。このことは、センサ187をコーディング区域A 0 、A 1 、A 2 、A 3の下側の1つにおける磁性体に対してのみでなく、センサが重ね合わせる隣接区域の磁性体に対しても感度を持たせる。当例においては、 コーディング区域A 0 、A 1およびA 2を読出すセンサ187は、前記区域の隣接する区域の全幅の30%に等しい幅を持つ隣接する区域における帯状域に沿った磁性体をも検出する。区域A 0 、A 1 、A 2を読出すセンサ187は、このセンサが生じる最大の大きさの信号の60%より小さい大きさを持つ信号を抑制することによって、1つの区域における磁性体に対してのみ応答させられる。図33A において、これは、センサ187により生じる出力電圧を、基準電圧入力をも持ち、かつ基準電圧に等しいかこれを越える電圧値を持つ信号のみを送出するタイプの比較増幅器191の第1の入力に印加することにより行うことができる。1 対の抵抗192、193が正と負のDC電力導体194、195の間に直列に接続され、抵抗間の回路ジャンクション196を持つ電圧分割器を形成する。回路ジャンクション196は比較増幅器191の基準電圧入力に接続される。抵抗1 92、193の値は、当例におけるホール効果センサ187の最大出力電圧の6 0%に等しい、比較増幅器191の基準入力における電圧を生じるように選択される。図33および図33Aを一緒に参照して、センサ187が、読出すことを意図される区域に加えて、隣接するコーディング区域A 0 、A 1 、A 2またはA 3の少部分あるいは大部分に対して感応する場合に、基準電圧は異なる大きさに固定される。比較増幅器191および抵抗192、193は、制御装置11nの摺動可能部材12nに内蔵される。 先に指摘したように、摺動可能部材12nの一連の位置間の弁別に関して区域A 0 、A 1 、A 2 、A 3の如き2進コード化区域を読出す制御装置の解像度は、かかる区域の数を増すことによって増大させることができる。付加的なコーディング区域を先に述べた構造を持つこの種の制御装置11nに追加すると、トラック1 3nが広がる。この時、トラックは、下側のフラット・パネル・ディスプレイ1 7nの多くの部分を不鮮明にし、この種の制御装置の使用に望ましくない状態で更に顕著になる。例えばフェーダにより制御される音響処理装置のオペレータは、フェーダのキャップの背後のパネルにおける細いスリットのみを見なれている。図34において、この問題は、摺動可能部材12uの経路の下方にあるが非常に細いトラック13uの外側に配置される2進コーディングの透明区域197を用いることによって避けることができる。この種のコード化区域は、制御装置1 1uのオペレータにははっきり見えず、フラット・パネル・ディスプレイ17u により表示されるイメージを不鮮明にすることがない。 透明区域197は、例えば、ガラスまたは透明なプラスチックの如き透明な非磁性体の領域と交互に位置する、磁化されたインジウム・スズ酸化物の如き透明磁性体の領域を有する。この磁性体は、イメージ表示カバー板19uまたはオーバーレイ・カバー板に対して真空蒸着されあるいは他の方法で接着され、あるいはカバー板またはオーバーレイ・カバー板に接着される透明材料ストリップ上に置かれる。図34では見えない磁性体の領域および非磁性体の領域のパターンは、図28に略図的に示される先に述べた実施の形態のパターンに類似している。 再び図34を参照して、当該事例では、2列のセンサに配列された8個のホール効果センサ198により読取られる8つの透明コーディング区域197がある。各列のセンサは、2列の横幅を減じるために摺動可能部材12uの移動方向に相互に離間されている。先に述べたように、このことは、図28に示されたコーディングのパターンが保持されるべきならば、トラック13uの両側のコーディング区域197の中心が、部材12uの移動方向におけるセンサ198の中心の間隔に対応する距離だけ、前記移動方向に相互に偏位されることを必要とする。 図13Jでは見えないコーディング区域197の2つは、トラック13uの内側に配置され、必ずしも透明材料により形成される必要はない。 図35および図36は、フラット・パネル・ディスプレイ17oの透明カバー板19oに固定される線形トラック13oに沿った摺動可能部材12oの運動を追跡するホール効果を用いる摺動可能部材形式の更に別の回路制御装置11oを示している。部材12o、トラック13oおよびディスプレイ17oは、該部材がこれにより支持される小型磁石206以外の部材運動検知手段の任意の構成要素を含む必要がないことを除いて、先に述べた任意の実施の形態の対応要素に類似している。制御装置11oの望ましい形態において、トラック13oのレール21o間の領域はMu金属の如き磁気シールド材料の長形シェル207により実質的に包囲されている。シェル207は、磁石206の薄いブレード部209が貫通する長手方向スロット208を有し、前記ブレード部の縁部は部材12oのプラスチック・コア211に埋設されている。磁石206の厚い部分212は遮蔽シェル207の内部にある。 類似形式の1対のホール効果センサ213Aおよび213Bの一方は、部材1 2oおよび磁石206の移動経路の各端部でシェル207内部に配置される。各ホール効果センサ213の電気抵抗は、磁石206がセンサに接近する時には減少し、磁石がセンサから遠ざかる時に増加する。図36Aにおいて、第1のホール効果センサ213Aは、DC電源214の正と負の端子間に第1の抵抗216 と直列に接続され、他方のセンサ213Bは、同端子間に第2の抵抗217と直列に接続される。第1のセンサ213Bおよび第1の抵抗216は、センサの抵抗値が変化する時にセンサと抵抗との間の回路ジャンクション218における電圧が変化する第1の電圧分割器を形成する。他方のセンサ213Bおよび抵抗2 17は、センサの抵抗値が変化する時に電圧が変化する同様な回路ジャンクション219を持つ第2の電圧分割器を形成する。このため、図35、図36および図36Aを一緒に参照すると、回路ジャンクション218、219のそれぞれにおける電圧は、部材12oの移動経路に沿ったその各連続位置において異なる値を有する。 当該事例では、回路ジャンクション218、219の各々は、1対のバッファ増幅器222の各々と1対のアナログ/ディジタル・コンバータ223の各々とを介して、マイクロプロセッサ221または他のディジタル・データ・プロセッサの個々のポートに結合されている。マイクロプロセッサ221は、部材12o のトラック13oに沿った各位置に対する所望の制御信号値を格納した、内部に構成された索引テーブルを照会することにより、先に述べたようにホール効果センサ213A、213Bの非線形応答を補償する。マイクロプロセッサ221は、被制御回路222がディジタル信号に応答するならば、補償された制御信号を直接前記回路へ送ることができ、あるいは被制御回路が可変電圧に応答するならば、補償された制御信号はディジタル/アナログ・コンバータ223に流れるように送られる。 ホール効果センサの磁石の磁界に対する応答は、磁石がセンサから遠ざかるに伴い減少するので、特定のセンサの感度により決定される距離制限が存在し、それを越えるとセンサは磁石位置の信頼し得る検出ができない。本発明の当該実施の形態は、長い移動経路を提供するため、それぞれが部材の移動経路の両端部にある2個のかかるセンサ213A、213Bを用いる。トラック13oの長さが充分に短ければ、一方のホール効果センサのみで済む。 シェル224は、センサ213A、213Bが付近の他の制御装置の磁石を含む外部の磁石によって影響を受けることを防止する。ホール効果センサ213A 、213Bは、フラット・パネル・ディスプレイのカバー板19oの背面に埋設することができ、あるいはシェル224が不要である場合は、フラット・パネル・ ディスプレイ17o自体の背面に固定することができる。図37は、制御装置1 1oの4個のバンクの背部を示しており、ここで同装置のホール効果センサ21 3A、213Bは同ディスプレイの裏面に接着されているが、制御装置の他の要素はフラット・パネル・ディスプレイ17oの前面に接着される。導体226は、ディスプレイ17oの縁部領域227の周囲に延びてセンサ213A、213 Bをコネクタ・ピン228と接続する。ピン228は、縁部領域227へ延び、 当該実施の形態では縁部領域内に配置される、制御装置の電気回路の他の構成要素と前記センサを接続する。 図38は、複数の被制御電気回路231へ制御信号を提供するため1つのマスタ・ディジタル・データ・プロセッサ229に接続される制御装置11pの別のバンクを示している。例示のため図35に示される制御装置11hは、図21ないし図24に関して先に述べた構造を持つフェーダであるが、先に述べた他の形式、あるいは回転可能部材の回転あるいは他のオペレータ操作に応答する制御装置を含む混合形式でもよい。 マスタ・ディジタル・データ・プロセッサ229は、かなりの数の制御装置1 1hに直接接続されるならば、非常に高速であることが必要である。各制御装置11hからの信号読出しにおける時間的遅延を生じることなく信号処理に更に多くの時間を提供するために、各制御装置は、当例ではフラット・パネル・ディスプレイ234の縁部領域233内にある一連の2次ディジタル・データ・プロセッサ232のそれぞれに接続される。2次プロセッサは外部位置にあってもよい。各2次プロセッサ232は、その関連する制御装置11hに対するその時の制御信号値を先に述べた方法で計算して、この値を2進数の形態で一連のバッファ・メモリ236の関連する1つに記憶する。マスタ・ディジタル・データ・プロセッサ229は、複数の被制御電気回路231に対する複数の制御信号を生じるために、バッファ・メモリ236に逐次にかつ反復的に質問する。 図39および図40において、フラット・パネル・ディスプレイ17qの表面に沿った摺動可能部材12qの運動は、フラット・パネル・ディスプレイの背面に配置される公知の設計の磁気パッド237によっても追跡することができる。 小型磁石238が部材12qに埋設される。磁石238の運動はパッド237により検知され、部材12qのトラック13qに沿ったその時の位置を表わす信号は、公知の回路形態でよい磁気パッド位置信号発生器239により生成される。 この位置信号は、先に述べた方法で被制御回路242へ制御信号を出力するディジタル・データ・プロセッサ241により受取られ、この制御信号はトラック1 3qに沿う摺動可能部材12qの位置により決定される。ディジタル・データ・ プロセッサ241はまた、フラット・パネル・ディスプレイ17qに、制御装置11qのその時の設定を識別して制御装置の動作に関する他の情報を提供するグラフィックス14qを表示させる。 一部の回路制御装置は、ディジタル・データ・プロセッサが初めはオペレータにより手動で行われていた一連の運動を介して摺動可能部材を循環させることを可能にするため電動化される。従来の構造においては、摺動可能部材をこのように運動させる電動機、回路および他の機構は全て、スロットを設けた制御パネルの背後に配置される。図41、図42および図43は、フェーダの動作に関する情報を伝達する変更可能なグラフィックス14rを表示する先に述べた形式のフラット・パネル・ディスプレイ17rである支持パネルに、スロットあるいは他の開口を必要としない、オーディオ信号またはビデオ信号の処理において用いられる形式の電動フェーダ11rを示している。 フェーダ11rのトラック13rもまた、イメージ表示域16r内でフラット・パネル・ディスプレイ17rの表面に沿って延びる1対の平行レール21rにより形成される。摺動可能部材12rの下部またはフェーダのキャップは、レール21r間に広がり、本発明の他の実施の形態に関して先に述べた方法でレールと係合する。自動動作モードの間に摺動可能部材12rを駆動する可逆電動機2 43は、摺動可能部材の内部に含まれており、レール21r間に延びる長い出力軸244を有する。軸244の端部におけるスパーギア246は、トラック13 rに沿って延びかつレールの一方に固定される線形ラックギア247と係合する。このため、電動機243の動作が、摺動可能部材12rをトラック13rに沿って移動させる。 摺動可能部材12rの運動を追跡して同部材のその時の位置を表わす信号を生じる検知手段248は、先に述べた形態のいずれでもよい。当該例においては、 検知手段248は、摺動可能部材12rに内蔵されレール12r間に延びる回転運動検知軸251を有する公知の設計の回転軸エンコーダ249である。軸25 1の端部における別のスパーギア252は、ラックギア247と係合する。このため、エンコーダ249の出力信号は、部材12rの運動に応答して変化し、これにより部材の位置の追跡を可能にする。1行の電気ワイパ接点253が、摺動可能部材12の下面から突出し、一連の導電性トレース254の各々に当接しかつこれに沿って跨がる。トレース254はレール12r間でトラック13rに沿って延びており、レールが当例におけるように導電性金属から形成されるならば、絶縁リボン256によりレールから絶縁される。接点253およびトレース2 54は、電動機243とエンコーダ349をフラット・パネル・ディスプレイ1 7rの端部において多線コネクタ357と電気的に接続できるようにする。電動機243およびエンコーダ349に対しコネクタ357を介して結合される電動機制御回路および信号処理回路は、従来の電動フェーダにおいて使用される公知の形態のものでよい。 ディジタル・データ・プロセッサの制御下における電動フェーダの自動的動作は、オペレータが単にフェーダの摺動可能部材に触れるだけで無効化することができる。この目的のため、摺動可能部材12rは導電性の外部シェル258を有し、シェル258は、オペレータによる接触に応答して電動機の動作電力回路を開路する接触応答回路259に電気的に接続される。オペレータが摺動可能部材12rを手動で動かしているとき電動機は自由に回転し、摺動可能部材をオペレータが解放する時に電動機はフェーダの自動的動作を再開する。この目的のための接触応答回路は公知の回路設計の1つでよいが、摺動可能部材12r自体に内蔵されるのは小型回路板259である点で従前の慣例とは異なる。 従来技術のフェーダのオペレータは、フェーダの面が幅が例えば8分の1インチ程度である細いスロットのみで遮断された連続的な平滑面であるという構造に慣れている。本発明の多くの用途において、フェーダの面の輪郭が可能な限り従来のフェーダの輪郭と一致するように、トラック構造はできるだけ薄くコンパクトであることが望ましい。図41、図42および図43の実施の形態は、レール12rの相互間隔が小型スパーギア246、252および薄いラックギア247 の存在に適合するのに必要な大きさを上回らないことを要するので、この点において特に有利である。レール12rにより形成されるスロット開口は、従来技術のフェーダのスロットの広さを上回らない必要がある。 フェーダ11rの外部形態の従来のフェーダの形態との一致は、フラット・パネル・ディスプレイ17rのカバー板19rに接して配置される付加的な透明オーバーレイ板261によって更にもたらされる。オーバーレイ板261は、形状がトラック13rと一致しかつこのトラックが受容されるスロット262を有する。オーバーレイ板261は、レール12rがディスプレイのカバー板19rから突出する距離に等しい厚さを有する。このように、フェーダ11rの前面は、 細いスロットのみにより遮断された平滑で連続的な平面であり、かつこの点において伝統的なフェーダに類似する。オペレータは、トラック13rの存在から不快を感じることなく自分の手首をフェーダ面に置くことができる。この種のオーバーレイ板の使用は、図41、図42、図43の実施の形態に限定されない。この種のオーバーレイ板は、本文に記載される本発明の他の任意の実施の形態で使用することができる。 電動フェーダは、典型的に、フェーダの動作のその時のモードを識別するためオン/オフする指示灯群を有する。各指示灯は、その時の動作モードの認識を容易にするため異なる色の光を生じることができる。例えば発光ダイオードのような従来の指示灯の使用は、本発明の実施の形態において省くことができる。図4 1および図42において、パネル・ディスプレイ17rは、このような指示灯のシミュレーション263を表示することができ、任意の関連するグラフィックス264を表示することができる。フラット・パネル・ディスプレイが色のイメージを生じる形式の1つであるならば、表示されるシミュレーション263は、異なる色で表示することもできる。フラット・パネル・ディスプレイ17rが白黒形式であるならば、指示灯のシミュレーション263が表示される場所で透明なカバー板19rの裏面に異なる色を伝達する色フィルタ266を配置することができる。 図44は、エンコーダ249がラックギア247と直接係合しない直前の図の電動フェーダの修正例を示している。エンコーダ軸251は、電動機244によって回転される。この目的のため、エンコーダ軸251上のスパーギア267が、電動機ハウジング269から突出する電動機の出力軸244の部分にある別のスパーギア268と係合する。 図45は、電動機243の回転軸がトラック13rと平行な関係で延びるように電動機が配向される図41、図42、図43の電動フェーダの別の修正例を示す。1対のベベルギア271、272は、電動機243を軸273に結合する。 軸273はラックギア247の方向に延びており、摺動可能部材12rのプラスチック・コアに埋設されるベアリング274で回転する。トラック13rに沿って部材12rを移動させるためラックギア247と係合するスパーギア246は軸273の端部に固定されている。 図46および図47において、可逆電動機243sおよびエンコーダ249s 、あるいは他の位置信号生成手段は、電動フェーダ11sの摺動可能部材12s ではなく、トラック13sの内部に配置することができる。当該事例では、レール21s間に配置された線形ウォームギア276が、トラック13sの1つの端壁部277内から、トラックの反対側の端壁部279に隣接する場所におけるフラット・パネル・ディスプレイの透明カバー板19sに固定されるベアリング2 78まで延びている。駆動電動機243sは、電動機の出力軸281の回転軸がウォームギア276と平行になる配向で、トラック13sを形成するレール21 s間に配置され、電動機は当例ではレールの隣接する一方に固定される。電動機243sは、減速ギアボックス283を介して第1のスパーギア282を駆動し、第1のスパーギアはトラック13sの端壁部277に隣接している。第1のスパーギア282は、同一面内のアイドラ・ギア284と係合する。このアイドラ・ギア284は、ウォームギア276に固定されてこのウォームギアを電動機2 43sの動作に応答して回転させる別のスパーギア286と係合する。 図47に示されるように、特に、レール21sのフラット・パネル・ディスプレイの透明カバー板19sから最も外側にある部分287は、互い方へ向かって延びるよう、かつ細いスロット288を形成するように付角される。電動フェーダ11sの摺動可能部材12sは、スロット288を介してレール21s間の領域内へ延びかつ該スロットの内側で横向きに延びて部材をレールに保持する下方部分289を有する。部材12sのこの下方部分289は、ウォームギア276 が貫通して該ウォームギアと係合するねじ付きの通路291を有する。このため、摺動可能部材12sは、電動機243sによるウォームギア276の回転運動に応答してトラック13sに沿って移動される。 再び図46および図47を一緒に参照して、摺動可能部材12sの運動を追跡する軸のエンコーダ249sは、レール12s間に配置され、このエンコーダの回転運動検知軸251sは電動機243sの出力軸244sと整列状態にありかつ電動機の出力軸により回転される。 電動フェーダ11sの構造は、本文に記載したことを除き、図41、図42、 図43の前に述べた実施の形態の構造に類似する。 先に述べた電動フェーダは、表示スクリーン自体の内部の構造的な修正を必ずしも必要とすることなく、滑動つまみ、フェーダ・キャップなどにすぐ接近して変更可能なグラフィックスを提供するため電子表示スクリーンの使用を可能にする。図48および図49において、表示スクリーンが小さな貫通路292を持つように作られるならば、フェーダの駆動電動機243tをフラット・パネル・ディスプレイ17tの背後に配置することができる。このことは、比較的大きな電動機243tを使用することが要求される場合に、トラック13tおよび(または)摺動可能部材12tの嵩を最小化することを可能にする。 当該事例においては、通路292は、トラック13tの端部領域293の背後の場所でフラット・パネル・ディスプレイ17tを貫通して延びる。第1のプーリー294は、端部領域293内に配置され、通路292を貫通する駆動軸29 6の端部に固定される。駆動電動機243tは、フラット・パネル・ディスプレイ17tの背部に固定されるハウジング297に固定され、電動機の駆動出力軸はプーリー駆動軸296と整列関係で結合されている。摺動可能部材12tの運動を追跡する軸エンコーダ249tまたは回転ポテンショメータなどもまた、ディスプレイ17tの背部でハウジング297に固定される。エンコーダ249t および電動機243tの回転軸は、電動機軸の回転に応答してエンコーダ軸の回転を生じる1対の係合したスパーギア298と結合される。 第2の回転自在なプーリー299は、端部293と反対側のトラック13tの端部301においてトラック内に配置される。ベルト302が2個のプーリー2 94、299に係合され、このベルトの一方の側が摺動可能部材12tに固定されている。このため、ベルト302は、プーリー294が先に述べたように電動機243tにより回転される時、摺動可能部材12tをトラック13tに沿って引張る。ベルト302およびプーリー294は、例えば、歯付きベルトおよび歯付きプーリー、あるいはV−ベルトおよび一致したプーリーの如き、相互に滑りを止める公知の形式のものであることが望ましい。布含浸ゴムあるいはナイロンのベルトもまた滑りを止める。第2のプーリー299は、必要に応じて、滑りを更に止める公知のばね緊張形態でもよい。 図50において、先に述べた種類の内部母線39を持つ形式のフラット・パネル・ディスプレイのイメージ表示域において通路292が存在することは、ディスプレイが特殊な内部構造を持つことを要求する。特に、通路292は、液密シール303により接着されるべきである。他の方法で通路292およびシール3 03により遮断される平行母線39tは、互いに離れた関係で通路292とシール303を迂回して配置される。シール303および通路292の周囲に延びる母線39tの各部間の間隔は、母線の他の部分間の間隔に比して低減される。このことは、イメージ表示が母線39tの非線形部分により妨害される領域を、上側のトラック構造により覆われるため観察者には明瞭でない小さな領域へ制限する。図50は、例示の目的のため行状の母線39tを示している。行状母線39 tに対して直交して延びる先に述べた列状母線は、実質的に同じ方法で通路29 2およびシール303を迂回しで配置される。 本文に記載した点を除いて、図48、図49および図50の電動フィーダの構成要素は、図38および図40の電動フィーダの対応する構成要素に類似する。 本発明については、例示の目的のため幾つかの特定の実施の形態に関して開示したが、制御装置の多くの変更および修正が可能であり、請求の範囲により記載されることを除いて本発明を限定することを意図するものではない。

    【手続補正書】特許法第184条の8第1項【提出日】平成10年11月30日(1998.11.30) 【補正内容】 請求の範囲1. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材と、前記摺動可能部材の運動に応答して変化する回路制御信号を生じる制御信号生成回路とを有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材と、トラックと、前記制御信号生成回路の電子要素の少なくとも一部とが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置される電気回路用制御装置。 2. 前記電子表示スクリーンに結合され、前記摺動可能部材の移動経路に沿った場所で前記表示スクリーンに指標を表示させるイメージ表示コントローラを更に備える請求項1記載の装置。 3. 前記制御信号生成回路の電子要素が前記摺動可能部材と前記トラックとの少なくとも一方に内蔵される請求項1記載の装置。 4. 前記トラックが、前記電子表示スクリーンの前面に沿って延びる少なくとも1つのレールを含み、前記摺動可能部材が前記レールに取外し自在に係合され、 前記制御信号生成回路の少なくとも1つの構成要素が前記摺動可能部材により支持されかつ前記レールから取外し自在である請求項3記載の装置。 5. 前記トラックが、前記電子表示スクリーンの前面に沿って延びる1対の離間された平行レールを含み、前記制御信号生成回路の少なくとも1つの構成要素が前記レール間に配置される請求項3記載の装置。 6. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、前記トラックが、前記電子表示スクリーンの前面に沿って延びる少なくとも1つのレールを含み、更に、前記摺動可能部材が前記レールに沿って載置し、当該レールに沿ってこれと離間された関係で延びる長形の電気抵抗と、該電気抵抗に沿ってこれと離間された関係で延びる帯状の導電体と、前記摺動可能部材に対して前記電気抵抗に接触する位置で固定され前記摺動可能部材が前記レールに沿って移動される時に前記電気抵抗に沿ってこれに載置する第1の電気的ワイパ接点と、前記摺動可能部材が前記レールに沿って移動される時に前記摺動可能部材に対して前記帯状の導電体と接触しかつ該導電体に沿って移動する位置に固定される第2の電気的ワイパ接点とを含み、前記第1のワイパ接点と第2のワイパ接点とが相互に電気的に接続される電気回路用制御装置。 7.1対の前記レールが、透明カバー板の前面に沿って相互に平行に離間された関係で延びており、前記摺動可能部材が前記レールの両方に跨がりそのそれぞれと係合し、前記電気抵抗と前記帯状の導電体とが前記レール間にあって前記透明カバー板の前記前面に固定される請求項6記載の装置。 8. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、長形の形態を持ち前記摺動可能部材の背部で前記レールに沿って延びる少なくとも1つの電気コイルであって、その全長の少なくとも一部に沿って徐々に狭くなる幅を有し、かつ電気発振回路の共振回路の一部である電気コイルと、前記摺動可能部材に対してこれと離間された関係に固定された導電体と、前記電気発振回路に結合され該発振回路の共振周波数における変化に応答して変化する回路制御信号を出力する信号プロセッサとを備える電気回路用制御装置。 9. 前記電気コイルと前記導電体とが、導電体のシールドにより実質的に包囲される請求項8記載の装置。 10.1対のレールが前記透明カバー板の前記前面に沿って相互に平行に離間された関係で延び、前記摺動可能部材が前記レールの両方に跨がりそのそれぞれと係合し、前記電気コイルが前記レール間にあって前記透明カバー板の前記前面に対して固定される請求項8記載の装置。 11.1対の電気発振回路を備え、1対の長形の電気コイルが前記摺動可能部材の背部で前記レールに沿って延び、前記電気コイルの各々が前記電気発振回路の各々の共振回路の一部であり、前記信号プロセッサが、前記電気発振回路の各々に電気的に結合され、前記電気発振回路の共振周波数の比における変化に応答して変化する回路制御信号を出力する請求項8記載の装置。 12. 前記電気発振回路の構成要素が前記摺動可能部材内部に配置される請求項11記載の装置。 13. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記レールに沿ってこれと平行関係に延びかつその長さの少なくとも一部に沿って徐々に狭くなる幅を持つ長形の第1のコンデンサ板と、前記摺動可能部材に対して固定されかつ前記第1のコンデンサ板と離間された関係で対面するように配置される第2のコンデンサ板であって、前記摺動可能部材の移動方向において前記第1のコンデンサ板の長さより短い前記方向における長さを持つ第2のコンデンサ板と、前記第1のコンデンサ板に沿ってこれと離間された関係で延びる帯状の導電体と、前記摺動可能部材に固定されかつ前記帯状の導電体と接触し前記摺動可能部材がレールに沿って移動される時に前記導電体に沿って移動するように配置され、前記第2のコンデンサ板に電気的に接続される電気的ワイパ接点と、前記第1のコンデンサ板と前記帯状の導電体とに接続され、前記第1のコンデンサ板と第2のコンデンサ板とが電気発振回路の共振回路の容量型要素である電気発振回路と、該電気発振回路の共振周波数の変化に応答して変化する回路制御信号を出力する信号プロセッサとを備える電気回路用制御装置。 14. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記レールに沿ってこれと平行関係にかつ相互に離間された関係で延びる第1および第2の長形のコンデンサ板であって、その各々はその長さの少なくとも一部に沿って徐々に狭くなる幅を持ち、その幅の減少が同じ方向に生じる第1および第2のコンデンサ板と、、前記摺動可能部材に対して固定されかつ前記第1および第2のコンデンサ板と離間された関係で対面するように配置される第3のコンデンサ板であって、前記摺動可能部材の移動方向における前記第1および第2のコンデンサ板の長さより短い前記方向における長さを持つ第3のコンデンサ板と、前記第1および第2 のコンデンサ板に対して接続され、前記コンデンサ板が前記電気発振回路の共振回路の容量型要素である電気発振器回路と、前記電気発振回路の共振周波数の変化に応答して変化する回路制御信号を出力する信号プロセッサとを備える電気回路用制御装置。 15.1対のレールが、前記透明カバー板の前記前面に沿って相互に離間されたかつ平行な関係で延び、前記摺動可能部材が前記レールの両方に跨がりその各々と係合し、前記第1および第2のコンデンサ板が前記レール間にある請求項14 記載の装置。 16. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記レールに沿ってこれと離間された関係で延びる帯状の光反射材と、前記レールに沿って前記帯状の光反射材と前記摺動可能部材との間の場所において延び、各々がその長手方向に沿って離間され比較的不透明な区域と交互に位置する光透過区域を持つ第1および第2の線形の光変調器であって、前記第1の光変調器の前記光透過区域の間隔が前記第1の光変調器の長さに沿って徐々に変化し、前記第2の光変調器の前記光透過区域が均等に離間される光変調器と、前記第1の光変調器と前記帯状の光反射材とへ光を指向させる位置に前記摺動可能部材により支持される第1の光源と、前記第1の光変調器の前記光透過区域の1つを透過しかつ前記帯状の光反射材により他の前記光透過区域を介して再び反射される光を受取り検出する位置に前記摺動可能部材により支持される第1の光電光検出器と、前記第2の光変調器の前記光透過区域の1つを透過しかつ前記帯状の光反射材により他の前記光透過区域を介して再び反射される光を受取り検出する位置に前記摺動可能部材により支持される第2の光電光検出器と、前記第1および第2の光電光検出器に電気的に結合され、かつ前記第1の光検出器からの連続的な信号間の時間間隔を前記第2の光電光検出器からの連続的な信号間の時間間隔と比較することにより、前記レールに沿った前記摺動可能部材の位置を検出する信号プロセッサとを備える電気回路用制御装置。 17. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記レールに沿ってこれと離間された関係で延びる直線状歯列のギアラックと、前記摺動可能部材により支持され前記透明カバー板に対して直角をなす回転軸を持ち、前記ギアラックと係合される回転ギアと、該回転ギアの回転運動に応答して電気回路制御信号を生じる手段とを備える電気回路用制御装置。 18. 電気回路制御信号を生じる前記手段が、前記摺動可能部材により支持され前記回転ギアが回転されると回転し、連続する部分が異なる光反射率を持つ環状の反射材を持ち前記回転軸を囲むディスクと、光路に沿ってその間に延びる前記環状の反射材へ光を指向させる位置において前記摺動可能部材により支持される光源と、前記摺動可能部材により支持され前記光路において前記環状の反射材により反射される光を受取るように配置される光電光検出器とを含む請求項17記載の装置。 19. 前記レールに沿った前記摺動可能部材の移動経路の対向端部に配置され、 前記電子表示スクリーンに対して直角をなす回転軸の周囲に回転するように配向された第1および第2のプーリーと、該プーリー上で係合され片側が前記摺動可能部材に固定される連続ベルトと、前記第1のプーリーの回転運動に応答して出力信号を変化させる前記電子表示スクリーンの前方におけるプーリー回転センサとを更に備える請求項1記載の装置。 20. 前記摺動可能部材により支持される磁石を更に備え、ホール効果センサが前記表示スクリーンの前方における前記摺動可能部材の移動経路の少なくとも一端部に配置され、更に、該ホール効果センサに電気的に結合されて前記ホール効果センサの電気抵抗の変化に応答して変化する制御信号を生じる信号プロセッサを備える請求項1記載の装置。 21. それぞれが前記移動経路の反対端部に配置される1対の前記ホール効果センサを備える請求項20記載の装置。 22. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、前記電子表示スクリーンが透明なカバー板を持ち、前記トラックが前記透明カバー板の前面に固定されこれに沿って前記イメージ表示域内で延びる1対の離間された平行レールを含み、該レールが導電体の少なくとも一部に形成され、前記制御装置の前記摺動可能部材が、前記レールに跨がってこれと係合され、前記摺動可能部材は、前記レールの一方と接触する第1の導電領域と他方の前記レールと接触する第2の導電領域とを持ち、該第1および第2の導電領域が相互に絶縁され、制御信号生成回路の少なくとも1つの電子要素が、前記摺動可能部材により支持され、かつ、電圧が印加される第1および第2の端子を持ち、該端子の各々が前記摺動可能部材の前記第1 および第2の導電領域の各々に電気的に接続され、電圧源が前記レールを介して前記制御信号生成回路の前記電子要素へ電圧を与えるように前記レールの各々に接続される第3および第4の端子を有する電気回路用制御装置。 23. 前記摺動可能部材の前記第1および第2の導電領域が該摺動可能部材の表面における金属コーティングである請求項22記載の装置。 24. 前記摺動可能部材により支持される前記制御信号生成回路の電子要素が、 前記摺動可能部材から離れて配置される遠隔回路要素に対する電気的接続を要求する第5の端子を持ち、前記摺動可能部材と前記透明カバー板との間の場所において前記レールと平行関係に延びかつ前記遠隔回路要素に電気的に接続される少なくとも1つの長い帯状導電体と、前記摺動可能部材が前記レールに沿って滑動するとき前記帯状導電体と接触してこれに沿って移動するように前記摺動可能部材から延びる少なくとも1つの電気的ワイパ接点であって、前記第5の端子と電気的に接続されるワイパ接点とを更に含む請求項22記載の装置。 25. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記摺動可能部材と前記電子表示スクリーンとの間に配置され、前記摺動可能部材の移動方向に延びる複数の平行な2進コーディング区域であって、各々が光反射材から形成された第1のセグメントと光吸収材から形成された第2のセグメントとを持ち、該第1および第2のセグメントは、一連の横方向帯状体がそれぞれ光反射域と光吸収域との異なる組合わせを呈して前記複数の区域に沿って延びる配置関係にあるコーディング区域と、前記摺動可能部材により支持され、該摺動可能部材が前記トラックに沿って移動される時に前記横方向帯状体の連続する帯状体に光を指向させるよう配置される少なくとも1つの光源と、それぞれ前記コーディング区域の各々により反射される光を受取るように配置されかつ前記摺動可能部材により支持された複数の光電光検出器とを備える電気回路用制御装置。 26. 第1および第2の前記2進コーディング区域に沿って前記光反射域が前記光吸収域と交互に配置され、前記第2の2進コーディング区域の前記光反射域と光吸収域とが、前記第1の2進コーディング区域の光反射域と光吸収域の長さの2倍である長さを有する請求項25記載の制御装置。 27. 前記トラックに沿ってこれと平行関係に延びる直線状ラックギアと、前記摺動可能部材により支持されかつ前記ラックギアと係合される回転ギアと、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアの回転運動に応答して変化する信号を生じる信号発生器とを更に備える請求項1記載の制御装置。 28. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記トラックに沿ってこれと平行関係に延びる直線状ラックギアと、前記摺動可能部材により支持されかつ前記ラックギアと係合される回転ギアと、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアの回転運動に応答して変化する信号を生じる信号発生器とを備え、該信号発生器は、前記摺動可能部材により支持され前記回転ギアが前記トラックに沿って前記摺動可能部材の運動により回転される時に回転するディスクであって、光反射材料の環状帯状体を有し、該材料の反射率が前記環状帯状体内の連続する場所で変化するディスクと、前記摺動可能部材により支持され前記ディスクにおける2つの隔てられた場所へ光を指向させるよう配置される第1および第2の光源と、前記摺動可能部材により支持され前記第1および第2の場所の各々から光を受取りこれに応答するように各々が配置される光電光検出器とを含む電気回路用制御装置。 29. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記トラックに沿ってこれと平行関係に延びる直線状ラックギアと、前記摺動可能部材により支持されかつ前記ラックギアと係合される回転ギアと、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアの回転運動に応答して変化する信号を生じ、前記摺動可能部材の運動を表わす象限信号を生じる信号発生器とを備え、該信号発生器は、前記摺動可能部材により支持されて前記回転ギアが前記トラックに沿った前記摺動可能部材の運動により回転させられる時に回転するディスクと、前記摺動可能部材により支持され前記ディスクにおける2つの隔てられた場所へ光を指向させるように配置される第1および第2の光源と、各々が前記第1および第2の場所の各々から光を受取りこれに応答するように配置される前記摺動可能部材により支持される第1および第2の光電光検出器とを含み、前記ディスクはその円形経路の周囲で相互に交互に位置する第1および第2の領域を持ち、該第1の領域は前記第1 および第2の場所と前記光電検出器との間の光の透過を抑制する特性を持ち、前記第2の領域は前記第1および第2の場所から前記光電検出器への光の透過を可能にする特性を有する請求項27記載の制御装置。 30. 前記ディスクの前記第1および第2の領域が、前記ディスクの第1の角度位置における前記両光電検出器に対する光の透過を可能にし、該ディスクの直後の角度位置における前記第1の光電検出器のみに対する光の透過を可能にし、ディスクの次に続く角度位置における前記両光電検出器に対する光の透過を抑制し、かつディスクの次に続く角度位置における前記第2の光電検出器のみに対する光の透過を可能にするように配置される請求項29記載の制御装置。 31. 前記ディスクの前記第1の領域が光反射領域であり、該ディスクの前記第2の領域が光吸収領域である請求項29記載の制御装置。 32. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記摺動可能部材と前記電子表示スクリーンとの間に配置されかつ前記摺動可能部材の移動方向に延びる複数の平行な2進コーディング区域であって、各々が磁性体から形成された第1のセグメントと非磁性体から形成された第2のセグメントとを有し、該第1および第2のセグメントが、前記複数の区域に沿った一連の横方向帯状体がそれぞれ磁気領域と非磁気領域の異なる組合わせを呈するコーディング区域と、前記摺動可能部材により支持され、前記摺動可能部材が前記トラックに沿って移動される時に前記コーディング区域の関連する1つに沿って移動するように配置される複数のホール効果センサとを備える電気回路用制御装置。 33. 前記2進コーディング区域の第1および第2の区域に沿って前記磁気領域が前記非磁気領域と交互に位置し、前記第2の2進コーディング区域の前記磁気領域と非磁気領域とが、前記第1の2進コーディング区域の磁気領域と非磁気領域の長さの2倍である長さを持つ請求項32記載の制御装置。 34. 前記ホール効果センサが相互に前記摺動可能部材の移動方向に偏位される請求項32記載の制御装置。 35. 前記ホール効果センサが、該センサにより検知される磁界強さに応じる可変の大きさを持つ出力信号を生じ、前記ホール効果センサの各々が、関連する2 進コーディング区域の幅を越える幅を有し、それにより、前記ホール効果センサが、関連するコーディング区域に隣接するコーディング区域と重なり合い、更に、それぞれが前記ホール効果センサの各々に結合され、かつそれぞれが、前記ホール効果センサが前記コーディング区域の関連するものにおける磁化領域を検出している時に生じる出力信号の大きさより小さな大きさを持つ出力信号を抑制するように条件付けられる複数の比較器を有する請求項34記載の制御装置。 36. 前記2進コーディング区域の少なくとも1つが前記トラック外に配置され、該2進コーディング区域が透明材料から形成される前記磁気領域を含む請求項32記載の制御装置。 37. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、複数の前記回路制御装置が、 複数の電気回路と、前記電子表示スクリーンに結合されて複数の変更可能なイメージを生じる表示コントローラと、それぞれが前記回路制御装置の各々に結合されてその各々のオペレータ操作に応答してディジタル信号を生じる複数の第1のディジタル・データ・プロセッサと、それぞれが前記第1のディジタル・データ・プロセッサの各々に結合されてこれにより生成されるディジタル信号を一時的に記憶する複数のバッファ・メモリと、該バッファ・メモリの各々を逐次質問しかつこれから得た制御信号を被制御回路の各々へ伝送するマスタ・ディジタル・ データ処理手段とを制御するため前記電子表示スクリーンの前に配置される電気回路用制御装置。 38. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、前記電子表示スクリーンがフラット・パネル・ディスプレイのスクリーンであり、前記摺動可能部材により支持された磁石と、磁石の運動に応答して可変信号を生じる磁気パッドとを更に含み、該磁気パッドが、フラット・パネル・ディスプレイの背部にあって前記スクリーンと実質的に平行関係に延びる電気回路用制御装置。 39. 電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記摺動可能部材により支持された電動機と、前記トラックに沿って延びる直線状ラックギアと、前記電子表示スクリーンの前に前記摺動可能部材により支持されて前記直線状ラックギアと係合させられる第1の回転ギアとを含み、前記電動機が前記摺動可能部材を前記トラックに沿って移動させるため前記第1の回転ギアと駆動関係にある電気回路用制御装置。 40.前記摺動可能部材により支持されて回転運動検知入力軸を有する位置信号生成要素を更に備え、前記回転運動検知入力軸が、前記直線状ラックギアと係合させられる第2の回転ギアを有する請求項39記載の制御装置。 41.前記摺動可能部材により支持されて回転運動検知入力軸を有する位置信号生成要素を更に備え、前記回転運動検知入力軸が、前記摺動可能部材により支持される付加的なギアを介して前記電動機により駆動される請求項39記載の制御装置。 42.前記電動機が、前記電子表示スクリーンと平行関係に延びる回転運動軸を持ち、前記摺動可能部材により支持されて前記電動機を前記第1の回転ギアに結合する付加的な歯車装置を更に備える請求項39記載の制御装置。 43.電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、更に、前記トラックに配置されて前記摺動可能部材の移動経路に沿って延長する回転自在なウォームギアと、 前記トラック内に配置されて前記ウォームギアと駆動関係にある電動機とを含み、前記摺動可能部材が前記ウォームギアが通るねじを設けた通路を持ち、ねじが前記ウォームギアと螺合し、それにより前記摺動可能部材が前記電動機の動作により前記トラックに沿って移動される電気回路用制御装置。 44.電気回路における電気的条件を変更するため複数の異なる位置のいずれかへトラックに沿って移動される摺動可能部材を有する電気回路用制御装置であって、 前記摺動可能部材とトラックとが、変更可能なイメージが表示されるイメージ表示域を有する電子表示スクリーンの前に配置され、前記摺動可能部材の少なくとも一部が前記イメージ表示域の直前に配置され、前記電子表示スクリーンがフラット・パネル・ディスプレイのスクリーンであり、通路が前記フラット・パネル・ディスプレイをそのイメージ表示域内の場所で貫通し、更に、前記摺動可能部材の移動経路の両端部において前記トラックに配置された第1および第2のプーリーと、該プーリー上に係合して前記摺動可能部材の移動経路に沿って延びるベルトと、前記フラット・パネル・ディスプレイの背部に配置される電動機と、 前記フラット・パネル・ディスプレイにおける前記通路を通って前記電動機を前記プーリーの1つに結合する駆動軸とを更に含む電気回路用制御装置。 45.前記フラット・パネル・ディスプレイの背部に配置された位置信号発生器を更に備え、前記位置信号発生器が、前記電動機に結合されてこれにより駆動される回転運動検知入力軸を有する請求項44記載の制御装置。 46.前記トラックが、前記電子表示スクリーンの透明カバー板に沿って延びてこれから突出し、前記透明カバー板に接して配置されかつ前記トラックが受容されるスロットを有する透明な補助オーバーレイ板を更に備える請求項1記載の制御装置。 47.前記透明補助オーバーレイ板が、前記トラックが前記透明カバー板から突出する距離に少なくとも等しい厚さを有する請求項46記載の制御装置。 48.前記透明補助オーバーレイ板が、前記トラックが前記透明カバー板から突出する距離に等しい厚さを有する請求項46記載の制御装置。 49.前記トラックが、平行関係に配置された1対の離間された直線状レールを有し、該レールが、前記透明カバー板と平行関係に延びる平行な同一面縁部を有し、前記透明補助オーバーレイ板が、前記レールの前記縁部と同一面内にある平坦な外面を有する請求項46記載の制御装置。 50.変更可能なイメージを表示可能であるイメージ域を持つ面を有する電子表示スクリーンと、 前記表示スクリーンの前記面に沿ってその前記イメージ域内で延びるトラックと、 前記トラックと係合し、該トラックに沿って複数の連続的位置のいずれかへ手動で摺動可能である摺動可能部材と、 前記位置間の前記摺動可能部材の運動に応答して変化する、前記電気回路に対する制御信号を生じ、前記トラックと前記摺動可能部材の少なくとも一方で前記表示スクリーンの前に配置された電子要素を有する摺動可能部材位置センサと、 前記位置センサと前記表示スクリーンとに電気的に結合され、前記制御装置の動作に関する情報を伝達する変更可能イメージの表示を前記スクリーンに生じるように条件付けられる表示コントローラとを備える電気回路用制御装置。

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