Circuit breaker with a hanging type movable contact assembly

申请号 JP2008510546 申请日 2006-05-03 公开(公告)号 JP4814317B2 公开(公告)日 2011-11-16
申请人 エービービー・エス.ピー.エー.ABB S.p.A.; 发明人 ブレシアーニ、ニコラ; ボネッティ、ルイージ;
摘要
权利要求
  • 低電圧システムのための多極または単極スイッチ(1)であって、
    − 各極のために、互いに接続されまたは互いから切り離されることが可能な少なくとも一つの固定接点(10)と少なくとも一つの移動接点(20)を収容するアウター・ケーシング(2)と;
    − 前記スイッチ(1)の各極のために少なくとも一つのシート(25)を有する、形状が付与されたボディにより規定される可動エレメント(50)と;
    を有し、
    前記シート(25)が、対応する極の少なくとも一つの移動接点(20)を収容するようにデザインされている、多極または単極スイッチにおいて、
    − 当該スイッチは、前記可動エレメント(50)の移動を可能にするために、前記可動エレメント(50)に動作可能に接続されたコントロール機構(60,61)を有し、前記コントロール機構(60,61) 、前記アウター・ケーシング(2)に接続された構造的部分(70)により支持される機械的手段を 有し、前記構造的部分(70)は、少なくとも一つの第一のサイド(71)及び一つの第二のサイド(72)を有し、それらのサイドの間に、前記機械的手段がセットされていること ;及び、
    当該スイッチは、第一の支持アーム(80)及び第二の支持アーム(81)を有する支持手段を有し、この支持手段は、前記コントロール機構(60,61)の前記構造的部分(70)に拘束され、前記可動エレメント(50)のための回転の中心を提供するヒンジ接続手段により前記可動エレメント(50)に動作可能に接続され ていること;
    を特徴とするスイッチ。
  • 下記特徴を備えた請求項1に記載のスイッチ:
    前記コントロール機構は、エネルギー貯蔵タイプである。
  • 下記特徴を備えた請求項1または2に記載のスイッチ:
    前記アウター・ケーシングは、ボトム(3)を有し、このボトムは、幾何学的に互いに噛み合わされる接続表面により、リッド(4)に結合される。
  • 下記特徴を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記可動エレメント(50)は、複数の互いに隣接するシート(25)を有し、それらの間で、接続パーツ(55)が、前記支持手段が前記可動エレメント(50)に動作可能に接続される位置に対応する位置に、セットされる。
  • 下記特徴を備えた請求項4に記載のスイッチ:
    前記可動エレメント(50)は、第一の円形の接続パーツ(55A)及び第二の円形の接続パーツ(55B)を有し、
    そのそれぞれは、互いに隣接する二つのシートの間に配置され、
    前記第一のパーツ(55A)及び前記第二のパーツ(55B)は、第一の径方向のリセス(51)及び第二の径方向のリセス(52)を、それぞれ有している。
  • 下記特徴を備えた請求項4または5に記載のスイッチ:
    前記シート(25)のそれぞれは、フロント・ウオール(26)、前記フロント・ウオール(26)の実質的に反対側のリア・ウオール(27)、及び実質的に互いに反対側の第一のサイド・ウオール(28)と第二のサイド・ウオール(29)により規定され;
    前記表面(26,27,28,29)は、少なくとも一つの第一の開口及び一つの第二の開口を規定し;
    それらの開口から、前記移動接点(20)及び電気的接続の手段(47)が、それぞれ、外に突出し、
    この電気的接続の手段は、前記移動接点(20)を前記スイッチ(1)のそれぞれの電極(22)に電気的に接続するようにデザインされている。
  • 下記特徴を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記移動接点(20)は、複数の横方向の回転ピンの上に取り付けられ、前記シートの前記サイド・ウオール(28,29)の上に作られたハウジング(23)の上に整列されて配置されている。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から7のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記支持手段は、前記第一のサイド(71)及び前記第二のサイド(72)の外側で、前記コントロール機構(60)前記構造的部分(70)に構造的に拘束される。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から8のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記支持アーム(80,81)はそれぞれ、前記ヒンジ接続手段により前記可動エレメント(50)に接続された少なくとも一つの第一の作用側エンド(85)、及び、前記コントロール機構(60)の前記構造的部分(70)に拘束された一つの第二の保持側エンド(86)を、有している。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から9のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記支持アーム(80,81)は、三裂葉状の形状を呈する。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から10のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記第一の支持アーム(80)および/または前記第二の支持アーム(81)は、取り外し可能な固定手段(73)により、前記コントロール機構(60)の前記構造的部分(70)に構造的に拘束される。
  • 下記特徴を備えた請求項 に記載のスイッチ:
    前記支持アーム(80,81)は、前記コントロール機構(60)の前記構造的部分(70)を備えた単一の部品で作られている。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から12のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記構造的部分(70)は、前記コントロール機構(60)を前記アウター・ケーシング(2)に接続するための、固定用の突出部(78)を有している。
  • 下記特徴を備えた請求項 13に記載のスイッチ:
    前記コントロール機構(60)は、複数の軸方向タイ・ロッド(62)の使用により、前記アウター・ケーシング(2)に接続されている。
  • 下記特徴を備えた請求項 9から14のいずれか1項に記載のスイッチ:
    各支持アーム(80,81)の前記第一の作用側エンド(85)は、前記可動エレメント(50)の前記径方向のリセス(51,52)の内の一つの中に挿入され、前記ヒンジ接続手段により、前記径方向のリセス(51,52)に接続される。
  • 下記特徴を備えた請求項 9から15のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記ヒンジ接続手段は、各支持アーム(80,81)のために、回転ピン(110,111)を有しており、この回転ピンは、前記作用側エンド(85)の上に作られた第一の孔(84)、及び前記可動エレメント(50)の上に設けられた第二の孔(84A)の中に挿入される。
  • 下記特徴を備えた請求項 16に記載のスイッチ:
    前記第一の回転ピン(110)および/または前記第二の回転ピン(111)は、少なくとも一つの第一のキャリブレイトされた長手方向部分(112)、及び少なくとも一つの第二のネジが切られた長手方向部分(113)を有し、
    前記第一のキャリブレイトされた部分(112)は、前記第一の孔(83)の内側の表面に遊びを残して結合されるようにデザインされ、
    前記第二のネジが切られた部分(113)は、前記可動エレメント(20)の前記第二の孔(84)の中にネジで接続されるようにデザインされている。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から17のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記機械的手段(65)は、横方向の駆動ピン(131)により、前記可動エレメント(50)に動作可能に接続された第一の接続ロッド(91)及び第二の接続ロッド(92)を有している。
  • 下記特徴を備えた請求項 1から18のいずれか1項に記載のスイッチ:
    前記可動エレメント(50)は、絶縁材料で作られている。
  • 下記特徴を備えた請求項 18に記載のスイッチ:
    前記可動エレメント(50)は、熱硬化樹脂またはビニル樹脂で作られている。
  • 低電圧システムのための単極または多極スイッチ(1)であって:
    − 各極のために、互いに接続されまたは互いから切り離されることが可能な少なくとも一つの固定接点(10)と少なくとも一つの移動接点(20)を収容するアウター・ケーシング(2)を有し、前記アウター・ケーシング(2) は、互いに噛み合わされる接続表面により、リッド(4)に結合されるボトム(3)を有していること;
    − 複数の互いに隣接するシート(25)を有する形状が付与されたボディにより規定される可動エレメント(50)を有し、それらのシートの間に、少なくとも一つの径方向のリセス(51,52)をそれぞれ有する接続パーツ(55)がセットされていること;
    − エネルギー貯蔵コントロール機構(60)を有し、この コントロール機構は、前記アウター・ケーシング(2)に接続された構造的部分(70)により支持された機械的手段(65)を有し、 前記構造的部分(70)は、少なくとも一つの第一のサイド(71)及び一つの第二のサイド(72)を有し、それらのサイドの間に、前記機械的手段(65)がセットされ、前記機械的手段(65)は、横方向のピン(131)により前記可動エレメント(50)に接続された第一の接続ロッド(91)及び第二の接続ロッド(92)を有していること;及び、
    − 第一の支持アーム(80)及び第二の支持アーム(81)を有する支持手段を有し、各アームは、前記可動エレメント(50)に接続された少なくとも一つの第一の作用側エンド(85)、及び、前記コントロール機構(60)の前記構造的部分(70)に接続された一つの第二の保持側エンド(86)を有し、前記支持アーム(80,81)のそれぞれは、回転ピン(110,111)により、前記可動エレメント(50)に動作可能に接続され、且つ、取り外し可能な固定手段(73)により、前記コントロール機構(60)の前記構造的部分(70)に拘束され、前記支持アーム(80,81)の前記作用側エンド(85)のそれぞれは、前記可動エレメント(50)の前記径方向のリセス(51,52)の内の一つの中に挿入されていること;
    特徴とする単極または多極スイッチ(1)。
  • 说明书全文

    本発明は、好ましくは低電圧システムで使用される、吊り下げ型(suspended)可動エレメントを有するスイッチに係る。

    オートマチック・スイッチ及び断路器が、一つまたはそれ以上の電気的な極を有していることが知られている。 そのそれぞれに対応して、少なくとも一つの固定接点及び少なくとも一つの移動接点が有り、それらは、互いに接続されまたは互いから切り離されることが可能である。 既知の技術に基づくオートマチック・スイッチはまた、移動接点の移動を可能にするコントロール手段を有しており、かくして、対応する固定接点への結合またはそれらからの切り離しをもたらす。

    従来から、前記コントロール手段の動作は、移動接点に動作可能に接続されたメイン・シャフトにより生じ、それによって、その回転に続いて、移動接点が第一の動作位置から第二の動作位置へ移動されるようになっている。 それらの動作位置は、それぞれ、スイッチの開いた形状、及びその閉じた形状の特徴を有している。

    低電流(例えば800Aまで)ための、且つ幾らか制限された遮断容量を備えたスイッチの場合には、ソリューションが存在する。 それによれば、メイン・シャフトを移動接点に対応させ、回転式可動エレメントが相の間での絶縁を補償することが可能になることを生じさせ、そして当然に、移動及び関係するの正確な伝達を生じさせる。 可動エレメントは、通常、スイッチを収容するためのボックスの構造的部分により支持され、それが、可動エレメントそれ自体と共に、支持領域を基本的に形成する。

    同じ絶縁特性(これは、何れの場合にも維持され且つ補償されなければならない)を前提にすると、関係する電流が増大するに従い、機械的な頑丈さについての性能の増大が、可動エレメントに要求される。

    実用的な観点から、より良い機械的な特性の要求は、可動エレメントの径方向の寸法の増大をもたらし、その結果、摩擦の増大が、前記支持領域に生ずる。 このことは、当然、装置の性能に不利な影響を及ぼし、そして、スイッチ及びその部品の寿命を短くし、全体的な機械的な効率の漸進的な劣化を伴う。

    上記の欠点を克服するために、金属(可動エレメントの中を貫通している)で補強されたシャフトが使用されてきた。 それによって、特定の形状においては、800Aを超える定格電流が可能になっている。 しかしながら、これらのシャフトは、極の間での電気的な絶縁の特性と干渉することがあり、そしてそれ故に、非常に厳しい条件下で使用される場合には、好ましいものではない。 実際に、上述のアスペクトは、低電流のためのスイッチの場合にのみ、可動エレメントで採用される傾向がある。

    その結果として、容易に組み立てられることが可能であり且つ限られた数のコンポーネントで構成されるよりコンパクトなアセンブリ構造を作り出すために、可動エレメントの使用を、定格電流及び遮断容量に関して高い性能を提供するようにデザインされたスイッチに対しても、拡げる必要性が存在する。

    これらの考慮に基づいて、本発明の主題を形成する主なるタスクは、上述の限界及び欠点が克服されることを可能にするスイッチを提供することにある。

    このタスクの枠組みにおいて、本発明の目的は、コンパクトな構造を有し、容易に組み立てられることが可能であり、且つ限られた数のコンポーネントで構成されるスイッチを提供することにある。

    本発明の主題を形成するもう一つのタスクは、スイッチを構成する異なる部品の間の摩擦が、大幅に制限され、且つ高い性能及び長い寿命と両立することが可能なスイッチを提供することにある。

    本発明の更なる目的は、高い信頼性を有し、製造が容易で、且つ、コストの競争力を備えたスイッチを提供することにある。

    上記のタスク、並びに上記の目的、及び以下においてより明瞭になるであろう他の目的は、本発明のスイッチにより、実現される。
    本発明のスイッチは:
    − 各極のために、互いに接続されまたは互いから切り離されることが可能な、少なくとも一つの固定接点と少なくとも一つの移動接点を収容するアウター・ケーシングと;
    − 前記スイッチの各極のために少なくとも一つのシートを有する、形状が付与されたボディにより規定される可動エレメントと;を有し、
    それぞれのシートは、対応する極の少なくとも一つの移動接点を収容するようにデザインされている。

    本発明に基づくスイッチの特徴は、
    − 可動エレメントの移動を可能にするために、可動エレメントに動作可能に接続されたコントロール機構を有し、前記コントロール機構は、アウター・ケーシングに接続された構造的部分により支持される機械的手段を有していること、及び、
    − 前記コントロール機構の構造的部分に拘束され、前記可動エレメントそれ自体のための回転の中心を提供するヒンジ接続手段により可動エレメントに動作可能に接続された支持手段を有することにある。

    本発明に基づくスイッチは、可動エレメントの径方向の寸法により特徴付けられる。 その寸法は、回転の中心及び回転ピンとともに可動エレメントそれ自体を提供する支持手段の存在のおかげで、自由に拡張可能であり、その支持手段は、その支持及びその回転のために必要な支持領域を限定する。 前記支持手段は更に、コントロール機構の構造のみに、直接的に拘束され、このことは、アセンブリのオペレーション及びスイッチのメインテナンスをかなり容易にする。

    本発明の更なる特性及び利点は、例示の目的で添付図面に示された、本発明に基づくスイッチの好ましいが非限定的である実施形態の説明により、一層明確になるであろう。

    図1〜15に示すように、本発明に基づくスイッチ1は、一つまたはそれ以上の電気的な極を収容するアウター・ケーシング2を有している。 各極は、互いに結合され又は互いから切り離される少なくとも一つの固定接点10と少なくとも一つの移動接点20により規定される。 アウター・ケーシング2はまた、可動エレメント50を収容し、その可動エレメントは、形状が付与されたボディで構成され、絶縁材料、好ましくは熱硬化樹脂で作られ、スイッチ1の各極のための少なくとも一つのシート25を有している。 可動エレメント50には、コントロール機構が動作可能に接続されている。 このコントロール機構は、基本的に機械的手段で構成され、構造的部分70により支持され、以下において詳細に規定されているように、例えばタイ・ロッド62の使用により、アウター・ケーシング2に安定的に接続されている。

    図1に示すように、スイッチ1は、エネルギー貯蔵式のコントロール機構60を有している。 この機構は、高い値の定格電流および/または遮断容量を想定するアプリケーションにおいて、通常使用されているものである。 それに代わって、前記コントロール機構は、直接的なタイプ61のコントロール機構(図2の中に示されている)により、置き換えられることも可能である。 このようなコントロール機構は、より低い定格電流および/またはより低い遮断容量の場合に、特に適している。

    本発明に基づくスイッチ1の特徴は、コントロール機構60の構造的部分70に拘束され、それと同時に、ヒンジ接続手段により可動エレメント50に接続された支持手段を有することにある。 後続の説明から明らかになるように、この支持手段は、アウター・ケーシング2に対して可動エレメント50を支持し、更なる接触領域の形成(上述したように、これは好ましくない摩擦の現象の原因である)を防止する。 この支持手段は、それと同時にまた、可動エレメントそれ自体のための回転の中心を提供して、支持の機能を実現する。 このソリューションは、収容ケーシングが可動エレメントのための支持手段として使用されるタイプの従来のソリューションや、可動エレメントの周りを取り囲む特定のサポートが使用され、しかしながら、相対的なコンタクトのための拡張された領域が生ずる他のソリューションとは、完全に異なっている。

    図3及び4に示すように、アウター・ケーシング2は、好ましくはボトム3で構成され、このボトムは、スペースを形成するようにリッド4に結合され、そのスペースの中に、スイッチ1の、厳密に電気的なコンポーネントが収容される。 特に、このボトム3は、第一の結合表面6Aを有し、そこから、突出部5Aのシリーズが出現している。 それらの突出部は、リッド4の第二の結合表面6Bの上に設けられたキャビティ7Bの中に挿入されるようにデザインされている。 同様にまた、この第二の表面6Bから他の突出部5Bが突出している。 これらの突出部は、第一の結合表面6Aの上に設けられた対応するキャビティ7Aの中に挿入されることが可能である。 基本的に、二つの結合表面6A及び6Bは、少なくとも部分的に、幾何学的に共役のまたは相補的な形状を有しており、その形状は、ケーシング2を構成する部品の特定の部分が互いに侵入し合うことを可能にする。

    図5及び6に示すように、結合の強さは更に、一連の固定ネジ9により確保される。 これらの固定ネジは、スイッチ1の通常運転の間に、それが曝される応力に対するケーシング2の適切な抵抗を確保する。 図に示されているように、これらの固定ネジ9は、孔13の中に挿入され、それらの孔は、ボトム3の上及びリッド4の上の両方に形成されている。 また、それに代わって、それらは、例えば、ボルトまたはタイ・ロッドなどの、他の機能的に等価な手段により置き換えられることも可能である。

    それに代わって、アウター・ケーシングは、いわゆる“開いた”または“エア・サーキッット・ブレーカ”(ACB: air circuit breaker)タイプのスイッチにおいて広く使用されているように、金属シートで作られることも可能である。

    図9は、収容ケーシング2のボトム3の内側のより明瞭な図を示している。 この収容ケーシングの上に、固定接点10が、予め配置され、それぞれ電極21に電気的に接続される。 図示された固定接点10は、それぞれアクティブ部分10Aを有している。 このアクティブ部分は、移動接点20の上に設けられた対応するアクティブ部分20Aと接触する。 固定接点10と可動接点20の両方は、好ましくは、アーク・シュート11を有している。 このアーク・シュートは、接点それ自体のアクティブ部分の劣化を制限するために、電気的なアークをそらせる機能を有している。

    金属アウター・ケーシングの使用の場合には、既知の技術と同様に、絶縁エレメントが、固定接点とケーシングそれ自体の間にセットされる。

    図4及び6に示すように、リッド4は、好ましくは絶縁材料で作られることが可能であり、それによって、スイッチを構成する金属部分の間の電気的な絶縁を改善する。 リッド4がボトム3に結合されているので、リッドは、スイッチの各極のための少なくとも一つのアーク・チャンバー200を形成する。 好ましくは、それぞれのアーク・チャンバーの中に、アーク・ブレーキング・エレメントが収容される。 このエレメントは、スイッチ1接点の分離に続いて発生するアークの消失を容易にする機能を有している。

    それぞれのアーク・チャンバー200は、少なくとも一つのトップ開口203を有している。 このトップ開口は、電気的なアークの発生に続いて発生するガスの排出のための出口を構成する。 リッド4はまた、サイド開口204を有している。 これらのサイド開口は、例えば、コントロール機構60と可動エレメント50の間で、接続手段の取り付けまたは取り外しを行うために、および/または、状態(例えば、開放、閉鎖、トリップ)を送信するためのシャフトまたはバーの通過を可能にするために、オペレータが可動エレメント50にアクセスすることを可能にする。

    再び図1及び2に示すように、収容ケーシング2は、好ましくは、保護マスク5で完成されることが可能である。 その保護マスクは、リッド4に取り付けられ、そしてもし必要であれば、オペレータにより容易に取り外され、スイッチ1の内部の部品へのアクセスを可能にする。

    図7及び8は、本発明に基づく可動エレメント50の可能性のある実施形態、特に、三極スイッチのための可動エレメントに関係している。 このことは、異なる数の極を有するスイッチのためにも使用される、これまでに述べた技術的なソリューションの可能性を排除するものではない。 今度は、図7に示すように、可動エレメント50は、スイッチ1の各極のためのシート25を有する形状が付与されたボディにより規定される。 それぞれのシート25の中に移動接点20が収容されている。 この移動接点は、図8の中に明確に示されているように、単一の部品あるいは複数の互いに隣接するコンポーネントで作られることが可能である。 これらのシート25は、互いに隣接するように作られ、そして、その中に収容された移動接点20が、可動エレメントそれ自体に対する回転の共通の軸100を有するように、特に配置されている。 後者は、横方向の回転ピンで物理的に構成され、それらの回転ピンは、シート25のそれぞれの中にある適切なハウジング23の上に配置されている。

    その好ましい実施形態において、シート25は、フロント・ウオール26、フロント・ウオール26の実質的に反対側のリア・ウオール27、実質的に互いに反対側の第一のサイド・ウオール28及び第二のサイド・ウオール29により、基本的に規定される。 これらの壁面は、少なくとも一つの第一の開口及び一つの第二の開口を形成するように、互いに対して配置され、それらの開口から、対応する移動接点20及び電気的接続の手段47(図8を参照)が、それぞれ、突出している。 後者は、例えば銅製の編組みで構成されていて、移動接点20を電極22に電気的に接続する。 その電極は、次に、スイッチ1が挿入されている電気的なネットワークに接続されている。 ダブルの遮断の、既知の原理に従って機能するスイッチ1の場合には、好ましくは、先に述べたものと全て同様な固定接点の更なるシリーズと結合するようにデザインされた他の電気的な接点が、第二の開口から突出することもある。

    可動エレメント50は、接続パーツ55A及び55Bを有していて、それらは、実質的に円形であり、互いに隣接する二つのシート25の間に配置されている。 図7及び8に図示されたソリューションにおいて、シート25により占められたスペースに対して、これらの円形の接続パーツ55A及び55Bが、その一部で、突出している。 このソリューションは、可動エレメントの、単に可能性のある実施形態として考えられ、排他的なものでは絶対的にない。

    これらの接続パーツ55のそれぞれは、以下において説明するように、可動エレメント50の支持手段への接続のための少なくとも一つの径方向のリセスを有している。 より正確には、図7及び8に図示された可動エレメント50は、それぞれ、第一の接続パーツ55A及び第二の接続パーツ55Bを有し、それらは、第一の径方向のリセス51及び第二の径方向のリセス52を有している。

    図7の中に再び図示された可能性のある実施形態において、支持手段は、少なくとも一つの第一の支持アーム80及び一つの第二の支持アーム81で構成され、それらは、少なくとも二つの互いに反対側の端を有している。 特に、前記アームは、それぞれ、可動エレメント50に接続された少なくとも一つの第一の作用側エンド85、及び、コントロール機構60及び61の構造的部分70で拘束される一つの第二の保持側エンド86を有している。 好ましい実施形態によれば、二つの支持アーム80及び81は、“三裂葉状の(three-lobed)”形状を有し、それは、前述の第二の保持側エンド86に隣接する第三の保持側エンド86Aを有している。

    図9は、本発明に基づくスイッチ1の第一の実施形態の分解組立図を示し、これは、エネルギー貯蔵式のコントロール機構60を備えている。 機構60の構造的部分70は、第一のサイド71及び第二のサイド72を、基本的に有し、それらの間に、可動エレメント50の移動のために必要な機械的手段がセットされている。 これらのサイド71及び72の間に、横方向のウオール74がセットされている。 このウオールは、コントロール機構60の機械的な剛性を増大させる目的を有している。 この横方向のウオール74のサイドに、ローディング・レバー35が配置されている。 その代わりに、このローディング・レバーは、機械的手段のスプリングに負荷をかけるためのデバイス36を動作させる機能を有している。

    図示されたソリューションにおいて、第一のサイド71はまた、サイド開口77を有し、このサイド開口77は、スイッチ1の状態(例えば、開放、閉鎖、トリップ)を送信するための部材79が突出することを可能にするために設けられている。

    図9の中に示されているように、支持アーム80及び81は、好ましくは、それぞれのサイド71及び72の外側で、取り外し可能な固定手段73の使用(例えばネジまたはそれに代わってリベット)により、コントロール機構60に拘束される。 更なる構成において、支持アーム80及び81は、固定手段を使用することなく、サイド71及び72を備えた単一のボディで作られることも可能である。

    コントロール機構60の構造的部分70は、固定用の突出部78を有し、これらの突出部は、コントロール機構それ自体の、スイッチ1の収容ケーシング2、特にそのボトム3への固定を可能にする。 既に述べたように、固定は、好ましくは複数のタイ・ロッド62により行われ、それらのタイ・ロッドは、アウター・ケーシング2のボトム3に形成されたスルー・ホール83の中に挿入され、そして、固定用の突出部78の上に設けられたネジが切られたキャビティ34の中にネジで結合される。

    前記接続が、可動エレメント50を、ケーシング2に対して片持梁式に実質的に吊り下げさせることが明らかである。 そして、それが曲げに対するより大きな抵抗を可能にし、そしてそれ故に、可動エレメントそれ自体により安定的な位置調整を可能にする限りにおいて、支持アーム80及び81の“三裂葉状の”形状は、前記目的のために特に好ましい。

    先に既に述べたように、支持アーム80及び81は、ヒンジ接続により、可動エレメント50の回転の中心を提供する。 後者は、可動エレメント50の接続パーツ55A及び55Bの中に予め配置された前記径方向のリセス51及び52の中に得られる。 特に図7に示すように、ヒンジ接続手段は、各支持アーム80及び81のために、回転ピン110及び111を有し、このピンは、第一の作用側エンド85の上に作られた第一の孔84の中、及び可動エレメント50の上に設けられた第二の孔の中に、挿入される。

    図7及び図14は、これらの回転ピン110及び111の好ましい実施形態を示す。 これらの回転ピンは、少なくとも一つの第一のキャリブレイトされた長手方向部分112を有し、この長手方向部分は、対応する支持アーム80または81の上に作られた第一の孔84の内側の表面に結合される。 それぞれのピンはまた、好ましくは、第二の保持部分113を有し、この部分は、可動エレメント50の第二の孔の中に、摩擦力によりまたはネジにより、拘束される。 実際には、第二の部分113は、可動エレメント50に対するピンの位置調整を可能にし、これに対して、キャリブレイトされた部分112は、それを支持する支持アーム80及び81に対する、可動エレメントそれ自体の回転を可能にする。 組み立ての観点から、上記のソリューションは、可動エレメント50の中で径方向のリセス51及び52に対応する位置にその位置を調整することを容易にする軸方向寸法の中に、それぞれの回転ピンが含まれる限りにおいて、極めて好ましい。

    図14に、問題の接続の断面図を示す。 この図は、このソリューションの利点の理解を可能にするものである。 回転ピンは、それらの動作位置に、配置されていて、ハウジング・シート25のサイド・ウオールの上に作られたギャップ114を利用している。 回転ピン110及び111の収容される軸方向の寸法はまた、好ましくは、接続の機械的な信頼性を改善する。

    それに代わって、二つのピン110及び111は、単一の横方向のピンにより置き換えられることも可能である。 このピンは、それが可動エレメント50の中に挿入されたときに、径方向のリセス51及び52の両方に到達する。

    図7,9及び15は、コントロール機構60と可動エレメント50の間の接続の可能性のあるモードの理解を可能にする。 特に、コントロール機構60は、第一の接続ロッド91及び第二の接続ロッド92を有し、それらは、共通の横方向の駆動ピン131により、可動エレメント50に動作可能に接続されている。 接続ロッド91及び92は、可動エレメント50のシート25のフロント・ウオールに形成された中空のセクタ57の中に挿入され、駆動ピン131を収容するために、横方向に孔が開けられている。

    特に図7に示すように、これらの中空のセクタ57は、実質的に同一のサイドで、可動エレメント50の上に作られ、その上に、支持アーム80及び81の接続のために使用される径方向のリセス51及び52が、設けられている。 複数の中空のセクタ57の存在は、それが、使用されるコントロール機構のタイプに応じて、可変の距離で接続ロッド91及び92の位置調整を可能にする限りにおいて、特に好ましい。

    中空のセクタ57の代りに、孔が開けられた径方向の突出部が、駆動ピン131の挿入のために、設けられることも可能である。 しかしながら、後者は、何れの場合にも、可動エレメント50の回転の軸に対して偏心した位置に配置されていなければならない。 この軸は、支持アーム80及び81に結合された前述の回転ピン100及び101により設けられる。 このように、駆動ピン131の変位に続いて、可動エレメント50を駆動するトルクが発生され、その結果として、移動接点20が回転する。

    図10は、本発明に基づくスイッチ1の第二の分解組立図であって、この図から、それを用いてスイッチが組み立てられることが可能である形式についての説明がなされる。

    最初のステップは、支持アーム80及び81の可動エレメント50への組み込みを想定している。 このステップに続いて、シート25の中への移動接点20の取り付けが行われる。 移動接点20は、好ましくは、このステップにおいて、前述の電気的な接続手段21により既に対応する電極22に接続される。

    次に、可動エレメント50が、ボトム3とリッド4の間結合により作り出されたアウター・ケーシング2の内部に取り付けられ、次いで、コントロール機構60に接続される。 特に、運動学的手段の接続ロッド91及び92は、その中空のセクタ57に対応する位置で、そして横方向のピン131の使用により、可動エレメント50に固定される。

    次に、支持アーム80及び81が、コントロール機構60の構造70のサイド71及び72に、取り外し可能な固定手段73により、アームそれ自体の上に設けられた保持側エンド86及び86Aに対応する位置で、固定される。

    次に、コントロール機構60が、正確な動作位置に、それをボトム3に安定的に接続する軸方向のタイ・ロッド62の使用により、配置される。 コントロール機構60のサイド71及び72の形状は、リッドのリア・ウオール32と噛み合わされるように、形成されている。 そのリッドは、実際にはコントロール機構それ自体とボトム3の間のスペーサとして、機能する。 このように、コントロール機構60から吊り下げられた可動エレメント5もまた、正確な動作位置に取り付けられる。 絶縁材料で作られたリッド4の存在は、電気的な部品からのコントロール機構の絶縁の改善にも、寄与する。

    例えば、エア・サーキッット・ブレーカ(ACB)の典型的な構造の場合などのような、金属シートで作られているケーシングの場合には、コントロール機構の構造のサイドの形状は、アウター・ケーシングのボトムと、直接的に噛み合わされるように形成されていてもよい。

    図11に、以上で説明した組み立てのメイン・ステップの最後でのスイッチ1を示す。 特に、この図は、リッド4のサイド31の上に作られたサイド開口204の理解を可能にする。 このサイド開口は、リッドそれ自体の内部へのアクセスを可能にし、それにより、コントロール機構60を可動エレメント50に接続する横方向の駆動ピン131の取り付けまたは取り外しを可能にする。 このソリューションは、ケーシング2を構成する二つの壁面を取り外すことなく、スイッチ1からのコントロール機構60の取り外しを、基本的に可能にするものであり、実用的な観点から明白な利点を備えている。

    図12は、本発明に基づくスイッチ1の第二の実施形態の分解組立図であって、直接的なタイプ61のコントロール機構を有している。 エネルギー貯蔵式のコントロール機構60とは異なり、直接的なコントロール機構61が、より低い値の電流および/または遮断容量のために使用される。 これは、オペレータにより、スイッチ1を閉じ、開きまたはリセットするためのコントロール・レバー76を有している。 この直接的なコントロール機構61は、異なる構造的形態を有しているが、好ましくは、ケーシング2のボトム3に、先に述べたものと同じ形式に従って、接続されるのに適している。

    直前に述べたことから、本発明に基づくスイッチ1の他の利点が、以下の事実により表現されることが理解されるであろう;即ち、このスイッチは、図13の中に概略的に示されているように、コントロール機構の、異なる構造及び性能を有するコントロール機構との、便利な交換を可能にするように、構造的に構成されている。

    直接的なタイプ61のコントロール機構は、それ故に、単に、駆動ピン131を引き抜き、支持アーム80及び81をコントロール機構60のサイド71及び72から分離し、そしてタイ・ロッド62を取り除くことにより、後者をケーシング2のボトム3から解放するだけで、容易にエネルギー貯蔵式のコントロール機構60と置き換えられることが可能である。 このように、一つの且つ同一のスイッチ1が、異なるアプリケーションにおいて、使用されることが可能であり、かくして、大幅な機能的なフレキシビリティを実現する。

    本発明に基づくスイッチのために採用された技術的なソリューションは、かくして、予め設定されたタスク及び目的が完全に実現されることを可能にする。 このスイッチは、コンパクトな内部構造を有し、容易に組み立てられることが可能であり、そして、限られた数のコンポーネントで構成される。 支持手段の使用は、摩擦の領域の限定を可能にし、かくして、スイッチの機械的な効率を改善する。

    このスイッチは、かくして、数多くの変更及び変形が可能であり、それらの全てが、本発明のアイデアの範囲の中に含まれる;更に、アイテムの全ては、他の技術的に等価なもので構成されても良い。

    事実、使用される材料、並びに有り得る寸法及び形状は、要求及び技術準に応じて、いかなるものであっても良い。

    図1は、本発明に基づくスイッチの第一の実施形態の第一の斜視図であって、エネルギー貯蔵式のコントロール機構を有している。

    図2は、本発明に基づくスイッチの第一の斜視図であって、直接的なコントロール機構を有している。

    図3は、本発明に基づくスイッチの、アウター・ケーシングのコンポーネントの可能性のある実施形態の第一の斜視図である。

    図4は、本発明に基づくスイッチの、アウター・ケーシングのコンポーネントの可能性のある実施形態の第一の斜視図である。

    図5は、図3及び4に示されたアウター・ケーシングのコンポーネントの第二の斜視図である。

    図6は、図3及び4に示されたアウター・ケーシングのコンポーネントの第二の斜視図である。

    図7は、本発明に基づくスイッチの、可動エレメント及び支持手段の可能性のある実施形態の斜視図である。

    図8は、本発明に基づくスイッチの、可動エレメント及び支持手段の可能性のある実施形態の斜視図である。

    図9、本発明に基づくスイッチの、図1に示されたコンポーネントの第一の分解組立図である。

    図10は、図1に示されたスイッチの第二の分解組立図である。

    図11は、図1に示されたスイッチの斜視図である。

    図12は、図2に示された本発明に基づくスイッチの分解組立図である。

    図13は、本発明に基づくスイッチの概略図であって、互換性のあるコントロール機構を有している。

    図14は、本発明に基づくスイッチの、支持手段と可動エレメントの間の接続の可能性のある形状の概略断面図である。

    図15は、本発明に基づくスイッチの、コントロール機構と可動エレメントの間の接続の可能性のある形状の概略断面図である。

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