Trip device of the circuit breaker having an electrical failure display

申请号 JP3158799 申请日 1999-02-09 公开(公告)号 JP4152516B2 公开(公告)日 2008-09-17
申请人 シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエスSchneider Electric Industries Sas; 发明人 ジャン‐ピエール、ネロー; ジル、ビュディヨン; ピエール、バジンスキー;
摘要
权利要求
  • 電気的故障の発生により機械機構(12)に引外し指令を伝達するように活性位置でアクチュエータ(16)と協働 して回動し、第1の作動部(30)と第2の作動部(32)とに細分割される回動トリップ部材(18)と、
    前記機械機構(12)が引外した後に前記故障を表示する表示装置(20)と、
    前記トリップ部材(18) の前記第1の作動部(30)を非活性位置に復帰させて遮断器を再度閉極できるようにする復帰手段と、を備え、
    前記トリップ部材(18) の第1の作動部(30)は、前記アクチュエータ(16)の引外しロッド(24)に係合 し、前記トリップ部材(18)の第2の作動部(32) は、前記表示装置(20)に連動し、
    機械的係合部材(36)が前記2つの作動部(30,32)間に配設され、連結位置と非係合位置のいずれの位置でも用いることができるように調整され、
    前記機械的係合部材(36)が前記連結位置にあるとき、前記活性位置で前記回動トリップ部材(18)が前記アクチュエータ(16)と協働することにより、前記第1の作動部(30)が前記機械機構(12)に引外し指令を伝達するとともに、前記表示装置(20)に表示された故障情報を保持するように前記第2の作動部(32)が操作レバー(38) によりロック され
    この一方、前記機械的係合部材(36)が前記非係合位置にあるときは、 前記活性位置で前記回動トリップ部材(18)が前記アクチュエータ(16)と協働することにより、前記第1の作動部(30)が前記機械機構(12)に引外し指令を伝達するとともに、前記表示装置(20)に表示された故障情報を保持するように前記第2の作動部(32)が操作レバー(38)によりロックされた後、前記第1の作動部(30)が 前記復帰手段により前記非活性位置に自動的に復帰する、
    ことを特徴とする電気遮断器用のトリップ装置。
  • 前記回動トリップ部材(18)の前記2つの作動部(30,32)間に配設された前記機械的係合部材(36)は、前記連結位置から前記非係合位置に切換えることができ、また、これとは逆に、前記非係合位置から前記連結位置へ切換えることができることを特徴とする請求項1に記載のトリップ装置。
  • 前記操作レバー(38)は、回転軸(40)が軸通され、前記非活性位置において前記第2の作動部(32)を保持する第1の位置と、前記活性位置において前記第2の作動部をロックする第2の位置との間で回動可能に枢着されることを特徴とする請求項1または2に記載のトリップ装置。
  • 前記機械機構(12)が引外した後に、復帰バネ(46)が 前記第2の位置に向けて前記操作レバー(38)を押圧することを特徴とする請求項 に記載のトリップ装置。
  • 前記機械的係合部材(36)は、前記2つの作動部(30,32)間の平行な相対運動に追随して凹部(66)に係合して作動するように設計された凸伝動部(64)を備えることを特徴とする請求項1に記載のトリップ装置。
  • 前記トリップ部材(18)の前記作動部(30,32)は、復帰バネ(48,50)により前記非活性位置に向けてそれぞれ押圧されることを特徴とする請求項5に記載のトリップ装置。
  • 前記アクチュエータ(16)は、前記引外しロッド(24)に係合された作動コイルおよび移動可能コアを有し、前記トリップ部材(18)に垂直に延在する電磁リレーにより形成されることを特徴とする請求項1に記載のトリップ装置。
  • 前記電気的故障表示装置(20)は、前記第2の作動部(32)が駆動されて前記活性位置に移動するときに、伝動レバー(68)により操作される補助接触子(27)を備えることを特徴とする請求項1に記載のトリップ装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、電気的故障が発生した場合に機械機構に引外し指令を伝達するように活性位置でアクチュエータと協働する回動トリップ部材と、この機械機構が引外した後に上記故障を表示する表示装置と、上記トリップ部材を非活性位置に戻して遮断器の再度の閉極を可能にする復帰手段と、を備える電気遮断器用のトリップ装置に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    電気的故障信号SDE機能は、電気的故障に基づく引外しの性質を示す。 これには、同時に遮断器を開極状態にロックする機械的・電気的な表示が含まれる。 遮断器を再び閉極することは、表示装置を休止位置に戻すことによりユーザがロック状態を解除した後にのみ可能になる。
    【0003】
    ある応用では、故障情報を保持したままで、始動後に遮断器を再度閉極してサービスの継続を確実にすることが既に提案されている。 現在まで知られているトリップシステムは、動作モードを切替できないシステムであり、製造時にカスタマイズしなければならない。
    【0004】
    従って、次の2つのタイプの遮断器が得られる。 即ち、
    (1)故障の表示が解除されない限りコンタクトを再閉極することができない、第1のタイプの遮断器または、
    (2)故障の情報を保持する一方でコンタクトを再閉極することができる、第2のタイプの遮断器のいずれかである。
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    しかしながら、このようにトリップシステムが2つあることにより工場の製造管理が複雑になる、という問題点があった。 これに加えて、顧客はその必要に応じて発注時にいずれかの引外しタイプを選択しなければならない、という問題点もあった。
    【0006】
    本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気的故障表示を有する遮断器用のトリップ装置であって、故障が表示されている場合に、遮断器を再閉極する動作モードと、再閉極しない動作モードのいずれについても、顧客が動作モードを自ら選択することができるトリップ装置を提供することにある。
    【0007】
    【課題を解決するための手段】
    本発明にかかるトリップ装置は、 電気的故障の発生により機械機構に引外し指令を伝達するように活性位置でアクチュエータと協働して回動し、第1の作動部と第2の作動部とに細分割される回動トリップ部材と、上記機械機構が引外した後に上記故障を表示する表示装置と、上記トリップ部材の上記第1の作動部を非活性位置に復帰させて遮断器を再度閉極できるようにする復帰手段と、を備え、上記トリップ部材の第1の作動部は、上記アクチュエータの引外しロッドに係合し、上記トリップ部材の第2の作動部は、上記表示装置に連動し、機械的係合部材が上記2つの作動部間に配設され、連結位置と非係合位置のいずれの位置でも用いることができるように調整され、上記機械的係合部材が上記連結位置にあるとき、上記活性位置で上記回動トリップ部材が上記アクチュエータと協働することにより、上記第1の作動部が上記機械機構に引外し指令を伝達するとともに、上記表示装置に表示された故障情報を保持するように上記第2の作動部が操作レバーによりロックされ、この一方、上記機械的係合部材が上記非係合位置にあるときは、上記活性位置で上記回動トリップ部材が上記アクチュエータと協働することにより、上記第1の作動部が上記機械機構に引外し指令を伝達するとともに、上記表示装置に表示された故障情報を保持するように上記第2の作動部が操作レバーによりロックされた後、上記第1の作動部が上記復帰手段により上記非活性位置に自動的に復帰することを特徴とする。
    【0008】
    本発明の特徴の一つによれば、上記トリップ部材の上記2つの作動部の間に設けられた上記機械的係合部材は、連結位置から非係合位置へ切換え可能であり、また、これとは逆に非係合位置から連結位置へ切換えることもできる。
    【0009】
    本発明の他の特徴によれば、上記操作レバーが軸上に回動可能に枢着され、非活性位置では第2の作動部上における第1の保持位置と、活性位置では上記ロックを行う第2の位置との間で作動する。 上記機械機構が引外した後に、復帰バネが上記操作レバーを押上げて第2の位置で静止させる。
    【0010】
    本発明の好ましい実施の一形態によれば、上記機械的係合部材は、上記2つの作動部の相互間の相対運動に追随して凹部と係合して作動するように設計された凸伝動部を備える。 上記トリップ部材の各作動部は、復帰バネにより非活性位置に向けて押圧される。 電気的故障表示装置は、上記第2の作動部が駆動されて活性位置に移動するときに伝動レバーにより制御される補助接触子を備える。
    【0011】
    【発明の実施の形態】
    以下、添付図面に示された本発明の実施の一形態を説明することにより、本発明の他の利点および特徴をより一層明確にする。 なお、本発明が以下の実施形態に限定されるものでないことは勿論である。
    【0012】
    図1に示すトリップ装置10は、異常電流が検出されたとき、電気的故障の発生に基づいて機械動作機構12に接続されて遮断器のコンタクトの分離を達成する。 トリップ装置10は、絶縁材料を成型したケース14内に収容され、回動トリップ部材18に連結して作動するアクチュエータ16と電気的故障信号SDEと呼ばれる表示装置20とを含んでいる。
    【0013】
    アクチュエータ16は、ケース14の収納室22内に配置された電磁リレーを備えている。 この電磁リレーは作動コイルを有し、この作動コイルは電流センサ(図示せず)に接続された処理回路に電気的に接続されている。 アクチュエータ16は引外しロッド24に連結されて平行運動可能な磁気コアを備えている。 引外しロッド24は、コイルの励起電流密度が予め設定されたしきい値を下回っているとき、または上回っているときに、それぞれセット位置または引外し位置を占有することができる。 上記リレーはフランス特許明細書第2,573,570に記載されたタイプとすることができるが、他のいずれのリレーであっても勿論用いることができる。 リレーの引外しロッド24は、装置を横断するように配設されたトリップ部材18に対して垂直に延在する。 トリップ部材18には、機械機構12の開極爪の半円筒状作動部28に引外し指令を伝達するように設計されたラテラルラグ26が備えられている。 第1の作動部30のラグ26と半円筒部28で形成される集合体は、機械機構12とともに機械的引外し係合部29を構成する。
    【0014】
    トリップ部材18がリレーの動作に従動して活性位置に移動したときに電気的故障に基づく引外しを表示する補助接触子27は、表示装置20を形成する。
    【0015】
    図2ないし図6からわかるように、トリップ部材18は、個別に形成され回転軸34に沿って横断線をなすように配設された2つの作動部30,32を備えている。 2つの作動部30,32には、連結位置(図2および図3参照)と非係合位置(図4参照)との間で操作することができる機械的係合部36が備えられている。
    【0016】
    連結位置においては、2つの作動部30,32は相互に係合し、アクチュエータ16が作動して引外し位置に移動するときに、同時に駆動されて一体のトリップ部材18をなすように回転し、活性位置にロックされる。 トリップ部材18のロックは、第2の作動部32に連結して作動する操作レバー38により達成される。
    【0017】
    操作レバー38は、第1の位置と第2の位置との間に設けられた中間軸40に回転可能に軸着される。 操作レバー38は、第1の位置では非活性位置(図5参照)で第2の作動部32を保持し、第2の位置では引外し表示位置(図6参照)で第2の作動部32をロックする。 操作レバー38の一端には保持フック42が備えられ、この保持フック42は、第1の位置で第2の作動部32の爪受面44に係合して作動する(図5参照)。 操作レバー38の他端45は押圧バネ46の動作に従動し、押圧バネ38は、爪受面44から保持フック42が外れた後に操作レバー38を第2の位置にまで移動させようとする(図6参照)。
    【0018】
    トリップ部材18の作動部30,32にはそれぞれ非活性位置に向けて復帰バネ48,50により押圧されている。 これらの復帰バネ48,50は、対応する作動部30,32の円筒状の端部52,54に巻着されたねじりバネで形成される。 第1の作動部30にはケース14の一側面の表面部に設けられた軸受内に収容された第1の回転軸56が備えられている。
    【0019】
    第2の作動部32も同様に、反対側表面部の軸受内に設けられ第1の回転軸56とともにトリップ部材18の回転軸34をなすように配設された第2の回転軸58を備えている。 第2の作動部32の端部54は、半シャフト62により軸方向に延在し、半シャフト62は、第1の作動部30のもう一つの半シャフト60に対向するように配設される。
    【0020】
    機械的係合部36は、第2の作動部32から突出する凸部64を備え、平行運動により、第1の作動部30が備える凹部66の切込みに係合し、連結位置を取得するように設計されている(図3参照)。 凸部64が凹部66の切込みから離れるとすぐに反対方向の平行運動により機械的係合部36が駆動されて非係合位置に移動する(図4参照)。
    【0021】
    トリップ装置10の動作を図1ないし図6に従って以下に説明する。
    【0022】
    トリップ部材18の機械的係合部36を連結位置から非係合位置へセットし、またこれとは逆に、非係合位置から連結位置へセットすることにより、ユーザは本発明に従ってトリップ装置10の2つの動作モードを取得することができる。
    【0023】
    (1)連結位置における動作第2の作動部32を第1の作動部30の方へ移動させ(図3参照)、即ち、2つの半シャフト60,62を相互に近接させることにより、凸部64を凹部66内に挿入する。 故障がないときは、トリップ部材18は非活性位置にあり、アクチュエータ16はセット位置にある。 保持フック42は第2の作動部32の爪受面44に接しており、バネ46は縮退している。
    【0024】
    異常電流が発生すると、アクチュエータ16のロッド24が引外し位置に移動し、第1の作動部30を駆動して回動させ、第2の作動部32を活性位置に移動させる。 フック42が解放され、バネ46の伸長により操作レバー38が第1の保持位置から第2のロック位置へ移動する。 トリップ部材18の第1の作動部30のラグ26が遮断器の機械機構12に引外し指令を伝達し、第2の作動部32が伝動レバー68により表示装置20に連動して電気的故障信号機能SDEを作動させる(図6参照)。 SDE機能は、ユーザに電気的故障に基づく引外しの性質を示し、操作レバー38は、トリップ部材18が活性位置に留まるようにこれを積極的にロックする。 遮断器は、開極状態を維持したままであり、操作レバー38に対する、人為的または電気的機械的な操作がなければ、コンタクトを再び閉極することは全く不可能である。
    【0025】
    遮断器を再閉極するためには、ユーザは操作レバー38の後端を押えることにより(図6の矢印F参照)、自発的にトリップ部材18のロックを解除しなければならない。 2つのバネ50,52がトリップ部材18を非活性位置に戻し(図5参照)、操作レバー38を第1の保持位置で係止させる。 これにより機械機構12が簡単に作動して遮断器のコンタクトを閉極させる。
    【0026】
    (2)非係合位置における動作機械的係合部36を非活性位置に移動させるには、第2の作動部32を単に引下げるだけでよい。 この設定動作はユーザの操作により行うことができる(図4参照)。 故障がなければ、トリップ装置10は図5のセット状態にある。
    【0027】
    電気的故障の発生に追随してアクチュエータ16が引外し信号を受取ると、トリップ部材18の2つの作動部30,32が駆動されて回動し、活性位置に移動する。 これにより遮断器が機械的引外し機構29により引き外され、また、表示装置20の補助接触子27により電気的故障が表示される。 第1の作動部30による第2の作動部32の回動は、引外しに対応する回転方向への片側方向のみである。 引外しと反対の方向においては、二つの作動部30,32間の係合が全て解除されている。 第2の作動部32は活性位置においては操作レバー38により活性位置でロックされたままであるが(図6参照)、第1の作動部30はバネ48による引戻し動作により非活性位置に自動的に戻る。 故障表示SDEは表示を保持するが、遮断器を引外して閉極状態にし、サービスを継続することができる。
    【0028】
    このように、引外し後に、ユーザは、発生した故障の情報を保持したままで、遮断器の再度の閉極を命令することができる。
    【0029】
    機械的係合部36の設定は、2つの作動部30,32における連結位置と非係合位置との間で完全に切替え可能である。 このように、ユーザが要求する応用次第で、連結位置から非係合位置へ切替え、さらにまた連結位置へ戻すことが可能である。
    【0030】
    なお、機械的係合部36の凸部と凹部についても、本発明の技術的範囲から逸脱することなく置換可能であることは明らかである。
    【0031】
    【発明の効果】
    以上詳述したとおり、本発明は、以下の効果を奏する。
    【0032】
    即ち、本発明に係るトリップ装置によれば、2つの作動部の間に配設されて連結位置と非係合位置とのいずれの位置でも用いることができる機械的係合部材を備えるので、電気的故障が表示されている場合に、故障表示を保持したまま遮断器を再閉極する動作モードと、故障表示を解除しなければ遮断器を再閉極できない動作モードのいずれの動作モードについても、ユーザは自ら選択することができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明にかかるトリップ装置の透視図である。
    【図2】図1に示すトリップ部材の拡大透視図を示す。
    【図3】機械的係合部が連結位置にあることを示す、図1の3−3切断線に沿った横断面図である。
    【図4】機械的係合部が非係合位置にあることを示す、図1の3−3切断線に沿った横断面図である。
    【図5】トリップ部材が作動していない非活性位置にあることを示す、図1の5−5切断線に沿った縦断面図である。
    【図6】引外し後の装置の図1の5−5切断線に沿った縦断面図である。
    【符号の説明】
    10 トリップ装置12 機械機構16 アクチュエータ18 トリップ部材20 表示装置24 引外しロッド27 補助接触子28 操作レバー30 第1の作動部32 第2の作動部36 機械的係合部40 回転軸48,50 復帰バネ64 凸伝動部66 凹部68 伝動レバー

    QQ群二维码
    意见反馈