Terminal unit of multipolar switch

申请号 JP35320199 申请日 1999-12-13 公开(公告)号 JP2001167682A 公开(公告)日 2001-06-22
申请人 Fuji Electric Co Ltd; 富士電機株式会社; 发明人 KAWADA HISAO; UCHIDA NAOJI; KUBOYAMA KATSUNORI; YAMAZAKI MITSUYOSHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To lengthen an insulation distance of a switch terminal without increasing a size of a switch main body.
SOLUTION: An inter-face insulation distance G of a terminal 9b and an insulation distance H between panel cut sides P become larger than a switch 1 itself, by mounting the terminal unit 8 having a connecting conductor 9 connected to a terminal 4 of the switch 1 on the terminal of the switch 1 and by connecting an outer electric wire 10 to the terminal 9b of the connecting conductor 9. Since a shape and a size of the unit switch 1 or an unit case 12 of the terminal unit 8 are set regardless of a case 2 or cover 3 of the switch 1, a required insulation distance can be ensured without increasing a size of a switch main body.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】ケースとカバーとからなる絶縁箱体の前後に、電源側及び負荷側の各極端子が互いに隣接してそれぞれ配置され、前記カバーには前記各極端子の真上にねじ締め穴が設けられた多極開閉器において、 一端に前記端子に接続される接続部を有し、他端に電線が接続される端子部を有する各極別の接続導体と、これらの接続導体の前記接続部を外部に突出させ、前記端子部を囲む絶縁ハウジングとからなり、この絶縁ハウジングの内部は相間隔壁により各極別の配線空間に区画され、これら配線空間はそれぞれ前記接続部を突出させる側の端部が閉塞され、その反対側の端部に電線挿入口が開口するとともに、この電線挿入口と前記端子部との間に電線を導く電線通路が構成され、また絶縁ハウジングには前記端子部の真上にねじ締め穴が設けられ、前記絶縁箱体の電源側端部に前記ケースのねじ締め穴を覆うようにして装着されることを特徴とする多極開閉器の端子ユニット。
  • 【請求項2】前記接続導体の端子部側が接続部側よりも低くなるように段差を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の多極開閉器の端子ユニット。
  • 【請求項3】前記電線通路の上下壁面に、前記端子部に向かって電線を案内する傾斜を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の多極開閉器の端子ユニット。
  • 【請求項4】前記電線通路の側壁面に、複数の条溝を上下方向に形成したことを特徴とする請求項3記載の多極開閉器の端子ユニット。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁箱体の前後に電源側及び負荷側の各極端子が互いに隣接してそれぞれ配置された配線用遮断器などの多極開閉器に関し、特に電源側端子の相間絶縁距離を増やすための端子ユニットに関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、開閉器の端子間絶縁距離は、開閉器の絶縁箱体を形成するケース及びカバーの形状により決定されている。 すなわち、端子間絶縁距離を増やすためには、相間隔壁を大きくし、また開閉器が取り付けられる盤パネルと端子との間の絶縁距離を増やすためには、カバーのパネルカット面(盤パネルと接するカバー上面)を端子面から高くとっている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、必要とされる上記絶縁距離は、開閉器の各種規格によりそれぞれ異なっている。 そのため、従来は各規格の中の最大絶縁距離が確保できるように、絶縁箱体の寸法を定めている。
    一方、開閉器は外形寸法の縮小が求められており、最大絶縁距離を必要としない用途では、標準よりも小形の絶縁箱体が用いられている。 その結果、従来は必要な絶縁距離に応じて、2種類の絶縁箱体を用意しなければならないという問題があった。 そこで、この発明の課題は、
    開閉器を小形にしながら、上記絶縁距離を容易に増やせるようにすることにある。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、この発明は、ケースとカバーとからなる絶縁箱体の前後に、電源側及び負荷側の各極端子が互いに隣接してそれぞれ配置され、前記カバーには前記各極端子の真上にねじ締め穴が設けられた多極開閉器に、開閉器本体よりも絶縁距離が長い端子ユニットを装着するものとし、
    この端子ユニットは、一端に前記端子に接続される接続部を有し、他端に電線が接続される端子部を有する各極別の接続導体と、これらの接続導体の前記接続部を外部に突出させ、前記端子部を囲む絶縁ハウジングとからなり、この絶縁ハウジングの内部は相間隔壁により各極別の配線空間に区画され、これら配線空間はそれぞれ前記接続部を突出させる側の端部が閉塞され、その反対側の端部に電線挿入口が開口するとともに、この電線挿入口と前記端子部との間に電線を導く電線通路が構成され、
    また絶縁ハウジングには前記端子部の真上にねじ締め穴が設けられ、前記絶縁箱体の電源側端部に前記ケースのねじ穴を覆うようにして装着されるものとする(請求項1)。 このような手段によれば、絶縁ハウジングの形状により、接続導体の端子間絶縁距離及び端子・パネルカット面間絶縁距離を適宜に決定した端子ユニットを開閉器の絶縁箱体に装着し、その絶縁距離を必要に応じて開閉器本体よりも長くすることができる。

    【0005】前記接続導体は、端子部側が接続部側よりも低くなるように段差を設けるのがよい(請求項2)。
    これにより、この段差の分だけ端子・パネルカット面間絶縁距離を増やすことができる。

    【0006】前記電線通路の上下壁面には、前記端子部に向かって電線を案内する傾斜を設けるのがよく(請求項3)、これにより電線通路を長くして絶縁距離の増大を図った場合においても、端子ユニットへの電線の挿入を容易にすることができる。 また、前記電線通路の側壁面に、複数の条溝を上下方向に形成すれば、端子間の沿面絶縁距離を効果的に増やすことができる(請求項4)。

    【0007】

    【発明の実施の形態】図1〜図3はこの発明の実施の形態を示すもので、図1は端子ユニットを装着した3極開閉器の一部分を破断した平面図、図2は図1の縦断面図、図3(A)は端子ユニットの分解正面図、図3(B)は同じく分解縦断面図である。 図1及び図2において、開閉器1はモールドケース2とモールドカバー3とからなる絶縁箱体に、可動・固定接触子や、開閉機構、過電流引外し装置などが内蔵され、絶縁箱体の前後に電源側(図の左側)及び負荷側(同じく右側)の端子4(電源側のみ示す)が相間隔壁を介して隣接配置されている。
    端子4には座金5を有する端子ねじ6が設けられ、モールドカバー3のパネルカット面Pを形成する上面壁には、端子ねじ6をドライバで締めるためのねじ締め穴7
    が設けられている。

    【0008】図1〜図3において、端子ユニット8は、
    一端に端子4に接続される接続部9aを有し、他端に電線10が接続される端子部9bを有する各極別の接続導体9と、これらの接続導体9の接続部9aを外部に突出させ、端子部9bを囲むモールド樹脂の絶縁ハウジングとからなり、絶縁ハウジングはユニットカバー11とユニットケース12とに上下2分割構成されている。 端子部9bには端子4におけるものと同じ端子ねじ6が設けられている。 前記接続導体9は中間部がZ字状に屈曲され、端子部9b側が接続部9a側よりも低くなるように段差が設けられている。 ユニットカバー11は、左右の側壁11a,11aと、その間に渡る上面壁11b及び前面壁11cとにより外郭が形成され、その内側に相間隔壁11dが一体形成されている。 また、上面壁11b
    の延長上に、前方(図2の右方向)に向って延びるように、開閉器1のねじ締め穴7に被さる覆い板11eがひさし状に一体形成されている。 更に、上面壁11bには、端子部9bの端子ねじ6の真上に、端子ねじ6を締めるドライバを挿入するためのねじ締め穴13があけられている。

    【0009】ユニットケース12は、左右の側壁12
    a,12aと、その間に渡る下面壁12b及び前面壁1
    2cとにより外郭が形成されている。 図2に示すように、ユニットケース12は、ユニットカバー11との間に接続導体9を挟んで、ユニットカバー11の内側に組み合わされ、側壁12aの外側にそれぞれ前後2箇所に一体形成された爪12d(図3)と、ユニットカバー1
    1の側壁11aに爪12dに対応してあけられた穴11
    fとのスナップフィット式の係合により結合される。 この結合により形成された絶縁ハウジングの内部は、相間隔壁11dにより各極別の空間14に区画され、これら各極空間14はそれぞれ接続部9aを突出させる側の端部が前面壁11c,12cにより閉塞され、その反対側の端部に電線挿入口15が開口している。 そして、電線挿入口15と端子部9bとの間には、電線10を端子部9bに導く電線通路14aが構成されている。

    【0010】ここで、図2において、電線通路14aの上下壁面には、電線挿入口15から端子部9bに向かって電線10を案内する傾斜が設けられ、電線通路14a
    は側面から見てラッパ状に形成されている。 また、電線通路14aの側面を構成するユニットカバー11の側壁11a及び隔壁11dには、複数の条溝16(図1)が上下方向に形成されている。

    【0011】上記した端子ユニット8は、次のようにして開閉器1に装着される。 まず、各極の接続導体9を接続部9aを介して端子ねじ6により、開閉器1の電源側端子4に締めつける。 次いで、ユニットカバー11を開閉器1のカバー3に連結する。 ここで、ユニットカバー3の前面壁11cには中心に、鳩尾形断面の係合突起1
    1gが上下方向に一体形成され、これに対応してカバー3の端面に同形の係合溝3aが形成されている。 そこで、ユニットカバー11は、係合突起11gを係合溝3
    aに上方から挿入し、覆い板11eをカバー3の上面に当接させ、また前面壁11cの下端面を接続導体9の上面に当接させて図示の通り結合する。 この状態で、覆い板11eはカバー3の上面に密接してねじ締め穴7を覆う。 その後、ユニットケース12をユニットカバー11
    に下方から挿入し、爪12dを穴11fにスナップフィット式に係合させて、両者を結合する。 この状態でユニットケース12の前面壁12cは接続導体の下面に当接し、ユニットカバー11の前面壁11cとともに、ケース2及びカバー3の端面を覆う。

    【0012】端子ユニット8が装着された図1及び図2
    の開閉器1において、開閉器1の端子4の相間の絶縁距離及びパネルカット面Pとの間の絶縁距離は、端子ユニット8の端子部9b,9b(正確には座金5,5)間の絶縁距離G(図1)及びパネルカット面Pと端子部9b
    (正確には端子ねじ6)との間の絶縁距離H(図2)に置き換えられ、これら絶縁距離G,Hは開閉器本体のケース2やカバー3の形状や寸法に制約されることなく、
    必要とされる値に適宜設定可能である。 その際、絶縁距離Gは、図示の通り、電線通路14aの側壁面に複数の条溝16を上下方向に形成することにより効果的に増やすことができ、また絶縁距離Hは接続導体9に段差を設けて端子部9b側を下げることにより容易に拡大することができる。 なお、明確には図示してないが、ケース2
    及びカバー3の電源側(図1の左側)の端面にも、負荷側(同じく右側)と同様に凹部17が設けられ、ユニットカバー11及びユニットケース12の対向面には凹部17と密に噛み合う凸部が形成されていて、この噛み合い部の密着により、開閉器1と端子ユニット8の端面間に仮に若干の隙間が生じても、この隙間により相間絶縁が低下しないように配慮されている。

    【0013】

    【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、端子ユニットの装着により開閉器本体の絶縁箱体を拡大しなくても大きな絶縁距離を確保することができ、開閉器の大型化を招くことなく、必要な最大絶縁距離に対応することができる。 一つの具体例として、開閉器単独における相間絶縁距離12.7mm及びパネルカット面・端子間絶縁距離9.7mmをこの発明に係る端子ユニットの装着により、
    それぞれ50.8mm及び12.7mmに増やすことができた。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の実施の形態を示す開閉器の一部分を破断した平面図である。

    【図2】図1の縦断面図である。

    【図3】端子ユニットの分解図で、(A)は正面図、(B)
    は縦断面図である。

    【符号の説明】

    1 開閉器 2 ケース 3 カバー 4 端子 5 座金 6 端子ねじ 7 ねじ締め穴 8 端子ユニット 9 接続導体 9a 接続部 9b 端子部 10 電線 11 ユニットカバー 12 ユニットケース 13 ねじ締め穴 14 配線空間 14a 電線通路 15 電線挿入口 16 条溝

    フロントページの続き (72)発明者 久保山 勝典 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 山崎 充是 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5G030 BA02 BA05 EA02 EA05 XX20

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