Transformer and the illumination device and a display device using the same |
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申请号 | JP2007502681 | 申请日 | 2006-02-09 | 公开(公告)号 | JP4645647B2 | 公开(公告)日 | 2011-03-09 |
申请人 | パナソニック株式会社; | 发明人 | 均 山崎; 勝己 松村; 貞雄 森元; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 連結部とこの連結部から延びる第1、第2の外磁脚とを有する閉磁路磁心と、前記第1の外磁脚に巻回された一次巻線と、前記第2の磁脚に巻回したうえで複数のU字管放電灯に接続するための第1の端末と第2の端末とをそれぞれ有して前記一次巻線とは電気的に絶縁した複数の二次巻線とを備え、前記複数の二次巻線のうちの個別の二次巻線における前記第1の端末と前記第2の端末は前記複数のU字管放電灯のうちの互いに異なる個別のU字管放電灯にそれぞれ接続し、前記複数の二次巻線と前記複数のU字管放電灯とを全てにおいて直列接続としたうえで、個々の前記U字形放電灯の両端部にはそれぞれ位相反転した電位を印加する照光装置用トランス。 前記複数の二次巻線は、前記複数の二次巻線のそれぞれの前記第1の端末が隣り合うように、前記第2の外磁脚に並べて配置され、前記複数の二次巻線のそれぞれの前記第1の端末は互いに同電位とした、請求項1に記載のトランス。 前記複数の二次巻線は第1の二次巻線と第2の二次巻線とを含み、前記第1の二次巻線の前記第1の端末と前記第2の二次巻線の前記第1の端末と同極性であり、前記第1の二次巻線の前記第2の端末と前記第2の二次巻線の前記第2の端末と同極性であり、前記複数の放電灯は、第1の電極と第2の電極とを有する第1のU字管放電灯と、第3の電極と第4の電極とを有する第2のU字管放電灯とを含み、前記第1の二次巻線の前記第1の端末は前記第1のU字管放電灯の前記第1の電極に接続されるよう構成され、前記第1の二次巻線の前記第2の端末は前記第2のU字管放電灯の前記第3の電極に接続されるよう構成され、前記第2の二次巻線の前記第1の端末は前記第2のU字管放電灯の前記第4の電極に接続されるよう構成され、前記第2の二次巻線の前記第2の端末は前記第1のU字管放電灯の前記第2の電極に接続されるよう構成された、請求項1に記載のトランス。 U字管放電灯は、2本の直管放電灯を直列接続した擬似U字管放電灯とし、この擬似U字管放電灯の両端部にはそれぞれ位相反転した電位を印加する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のトランス。 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のトランスを用いた照光装置、およびこの照光装置を備えたディスプレイ装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、放電灯に電圧を供給するトランスと、それを用いた照光装置およびディスプレイ装置に関する。 図11と図12はそれぞれ特開2003−22917号公報に開示されている従来のトランス5001の分解斜視図と斜視図である。 トランス5001は、閉磁路状磁心1と、閉磁路状磁心1に組み込んだ一次ボビン3と、閉磁路状磁心1に組み込んだ2つの二次ボビン5と、一次ボビン3の巻溝8に巻回した一次巻線2と、2つの二次ボビン5の巻溝8にそれぞれ巻回した二次巻線4と、一次ボビン3に植設するとともに一次巻線2の一端を接続した一次巻線用端子と、二次ボビン5に植設するとともに二次巻線4の一端を接続した低電位用端子6A、6Bと、二次巻線4の他端を接続した高電位用端子7A、7Bとを備えている。 閉磁路状磁心1は、互いに対向する平板状の背磁脚9A、9Bと、背磁脚9A、9Bの間で2つの背磁脚9A、9Bに連結している2つの中磁脚10と外磁脚11Aと外磁脚11Bとを有する。 外磁脚11Aは角柱状であり、2つの外磁脚11Bは円柱状である。 外磁脚11Aには一次ボビン3が組み合わされ、2つの外磁脚11Bには二次ボビン5がそれぞれ組み合わされる。 中磁脚10と背磁脚9Aとの間にはギャップが設けられている。 トランス5001の一方の二次巻線4の一端と接続した低電位用端子6Aおよび他端と接続した高電位用端子7Aに直管放電灯が接続され、他方の二次巻線4の一端と接続した低電位用端子6Bおよび他端と接続した高電位用端子7Bにも直管放電灯が接続されている。 トランス5001は2つの直管放電灯を点灯し、液晶モニター等の光透過型表示器のバックライト用のインバータトランスとして使用される。 表示器の画面サイズが大きくなると、表示器はバックライトとして2つより多くの直管放電灯を用いる必要がある。 それら多くの直管放電灯の点灯タイミングにバラツキが生じると、それを用いた液晶モニターの画面に輝度ムラが生じる。 一般に、放電灯のインピーダンス、周辺部品との間の浮遊容量等の特性にバラツキがある。 この特性のバラツキに起因して複数の放電灯のいずれか1つが先に点灯すると、先に点灯した放電灯に接続されている二次巻線4の出力電圧に比べて他の放電灯に接続されている二次巻線4の出力電圧が低下し、他の二次巻線4に接続された他の放電灯が点灯しない場合があり、または遅れて点灯する場合がある。 照光装置に用いられるトランスは、 連結部とこの連結部から延びる第1、第2の外磁脚とを有する閉磁路磁心と、第1の外磁脚に巻回された一次巻線と、第2の磁脚に巻回したうえで複数のU字管放電灯に接続するための第1の端末と第2の端末とをそれぞれ有して一次巻線とは電気的に絶縁した複数の二次巻線とを備えている。 そして、複数の二次巻線のうちの個別の二次巻線における前記第1の端末と第2の端末は複数のU字管放電灯のうちの互いに異なる個別のU字管放電灯にそれぞれ接続し、複数の二次巻線と複数のU字管放電灯とを全てにおいて直列接続としたうえで、個々のU字管放電灯の両端部にはそれぞれ位相反転した電位を印加するように接続している。 このトランスは放電灯の点灯タイミングのバラツキを抑制するとともに発光位置を安定させることができ、輝度ムラの少ない照光装置とディスプレイ装置を実現できる。 図1Aは本発明の実施の形態におけるトランス1001を用いた照光装置2001の回路図である。 図1Bは実施の形態におけるディスプレイ装置3001の断面図である。 図2と図3はそれぞれトランス1001の分解斜視図と断面図である。 図1Aに示すように、照光装置2001は、U字管放電灯24、124と、U字管放電灯24、124に接続されたトランス1001と、トランス1001に交流電圧(脈流電圧)を印加するためのスイッチング回路部22とを備える。 トランス1001はスイッチング回路部22から入力された電圧を所定の交流電圧に昇圧してU字管放電灯24、124に供給し、放電灯24、124を発光させる。 図1Bに示すように、ディスプレイ装置3001は、照光装置2001と、液晶パネル等の自発光しない表示器2002とを備える。 照光装置2001のU字管放電灯24、124からの光は表示器2002に照射されて透過し、操作者は表示器2002に表示された画面を方向3001Aから視認する。 照光装置2001は表示器2002のバックライトとして機能する。 トランス1001とスイッチング回路22は基板1001Cの実装面1001D上に実装されている。 トランス1001では、閉磁路磁心26に一次巻線28と二次巻線30、130と三次巻線31とが巻回されている。 第1の二次巻線である二次巻線30は第1の端末である端末30Aと第2の端末である端末30Bとを有する。 第2の二次巻線である二次巻線130は第1の端末である端末130Aと第2の端末である端末130Bとを有する。 二次巻線30の端末30Aと二次巻線130の端末130Aとは同極性であり、一次巻線28に交流電圧が印加されると、二次巻線30の端末30Aと二次巻線130Aの端末130Aとは互いに同位相の交流電圧を出力する。 また、二次巻線30の端末30Bと二次巻線130の端末130Bとは同極性であり、一次巻線28に交流電圧が印加されると、二次巻線30の端末30Bと二次巻線130の端末130Bとは、端末30A、130Aと逆位相の交流電圧をそれぞれ出力する。 すなわち、二次巻線30の端末30Bと二次巻線130の端末130Bとは互いに同位相の交流電圧を出力する。 U字管放電灯24は棒状部24Bと、互いに平行な棒状部24A、24Cを有する。 棒状部24Aは両端である端部24Dと端部24Eとを有し、棒状部24Cは両端である端部24Fと端部24Gとを有する。 棒状部24Bは、棒状部24Aの端部24Eと棒状部24Cの端部24Fとに結合している。 これにより放電灯24は電極24H、24Jがそれぞれ設けられた2つの端部24D、24Gを有するU字形状となる。 同様に、U字管放電灯124は棒状部124Bと、互いに平行な棒状部124A、124Cを有する。 棒状部124Aは両端である端部124Dと端部124Eとを有し、棒状部124Cは両端である端部124Fと端部124Gとを有する。 棒状部124Bは、棒状部124Aの端部124Eと棒状部124Cの端部124Fとに結合している。 これにより放電灯124は、電極24H、24Jがそれぞれ設けられた2つの端部124D、124Gを有するU字形状となる。 U字管放電灯24、124は棒状部24A、24C、124A、124Cが互いに平行になり、かつ棒状部24Cと棒状部124Cが隣り合うように配置されている。 したがって、端部24Gと124Gが互いに隣り合い、端部24Dは端部124Dから離れている。 トランス1001の二次巻線30の端末30BはU字管放電灯124の端部124Gに設けられた電極124Jに接続され、二次巻線130の端末130BはU字管放電灯24の端部24Gに設けられた電極124Jに接続されている。 端部24Gと端部124Gは隣り合っているので電極24Jは電極124Jに隣り合っている。 すなわち、互いに隣り合う端部24G、124Gに設けられた電極24J、124Jには端末130B、30Bから同位相の交流電圧がそれぞれ印加され互いに同極性である。 トランス1001の閉磁路磁心26は磁性材料よりなり、I字形状のI型分割磁心36と、E字形状のE型分割磁心38よりなる。 E型分割磁心38は、外磁脚34A、34Bと中磁脚32と棒状の連結部38Aよりなり、これらは一体的に形成されている。 外磁脚34A、34Bは棒状の連結部38Aの端部38B、38Cにそれぞれ接続され連結部38Aに直角に延びている。 中磁脚32は外磁脚34A、34Bとの間に位置し、外磁脚34A、34Bとの間で連結部38Aから連結部38Aに直角に延びている。 E型分割磁心38の外磁脚34A、34Bの先端24C,34Dは接着剤40A、40BでI型分割磁心36の端部36A、36Bにそれぞれ接合されている。 I型分割磁心36はトランス1001が実装される基板1001Cの実装面1001Dに対して平行である。 閉磁路磁心26において、E型分割磁心38の外磁脚34A、34BとI型分割磁心36との間にはギャップ部26A,26Bがそれぞれ設けられ、中磁脚32とI型分割磁心36との間にはギャップ部26Cが設けられる。 ギャップ部26A、26Bは接着剤40により形成され、ギャップ部26Cはギャップ紙46を中磁脚32とI型分割磁心36との間に挟むことにより形成されている。 E型分割磁心38の外磁脚34Aにはボビン48Aが設けられ、外磁脚34Aには一次巻線28が巻回されている。 外磁脚34Bにはボビン48Bが設けられ、外磁脚34Bには二次巻線30、130が巻回されている。 一次巻線28の端末はボビン48Aに植設された端子50Aに接続され、二次巻線30、130の端末はボビン48Bに植設された端子50Bに接続されている。 二次巻線30、130が巻回されボビン48Bは二次巻線30、130の間の中央部に溝部52が形成され、溝部52を境界にして二次巻線30、130が互いに重ならずに並んで配置され、互いに逆方向に巻回されている。 二次巻線30、130の端末30A、130Aは互いに略同電位である。 二次巻線130は二次巻線30に比べてギャップ部26Bに近い。 ギャップ部26B近傍では漏れ磁束が多く発生するので、二次巻線30に比べてギャップ部26Bに近い二次巻線130では鎖交する磁束が少なくなる。 したがって、二次巻線130と二次巻線30に現れる電圧を同じにするために、二次巻線130の巻数は二次巻線30の巻数よりも多い。 トランス1001の二次巻線30の端末30AはU字管放電灯24の端部24Dに設けられた電極24Hに接続され、端末30BはU字管放電灯124の端部124Gに設けられた電極124Jに接続されている。 また、二次巻線130の端末130AはU字管放電灯124の端部124Dに設けられた電極124Hに接続され、二次巻線130の端末130BはU字管放電灯24の端部24Dに設けられた電極24Hに接続されている。 すなわち、二次巻線30の端末30A、30Bは互いに異なるU字管放電灯24、124に接続され、二次巻線130の端末130A、130Bは互いに異なるU字管放電灯24、124に接続されている。 この構成では、二次巻線30、130とU字管放電灯24、124とが直列の接続されている。 二次巻線30の端末30A、30B間に所定の電圧が生じ、かつ二次巻線130の端末130A、130B間に所定の電圧が生じるとU字管放電灯24、124が共に点灯する。 二次巻線30、130がそれぞれの所定の電圧を出力するタイミングがずれるとU字管放電灯24、124は点灯しない。 したがって、U字管放電灯24、124のうちに一方が他方より先に点灯したことに起因する他方のU字管放電灯の不点灯や点灯の遅れを防止でき、U字管放電灯24、124の点灯タイミングのバラツキを抑制できる。 したがって、照光装置2001の放電灯24、124からの光を透過して液晶パネル等の表示器2002の輝度ムラを抑制できる。 トランス1001では、外磁脚34Aに一次巻線28が巻回され、1つの外磁脚34Bに二次巻線30、130が巻回されているので、一次巻線28から生じる磁束は安定して均等に二次巻線30、130に電圧を誘起され、二次巻線30、130の出力電圧を均等かつ安定させることができる。 これにより、二次巻線30、130の出力電圧のバラツキを抑制できるので、U字管放電灯24、124の内の一方が明るくなり他方が暗くなることを防止できる。 したがって、表示器2002の輝度ムラを抑制できる。 二次巻線30に比べて外磁脚34Bのギャップ部26Bに近い二次巻線130の巻数を二次巻線30の巻数より多くする。 これにより、二次巻線30と二次巻線130からそれぞれ発生する漏洩磁束の差を低減でき、漏洩磁束の差に起因する出力電圧の不均等を抑制できる。 外磁脚34Bに二次巻線30、130を互いに重ならずに並べて配置し、二次巻線30、130の互いに隣り合う端末30A、130Aを互いに略同電位にしている。 二次巻線30、130の端末30A、30B、130A、130Bを端子50Bに接続する際、二次巻線30、130の電位の異なる端末が交差せず、二次巻線30、130の低電位の部分と高電位の部分との短絡を抑制できる。 二次巻線30、130が1つの外磁脚34Aに巻回される。 さらに、図1Aに示すように、U字管放電灯24の端部24D、24Gの電極24H、24Jの極性を、U字管放電灯124の端部124D、124Gの電極124H、124Jの極性と逆に配置することにより、U字管放電灯24の端部24Dに印加される電圧を、U字管放電灯124の端部124Gに印加される電圧に対して同位相且つ正負を反転させた波形とすることができる。 こうすることにより、U字管放電灯24、124における発光部分と非発光部分のそれぞれの位置を略一定にできる。 スイッチング回路22から一次巻線28に入力される電圧の周波数が十分高ければ、操作者の目は発光部分と非発光部分の切り替えに追随できずにちらつきを感じない。 U字管放電灯24、124からの光により視認されるディスプレイ装置3001では、表示器2002の画面のちらつきを抑えることができる。 外磁脚34A、34Bと中磁脚32の少なくとも1つに三次巻線31が巻回されてもよい。 三次巻線31は安定化回路56に接続され、安定化回路56によりU字管放電灯24、124の明るさを制御することができる。 さらに、三次巻線31は保護回路58に接続されてもよい。 保護回路58は、U字管放電灯24、124の異常時にスイッチング回路22の動作を停止することができる。 実施の形態による照光装置2001は、2つの二次巻線30、130とこれらにそれぞれ接続された2つのU字管放電灯24、124を備えるが、これらの数は3つ以上でもよい。 図4は実施の形態における他の照光装置2001Aの回路図である。 図1Aに示す照光装置2001と同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。 照光装置2001Aは4つのU字管放電灯224、324、424、524と、トランス1002と、トランス1002の一次巻線28に交流電圧(脈流電圧)を入力するスイッチング回路22とを備える。 以下の説明では4つの放電灯と4つの二次巻線に限定せず、一般的に、N個の放電灯と、N個の二次巻線を有するトランスとを備えた照光装置について併せて説明する。 ここで、Nは1より大きい整数である。 1番目の放電灯であるU字管放電灯224は図1Aに示すU字管放電灯24、124と同様に、2つの端部224D、224Gと、端部224D、224Gにそれぞれ設けられた電極224H、224Jとを有するU字形状である。 同様に、k番目の放電灯(1≦k<N)であるU字管放電灯324は、2つの端部324D、324Gと、端部324D、324Gにそれぞれ設けられた電極324H、324Jとを有するU字形状である。 (k+1)番目の放電灯であるU字管放電灯424は、2つの端部424D、424Gと、端部424D、424Gにそれぞれ設けられた電極424H、424Jとを有するU字形状である。 N番目の放電灯であるU字管放電灯524は、2つの端部524D、524Gと、端部524D、524Gにそれぞれ設けられた電極524H、524Jとを有するU字形状である。 U字管放電灯224、324、424、524は、端部224Gと324Gが互いに隣り合い、端部324Dと424Dが互いに隣り合い、かつ端部44Gと524Gが互いに隣り合うように配置されている。 トランス1002では、閉磁路磁心126に一次巻線28と二次巻線230、330、430、530と三次巻線31とが巻回されている。 1番目の二次巻線である二次巻線230は端末230A、230Bを有する。 k番目の二次巻線である二次巻線330は端末230A、230Bを有する。 (k+1)番目の二次巻線である二次巻線430は端末430A、430Bを有する。 N番目の二次巻線である二次巻線530は端末530A、530Bを有する。 二次巻線230、330、430、530のそれぞれの端末230A、330A,430A、530Aは互いに同極性であり、一次巻線28に交流電圧が印加されると、端末230A、330A、430A、530Aは互いに同位相の交流電圧を出力する。 また、二次巻線230、330、430、530のそれぞれの端末230B、330B、430B、530Bは同極性であり、一次巻線28に交流電圧が印加されると、端末230B、330B、430B,530Bは端末230A、330A、430A、530Aと逆位相の交流電圧をそれぞれ出力する。 すなわち、端末230B、330B、430B、530Bは互いに同位相の交流電圧を出力する。 二次巻線230の端末230AはU字管放電灯224の端部224Dに設けられた電極224Hに接続され、二次巻線230の端末230BはU字管放電灯324の端部324Gに設けられた電極324Jに接続されている。 k番目の二次巻線である二次巻線330の端末330Aはk番目の放電灯であるU字管放電灯324の端部324Dに設けられた電極324Hに接続され、二次巻線330の端末330Bは(k+1)番目の放電灯であるU字管放電灯424の端部424Gに設けられた電極424Jに接続されている。 二次巻線430の端末430AはU字管放電灯424の端部424Dに設けられた電極424Hに接続され、二次巻線430の端末430BはU字管放電灯524の端部524Gに設けられた電極524Jに接続されている。 N番目の二次巻線である二次巻線530の端末530AはN番目の放電灯であるU字管放電灯524の端部524Dに設けられた電極524Hに接続され、二次巻線530の端末530Bは1番目の放電灯であるU字管放電灯224の端部224Gに設けられた電極224Jに接続されている。 この構成により、放電灯224、324、424、524、二次巻線230、330、430、530は直列に接続される。 図5はトランス1002の断面図である。 磁性材料よりなる閉磁路磁心126はE字型のE型分割磁心138、238を備える。 図3に示すE型分割磁心38と同様に、E型分割磁心138は、外磁脚134A、134Bと中磁脚132と棒状の連結部138Aよりなり、これらは一体的に形成されている。 外磁脚134A、134Bは棒状の連結部138Aの両端にそれぞれ接続され連結部138Aに直角に延びている。 中磁脚132は外磁脚134A、134Bとの間に位置し、外磁脚134A、134Bとの間で連結部138Aから連結部138Aに直角に延びている。 E型分割磁心238は、外磁脚234A、234Bと中磁脚232と棒状の連結部238Aよりなり、これらは一体的に形成されている。 外磁脚234A、234Bは棒状の連結部238Aの両端にそれぞれ接続され連結部238Aに直角に延びている。 中磁脚232は外磁脚234A、234Bとの間に位置し、外磁脚234A、234Bとの間で連結部238Aから連結部238Aに直角に延びている。 図5に示すように、閉磁路磁心126において、E型分割磁心138の外磁脚134Aの先端134CがE型分割磁心238の外磁脚234Aの先端234Cにギャップ部126Aを介して対向している。 また、E型分割磁心138の外磁脚134Bの先端134DがE型分割磁心238の外磁脚234Bの先端234Dにギャップ部126Bを介して対向している。 E型分割磁心138の中磁脚132の先端132AがE型分割磁心238の中磁脚232の先端232Aにギャップ部126Cを介して対向している。 外磁脚134A、234Aにはボビン148Aを介して一次巻線28が巻回されている。 外磁脚134B、234Bにはボビン148Bを介して二次巻線230、330、430、530が巻回されている。 二次巻線230、330の間には溝部152が形成されている。 二次巻線330、430の間には溝部252が形成されている。 二次巻線430、530の間には溝部352が形成されている。 中磁脚132、232との間のギャップ部126Cの間隔を変えることで、漏洩磁束の量を調整することができる。 図5において、E型分割磁心138、238が中磁脚132、232を有しなくてもよい。 この場合、E型分割磁心138が連結部138Aの両端から直角にそれぞれ延びる外字脚134A、138Bのみを有するU字形状である。 また、E型分割磁心238が連結部238Aの両端から直角にそれぞれ延びる外字脚234A、238Bのみを有するU字形状である。 図6は実施の形態におけるさらに他のトランス1003の断面図である。 トランス1003は閉磁路磁心226を有する。 閉磁路磁心226はE字上のE型分割磁心338とI字状のI型分割磁心336とを有する。 E型分割磁心338は、外磁脚334A、334Bと中磁脚332と棒状の連結部338Aよりなり、これらは一体的に形成されている。 外磁脚334A、334Bは棒状の連結部338Aのそれぞれ両端から連結部338Aに直角に延びている。 中磁脚332は外磁脚334A、334Bとの間に位置し、外磁脚334A、334Bとの間で連結部338Aから連結部338Aに直角に延びている。 閉磁路磁心226において、E型分割磁心338の外磁脚334A、334BとI型分割磁心336との間にはギャップ部226A,226Bがそれぞれ設けられ、中磁脚332とI型分割磁心336との間にはギャップ部226Cが設けられる。 中磁脚332にはボビン248Aを介して一次巻線28が巻回されている。 外磁脚338Aにはボビン248Bを介して二次巻線430、530が巻回されている。 二次巻線430、530の間には溝部552が設けられている。 外磁脚338Bにはボビン248Cを介して二次巻線230、330が巻回されている。 二次巻線230、330の間には溝部452が設けられている。 互いに隣り合う二次巻線230、330は、それらの端末の極性を仕様に応じて配置される。 閉磁路磁心の外磁脚と中磁脚の少なくとも1つに三次巻線31を巻回してもよい。 三次巻線31を安定化回路56に接続することでU字管放電灯の明るさを制御することが可能になる。 図7と図8は実施の形態におけるさらに他のトランス1004の分解斜視図と断面図である。 トランス1004では、図4に示すトランス1002の中磁脚132、232にボビン148Cを介して三次巻線31が巻回されている。 E型分割磁心238では外磁脚234A、234Bよりも中磁脚232Bが短い。 中磁脚132と中磁脚232Bとの間に形成されるギャップ部126Dに三次巻線31が配置される。 三次巻線31を保護回路58に接続することで、U字管放電灯の異常時にスイッチング回路の動作を停止することができる。 三次巻線31の代わりに2つの三次巻線131、231を中磁脚132、232Bに巻回してもよい。 三次巻線131、231に発生する電圧の差分を検出することにより、U字管放電灯の異常の検出の精度が向上する。 図9は実施の形態におけるさらに他のトランス1005の断面図である。 トランス1005では図7、8に示すトランス1004の溝部252すなわち外磁脚134B,234Bの中央に配置されている。 このとき、三次巻線331は外磁脚134、234の間のギャップ部126Bに配置される。 図10は実施の形態によるさらに他の照光装置2001Bの回路図である。 照光装置2001Bでは、図1に示す照光装置2001のU字管放電灯24の代わりに2本の直管放電灯54A、54Bを備え、U字管放電灯124の代わりに2本の直管放電灯154A、154Bを備える。 直管放電灯54A、54B、154A、154Bは互いに平行に配置されている。 直管放電灯54Aは端部54D、54Eを有し、直管放電灯54Cは端部54G、54Fを有する。 直管放電灯54Aの端部54D、54Eには電極54H、54Kがそれぞれ設けられ、直管放電灯54Cの端部54G、54Fには電極54J、54Lがそれぞれ設けられている。 直管放電灯54Aの電極54Kは直管放電灯54Cの電極54Lと接続線54Bで接続されている。 図1と図10に示すように、直管放電灯54Aと直管放電灯54Cは互いに直列に接続され、擬似的にU字管放電灯24を形成する。 この場合、直管放電灯54Aの端部54Dと電極54Hは図1に示すU字管放電灯24の端部24Dと電極24Hとしてそれぞれ機能し、直管放電灯54Cの端部54Gと電極54Jは図1に示すU字管放電灯24の端部24Gと電極24Jとしてそれぞれ機能する。 同様に、直管放電灯154Aは端部154D、154Eを有し、直管放電灯154Cは端部154G、154Fを有する。 直管放電灯154Aの端部154D、154Eには電極154H、154Kがそれぞれ設けられ、直管放電灯154Cの1端部54G、154Fには電極154J、154Lがそれぞれ設けられている。 直管放電灯154Aの電極154Kは直管放電灯154Cの電極154Lと接続線154Bで接続されている。 図1と図10に示すように、直管放電灯154Aと直管放電灯154Cは互いに直列に接続され、擬似的にU字管放電灯124を形成する。 この場合、直管放電灯154Aの端部154Dと1電極54Hは図1に示すU字管放電灯124の端部124Dと電極124Hとしてそれぞれ機能し、直管放電灯154Cの端部154Gと電極154Jは図1に示すU字管放電灯124の端部124Gと電極124Jとしてそれぞれ機能する。 本発明によるトランスと照光装置は、放電灯の点灯タイミングのバラツキを抑制できて輝度ムラの少ない照光装置が得られ、ディスプレイ装置に有用である。 24 放電灯(第1の放電灯) |