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Acoustic generator having a pump actuator

申请号 JP2000597974 申请日 2000-01-28 公开(公告)号 JP2003501849A 公开(公告)日 2003-01-14
申请人 ニュー トランスデューサーズ リミテッド; 发明人 オスカー ブショール; ハンス ヨーヘン ライダ;
摘要 (57)【要約】 本発明の目的は、吸音手段を用いて干渉をなくすための、及び、 信号 、スピーチ及び音楽を再生するための音響発生器を生成することである。 出 力 流れは、要求される音響信号に基づいてアクチュエータ(16)によって制御され音響通路(11)を経由して出ていき、補助通路(11')が閉じられた緩衝容積(15)に作用する、微小及び極微小メカニカルエアポンプ(12)によって好適に音響が生成される。 従来型のラウドスピーカのエンクロージャと同様に、緩衝容積(15)の機能は、音響通路(11)と通路(11')の無効な双極の範囲外に音響単極を作ることである。 圧力差が大きいエアポンプ(12)の場合、それに応じて必要な緩衝容積は小さい。 音響発生器の容積流は、音響通路(11)において、微小メカニカル流量計(18)によって測定され、要求値と実測値との比較に基づいて再調整できる。 最終的に、流れ抵抗が大きい孔(19)が緩衝容積中の空気圧力の変動とドリフトエラーとを平均化する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸音のための、及び超低周波数から超音波帯域までの信号、
    スピーチ及び音楽を再生するための音響発生器であって、 (a)前記音響発生器は、ポンプと変調装置を備えるポンプシステムと、緩衝容積と、音響開口とを有する、 (b)前記ポンプシステムは、前記緩衝容積と前記音響開口との間に配置され、
    前記音響開口を通して変調された流体容積流を出力する、 (c)流体容積流のユニフロー流がゼロである、 (d)センサは、前記ポンプシステムと、前記緩衝容積の流体と、前記流体容積流と、又は放射音圧の物理データを高度な時間的解像度で記録し、前記データを前記ポンプシステムを制御又は調整する制御ユニットへ送る、 (e)前記ポンプシステムのポンプ周波数は、有用な音の変調周波数よりも高いか又は等しい、 (f)前記変調された流体容積流は、前記緩衝容積内で圧力変化を引き起こし、
    前記音響開口で音響単極放射を生成する、 (i)前記変調された流体容積流は、周囲へのインパルス伝達によって、単極放射のみならず双極放射及び指向性音響放射結果も生成する、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する音響発生器。 【請求項2】 (a)ポンプとして、精密な微小又は超微小技術で公知のポンプの1つ、又は図示のポンプの1つが使用されている、 (b)前記ポンプは、ピストン、膜、回転、又は他の公知のポンプ形式に属し、
    又は換気装置、圧縮器、ブロワ、タービン又は鞭毛ポンプである、 (c)前記ポンプは、緩衝容積内に可撓性の能動的に制御可能な壁を備え、 (d)前記ポンプは、回転、振動又は旋回部分によって、及び/又は公知の機械的導波管によって容積変位及び/又は圧力増加を引き起こす、 (e)前記ポンプは、一定の供給方向を有し、又は前記ポンプは、蓄積可能であり吸引及び圧縮作動を行う、 (f)前記ポンプは、アナログ式又はデジタル式流体容積流を供給する、 (g)前記ポンプ及び/又は変調装置の作動は、電気モータ、圧電素子、機械、
    油圧、空気圧アクチュエータ、又は他の公知のアクチュエータにより生じる、 (h)前記ポンプシステム又は同様のアクチュエータは、該流体自身によって、
    又は熱放射によって冷却される、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1に記載の音響発生器。 【請求項3】 (a)前記緩衝容積は、前記ポンプシステム又はその部品が取り付けられる少なくとも1つの開口を備える耐圧ハウジングを有する、 (b)前記緩衝容積として、管路、環状管路、又は螺旋形、円板形、箱形又は球体形状の中空空間、又は既に存在する中空空間を使用できる、 (c)複数の緩衝容積は、音響的に、又は可動の隔壁又は振動要素による振動に関して接続及び/又は結合される、 (d)前記緩衝容積中の定在波は、公知の受動的な吸音装置及び/又は能動的な音響減衰手段によって減衰される、 (e)前記ポンプシステムは、緩衝容積内に組み込まれる代わりに、壁に組み込まれるか又は大きな流体容積へ取り付けられる、 (f)前記緩衝容積において、エネルギーは、流体圧力と同様に流体流又は要素の反作用的たわみによって一時的に蓄えられる、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1又は2の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。 【請求項4】 (a)少なくとも1つの音響開口を有する、 (b)前記音響発生器の音響開口及び/又は他の開口は、薄膜でシールされる(c)前記音響開口に空気力学的拡散器を取り付ける、 (d)前記ポンプシステムの周期的な音又は他の固有の音を減衰するために、能動的又は受動的な音響減衰器又は共鳴器を使用する、 (e)前記音響開口の前部又は後部に、音響増幅又は濾過用の反作用的な要素(
    ヘルムホルツ又はλ/4共鳴器)を配置する、 (f)前記音響開口に音響ホーンを取り付ける、 (g)前記音響開口は、塵及び接触保護用のグリッド又は繊維部品を有する、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1から3の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。 【請求項5】 (a)前記変調装置は、前記ポンプに組み込まれた又は前記ポンプから切り離された、流体変調用の少なくともバルブ又は他の公知の装置を備える、 (b)前記ポンプ自体又は前記変調装置は、ポンプ周波数の変化、可変ポンプストロークによって、個々のポンプ又は通路のオンオフ、周期、振幅又は変調装置とポンプ又は複数のポンプとの間の位相関係によって、緩衝容積の定在波又はサイレン機構又はそれらの組合せによって流体容積流を変調する、 (c)前記バルブは、振幅、周波数、又は位相制御によって流体容積流を変調し、又は複数のバルブは、個々のバルブの開閉によって前記流体容積流を変調する、 (d)1つの供給方向を有するポンプにおいて、前記流体容積流は、達成されるべき流体容積流の変調のために、前記ポンプの前部及び後部の2つのバルブによって又は前記緩衝容積のそれぞれ外部又は内部への流れの偏向によってガイドされる、 (f)受動的な変調は、全体のポンプシステム又はその部品、又は前記緩衝容積内の流れ又は自然な振動を受ける前記音響開口内の流れに生じる、 (g)前記ポンプシステムの周波数依存機能及び/又は損失又は前記ポンプシステムによる圧縮の非線形性は、制御信号の適切な処理が考慮される、 (h)2つのポンプが殆ど同じ周波数の高周波で作動し、タルティーニ効果により低周波数の有用な音響放射を生成する、 (i)同一又は反対の出力方向の2つまたはそれ以上のポンプシステム又はその部品は、連結に影響を与えて図6の実施例に示されるような変調を達成するために、電気的又は機械的に連結される、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1から4の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。 【請求項6】 (a)前記センサは、前記ポンプシステム又は前記緩衝容積の前記音響開口に接して又はその中に配置され、圧力、温度、流体容積流、流体容積流の速度、及び/又は前記ポンプの外部への音圧、又は前記流体容積流を特徴づける他の変量、又は前記ポンプシステムの挙動を記録する、 (b)前記ポンプの挙動が分かっており及び/又は前記音響発生器の音響忠実度に関して大きな要求が認められない場合、前記システムはセンサを必要としない、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1から5の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。 【請求項7】 (a)前記ポンプシステムは、1つ又は複数の同一又は等級付けされた寸法、種類、ポンプ周波数及びストロークのポンプを有する、 (b)複数の開口又は複数の音響発生器は、一次元、二次元、三次元の音響配列又は末端放射配列又は二極配列を形成し、公知の方法で、振幅、周波数、及び/
    又は位相調整によって任意の所望の指向性を実現できる、 (c)前記ポンプシステム、ポンプ又はその部品は、直列又は並列に接続される、 (d)前記音響発生器は、パイプ内、パイプ周囲、又はパイプ上に配置され、前記パイプの前記開口を通して音響放射が起こる、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1から6の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。 【請求項8】 (a)前記ポンプシステムは、制御なしで自給的に機能し、
    唯一のエネルギー供給源を有し、自然振動又は他の自動システムによって変調する、 (b)前記ポンプシステムは、制御システム又は調整器を有し、これは音響放射又はセンサ信号による前記ポンプシステム、流体流れ又は緩衝容積の他の物理的変数を制御又は調整変数として考慮に入れる、 (c)空気圧の変動とドリフトエラーを平均化するために、前記緩衝容積は流れ抵抗の大きな開口を有する、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1から7の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。 【請求項9】 (a)前記音響発生器は、例えば時計、携帯電話、遠隔制御ユニット、ペン、眼鏡、宝石、銀行カード、キーボード、スクリーン、キーリング、玩具、家庭用品、補聴器及び他の小さな物品に組み込まれ、使用されていない又は特別に設計されたデッドスペースが緩衝容積として使用される、 (b)前記音響発生器は、現存するラウドスピーカシステムに組み込まれるか又はその機能を拡張する、 (c)前記音響発生器は、形態又は回転要素に取り付けられる、 (d)前記音響発生器は、吸音技術のルールに従う破壊的な干渉によるキャンセルのために使用される、 という特徴のうちの1つまたはそれ以上を有する請求項1乃至8の少なくとも1
    項に記載の音響発生器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 (技術分野) 本発明は、吸音により干渉を除去するための、音声及び音楽再生のための、及び音響警報及び情報信号のための音響発生器に関する。 【0002】 (背景技術) 本技術分野の用途での典型的な解決法は、数多くの特殊なバージョンを有する電気学的ラウドスピーカである。 この技術の問題点は、特に低周波数領域において、外気の弾性剛性に起因して大きな構造容積が必要なことである。 低域反射型スピーカにおいては、共振弾性低減が達成できるのでエンクロージャの容積を減少できるが、周波数応答と位相応答の悪化のためにコスト高となる。 特に電気力学的ラウドスピーカの携帯可能な配置による欠点は、関連する短いローディングサイクルによる低い能率である。 他の技術的解決法は、アクチュエータとしての気体エネルギーの使用である。 例えば、回転継続器ディスクを有する船のサイレンは、理想的な大きさの遠くまで届く混音の再生に適しているが、単なる繰り返し信号である。 また空気式変調器も存在する。 ここでは圧縮空気流が電気力学的バルブによって変調される。 低い高調波ひずみ率でもって確実に良好な再生を行うためには、変調比率はできる限り小さく、即ち音響的に無効な一定の空気流部分は振動成分に比べてできるだけ大きく保つ必要がある。 これは同じ比率だけ音響効率を低下させる。 約2の係数による更なる損失は、バルブの変調が有用な音を外部の空気に放射するだけでなく、音響出力を後方の空気導管の中にも生成するという事実に起因する。 このようにして作動空気圧の安定性が損なわれ、よって高調波歪み率が悪化する。 【0003】 本発明の目的は、小さな構造の容積を有し、更に良好で歪みのない増幅応答及び位相応答を有し高能率である吸音、スピーチ、音楽及び音響信号を再生するための音響発生器を提供することである。 【0004】 (発明の開示) 本発明の主な特徴によれば、公知の空気、ガス又は流体用の精密、微小及び極微小メカニカルポンプは、音響発生器の作動のために使用される。 寸法が小さいので応答時間が非常に短く、従って音響信号と出力加速度dq/dt=q°(t
    )(qとq°の単位はm 3 /sとm 3 /s 2 、tは時間)を生成するために必要な出力流q(t)を出力することが可能である。 従来型のラウドスピーカは、大きな膜面積と小さな振動振幅で作用するのに対して、ポンプについては同じ出力加速度q°(t)であり、従って同じ音響放射を達成できるが、極めて小さな音響放射の開口面積で作用する。 結果として、音響放射開口部の寸法が音の波長よりも短いので無指向性特性の(ラウドスピーカの厄介なスペクトル指向性特性と位相歪みのない)音響単極放射器を生成できる。 自由音場条件下で、出力加速度q
    °(t)は、注入点でrの距離において、音圧p(r,t,−r/c)=ρq°
    (t)/4πrを生成する。 音響発生器が断面面積Aの1次元管路で作動する場合、音圧はp(r,t,−r/c)=ρcq(t)/Aであることが分かる。 2
    次元又は一般的な形状の場合は、類似の条件が当てはまる(c=音の速度、ρ=
    伝播媒体の密度、例えば空気の場合r/c=音の走行時間)。 【0005】 例えば1997年のG. Gerlach、W. Doetzel、C. Haus
    er Verlagによる著書「Grundlagen der Mikros
    ystemtechnik」(マイクロシステム技術の基礎)には、微小及び極微小メカニカルポンプの概要が述べられている。 特に、バルブ、モータ、発振器、流量、圧力及び温度センサ等の他の微小及び極微小メカニカル要素の開発状況が説明されている。 【0006】 本発明の他の特徴によれば、音響発生器を作動させるために大きな出力圧力を有するポンプが使用される。 複数のポンプを順次接続することにより、圧力差を更に大きくできる。 圧力差が大きいほど単極放射器を作動させるのに必要な緩衝容積が小さくなる。 薄膜ラウドスピーカが必要とするエンクロージャと比較して、大きな圧力を利用でき作動容積を著しく低減できる。 その結果、緩衝容積及び空気導管も放射される音の波長に比べて短いので、音響リアクタンスのみを有し、レジスタンスを持たないので、音響出力は後方に放射されず能率と再生音が損なわれない。 【0007】 本発明の別の特徴によれば、圧縮及び吸引作動をする可逆ポンプが使用される。
    このことは空気変調装置に必要なブラインド空気流が不要になり、関連の出力損失がなくなる。 更に、反転は、緩衝容積に蓄えられた正と負の圧力エネルギーを回収するのに役立つので、更に能率が高くなり携帯装置の作動時間が長くなる。 【0008】 本発明の別の特徴によれば、音響発生器のポンプからの出力流は、流量計を使用して直接的に、又は緩衝容積中の圧力及び温度センサを使用して間接的に測定され、要求される値/計測された値の比較に基づいて再調整される。 そのために必要なセンサも同様にマイクロシステム技術で公知である。 【0009】 本発明の別の特徴によれば、同じ周波数で振動するポンプとバルブが使用され、その振動周波数は放射されるべき有用な音の周波数に比べて高い。 この周波数比率が高いほど、音響信号はより正確に再生できる。 ポンプとバルブとの間の位相及び/又は振幅の調整を通して、寸法と信号によって出力流の制御が行われる。 そういうものとして、圧電アクチュエータを備えた板バネ、又は位相調整可能なモータによって駆動されるピストンポンプ、及び回転又は往復動バルブを使用できる。 【0010】 音源において周期的なポンプ作動によって直接的に引き起こされる繰り返し固有ノイズを最小化するために、クロックサイクルで180°だけオフセットした複式ポンプが使用される。 これにより、奇数値の高調波ノイズをキャンセルできる。 この二極キャンセルを超えるのは四極構成の2つの複式ポンプである。 クロックサイクルで120°だけオフセットした3つの単独ポンプでも、四極キャンセルと有用な音を生成する空気流の理想的な平滑化を達成できる。 繰り返し固有ノイズも吸音による消去によって除去できる。 更に、第2の手段は吸音材料であり、有用な音を妨げることがなく高周波固有ノイズを除去する、λ/4及びヘルムホルツ共鳴器と音響フィルタとネットワークである。 【0011】 中間(さらにより上の)周波数帯域に関しては、容積の問題は少なくなる。 また、小容積の排気量なので極微小技術分野の空気ポンプでも差し支えない。 もしくは、周波数を分割するネットワークを備える従来型の高周波数ラウドスピーカも可能である。 【0012】 本発明による別の特徴は他の用途に関する。 ポンプで送られた空気流は例えば電子部品の冷却や空気の濾過や除湿に使用される。 多くの場合、既存の構造的容積は緩衝容積として使用できる。 例えばスピーチ再生器を備えた時計では、表面とガラスとの間の空間が使用できる。 別の場合には、制御電子部品の上方の(任意の形の)容積である。 本発明は、幾つかの実施例を用いて示されている。 【0013】 (発明を実施するための最良の形態) 説明において次の名称を使用する。 (X=図の番号)、X0=音響発生器、X
    1=音響開口、音響通路、X2、X3、X4=ポンプユニット、ポンプアクチュエータ、ポンプ構成要素、X5=緩衝容積、X6、X7=変調ユニット、バルブ、バルブ構成要素、X8=流量、圧力及び/又は温度計測用センサ、X9=音響ネットワーク、保護膜、他の構成要素である。 【0014】 図1はエアーポンプ12と緩衝容積15を有する音響発生器10の基本設計を示す。 エアーポンプ12の空気排気量(出力加速度q°(t))は、内蔵のポンプ制御装置16により所望の音響信号p(t)に基づいて制御され、発生時に音響通路11を通して点音源として作動する。 この説明は、放射された音の波長が音響通路11の直径に比べて大きい限り当てはまる。 複数の前記点音源放射を用いて公知の方法で、線、面積、及び体積放射器を作ることができる。 微小及び極微小技術で十分に高い作動周波数を有するポンプシステムが知られており、そのシステムは可逆性であり圧縮及び吸引作動の両方に適している。 別のポンプ開口部11'は緩衝容積15に開口している。 これは音響的に従来型ラウドスピーカのエンクロージャと同じ機能を有している。 更に、音響通路11には流量センサ18が設けられており、これによって出力流量出力加速度が決定され、目標値に一致するよう調整される。 間接的に流量を測定するために、緩衝容積15中に圧力センサを設けてもよい。 この目的のためにも、微小システム技術が試行試験され、測定システムが使用できる状態にある。 エアーポンプ12と流量センサ18
    との空気圧力変動とドリフトエラーを補正するために緩衝容積15に流れ抵抗の大きな孔19が設けられている。 【0015】 図2の音響発生器20に関して、ポンプ制御装置26とポンプ媒体24とを有するポンプ22は、薄膜21及び23によって密封される。 ポンプ媒体24は、
    空気、ガス、又は液体であってもよい。 図1に示す開系統とは異なり、例えば時計に組み込まれるラウドスピーカにおいて必要である完全な密封シールをもたらす。 薄膜21の変位量は、ここでは音響放射器として作用し、容積制御ポンプ2
    2によって駆動される。 緩衝容積25は補正の機能を果たす。 本実施例は、薄い膜厚で十分な容積剛性を確保するために球形になっている。 【0016】 正及び負の流れを用いた(即ち圧縮と吸引作動を用いた)容積制御装置は、予定のポンプシステムの数を減らすことができるので、図3は、互いに対向するように配置され出力方向が反対向きの2つの同一のポンプ32及び32'を有する音響発生器30を示す。 (圧縮)ポンプ32は、緩衝容積35から開口31を経由して外部空間に空気を送り、逆に吸引作用は(吸引)ポンプ32'によって開口31'を通って緩衝容積35へ行われる。 音響放射にとって重要な開口31及び31'の正味流量は、緩衝容積中の圧力を測定する圧力センサ38によって間接的に調整できる。 圧力差を大きくするために、2つまたはそれ以上の(圧縮)
    ポンプ32及び(吸引)ポンプ32'が次々に接続される。 圧力が2倍になると緩衝容積は半分になる。 図4による音響発生器40は、多数の圧縮ポンプ42と、それと同数の吸引ポンプ42'とから構成される。 これらのポンプはそれに設られた音響開口41と緩衝容積45との間に接続される。 圧縮及び吸引ポンプ4
    2及び42'は、連続作動条件に設定される。 音響発生と、その結果としての出力流量は、本実施例ではオンオフされる圧縮及び吸引ポンプ42及び42'の数によってのみ制御される。 微小及び極微小メカニカル要素の時間と製造コストは実際にはその数には無関係なので、唯一のポンプを使用する代わりに複数の小型ポンプを使用する方が有利な場合もある。 小型化すると吸引及び圧縮ポンプ42
    及び42'の反応時間と回転立ち上がり時間は短くなる。 大きなダイナミックレンジをカバーするために、ポンプの大きさを2種類以上にするのが有利である。
    この種の等級付けは、低周波数及び高周波数音響放射に関する異なる出力流量にも良く適合する。 【0017】 図5による、緩衝容積55及び圧力センサ58を有する音響発生器50は、鞭毛ポンプの原理を利用して駆動される。 この原理は、自然界で鞭毛虫類が推進するために利用している。 この目的のために、複数の機械的な横波用導波管52が音響開口51の通路に取り付けられている。 導波管52の端部には振動励振器5
    4及び54'が設けられている。 振動励振器54は、導波管52内で放射音の周波数よりも極めて高い周波数で音響開口51の方に伝播する、撓み即ち振動連続波を生成する。 (例えば空気又は流体などの)周囲の媒体と波との相互作用によりここに力が作用し、その結果、音響開口51へ向かう流れに力が作用する。 振動励振器の出力を通して音響生成出力の流れを制御できる。 同様の方法で、反対向きの出力流が振動励振器54'によって制御される。 鞭毛推進の原理から、達成可能な相互作用力、従ってここで注目される出力空気又は出力流体量は、撓み波の速度が小さいほど大きく、導波管52の固有損失が小さいほど大きいことが分かっている。 金属及びガラス繊維強化プラスチック製の薄膜ストリップ及びワイヤーがこれらの要求を満足する。 一般に、この波は導波管52を通り抜けた時にはまだ完全に減衰されていない。 防振技術(AVC=能動的振動制御)で知られているように、振動励振器54及び54'は、相互に能動的振動吸収装置としての役割を果たすことができる。 【0018】 図6において、音響発生器60は、緩衝容積65、出力開口61を有する圧縮ポンプ62、及び吸引開口61'を有する吸引ポンプ62'とで構成される。 例えば、ルーツ送風機型のポンプ62及び62'は、差動歯車64を介して駆動される。 更に、ポンプ軸には制御(ブレーキ)モータ66及び66'が取り付けられている。 これにより異なる回転モーメントが生じ、その結果(自動車の差動装置から分かるように)ポンプ62と62'の回転速度、つまり出力容積が調整できる。 【0019】 図7及び8による実施例は、定出力ポンプによって駆動され音響発生器の空気流がバルブによって制御される音響発生器70及び80を示す。 図7において、
    ポンプ72は負の圧力容積75'から正の圧力容積75に空気を吸引する。 制御バルブ76は、開口71を介して放射されるべき外部空間へ空気を放出する。 同様にして、空気は開口71'を通り、バルブ76'を経由して吸引される。 ポンプ72の出力量は放射されるべき音響出力量に依存し、その大きさに調整される。 急激な容積増加に対する余裕を持つために、図8に示すようにある程度の容量をもつのが好都合であるが、定出力ポンプ82と回転バルブ86及び86'とを有する唯一の緩衝容積85を備えている。 バルブ86の設定度によって、外部への空気流と緩衝容積85への空気流の比率が、回転バルブ86'を経由する吸引流の比率と同じに調整される。 外部への正味空気流が音響信号を与える。 主双極放射器を超える更に有用な単極放射器を作るために、緩衝容積85によって空気流の変化が同様に平均化される。 音響開口81及び81'の前には、低域フィルタを有し音響発生器80の高周波数固有音響を抑制する音響開口81''を備えるチャンバ容積89が置かれている。 【0020】 図9から12の実施例は、クロックポンプと、放射されるべき音響周波数よりも高いクロック周波数を有するバルブとを備える。 図9において、ポンプピストン92と振動バルブ96及び97とは同一周波数で振動する。 破線で示した位置は、対向する振幅位置でのポンプピストン92と振動バルブ96及び97とを表す。 反作用的な作動力(望ましくないブラインドフォース)を避けるために、3
    つの要素92、96及び97は同一共振周波数に調整されるが、それらの位相と振幅に対して互いに関連して調整される。 この種の調整は、例えばアクチュエータを用いてなされる。 図9における要素92、96及び97の平面設計では、圧電アクチベータが適している。 相互の位相位置により、開口91における音響的に有用な出力流は、方向と大きさに関して調整できる。 放射されるべき音響出力に依存する出力流は、ポンプピストン92の振幅によって調整される。 大きな動的な変動の場合には、いくらか過度な出力が適している。 圧電アクチュエータによる振動衝撃の代わりに、ポンプピストン92とバルブ96、97を回転式(図11参照)に設計することができ、位相制御可能なモータによって作動される。
    同様に単極放射を行うために緩衝容積95が設けられている。 緩衝容積は、音響開口91及び91'が2つの音響的に分離された空間上で作動する場合には不要である。 これは例えば音響発生器90が通路壁に組み込まれ、音響開口91と9
    1'の一方が通路空間に開口し、他方が外部空間に開口する場合に生じる。 【0021】 図10において、音響発生器100の緩衝容積105はλ/2共振器として設計されている。 振動ピストン102により定在波が生成される。 振動バルブ10
    6の固有共振はλ/2共振に変えられる。 振動ピストン102と振動バルブ10
    6との位相長さと振幅とを利用して、容積流は方向と量とに関連して開口101
    において制御される。 【0022】 図11において、容積115と115'に2つの定在λ/2が発生し、振動ピストン112によって作動され、位相が180°だけ変位されている。 従って、
    開口111及び111'に反対の音圧が常に存在する。 λ/2振動の周波数に等しい回転周波数でモータ117によって作動されるバルブディスク116は開口を有しており、それに半径方向に対向する側面で閉じられている。 正圧力未満の位相位置で、音響開口111に対するアクセスが可能になり、空気が外部に出力され、負の圧力の位相位置において吸引が生じる。 しかし、中間位置では開口1
    11と111'では空気流は生じない。 本実施例でも位相位置と有用な音を生成する空気流とは方向と量に関連して制御できる。 【0023】 図12による実施例は、図10の一次元の実施例の二次元類似物である。 2つの直交する振動ピストン122及び122'は、二次元の緩衝容積125に影響を与え、λ/2振動を平及び垂直方向に励振する。 2つの振動バルブ126及び126'は、振動ピストン122及び122'の周波数に同調されている。 それらの位相位置によって、一次元の場合と同様に開口121及び121'からの音響生成空気流が制御できる。 【0024】 図13の緩衝容積135は圧力エネルギーだけでなく運動エネルギーも蓄積する。 このために緩衝容積135の中の空気は、実質的に一定回転するロータ13
    2によって回転される。 緩衝容積の周縁にバルブフラップ136が配置されている。 位置136'において空気は外部に出力されるが、反対の位置136''においてガスジェットポンプの原理により、回転運動が外部から空気を吸引する。
    この原理は拡大適用でき、休止状態にある第2の緩衝容積を取り付けることもできる。 【0025】 図14は、例えばステレオ再生又は音響双極の実現に適した、2極式の音響発生器を示す。 このために、関連のラウドスピーカ開口141及び141'を有する2つの独立したポンプアクチュエータ142及び142'が設けられている。
    各々のユニットは図1から12の実施例の1つに従って設計できる。 独立した緩衝装置の代わりに、本実施例では唯一の共通緩衝容積145が設けられている。
    極論すればこれは接続パイプになってもよい。 多重極ラウドスピーカシステムにおいて、共通の緩衝容積は全ての個々の極にとっても好都合である。 指向性音響放射のための配列構成についても同様である。 緩衝容積145内の定在波は吸音装置145によって減衰される。 【0026】 図15から17による実施例は、ポンプとバルブの周期的な音及び他の固有の音を除去する手段に関する。 図15において、破壊的な干渉によるキャンセルがそこに生じ、2つの開口151及び151'は、クロックサイクルが180°だけずれたポンプとバルブとによって結合される。 そのような配置は、単極放射器をより効率の悪い双極放射器へと変える。 四極子特性を有する4つのユニットの配置は、更に周期的なノイズを低減する。 有用な音はそれによって影響されない。 図16において、開口通路161には吸音繊維材料169が充填されている。
    高周波数で作動するポンプ及びバルブからの好ましくない音は、低周波数の有用な音よりも相当強力に減衰される。 同時に繊維材料169により、塵を濾過する効果も得られる。 最後に、図17において、(本実施例では)ヘルムホルツ共鳴器を有するラウドスピーカ通路171が提供される。 この方法で有用な音に影響を及ぼすことなく周期的な周波数とその高調波を吸収又は減衰できる。 また、ラウドスピーカ通路171の音響的に有用な容積流も平滑化される。 【0027】 図18において、音響通路181は横断面の延長部を有する。 この延長部は空気力学的拡散器として設計され、大きな出力流(即ち高速流)に使用され、損失のある延長部を用いることなく可逆性の圧力均一化を確実に行える。 通路の細区分(図示せず)により、通路長が短くても隣接する渦なし流れを維持できる。 一般的に、拡散器としての音響通路181の設計は、音響ホーンの要求を満たさない。 しかし、当然ホーンを追加してもよい。 最終的に音響通路181には汚れや好ましくない接触に対する保護網189が設けられる。 【図面の簡単な説明】 【図1】 緩衝容積を有し、容積流量を制御できるポンプによって作動される音響発生器を示す。 【図2】 緩衝容積を有し、容積流量を制御できるポンプによって作動される音響発生器を示す。 【図3】 緩衝容積を有し、容積流量を制御できるポンプによって作動される音響発生器を示す。 【図4】 緩衝容積を有し、容積流量を制御できるポンプによって作動される音響発生器を示す。 【図5】 緩衝容積を有し、容積流量を制御できるポンプによって作動される音響発生器を示す。 【図6】 緩衝容積を有し、容積流量を制御できるポンプによって作動される音響発生器を示す。 【図7】 緩衝容積を有し、定出力ポンプとバルブによる容積流量の制御によって作動される音響発生器を示す。 【図8】 緩衝容積を有し、定出力ポンプとバルブによる容積流量の制御によって作動される音響発生器を示す。 【図9】 緩衝容積と、振動ポンプ出力と、振動バルブとを有する音響発生器を示す。 【図10】 緩衝容積と、振動ポンプ出力と、振動バルブとを有する音響発生器を示す。 【図11】 緩衝容積と、振動ポンプ出力と、振動バルブとを有する音響発生器を示す。 【図12】 緩衝容積と、振動ポンプ出力と、振動バルブとを有する音響発生器を示す。 【図13】 緩衝容積に運動エネルギーを蓄積する音響発生器を示す。 【図14】 双極式(ステレオ動作)の音響発生器を示す。 【図15】 ポンプとバルブの固有ノイズの低減を示す。 【図16】 ポンプとバルブの固有ノイズの低減を示す。 【図17】 ポンプとバルブの固有ノイズの低減を示す。 【図18】 音響開口の設計を示す。

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