Multipurpose lighting device comprising an electronic glow sticks

本発明は、照明源に関し、より詳しくは、フラッシュライト機能及びグロースティック機能を有する照明源に関するものである。

通常、携帯用照明は特定の課題を念頭に置いて設計される。 従って、ランタンが短い距離ではあるが全ての方向を照らすように設計されるのに対し、フラッシュライトは、暗い隅部をよく見るために光線を集束させるように、あるいはより長い距離を照らすように設計される。 このような一般的な照明源のひとつは、化学物質を使用したグロースティックである。 このグロースティックは、中空のプラスチックチューブ内に２つ以上の化学物質を内蔵しており、それらの化学物質を混合することで短時間蛍光を発する。 このグロースティックを使用するためには、まず化学物質のうちのひとつを含んでいるカプセルが壊れるようにプラスチックチューブを曲げる。 それからチューブを振って２つの化学物質を混合し、蛍光発光プロセスを開始する。 このプロセスによって発せられる光は、全ての方向に向けてチューブの側壁から外へと放射される。

照明装置は、単一の装置で多くの用途を果たすことができるように多機能性を有していることが望ましい。 従って、２つの用途を果たす照明を実現するために、フラッシュライトとグロースティックのようなランタンとを組み合わせた多用途照明装置が必要となる。

さまざまな代表的な態様において、本発明は多用途照明装置について教示する。

本発明に従って構成される多用途照明装置は、第一の光源及び第二の光源を有するモジュールと、第一の光源と第二の光源とを選択的に交互に作動させるためのモジュールに連結されたボタンと、第二の光源に関連して設けられた細長いグロースティックハウジングと、を備え、第二の光源がグロースティックハウジングの長さ方向に沿って光を照らす。

フラッシュライトハウジングはモジュールを囲んでおり、またフラッシュライトハウジングの外面に設置されたハウジングボタンを備え、ハウジングボタンはモジュールに連結されたボタンと整列している。 ハウジングボタンを作動させることで、多用途照明装置が稼動するようにモジュールボタンを作動させる機能も果たす。 第二の光源は、第一の光源の反対側に位置するようにモジュールに取付けることができる。 さらに、第二の光源は着色光を発するようにしてもよい。 また、ボタンを連続的に作動させることによって、第一の光源のみ、第二の光源のみ、又は反復する点滅モードで第二の光源を作動させるように照明装置を操作することができる。

本発明の前述及び他の目的、特性、及び利点は、以下で添付図面を参照にしてなされる本発明の好適実施形態の詳細な説明によってさらに容易に明らかになるであろう。

本発明の好適実施形態に係る照明装置の斜視図である。

図１の照明装置の斜視図であり、全ての構成部品を示す分解図である。

図１における３−３線に沿った正面断面図であり、図１の多用途照明装置の本体内に設置された照明モジュールを示す。

図１における４−４線に沿った側面断面図であり、図１の多用途照明装置の本体内に設置された照明モジュールを示す。

ボタンを複数回押した際の照明モジュールの機能を示すフローチャートである。

図１は、本発明の好適実施形態に係る多用途照明装置１０を示している。 多用途照明装置１０は、フラッシュライトハウジング（第一の部品）１２を有する本体部と、グロースティックハウジング（第二の部品）１４と、グロースティックハウジング１４の一方の端部に隣接する端部キャップ１６を備えている。

ボタン１８はフラッシュライトハウジング１２の表面に設けられており、以下で詳しく述べるように、図２の照明モジュール（統合モジュール）２０上のボタンと連動する。 フラッシュライトハウジング１２は複数のリブ２２を含み、リブ２２はフラッシュライトハウジング１２の外周にわたって延びている。 フランジ２４がフラッシュライトハウジング１２の端部に固定されており、着脱可能なリストストラップ２６が連結されている。

図２に示すように、フラッシュライトハウジング１２は、照明モジュール２０が設置される中空内部２８を有している。 中空内部２８の内壁に形成されている雌ネジ３０は、グロースティックハウジング１４の端部に形成されている雄ネジ３２と螺合し、それによって中空内部２８を囲んで照明モジュール２０を照明装置１０内に固定する。

照明モジュール２０は、フラッシュライトＬＥＤ（発光ダイオード）（第一の光源）３４及びグロースティックＬＥＤ（第二の光源）３６で示される、反対の位置に設置された２つの光源を有している。 これらの光源３４及び３６は、共に照明モジュール２０に設けられたボタン３８によって作動し、ボタン３８自体は、フラッシュライトハウジング１２の本体部に設けられたボタン１８と整列され、ボタン１８によって作動する。

図２は、グロースティックハウジング１４の端部から取り外された端部キャップ１６を示している。 ホイッスル４０は、グロースティックハウジング１４の端部に設けられ、ホイッスルを完成させる成形バッフル(shaped baffle)（図示せず）によって隔てられたマウスピース開口部４２及びホイッスル開口部４４を含む。 当然のことながら、多用途照明装置１０は、フラッシュライト機能、ランタン又はグロースティック機能、及びホイッスル機能を有している。 従って、多用途照明装置１０は、緊急事態又は単に一般的使用のために有益な多用途道具を提供する。

次に図３及び図４を参照すると、多用途照明装置１０のフラッシュライトハウジング１２内に設置された照明モジュール２０が示されている。 照明モジュール２０は、照明モジュール２０の全長にわたって延びる細長いリッジ４８ａ及び４８ｂで終端する円形の下端部４６を有している。 中空部２８の内壁に形成されている相補的成形部(complementary molded portions)５０ａ及び５０ｂは、照明モジュール２０が設置される際に、リッジ４８ａ及び４８ｂとスライドして係合する。 フラッシュライトハウジング１２の中空部２８は、このように成形部５０ａ及び５０ｂと空洞のサイズとによって形作られる。 それにより、（ａ）照明モジュールボタン３８がフラッシュライトハウジング１２の外面に設けられたボタン１８と整列するように、かつ（ｂ）光を集束して前向きのレンズ又は透明な正面部５４を通して外へと放射するためにフラッシュライトＬＥＤ３４が円錐形の反射器５２内に適切に挿入される（すなわち、反射器５２の開口部に挿入される）ように、照明モジュール２０を特定の位置に設置する。 バッテリー５６ａ、５６ｂ、及び５６ｃのような電源（電力貯蔵部）が照明モジュール２０内に設置され、図５のフローチャートに従って、選択的に光を発するように、ＬＥＤ３４及び３６と必要な電子機器とに電力を供給する。

図４に示すように、ボタン１８は弾性頂上部を含み、下向きの圧力が加わることで弾性的に変形し、ボタン１８と整列している照明モジュール２０のボタン３８に強く接触する。 ボタン３８を複数回クリックすることで、図５に示す通りに（つまり、以下に示す通りに）機能するように照明モジュール２０内の制御電子回路を操作する。

ボタンを押す（１回目のボタン操作）→フラッシュライトＬＥＤ３４がオン 次に、ボタンを押す（２回目のボタン操作）→フラッシュライトＬＥＤ３４がオフ及びグロースティックＬＥＤ３６がオン 次に、ボタンを押す（３回目のボタン操作）→グロースティックＬＥＤ３６が非常灯のように点滅 次に、ボタンを押す（４回目のボタン操作）→グロースティックＬＥＤ３６がオフ 次に、ボタンを押す（５回目のボタン操作）→フラッシュライトＬＥＤ３４がオン 以下繰り返し

最後にグロースティックのオペレーションについて述べると、図４に最も良く示されているように、グロースティックＬＥＤ３６はグロースティックハウジング１４内に形成された細長いチャンバ５８内で光を発する。 グロースティックＬＥＤ３６から発せられた光は、細長いグロースティックチャンバ５８の内部で反射されてグロースティックハウジング１４の側壁に散乱し、その全長に沿って均等に発光する（すなわち、グロースティックハウジング１４は半透明になっている）。 チャンバ５８及び／又はグロースティックハウジング１４は、この均等な発光を促進するために先細の形状を有していることが望ましい。 これら全体で、照明をグロースティックハウジング１４の長さ方向に沿ってよりよく拡散させるために機能する。 このように、グロースティックハウジング１４は、中空部（チャンバ５８）を有していてもよいし、有していなくてもよい。 また、拡散性及び／又は光散乱性材料のソリッドコア（図示せず）を有していてもよいし、有していなくてもよい。

好適実施形態において、グロースティックＬＥＤ３６は、照明機器１０のフラッシュライトハウジング１２を形成している色付きの半透明プラスチックと調和する着色光（例えば、赤色又は青色）を発する。 グロースティックハウジング１４は、２つのハウジングが螺合する際にフラッシュライトハウジング１２の内壁に圧接するＯリング(O-ring)６０を外壁に備えている。 Ｏリング６０は、フラッシュライトハウジング１２の中空内部２８に水が入り込んで、照明モジュール２０に悪影響を及ぼすのを防ぐのに役立つ。

多用途照明装置１０は、その好適な実施形態において、単一の電源／アクチュエータ（例えば、ボタン１８）を使用して、フラッシュライトと（化学物質を使用するものとは対照的な）電子グロースティックとを交互に作動させるという点において有益である。 照明装置１０は、さらに任意でホイッスル機能４０を備えることができる。 従って、特別な緊急事態の際には、たったひとつの機器が、上で述べたようにグロースティック部によって全ての方向に着色光を点滅させることが可能なだけではなく、手動で警報音（例えば、警笛）を鳴らすこともできる。

本発明の好適実施形態において本発明の原理を説明かつ図示してきたが、本発明は、その原理から逸脱することなく配置及び詳細において変更が可能であることは明らかである。 全ての変更及び変形は本発明の精神及び範囲内であるものとする。