Cheering for beating sounding instrument

申请号 JP2005212401 申请日 2005-07-22 公开(公告)号 JP4190523B2 公开(公告)日 2008-12-03
申请人 シャープ産業株式会社; 发明人 優 小林;
摘要
权利要求
  • 打ち合わせ部の基部から把持部が連設された左右一対の拍子棒と、
    興趣性を高める物や人物を模した形状の中空カバー体とを備え、
    前記両拍子棒は、各拍子棒の打ち合わせ部と把持部との間の位置で、打ち合わせ部同士が開閉自在になるように互いに枢着連結されており、
    前記両拍子棒が前記カバー体の前後両壁部間に上下方向に貫通されるとともに、前記カバー体が前記両拍子棒の長さ方向中間位置に配置され、
    前記カバー体の前後各壁部の内面における左側部の上下離間位置及び右側部の上下離間位置に、それぞれ、左拍子棒用誘導溝部及び右拍子棒用誘導溝部が設けられる一方、
    前記左右各拍子棒の前後各面の上下離間位置に誘導突部が設けられ、
    前記カバー体の左拍子棒用誘導溝部内及び右拍子棒用誘導溝部内に、それぞれ、前記左拍子棒の誘導突部及び前記右拍子棒の誘導突部が嵌め込まれ、
    前記誘導突部が前記誘導溝部に沿って移動することにより、前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされており、
    前記誘導溝部の端部に、前記誘導突部が衝合し前記左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を規制するストッパ部が設けられていることを特徴とする応援用打ち鳴らし具。
  • 打ち合わせ部の基部から把持部が連設された左右一対の拍子棒と、
    興趣性を高める物や人物を模した形状の中空カバー体とを備え、
    前記両拍子棒は、各拍子棒の打ち合わせ部と把持部との間の位置で、打ち合わせ部同士が開閉自在になるように互いに枢着連結されており、
    前記両拍子棒が前記カバー体の前後両壁部間に上下方向に貫通されるとともに、前記カバー体が前記両拍子棒の長さ方向中間位置に配置され、
    前記カバー体の前後各壁部の内面における左側部の上下離間位置及び右側部の上下離間位置に、それぞれ、左拍子棒用誘導突部及び右拍子棒用誘導突部が設けられる一方、
    前記左右各拍子棒の前後各面の上下離間位置に誘導溝部が設けられ、
    前記左拍子棒の誘導溝部内及び前記右拍子棒の誘導溝部内に、それぞれ、前記カバー体の左拍子棒用誘導突部及び右拍子棒用誘導突部が嵌め込まれ、
    前記誘導突部が前記誘導溝部に沿って該誘導溝部に対して相対的に移動することにより、前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされており、
    前記誘導溝部の端部に、前記誘導突部が衝合し前記左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を規制するストッパ部が設けられていることを特徴とする応援用打ち鳴らし具。
  • 前記カバー体の上壁部に、前記両拍子棒の打ち合わせ部の開閉方向に延びた長孔部が設けられるとともに、前記長孔部を通じて前記両拍子棒の打ち合わせ部が上方に突出しており、
    前記長孔部の前後両縁部に沿って前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が移動することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされるとともに、
    前記長孔部の左右各縁部に前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が衝合することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作が更に規制されるものとなされている請求項1又は2記載の応援用打ち鳴らし具。
  • 前記左右各拍子棒の把持部は、打ち合わせ部に対して外側に屈曲しており、
    前記左右各拍子棒は中空であり且つその先端部に声放出用開口部が設けられるとともに、
    前記両拍子棒の打ち合わせ部が開いた状態のもとで、該両拍子棒の把持部同士が合体されて歌口部が形成されるものとなされて、前記両拍子棒が応援用メガホンとしても使用可能に構成されている請求項1〜3のいずれか1項記載の応援用打ち鳴らし具。
  • 前記左右各拍子棒の少なくとも打ち合わせ部は、興趣性を高める物や人物を模した形状に形成されている請求項1〜4のいずれか1項記載の応援用打ち鳴らし具。
  • 说明书全文

    本発明は、主にスポーツ観戦時に使用される応援用打ち鳴らし具に関する。

    野球をはじめ、バレーボール、サッカー、バスケットボール等の各種スポーツの応援の際に使用される打ち鳴らし具として、互いに開閉自在に枢着連結された左右一対の拍子棒(いわゆる拍子木)を備えたものが知られている。 この打ち鳴らし具は、応援時に両拍子棒の打ち合わせ部を繰り返し開閉動作させて両者を打ち合わせることで音を発生させている。

    この打ち鳴らし具の両拍子棒は、一般に、2個のメガホン半体で構成されており、声による応援をする場合には、打ち鳴らし具は両メガホン半体をV字状に開いた状態にしてメガホンとして使用される(例えば、特許文献1−6参照)。

    さらに、この打ち鳴らし具において、興趣性を高めるために、スポーツチームのマスコット人形を打ち鳴らし具に取り付けたものも知られている(例えば、特許文献7及び8参照)。

    特開2001−75573号公報

    登録実用新案第3062631号公報

    特許第2996649号公報

    実公平3−20879号公報

    実開平5−45796号公報

    特開平10−91168号公報

    意匠登録第977617号公報

    意匠登録第1229544号公報

    而して、従来のこの打ち鳴らし具では、マスコット人形は両拍子棒のうちいずれか一方に取り付けられていた。 そのため、一方の拍子棒の大きさに対応させてマスコット人形の大きさを設定しなければならず、マスコット人形のデザインの自由度が制限され、興趣性に欠けていた。 さらに、マスコット人形の大きさが制限されるので、マスコット人形が目立ち難かった。

    本発明は、上述した難点を解消するためになされたもので、その目的は、高い興趣性を有する応援用打ち鳴らし具を提供することにある。

    上記目的を達成するため、本発明は次の手段を提供する。

    [1] 打ち合わせ部の基部から把持部が連設された左右一対の拍子棒と、
    興趣性を高める物や人物を模した形状の中空カバー体とを備え、
    前記両拍子棒は、各拍子棒の打ち合わせ部と把持部との間の位置で、打ち合わせ部同士が開閉自在になるように互いに枢着連結されており、
    前記両拍子棒が前記カバー体の前後両壁部間に上下方向に貫通されるとともに、前記カバー体が前記両拍子棒の長さ方向中間位置に配置され、
    前記カバー体の前後各壁部の内面における左側部の上下離間位置及び右側部の上下離間位置に、それぞれ、左拍子棒用誘導溝部及び右拍子棒用誘導溝部が設けられる一方、
    前記左右各拍子棒の前後各面の上下離間位置に誘導突部が設けられ、
    前記カバー体の左拍子棒用誘導溝部内及び右拍子棒用誘導溝部内に、それぞれ、前記左拍子棒の誘導突部及び前記右拍子棒の誘導突部が嵌め込まれ、
    前記誘導突部が前記誘導溝部に沿って移動することにより、前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされており、
    前記誘導溝部の端部に、前記誘導突部が衝合し前記左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を規制するストッパ部が設けられていることを特徴とする応援用打ち鳴らし具。

    [2] 打ち合わせ部の基部から把持部が連設された左右一対の拍子棒と、
    興趣性を高める物や人物を模した形状の中空カバー体とを備え、
    前記両拍子棒は、各拍子棒の打ち合わせ部と把持部との間の位置で、打ち合わせ部同士が開閉自在になるように互いに枢着連結されており、
    前記両拍子棒が前記カバー体の前後両壁部間に上下方向に貫通されるとともに、前記カバー体が前記両拍子棒の長さ方向中間位置に配置され、
    前記カバー体の前後各壁部の内面における左側部の上下離間位置及び右側部の上下離間位置に、それぞれ、左拍子棒用誘導突部及び右拍子棒用誘導突部が設けられる一方、
    前記左右各拍子棒の前後各面の上下離間位置に誘導溝部が設けられ、
    前記左拍子棒の誘導溝部内及び前記右拍子棒の誘導溝部内に、それぞれ、前記カバー体の左拍子棒用誘導突部及び右拍子棒用誘導突部が嵌め込まれ、
    前記誘導突部が前記誘導溝部に沿って該誘導溝部に対して相対的に移動することにより、前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされており、
    前記誘導溝部の端部に、前記誘導突部が衝合し前記左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を規制するストッパ部が設けられていることを特徴とする応援用打ち鳴らし具。

    [3] 前記カバー体の上壁部に、前記両拍子棒の打ち合わせ部の開閉方向に延びた長孔部が設けられるとともに、前記長孔部を通じて前記両拍子棒の打ち合わせ部が上方に突出しており、
    前記長孔部の前後両縁部に沿って前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が移動することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされるとともに、
    前記長孔部の左右各縁部に前記左右各拍子棒の打ち合わせ部が衝合することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作が更に規制されるものとなされている前項1又は2記載の応援用打ち鳴らし具。

    [4] 前記左右各拍子棒の把持部は、打ち合わせ部に対して外側に屈曲しており、
    前記左右各拍子棒は中空であり且つその先端部に声放出用開口部が設けられるとともに、
    前記両拍子棒の打ち合わせ部が開いた状態のもとで、該両拍子棒の把持部同士が合体されて歌口部が形成されるものとなされて、前記両拍子棒が応援用メガホンとしても使用可能に構成されている前項1〜3のいずれか1項記載の応援用打ち鳴らし具。

    [5] 前記左右各拍子棒の少なくとも打ち合わせ部は、興趣性を高める物や人物を模した形状に形成されている前項1〜4のいずれか1項記載の応援用打ち鳴らし具。

    而して、本明細書では、本発明に係る応援用打ち鳴らし具の構成を理解し易くするため、両拍子棒の打ち合わせ部が開閉する方向を左右方向とし、拍子棒の先端方向を上方及び基端方向を下方として説明されている。

    また本発明において、興趣性を高める物(物の一部を含む。)や人物としては、スポーツやスポーツチームに関連する物(物の一部を含む。)や人物が例示され、具体的には、スポーツに使用する物品(バット、ボール、グローブ等)、スポーツチームのマスコット、ユニフォーム、ヘルメット、選手等が挙げられる。

    本発明は次の効果を奏する。

    [1]の発明では、打ち鳴らし具は、興趣性を高める物や人物を模した形状の中空カバー体を備え、両拍子棒がこのカバー体の前後両壁部間に上下方向に貫通されるとともに、カバー体が両拍子棒の長さ方向中間位置に配置されている。 したがって、一方の拍子棒の大きさではなく両方の拍子棒を合わせた大きさに対応させてカバー体の大きさを設定することができる。 そのため、カバー体のデザインの自由度が増大し、興趣性を高めることができる。 さらには、カバー体を大きく設計できるので、カバー体を目立たせることができる。

    また、両拍子棒がカバー体の前後両壁部間に上下方向に貫通されているので、カバー体の重心位置を両拍子棒の上下方向に沿う中心軸線上やその近傍位置に設定することができる。 そのため、打ち鳴らし具を飾るために室内のテーブルや机上等に載置したときに安定性が高いという利点がある。

    さらに、カバー体の前後各壁部の内面における左側部の上下離間位置及び右側部の上下離間位置に、それぞれ、左拍子棒用誘導溝部及び右拍子棒用誘導溝部が設けられる一方、左右各拍子棒の前後各面の上下離間位置に誘導突部が設けられ、カバー体の左拍子棒用誘導溝部内及び右拍子棒用誘導溝部内に、それぞれ、左拍子棒の誘導突部及び右拍子棒の誘導突部が嵌め込まれ、誘導突部が誘導溝部に沿って移動することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされている。 そのため、左右各拍子棒の打ち合わせ部の開閉動作をスムーズに行うことができる。

    さらに、誘導溝部の端部に、誘導突部が衝合し左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を規制するストッパ部が設けられているので、左右各拍子棒の打ち合わせ部が最大開き位置に到達したときに左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を確実に規制することができる。

    [2]の発明は、上記[1]の発明と同様の効果を奏する。

    [3]の発明では、カバー体の上壁部の長孔部の前後両縁部に沿って左右各拍子棒の打ち合わせ部が移動することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部が開閉方向に誘導されるものとなされているので、左右各拍子棒の打ち合わせ部の開閉動作を更にスムーズに行うことができる。

    さらに、長孔部の左右各縁部に左右各拍子棒の打ち合わせ部が衝合することにより、左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作が更に規制されるものとなされているので、左右各拍子棒の打ち合わせ部が最大開き位置に到達したときに左右各拍子棒の打ち合わせ部の開き動作を更に確実に規制することができる。

    [4]の発明では、両拍子棒が応援用メガホンとしても使用可能に構成されているので、声による応援を行う場合には声を拡大することができる。

    [5]の発明では、左右各拍子棒は、興趣性を高める物や人物を模した形状に形成されているので、更に高い興趣性を有する応援用打ち鳴らし具を提供できる。

    次に、本発明の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。

    図1〜図6は、本発明の第1実施形態に係る応援用打ち鳴らし具を説明する図である。 図1において、(1A)は第1実施形態の応援用打ち鳴らし具である。 この打ち鳴らし具(1A)は、スポーツとして例えば野球を観戦する時に野球チームの応援のために使用されるものである。

    この打ち鳴らし具(1A)は、左右一対の拍子棒(拍子木)(2L)(2R)と、中空カバー体(10)とを備える。

    カバー体(10)は、プラスチック製の中空成形体からなり、図1〜図3に示すように、興趣性を高める物として、応援する野球チームのユニホームを模した形状に形成されている。

    このカバー体(10)は、図4に示すように前後に2分割されている。 そして、カバー体(10)の前壁部(11)と後壁部(11)とが、それらの間に両拍子棒(2L)(2R)を挟んだ状態で、複数個のネジ(20)により相互に結合されている。 図4において、(21)はネジ(20)に対応するネジ挿通孔、(22)はネジ(20)に対応するネジ孔である。

    左右両拍子棒(2L)(2R)は互いに略同一構成である。 各拍子棒(2L)(2R)は中空であり、詳述するとプラスチック製の中空成形体からなる。 各拍子棒(2L)(2R)は、図2及び図3に示すように、打ち合わせ部(3)と把持部(4)を有する。 打ち合わせ部(3)は断面円形状に形成されている。 把持部(4)は、打ち合わせ部(3)の基部(下部)から該打ち合わせ部(3)に対して略く字状に外側に屈曲して連設されている。 本実施形態では、把持部(4)は、詳述すると、筒状の把持部本体(4A)が縦に2分割された把持部半体からなる。

    各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)は、興趣性を高める物として野球のバットの打球部を模した形状に形成されている。 また、把持部(4)はバットのグリップ部を模した形状に形成されている。

    また、図1に示すように、打ち合わせ部(3)の先端部(6)には円形状の声放出用開口部(7)が設けられている。

    両拍子棒(2L)(2R)は、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)と把持部(4)との間の位置と、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)と把持部(4)との間の位置とで、打ち合わせ部(3)(3)同士が開閉自在になるように互いに枢着連結されている。 (9)は、両拍子棒(2L)(2R)を枢着連結した回転軸部である。 そして、この打ち鳴らし具(1A)は、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が閉じ動作されて両者が打ち合わされることにより、音が発生されるものとなされている。

    また、図2及び図3に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)がV字状に開いた状態では、該両拍子棒(2L)(2R)の把持部(4)(4)同士が合体されて筒状の把持部本体(4A)が形成される。 この把持部本体(4A)は応援用メガホンの歌口部に対応している。

    この打ち鳴らし具(1A)において、両拍子棒(2L)(2R)は、カバー体(10)の前後両壁部(11)(11)間に上下方向に貫通されている。 また、カバー体(10)は、両拍子棒(2L)(2R)の長さ方向(上下方向)中間部に配置されている。

    カバー体(10)の上壁部(12)には、図1に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)の開閉方向(即ち左右方向)に延びた上長孔部(17)が設けられている。 そして、この上長孔部(17)を通じて両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が上方に突出して外部に露出している。

    一方、カバー体(10)の下壁部(13)には、図5に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)の開閉方向に延びた下長孔部(18)が設けられている。 そして、この下長孔部(13)を通じて両把持部(4)(4)が下方に突出して外部に露出している。

    図4に示すように、カバー体(10)の前後各壁部(11)(11)の内面における左側部の上下離間位置には、左拍子棒(2L)の開閉方向(即ち左右方向)に延びた左拍子棒用誘導溝部(15L)が設けられている。 また、同内面における右側部の上下離間位置には、右拍子棒(2R)の開閉方向(即ち左右方向)に延びた右拍子棒用誘導溝部(15R)が設けられている。 各誘導溝部(15L)(15R)の周縁には周壁部(16)が突出して設けられている。

    一方、左拍子棒(2L)の前後各面の上下離間位置には、左拍子棒用誘導溝部(15L)に対応した誘導突部(5L)が設けられている。 また、右拍子棒(2R)の前後各面の上下離間位置には、右拍子棒用誘導溝部(15R)に対応した誘導突部(5R)が設けられている。

    上述したように、カバー体(10)の前壁部(11)と後壁部(11)とは、それらの間に両拍子棒(2L)(2R)を挟んだ状態で複数のネジ(20)により相互に結合されているが、この状態において、左拍子棒(2L)の誘導突部(5L)は、図5及び図6に示すように、カバー体(10)の前後各壁部(11)(11)の左拍子棒用誘導溝部(15L)内に嵌合されている(即ち嵌め込まれている)。 そして、この嵌合状態(嵌込み状態)で、左拍子棒(2L)の誘導突部(5L)が左拍子棒用誘導溝部(15L)に沿って左右に移動することにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は開閉方向に誘導されるものとなされている。 また同じく、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)は、カバー体(10)の前後各壁部(11)(11)の右拍子棒用誘導溝部(15R)内に嵌合されている(即ち嵌め込まれている)。 そして、この嵌合状態(嵌込み状態)で、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)が右拍子棒用誘導溝部(15R)に沿って左右に移動することにより、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)が開閉方向に誘導されるものとなされている。

    而して、本実施形態の打ち鳴らし具(1A)を応援時に使用する場合には、まず両拍子棒(2L)(2R)の把持部(4)(4)を片手で軽く把持することにより、図5に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)をV字状に開いた状態にする。 この状態で、両拍子棒(2L)(2R)を振ってカバー体(10)を他方の片手の掌にぶつける。 すると、その衝撃で両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が互いに閉じ方向に移動して該打ち合わせ部(3)(3)同士がぶつかり(即ち打ち合わされ)、音が発生する(図6参照)。 この動作を繰り返し行うことにより、打ち合わせ部(3)(3)同士のぶつかり音を何度も発生させることができる。

    この打ち鳴らし操作における両拍子棒(2L)(2R)の動きを以下に詳細に説明する。

    図5に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)をV字状に開いた状態のもとで、両拍子棒(2L)(2R)を振ってカバー体(10)を他方の片手の掌にぶつけると、その衝撃によって両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)にそれぞれ閉じ方向のが作用する。 すると、左拍子棒(2L)の誘導突部(5L)はカバー体(10)の左拍子棒用誘導溝部(15L)に沿って移動し、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は閉じ方向に誘導される。 またこのとき、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は上長孔部(17)の前後両縁部(17a)(17a)に沿って移動し、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は閉じ方向に更に確実に誘導される。 またこれと同様に、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)はカバー体(10)の右拍子棒用誘導溝部(15R)に沿って移動し、これにより、右拍子棒(15R)の打ち合わせ部(3)は閉じ方向に誘導される。 またこのとき、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)は上長孔部(17)の前後両縁部(17a)(17a)に沿って移動し、これにより、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)は閉じ方向に更に確実に誘導される。 したがって、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)の閉じ動作がスムーズに行われる。

    そして、図6に示すように、それぞれ閉じ方向に誘導された両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)は互いにぶつかり、音が発生する。

    同図に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が互いにぶつかって両者(3)(3)が閉じた状態では、左拍子棒(2L)の誘導突部(5L)は、カバー体(10)の左拍子棒用誘導溝部(15L)の右端部の縁部(SL2)に衝合し、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)の更なる閉じ動作が規制されている。 したがって、この縁部(SL2)は、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)の閉じ動作を規制する閉じ動作規制用左ストッパ部として作用している。 またこれと同様に、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)は、カバー体(10)の右拍子棒用誘導溝部(15R)の左端部の縁部(SR2)に衝合し、これにより、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)の更なる閉じ動作が規制されている。 したがって、この縁部(SR2)は、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)の閉じ動作を規制する閉じ動作規制用右ストッパ部として作用している。

    また、同図に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が閉じた状態では、両把持部(4)(4)は開いている。

    一方、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が閉じた状態(図6参照)から、図5に示すように両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)をV字状に開いた状態にする場合には、両把持部(4)(4)を片手で把持しその把持力で両把持部(4)(4)を閉じ方向に移動させる。 すると、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)にそれぞれ開き方向の力が作用する。 その結果、左拍子棒(2L)の誘導突部(5L)がカバー体(10)の左拍子棒用誘導溝部(15L)に沿って移動し、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)が開き方向に誘導される。 またこのとき、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は上長孔部(17)の前後両縁部(17a)(17a)に沿って移動し、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は開き方向に更に確実に誘導される。 またこれと同様に、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)がカバー体(10)の右拍子棒用誘導溝部(15R)に沿って移動し、これにより、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)が開き方向に誘導される。 またこのとき、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)は上長孔部(17)の前後両縁部(17a)(17a)に沿って移動し、これにより、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)は開き方向に更に確実に誘導される。 したがって、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)の開き動作もスムーズに行われる。

    そして、図5に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が最大開き位置に到達して最も大きく開いた状態では、左拍子棒(2L)の誘導突部(5L)はカバー体(10)の左拍子棒用誘導溝部(15L)の左端部の縁部(SL1)に衝合し、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)の更なる開き動作が規制される。 したがって、この縁部(SL1)は、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)の開き動作を規制する開き動作規制用左ストッパ部として作用している。 またこれと同様に、右拍子棒(2R)の誘導突部(5R)はカバー体(10)の右拍子棒用誘導溝部(15R)の右端部の縁部(SR1)に衝合し、これにより、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)の更なる開き動作が規制される。 したがって、この縁部(SR1)は、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)の開き動作を規制する開き動作規制用右ストッパ部として作用している。 よって、この打ち鳴らし具(1A)によれば、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が最大開き位置に到達したときに左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)の開き動作を確実に規制することができる。

    さらに、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が最大開き位置に到達したときには、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)は、カバー体(10)の上長孔部(17)の左縁部(17b)に衝合しており、これにより、左拍子棒(2L)の打ち合わせ部(3)の更なる開き動作が更に規制されている。 またこれと同様に、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)は、カバー体(10)の上長孔部(17)の右縁部(17b)に衝合しており、これにより、右拍子棒(2R)の打ち合わせ部(3)の更なる開き動作が更に規制されている。 よって、この打ち鳴らし具(1A)によれば、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が最大開き位置に到達したときに左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)の開き動作を更に確実に規制することができる。

    さらに、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が最大開き位置に到達したときには、図5に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の把持部(4)(4)同士は閉じ合わされて合体し、筒状の把持部本体(4A)が形成される。 声による応援を行う場合には、打ち鳴らし具(1A)を図5に示した形態にし、把持部本体(4A)を歌口部としてこれに口を付けて声を発し、声を拡大するメガホンとして使用する。

    この打ち鳴らし具(1A)を使用しないときには、図2及び図3に示すように、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)をV字状に開いた状態にして、把持部(4)(4)を下にして室内のテーブルや机(T)上等に載置する。 これにより、打ち鳴らし具(1A)を室内の装飾用の置物としても使用することができる。 この場合において、打ち鳴らし具(1A)は、その両拍子棒(2L)(2R)がカバー体(10)の前後両壁部(11)(11)間に上下方向に貫通されているので、図2に示すようにカバー体(10)の重心位置(C)は両拍子棒(2L)(2R)の上下方向に沿う中心軸線(P)上又はその近傍位置に設定されている。 そのため、打ち鳴らし具(1A)を安定良く載置することができ、倒れ難くなっている。

    而して、この打ち鳴らし具(1A)によれば、一方の拍子棒の大きさではなく両方の拍子棒(2L)(2R)を合わせた大きさに対応させてカバー体(10)の大きさを設定することができる。 そのため、カバー体(10)のデザインの自由度が増大し、興趣性を高めることができる。 さらには、カバー体(10)を大きく設計できるので、カバー体(10)を目立たせることができる。

    さらに、左右各拍子棒(2L)(2R)の、カバー体(10)から突出して外部へ露出している打ち合わせ部(3)(3)と把持部(4)(4)は、それぞれ、バットの打球部とグリップ部を模した形状に形成されているので、興趣性を更に高めることができる。

    また、両拍子棒(2L)(2R)は応援用メガホンとしても使用可能なので、声による応援を行う場合には声を拡大することができる。

    また、この打ち鳴らし具(1A)の打ち鳴らし操作は、両拍子棒(2L)(2R)を振ってカバー体(10)を掌にぶつけることにより、行われることから、打ち鳴らし操作時に両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)間に指が挟まれる不具合を防止することができる。

    図7及び図8は、本発明の第2実施形態に係る応援用打ち鳴らし具を説明する図である。 図7及び図8には、第1実施形態の打ち鳴らし具(1A)の要素と同一の要素には、同一の符号が付されている。 この打ち鳴らし具(1B)の構成について、第1実施形態の打ち鳴らし具(1A)との相異を中心に以下に説明する。

    この打ち鳴らし具(1B)では、カバー体(10)の前後各壁部(11)(11)の内面における左側部の上下離間位置及び右側部の上下離間位置には、それぞれ、左拍子棒用誘導突部(5L)及び右拍子棒用誘導突部(5R)が設けられている。 一方、左右各拍子棒(2L)(2R)の前後各面の上下離間位置には、ぞれぞれ、誘導溝部(15L)(15R)が設けられている。 そして、左拍子棒(2L)の誘導溝部(15L)内及び右拍子棒(2R)の誘導溝部(15R)内に、それぞれ、カバー体(10)の左拍子棒用誘導突部(5L)内及び右拍子棒用誘導突部(5R)が嵌合されている。 そして、誘導突部(5L)(5R)が誘導溝部(15L)(15R)に沿って該誘導溝部(15L)(15R)に対して相対的に移動するように、誘導溝部(15L)(15R)が移動することにより、左右各拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)が開閉方向に誘導されるものとなされている。

    この打ち鳴らし具(1B)の他の構成及び使用方法は、第1実施形態の打ち鳴らし具(1A)と同じである。

    図9は、本発明の第3実施形態に係る応援用打ち鳴らし具を説明する図である。 図9には、第1実施形態の打ち鳴らし具(1A)の要素と同一の要素には、同一の符号が付されている。 この打ち鳴らし具(1C)の構成について、第1実施形態の打ち鳴らし具(1A)との相異を中心に以下に説明する。

    この打ち鳴らし具(1C)では、カバー体(10)はスポーツチームのマスコットの頭部を模した形状に形成されている。 また、両拍子棒(2L)(2R)の打ち合わせ部(3)(3)は、マスコットの(つの)部(又は部)を模した形状に形成されている。

    この打ち鳴らし具(1C)の他の構成及び使用方法は、第1実施形態の打ち鳴らし具(1A)と同じである。

    以上で本発明の幾つかの実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に示したものに限定されるものではなく、様々に設定変更可能である。

    例えば、上記第1〜第3実施形態では、カバー体(10)は、興趣性を高める物や人物の例として、スポーツチームのユニフォーム又はマスコットを模した形状に形成されているが、本発明では、カバー体(10)はスポーツチームの選手を模した形状に形成されていても良いし、スポーツに使用する物品(バット、ボール、グローブ等)を模した形状に形成されていても良いし、他の物や人物を模した形状に形成されていても良い。

    本発明は、野球をはじめ、バレーボール、サッカー、バスケットボール等の各種スポーツを観戦する際に使用される応援用打ち鳴らし具に利用可能である。

    本発明の第1実施形態に係る応援用打ち鳴らし具の斜視図である。

    同打ち鳴らし具の正面図である。

    同打ち鳴らし具の背面図である。

    同打ち鳴らし具の分解斜視図である。

    同打ち鳴らし具を両拍子棒の打ち合わせ部を開いた状態で示す縦断面図である。

    同打ち鳴らし具を両拍子棒の打ち合わせ部を閉じた状態で示す縦断面図である。

    本発明の第2実施形態に係る応援用打ち鳴らし具を両拍子棒の打ち合わせ部を開いた状態で示す縦断面図である。

    同打ち鳴らし具を両拍子棒の打ち合わせ部を閉じた状態で示す縦断面図である。

    本発明の第3実施形態に係る応援用打ち鳴らし具の斜視図である。

    符号の説明

    1A、1B、1C…応援用打ち鳴らし具
    2L、2R…左右各拍子棒3…打ち合わせ部4…把持部
    5L、5R…誘導突部7…声放出用開口部9…回転軸部
    10…カバー体
    11、11…前後各壁部
    15L、15R…誘導溝部
    SL1、SR1…誘導溝部の端部の縁部(ストッパ部)
    17…上長孔部(長孔部)
    17a、17a…上長孔部の前後各縁部
    17b、17b…上長孔部の左右各縁部

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