说明书全文 |
【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、楽器一般に係り、とりわけ、打楽器ないしはマラカスとして知られる音を出す種類の器具に関する。 本発明は、さらに、ノベルティアイテム一般に関する。 【0002】 【従来の技術】 マラカスや打楽器のシェカーは、様々な種類の音楽演奏において調子を取るのにオーケストラやその他のミュージカル団体のリズムセクションでよく用いられている。 マラカスは一般に、球形状の乾燥された中空の瓢箪から成り、この瓢箪の中に、振られたときにガラガラした音を生み出す乾燥させた種やその他のペレットが入れられている。 マラカス全体は通常非常に堅くて、その動きは演奏者の手の動きに合っている。 このようなマラカスは、米国特許第 5,808,215 号明細書、米国特許第 2,318,460 号明細書に記載されている。 【0003】 ノベルティアイテムは、しばしば、他の用途を有するアイテムを小形に作り変えることから作り上げられる。 このようなノベルティアイテム、例えば、キー・チェーンのアタッチメント等を開発する際の最大の難関は、これらのアイテムを十分に丈夫で柔軟にして、ポケットやハンドバッグに入れても壊れないようにすることである。 また、ノベルティアイテムにおいては、キー・チェーン・アタッチメントでよく遊ぶ機会がある子供たちに対する安全性も考慮される。 こういったことに配慮すると、マラカスにおける通常の方法で作られたマラカス・キー・チェーン・アタッチメントないし玩具は、壊れやすく、しかも危険をはらんでいる。 堅い取っ手は、ポケットやハンドバッグの中に入れられたときとか、あるいは子供達が遊んでいるときに、簡単にポキンと折れたり、アイテムのシェル部からちぎれたりする。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 従って、本発明の第一の課題は、壊れ難いマラカスを提供することにある。 【0005】 本発明の他の課題は、演奏中のシェル部の動きを高める弾性のある取っ手を有したマラカスを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明により、中にペレットが入れられた第1の空のシェル部が第2の取っ手部に接合されている打楽器の改良がなされる。 この改良によって、この第2の取っ手部が柔軟な材料から作られ、この取っ手の弾力性を有した湾曲が可能になる。 【0007】 一実施形態において、シェル部は、切り詰められた終端部と、この終端部から延出するボトルネックとを有する成型されたシェルから成る。 上記ボトルネックを閉じるために、キャップを用いることができる。 このボトルネックは、取っ手部の合わされる方の終端部に形成された凹部内に収納することもできる。 ボトルネックを閉じるためのキャップが無い場合は、取っ手部がこの役割を担う。 取っ手部には、さらに、シェルとの接合部から離れている方の取っ手の終端部を貫いて、穴部を設けることもできる。 取っ手部は、ゴム、ないしは柔軟性を有するポリビニルクロライド、又はサントプレーン(Santoprene)(登録商標)といったプラスチック材料から全部ないしは一部を形成することができる。 シェル部は、堅いプラスチックから形成することができる。 打楽器の外側の面によって、シェル部と取っ手部の一部とから成る球根状の終端部を有するマラカスを形作ることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】 図1には、本発明の第一の実施形態として、キー・チェーン・アタッチメントとして使用するための小形マラカス10が示されている。 マラカス10の全体は、全長が約8.5cmになるぐらいに小さくすることができる。 あるいは、マラカス10は、これよりも小さく、あるいは大きくしたノベルティアイテムか、あるいは、実物大のマラカスにもすることができる。 マラカス10は、第1のシェル部20、及び第2の取っ手部24の二つの主要部分から形成されている。 シェル部20は、空の内部を有し、その中に音を出す複数のペレット22を備えている。 シェル部20は、ブロー成形、ないしは射出成形によって、スチレン、高衝撃スチレン、ポリカーボネート、ABS、あるいはPE等の比較的堅いプラスチックから作られることが好ましく、ボトルネック延出部26を有した切り詰められた終端部を備えている。 堅いプラスチックを用いることで、音が良くなる。 【0009】 取っ手部24は、ゴム、PVCないしサントプレーン(登録商標)等といった、もっと柔軟なプラスチック材料から作られている。 取っ手部24は、大きさ、材料、および成形技術に応じて、空ないしは部分的に空の内部を有することができるし、あるいは、中身が詰まっていてもよい。 好ましい実施形態において、取っ手14は、シェル部20のボトルネック延出部26をぴったり収納するように形成された凹部30をその一端に備えている。 取っ手24にシェル20を組み付けるのに先立って、ボトルネック延出部26の開口部を閉じるのに、場合によっては、キャップ28が接着剤などによって設けられてもよい。 取っ手24の材料および直径は、例えば取っ手がポケットやハンドバッグの中に押し込められたときに、取っ手24が所定量たわむように選択される。 取っ手24は、直線から約15°ないしはそれ以上まで曲げることができ、このとき、もしこの曲げがなければ取っ手部24とシェル部20との間の接着による結合を上回るであろうような力が解放される。 【0010】 取っ手24にシェル20をつなげる前にボトルネック延出部26を閉じるのに、場合によっては、キャップ部材28が設けられてもよい。 このキャップ部材28は、ボトルネック延出部にスナップ固定するように設けることができ、ないしはそれに代わり/ないしはそれに加えて、ボトルネック延出部に接着接合したり、または一体に和合接合したりすることができる。 【0011】 本実施形態において、キー・チェーンへのアタッチメント等のために、取っ手24には、シェル20から離れた方の取っ手の終端部を貫いて、随意の穴部32が設けられている。 【0012】 図2は、本発明の第二の実施形態による打楽器40の分解側面図である。 この打楽器40は、卵型のシェル42を有しており、このシェル42は、取っ手52が装着された状態で複数のペレット50が中に入れられるように、中央結合部48での接着によって密閉される二つの構成部材44,46を備えている。 さらに、取っ手52は、凹部56を有することができ、この凹部56は、凹部56へ接着接合させるためにシェル42の一端に合致している。 取っ手52の遠位の終端部には、穴部54を設けることもできる。 【0013】 卵型のシェル42の断片部材44,46は、スチレンといった堅いプラスチック材料から形成されていることが好ましいが、上述したように、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の硬い材料を用いることもできる。 取っ手52は、ゴム、ポリビニルクロライドないしサントプレーン(登録商標)等といった、柔軟なプラスチック材料から作られることが好ましいが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の柔軟な材料を用いることもできる。 本実施形態は、硬いプラスチックの取っ手を有する打楽器について改良するものであっても、第一の実施形態に比べて好ましいものではない。 というのも、シェル42は、第一の実施形態のシェル20程には破損に対して強くないし、さらに、取っ手52は、取っ手24がシェル20に固定されている程には、シェル40に強く固定されておらず、したがって、シェル40からそれだけ一層離れ易いからである。 【0014】 第三の実施形態によるマラカス60が図3に示されている。 マラカス60は、第一及び第二の実施形態のように、好ましくは堅い材料からなるシェル62を有している。 このマラカス60の取っ手部材64は、二つの取っ手部材66,68から形成されている。 シェル62に隣接する取っ手部材66は、ゴムないし柔軟なプラスチックといったような、取っ手64をこの部分で湾曲自在にする弾力性を有する材料から形成されている。 取っ手部材68は、それよりは堅い材料から作ることができる。 【0015】 以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、請求項から導かれる発明の観点と思想を逸脱することなく、本発明において他の変形や変更も可能であることは明らかであろう。 例えば、シェカーの形状は、図面に示されたものから変更することができ、柔軟なプラスチック製の取っ手の利点が得られるようにつながっていてもよい。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明による打楽器の第一の実施形態を分解して一部破断して示す側面図である。 【図2】 本発明による打楽器の第二の実施形態を分解して一部破断して示す側面図である。 【図3】 本発明による打楽器の第三の実施形態の平面図である。 【符号の説明】 20・・・シェル部(シェル) 22,50・・・ペレット24・・・取っ手部(取っ手) 26・・・ボトルネック延出部(ボトルネック) 30・・・凹部28・・・キャップ部材(キャップ) 32,54・・・穴部42・・・シェル44,46・・・シェルの構成部材(シェルの半分のもの) 52・・・取っ手62・・・シェル64・・・取っ手部材(取っ手) 66・・・取っ手部材(取っ手の第1の部分) 68・・・取っ手部材(取っ手の第2の部分) |