電子打楽器

申请号 JP2016035380 申请日 2016-02-26 公开(公告)号 JP2017151355A 公开(公告)日 2017-08-31
申请人 ヤマハ株式会社; 发明人 竹久 英昭;
摘要 【課題】ドラムキットを変更しても所望の演奏入 力 装置については設定音色を固定する。 【解決手段】ドラムキットは、パッドの各々に対応する音色のセット(ドラムセット)を規定して成る。ユーザは、パッドごとに音色ロックを設定可能である。ドラムキットの選択が受け付けられた場合、音色ロックが設定されていないパッドについてだけ設定音色の変更がなされ、音色ロックが設定されているパッドについては、設定音色が変更されずに維持される。 【選択図】図6
权利要求

複数の演奏入装置の各々に対応する音色のセットを規定して成るドラムキットの選択を受け付ける受け付け手段と、 前記演奏入力装置ごとに、音色ロックを設定する設定手段と、 前記受け付け手段によりドラムキットの選択が受け付けられた場合、前記設定手段により音色ロックが設定されていない演奏入力装置については、設定音色を前記受け付け手段により受け付けられたドラムキットに規定された対応する音色へと変更し、前記設定手段により音色ロックが設定されている演奏入力装置については、設定音色を変更せずに維持する変更手段と、を有することを特徴とする電子打楽器。前記設定手段により音色ロックが設定された演奏入力装置を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子打楽器。前記変更手段は、ユーザからの変更指示に基づき前記演奏入力装置の設定音色を個別に変更可能であり、 前記設定手段により音色ロックが設定されている演奏入力装置については、ユーザからの変更指示があっても設定音色を変更しないことを特徴とする請求項1または2に記載の電子打楽器。

说明书全文

本発明は、音色が割り当てられる複数の演奏入装置を有する電子打楽器に関する。

従来、音色が割り当てられる複数の演奏入力装置を有する電子打楽器が知られている。例えば、特許文献1では、電子ドラムにおいて、演奏入力装置である複数のパッドの各々に対応する音色のセットを規定して成るドラムキットを選択すると、対応する音色が各パッドに設定される。パッドへの割り当てはドラムキットごとに異なるため、ドラムキットの変更により、各パッドの設定音色を一斉に変更することができる。

特許第5724231号公報

しかしながら、ユーザによっては、特定のパッドについては常に固定の音が鳴ってほしい場合がある。例えば、スプラッシュシンバルの音を発生させるために追加パッドを購入した場合、特定の位置にセットした追加パッドは常にスプラッシュシンバルの音が鳴ってほしい要望がある。この場合、ドラムキットを変更する度に追加パッドまで含めて全ての演奏操作子が他の音色に自動変更されてしまうと、追加パッドは改めて音色設定をスプラッシュシンバルに修正する必要があり、不都合である。なお、ドラムキット作成機能を用いて、特定のパッドの音色が複数のドラムキット間で共通となるように、ドラムキットを新たに作成して登録すれば、それらのドラムキット間の変更に際しては特定のパッドの音色が変更されずに済む。しかしそのような対処方法では手間がかかり、現実的でない。

本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ドラムキットを変更しても所望の演奏入力装置については設定音色を固定することができる電子打楽器を提供することにある。

上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子打楽器は、複数の演奏入力装置の各々に対応する音色のセットを規定して成るドラムキットの選択を受け付ける受け付け手段(27)と、前記演奏入力装置ごとに、音色ロックを設定する設定手段(25)と、前記受け付け手段によりドラムキットの選択が受け付けられた場合、前記設定手段により音色ロックが設定されていない演奏入力装置については、設定音色を前記受け付け手段により受け付けられたドラムキットに規定された対応する音色へと変更し、前記設定手段により音色ロックが設定されている演奏入力装置については、設定音色を変更せずに維持する変更手段(5)と、を有することを特徴とする。

なお、上記括弧内の符号は例示である。

本発明の請求項1によれば、ドラムキットを変更しても所望の演奏入力装置については設定音色を固定することができる。

請求項2によれば、設定音色が固定される演奏入力装置を知らせることができる。請求項3によれば、設定音色が固定されている演奏入力装置の設定音色を誤って変更してしまうことを回避することができる。

本発明の一実施の形態に係る電子打楽器の斜視図である。

電子打楽器の全体構成を示すブロック図である。

コントローラを示す図である。

表示部の表示例を示す図(図(a)〜(d))である。

メイン処理のフローチャートである。

キット選択の処理のフローチャートである。

音色選択の処理のフローチャートである。

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

図1は、本発明の一実施の形態に係る電子打楽器の斜視図である。この電子打楽器20は、スタンド22と、床面に設置されたキックユニット(バスドラムユニット)28とを有する。スタンド22には、複数のパッド21が着脱自在に取り付けられると共に、コントローラ23が取り付けられる。また、キックユニット28もパッド21を有する。複数のパッド21の形状は互いに異なるが、いずれもパッド21と呼称する。各パッド21には、不図示のセンサが設けられ、振動が検出されて、検出信号がコントローラ23に供給される。

図2は、電子打楽器20の全体構成を示すブロック図である。コントローラ23(図1)は、バス16を介してCPU5に各デバイスが接続されて構成される。コントローラ23には、CPU5のほか、検出回路3、検出回路4、ROM6、RAM7、タイマ8、表示部9、記憶装置10、各種I/F(インターフェイス)11、音源回路13及び効果回路14が含まれる。コントローラ23にはさらに設定操作子2が含まれる。演奏操作子1には、演奏入力装置としての上記した複数のパッド21(キックユニット28のパッド21も含む)が含まれる。検出回路3は演奏操作子1の操作状態を検出し、検出回路4は設定操作子2の操作状態を検出する。

表示部9はLCD等で構成され、各種情報を表示する。CPU5にはタイマ8が接続される。音源回路13には効果回路14を介してサウンドシステム15が接続されている。各種I/F11には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)I/F、通信I/Fが含まれる。CPU5は、本楽器全体の制御を司る。ROM6は、CPU5が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。RAM7は、各種入力情報、各種フラグやバッファデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。記憶装置10は、例えば不揮発性のメモリであり、上記制御プログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する。音源回路13は、演奏操作子1から入力された演奏データや予め設定された演奏データ等を楽音信号に変換する。効果回路14は、音源回路13から入力される楽音信号に各種効果を付与し、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等で構成されるサウンドシステム15は、効果回路14から入力される楽音信号等を音響に変換する。CPU5は、検出回路3の検出結果に基づいて、音源回路13及び効果回路14を制御してサウンドシステム15から音を発生させる。なお、各パッド21の打撃により発生する音の音色の設定については図3〜図7で後述する。

図3は、コントローラ23を示す図である。コントローラ23の上面には上記した表示部9が配設される。コントローラ23の上面にはまた、設定操作子2に含まれる複数の操作子やスイッチ群として、回転操作されるダイヤルスイッチ27、それぞれ押下操作されるKITモードスイッチ24、ロックスイッチ25、音色選択モードスイッチ26が配設される。

図4(a)〜(d)は、表示部9の表示例を示す図である。本実施の形態では、音色設定に関するモードとして、KITモードと音色選択モードとがある。図4(a)は、KITモード時に表示されるキット選択画面を示す。図4(b)〜(d)は、音色選択モード時に表示される音色設定画面を示す。KITモードスイッチ24が押下操作される度に、KITモードへの移行とKITモードからの復帰とがトグル変化する。また、音色選択モードスイッチ26が押下操作される度に、音色選択モードへの移行と音色選択モードからの復帰とがトグル変化する。

KITモードでは、キット選択画面(図4(a))が表示され、ユーザによりドラムキットが選択される。ドラムキットは、パッド21の各々に対応する音色を1組にしたセット(ドラムセット)を規定する情報であり、予め記憶装置10に記憶されている。なお、ドラムキットは、電子打楽器20が保持していることは必須でなく、各種I/F11を介して外部装置から取得できる構成としてもよい。キット選択画面において、ドラムセット名称41は、現在選択状態にあるドラムキットの名称である。キットナンバ42、アイコン43は、それぞれ、現在選択状態にあるドラムキットの番号、対応するアイコン表示である。ユーザは、ダイヤルスイッチ27を操作することで、キットナンバ42を増減でき、キットナンバ42の変更に対応して、ドラムセット名称41及びアイコン43の表示も変化する。

KITモードにおける音色選択モードでは、音色設定画面(図4(b)〜(d))が表示される。音色設定画面において、対象パッド名称44は、現在、音色変更・設定の対象となっているパッド21(以下、対象パッドという)の名称である。設定音色45、音色ナンバ46はそれぞれ、対象パッドに設定されている音色の名称、番号である。ユーザは、ダイヤルスイッチ27を操作することで音色ナンバ46を増減でき、音色ナンバ46の変更に対応して設定音色45も変化する。また、対象パッドの切り替えは、ユーザが所望のパッド21を打撃することでなされ、打撃されたパッド21が新たに対象パッドになる。なお、パッド21の打撃に限定されず、他のスイッチ操作によって対象パッドの切り替えを行えるようにしてもよい。なお、KITモードの初期画面においては、ドラムセットは事前に決められている初期設定対象のものに設定されている。音色設定画面の初期画面においても、対象パッド及び音色は事前に決められている初期設定対象のものに設定されている。

音色設定画面には、このほか、ロック表示47が表示される。音色選択モードにおいて、ロック表示47は、ロックスイッチ25(図3)が押下操作される度にトグル変化し、表示が白塗り状態(図4(b)、(c))と黒塗り状態(図4(d))とに反転する。対象パッドに音色ロックが設定されているとき、ロック表示47は黒塗り状態となる。詳細な制御は図7で説明するが、音色ロックが設定されていると、対象パッドの設定音色は現在の設定音色に固定され、仮にドラムキットの変更操作がなされたとしても維持される。また、ユーザが個別の音色変更の操作をしようとしても変更が禁止される。図4(d)の例では、「パッドP2」というパッドが「音色V3」という音色にロックされている。なお、音色ロックは、1つのパッド21に限られず、所望する複数のパッド21に個別に設定可能である。

図5は、メイン処理のフローチャートである。このフローチャートに係わる制御プログラムは記憶装置10またはROM6に記憶されており、RAM7に読み出されてCPU5によって実行される。なお、この制御プログラムを記憶した記憶媒体を、本楽器に読み出すことによって同様の効果を奏するようにしてもよい。図5に示す処理は、電子打楽器20の電源のオンにより開始される。

まず、CPU5は、初期化を実行、すなわち所定プログラムの実行を開始し、RAM7等の各種レジスタに初期値を設定して初期設定を行う(ステップS101)。次に、CPU5は、キット選択の処理(図6)、音色選択の処理(図7)を実行する(ステップS102、S103)。次に、CPU5は、その他の処理を実行し(ステップS104)、処理をステップS102に戻す。その他の処理においては、キット選択または音色選択で実施される処理とは別に、設定操作子2の操作に基づく機器の設定や、パッド21の打撃や演奏データに基づく発音処理等を実行する。

図6は、図5のステップS102で実行されるキット選択の処理のフローチャートである。まず、CPU5は、電子打楽器20がKITモード状態であるか否かを判別し(ステップS201)、KITモード状態でない場合は本処理を終了させる。電子打楽器20がKITモード状態である場合は、CPU5は、コントローラ23の表示部9にキット選択画面(例えば、図4(a))を表示させる(ステップS202)。次に、CPU5は、ダイヤルスイッチ27の操作によるキット選択操作があったか否かを判別する(ステップS203)。なお、キット選択操作はダイヤルスイッチ27の操作に限定されず、他のスイッチによるものであってもよい。CPU5は、キット選択操作がない場合は本処理を終了させる。

キット選択操作がなされたことでドラムキットの選択が受け付けられた場合は、CPU5は、受け付けた選択に応じてキットナンバ42を変更(増減)する(ステップS204)。そして、CPU5は、キットナンバ42で規定されるドラムセットの音色を各パッド21に割り当てて設定する。その際、CPU5は、音色ロックが設定されていない(オフである)パッド21にのみ、キットナンバ42のドラムキットで規定された対応する音色を設定(音色を変更)し、音色ロックが設定されている(オンである)パッド21については、設定音色を変更せずに維持する。これにより、所望のパッド21の設定音色を固定しつつドラムキットを変更することができる。

次に、CPU5は、ステップS204、S205での処理を反映させて、キット選択画面を更新する(ステップS206)。すなわち、CPU5は、ドラムセット名称41、キットナンバ42及びアイコン43の各表示を変更する。その後、図6の処理は終了する。

図7は、図5のステップS103で実行される音色選択の処理のフローチャートである。まず、CPU5は、電子打楽器20がKITモード状態であるか否かを判別し(ステップS301)、KITモード状態でない場合は本処理を終了させる。電子打楽器20がKITモード状態である場合は、CPU5は、電子打楽器20が音色選択モード状態であるか否かを判別し(ステップS302)、音色選択モード状態でない場合は、その他のタブ処理を実行して(ステップS303)、図7の処理を終了させる。その他のタブ処理では、音色選択モードの解除操作やその他のスイッチやタブの操作があればそれらの操作に応じた処理が実行される。

音色選択モード状態である場合は、CPU5は、コントローラ23の表示部9に音色設定画面(例えば、図4(b))を表示させる(ステップS304)。次に、CPU5は、現在の対象パッドとは別のパッド21の打撃等による打撃対象パッドの切り替え入力がなされたか否かを判別する(ステップS305)。CPU5は、打撃対象パッドの切り替え入力がなされない場合は、処理をステップS307に進める。一方、打撃対象パッドの切り替え入力がなされた場合は、CPU5は、切り替え入力に応じて、音色設定画面における対象パッド名称44の表示を更新して(例えば、図4(c))(ステップS306)、処理をステップS307に進める。

ステップS307では、CPU5は、ダイヤルスイッチ27の操作等による音色選択操作がなされたか否かを判別する。CPU5は、音色選択操作がなされない場合は、処理をステップS310に進める一方、音色選択操作がなされた場合は、現在の対象パッドに音色ロックが設定されているか(設定がオンか)否かを判別する(ステップS308)。その判別の結果、対象パッドに音色ロックが設定されている場合は、CPU5は、音色を変更することなく、音色変更が禁止されている旨を報知する(ステップS312)。例えば、CPU5は、音色設定画面に所定のマークまたはメッセージを表示させる。これにより、音色ロックが設定されているパッド21については、ユーザからの変更指示があっても設定音色の変更がなされず、しかもその旨をユーザは知ることができる。その後、処理はステップS310に進む。

ステップS308の判別の結果、対象パッドに音色ロックが設定されていない場合は、CPU5は、音色設定画面における音色ナンバ46及び設定音色45の表示をステップS307での選択操作に応じて更新し(例えば、図4(c))(ステップS309)、処理をステップS310に進める。ステップS310では、CPU5は、ロックスイッチ25(図3)の押下操作があったか否かを判別する。その判別の結果、CPU5は、ロックスイッチ25の押下操作がない場合は、処理をステップS301に戻す。一方、ロックスイッチ25の押下操作があった場合は、CPU5は、対象パッドの音色ロックのオン/オフの設定状態を反転させると共に、音色設定画面におけるロック表示47の表示を反転させ(ステップS311)、処理をステップS301に戻す。

本実施の形態によれば、パッド21ごとに音色ロックを設定可能であり、ドラムキットの選択が受け付けられた場合、音色ロックが設定されていないパッド21についてだけ設定音色の変更がなされ、音色ロックが設定されているパッド21については、設定音色が変更されずに維持される。これにより、ドラムキットを変更しても所望のパッド21については設定音色を固定することができる。

また、ロック表示47により、音色ロックが設定されたパッド21が報知されるので、設定音色が固定されるパッド21をユーザに知らせることができる。なお、音色ロックの設定を報知する方法はロック表示47等の視覚報知に限定されず、音声による報知であってもよい。また、パッド21の設定音色は、ユーザからの変更指示に基づき個別に変更可能であるが、音色ロックが設定されているパッド21については、ユーザからの変更指示があっても設定音色が変更されないので、設定音色が固定されているパッド21の設定音色を誤って変更してしまうことを回避することができる。

なお、主な操作子としてスイッチ24〜27を例示したが、モードや選択を指示する手段はこれらスイッチ方式に限定されるものではない。また、演奏入力装置としてパッド21を例示したが、演奏が入力される装置であればよく、パッドと呼称されるデバイスに限定されない。なお、本発明は、電子ドラムに限らず、電子パーカッションやその他の各種の電子打楽器にも適用可能である。本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。

5 CPU(変更手段)、 9 表示部(報知手段)、 21 パッド、 24 KITモードスイッチ、 25 ロックスイッチ(設定手段)、 26 音色選択モードスイッチ、 27 ダイヤルスイッチ(受け付け手段)

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