Instrument holder

申请号 JP13998596 申请日 1996-06-03 公开(公告)号 JP3658862B2 公开(公告)日 2005-06-08
申请人 ヤマハ株式会社; 发明人 雄一朗 末永;
摘要
权利要求
  • 打楽器を保持する楽器用ホルダーにおいて、
    ホルダー本体に前記打楽器の回転方向の動きを規制する回り止め具を 設けてなり、前記回り止め具を、前記ホルダー本体に固定される固定部材と、この固定部材に連設され前記打楽器の係合部に係合する回り止め部材とで構成したことを特徴とする楽器用ホルダー。
  • 請求項1記載の楽器用ホルダーにおいて、
    前記打楽器の係合部が孔からなり、前記回り止め部材が前記孔に挿通される棒状体であることを特徴とする楽器用ホルダー。
  • 請求項1 または2記載の楽器用ホルダーにおいて、
    前記打楽器が電子シンバルであることを特徴とする楽器用ホルダー。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、電子シンバル、電子ドラム、タムタム、カウベル等の打楽器を保持する楽器用ホルダーに関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    電子シンバル、電子ドラム等の打楽器を保持するこの種の楽器用ホルダーとしては、実公昭63−7872号公報、実公昭63−8949号公報等に記載されているように従来から種々提案されている。
    【0003】
    図2はシンバル用ホルダーの従来例を示す断面図である。 このシンバル用ホルダー1は、使用時に楽器用スタンドやバスドラムの胴本体上に取付けられる取付パイプ2と、この取付パイプ2に度調節機構3を介して連結されたパイプからなるホルダー本体4を備えている。 このホルダー本体4の上部には、クッションゴム6を介して取付けられた座金5と、この座金5の上に位置して電子シンバル7を挟み込む一対のフェルトワッシャ8,8と、ホルダー本体4の上端に螺合され上側のフェルトワッシャ8を電子シンバル7に押し付ける蝶ナット9等が取付けられている。 電子シンバル7は、合成樹脂等によって円錐状の円板または扇型に形成されたシンバル本体10と、シンバル本体10の被打撃部を覆うゴム板11と、シンバル本体10の振動を電気信号に変換する圧電素子等のピックアップ装置12からなり、中央に前記ホルダ本体4が貫通する取付孔13が形成されている。 ゴム板11は、打撃音を抑制するとともに不正振動を抑えるために用いられる。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    しかしながら、上記した従来のシンバル用ホルダー1においては、2つのフェルトワッシャ8,8によって電子シンバル7を挟み込んでいるものの、ゴム板11を打撃するとシンバル本体10がフェルトワッシャ部を支点として周方向に揺動するため、フェルトワッシャ8,8とシンバル本体10との間に隙間が生じシンバル本体10が平面内において周方向に回るという問題があった。
    この場合、通常のシンバルにおいては全面が被打撃部を形成しているため何等問題ないが、電子シンバル7は被打撃部がゴム板11が設けられている領域のみに限られているので、シンバル本体10が回わると被打撃部も変位して演奏し難くなるので好ましくない。
    【0005】
    本発明は上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、打楽器が演奏時の打撃振動等によって回らないようにし、演奏性を向上させるようにした楽器用ホルダーを提供することにある。
    【0006】
    【課題を解決するための手段】
    上記目的を達成するために本発明は、打楽器を保持する楽器用ホルダーにおいて、ホルダー本体に前記打楽器の回転方向の動きを規制する回り止め具を設けてなり、前記回り止め具を、前記ホルダー本体に固定される固定部材と、この固定部材に連設され前記打楽器の係合部に係合する回り止め部材とで構成したことを特徴とする。
    また、本発明は、 前記打楽器の係合部が孔からなり、 前記回り止め部材が前記孔に挿通される棒状体であることを特徴とする。
    さらに、本発明は、 前記打楽器が電子シンバルであることを特徴とする。
    【0007】
    本発明において、回り止め具は打楽器の孔に挿通されることにより、打楽器の回転方向の動きを規制する。 したがって、打楽器の被打撃部は打楽器の回転方向に変位しない。
    【0008】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
    図1は本発明をシンバル用ホルダーに適用した一実施の形態を示す断面図である。 なお、従来技術の欄で説明した構成部材等と同一のものについては同一符号をもって示し、その説明を適宜省略する。 この実施の形態においては、ホルダー本体4に回り止め具20を取付け、これによって電子シンバル7が水平面内においてホルダー本体4を回転中心として回らないようにしている。 回り止め具20は、筒体に形成されホルダー本体4に嵌装される固定部材21と、この固定部材21に形成された半径方向のねじ孔22にねじ込まれ固定部材21をホルダー本体4に固定するボルト23と、固定部材21に設けられた逆L字状の棒状体からなる回り止め部材24等で構成されている。 回り止め部材24は、上端部が電子シンバル7に形成した孔25に下方から挿通されることにより、電子シンバル7の回動を阻止する。 回り止め部材24と孔25との間には、打撃時における電子シンバル7の上下方向の振動を阻害しないように適宜な隙間が設けられている。 また、回り止め部材24の孔25から上方に突出する突出部の突出寸法は、電子シンバル7が図1において反時計方向に最大角度傾いても孔25から抜けない寸法に設定されている。 さらに、回り止め部材24は、熱収縮チューブ26によって被覆、保護されている。 その他の構成は図2に示した従来のホルダーと同一である。
    【0009】
    このような構造からなるシンバル用ホルダーにあっては、回り止め具20によって電子シンバル7の水平面内での回動を確実に規制することができるので、演奏中に被打撃部の位置が変ることがなく、演奏者までの距離を一定に保つことができる。 したがって、良好に演奏することができる。 また、回り止め具20の構造も簡単である。
    【0010】
    なお、上記した実施の形態においては、電子シンバル用のホルダーに適用した例を示したが、本発明はこれに何等特定されるものではなく、通常のシンバル、電子ドラム、タムタム、カウベル等の打楽器、さらには練習用パッドに用いられるホルダーにも適用することができる。
    【0011】
    【発明の効果】
    以上説明したように本発明に係る楽器用ホルダーは、打楽器を保持する楽器用ホルダーにおいて、ホルダー本体に前記打楽器の回転方向の動きを規制する回り止め具を設けたので、打楽器が演奏時に打撃振動によって回ることがなく、演奏性を向上させることができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本発明をシンバル用ホルダに適用した一実施の形態を示す断面図である。
    【図2】 シンバル用ホルダーの従来例を示す断面図である。
    【符号の説明】
    2…取付パイプ、3…角度調節機構、4…ホルダー本体、5…座金、6…クッションゴム、7…電子シンバル、8…フェルトワッシャ、9…蝶ナット、10…シンバル本体、11…ゴム体、12…ピックアップ装置、20…回り止め具、21…固定部材、24…回り止め部材、25…孔。

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