Structure of light emitting part

申请号 JP2002125867 申请日 2002-04-26 公开(公告)号 JP2003315637A 公开(公告)日 2003-11-06
申请人 Yamaha Corp; ヤマハ株式会社; 发明人 KATO TADAHARU; MURAMATSU SHIGERU; SASAKI TSUTOMU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To improve the coupling efficiency of a light emitting body and an optical fiber.
SOLUTION: In building of a light emitting part unit 10, the light emitting part 13, an LED lens 15 and an LED socket 12 are successively fitted to each other and further, a light emitting plug 11 a fiber bundle FB inserted, is fitted to the LED socket 12, thereby, to which the relative positions in the axial direction of the entire element are uniquely determined and the center 11aX of a hole 11a and a light source P1 of the LED 14 are nearly positioned on the optical axis AX of the lens section 15b. The lens section 15b is formed into a convex surface along a hyperbola both on the fiber bundle FB side and the LED 14 side.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 発光体と、レンズと、光ファイバとを備え、前記発光体からの出射光が前記レンズを介して前記光ファイバの端面から該光ファイバに入射するように構成された発光部構造であって、 前記レンズの前記光ファイバ側の面及び前記発光体側の面の少なくとも一方が、関数的に規定される曲線に沿う凸曲面に形成されたことを特徴とする発光部構造。 【請求項2】 光ファイバと、該光ファイバの端面に対向配置された発光体と、該発光体を囲繞する囲繞部とを備え、前記発光体からの出射光が前記光ファイバの端面から該光ファイバに入射するように構成された発光部構造であって、 前記囲繞部の前記発光体に対向する面に、前記発光体からの出射光を前記光ファイバ側へ反射させる反射面が設けられたことを特徴とする発光部構造。 【請求項3】 前記反射面は、階段状に複数形成されたことを特徴とする請求項2記載の発光部構造。 【請求項4】 光ファイバを保持するファイバ保持体(11)と、レンズを含んで構成されるレンズ構造体(12、15)と、発光体を含んで構成される発光構造体(13)とを組み付けてなる発光部構造であって、 前記ファイバ保持体には、前記光ファイバが挿入嵌合されるファイバ挿入穴(11a)と、該ファイバ挿入穴の軸方向の基準となる第1基準面(11c)と、前記ファイバ挿入穴の半径方向の基準となる基準部(11e、1
    1d)とが設けられ、 前記レンズ構造体には、前記ファイバ保持体の前記第1
    基準面と当接する第1当接面(12b)と、前記ファイバ保持体の前記基準部と当接係合する当接係合部(12
    c、12d)と、前記発光構造体の前記発光体が挿入嵌合される発光体挿入穴(15a)と、前記第1基準面の反対側に形成され前記ファイバ保持体の前記ファイバ挿入穴の軸方向の基準となる第2基準面(15g)とが設けられ、 前記発光構造体には、前記レンズ構造体の前記第2基準面と当接する第2当接面(16a)が設けられ、 前記ファイバ保持体の前記第1基準面と前記レンズ構造体の第1当接面とを当接させると共に、前記ファイバ保持体の前記基準部と前記レンズ構造体の前記当接係合部とを当接係合させ、且つ、前記レンズ構造体の前記発光体挿入穴に前記発光構造体の前記発光体を挿入嵌合させると共に、前記レンズ構造体の第2基準面と前記発光構造体の前記第2当接面とを当接させたとき、前記ファイバ保持体と前記レンズ構造体と前記発光構造体との前記ファイバ挿入穴の軸方向における相対的位置が一義的に定まると共に、前記ファイバ保持体の前記ファイバ挿入穴の中心及び前記発光構造体の前記発光体の光源位置が、前記レンズ構造体の前記レンズのほぼ光軸上に位置するように構成されたことを特徴とする発光部構造。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、発光体からの出射光が光ファイバに入射するように構成された発光部構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、光ファイバの端面にLED等の発光体を対向配置し、発光体からの出射光が光ファイバの端面から光ファイバに入射するように構成された発光部構造が知られている。 【0003】例えば、電子鍵盤装置の鍵やハンマの動作検出用に採用される発光部構造では、発光体から発した光が光ファイバに入射し、反射レンズ等を介して対応するフォトトランジスタ等の受光センサに入光するように構成され、押離鍵動作によって光路が遮られることで受光センサへの入光量が変化することを利用して、対応する鍵の押離鍵動作が検出される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に、LED等の発光体からの光は、広度で出射するので、光ファイバに入射するのは出射光の一部となる。 ここで、発光体と光ファイバの端面との間に凸球面レンズを設けて出射光を集光するようにすれば、光ファイバへの入射光量がある程度多くなり、発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができる。 ところが、LED
    等の発光体の光源は厳密な点光源でなく、ある程度体積を有した光源であり、また凸球面レンズにも収差があることから、出射光を確実に光ファイバに入射させることは容易でない。 【0005】また、発光体の外周方向へ向かう出射光は、そのままでは拡散して光ファイバに入射せず、あるいは発光体をガイド部材等で囲繞したとしても、ガイド部材内で減衰する等により、光ファイバにはほとんど入射することがない。 そのため、発光体からの出射光の多くが無駄になる。 【0006】さらに、発光体と光ファイバの端面との間にレンズを設けたとしても、発光体、レンズ、光ファイバに心ずれがあったり、光軸方向における相対的位置が適切でなかったりすると、所期の入射光量が得られない。 【0007】従って、出射光の集光効率を高めて光ファイバへの入射光量比を大きくすること、すなわち、発光体と光ファイバの結合効率を向上させる上で、改善の余地があった。 【0008】本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができる発光部構造を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の請求項1の発光部構造は、発光体と、レンズと、光ファイバとを備え、前記発光体からの出射光が前記レンズを介して前記光ファイバの端面から該光ファイバに入射するように構成された発光部構造であって、前記レンズの前記光ファイバ側の面及び前記発光体側の面の少なくとも一方が、関数的に規定される曲線に沿う凸曲面に形成されたことを特徴とする。 【0010】この構成によれば、レンズの少なくとも一方の側の面が関数的に規定される曲線(例えば双曲線)
    に沿う凸曲面に形成されるので、通常の球面レンズに比し、収差を小さくすることができる。 従って、発光体、
    レンズ、光ファイバの各位置を適切に設定すれば、発光体からの出射光をレンズで効率よく集光して光ファイバの端面に導くことができる。 よって、発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができる。 【0011】上記目的を達成するために本発明の請求項2の発光部構造は、光ファイバと、該光ファイバの端面に対向配置された発光体と、該発光体を囲繞する囲繞部とを備え、前記発光体からの出射光が前記光ファイバの端面から該光ファイバに入射するように構成された発光部構造であって、前記囲繞部の前記発光体に対向する面に、前記発光体からの出射光を前記光ファイバ側へ反射させる反射面が設けられたことを特徴とする。 【0012】この構成によれば、前記発光体から外周方向へ散乱する出射光が囲繞部の反射面で反射し、光ファイバ側へ導かれ、光ファイバへの入射光量が増加する。
    よって、発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができる。 【0013】また、上記請求項2記載の構成において、
    前記反射面は、階段状に複数形成されるのが望ましい。
    これにより、外周方向へ散乱する出射光をより効率よく入射光として活用することができる。 【0014】なお、反射面は、フレネルミラーのように階段状に形成してもよい。 なお、囲繞部の発光体に対向する面を蒸着処理するか、囲繞部自体を反射しやすい材料で形成することにより、反射面での反射効率を高くするのが望ましい。 【0015】上記目的を達成するために本発明の請求項4の発光部構造は、光ファイバを保持するファイバ保持体と、レンズを含んで構成されるレンズ構造体と、発光体を含んで構成される発光構造体とを組み付けてなる発光部構造であって、前記ファイバ保持体には、前記光ファイバが挿入嵌合されるファイバ挿入穴と、該ファイバ挿入穴の軸方向の基準となる第1基準面と、前記ファイバ挿入穴の半径方向の基準となる基準部とが設けられ、
    前記レンズ構造体には、前記ファイバ保持体の前記第1
    基準面と当接する第1当接面と、前記ファイバ保持体の前記基準部と当接係合する当接係合部と、前記発光構造体の前記発光体が挿入嵌合される発光体挿入穴と、前記第1基準面の反対側に形成され前記ファイバ保持体の前記ファイバ挿入穴の軸方向の基準となる第2基準面とが設けられ、前記発光構造体には、前記レンズ構造体の前記第2基準面と当接する第2当接面が設けられ、前記ファイバ保持体の前記第1基準面と前記レンズ構造体の第1当接面とを当接させると共に、前記ファイバ保持体の前記基準部と前記レンズ構造体の前記当接係合部とを当接係合させ、且つ、前記レンズ構造体の前記発光体挿入穴に前記発光構造体の前記発光体を挿入嵌合させると共に、前記レンズ構造体の第2基準面と前記発光構造体の前記第2当接面とを当接させたとき、前記ファイバ保持体と前記レンズ構造体と前記発光構造体との前記ファイバ挿入穴の軸方向における相対的位置が一義的に定まると共に、前記ファイバ保持体の前記ファイバ挿入穴の中心及び前記発光構造体の前記発光体の光源位置が、前記レンズ構造体の前記レンズのほぼ光軸上に位置するように構成されたことを特徴とする。 【0016】この構成によれば、軸方向における適切な相対的位置と光軸の合致が確保されるので、ファイバ保持体に光ファイバを適当な軸方向位置で保持させれば、
    発光体からの出射光を適切な入射角度で効率よく光ファイバの端面に入射させることができる。 よって、発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0018】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光部構造が適用される発光部ユニットの分解斜視図である。 本実施の形態では、発光部構造を、自動演奏ピアノや消音演奏ピアノ等の鍵盤楽器に用い、押離鍵動作を検出するように構成した場合を例示する。 なお、本発光部構造が適用されるものは、鍵盤楽器に限定されるものではない。 【0019】同図に示すように、発光部ユニット10
    は、発光プラグ11、LEDソケット12、LEDレンズ15及び発光部13を組み付けて成る。 そして、発光部ユニット10には、複数本(例えば5本)の光ファイバを束ねてなるファイバ束FBが装着される。 なお、各光ファイバは、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で形成された直径0.5mm程度の断面円形の線材で構成される。 また、ファイバ束FBを構成する光ファイバの本数は問わず、1本でもよい。 【0020】図2は、発光部ユニット10の分解図(同図(a))及び組み付け後の断面図(同図(b))である。 図1、図2の説明において、図2における配置を基準として、右方乃至右部等の呼称を用いる。 【0021】発光部13、LEDレンズ15及びファイバ束FBは、それぞれ複数(例えば、12個)設けられる。 各発光部13は、図2に示すように、LED14を有する。 LEDレンズ15は、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で一体に形成される。 LEDレンズ15には、
    LED14が挿入されるための穴15aが設けられる。
    LEDレンズ15の左部(発光部13側)には、複数(例えば均等間隔で4つ)のスリット15dが設けられ、それによる弾性により、穴15aでLED14を掴みやすくなっている。 LEDレンズ15の右部には、
    突縁部15eが形成され、内部にはレンズ部15bが形成される。 突縁部15eは、レンズ部15bよりも右方に突出してレンズ部15bを保護している。 なお、レンズ部15bの光軸は、LEDレンズ15の中心軸と略一致している。 【0022】LEDソケット12は、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)等で一体に形成される。 LEDソケット12には、LEDレンズ1
    5が挿入されるための穴12aがLEDレンズ15に対応して設けられるほか、右部に、発光プラグ11の後述する被嵌合部11dが嵌合するための凹溝12cが長手方向全長に亘って設けられる。 また、図1に示すように、LEDレンズ15の長手方向における略中央部には、一対の位置決め突起部12d1、12d2が設けられる。 【0023】発光プラグ11は、ポリカーボネート等の透明な合成樹脂で一体に形成される。 図2(a)に示すように、発光プラグ11には、ファイバ束FBが挿入されるための断面略円形の穴11aがファイバ束FBに対応して設けられる。 発光プラグ11にはまた、接着剤注入用の注入穴11bが各穴11aに連通して設けられる。 発光プラグ11の左部には、LEDソケット12の凹溝12cに嵌合的な形状の被嵌合部11dが形成される。 また、図1に示すように、発光プラグ11の長手方向における略中央部には、位置決め突起部12d1、1
    2d2に対応して、一対の位置決め凹部11e1、11
    e2(11e1は図示せず)が設けられる。 【0024】発光部ユニット10の組み付けの際には、
    次のようにして位置決めがなされる。 すなわち、発光部13のLED14を、LEDレンズ15の穴15aに挿入嵌合させる。 すると、発光部13の突き当て部16の基準面16aとLEDレンズ15の左端面15gとが当接して、LED14、穴15a、穴12a及び穴11a
    の各中心軸方向(以下、単に「軸方向」と称する)における両者の相対的位置が規定される。 さらに、LEDレンズ15にスリット15dが設けられていることで、穴15aが弾性的に開き、LED14の外周部14aが穴15aにしっくりと密着嵌合する。 これによって、LE
    D14とLEDレンズ15との同心が確保される。 【0025】また、LEDレンズ15をLEDソケット12の穴12aに挿入嵌合させると、LEDレンズ15
    の右端面15cとLEDソケット12の穴12a内の突き当て基準面12eとが当接して、軸方向における両者の相対的位置が規定される。 さらに、LEDレンズ15
    の外周面15fがLEDソケット12の穴12aに密着嵌合し、LEDレンズ15とLEDソケット12との同心が確保される。 【0026】一方、発光プラグ11の穴11aに、右方からファイバ束FBを挿入し、ファイバ束FBを発光プラグ11の左端面11cより左方に突出させる。 この時点では、各光ファイバの端面位置は揃っていなくてもよい。 そして、注入穴11bから透明な接着剤(図示せず)を注入する。 この接着剤は、ファイバ束FBの各光ファイバ同士を接合すると共に、ファイバ束FBを発光プラグ11の穴11a内に固定する役割を果たす。 ファイバ束FBの見かけ上の外径は、発光プラグ11の穴1
    1aの内径とほぼ一致しており、従って、組み付け後には、穴11aとファイバ束FBとが同心になっている。
    次に、ファイバ束FBの、発光プラグ11の左端面11
    cより突出した部分を切除することで、ファイバ束FB
    の端面FBaと発光プラグ11の左端面11cとをほぼ面一にする。 【0027】その後、LEDソケット12の凹溝12c
    に、ファイバ束FBが挿入された発光プラグ11の被嵌合部11dを嵌合させる。 すると、LEDソケット12
    の位置決め突起部12d1、12d2と、発光プラグ1
    1の位置決め凹部11e1、11e2とが当接係合して、発光プラグ11とLEDソケット12との長手方向における相対的位置が規定されると共に、凹溝12cの底面である基準面12bと発光プラグ11の左端面11
    cとが当接して、軸方向における両者の相対的位置が規定される。 なお、このとき、穴12aと穴11aとが同心になるようになっている。 【0028】このようにして、発光部ユニット10の組み付けにおいて、発光部13、LEDレンズ15、LE
    Dソケット12を順に嵌合させ、さらに、ファイバ束F
    Bを挿入した発光プラグ11をLEDソケット12に嵌合させることで、図2(b)に示すように、全要素の軸方向における相対的位置が一義的に定まると共に、穴1
    1aの中心11aX及びLED14の光源P1が、ほぼレンズ部15bの光軸AX上に位置することになり、自動調心が容易に図られる。 【0029】図3は、本発光部構造の光学系の模式図である。 LEDレンズ15のレンズ部15bは、ファイバ束FB側及びLED14側共に凸曲面となっている。 しかも、いずれの凸曲面も、非球面で、特に双曲線に沿う凸曲面に形成されている。 これにより、通常の球面レンズに比し、収差が小さくなっている。 【0030】ここで、レンズ部15bの光軸AX方向において、LED14の光源P1からレンズ部15bの中心までの距離をf1としたとき、レンズ部15bの中心から位置P2までが仮想焦点距離f2である。 例えば、
    ファイバ束FBの端面FBaに対する入射光が全反射するか否かを分ける臨界角が約30度であるとすると、距離f1、f2は、同図に示す入射角θが臨界角である3
    0度より小さい値となるように設定される。 これにより、LED14の出射光が、レンズ部15bを介してファイバ束FBの端面FBaに最も効率よく入射する。 【0031】なお、押離鍵動作の検出機構の詳細については図示しないが、発光部ユニット10の発光部13から発した光は、ファイバ束FBを通じて伝達され、不図示の発光側ヘッドを介して、それに隣接する受光側ヘッドへと導かれ、フォトトランジスタ等の不図示の受光部へ導かれる。 そして、押離鍵動作によって発光側ヘッドと受光側ヘッドとの間の光路が遮られることで受光部への入光量が変化するので、これを利用して、対応する鍵の押離鍵動作が検出される。 ところで、キースキャンの手法としては、特開平9−152871号公報等に開示されている公知の手法を用いることができ、例えば、発光部ユニット10と受光部との間にマトリクススイッチを構成し、各発光部13の発光タイミングと各受光部での出力電流値の変化とに基づいて押離鍵動作を検出することができる。 【0032】本実施の形態によれば、レンズ部15bの両凸曲面が双曲線曲面に形成されるので、通常の球面レンズに比し、収差を小さくすることができ、LED1
    4、レンズ部15b、ファイバ束FBの各位置を適切に設定すれば、LED14からの出射光をレンズ部15b
    で効率よく集光すると共に、ファイバ束FBの端面FB
    aに適切な角度で導き入射させることができる。 【0033】また、発光部ユニット10の組み付けにおいて、発光部13、LEDレンズ15、LEDソケット12を順に嵌合させ、さらに、ファイバ束FBを挿入した発光プラグ11をLEDソケット12に嵌合させることで、簡単な組み付け作業にて、軸方向における適切な相対的位置関係と光軸に対する合致とが確保され、しかも、ファイバ束FBの突出した部分の切除により、ファイバ束FBの端面FBaと発光プラグ11の左端面11
    cとを面一にしてファイバ束FBの正確な軸方向位置が容易に確保される。 従って、LED14からの出射光を適切な入射角度で効率よくファイバ束FBの端面FBa
    に入射させることができる。 【0034】これらによって、本実施の形態では、発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができ、その結果、LED14に流す電流を少なくすることができる。 【0035】なお、レンズ部15bは両凸面共に双曲線曲面としたが、いずれか一方の面のみを双曲線曲面とした平凸レンズとして構成してもよい。 【0036】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第2の実施の形態に係る発光部構造が適用される発光部ユニットの組み付け後の断面図である。 【0037】発光プラグ111は、発光プラグ11と同様に構成され、ファイバ束FBが挿入されている。 LE
    Dレンズ115はLEDレンズ15に相当し、レンズ部115bの構成はレンズ部15bと同様である。 LED
    ソケット112はLEDソケット12に相当し、発光部113は発光部13に相当する。 ただし、本実施の形態では、発光部113はLEDレンズ115ではなくLE
    Dソケット112に嵌合装着される。 【0038】LEDソケット112はABS等で形成される点では、LEDソケット12と同様であるが、発光部113のLED114が挿入される穴112aがLE
    D114を囲繞するように設けられる。 LED114に対向する穴112aの内周面112aaには、光を反射しやすいように蒸着処理が施され、断面階段状に形成されて、反射面S1、S2が構成されている。 【0039】LED114の光源は厳密な点光源でなく、実際にはある程度体積を有したあいまいな光源(P
    Aとする)である。 また、光源PAからの出射光には、
    レンズ部15bに向かう成分だけでなく、LED114
    の外周方向(穴112aの内周面112aa方向)へ向かう成分も少なからずある。 反射面S1、S2は、光源PAからの出射光をレンズ部115b方向へ反射させるような傾斜面に形成されている。 例えば、反射面S1、
    S2は、断面がそれぞれ2次放物線の一部を成すように形成される。 これにより、穴112aを単に筒状に形成した場合に比し、穴112a内で減衰して無駄になる光量が減少し、ファイバ束FBへの入射に活用される光量が増加する。 【0040】本実施の形態によれば、LED114から外周方向へ散乱する出射光が反射面S1、S2で反射し、レンズ部115bを通過してファイバ束FB側へ導かれ、適切な入射角でファイバ束FBに入射するので、
    入射光量が増加する。 よって、発光体と光ファイバの結合効率を一層向上させることができる。 【0041】なお、LEDソケット112は、穴112
    aの内周面112aaに蒸着処理を施すことができれば、他の材料で構成してもよい。 あるいは、蒸着処理を施す代わりに、LEDソケット112の素材自体に反射材料を採用してもよい。 【0042】なお、反射面S1、S2は、光源PAからの出射光をレンズ部115b方向へ反射させるような形状に形成されればよく、例示した放物線曲面に限らず、
    他の曲面や平坦面でもよい。 あるいは単一斜面だけを設けるようにしてもよい。 また、階段状にする場合はフレネルミラーのように形成してもよく、反射面の数も3個以上としてもよい。 なお、傾斜角度は、各反射面毎に個々に設定するのが望ましい。 【0043】なお、本実施の形態では、レンズ部115
    bに双曲面を採用したが、双曲面は、必ずしも反射面S
    1、S2と組み合わせて採用しなくてもよい。 【0044】なお、第1、第2の実施の形態では、レンズ部15b、115bを、双曲線(双曲線関数で規定される曲線)に沿う凸曲面に形成したが、球面レンズに比し収差を小さくして集光効率を向上させることができれば、そのような曲面に限定されるものではない。 例えば、多項式関数、指数関数、逆双曲線関数、放物線関数、ベジェ関数等、数学的な関数によって定義される曲線に沿う曲面を採用してもよい。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    発光体と光ファイバの結合効率を向上させることができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る発光部構造が適用される発光部ユニットの分解斜視図である。 【図2】 発光部ユニットの分解図(同図(a))及び組み付け後の断面図(同図(b))である。 【図3】 本発光部構造の光学系の模式図である。 【図4】 本発明の第2の実施の形態に係る発光部構造が適用される発光部ユニットの組み付け後の断面図である。 【符号の説明】 11 発光プラグ(ファイバ保持体)、 11a 穴(ファイバ挿入穴)、11c 左端面(第1基準面)、
    11d 被嵌合部(基準部の一部)、 11e1、1
    1e2 位置決め凹部(基準部の一部)、 11aX
    中心、 12LEDソケット(レンズ構造体の一部)、
    12a、112a 穴、 12b基準面(第1当接面)、 12c 凹溝(当接係合部の一部)、 12d
    1、12d2 位置決め突起部(当接係合部の一部)、
    13 発光部(発光構造体)、 14、114 LE
    D(発光体)、 15 LEDレンズ(レンズ構造体の一部)、 15a 穴(発光体挿入穴)、 15b、1
    15b レンズ部(レンズ)、 15g 左端面(第2
    基準面)、 16a 基準面(第2当接面)、FB ファイバ束(光ファイバ)、 FBa 端面、 P1、P
    A 光源、 AX 光軸、 112 LEDソケット(囲繞部)、 S1、S2 反射面

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 力 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内Fターム(参考) 2H037 BA03 CA15 DA03 DA04 DA05 DA06 DA13 DA15 5F041 AA06 EE04 EE05 EE11 EE15

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