管楽器用支持具

申请号 JP2013543922 申请日 2011-12-06 公开(公告)号 JP5824528B2 公开(公告)日 2015-11-25
申请人 ジャンシック シルヴィン エム; 发明人 ジャンシック シルヴィン エム;
摘要
权利要求

管楽器を支持する支持具であって、前記支持具は、自由端部(9)が弓形部として形成されている2本の上方に突き出たアーム(2,2′)と、下方に突き出ていて支持体(4)を形成する第3のアームとから成り、前記2本のアーム(2,2′)及び前記支持体(4)は、連結要素(3)中に収斂すると共に該連結要素(3)内で互いに連結され、締結手段(18)が管楽器(17)用の前記支持具に設けられている、支持具において、上側の前記アーム(2,2′)及び下側の前記アーム(4)は、前記上側アーム(2,2′)及び前記下側アーム(4)が前記連結要素(3)中に収斂すると共に前記管楽器(17)のための保持手段(5)を吊り下げ又は取り外し可能に締結する前記締結手段(18)が前記連結要素(3)に取り付けられるような仕方でY字形フレームを形成している、支持具。前記アーム(2,2′)は、容易に曲げることができる金属で作られている、請求項1記載の支持具。前記支持具は、全体がプラスチックで作られ又は少なくとも一部が金属で作られている、請求項1記載の支持具。前記2本のアーム(2,2′)は、ユニットを形成するよう前記支持体(4)及び前記連結要素(3)と一体に形成されている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の支持具。前記支持具は、2本の個々のアーム(2,2′)と、支持体(4)とから成り、前記連結要素(3)は、前記支持体(4)に固定的に連結され又は前記支持体(4)上に形成され、前記アーム(2,2′)は、前記アームがラッチ止め状態では回動することができないような仕方で前記連結要素(3)に設けられた凹部中に取り外し可能に差し込み可能である、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の支持具。前記支持具は、2本の個々のアーム(2,2′)と、支持体(4)とから成り、前記連結要素(3)は、前記支持体(4)に固定的に連結され又は前記支持体(4)上に形成され、前記アーム(2,2′)は、ヒンジ形連結部によって前記連結要素(3)に連接されている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の支持具。前記支持体(4)は、前記支持体(4)上に形成され又は前記支持体(4)の下端部領域を広げることによって形成された突っ張り(8)を有する、請求項1〜6のうちいずれか一に記載の支持具。前記支持体(4)は、回転可能であり且つ前記支持体(4)に取り付けられた突っ張り(8)を有する、請求項1〜6のうちいずれか一に記載の支持具。前記支持体(4)は、入れ子式延長部(4a)を有する、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の支持具。前記アーム(2,2′)の弓形自由端部(9)は、平べったくされていてクッションを有する、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の支持具。前記締結手段(18)は、アイによって形成され、前記保持手段(5)は、調節可能なバンド(6)及びフック(7)を含む、請求項1〜10のうちいずれか一に記載の支持具。前記フック(7)は、演奏中、前記管楽器(17)と関連した前記アイからの前記フック(7)の意図しない離脱を阻止するセーフガードを有し、前記セーフガードは、U字形の前記フック(7)の内側部上に形成され又は前記U字形フック(7)の前記内側部に取り付けられた舌状ばねの自由端部上に形成されたカム(13)から成る、請求項11記載の支持具。

说明书全文

本発明は、管楽器、特にサクソホン(saxophone)又はサクソホン形管楽器用の支持具に関する。

一般に、ホルダが幅が約2cmのバンドで作られ、頭越しに首周りに掛けられ、スリングの形態を有し、ホルダの互いに反対側の自由端部にそれぞれ管楽器を保持する可動フックが取り付けられており、このようなホルダがサクソホン用支持具として一般に知られている。特に長い演奏時間及び重い楽器の場合、これら首掛けスリングの欠点として、管楽器の重量が首のうなじ又は頸椎に加わり、首及び肩の筋系を大幅に緊張させ、それにより長時間にわたって演奏を行うサクソホン演奏者は、不快感を生じると共にうんざりと感じ、その結果、首及び頭に痛みを起こす場合がある。別の公知形式の支持具は、肩を包囲すると共に胸部の前で収斂する2本のループを備えた胸部ストラップシステムから成り、楽器は、この胸部ストラップシステムから吊り下げられる。これら胸部ストラップシステムの中には、支持具を安定化させるためにストラップシステムに組み込まれたベルトを更に有するものがある。胸部ストラップシステムの場合における欠点は、楽器を十分な程度まで体から遠ざけることができず、しかも息つぎの際に胸部ストラップシステムが胸郭の邪魔になり、その結果、或る程度の演奏時間後では妨げのない状態での演奏がもはや可能ではなくなるということにある。もう1つの欠点は、ストラップシステムを演奏中の小休止の際に簡単に下に置くことができないということにある。胸部ストラップを着け又は脱ぐのに時間と或る程度の労が必要である。加うるに、胸部ストラップは、特に魅力のあるものではなく、このことは、特にパフォーマンスの際に厄介なものであるとプロの演奏者に感じられている。

したがって、本発明の目的は、冒頭において言及した形式の支持具であって、管楽器演奏者の全く邪魔にならず、しかも長時間にわたる且つやる気の失せない演奏を可能にする支持具を提供することにある。

この目的は、請求項1の特徴を有する管楽器用の支持具によって達成される。

支持具は、Y字形フレームを形成する3本のアームから成る。上方に突き出た2本のアームは、これらの自由端部のところが弓形部として形成され、従って、これらアームを演奏者の肩に掛けることができるようになっている。下方に突き出た第3のアームの自由端部は、演奏者の腹部領域に位置する。3本のアームは、一ユニットを形成するよう互いに一体的に連結されるか連結要素中に収斂するかのいずれかであり、アームは、この連結要素中に差し込まれ、或いはアームは、連結要素に連接され、その結果、アームは、これらが回動可能であるように連結要素に連接される。管楽器は、3本のアームの連結部の付近に配置された保持要素に設けられたコード又はバンドによって吊り下げられる。支持具は、非常に軽量であり、これを一動作で着け又は脱ぐことができる。支持具は、全く演奏者の邪魔にならず、演奏中、考えられる限り最高度に動き回れることができるようにする。

本発明の別の利点は、従属形式の請求項及び以下の説明から結果として得られ、以下の説明において、本発明を図面に実施例として示された例示の実施形態に基づいて詳細に説明する。

支持具の概略斜視図である。

差し込むことができるアームを備えた支持具の概略斜視図である。

回動可能なアームを備えた支持具の概略斜視図である。

図3の支持具の略図であるが、アームを回動させた状態を示す図である。

側方に回動可能なアームを備えた支持具の概略斜視図である。

図5の支持具の略図であるが、側方アームを下方に回動させた状態を示す図である。

楽器が掛けられた状態の支持具を人の肩で吊り下げた状態を示す概略斜視図である。

図5の支持具の略図であるが、調節可能な支持体及び回転可能であり且つ回動可能な突っ張りを備えた状態を示す図である。

管楽器を掛けるフックの詳細図である。

管楽器を掛けるフックの詳細図である。

どの場合においても同一の要素には同一の参照符号が用いられ、当初の説明は、明示の別段の注意がなければ、全ての図に関する。

図1は、本発明の支持具1の例示の実施形態を示している。支持具1は、Y字形フレームから成り、このY字形フレームは、実質的に、3本のフレーム、即ち、上方に突き出ていて、自由端部9が弓形部として形成された2本のアーム2,2′及び下方に突き出ていて、支持体4を形成する第3のアームによって形成されている。2本のアーム2,2′及び支持体4は、連結要素3中に収斂しており、これら2本のアーム及び支持体は、この連結要素内で互いに固定的に連結されている。支持フレーム1を一体に形成しても良く、或いは多数の部品の状態で形成しても良い。支持具が3つの個々の部品、即ち、2本のアーム2,2′及び支持体4から成る場合、これら2本のアーム及び支持体は、かくして連結要素3によって互いに連結され、連結要素3は、好ましくは、支持体4に固定的に連結され又は支持体4の上端部上に形成される。アーム2,2′は、連結要素3に設けられた対応の凹部内に取り外し可能に差し込まれてラッチ止めされ、その結果、これらアームは、ラッチ止め状態では回動可能ではなくなる。アーム2,2′を支持具の運搬のために連結要素3から引き抜くことができる。この場合、支持具の3つの個々の部品2,2′,4は、組み立て状態の場合よりも持ち運びが簡単である。弓形部として形成されているアーム2,2′の自由端部9は、演奏者の肩の上に載るよう提供される。この目的のため、自由端部は、図示のように平べったくされるのが良く、或いは、圧覚点を回避するようクッションが付けられるのが良い。保持手段5、例えばコード又はバンド6を用いて管楽器を吊り下げ又は締結することができる締結要素18、例えばアイが連結要素3に設けられるのが良い。長手方向に調節可能なバンド6は、管楽器を吊り下げるためのフック7を自由端部のところに有している。支持体4の下側自由端部上には突っ張り8が形成されており、この突っ張りは、支持体4の下端部領域を単に広げることによって形成することも可能である。演奏者がアーム2,2′の弓形端部9を自分の肩の上に載せた状態で支持具1を掛けた場合、突っ張り8は、臍の幾分上方で腹部上に位置する。保持手段5を用いて締結手段18で吊り下げられた管楽器は、その重量のために下に引っ張るようにぶら下がる。一方において、アーム2,2′が載っている肩によって引っ張る力が吸収され、他方において、突っ張り8が腹部に圧接する。演奏者は、演奏中に自身がブレスをすると、腹部領域に僅かな対抗する圧力を感じる。これは、特に初心者にとって有利である。というのは、初心者は、このようにして、自分のブレスを容易にモニタして自分のブレス技術を向上させることができるからである。

図2は、差し込み可能なアーム2,2′を備えた支持具1の例示の実施形態を示している。支持体4上に形成されている連結要素3は、アーム2,2′を受け入れるようになった2つの凹部10を有している。この目的のため、キャッチ要素11がアーム2,2′の下端部上に形成され、これらキャッチ要素は、これらを凹部10内に差し込むと、取り外し可能にラッチ止め状態になる。差し込まれてラッチ止めされたアーム2,2′は、互いに対して又は支持体4に対して回動可能ではない。したがって、アーム2,2′は、支持体4にしっかりと連結される。

支持具1のアーム2,2′は、支持体8に回動可能な状態で連結されても良い。かかる変形実施形態が斜視図の状態で図3に示されている。2本のアーム2,2′は、ヒンジ形連結部によって支持体4上に形成された連結要素3に連接されている。この目的のため、連結要素3は、2つのスロット付き凹部を有し、アーム2,2′の端部14は、このスロット付き凹部に嵌まり込んでピン12によってこれらの中に保持され、ピン12は、アーム2,2′の回転軸線を定める。このヒンジ形連結部により、アーム2,2′の制限された開放度だけが可能である。具体的に説明すると、アーム2,2′が支持体に対して広がり位置にある場合、アーム2,2′の端部14は、連結要素3の凹部の内側に圧接する。したがって、アーム2,2′及び支持体4は、内方にのみ回動可能であり、支持具1の重量が加わる場合、支持体に必要な逆方向における剛性を有する。

図4は、連結要素3に連接されたアーム2,2′を有する支持具1を折り畳み状態で示している。この位置では、支持具を梱包して容易に運搬できる。支持具1の使用のため、2本のアーム2,2′を広げてこれらの弓形自由端部9を用いて肩に掛ける。次に、コード6及びフック7を用いて楽器を支持具に掛けるだけで良い。支持具1を演奏後又は演奏中の小休止の際に一動作で容易に下に置くことができる。

図5は、支持具1の別の実施形態を示しており、この場合、2本のアーム2,2′がこの場合も又ヒンジ形連結部によって連結要素3に連接されている。アーム2,2′の端部14が嵌まり込む2つのスロット付き凹部16が2本のアーム2,2′を側方に折り畳むことができるように配置されている。折り畳み方向は、図面に矢印15で示されている。このヒンジ形連結部は、アーム2,2′の側方回動のみを可能にする。アーム2,2′及び支持体4は、支持具1の着用者の体に向く方向及び逆方向において互いに対して回動可能ではない。かくして、支持具1は、支持具で吊り下げられている管楽器がアーム2,2′上に掛かるだけでなく重量の一部が支持体4を介して支持されるのに十分な剛性を有する。

アーム2,2′の側方折り畳みにより、支持具は、コンパクトに折り畳め、梱包及び運搬が容易である。図6は、かかる折り畳み状態の支持具1を示している。支持具1を使用するため、2本のアーム2,2′を側方に単に広げ、肩に掛け、そして楽器を支持具1に掛ける。

図7は、支持具1及びこれに吊り下げられた楽器15を携えている演奏者を斜視図で概略的に示している。支持具1は、アーム2,2′の弓形端部9が演奏者の肩の上に掛けられた状態でぶら下がっている。支持体4は、突っ張り8が演奏者の腹部に当たった状態で位置している。支持具1で吊り下げられた管楽器17を自由に動かすことができ、この管楽器は、演奏中の演奏者の動き回りを何ら邪魔することがなく、しかも演奏者は、肩に加わっている楽器の重量をほとんど感じることがない。

図8は、支持具1の別の実施形態を示している。アーム2,2′は、アルミニウムで作られており、従って、アームを曲げることによりこれらを演奏者の体型に容易に適合させることができる。アーム2,2′の端部9は、着用上の快適さを向上させるためにゴムクッション9aを備えている。支持体4は、グリッドを備えた入れ子式延長部4aを有する。かくして、支持体4の長さを変えることができ、演奏者の体型に最適に合わせることができる。加うるに、運搬のため、入れ子式延長部4aを矢印で示されているように支持体4の頂部中に押し込むことができる。突っ張り8は、回転可能であり、この突っ張りは又、これが支持体4の入れ子式支持体4aの下端部のところで僅かな範囲にわたって回動可能であるよう配置されている。図中の矢印は、回転方向を示している。突っ張り8は、これが支持体4上で動くことができ、即ち、回動可能であるように配置されているので、支持具を運搬のためにより小さく折り畳むことも又可能である。プラスチックシースを備えた状態で鋼から作られていて楽器を吊り下げるフック7は、図8a及び図8bに示されているようにセーフガードを有する。このセーフガードの役割は、フック7が演奏中、楽器17と関連したアイから意図しない状態で離脱するのを阻止することにある。セーフガードは、U字形フック7の2つの脚部相互間のくびれ部により形成され、このセーフガードは、U字形フック7の内側部上に形成され又はU字形フック7の内側部上に設けられた舌状ばねの自由端部上に形成されたカム13から成る。

支持具を例えば図8に示されているように全体的にプラスチックで又は少なくとも部分的に金属で作ることができる。単純な構成及び少ない材料費に鑑みて、支持具1は、本来的に軽量であり、管楽器演奏者の何ら邪魔にならず、それにより、長時間の且つやる気の失せない演奏が可能である。支持具を一動作で着け又は脱ぐことができる。アーム2,2′、支持体4及び弓形領域9内の肩パッドの具体化及び付形に応じて、支持具1は、最も簡単なモデル又は美観上の要求の高いモデルの状態で、管楽器演奏者が自分の楽器を保持すると同時に楽器が自分を妨害せず又は制約しないようにするのを助けるというその役割を果たす。

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