Wind swab

申请号 JP20432295 申请日 1995-08-10 公开(公告)号 JP2806314B2 公开(公告)日 1998-09-30
申请人 ヤマハ株式会社; 发明人 弘司 剱持; 竜也 氏原;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 楽器構成部材の内面に付着している水分を拭き取る管楽器用スワブにおいて、スワブ本体を吸水性を有する材料によって袋状に形成し、このスワブ本体内に可撓性と非吸水性を有する材料によって形成した線状のスワブガイドの接続端部を差し込み固着したことを特徴とする管楽器用スワブ。
  • 【請求項2】 請求項1記載の管楽器用スワブにおいて、スワブ本体を底辺と高さの比が5:1〜30:1の三角形状とし、その底辺側の一端部がスワブガイドの接続部を形成することを特徴とする管楽器用スワブ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ファゴット、オーボエなどの楽器本体やマウスピース内に付着している分を拭き取るために用いられる管楽器用スワブに関する。

    【0002】

    【従来の技術】管楽器、たとえばファゴットのマウスピースは、図4(a)に示すように細い曲管を形成しているので、演奏後マウスピースの内面に付着した水分等を除去する際には、通常スワブと呼んでいる水分除去具を用いて行なっている。 このスワブ1は、一重の布等によって形成されたスワブ本体2に紐状のスワブガイド3の一端側を縫着し、他端側に重り4を取り付けたものである。 使用時には、重り4をマウスピース5の大径側開口部から挿入して小径側開口部より抜き出し、スワブガイド2を引っ張ってスワブ本体2をマウスピース5に通すことにより、内部の水分等をスワブ本体2によって拭き取る。 スワブ本体2としては、正方形のものや、(b)
    に示すように三形のものが用いられる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の管楽器用スワブ1においては、スワブガイド2
    の一端側をスワブ本体2に縫着けているので、スラブ本体2がよじれてマウスピース内で詰まったり、マウスピース内に突起部があると、この突起部に引っ掛かり易いという問題があった。 また、スワブガイド3として人絹、綿等の繊維糸を用いているので、管体内面の水分を吸うと、管体内面に密着してしまい、スワブガイド3を管体内を貫通させるのに時間がかかる。 特に、細い管や曲がった管の場合、時間がかかる。 そのため、重り4を重くする必要があるが、重くすると、重りが大きくなり、細い管の場合は適用不能になる。 さらに、スワブ本体2が正方形のものは、幅と長さが同じであるため、管体内に丸まって詰まった場合、入口側から引っ張って取り出すことが難しいという問題があった。

    【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、重りを必要とせず、細い管や曲管であってもスワブ本体を確実に通すことができ、またスワブ本体が管体内で詰まるのを未然に防止することができるようにした管楽器用スワブを提供することにある。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、楽器構成部材の内面に付着している水分を拭き取る管楽器用スワブにおいて、スワブ本体を吸水性を有する材料によって袋状に形成し、このスワブ本体内に可撓性と非吸水性を有する材料によって形成した線状のスワブガイドの接続端部を差し込み固着したことを特徴とする。 また、本発明は、スワブ本体を底辺と高さの比が5:1〜30:1の三角形状とし、その底辺側の一端部にスワブガイドの一端を固着したことを特徴とする。

    【0006】スワブ本体は、ナイロン、またはナイロンとポリエステル混紡の超極細繊維、綿布、絹、不織布、
    紙、麻布、人絹、ポリエステル繊維等の吸水性を有する材料によって袋状に形成されているので、よじれが少ない。 また、よじれが少なければ、管体内での詰まりが発生しない。 また、スワブ本体は底辺と高さの比が5:1
    〜30:1の細長い三角形状に形成されているので、管体に対する通過性がよく、詰まりを一層少なくする。 特に、細長いと詰まった場合でも挿入側とは反対側端部が入口側近くに残っているため、入口側から引き出すことが可能である。 スワブガイドは、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニール、ビニール被覆の金属線材等のある程度の剛性と可撓性および非吸水性を有する材料からなる。 したがって、水分を吸収せず、管体内面に吸い着きにくい。 また、人絹、綿等のスワブガイドに比べて可撓性とある程度の硬さがあるため、重りがなくても細い管や曲管であっても容易に通すことができる。

    【0007】

    【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本発明に係る管楽器用スワブの正面図、図2はスワブ本体とスワブガイドとの接続部を示す図である。 これらの図において、管楽器用スワブ10
    は、袋状に形成されたスワブ本体11と、スワブ本体1
    1の長手方向の一端部に差し込み固着されたスワブガイド12とで構成されている。 13はスワブ本体11の縫目である。

    【0008】スワブ本体11は、ある程度の剛性と可撓性および吸水性を有する材料によって底辺の長さLと、
    高さHの比が5:1〜30:1程度の二等辺三角形からなる袋状に形成されており、底辺側の両端部の幅Wが5
    mm〜10mm程度で、その一端側に前記スワブガイド12の一端部が取付けられている。 スワブ本体11の大きさは、スワブ本体11が挿通される楽器本体やマウスピースなどの楽器構成部材の管体長さ、内径等により異なる。 スワブ本体11の材質としては、吸水性を有する材料であれば糸状、帯状、紐状など何でもよく、ナイロン、またはナイロンとポリエステル混紡の超極細繊維、
    綿布、絹、不織布、紙、麻布、人絹、ポリエステル繊維等が用いられる。

    【0009】スワブガイド12としては、直径が1〜2
    φmm程度の可撓性と非吸水性を有する細い線が用いられる。 スワブガイド12の一端部は、セルチップ加工によってスワブ本体11の一端部内に差し込まれ、かつ合成樹脂等からなるパイプ15がかしめられることによりスワブ本体11からの抜けを防止されている。 スワブガイド12の長さは、スワブ本体11と同様に、楽器構成部材の管体長さ、内径等により異なる。 スワブガイド1
    2の材質としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニール、ビニール被覆の金属線材等が用いられる。 特に、ナイロン糸は広く市販されており、安価に入手することができる。

    【0010】図3(a)〜(c)は、上記した管楽器用スワブ10をファゴットのマウスピースに適用した場合の使用状態を示す図である。 使用に際しては、スワブガイド12をマウスピース5の大径側開口部より内部に挿入し、その先端部を小径側開口部より引き出して引っ張ると、スワブ本体11がマウスピース5内に導かれ、管体内面に付着している水分等を拭き取る。 そして、スワブ本体11を小径側開口部より抜き出す。

    【0011】このような構造からなる管楽器用スワブ1
    0においては、スワブ本体11を細長い三角形の袋状に形成し、その底辺側の一端部にスワブガイド12の一端部を差し込み固着しているので、スワブ本体11がよじれて管体内で詰まったり、管体内部の突起に引っ掛かって詰まることが少なく、確実に抜き出すことができる。
    また、スワブ本体11の底辺の長さと高さの比を5:1
    〜30:1とし、底辺の両端部の幅を5〜10mm程度にしているので、マウスピースに対する通過性がよく、
    従来のスワブ本体に比べて管体内で詰まることがなく、
    また万一詰まった場合でもスワブガイド12側とは反対側端部が入口側に残っているので、入口側から引き出すことができる。

    【0012】また、合成樹脂製のスワブガイド12は、
    人絹、綿等の紐に比べて可撓性とある程度の硬さ(腰の強さ)を有しているので、入口側から差し込めば、そのまま出口側に向かって進んでいく。 そのため、重りを必要とせず、細い管や曲がった管であっても確実に貫通させることができる。 また、スワブガイド12は、非吸水性の材料によって形成されているので、水分を吸って管体内面に吸い着くことがなく、確実に貫通させることができる。 さらに、スワブガイド12にナイロン糸を用いると、安価に入手することができる。

    【0013】

    【発明の効果】以上説明したように本発明に係る管楽器用スワブは、スワブ本体を吸水性の材材料によって袋状に形成し、スワブガイドを可撓性を有する非吸水性の材料で形成し、その一端部をスワブ本体の一端部内に差し込み固着したので、スワブ本体がよじれて詰まったり、
    スワブガイドが水分を吸って管体内面に吸いついたりすることがなく、スワブ本体を確実に管体内を通過させることができる。 また、スワブガイドをナイロン樹脂などの合成樹脂製の細い線で形成しているので、絹糸などの普通の繊維からなる糸に比べてある程度の剛性と可撓性を有し、重りを用いることなく管体に容易に貫通させることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明に係る管楽器用スワブの実施の形態を示す正面図である。

    【図2】 袋本体とスワブガイドの接続部を示す拡大図である。

    【図3】 (a)〜(c)はスワブの使用状態を示す図である。

    【図4】 (a),(b)は従来の管楽器用スワブを示す図およびスワブ本体の他の形状を示す図である。

    【符号の説明】

    1…管楽器用スワブ、2…スワブ本体、3…スワブガイド、4…重り、5…マウスピース、10…管楽器用スワブ、11…スワブ本体、12…スワブガイド、15…パイプ。

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