音色調節部材

申请号 JP2016538596 申请日 2014-11-25 公开(公告)号 JP6307614B2 公开(公告)日 2018-04-04
申请人 ゴファーウッド カンパニー リミテッド; Gopherwood Co.,Ltd.; 发明人 イ、キュ フン;
摘要
权利要求

響き本体部と、 弦楽器の上板または下板に接触され、前記響き本体部に一部が嵌設され長手方向に移動する前記響き伝達部と、 前記響き本体部の内部空間に嵌め込まれて前記響き伝達部の位置を長手方向に移動させる位置調整部と、を備え、 前記響き本体部と係合されて前記弦楽器の上板及び下板のうちのいずれか一方の板を接触支持する響き支持部をさらに備え、 前記響き本体部の一方の側の内部空間に前記響き伝達部が嵌め込まれ、前記響き伝達部が長手方向に移動することにより、前記響き伝達部が前記弦楽器の一方の側の板と接触支持され、 前記響き本体部の他方の側は、前記響き支持部と係合され、前記響き支持部は、前記弦楽器の他方の側の板と接触支持され、 前記位置調整部は、弾性部材であり、前記響き伝達部及び前記響き支持部の一方の側と接触支持され、 前記響き本体部の内部空間の一方の側には、前記響き伝達部が引き抜かれることを防ぐ抜け止め部が形成され、 前記響き伝達部の一方の側には、前記響き本体部から引き抜かれることを防ぐ抜け止め爪が形成され、 前記抜け止め部の直径は、前記内部空間の直径よりも小さく、 前記抜け止め爪の直径は、前記内部空間の直径よりも小さく、前記抜け止め部の直径よりも大きいことを特徴とする、音色調節部材。響き本体部と、 弦楽器の上板または下板に接触され、前記響き本体部に一部が嵌設され長手方向に移動する前記響き伝達部と、 前記響き本体部の内部空間に嵌め込まれて前記響き伝達部の位置を長手方向に移動させる位置調整部と、を備え、 前記響き本体部は、第1の響き本体部と、第2の響き本体部と、を備え、 前記響き伝達部は、第1の響き伝達部と、第2の響き伝達部と、を備え、 前記第1の響き本体部の内部空間に前記第1の響き伝達部が嵌め込まれ、前記第1の響き伝達部が長手方向に移動することにより、前記第1の響き伝達部が前記弦楽器の一方の側の板と接触支持され、 前記第2の響き本体部の内部空間に前記第2の響き伝達部が嵌め込まれ、前記第2の響き伝達部が長手方向に移動することにより、前記第2の響き伝達部が前記弦楽器の他方の側の板と接触支持され、 前記位置調整部は、弾性部材であり、前記第1の響き伝達部と前記第2の響き伝達部との間に介在され、 前記第1の響き本体部の内部空間の一方の側には、前記第1の響き伝達部が引き抜かれることを防ぐ第1の抜け止め部が形成され、前記第2の響き本体部の内部空間の一方の側には、前記第2の響き伝達部が引き抜かれることを防止する第2の抜け止め部が形成され、 前記第1の響き伝達部の一方の側には、前記第1の響き本体部から引き抜かれることを防ぐ第1の抜け止め爪が形成され、前記第2の響き伝達部の一方の側には、前記第2の響き本体部から引き抜かれることを防ぐ第2の抜け止め爪が形成され、 前記第1、2の抜け止め部の直径は、前記内部空間の直径よりも小さく、 前記第1、2の抜け止め爪の直径は、前記内部空間の直径よりも小さく、前記第1、2の抜け止め部の直径よりも大きいことを特徴とする、音色調節部材。響き本体部と、 弦楽器の上板または下板に接触され、前記響き本体部に一部が嵌設され長手方向に移動する前記響き伝達部と、 前記響き本体部の内部空間に嵌め込まれて前記響き伝達部の位置を長手方向に移動させる位置調整部と、を備え、 前記響き本体部は、第1、2、3、4の響き本体部を備え、 前記響き伝達部は、第1の響き伝達部と、第2の響き伝達部と、を備え、 前記第1の響き伝達部は、前記第1の響き本体部の内部空間に嵌め込まれ、前記第2の響き本体部により引き抜きが防止され、前記第1の響き伝達部が長手方向に移動することにより、前記第1の響き伝達部が前記弦楽器の一方の側の板と接触支持され、 前記第2の響き伝達部は、前記第3の響き本体部の内部空間に嵌め込まれ、前記第4の響き本体部により引き抜きが防止され、前記第2の響き伝達部の長手方向に移動することにより、前記第2の響き伝達部が前記弦楽器の他方の側の板と接触支持され、 前記位置調整部は、弾性部材であり、前記第1の響き伝達部と前記第2の響き伝達部との間に介在されることを特徴とする、音色調節部材。前記第1の響き本体部と前記第2の響き本体部、前記第3の響き本体部と前記第4の響き本体部は、互いに対応するねじ山及びねじ溝が形成されて互いに螺合し、 前記第1の響き本体部と前記第3の響き本体部は、互いに対応するネジ山及びねじ溝が形成されて互いに螺合することを特徴とする、請求項3に記載の音色調節部材。響き本体部と、 弦楽器の上板または下板に接触され、前記響き本体部に一部が嵌設され長手方向に移動する前記響き伝達部と、 前記響き本体部の内部空間に嵌め込まれて前記響き伝達部の位置を長手方向に移動させる位置調整部と、を備え、 前記響き本体部は、第1、2、3の響き本体部を備え、 前記響き伝達部は、中央に配設された前記第2の響き本体部の内部空間に嵌め込まれ、前記第3の響き本体部により引き抜きが防止され、前記響き伝達部が長手方向に移動することにより、前記響き伝達部が前記弦楽器の一方の側の板と接触支持され、 前記第1の響き本体部は、前記弦楽器の他方の側の板と接触支持され、 前記位置調整部は、弾性部材であり、前記響き伝達部及び前記第1の響き本体部の一方の側と接触支持されることを特徴とする、音色調節部材。前記第1の響き本体部及び前記第2の響き本体部は、互いに対応するネジ山及びねじ溝が形成されて互いに螺合し、 前記第2の響き本体部及び前記第3の響き本体部は、互いに対応するネジ山及びねじ溝が形成されて互いに螺合することを特徴とする、請求項5に記載の音色調節部材。

说明书全文

本発明は、音色調節部材に係り、さらに詳しくは、響胴(響き箱)の変形を防いで音の変化を防ぐとともに、音の伝達をなお一層増大させ、さらに、弦楽器の音色(音域)を演奏者またはユーザの選択に応じて微細に調節するだけではなく、特定のヘッド部を設けて弦の張によるネック部の反り現象を低減させる音色調節部材に関する。

一般に、バイオリン、チェロやアコースティックギターは、弦楽器の一種であり、弦を摩擦させたり弾いたりしながら音を発生させるものであり、他の楽器に比べて様々なジャンルの音楽に適用可能である。 例えば、ギターは、大きく、アコースティックギター、フォークギター、ベースギター、クラシックギター、エレクトリックギターなどその種類が多岐に亘っている。 このように様々な種類のギターは多くの生産工程を経て製作され、最近には、機械を用いた加工が次第に増えることに伴い、生産工程の多くの部分において機械化が進んでいる。 しかしながら、従来のギターは、演奏に際して弦の張力と音響きの空気の流れに起因して胴の変形が起こり、且つ、季節や周りの環境の影響(例えば、湿度)により上板及び下板の変形が起こり、このような変形により元の音が変わってしまう現象が引き起こされるという問題がある。

大韓民国実用新案公報第20−1982−0002022号公報(1982年09月22日)

米国特許登録番号第07074992号公報(2006年07月11日)

大韓民国公開実用新案公報第20−2012−0000358号(2012年01月12日)

大韓民国実用新案公開公報第20−2011−0005392号(2011年06月01日)

したがって、本発明は、上述した従来の問題を解消するために提案されたものであり、響胴の変形を防いで音の変化を防ぐとともに、バイオリンやアコースティックギターなどの弦楽器の音色を演奏者またはユーザが微細に調節して音を響かせたり豊かにしたりする、音色が調節可能な機能性のアコースティックギターを提供することにその目的がある。 また、本発明は、ユーザの選択及び好みに応じて音色を自動的にまたは手動的に調節する、音色が調節可能な機能性のアコースティックギターを提供することに他の目的がある。 さらに、本発明は、弦の張力によるネック部の反り現象を低減させる、音色が調節可能な機能性のアコースティックギターを提供することにさらに他の目的がある。 本発明の解決課題は、上述したものに何ら限定されるものではなく、言及されていない他の解決課題は、下記の記載から当業者に明確に理解できる筈である。

上述した目的及び他の特徴を達成するための本発明の一観点によれば、上板と、下板と、上板と下板を継ぐ側板を有するボディと、ボディの一方の側に固定されるネックと、ネックの端部に配設されるヘッドと、ボディの内側に着脱可能に取り付けられ、取り付けられる間にボディの上板と下板との間を支持するように長さが制御される音調節部材と、を備える音色が調節可能な機能性のアコースティックギターを提供する。 また、音色調節部材は、接触移動部材及び接触移動部材を伸縮可能に移動させる高さ調節手段を備えることが好ましい。 さらに、接触移動部材は、対称に分割された2つの分割接触口からなり、円錐形状、円錐台形状、または円柱形状の断面を有するように形成されることが好ましい。 さらにまた、接触移動部材は、対称に分割された2つの分割接触口からなり、先端が丸められた円錐形状の断面を有するように形成されることが好ましい。 さらにまた、高さ調節手段は、スクリュー移動方式により構成されて、前記2つの分割接触口がスクリューの移動につれて相互間に伸張及び縮小されるようになっていることが好ましい。 さらにまた、高さ調節手段は、前記分割接触口の対向する端部にそれぞれ形成される嵌合孔と、前記嵌合孔に形成されるナット部と、前記ナット部と螺合される移動スクリューと、前記移動スクリューに固設される調節ノブと、を備えることが好ましい。 さらにまた、音色調節部材は、響き本体部と、前記響き本体部に一部が嵌設される響き伝達部と、前記響き本体部に嵌入して前記響き伝達部の位置を長手方向に移動させる位置調整部と、を備えることが好ましい。 さらにまた、響き本体部の一方の端は、前記内部空間に配置される前記位置調整部により前記響き伝達部の位置が長手方向に移動するように形成され、前記響き本体部の他方の端は、固設されるか、あるいは、前記位置調整部により前記響き伝達部の位置が長手方向に移動するように形成されることが好ましい。 さらにまた、響き本体部の他方の端は、前記位置調整部を支持しながら前記上板及び前記下板にバランスよく音を伝達する響き支持部と係合されて固定されることが好ましい。 さらにまた、位置調整部は、弾性を用いて響き伝達部の位置を横方向に移動させることが好ましい。 さらにまた、響き本体部または前記響き伝達部は、木材、プラスチック、骨材質、きば、鉄、ウレタン、アセタールのうちのいずれか一つにより形成されて弦から響く音を前記上板及び前記下板にバランスよく分配することが好ましい。 さらにまた、響き伝達部または前記響き支持台は円錐形状に形成され、前記円錐形状の先端が丸められるように形成されることが好ましい。 さらにまた、上板に配置される音が響く響孔寄りに配設されてハイフレットとローフレットとの間の音色バランスを維持することが好ましい。 さらにまた、ヘッドの前面または背面には、ヘッドの重さを増やすための重量感付加部材がさらに配設されることが好ましい。 さらにまた、重量感付加部材は、ヘッドに対応する形状の金属類の板状部材により形成され、板状部材にはロゴやエンブレムが形成されることが好ましい。

本発明による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターによれば、響胴の変形を防いで音の変化を防ぐことができ、ユーザ(すなわち、演奏者)の選択に応じて響胴の音色(音域)を微細に調節することができ、これにより、演奏者の好みに合う音色を提供し、消費選択の幅を広げることができるという効果がある。 また、本発明による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターによれば、ヘッドに重量感を増やすことにより、弦の張力によるネック部の反り現象を低減させ、音のサステインを長くしながらハイポジション及びローポジションのサウンドバランスを改善することができるという効果がある。 本発明の効果は、上述したものに何ら限定されるものではなく、言及されていない他の解決課題は、下記の記載から当業者に明確に理解される筈である。

本発明の実施形態による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターに重量感付加部材が取り付けられたことを示す斜視図である。

本発明の実施形態による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターのヘッドの前面に重量感付加部材が取り付けられたことを示す斜視図である。

本発明の実施形態による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターのヘッドの背面に重量感付加部材が取り付けられたことを示す斜視図である。

本発明の第1の実施形態による音色調節部材を示す構成図である。

本発明の第1の実施形態による音色調節部材を示す構成図である。

本発明の第1の実施形態による音色調節部材を制御する自動調節手段の構成を概略的に示す構成図である。

本発明の第2の実施形態による音色調節部材の斜視図である。

本発明の第2の実施形態による音色調節部材の分解図である。

本発明の第3の実施形態による音色調節部材の斜視図である。

本発明の第3の実施形態による音色調節部材の分解図である。

本発明の第4の実施形態による音色調節部材の斜視図である。

本発明の第4の実施形態による音色調節部材の分解図である。

本発明の第5の実施形態による音色調節部材の斜視図である。

本発明の第5の実施形態による音色調節部材の分解図である。

本発明の第6の実施形態による音色調節部材の斜視図である。

本発明の第6の実施形態による音色調節部材の分解図である。

本発明の追加的な目的、特徴及びメリットは、下記の詳細な説明及び添付図面からなお一層明瞭に理解できる筈である。 本発明の詳細な説明に先立って、本発明は、様々な変更を図ることができ、種々の実施形態を有するが、後述され、且つ、図示の例示は、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物若しくは代替物を含むものと理解されるべきである。 ある構成要素が他の構成要素に「接続されている」と言及されたときには、その他の構成要素に直接的に接続されていてもよく、接続されているとはいえ、途中に他の構成要素が存在してもよいものと理解されるべきである。これに対し、ある構成要素が他の構成要素に「直接的に接続されて」いるとか、「直接的に接続されて」いるとかの言及がされたときには、途中に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。 本明細書において用いる用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられるものであり、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現は、文脈からみて、明らかに他の意味を有さない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「備える」または「有する」などの用語は、明細書の上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものに過ぎず、一つまたはそれ以上の異なる特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。 また、明細書に記載の「...部」、「...ユニット」、「...モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味する。 さらに、添付図面に基づいて説明するに当たって、図面符号を問わずに同じ構成要素には同じ参照符号を付し、これについての重複する説明は省略する。本発明を説明するに当たって、関連する公知の技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。 以下、本発明の好適な実施形態による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターについて添付図面に基づいて詳細に説明する。

図1に示すように、本発明による音色が調節可能な機能性アコースティックギターは、ボディ10と、ネック20と、ヘッド30及び音色調節部材を備える。 ボディ10は、上板12と、下板13と、上板12と下板13を継ぐ側板11と、を備える。すなわち、ボディ10は、ピーナッツ状の側板11と、側板11の上面に取り付けられる上板12と、側板11の下面に取り付けられる下板13と、を備え、弦による響きにより共鳴音を発生する。 このようなボディ10は、側板11と上板12が継がれる部が丸められるように形成されることが好ましい。このように、ボディ10の角部が丸められるように形成されて演奏者(特に、初心者)の身体部位に触れることにより、ユーザは、ボディ10を手軽に抱き込むことができるので、演奏に際して楽な姿勢で演奏することができる。 また、ボディ10は、エゾマツ、イブキ及びスギのように正目の軟質木材により製作される。 ネック20は、ボディ10の一方の側に固定されて弦を用いて音階及び和音によるコードを押さえるように弦が配置される。 ヘッド30は、弦に対する音の高さを調節するようにネック20の端部に貼り合わせられる。 本発明において、ネック20及びヘッド30には、通常の材質及び通常の形状が適用可能であるため、これについての詳細な説明は省略する。 音色調節部材(図示せず)は、ボディ10の上板12と下板13との間を支持するようにボディ10の上板12と下板13との間に配設される。このような音色調節部材(図示せず)は、一つ以上配設される。この詳細については、後述する。

図2及び図3を参照すると、本発明の実施形態による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターは、ボディ10と、ネック20と、ヘッド30及び音色調節部材を備えるが、ヘッド30に重量感付加部材31aが取り付けられる。 弦の長さを調節するヘッド30には、そのヘッド30の部分に重量感を与える重量感付加部材31aが取り付けられる。 このような重量感付加部材31aは、ヘッド30に対応する形状の金属類の板状の部材により形成され、板状の部材にはロゴやエンブレムが形成されることが好ましい。 このように、重量感付加部材31aが金属類の材質からなり、アコースティックギターのヘッド30に重量感が与えられることにより、弦の張力によりネック20が反るという現象が防がれる。すなわち、重量感付加部材31を用いてヘッドに重量感を与えることにより、ストリングによるネックの変形が防がれる。 また、重量感付加部材31aがアコースティックギターのヘッド30に取り付けられることから、音のサステインを長くできると共に、ハイポジション及びローポジションのサウンドバランスを改善することができる。 さらに、ヘッド30に対応する形状の板状部材により形成される重量感付加部材31aにはロゴやエンブレムが付着されるので、見栄えがよく、楽器製作社の広告効果も付加することができる。

さらにまた、重量感付加部材31aは、ヘッド30に着脱可能に形成される。すなわち、重量感付加部材31aがヘッドに着脱可能に形成されることにより、重量感付加部材31aを従来のアコースティックギターのヘッド30に取り付けることもできる。これにより、重量感付加部材31aは、様々な種類のギターのヘッドに対応して取り付けられるように様々な形状に形成される。 重量感付加部材31aがヘッド30に取り付けられる間に、ヘッド30に取り付けられる弦巻きに巻き付けられた弦が当接しないようにすることが好ましい。 また、ヘッドに取り付けられた重量感付加部材31aは、ネック20から遠ざかるにつれて厚さが次第に厚くなる。すなわち、重量感付加部材31は、ネック20の端部に接続されるヘッド30の一方の側に取り付けられる部分の厚さよりも、ヘッド30の他方の側に取り付けられる部分の厚さの方がさらに厚くなるように形成される。このように、重量感付加部材31の厚さを異ならせて形成することにより、ヘッド30の重量感がヘッドの長手方向に互いに異なるように与えられる。これにより、弦の張力によりネック20が反るという現象が防がれる。 さらに、重量感付加部材31bは、図3に示すように、ヘッド30の前面だけではなく、ヘッド30の背面にも配置される。このように、重量感付加部材31bがヘッド30の背面に配置されても、ヘッド30の前面に配置される場合と実質的に同じ機能及び効果を有する。このため、これについての詳細な説明は省略する。

図4及び図5に示すように、本発明の第1実施形態による音色調節部材は、接触移動部材100及び接触移動部材100を伸縮可能に移動させる高さ調節手段を備える。 接触移動部材100は、2分割された分割接触口からなり、断面が円錐形状、円錐台形状、円柱形状を有する。 ここで、接触移動部材100は、円錐形状に形成される場合、先端101(すなわち、弦楽器の上板及び下板に接触される一方の端)が丸められるように形成されることが好ましい。高さ調節手段は、2分割された分割接触口である接触移動部材100が相対的に伸縮可能に調節できる方式であれば、いかなる構成であっても構わない。 例えば、高さ調節手段は、接触移動部材100がスクリュー移動方式により移動されて相対的に伸張及び縮小可能なように構成される。 具体的に、高さ調節手段は、分割接触口100の相対向する端部にそれぞれ形成される嵌合孔110と、嵌合孔110に形成されるナット部120と、ナット部120と螺合される移動スクリュー130及び移動スクリュー130に固設される調節ノブ140を備える。 このような高さ調節手段は、接触移動部材100を弦楽器の内側に設けた状態で、調節ノブ140を回転させることにより、ナット部120と螺合される移動スクリュー130の回転により接触移動部材100は伸縮可能に移動する。このような接触移動部材100の移動により、弦楽器の上板及び下板は、それらの間の空間が拡張または縮小される。 一方、本発明は、高さ調節手段を自動的に駆動するように構成される自動調節駆動手段をさらに備える。すなわち、簡略に説明すると、高さ調節手段は、調節ノブ140を用いて手動的に調節することを説明しているが、調節ノブ140をギア歯により形成し、ギア歯を回転駆動させる駆動軸を有する正回転または逆回転可能なモータと、モータの正逆回転及びオフを操作する操作スイッチと、を備えることにより、自動方式により調節されるように構成される。

図6に示すように、自動調節手段は、調節ノブ140を回転させる回転駆動ユニットと、回転ユニットを操作し、弦楽器の外側に引き出す操作ユニットと、を備える。 具体的に、回転駆動ユニットは、調節ノブ140と歯合する駆動ギア151と、駆動ギア151と係合される回転軸152を有し、正逆駆動可能であり、弦楽器の内面に取り付けられる駆動モータ153と、駆動モータ153に電源を印加するバッテリ部(図示せず)及び駆動モータ153と接続され、弦楽器の外部に配設される操作スイッチ154を備える。 ここで、調節ノブ140は、ギア歯により形成される。

駆動モータ153は筐体に収容され、弦楽器の内側に着脱可能に固定される。バッテリ部(図示せず)は、駆動モータを収容する筐体(ハウジング)内に一体に形成される。 操作スイッチ154は、演奏者が操作し易いように弦楽器の外側に位置されるが、調節後に弦楽器の内部空間に配設してもよく、響孔14(図1及び図2参照)側に鋏型固定部材などを介して着脱可能に固定してもよい。このように自動調節手段を用いて音色調節部材を構成する接触移動部材100は、自動的に伸縮されるので、調節し易くなる。 上述したように、本発明による音色調節部材は、通常、弦楽器が木材により製作されるため、弦楽器を支持することによりボディの変形、特に、上板と下板との間の変形を防ぎ、伸縮調節を介して響孔から響く音が異なるように調節する。 すなわち、接移動部材を調節して接移動部材が拡張される方向に調節する場合、音が勢いよく響き、強い音がしてフィンガスタイルに適しており、縮小させる方向に調節する場合にはより豊かな音を確保することができる。

図7及び図8に示すように、本発明の第2の実施形態による音色調節部材200は、響き本体部210と、響き伝達部230及び位置調整部250を備える。 響き本体部210には所定の内部空間212が形成される。このような内部空間212は、位置調整部250が嵌設されるように形成される。 また、響き本体部210の一方の端が開放され、響き伝達部230の位置が一方の端から長手方向に移動するように形成される。このとき、響き本体部210の一方の端には、長手方向に移動する響き伝達部230が任意的に引き抜かれることを防ぐ抜け止め部211が形成される。 抜け止め部211の直径は、内部空間212の直径よりも小さいことが好ましい。 また、響き本体部210の他方の端は開放され、位置調整部250を支持する響き支持部220と係合されるように形成される。ここで、響き本体部210の他方の端は、響き支持部220と係合されるように凸状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成され、響き支持部220は、響き本体部210の他方の端と係合されるように凹状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成される。これに限定されるものではなく、響き支持部220が突出が凸状を呈し、響き本体部210の他方の端が凹状を呈するように形成されてもよい。 すなわち、響き本体部210の他方の端及び響き支持部220は、位置調整部250を強固に支持するように係合される形状であれば、いかなる形状であっても構わない。 響き支持部220は、円錐形状に形成される。このように、響き支持部220が円錐形状に形成される場合、響き支持部220の先端は最大限に響き(共鳴現象)を確保して弦楽器の上板及び下板にバランスよく音を伝達するために尖った形状、丸められた形状または丸くて柔らかな角を有する形状に形成されることが好ましい。 このとき、響き支持部220の先端はこれに限定されるものではなく、音の特性に応じて先端の形状は異なる。

響き伝達部230は、弦楽器の上板または下板に接触されながら円錐形状、円錐台形状、円柱形状に形成される。このような響き伝達部230が円錐形状または円錐台形状に形成される場合、響き伝達部230の一方の端は先端に形成されることが好ましい。響き伝達部230の先端は、最大限に響きを確保して弦楽器の上板及び下板にバランスよく音を伝達するために尖った形状、丸められた形状または丸くて柔らかな角を有する形状に形成されることが好ましい。これに限定されるものではなく、このとき、響き伝達部230の先端は、音の特性に応じて先端の形状は異なる。 ここで、響き伝達部230の先端及び響き支持部220の先端は実質的に同じ形状に形成されてもよく、弦楽器の上板及び下板に応じて異なる形状に形成されてもよい。 また、響き伝達部230の他方の端には、響き本体部210の内部空間212に配置され、響き本体部210から任意的に引き抜かれることを防ぐ抜け止め爪231が形成される。 このような抜け止め爪231の直径は、響き伝達部230の直径よりも大きいことが好ましい。さらに好ましくは、抜け止め爪231の直径は、響き本体部210の内部空間212の直径よりも小さく、抜け止め部211の直径よりも大きいことが好ましい。 さらに、響き伝達部230の直径は、抜け止め部211の直径よりも小さいので、響き伝達部230が響き本体部210の一方の端において長手方向に容易に動作することができる。 上述した響き本体部210または響き伝達部230は、各種の木材及びプラスチック、骨材質、きば、鉄などの様々な資材により形成される。ここで、響き本体部210または響き伝達部230は、ウレタンを含むことが好ましい。 すなわち、ウレタンには音を伝達し易い粒子を有しているため、弦から響く音を弦楽器の上板及び下板に均一に分配する。 また、ウレタンは弾性に対する性質を有している。このようなウレタンの弾性と後述する位置調整部250とともに弦楽器の上下板をなお一層強固に押すことができる。 さらに、響き本体部210または響き伝達部230は、アセタールを含む。アセタールは高い結晶性を有する高分子であるため、機械的な強度が高く、しかも、耐摩耗性に優れている。これにより、硬くて圧力を加えても形状が変わらないので、弦楽器の上下板をなお一層強固に押すことができる。

このように、響き本体部210または響き伝達部230がウレタンまたはアセタールを含むことから、音のバランス、弦楽器の上下板の収縮防止性、音のトンの変化などを改善することができる。 位置調整部250は、響き本体部210の内部空間212に嵌め込まれて響き伝達部230の位置を長手方向に移動させる。このような位置調整部250は、弾性を有する物質を含み、弾性を用いて響き伝達部230の位置を長手方向に移動させる。 このとき、位置調整部250は、ばねなどを有する。ここで、位置調整部250は、弾性を有する材料により形成されることが好ましいが、響き伝達部230の位置を響き本体部210において移動させるように動作可能な物であれば、いかなる形状または素材であっても構わない。 このように、位置調整部250が弾性を用いて弦楽器の上板と下板との間を押しながら支えることにより、気候による弦楽器の上下板がねじれることが未然に防がれるだけではなく、弦楽器の上下板の音の響きを伝達しやすい。このとき、本発明の音色調節部材200は、ハイフレットの後部、すなわち、音が響く響孔の周りに配設されることが好ましい。ここで、響孔は、図示はしないが、弦楽器用の上板のボディの中央に穿孔されている孔である。このように配設されることにより、ハイフレットとローフレットとの間の音色のバランスを取り易い。

図9及び図10に示すように、本発明の第3の実施形態による音色調節部材300は、響き本体部310と、響き伝達部330及び位置調整部350を備える。 このように、本発明の第3の実施形態による音色調節部材300に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係は、第2の実施形態による音色調節部材200に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係と同じであるため、以下、これについてのそれぞれの敷衍説明は省略する。 響き本体部310には、所定の内部空間312a、312bが形成される。このような内部空間312a、312bは、位置調整部350が嵌設されるように形成される。 また、響き本体部310の両端が開放され、第1の響き伝達部330aの位置が一方の端から長手方向に移動し、第2の響き伝達部330bの位置が他方の端から長手方向に移動するように形成される。このとき、響き本体部310の一方の端には、長手方向に動作する第1の響き伝達部330aが任意的に引き抜かれることを防ぐ第1の抜け止め部311aが形成され、響き本体部310の他方の端には、長手方向に動作する第2の響き伝達部330bが任意的に引き抜かれることを防ぐ第2の抜け止め部311bが形成される。 このとき、第1の抜け止め部311aの直径及び第2の抜け止め部311bの直径は、内部空間312a、312bの直径よりも小さいことが好ましく、第1の抜け止め部311aの直径及び第2の抜け止め部311bの直径は、実質的に等しい。 また、響き本体部310は、第1の響き伝達部330aの一部が動作する第1の響き本体部310aと、第2の響き伝達部330bの一部が動作する第2の響き本体部310bと、を備える。 ここで、第1の響き本体部310aの他方の端は、第2の響き本体部310bの一方の端と係合されるように凸状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成され、第2の響き本体部310bの一方の端は、第1の響き本体部310aの他方の端と係合されるように凹状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成される。これに限定されるものではなく、第2の響き本体部310bの一方の端が凸状を呈し、第1の響き本体部310aの他方の端が凹状を呈してもよい。 このとき、響き本体部310は、第1の響き本体部310a及び第2の響き本体部310bが位置調整部350を嵌め込んで響き伝達部330の位置を移動できる限り、いかなる形状であっても構わない。 響き伝達部330は、第1の響き伝達部330aと、第2の響き伝達部330bと、を備える。第1の響き伝達部330a及び第2の響き伝達部330bは、第3の実施形態において説明した響き伝達部330と実質的に同じ構成及び機能を有するため、ここでは重複する説明は省略する。 また、第1の響き伝達部330aの他方の端には、第1の響き本体部310aの内部空間312a、312bに配置され、第1の響き本体部310aから任意的に引き抜かれることを防ぐ第1の抜け止め爪332aが形成され、第2の響き伝達部330bの一方の端には、第2の響き本体部310bの内部空間312a、312bに配置され、第2の響き本体部310bから任意的に引き抜かれることを防ぐ第2の抜け止め爪332bが形成される。

このような第1の抜け止め爪332aの直径は、第1の響き伝達部330aの直径よりも大きいことが好ましい。さらに好ましくは、第1の抜け止め爪332aの直径は、第1の響き本体部310aの内部空間312a、312bの直径よりも小さく、第1の抜け止め部311aの直径よりも大きい。 また、第1の響き伝達部330aの直径は、第1の抜け止め部311aの直径よりも小さいので、第1の響き伝達部330aが第1の響き本体部310aの一方の端において長手方向に動作しやすい。ここで、第2の抜け止め爪332bの直径は、第1の抜け止め爪332aの直径に実質的に等しいため、第1の抜け止め爪332aから十分に類推できるため、その詳細な説明は省略する。 さらに、位置調整部350が一つ形成されることを示したが、これに限定されるものではなく、位置調整部350は、第1の位置調整部(図示せず)と第2の位置調整部(図示せず)とに分けられて、第1の響き本体部310aの内部空間312aに第1の位置調整部(図示せず)が嵌め込まれ、第2の響き本体部310bの内部空間312bに第2の位置調整部(図示せず)が嵌め込まれてもよい。 上述した本発明の第3の実施形態による音色調節部材300は、左右対称に形成されて弦楽器の上下板の音の響きをバランスよく伝達するだけではなく、ハイフレットとローフレットとの間のバランスを取り易い。

図11及び図12に示すように、本発明の第4の実施形態による音色調節部材400は、響き本体部410と、響き伝達部430及び位置調整部450を備える。 このように、本発明の第4の実施形態による音色調節部材400に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係は、第2及び第3の実施形態による音色調節部材200、300に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係と同じであるため、以下、これについてのそれぞれの敷衍説明は省略する。 響き本体部410には所定の内部空間412a、412bが形成され、外周面が凸状に(外側に膨らむように)形成される。すなわち、響き本体部410は、中央領域の直径が両端の直径よりも大きい。このような内部空間412a、412bは、位置調整部450が嵌設されるように形成される。 ここで、響き本体部410は、外周面が凸状に形成されることから、弦から響く音と当接する領域が広くなってより多くの音を振動させることができて響胴の音色(音域)をなお一層豊かにする。 また、凸状に形成される響き本体部410は、弦楽器の上下板から加えられる圧力を外周面に分散させることができるので、弦楽器の上下板をなお一層強固に支えることができる。 このような響き本体部410は、第1の響き伝達部430aの一部が動作する第1の響き本体部410aと、第2の響き伝達部430bの一部が動作する第2の響き本体部410bと、を備える。 これにより、第1の響き本体部410aの一方の端が開放されて、第1の響き本体部410aの一方の端には第1の響き伝達部430aが長手方向に動作し、第1の響き本体部410aの他方の端は第2の響き本体部410bの一方の端と係合される。第2の響き本体部410bの他方の端が開放されて、第2の響き本体部410bの他方の端には第2の響き伝達部430bが長手方向に動作するように形成される。 このとき、開放される第1の響き本体部410aの一方の端の直径及び第2の響き本体部410bの他方の端の直径は、実質的に等しい。 ここで、第1の響き本体部410aの他方の端は第2の響き本体部410bの一方の端と係合されるように凸状を呈して第2の響き本体部410bの一方の端と螺合されるスクリュー形状に形成され、第2の響き本体部410bの一方の端は第1の響き本体部410aの他方の端と係合されるように凹状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成される。これに限定されるものではなく、第2の響き本体部410bの一方の端が凸状を呈し、第1の響き本体部410aの他方の端が凹状を呈するように形成されてもよい。 このとき、響き本体部410は、第1の響き本体部410a及び第2の響き本体部410bが位置調整部450を嵌め込んで響き伝達部430の位置を移動できる限り、いかなる形状であっても構わない。 また、第1の響き伝達部430a及び第2の響き伝達部430bは、円錐形状に形成される。 ここで、第1の響き本体部410aの一方の端の直径が第1の響き伝達部430aの他方の端の直径よりも小さい。すなわち、第1の響き伝達部430aの一方の端は第1の響き本体部410aの一方の端を貫通するが、第1の響き伝達部430aの他方の端は第1の響き本体部410aの一方の端を貫通できず、第1の響き本体部410aの内部空間413a、413bに配置される。 このとき、第1の響き本体部410aの一方の端は、第1の響き伝達部430aが嵌設され易いように一部411a(響き支持部)が取り外される。すなわち、第1の響き本体部410aの一方の端の一部411aを取り外し、第1の響き伝達部430aを嵌め込んだ後、取り外された第1の響き本体部410aの一方の端の一部411aを係合することにより、第1の響き伝達部430aを第1の響き本体部410aの一方の端に嵌め込み易い。これに限定されるものではなく、第1の響き伝達部430aを第1の響き本体部410aの一方の端に嵌め込み易い形状であれば、いかなる形状であっても構わない。

このようにして形成されるため、第2及び第3の実施形態において開示された抜け止め部及び抜け止め爪が形成されなくても、第1の響き伝達部430aが第1の響き本体部410aから任意的に引き抜かれることはない。 第2の響き伝達部430bと第2の響き本体部410bとの間の関係は、第1の響き伝達部430aと第1の響き本体部410aとの間の関係から十分に類推できるので、その詳細な説明は省略する。 上述した第1の響き本体部410a及び第2の響き本体部410bは、各種の木材及びプラスチック、骨材質、きば、鉄などの様々な資材により形成される。ここで、第1の響き本体部410a及び第2の響き本体部410bは、ウレタンまたはアセタールを含むことが好ましい。 上述した本発明の第4の実施形態による音色調節部材400は、左右対称に、且つ、中央の領域が両端よりも膨らむように形成されて弦楽器の上下板の音の響きをバランスよく伝達するだけではなく、ハイフレットとローフレットとの間のバランスを取り易い。

図13及び図14に示すように、本発明の第5の実施形態による音色調節部材500は、響き本体部510と、響き伝達部530及び位置調整部550を備える。 このような、本発明の第5の実施形態による音色調節部材500に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係は、第2乃至第4の実施形態による音色調節部材200、300、400に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係と同じであるため、以下、これについてのそれぞれの敷衍説明は省略する。 響き本体部510には所定の内部空間513a、513bが形成され、外周面が凸状に(外側に膨らむように)形成される。すなわち、響き本体部510は、中央領域の直径が両端の直径よりも大きい。このような内部空間513a、513bは、位置調整部550が嵌設されるように形成される。 また、響き本体部510の一方の端が開放され、響き伝達部530の位置が長手方向に移動するように響き蓋体部520が形成される。 このような響き蓋体部520は、一方の端が響き伝達部530が長手方向に動作するように開放され、他方の端は響き本体部510の一方の端と係合されるように形成される。 このとき、響き蓋体部520の一方の端の直径は、響き伝達部530の他方の端の直径よりも小さい。すなわち、響き伝達部530の一方の端は響き蓋体部520の一方の端を貫通するが、響き伝達部530の他方の端は響き蓋体部520の一方の端を貫通できず、響き蓋体部520の内部空間513a、513bに配置される。 さらに、響き蓋体部520は、響き伝達部530が嵌設され易いように一部521が取り外される。すなわち、響き蓋体部520の一部521を取り外し、響き伝達部530を嵌め込んだ後、取り外された響き蓋体部520の一部521を係合することにより、響き伝達部530を響き蓋体部520の一方の端に嵌め込み易い。これに限定されるものではなく、響き伝達部530を響き蓋体部520の一方の端に嵌め込み易い形状であれば、いかなる形状であっても構わない。

このようにして形成されるため、第3及び第4の実施形態において開示された抜け止め部及び抜け止め爪が形成されなくても、響き伝達部530が響き蓋体部520から任意的に引き抜かれることはない。 響き蓋体部520の他方の端は、響き本体部510の一方の端と係合されるように凸状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成され、響き本体部510の一方の端は、響き蓋体部520の他方の端と係合されるように凹状を呈して螺合されるスクリュー形状に形成される。これに限定されるものではなく、響き本体部510の一方の端が凸状を呈し、響き蓋体部520の他方の端が凹状を呈するように形成されてもよい。 響き本体部510の他方の端は、円錐形状に形成される。このように、響き本体部510の他方の端が円錐形状に形成される場合、響き本体部510の他方の端は先端に形成される。これにより、最大限に響きを確保して弦楽器の上板及び下板にバランスよく音を伝達するために尖った形状、丸められた形状または丸くて柔らかな角を有する形状に形成されることが好ましい。 このとき、響き本体部510の先端は、音の特性に応じて形状が異なる。

図15及び図16に示すように、本発明の第6の実施形態による音色調節部材600は、響き本体部610と、響き伝達部630及び位置調整部650を備える。 このように、本発明の第6の実施形態による音色調節部材600に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係は、第2乃至第5の実施形態による音色調節部材200、300、400、500に相当するそれぞれの構成要素に対する機能及びこれらの間の有機的な関係と同じであるため、以下、これについてのそれぞれの敷衍説明は省略する。 響き本体部610a、610bには所定の内部空間が形成され、第1の響き本体部610aと、第2の響き本体部610bと、を備える。 このような第1の響き本体部610aの他方の端は、第2の響き本体部610bの一方の端と係合されるように凹状を呈して螺合される螺合されるスクリュー形状に形成され、第2の響き本体部610bの一方の端は、第1の響き本体部610aの他方の端と係合されるように凸状を呈して第2の響き本体部610bの一方の端と螺合されるスクリュー形状に形成される。これに限定されるものではなく、第1の響き本体部610aの他方の端が凸状を呈し、第2の響き本体部610bの他方の端が凹状を呈するように形成されてもよい。 このとき、第1の響き本体部610aの他方の端及び第2の響き本体部610bの一方の端が位置調整部650を嵌め込んで響き伝達固定部611a、611bの位置を移動できる限り、いかなる形状であっても構わない。位置調整部650についての詳細な説明は、上述した実施形態から十分に類推可能であるため、ここではこれについての詳細な説明は省略する。 第1の響き本体部610aの一方の端は開放され、第1の響き本体部610aの一方の端には第1の響き伝達固定部611aが嵌め込まれた状態で長手方向に動作し、第1の響き本体部610aの他方の端は第2の響き本体部610bの一方の端と係合される。第2の響き本体部610bの他方の端が開放されて、第2の響き本体部610bの他方の端には第2の響き伝達固定部611bが嵌め込まれた状態で長手方向に動作するように形成される。 このとき、開放される第1の響き本体部610aの一方の端の直径及び第2の響き本体部610bの他方の端の直径は、実質的に等しい。 このように動作する第1の響き伝達固定部611aは、図16に示すように、一方の端の上面には第1の響き伝達部630aと係合されるように係合部材612aが突出されて形成されながら螺合されるようにスクリュー形状に形成され、第2の響き伝達固定部611bの他方の端の上面には第2の響き伝達部630bと係合されるように係合部材612bが突出されて形成されながら螺合されるようにスクリュー形状に形成される。ここで、第1の響き伝達固定部611aの係合部材612a及び第2の響き伝達固定部611bの係合部材612bが螺合されるようにスクリュー形状に示されているが、これに限定されるものではなく、第1の響き伝達部630a及び第2の響き伝達部630bに係合されて固定できる形状であれば、いかなる形状であっても構わない。 また、第1の響き伝達固定部611aは、第1の響き本体部610aに嵌め込まれて左右(または長手方向)に動作するように形成され、第2の響き伝達固定部611bは第1の響き本体部610bに嵌め込まれて左右(または長手方向)に動作するように形成される。第1の響き伝達部630a及び第2の響き伝達部630bについての説明は、上述した実施形態から十分に予測可能であるため、ここではその詳細な説明を省略する。 上述した第1の響き本体部610aと、第2の響き本体部610bと、第1の響き伝達部630a及び第2の響き伝達部630bは、各種の木材及びプラスチック、骨材質、きば、鉄などの様々な資材により形成可能であり、ウレタンまたはアセタールを含むことが好ましい。

上述した本発明の第6の実施形態による音色が調節可能な機能性のアコースティックギターは、左右対称に、且つ、様々な材料により形成されて弦楽器の上下板の音の響きをバランスよく伝達するだけではなく、ハイフレットとローフレットとの間のバランスを取り易い。 上述した様々な実施形態の音色調節部材は、弦楽器の上板と下板を継ぐ役割を果たすとともに、低音と高音との間のバランス及びハイポジションとローポジションとの間の音のバランスを取り易い。 また、本発明の音色調節部材は、長くなると、支える緊張感が長くなってやや硬い音がする。これにより、演奏者またはユーザの好みに合わせて制御し易い。 さらに、本発明による音色調節部材は、響胴の変形を防いで音の変化を防ぐとともに、演奏者の選択に応じて音色を微細に調節することができ、アクセサリなどの付加装置として提供されるというメリットがある。

この明細書において説明される実施形態及び添付図面は、本発明に含まれる技術的な思想の一部を例示的に説明するものに過ぎない。したがって、本明細書に開示されている実施形態は、本発明の技術的思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであるため、このような実施形態により本発明の技術思想の範囲が限定されることはないということはいうまでもない。本発明の明細書及び図面に含まれている技術的思想の範囲内において当業者が類推し易い変形例及び具体的な実施形態は、いずれも本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。

100 接触移動部材 110 嵌合孔 120 ナット部 130 移動スクリュー 140 調節ノブ 151 駆動ギア 152 回転軸 153 駆動モータ 154 操作スイッチ 210、310、410、510 響き本体部 310a 第1の響き本体部 310b 第2の響き本体部 211、311 抜け止め部 311a 第1の抜け止め部 311b 第2の抜け止め部 212、312a、312b、413a、413b、513a、513b 内部空間 220、411a、411b 響き支持部 230、330、430、530 響き伝達部 330a 第1の響き伝達部 330b 第2の響き伝達部 332、332 抜け止め爪 250、350、450、550 位置調整部 520 響き蓋体部

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