Apparatus for generating a chord

申请号 JP2000519418 申请日 1998-10-29 公开(公告)号 JP4131903B2 公开(公告)日 2008-08-13
申请人 ウェルス,コリン; 发明人 ウェルス,コリン;
摘要
权利要求
  • 指板を有するタイプの弦楽器上で和音を生成するための装置であって、複数の弦を前記指板に沿った選択された位置で前記指板に対して押下するための第1手段(1、10、28、45、55)と、少なくとも1つの弦に係合するために前記第1手段の前方に位置する第2手段(2、3、14、47、57)とを有する装置において、少なくとも1つの弦を前記指板に対して押下するために前記第1手段の後方に位置する第3手段(4、5、11、44、54)を有し、これにより前記第1手段を中心にして一方向へ揺動可能であり、この一方向への揺動によって、前記第2手段は少なくとも1つの弦のピッチを高めることが可能であり、さらに、前記第1手段を中心にして逆方向に揺動可能であり、この逆方向への揺動によって、前記第3手段は少なくとも1つの弦に係合可能であり、この係合の結果、前記弦のピッチは、該弦を前記選択された位置で押下することによって実現できるピッチよりもさらに低くなることを特徴とする和音を生成するための装置。
  • 前記ピッチは少なくとも1半音だけ高くなるか、または少なくとも1半音だけ低くなることを特徴とする請求項1に記載の和音を生成するための装置。
  • 複数の弦を前記選択された位置で前記指板に対して押下するためのバーと、前記バーを中心に揺動する際に前記バーの前方に位置する少なくとも1つの弦を押下するために前記バーの前方に延出している手段と、前記バーを中心にして逆方向に揺動する際に前記バーの後方に位置する少なくとも1つの弦を押下するために前記バーの後方に延出している手段と、前記バーを揺動した際に各弦を前記バーから解放するように前記バーの後方に位置する少なくとも1つの溝とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の和音を生成するための装置。
  • 前記後方に延出している手段は別の最後尾のバーを有し、前記最後尾のバーは前記バーの後方に位置する全ての弦を押下することを特徴とする請求項3に記載の和音を生成するための装置。
  • 演奏者の指のうちの少なくとも1本を使用時に挿入できる中空部分を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の和音を生成するための装置。
  • 長さ方向に沿ってほぼ円錐形をなすことを特徴とする請求項5に記載の和音を生成するための装置。
  • 前記中空部分の内側、または最上部の外面のうちの少なくともいずれか一方に配置された可撓性弾性材料を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の和音を生成するための装置。
  • プラスチック材料から形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の和音を生成するための装置。
  • 少なくとも一部は透明なプラスチック材料から形成されていることを特徴とする請求項8に記載の和音を生成するための装置。
  • 前記弦を押下するための手段は、弾性材料からなる表面を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の和音を生成するための装置。
  • 弦を押下するための独立した部品、または弦の通路となる溝を提供する独立した部品が着脱可能に取り付けられる本体部分を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の和音を生成するための装置。
  • 前記独立した部品は、前記本体部分の底面に設けられた溝の中へ滑入させて取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の和音を生成するための装置。
  • 前記独立した部品は、弾性圧縮可能な材料から形成されていることを特徴とする請求項12に記載の和音を生成するための装置。
  • 圧縮性を高めるために、前記独立した部品は内部に空隙が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の和音を生成するための装置。
  • 前記独立した部品は、拡張によって形成されていることを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    (発明の分野)
    【0002】
    本発明は、指板を有するタイプの弦楽器上で和音を生成するための装置に関する。
    【0003】
    (発明の背景)
    弦をプラッキング、ストラミングまたはボウイングしている時に、選択した弦を選択した位置で指板に対して押下することによって、和音を生成することは、筋、器用さ及び多くの練習をその習得に要するスキルである。 さらに、不快感を抱くことなく楽器を任意の時間演奏可能になるまでには、弦を押下する指先が硬くなる必要がある。 学習を始める意欲さえも多くの人々から奪うのに、これらの要因は十分である。
    【0004】
    フィンガリング動作を補助するか、またはフィンガリング動作に取って代わる様々な提案が行われている。 例えば、米国特許第3、922、945号(Pettijohn)は、ハンドヘルド・コード・フィンガリング装置を開示しており、該装置はほぼ手のひらサイズの特別な形状の硬質ボディを有し、該硬質ボディは所定のパターンで配置された複数のフィンガリング長尺状パッドを有し、これらのフィンガリング長尺状パッドは指板に沿って互いに離間しており、このうちの最後尾のフィンガリング長尺状パッドは全ての弦にまたがって延びるバーである。 装置を複数の弦を横切って横方向に摺動させることにより、異なる和音を生成できる。 この装置を使用するには、相当なスキルが依然必要であり、装置の位置が僅かに変位することにより、全く異なる和音が形成され得る。 この種の装置の別の例は米国特許第4、471、682号(Bozung)に開示されており、該米国特許は、弦を押下する調整可能なバーを提供している。 この場合も、装置を使用するにはスキルが必要であり、弦を押下する調整可能なバーのセットアップは、未熟な演奏者の能力を恐らく超えるものである。 ドイツ特許第4233041号はギターを演奏する際に使用するボトルネック装置を開示している。 この装置は指を挿入できる管と、この管の前方に取り付けられた溝部材とを有し、ボトルネックのスライディング・トーン効果を形成する目的で、溝部材を回動させて1つ以上の弦に接触させるために、別の指で溝部材を押圧できる。 この装置は和音を形成する別の選択可能な方法を提供しておらず、この装置は経験を積んだギタリストが使用するためのものである。
    【0005】
    広い範囲の和音を生成するとともに、操作が簡単な装置を、本発明は提供する。
    【0006】
    (発明の概要)
    本発明に基づき、指板を有するタイプの弦楽器上で和音を形成するための装置であって、複数の弦を指板に沿った選択された位置で指板に対して押下するための第1手段と、少なくとも1つの弦に係合するために第1手段の前方に位置する第2手段とを有する装置において、少なくとも1つの弦を指板に対して押下するために第1手段の後方に位置する第3手段を有し、これにより、装置を第1手段を中心にして一方向へ揺動可能であり、この一方向への揺動によって、第2手段は少なくとも1つの弦のピッチを高めることが可能であり、さらに、装置を第1手段を中心にして逆方向に揺動可能であり、この逆方向への揺動によって、第3手段は少なくとも1つの弦に係合可能であり、この係合の結果、前記の弦のピッチは、該弦を前記の選択された位置で押下することによって実現できるピッチよりも更に低くなる装置を提供する。
    【0007】
    装置は、複数の弦を指板に沿った選択された位置で指板に対して押下するためのバーと、装置をバーを中心にして揺動させた際に、バーの前方に位置する少なくとも1つの弦を押下するために、バーの前方に延出している手段と、装置をバーを中心にして逆方向に揺動させた際に、バーの後方に位置する少なくとも1つの弦を押下するために、前記のバーと自身の後方に位置する全ての弦を押下する別の最後尾のバーとのうちのいずれか一方の後方に延出している手段と、バーを揺動した際に、各弦をバーから解放するように、バーの後方に位置する少なくとも1つの溝とを有することが好ましい。
    【0008】
    楽器の演奏者の片方の手の指で把持するように、装置を形成してもよい。 1つの実施形態では、装置をギターの“ボトル・ネック"のように操作することを可能にするために、装置は、演奏者の指のうちの少なくとも1本を挿入できる中空部分を有する。 演奏者が均一な圧力を指板の幅全体わたって加えることの難しさを克服するために、この種の装置はその長さに沿って僅かに円錐形をなし得る。 これに代えて、またはこれに加えて、チューブの内側またはジェネレータの一番上の外面に配置された指の形状と同じ形状に変形し、かつ、指を取り除いた際に、その初期形状に戻る可撓性弾性材料を、装置は有し得る。
    【0009】
    装置は任意の固体材料から形成可能であるが、該装置はプラスチック材料から効果的に形成でき、演奏者が装置を正しく指板上に配置することを補助するために、このプラスチック材料を透明にしてもよい。 装置の正しい垂直アライメントは、装置の透明なボディ越しに見ることができる装置の底面に設けられたマークによって表示できる。 装置の少なくとも表面層は、ダンパとして機能するように弾性材料から形成可能であり、その一方、バーの前方または後方に位置する弦を押下するために、バーの前方または後方に延出している部品は、弦に接触し、かつ、弦をプラッキング、ストラミングまたはボウイングした際に、弦をうならせることなく効果的な接触を行うことを保証する把持面を有することが可能であり、該把持面は、例えば同じ弾性材料から形成し得る。
    【0010】
    装置は本体部分上の選択された位置に取り付け可能なそれぞれ独立した複数の接触部材を有することが可能であり、該接触部材は例えば本体部分の底面に設けられた溝の中へ滑入させることによって、本体部分へ取り付け得る。
    【0011】
    (実施形態の詳細な説明)
    まず最初に、図1及び図2に示すように、装置は円筒形本体1を有し、この円筒形本体1はそれ自体に取り付けられた2つの前方ノジュール2、3と、2つの後方ノジュール4、5とを有する。 切り欠き、即ち、スロット6、7は本体1内に形成され、かつ、後方ノジュール4、5に対して整列されている。 図1に示すように、使用時にギターの弦に接触する装置の底面は、全ての弦を特定の位置(ギターの場合は、特定の一対のフレットの間の位置)で指板に対して押圧し、これによって、バレとして機能する領域8を有する。 図2に示すように、この位置から装置を前方へ転動させることによって、指板に沿って次のフレットの後に位置する2つの弦が押下され、これによって、これらの弦がそれぞれ半音高くなる。 装置を後方へ転動させることによって、2つのスロット6、7が2つの弦(同じ2つの弦である必要はない)をバレからそれぞれ解放するとともに、これらのスロット6、7にそれぞれ整列した2つの後方ノジュール4、5は、これら2つの弦を前記の一対のフレットのうちの後側のフレットの後方で押下し、これによって、これらの弦はそれぞれ半音低くなる(バレからさらに離間した位置で弦を押下し、これによって、各弦のピッチを半音よりもさらに高くするか、またはさらに低くするために、前方ノジュール及び後方ノジュールのうちの任意のノジュールの位置及び形状を必要に応じて選択できることが分かる)。 各ノジュール2〜5は、本体1へ取り付けられた短円筒体の形態をなしている。 ノジュールは本体と一体に成形するか、または接着剤、ネジもしくは他の任意の固定手段もしくは方法によって本体へ取り付け得る。
    【0012】
    図3及び図4の実施形態の装置は、側面が曲線を描くように互いに結合された一連の円筒体を含む。 この結果、同じ1つの動きによって、1つの円筒体は指板から離間する方向に回動し、この円筒体に隣接する次の円筒体は指板に当接する方向に回動する。 装置は選択された位置でバレとして機能する主円筒体10を有する。 この主円筒体10の前方に位置する次の円筒体11は部分的に切り抜かれ、これによって、その長さの大部分は半円筒体になっており、2つの短円筒体部分12、13は図1及び図2の実施形態の装置のノジュールとして機能すべく残されている。 主円筒体の10の反対側の外周面に取り付けられた円筒体14は、その内部に刻まれた2つのスロット15、16を有する。 この結果、装置を回動させて円筒体14側へ戻すことによって、一部の弦だけがフレット間の領域内で押下されるとともに、スロットを有する円筒体14の後ろの別の円筒体17によって、スロット15、16の位置と同じ位置にある弦は、ピッチをさらに半音下げるべく次のフレットを越えた位置で押下され、この最後の円筒体17は別のバレを形成している。
    【0013】
    実現可能なコンフィギュレーションの例と、その影響とを図5〜図15に基づいて以下に詳述する。
    【0014】
    (例1)
    図5に示す装置では、前方ノジュール及び後方ノジュールは同じ弦に作用する。 さらに、前方ノジュール及び後方ノジュールは、両者間に位置する2つの弦によって横方向に互いに分離されている。 相対的に1オクターブにまたがるオープン・チューニング(E♭ G B E♭ G B)を使用することによって、7つの和音を生成できる(溝を使用して長和音を生成し、ノジュールを使用して短和音を生成する)。 フル・バー・ポジションでは、2つの長3度からなる増5の和音が形成される。 これらを図6a〜図6iに示す。
    【0015】
    (例2)
    別のオープン・チューニングは根音位置の短和音(E♭ G♭ B♭ E♭ G♭ B♭)を使用し、かつ、同じ装置によって図7a〜図7iに示す7つの全く異なる和音を生成する。
    【0016】
    (例3)
    標準的なギター・チューニングに類似した広く普及している短和音のオープン・チューニングを、これは使用している。 複数の弦はE♭ B♭ E♭ G♭ B♭ E♭へそれぞれ調律されており、使用した装置(図8参照)は複数の前方ノジュールの位置に対して鏡面対称となるように配置されていない複数の後部溝を有する。 これらの後部溝は全てが常に使用されるわけではなく、これらの後部溝のうちの1つが弦の上で使用されていない場合、その使用されていない後部溝の位置は、図9a〜図9dのうちの関連する1つの図(図9b)の中に星印で表示されている。 複数の弦のうちの何本かが弾かれない場合、別の和音を生成できる。 2つの例を図9e及び図9fに示しており、矩形枠はストラミングされる使用中の弦を示している。 図9eの星印は溝と、この溝の正面に位置する対応するフル・バー・ポジションとが使用されていない場所を表しており、従って、該星印は和音ジェネレータ・マップの形を完成させる。
    【0017】
    (例4)
    図10に示すように、別の溝及び別のノジュールを追加することにより、図9a及び図9fに示す和音を6本の全ての弦を使用して弾くことができる。 このようにしてできた装置は前記の他の装置よりも明らかに長く、これら全ての装置は指板の最も幅広な部分の幅よりもさらに長い。 それによってできる全ての和音を図11a及び図11bに示す。 前記の例3で説明したように、溝が常に使用されるわけではなく、1つの溝が弦の上で使用されていない場合、その使用されていない溝の位置は、該溝の前に位置する欠けている任意のフル・バー・ポジションとして図11aまたは図11bのうちの関連する1つの図の中に星印で表示されている。
    【0018】
    (例5)
    装置の開発に関する別の可能性としては、装置を平面内で単に180度回動させることによって実現できる選択可能な2つの配向での装置の使用を可能にすべく、この装置を形成することが挙げられる。 これを可能にするために、複数の前方ノジュールは、該前方ノジュール間に設けられた凹部と、装置上のバレ位置とを有することが必要である。 装置を回動させ、前方ノジュールが後方ノジュールになるまでは、これらの凹部が全く作用しないことと、逆に、装置を回動させ、後方ノジュールが前方ノジュールになるまでは、これらの凹部が作用することを理解できる。 図10の装置を180度回動させることによって、図12に示すコンフィギュレーションを達成する。 これに代えて、別の選択可能な位置を提供すべく装置を上下逆にできるように、装置を形成できる。 従って、装置は溝をその頂部(指で通常保持する部分)に有し、これによって、装置を上下逆にして使用した際、後方ノジュールも使用できる。 使用可能な和音のオプションをさらに拡大するために、図13に示すように、さらに別の溝及びノジュールを装置の頂部に追加してもよい。 2つの追加ノジュール(これらのノジュールは溝をともなうか、または溝をともなわない)を、該追加ノジュールの内側の星印によって示す。 従って、4つの異なるポジション、即ち、
    フレット板上のボトム180度回動させたフレット板上のボトムフレット板上のトップ180度回動させたフレット板上のトップ以上でそれぞれ使用できる能力を、和音ジェネレータは有する。
    【0019】
    和音ジェネレータの頂部に設けられているものと、和音ジェネレータの底部に設けられているものとが互いに異なり得ることを理解できる。 和音ジェネレータを回動して使用する際に、和音のさらに広い選択範囲を提供するために、ノジュールの数を溝の数よりもさらに多くしてもよい。 和音ジェネレータを回動して使用する際に、和音のさらに広い選択範囲を後方に提供するために、溝を前方ノジュールの一部または全ての背後に設けてもよい。 装置の両側における構造は互いに異なり得るうえ、頂部コンフィギュレーション及び底部コンフィギュレーションも互いに異なり得る。
    【0020】
    (例6)
    この例では、減VIIの和音のオープン・チューニングを使用する。 複数の弦をE♭ G♭ A C E♭ G♭へそれぞれ調律する。 図14に示す装置を使用する。 この装置では、溝及びノジュールは4つの水平位置をそれぞれ有するとともに、9つの全和音のファミリーを各フレット位置で形成するために、6本の弦の上で使用できる。 溝またはノジュールを使用していない場合、この使用していない溝またはノジュールの位置を図15に星印で示す。 図15a〜図15lは実現可能な和音を示す。
    【0021】
    E G B♭ D♭に調律したベース・ギターの場合、3つのバー及び後方溝を有するジェネレータ装置は12個の全ての音、即ち、
    G♭ A C E♭
    G B♭ D♭ E
    G♯ B D F
    を1つの位置、即ち、Gフレットにおいて一度に1つずつ演奏できる点に注意する必要がある。
    【0022】
    図16は大量生産に適したモジュールの形態で形成された装置のバージョンを示す。 装置は本体部分20を有し、該本体部分20は材料及び重量を減らすためにその内部に設けられた空隙21、22、23と、その頂面に直立したハンドル24とを有する押し出し成形されたアルミニウム・セクションからなる部分として形成されている。
    【0023】
    本体部分20の底面は、横断面がほぼ弧状になっており、かつ、該底面に沿って延びる一連のリブ25を有し、各リブ対を構成する2つのリブ25は湾曲した溝26をその間に有する。 各リブ25は横断面がほぼ円形の頭部25aを有する。 複数の接触部材27、28、29、30が本体部分の底面に取り付けられている。 1つの接触部材29はほぼ中心に位置する全幅にわたって延びるバレとして機能し、別の接触部材27は最後尾の第2バレとして機能する。 残りの接触部材28、30は全幅にわたって延びておらず、装置を中心バレ29を中心にして前方及び後方に揺動した際に、選択された弦のみを押下するために一部が切り取られている。 接触部材28の場合、スロットが少なくとも1つの弦の位置に対応する位置に刻まれている。 そして、装置を前方へ回動させた際に、1つの弦のみを選択的に押下するために、短い長さを除いた全ての部分が接触部材30上において切り取られている。
    【0024】
    接触部材27〜30は弾性材料から押し出し成形されている。 この押し出し成形品の最も下側の表面が使用時に楽器の指板またはネックの形状と同じ形状に変形するように、この最も下側の表面の弾性を改善すべく、押し出し成形品は内側に主空隙31を有する。 さらに、複数のリブ25のうちの1つを収容し、かつ、このリブ25の両側にそれぞれ位置する溝26内へ取り付けるために、頂面に沿って延びる構造部32を、この押し出し成形品は有する。 構造部32内の空隙33は、圧縮性を改善するとともに、接触部材27〜30を溝26内へ取り付け、かつ、これらの接触部材27〜30を所望の位置において横方向に保持することを補助する。
    【0025】
    図16に示すように、1つまたは複数の弦を押下するために、押し出し成形品を所望の任意の形状にカットしてもよく、例えば、異なる複数の調律で使用するために、図示する形状以外の形状を採用してもよい。 使用する弦楽器上のフレットの間隔に基づいて、より適切には、特に、指板にフレットが設けられている場合には、該指板に沿った部分に基づいて、接触部材を任意のリブ25上に配置してもよい。
    【0026】
    本体部分の下に位置する接触部材30のうちの取り残された部分の位置を、ユーザーは簡単に見ることができないので、マーカー・ストリップ34を、本体部分20の一方の側部に沿って延びる成形された構造部35に沿って、接触部材30の部分に対応する長手方向の位置まで摺動させ得る。
    【0027】
    本体部分20の頂面に位置する溝内に滑入させて取り付ける独立したプラスチック成形品として、前記のハンドルを形成してもよいことを理解できる。 使用する楽器の種類に基づいて、接触部材27〜30は、異なる下側輪郭を備えることと、異なる硬度の材料から形成することが可能である。
    異なる複数の和音を生成する目的で、横方向の移動を可能にするために、装置を指板の幅よりもさらに広く形成してもよい。
    【0028】
    図17及び図18は図16に示す装置の簡単なバージョンをそれぞれ示す。 拡張した頭部43を有する7つのリブ42の間に画定された6つの溝41を、その凸面側に備え、かつ、ほぼ弧状をなす横断面を有する拡張したアルミニウム・セクションからなる部分として、本体部分40は形成されている。 複数の接触部材44、45、46、47が本体部分40の底面に取り付けられている。 2つの接触部材44、47は全幅にわたって延びるバレとして機能する。 その一方、2つの中央の接触部材45、46をギターのネック内の複数の弦へ押下した際に、少なくとも1つの弦を自由な状態に残すために、これら2つの中央の接触部材45、46は装置の幅方向に互いに離間している。
    接触部材44〜47は図16に基づいて詳述した接触部材にほぼ類似しているので、ここでは詳述しない。
    【0029】
    図18に示すように、使い心地を良くする発泡弾性材料などからなる圧縮可能なパッド48が装置の頂面に配置されている。 さらに、装置の保持を補助するために、ユーザーの中指を挿入する紐または弾性材料からなるループ49が設けられている。 装置を把持する指の形状に適合するように、これを形成してもよい。
    【0030】
    図19及び図20に示す装置は図17及び図18に示す装置を変形した装置である。 拡張した頭部53を有する8つのリブ52の間に画定された7つの溝51を、その凸面側に備え、かつ、ほぼ弧状をなす横断面を有する拡張したアルミニウム・セクションからなる部分として、本体部分50は形成されている。 頭部53の形状に適合した溝58を形成するために、互いに対向する2つの側部に凹みをそれぞれ設けた押し出し成形された弾性チューブからなる部分として、各接触部材54〜57は形成されている。 各接触部材は複数の溝51のうちの1つの中に滑入される。
    【0031】
    図20に示すように、使い心地を良くする発泡弾性材料などからなる圧縮可能なT形パッド59と、図17及び図18の実施形態の場合と同様の紐または弾性材料からなるループ49とが装置の頂面に設けられている。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 第1実施例に基づく装置を下側から見た斜視図である。
    【図2】 第1実施例に基づく装置を上側から見た斜視図である。
    【図3】 第2実施例に基づく装置を下側から見た斜視図である。
    【図4】 第2実施例に基づく装置を上側から見た斜視図である。
    【図5】 は第1配列で配列された複数の突起を有する装置の概略を示す平面図である。
    【図6】 ギターの第1チューニングの際に図5の装置によって実現できる複数の和音を示す図である。
    【図7】 ギターの第2チューニングの際に図5の装置によって実現できる複数の和音を示す図である。
    【図8】 第2配列で配列された複数の突起を有する装置の概略を示す平面図である。
    【図9】 図8の装置によって実現できる複数の和音を示す図である。
    【図10】 図8に示す装置に変更を加えた装置の概略を示す平面図である。
    【図11】 図10の変更を加えた装置によって実現できる別の複数の和音を示す図である。
    【図12】 図8の装置に別の変更を加えた装置の概略を示す平面図である。
    【図13】 図8の装置に別の変更を加えた装置の概略を示す平面図である。
    【図14】 別の配列で配列された複数の突起を有する装置の概略を示す平面図である。
    【図15】 図14の装置によって実現できる複数の和音を示す図である。
    【図16】 図16はさらに別の実施形態に基づく装置を一方の側部の下側から見た斜視図である。
    【図17】 さらに別の実施形態に基づく装置を下側から見た斜視図である。
    【図18】 図17に示す実施形態の装置を上側から見た斜視図である。
    【図19】 さらに別の実施形態に基づく装置を下側から見た斜視図である。
    【図20】 図19に示す実施形態の装置を上側から見た斜視図である。

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