Sound collecting device of percussion instrument |
申请号 |
JP2003122107
|
申请日 |
2003-04-25 |
公开(公告)号 |
JP2004325908A |
公开(公告)日 |
2004-11-18 |
申请人 |
Yamaha Corp;
ヤマハ株式会社;
|
发明人 |
HAGIWARA TAKASHI;
OYAMA KENGO;
FUKUNAKA MASAKO;
|
摘要 |
PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a reproduction sound which is rich in reality and close to an actual sound by accurately collecting the sound of a percussion instrument, specially, a bass drum and obtaining an electrical signal which resembles the actually heard low-pitched sound. SOLUTION: A diaphragm 3 is spread at an open end of a shell 2 which is cylindrically formed and electroacoustic transducers 8 and 23 are arranged in the shell to obtain the low-pitched electrical signal. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI |
权利要求 |
筒状に形成したシェルの開放端にダイヤフラムを張設するとともにシェル内部に電気−音響変換器を配設し、低音域の電気信号を得るようにしたことを特徴とする打楽器の集音装置。 電気−音響変換器が電磁トランスデューサであることを特徴とする請求項1記載の打楽器の集音装置。 電気−音響変換器がスピーカユニットであることを特徴とする請求項1記載の打楽器の集音装置。 ダイヤフラムがメッシュ状の素材であることを特徴とする請求項1記載の打楽器の集音装置。 ダイヤフラムが多孔質の素材であることを特徴とする請求項1記載の打楽器の集音装置。 |
说明书全文 |
【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、特にバスドラムのような打楽器の演奏により発生する低音域の打撃音の集音装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 一般に打楽器演奏に用いられるいわゆるドラムセットは、バスドラム、スネアドラム、タムタムあるいはシンバルなどの打楽器を演奏者の回りに配置して構成され、この打楽器を打撃して演奏するようにしている。 そして、高音域は通常、シンバルなどの金属製の打楽器が採用され、中音域にはスネアドラム、タムタムなどが採用されている。 そして、低音域には専らバスドラムが採用され、楽曲にスケール感を与える重要な役目を担うようにされている。 【0003】 特に、低音はどのような曲種においても重要な音域であり、楽曲の基調をなすことから、その音質の向上、音量の増大が試みられいる。 そこで、バスドラムの場合は、大口径のシェルにドラムヘッドを張設することにより共振周波数を更に低くし、音量の増大も一応可能であるが、ステージ演奏などを考慮すると自ずからその外形の大きさは他の楽器と調和のとれたものとしなければならない。 【0004】 ところで、人間の聴覚は一般に中音域に鋭い聴覚反応を示すが、高域、低域においては中音域に較べて聴覚反応が低く、特に低音域を聴取し難い特徴がある。 そこで、バスドラムにおいても作為的にその発音を増強する方法が考えられている。 最も古典的な方法として、実際に演奏するバスドラムの前方に、同一規格のバスドラムを、そのドラムヘッドを対面させて配置していわば二重連とし、主となるバスドラムの発音で従となるバスドラムを共鳴させるようにするのであるが、設置スペースや外見に難色があり、また、投下する費用に較べて優れた効果が得られるものではない。 【0005】 一方、現在主流となっている一般的な方法は、図4に示すようにバスドラムBのドラムヘッドの近傍にマイクロホンPを配置し、このマイクロホンPでバスドラムBの発音を集音し、この電気信号を増幅器Aで増幅してスピーカシステムSで再生するようにしている(例えば、特許文献1)。 【0006】 【特許文献1】 実開昭59−11579号【0007】 【発明が解決しようとする課題】 このような図4に示すシステムでは、バスドラムの発音はマイクロホンのきわめて小口径のダイヤフラムが振動され、電気信号となるようにしているので、バスドラム固有の特徴を備えた低音を正確に集音することができない。 即ち、バスドラムの発音は、通常、瞬発的な低音であり、風圧を伴うような量感のあるものであるが、マイクロホンではその基音成分のみが集音され、量感、力感のある低音までを集音することが甚だ困難であった。 しかも、このように集音された低音を電気回路を介して再生することにより、原音と異なる音が強調されることになり、本来のバスドラムの発音とは異質となるものであった。 【0008】 本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、バスドラムの発音を正確に集音できるようにしたもので、電気回路を介しても原音に忠実な再生音が得られるようにしたものであり、ドラム演奏において違和感がなく低音増強が可能となるようにしたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】 そこで、本発明は以下に述べる手段により上記課題を解決するようにした。 即ち、請求項1記載の発明では、筒状に形成したシェルの開放端にダイヤフラムを張設するとともにシェル内部に電気−音響変換器を配設し、低音域の電気信号を得るようにする。 【0010】 請求項2乃至請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、電気−音響変換器が電磁トランスデューサあるいはスピーカユニットであるようにする。 【0011】 請求項4乃至請求項5記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、ダイヤフラムがメッシュ状あるいは多孔質の素材であるようにする。 【0012】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。 なお、従来と同一の構成に相当する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。 【0013】 図1は、本発明による打楽器の集音装置1を配置してシステムを構築した状態を示すもので、図2は本発明の第1実施例であり、前記集音装置1の構成を具体的に示す断面図である。 同図において、符号2は主体を構成するための筒状に形成されたシェルであり、一般的なドラムと同様に木質合板を積層したもの、あるいは金属製のものを採用してもよい。 【0014】 前記シェル2の開放端には、低周波音響に共振するダイヤフラム3・4を張設するが、このダイヤフラム3・4の素材は特に限定されるものではなく、既存のドラムヘッドで採用されている素材を使用するようにしてもよい。 前記ダイヤフラム3・4の外周には枠部材3a・4aが固着されており、シェル2の外周壁の複数箇所に固定されたラグ5により高さ調整されるフープ6のアングルにより張引される。 なお、前記ラグ5による調整によりダイヤフラムの張り具合を調節できるので、共振点の調節が可能となる。 【0015】 つぎに、シェル2の内部中央には、一端をシェル2の内周壁に固定したステム7の他端により支持固定される電磁トランスデューサ8を備える。 この電磁トランスデューサ8は、一般的なスピーカユニットとは逆に機械振動を入力とし、これを電流変換して出力するようにしたものでる。 即ち、センターポール9aを一体に備えたベースヨーク9と、プレートヨーク10との間にマグネット11を挟持した状態で配置し、前記センターポール9aとプレートヨーク10との間に磁気空隙12を形成する。 これによりマグネット11の磁力により磁気回路が形成され、磁気空隙12に磁界が発生する。 なお、前記構成はいわゆる外磁型に相当するものであるが、センターポール部分をマグネットで構成する内磁型とするようにしてもよい。 【0016】 符号13はダンパー14により支持されたコイルボビンであり、端部にボイスコイル15が巻装されており、このボイスコイル15が上記磁気空隙12に位置するように配置されている。 前記コイルボビンの一端はパッド16を介してダイヤフラム3に接着され固定されている。 前記コイルボビン13に巻装されたボイスコイル15の端末15a・15bは、綿糸線17に接続され、この綿糸線17はターミナル18においてリード線19に接続され、さらにこのリード線19がソケット20に接続されている。 そして、前記ソケット20にコネクター21を接続することにより、そのケーブル22により信号を外部へ出力させることができる。 【0017】 本発明の第1実施例の集音装置は以上のように構成されているので、図1に示すようにバスドラムBの前方に配置し、バスドラムBから演奏音が発生されると、その低周波音響にダイアフラム3が共振する。 これに伴ってコイルボビン13に巻装されたボイスコイル15が磁気空隙12内で振動し、電気−磁変換により電気信号がソケット20、コネクタ21を介して外部装置へ送出される。 【0018】 このようにして出力された電気信号は、通常、図1に示すように増幅器Aを駆動してスピーカシステムSからの低音再生を実現する。 または、出力される電気信号を録音システムに導き、バンド演奏のバスドラムの演奏音を収録することが可能となる。 【0019】 図3は本発明の第2実施例であり、第1実施例の電磁トランスデューサに代えてスピーカユニット23を配設するようにしたもので、この場合、低音域の演奏音はスピーカユニット23のコーン紙24を振動し、そのボイスコイル25がマグネット26により形成された磁気回路内で振動するため、電気−磁気変換により電気信号がソケット20、コネクタ21を介して外部装置へ送出される。 【0020】 このように、シェル内部に配設する電気−音響変換器をスピーカユニットとした場合、張設するダイヤフラムをメッシュ状の素材あるいは多孔質の素材とすることにより、発生した演奏音で直接スピーカユニット23のコーン紙24を振動させることができ、より原音に忠実な電気信号を得ることができる。 【0021】 【発明の効果】 以上詳細に説明したように本発明によれば、実演奏におけるバスドラムの演奏音を忠実に収録できるようにしたので、実際に聴取した低音に近似する電気信号を得ることができ、リアリティの豊かな現実の音に近い再生音を得ることができる。 また、装置を小型化することができるので、ステージ演奏などにおいても目障りとならずセッティングが容易となるなど多大の効果を奏するものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の打楽器の集音装置の完成状態を示す図である。 【図2】本発明の打楽器の集音装置の第1実施例の構成を示す断面図である。 【図3】本発明の打楽器の集音装置の第2実施例の構成を示す断面図である。 【図4】従来の打楽器の集音システムを示す図である。 【符号の説明】 1・・・・・・集音装置2・・・・・・シェル3・4・・・・ダイヤフラム5・・・・・・ラグ6・・・・・・フープ7・・・・・・ステム8・・・・・・電磁トランスデューサ9・・・・・・ベースヨーク9a・・・・・センターポール10・・・・・プレートヨーク11・・・・・マグネット12・・・・・磁気空隙13・・・・・コイルボビン14・・・・・ダンパー15・・・・・ボイスコイル16・・・・・パッド17・・・・・綿糸線18・・・・・ターミナル19・・・・・リード線20・・・・・ソケット21・・・・・コネクター22・・・・・ケーブル23・・・・・スピーカユニット24・・・・・コーン紙25・・・・・ボイスコイル26・・・・・マグネットA・・・・・・増幅器B・・・・・・バスドラムS・・・・・・スピーカシステム |