Integrated circuit and method for controlling operation

申请号 JP23397694 申请日 1994-08-23 公开(公告)号 JPH07219895A 公开(公告)日 1995-08-18
申请人 Advanced Risc Mach Ltd; アドバンスド リスク マシーンズ リミテッド; 发明人 DEBITSUDO UORUTAA FURIN; FUIRITSUPU BURAIAN ENDEKOTSUTO;
摘要 PURPOSE: To control data transfer from an external data processor to a certain internal data processor by making a delay circuit operable and selecting a delay clock signal. CONSTITUTION: When it is detected that a clock selector 140 has not at present received any data from the external data processor, according to a bus clock signal 130, an initial clock signal is supplied to the internal data processor. When it is detected that the clock selector 140 is accessed from the external data processor, the clock selector 140 controls a switch 150, moves it to the inverse position and supplies an initial clock signal 80 to an output buffer 180. The output buffer 180 is operated as a 1st delay device, and this delays the clock signal 80 precisely for delay time equal to the delay added by outside the data buffer. The delayed signal 80 is supplied to the output terminal of an integrated circuit, namely, to a pad 190.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 集積回路において、 複数の内部データ処理装置と、 データ・バッファであって、前記複数の内部データ処理装置と前記集積回路に対して外部の1以上の外部データ処理装置との間でデータ転送を可能にする前記データ・
    バッファと、 オリジナル・クロック信号に応答して、前記データ処理装置間のデータ転送を制御するようにクロック信号を供給する制御手段であって、前記オリジナル・クロック信号を遅延させて遅延クロック信号を発生させるように動作可能な遅延回路を含む前記制御手段と、 (i)前記遅延回路の動作を禁止し、かつ前記オリジナル・クロック信号を選択してある内部データ処理装置から他のデータ処理装置へのデータ転送を制御し、かつ (ii)前記遅延回路を動作可能にし、かつ前記遅延クロック信号を選択してある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へのデータ転送を制御するように動作可能な選択手段とを備えることを特徴とする集積回路。
  • 【請求項2】 前記選択手段は、前記複数の内部データ処理装置に供給されるクロック・パルスが少なくとも所定の最小パルス幅を有するように、前記オリジナル・クロック信号と前記遅延クロック信号との間での切り換えの時間を制御する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の集積回路。
  • 【請求項3】 前記複数の内部データ処理装置のうちの一つは、ある内部データ処理装置から他のデータ処理装置へデータ転送中に、前記選択手段の動作を無効にして前記遅延回路を動作可能にし、かつ前記遅延クロック信号を選択させるプログラム可能な論理手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の集積回路。
  • 【請求項4】 前記オリジナル・クロック信号を発生する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の集積回路。
  • 【請求項5】 前記データ・バッファは、 ある内部データ処理装置からある外部データ処理装置へデータ転送するように動作可能な出力データ・バッファであって、転送されるデータをある出力遅延期間だけ遅延する前記出力データ・バッファと、 ある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へデータ転送するように動作可能な入力データ・バッファであって、転送されるデータをある入力遅延期間だけ遅延させる前記入力データ・バッファとを備えていることを特徴とする請求項1記載の集積回路。
  • 【請求項6】 前記遅延回路は、 前記オリジナル・クロック信号を前記出力遅延期間だけ遅延させてある中間クロック信号を発生させる第1の遅延装置と、 前記中間クロック信号を受け取るように接続され、かつ前記中間クロック信号を前記入力遅延期間だけ遅延させて前記遅延クロック信号を発生するように動作可能な第2の遅延装置とを備えていることを特徴とする請求項5
    記載の集積回路。
  • 【請求項7】 前記第1の遅延装置は前記クロック発生器と前記集積回路の出力端子との間に接続された出力クロック・バッファを備えていることを特徴とする請求項6記載の集積回路。
  • 【請求項8】 前記第2の遅延装置は前記集積回路の前記出力端子に接続された入力クロック・バッファを備えていることを特徴とする請求項7記載の集積回路。
  • 【請求項9】 1以上の前記外部データ処理装置に前記入力クロック信号を供給する手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の集積回路。
  • 【請求項10】 前記中間クロック信号を前記第2の遅延装置から一時的に切り離す論理手段を備え、かつ前記中間クロック信号が前記第2の遅延装置から切り離されているときに、前記第2の遅延装置はある試験クロック信号を受け取る手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の集積回路。
  • 【請求項11】 前記内部データ処理装置のうちの一つはマイクロプロセッサであることを特徴とする請求項1
    記載の集積回路。
  • 【請求項12】 請求項10記載の集積回路を試験する装置において、 試験クロック信号を発生する手段と、 前記中間クロック信号を前記第2の遅延装置から一時的に切り離すように前記論理手段を制御する手段と、 前記試験クロック信号を前記第2の遅延装置に供給する手段と、 1以上の内部データ処理装置へ及びその内部データ処理装置から試験データの転送を開始させる手段と、 前記試験クロック信号のクロック・パルスと前記集積回路により出力されるデータ信号のクロック・パルスとの間の伝搬遅延を検出する手段とを備えていることを特徴とする装置。
  • 【請求項13】 データ処理装置において、 請求項1による集積回路と、 前記集積回路に接続された1以上の外部データ処理装置とを備えていることを特徴とするデータ処理装置。
  • 【請求項14】 複数の内部データ処理装置と、データ・バッファであって、前記内部データ処理装置と前記集積回路に対して外部の1以上の外部データ処理装置との間でデータ転送を可能にさせる前記データ・バッファと、オリジナル・クロック信号に応答して前記データ処理装置間のデータ転送を制御するようにクロック信号を供給する制御手段であって、前記オリジナル・クロック信号を遅延させて遅延クロック信号を発生させるように動作可能な遅延回路を含む前記制御手段とを備えた集積回路を動作させる方法において、 (i)前記遅延回路の動作を禁止し、かつ前記オリジナル・クロック信号を選択してある内部データ処理装置から他のデータ処理装置へのデータ転送を制御するステップと、 (ii)前記遅延回路を動作可能にし、かつ前記遅延クロック信号を選択してある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へのデータ転送を制御するように動作可能にするステップと備えている集積回路を動作させる方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、集積回路及びそのデータ転送の動作を制御する方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】データ処理をするいくつかの集積回路は、マイクロプロセッサ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、複数のデータ・バッファ、又は単一の半導体チップとして製作された複数の他の周辺論理機能のような多数のデータ処理装置を備えている。 これらのオン・チップ・データ処理装置(「内部」データ処理装置と呼ぶ。)は、例えば共通データ・バスにより、これらのデータ処理装置間でデータ通信を可能にさせるように相互接続される。

    【0003】内部データ処理装置間のデータ通信中は、
    通信している複数の内部データ処理装置を共通クロック信号のクロック・パルスにより制御することができる。
    各内部データ処理装置が物理的に近いということはこれら内部データ処理装置間のデータ転送における伝搬遅延が無視できることを意味しているので、前述のようにして通信している内部データ処理装置は同期して動作することができる。

    【0004】ある内部データ処理装置と、外部RAM装置のような外部(オフ・チップ)データ処理装置との間のデータ通信に関するクロッキングは、それ程単純なものではない。 一般的に、データのバッファリングは内部データ処理装置と外部データ処理装置との間でインタフェースをするために必要とされる。 特に、ある内部データ処理装置からある外部データ処理装置へ転送されるデータは出データ・バッファによりバッファリングされ、またある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へ転送されるデータは入力データ・バッファによりバッファリングされる。 これらのデータ・バッファはいずれも伝搬遅延を導入するものであり、この伝搬遅延はその集積回路の基本的な動作速度、温度、動作電圧およびデータ・バッファの容量負荷のような多数の要素に依存し得る。

    【0005】データ・バッファにより導入された伝搬遅延は、ある内部データ処理装置が発生したデータ信号をその内部データ処理装置のクロッキングに対してやや遅れてある外部データ処理装置が受信し、更にその外部データ処理装置から返送されるデータ信号をその内部データ処理装置が後に受信することを意味する。 これは、外部データ処理装置から返送されるデータ信号が内部データ処理装置のクロッキングと同期していないことを意味する。

    【0006】この問題に対してこれまでに提起された一解決法は、いわゆるウエイト・ステートを採用することであり、これにより1以上のクロック・サイクルでオン・チップ処理を保留して外部データ処理装置から受け取るデータ信号を内部データ処理装置のクロックと再同期させている。 しかし、ウエイト・ステートを使用すると、特に外部データ処理装置を頻繁にアクセスすることが必要な応用において集積回路の総合動作を遅くするものである。

    【0007】更に、多くの集積回路に要求される条件には低消費電力の条件がある。 このことは、特に、バッテリ駆動されたポータブル装置に使用することを意図した集積回路の場合にいえる。 この条件は、前記問題に対して可能な他の解決法、即ちより高速のデータ・バッファ及び外部データ処理装置の使用が望ましくないということを意味する。 なぜならば、このような装置の電力消費はそのデータ処理速度と共に増加するためである。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、集積回路の電力消費を低減すると共に、オン・チップ・データ処理装置とオフ・チップ・データ処理装置との間で同期した通信を可能にすることにある。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】本発明は、複数の内部データ処理装置と、データ・バッファであって、前記複数の内部データ処理装置と前記集積回路に対して外部の1
    以上の外部データ処理装置との間でデータ転送を可能にする前記データ・バッファと、オリジナル・クロック信号に応答して、前記データ処理装置間のデータ転送を制御するようにクロック信号を供給する制御手段であって、前記オリジナル・クロック信号を遅延させて遅延クロック信号を発生させるように動作可能な遅延回路を含む前記制御手段と、(i)前記遅延回路の動作を禁止し、かつ前記オリジナル・クロック信号を選択してある内部データ処理装置から他のデータ処理装置へのデータ転送を制御し、かつ(ii)前記遅延回路を動作可能にし、かつ前記遅延クロック信号を選択してある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へのデータ転送を制御するように動作可能な選択手段とを備える。

    【0010】本発明は、遅延クロック信号を必要とするときにのみこの遅延クロック信号を発生する制御手段を備えることにより、前述の2つの問題、即ち複数の内部データ処理装置のクロッキングによりある外部データ処理装置から受け取るデータの同期及び低電力消費の要求に対処する。 換言すれば、前記遅延クロック信号は、外部データ処理装置から内部データ処理装置へデータ転送するときに発生されるが、前記遅延回路の動作はその他の時間では禁止される。 これは、前記遅延回路における不必要な電力消費を避けることを意味する。

    【0011】前記オリジナル・クロック信号と前記遅延クロック信号との間の切り換え時に不規則なクロック・
    パルスが供給されることによって発生する不必要なデータ処理をなくすために、前記選択手段は、前記内部データ処理装置に供給されるクロッキング・パルスが少なくとも所定の最小パルス幅を有するように、前記オリジナル・クロック信号と前記遅延クロック信号との間での切り換えの時間を制御する手段を備えることが好ましい。

    【0012】いくつかの状況において、例えば外部データ処理装置からの連続する急速な短いデータの転送中は、前記オリジナル・クロック信号と前記遅延クロック信号との間での切り換えを阻止することが好ましい。 この場合に、少なくとも一つの内部データ処理装置は、該内部データ処理装置から他のデータ処理装置へデータ転送中は、前記選択手段の動作を無効にして前記遅延回路を動作可能にし、かつ前記遅延クロック信号を選択するプログラム可能な論理手段を備えることが好ましい。

    【0013】外部(オフ・チップ)クロック発生器から適当な入力バッファを介して前記オリジナル・クロック信号を供給してもよいが、前記集積回路は前記オリジナル・クロック信号を発生する手段を備えることが好ましい。

    【0014】前記データ・バッファは、好ましくは、ある内部データ処理装置からある外部データ処理装置へデータ転送するように動作可能な出力データ・バッファであって、転送されたデータを出力遅延期間だけ遅延する前記出力データ・バッファと、ある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へデータ転送するように動作可能な入力データ・バッファであって、転送されたデータをある入力遅延期間だけ遅延させる前記入力データ・バッファとを備えている。

    【0015】好ましい一実施例において、前記遅延回路は、前記オリジナル・クロック信号を前記出力遅延期間だけ遅延させて中間クロック信号を発生させる第1の遅延装置と、前記中間クロック信号を受け取るように接続され、かつ前記中間クロック信号を前記入力遅延期間だけ遅延させて前記遅延クロック信号を発生するように動作可能な第2の遅延装置とを備えている。 従って、前記中間クロック信号は前記集積回路から出力されるデータと同期され、例えば外部装置の動作を制御するクロック信号のように、使用することができる。

    【0016】効果的な簡単な実施例において、前記第1
    の遅延装置は前記クロック発生器と前記集積回路の出力端子との間に接続された出力データ・バッファを備えている。 更に、前記第2の遅延装置は前記集積回路の前記出力端末に接続された入力データ・バッファを備えていることが好ましい。 前記集積回路の出力端子に接続された入力データ・バッファ及び出力データ・バッファを使用することは、前記入力データ・バッファ及び前記出力データ・バッファの遅延期間における温度又はその他の影響は、前記入力データ・バッファ及び前記出力データ・バッファによる付加される対応の遅延変動により、自動的に補償されることを意味する。

    【0017】前記集積回路は1以上の前記外部データ処理装置に前記中間クロック信号を供給する手段を備えることが好ましい。 このようにして、クロック信号を必要とするこれら外部データ処理装置を中間クロック信号により制御することができ、この中間クロック信号は内部データ処理装置から外部データ処理装置へ転送されるデータと同期される。

    【0018】外部クロック信号に対して前記集積回路のデータ入力及び出力を特徴付けるために、前記集積回路は、前記中間クロック信号を前記第2の遅延装置から一時的に切り離す論理手段を備えることが好ましく、かつ前記集積回路において前記中間クロック信号が前記第2
    の遅延装置から切り離されているときに、前記第2の遅延装置は、ある試験クロック信号を受け取る手段を備えている。 これは、前記中間クロック信号に代わって外部試験クロック信号を導入できるようにする。

    【0019】前記内部データ処理装置のうちの一つは、
    好ましくは、マイクロプロセッサである。

    【0020】本発明は、第2の観点から見ると、以上で定めた集積回路を試験する装置を提供するものであり、
    前記装置は、試験クロック信号を発生する手段と、前記中間クロック信号を前記第2の遅延装置から一時的に切り離すように前記論理手段を制御する手段と、前記試験クロック信号を前記第2の遅延装置に供給する手段と、
    試験データ転送を1以上の内部データ処理装置へ及びから開始する手段と、前記試験クロック信号のクロック・
    パルスと前記集積回路により出力されるデータ信号のクロック・パルスとの間の伝搬遅延を検出する手段とを備えている。

    【0021】本発明は、第3の観点から見ると、複数の内部データ処理装置と、データ・バッファであって、前記内部データ処理装置と前記集積回路に対して外部の1
    以上の外部データ処理装置との間でデータ転送を可能する前記データ・バッファと、オリジナル・クロック信号に応答して、前記データ処理装置間のデータ転送を制御するようにクロック信号を供給する制御手段であって、
    前記オリジナル・クロック信号を遅延させて遅延クロック信号を発生させるように動作可能な遅延回路を含む前記制御手段とを備えた集積回路を動作させる方法を提供するものであり、前記方法は、(i)前記遅延回路の動作を禁止し、かつ前記オリジナル・クロック信号を選択させてある内部データ処理装置から他のデータ処理装置へのデータ転送を制御するステップと、(ii)前記遅延回路を動作可能にし、かつ前記遅延クロック信号を選択してある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へのデータ転送を制御するように動作を可能にするステップと備えている。

    【0022】本発明の以上の目的及び他の目的、特徴及び効果は、添付する図面に関連させて読むべき実施例についての以下の詳細な説明から明らかとなる。

    【0023】

    【実施例】図1は外部ランダム・アクセス・メモリ(R
    AM)20に接続された集積回路10の概略ブロック図である。 集積回路10は共通データ・バス30に接続された多数のデータ処理装置を含むモジュラー構造のものである。 図1に示す実施例において、複数のデータ処理装置(これらは集積回路10の一部として製作されているので、「内部」データ処理装置と呼ばれる。)は、マイクロプロセッサ(CPU)40及び内部RAM50を含む。

    【0024】データ・バッファ60は共通データ・バス30に接続された装置と外部RAM20との間で通信を可能にさせるものである。 データ・バッファ60の外部側では内部データ処理装置から外部RAM20へ転送されるデータのバッファリングをし、またデータ・バッファ60の内側では外部RAM20から受け取るデータのバッファリングをする。

    【0025】クロック・コントローラ70はCPU40
    及び内部RAM50に対するクロック信号の供給を制御している。 これを達成するために、クロック・コントローラ70は(「初期」クロック信号と呼ばれる)マスタ・クロック信号を受け取り、このマスタ・クロック信号から他のクロック信号を導き出している。 この初期クロック信号は、(バッファ100を介して)外部クロック発生器90から、又は内部(オン・チップ)クロック発生器110からクロック・コントローラ70に供給される。 クロック・コントローラ70については以下で詳細に説明する。

    【0026】図2はクロック・コントローラ70の概要ブロック図である。 図2に示すものでは、クロック・コントローラ70は入力端子即ちパッド120を介して外部クロック発生器90が発生したクロック信号を受け取るように構築されている。 外部的に発生したクロック信号は入力バッファ100によりバッファリングされて、
    初期クロック信号80を形成する。

    【0027】内部(オン・チップ)データ処理装置はバス・クロック信号130により制御されている。 クロック・セレクタ140は、以下で説明するように、2つのマルチプレクサ150、160を制御してバス・クロック信号130の発生を制御している。

    【0028】クロック・セレクタ140は、集積回路1
    0の外側、即ち外部RAM20のような外部データ処理装置からデータがアクセスされているのを検出する。 この検出は、共通データ・バス30上に送出されている外部データ処理装置のアドレスをクロック・セレクタ14
    0が検出することにより、又は内部データ処理装置のうちの一つがクロック・セレクタ140に供給する外部アクセス信号により、行なわれる。

    【0029】クロック・セレクタ140が現在、外部データ処理装置からデータを受け取っていないことを検出すると、スイッチ150が図2に示す位置にセットされるので、バス・クロック信号130に従って初期クロック信号を内部データ処理装置に供給する。 この場合に、
    スイッチ160は開放されている。

    【0030】クロック・セレクタ140が外部データ処理装置からアクセスされていることを検出すると、クロック・セレクタ140はスイッチ150を制御してその逆の位置に移動させて初期クロック信号80を出力バッファ180に供給する。 更に、スイッチ160も閉成する。 出力バッファ180は第1の遅延装置として作用するものであり、これが初期クロック信号80をデータ・
    バッファ60の外側により付加される遅延に等しい遅延期間だけ遅延させる。 出力バッファ180により遅延された初期クロック信号80は、集積回路の出力端子即ちパッド190に供給される。 パッド190は集積回路の外部ピンに接続されてもよいので、(「外部」クロック信号と呼ばれる)出力バッファ180により遅延されたクロック信号を用いて1以上の外部データ処理装置を制御することができる。 その代りに、パッド190は外部ピンに接続されないままでもよい。 この場合に、パッド190へ及びパッド190からの接続は、データ・バッファ60と集積回路の入力端子及び出力端子との間のデータ経路で同様の遅延を得るために、用いられてもよい。

    【0031】入力バッファ200はパッド190に接続されており、第2の遅延装置として機能してクロック信号をデータ・バッファ60の入力側で付加される遅延に等しい期間だけ更に遅延させる。 次いで、入力バッファ200により遅延クロック信号は、スイッチ160を介して内部データ処理装置にバス・クロックとして供給される。

    【0032】更に、クロック・セレクタは初期クロック信号80の相対タイミング、及び入力バッファ200が発生する遅延クロック信号を検出し、かつ最小クロッキング・パルス幅を保持するようにスイッチ150及び1
    60のスイッチング時間を制御する。 これは、所定の最小幅に満たないクロック・パルスに応答してデータ処理装置が余計な動作をする問題をなくすものである。

    【0033】試験ディセーブル・パッド205は試験手順中に出力バッファ180に供給して出力バッファ18
    0の動作をディセーブルさせる。 この特徴については以下で更に詳細に説明する。

    【0034】以上で説明したように、図2の構成は、外部データ処理装置からデータを読み出していないときに、バス・クロック信号130として初期クロック信号80を用い、集積回路10内で処理を実行可能にさせるものである。 出力バッファ180及び入力バッファ20
    0は、外部データ処理装置からのデータ転送中に遅延クロック信号を発生してバス・クロック信号として用いることが要求されているときを除き、初期クロック信号8
    0から切り離される。 これは、出力バッファ180及び入力バッファ200を駆動することによって電力が不必要に消費されないことを意味する。

    【0035】図3はある外部データ処理装置からある内部データ処理装置へのデータ転送中に、図2のクロック・コントローラの動作を説明する概要タイミング図である。 図3は、初期クロック信号80、出力バッファ18
    0の出力における外部クロック信号185、及び入力バッファ200の出力に発生するバス・クロック信号13
    0を示す。 図3は、更に、初期クロック信号80に同期された内部データ信号85、外部RAM20により発生されると共に外部クロック信号185により同期されている外部信号188、及び外部RAM20から受け取ると共にデータ・バッファ60の入力側によりバッファリングされているデータを表わすバス整合信号135を示す。 バス整合信号135はバス・クロック信号130により同期されている。

    【0036】図3に示すように、外部クロック信号18
    5は初期クロック信号80に対して出力遅延期間Tou
    tだけ遅延されており、またバス・クロック信号130
    は外部クロック信号185に対して入力遅延期間Tin
    だけ遅延されている。 出力遅延期間Toutはデータ・
    バッファ60の出力側の伝搬遅延に等しく、また入力遅延期間Tinはデータ・バッファ60の入力側の伝搬遅延に等しい。

    【0037】図4はクロック・セレクタ140の一実施例の概要ブロック図であり、クロック・セレクタ140
    には更にスイッチ150、160のうちのいくつかの機能も含まれている。

    【0038】図4において、初期クロック信号80は第1のD型フリップ・フロップ210のクロック入力に供給され、また入力バッファ200により発生される遅延クロック信号は第2のD型フリップ・フロップ220のクロック入力に供給される。 第1のD型フリップ・フロップ210及び第2のD型フリップ・フロップ220の“D”入力はハイに保持されている。

    【0039】2つのD型フリップ・フロップ210及び220は非同期、ロー・アクティブのクリア(反転CL
    R)入力及び立下りエッジ・クロック入力を有する。 従って、反転CLR入力の状態変化は即時に作用する。 2
    つのD型フリップ・フロップ210及び220の反転C
    LR入力は、(第1のD型フリップ・フロップ210の場合はインバータ230を介して)外部アクセス信号により制御される。 外部アクセス信号は、現在選択されているバス・クロック信号により同期されており、外部データ処理装置がアクセスされているかどうかを表わす。

    【0040】第1及び第2のD型フリップ・フロップ2
    10及び220の“Q”出力は、「それぞれの初期クロック信号及び遅延クロック信号と共に、アンド−オア−
    インバータ」型のマルチプレクサ240の入力として供給される。 具体的には、D型フリップ・フロップ210
    のQ出力は初期クロック信号と共にANDゲート250
    に供給され、またD型フリップ・フロップ220のQ出力は遅延クロック信号と共にANDゲート260に供給される。 2つのANDゲート250、260の出力はN
    ORゲート270により組合わせられ、その出力はインバータ280により反転されてバス・クロック信号が形成される。

    【0041】図5は、遅延クロック信号から初期クロック信号への切り換える時の図4のクロック・セレクタの動作を示す概要タイミング図である。 図5は初期クロック信号、入力バッファ200が発生する遅延クロック信号、インバータ280が出力するバス・クロック信号、
    外部アクセス信号、第1のD型フリップ・フロップ21
    0のQ出力、及び第2のD型フリップ・フロップ220
    のQ出力を示す。 外部アクセス信号は、ハイ状態にあるときは外部アクセスを表わす。

    【0042】図5において、外部アクセス信号はハイからローへ変化して外部データ処理装置の現在のアクセスの終了を表わす。 この遷移は現在のバス・クロック信号(遅延クロック信号)の立下りエッジに同期している。
    この時点で、D型フリップ・フロップ220に対する反転CLRが選択され、かつD型フリップ・フロップ21
    0の反転CLR入力が非選択にされる。 これは、D型フリップ・フロップ220のQ出力がローにセットされることを意味し、D型フリップ・フロップ210のQ出力が初期クロック信号の次の立下り端で(フリップ・フロップのD入力と同一の)ハイにセットされる。

    【0043】インバータ280により出力されたバス・
    クロック信号は、各初期クロック信号及び遅延クロック信号とそれぞれのフリップ・フロップのQ出力との論理積による組合わせを表わす。 D型フリップ・フロップ2
    20のQ出力は現在ローにセットされているので、これ以上、遅延クロック信号のパルスがマルチプレクサ24
    0を通過することはない。 実際には、マルチプレクサ2
    40を通過する次のクロック・パルスは、初期クロック信号のパルスである。 遅延クロック信号はこれ以上必要とされないので、出力バッファ180及び入力バッファ200はスイッチ・オフ(又はスイッチ150により非選択)にされる。

    【0044】図6は図5と同様のものであり、初期クロック信号から遅延クロック信号への切り換えを示す。 この場合に、外部アクセス信号は、スイッチ150を用いて、切り換えを開始させるため、及び出力バッファ18
    0及び入力バッファ200により遅延クロック信号の発生を開始させるために使用される。 第5図の場合のように、初期クロック信号から遅延クロック信号への切り換えのときに、最小パルス幅が保持されている。

    【0045】従って、図4のクロック・セレクタの作用は、2つのクロック信号間の切り換えのときに、最小パルス幅が保持されることである。

    【0046】他の実施例(図示なし)において、外部アクセス信号はCPU40の直接的な制御によるものであってもよい。 そのときに、CPU40は、例えば外部データ処理装置をアクセスする短いバースト間で初期クロック信号へ切り返すのを阻止できる。 更なる実施例において、単安定回路を用いて外部アクセス信号を保持させて外部アクセスを終了した後の短い所定期間における外部アクセスを表わすようにしてもよい。

    【0047】図7は集積回路10の入出力を特徴付ける試験装置の概要ブロック図である。 データ入出力の特徴付けることは、広く用いられている試験手順であり、これらの入出力が有効となる最初及び最後の時点を判断することを含む。

    【0048】図7において、試験装置310は外部クロック発生器90を備えており、入力バッファ100にクロック信号を供給する外部クロック発生器90と、パッド190に試験クロック信号を供給する試験クロック発生器320と、試験ディセーブル・パッド205に接続され、かつクロック・コントローラ70の出力バッファ180をディセーブルように動作する制御ロジック33
    0と、標準回路アナライザ340とを備えている。 標準回路アナライザ340は、試験データ信号を集積回路1
    0に供給するのを制御し、かつ信号acタイミング測定が入力および出力に対して判断可能にさせる。 標準セットアップ及び保持時間は標準的な方法により測定されてもよい。

    【0049】図7の試験装置は、図2のクロック・コントローラに関連して出力バッファ180をディセーブルすることにより、初期クロック信号が駆動する全てのデータ出力を外部クロック発生器90からパッド120へ供給されるクロック信号により特徴付け、かつ外部クロック基準に対して動作する全てのデータ入力を、パッド190を介する試験クロック信号によって入力バッファ200を外部的に駆動することにより、特徴付けるようにする。

    【0050】図8は、図7の試験装置に接続されたときのクロック・コントローラの動作を示す概要タイミング図である。

    【0051】図8はクロック信号が外部クロック発生器90から供給され、かつ入力バッファ100によりバッファリングされて初期クロック信号80を形成させるのを示す。 初期クロック信号80と整合された内部信号4
    10と、データ・バッファ60により出力として供給される外部バス信号420との間のタイミング差は、外部出力特徴付け時間415を形成する。

    【0052】試験クロック発生器320が発生する試験クロック信号430は、入力バッファ200が試験クロック信号430から発生したバス・クロック信号と、バス・クロック信号440に整合されたデータ信号450
    と共に示されている。

    【0053】添付する図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明したが、本発明はこれら明確な実施例に限定されず、かつ請求の範囲の記載により定められる本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、当該技術分野に習熟する者により、種々の変更及び変形を行ない得ることを理解すべきである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】外部ランダム・アクセス・メモリに接続された集積回路の概要ブロック図。

    【図2】クロック・コントローラの概要ブロック図。

    【図3】図2のクロック・コントローラの動作を説明する概要タイミング図。

    【図4】クロック・セレクタの概要ブロック図。

    【図5】図4のクロック・セレクタの動作を説明する概要タイミング図。

    【図6】図4のクロック・セレクタの動作を説明する概要タイミング図。

    【図7】試験装置の概要ブロック図。

    【図8】図7の試験装置に接続されたときの図2のクロック・コントローラの動作を説明する概要タイミング図。

    【符号の説明】

    10 集積回路 20 外部RAM 40 CPU 50 内部RAM 60 データ・バッファ 70 クロック・コントローラ 90 外部クロック発生器 100、200 入力バッファ 110 内部クロック発生器 140 クロック・セレクタ 180 出力バッファ 210、220 D型フリップ・フロップ 240 マルチプレクサ 310 試験装置 320 試験クロック発生器 330 制御ロジック

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