Position regulator for manual control lever

申请号 JP14072989 申请日 1989-12-06 公开(公告)号 JP2533071Y2 公开(公告)日 1997-04-16
申请人 ブレンボ・ソシエタ・ペル・アチオニ; 发明人 ジャンニ・ゴッチ;
摘要
权利要求 (57)【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】制御ポンプの本体(4)に一端部を枢支された手動制御レバー(1)が、横方向貫通孔(7)と直交する中間スリット(6)を包含し、直径方向にねじ孔(9)が貫通する円筒本体又は胴(8)が、前記貫通孔(7)内に係合し、前記スリット(6)を通り前記ねじ孔(9)にねじ込まれているねじ付キャップ(10)が、
    一端部に駆動用ノブ(12)を備えるとともに、制御ポンプの浮動ピストン(16)の頂部にある半球形の座(15)
    と係合する球形部分(14)を他端部に有し、前記球形部分(14)が、前記ポンプ本体(4)に螺着され前記浮動ピストン(16)の移動距離を調整するねじ付リングナット(18)によって正規位置に保持されていることを特徴とする、ハンドルバーに適用する手動制御レバー用の位置レギュレータ。
  • 【請求項2】請求項1記載のレギュレータにおいて、前記キャップ(10)が、前記胴(8)とのねじ結合を介して前記制御レバー(1)に、またその前記球形部分(1
    4)と前記リングナット(18)及び前記浮動ピストン(1
    6)の半球形の座(15)との係合を介して前記ポンプに実質的に固定されていることを特徴とするレギュレータ。
  • 【請求項3】請求項1記載のレギュレータにおいて、前記胴(8)が前記制御レバー(1)の横方向の前記貫通孔(7)内で自由に回転することを特徴とするレギュレータ。
  • 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のレギュレータにおいて、前記キャップ(10)が少なくとも1
    対の長手方向の溝(27)を備え、この溝(27)の中に、
    前記胴(8)に穿孔したねじ付穴内に係合する小さなねじピン(30)内に設けた加圧ばね(29)付のボール(2
    8)を、前記キャップ(10)が係合する前記ねじ孔(9)に対し直角をなす位置で係合させたことを特徴とするレギュレータ。
  • 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のレギュレータにおいて、前記制御レバー(1)が後面(23)
    を包含し、この後面(23)上に円錐形のコイルばね(2
    4)の頂部を係合させ、このコイルばね(24)の基部を前記ポンプ本体(4)の後部領域にある円形溝(25)内に係合せしめたことを特徴とするレギュレータ。
  • 【請求項6】請求項1又は2に記載のレギュレータにおいて、前記浮動ピストン(16)の位置調整作用を前記主レバー(1)の位置調整とは独立としたこと、及び前記リングナット(18)を前記ポンプ本体(4)とピストン(16)とのユニットの組立時に正規位置に調整しこの位置で鎖錠したことを特徴とするレギュレータ。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばオートバイ及び又はその類似装置に用いるハンドルバーのようなハンドルバーに適用する手動制御レバー用の位置レギュレータに関する。 このようなハンドルバーにおいては、一端部を枢支された主制御レバーが、横方向貫通孔と直交する中間スリットを包含し、直径方向にねじ孔が貫通する円筒本体が、この貫通孔内に係合している。

    キャップが前記ねじ孔内にねじ込まれており、主レバーの側部から突出しているこのキャップは、一端部で調整ノブと係合するとともに、他端部の球形部分で制御ポンプの小さな浮動駆動ピストンの一端部にある半球形の座に係合している。

    上記円筒本体はねじ孔を有し、このねじ孔内に加圧ばね付のボールが係合しており、このボールはキャップのねじ付シャンクに沿って存在する長手方向の溝に係合している。

    オートバイ又は類似装置に通常用いられる手動レバーの制御装置、ことに競走用車両に用いられる手動レバーの制御装置においては、最近になって調整装置が導入されている。 この調整装置の機能は、使用者の手の特性及び寸法に従って手動レバーの位置を変更できるようにして、運転中における手動レバーのグリップを一層精密にしかつ疲労を少なくすることにある。

    この問題の第1の解決法は、レバーの移動距離を変更あるいは調整してレバーをグリップノブから多少とも離すようにすることにある。 しかしながら、ブレーキ駆動用の液圧ポンプに連結した制御レバーに関する場合のような或る適用例においては、供給開口が一部分又は全部閉じたり、又は移動距離が余りに長かったりするので、
    移動距離の変更が油回路の正しい供給と合致しないことがわかった。

    従来採用されている他の解決法は、使用者の手の形状を人間工学的に解析して駆動レバーを適宜設計することである。 これは、このようにして作られたレバーを有する装置が他の使用者にとってはしっくりとせず、容易に操作できないので、充分に満足な結果を得られるものではなかった。

    さらに他の解決法は、中間継手で連結され、戻しばねで保持されかつ回転カムを備えた2つの部片でシーケンシャルノッチ付の制御レバーの構造を与えることである。

    カム回転は駆動距離を変えることなくレバーの2つの部片を近付けたり遠ざけたりするように位置を変更する。 しかしながら、この装置においては、調整を実行するのに若干の困難がある。 すなわち、これを行うにはレバーの一部をもち上げてラッチを解放する一方、可能な変化がカムの1回転内に制限されるからである。

    別の構造として調整レバーに連結された主レバーの構造がある。 この主レバーは調整レバーと同じピン上に支持され、この小さな調整レバーの前端部から突出するねじ付クロスピンによって相互連結されている。 このピンには、主レバーにある横方向スリット内のねじリングナットが係合している。 このリングナットが回転すると、
    主レバーの位置は小さな調整レバーの位置に対して変更せしめられる。 調整レバーは、制御ポンプの浮動駆動ピストンに作用するキャップの端部に係合している。

    この最後に述べた解決法は、前述のものよりも決定的に価値があり、有効なものであり、充分な移動距離がとれて良好な調整が行えるものの、幾つかの欠点を有する。 ことに、これは可成り複雑な形状の構成部品を必要とし、従って製作及び組立に費用がかかる。

    もう1つの欠点は、小さな調整レバーと浮動ピストンとの間にあるロッドが、その成形端部において半球形キャップの座の間に実質的に支持され、主レバーの作用に反対する弾性手段によってのみ正規位置に保持されているという事実にある。 もしもこの浮動ピストンが作動不全によって戻りの反応を遅延せしめられると、主レバーはその位置及び重量のために期待していたよりも早くそのアイドル位置に戻ってしまう。

    この場合、ロッドの上端部はその座を離れ、ロッドは装置へのねじ込みが外れてなくなってしまうこととなる。 こうなると制御が完全に不能となる。

    本考案の目的は上述の諸問題を解決することにある。

    本考案は、オートバイ及び又はその類似装置のハンドルバーに適用する手動制御レバー用の位置レギュレータにあり、次の結果が得られるものである。 すなわち、このレギュレータ及び各種構成部品の一般構造は実質的に簡単であり、製造及び組立が容易である。 また、調整用キャップはレギュレータと一体になっており、制御レバー及び浮動ピストンの戻り速度とは関係なく正規位置にとどまっている。 さらに、キャップの調整回転は制御レバーの位置の減少方向にも延長方向にも充分であって、
    予め選択した位置は圧ばね付のボールによって維持される。

    本考案の利点は主として、レギュレータが広い位置修正を可能とし、レギュレータの部品点数が少ないこと及びそれらの構造が単純であることが、製造及び組立に可成りの節約を果たすことを可能とし、キャップを装置に一体化することが、如何なる条件の下でもまた浮動ピストンの機能停止下でも制御操作を可能としていることである。 最後に、他の利点は、たとえ車両が動いていても制御レバーの位置がいつでも調整できることである。

    以下、本考案を添付図面に例示したその好適な実施例について詳述する。

    図面は、オートバイ及び又はその類似装置のハンドルバーに適用する手動制御レバー用の位置レギュレータを例示するものである。 この位置レギュレータは、一端部を横方向ピン2に枢支した主レバー1を包含する。 横方向ピン2は、図示しないグリップノブ近くでハンドルバー5に設けた制御ポンプの本体4の一部分を形成する支持部3に固定支持されている。

    主レバー1には中間スリット6がある。 この中間スリット6は横方向貫通孔7と直交し、この貫通孔7には円筒本体又は胴8が回転可能に係合している。 ねじ孔9がこの胴8を直径方向に貫通している。 ねじ付キャップ10
    がねじ孔9にねじ込まれており、主レバー1の側面11から前記スリット6を通って充分に長く突出している。 このキャップ10の一端部はノブ12に固定してあり、これらの部品は小さな抜き出し可能のピン13によって一緒に固定されている。

    キャップ10は他端部において実質的に球形の部分14で終っている。 この球形部分14はポンプの半球形の座15内に滑入している。 キャップ10の端部の球形部分14は弾性反発体すなわちコイルばね17によって浮動ピストン16の半球形の座15に当接せしめられている。

    この浮動ピストン16の位置と移動距離はリングナット
    18によって調整されている。 リングナット18はねじ19によってポンプ本体4に連結されている。

    リングナット18には中央孔があり、この中央孔を通ってキャップ10が滑動する。

    リングナット18にはまた弾性保護フード20の下端部が連結されている。 この保護フード20はその他端部においてキャップ10の円周溝21内に係合している。

    主レバー1の後端部22の下面23は円錐形のコイルばね
    24の頂部に作用し、このコイルばねの底面は、ポンプ本体4の後部突起26に形成した円形溝25内に係合している。

    外れて離れることのできないように底部に固定した円錐形のコイルばね24は、主レバー1を近くに維持する機能を有しているので、主レバーは振動したり揺動したりせず、設定されている位置を変更できないようになっている。

    キャップ10と胴18との結合及び主レバー1の貫通孔7
    と胴18との結合は直配置の組立体を形成する。 この組立体は主レバー1と浮動ピストン16とを直接的かつ連続的に連結するものである。

    主レバー1とハンドルバー5との間の距離は、ノブ12
    を一方向又は他方向に回動してキャップ10を回転せしめることにより調整される。

    回転の間、ねじ孔9に係合しているキャップのねじ部分は、横方向貫通孔7に係合している胴8を軸線方向に引張るとともに主レバー1を引く。 ハンドルバー5に向う、又はこれから遠ざかる主レバー1の一方向又は他方向の動きは、球形部分14が浮動ピストン16の半球形の座
    15とリングナット18との間に固定されているために得られるのである。

    上述のように、リングナット18によって、主レバー1
    の位置の調整には関係なく、ハンドルバー5に対する浮動ピストン16の作動ストロークを極めて正確に調整することが可能となる。

    この調整は工場における組立時に実施される。 すなわち、リングナットは、浮動ピストン16の正しい位置決めが保証される最適位置を占めるまで、ポンプ本体内にある駆動流体の供給開口32に向ってねじ19上をねじ込まれるのである。 リングナットの底部は浮動ピストン16を押してその位置を調整する。 その後、このリングナットはピストン16の停止部材として作用し、このピストンを正しい位置に維持せしめるのである。

    一旦最適位置決めが果たされると、リングナット18は鎖錠されて動かせないようになる。

    調整用キャップ10は、そのねじ領域に沿って少なくとも1対の長手方向の溝27を備えており、この溝に加圧ばね29付のボール28が係合している。

    このボール28は小さなねじピン30の内部にあり、このねじピン30は胴8に穿孔した穴内にねじ込んである。 この穴は、キャップ10が係合するねじ孔9に対し直交する位置にある。

    小さなねじピン30は戻り止めナット31又はその類似部材によって正規位置に固定されている。 この戻り止めナット31は主レバー1の外部に向けて突出している。

    主レバー1の位置の調整に当り、キャップ10がノブ12
    で回転せしめられる。 この回転によってボール28が押し出されて、ねじの周縁頂部に到達し、次いで次の長手方向の溝27へと再び落ちる。

    ボール28がこれらの溝27の1つに入るごとに調整装置は釈放され、キャップ10と主レバー1との両方が所要位置に固定されたままとなる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は例えばオートバイ用のブレーキポンプの制御レバーに適用した本考案のレギュレータの断面図、第2図はこのレギュレータの平面図、第3図は第2図のI−I
    線に沿う断面図、第4図は第2図のII−II線に沿う断面図、第5図はコイルばねの座の一部を示す断面図である。 1……主レバー、2……横方向ピン、3……支持部、4
    ……本体、5……ハンドルバー、6……中間スリット、
    7……横方向貫通孔、8……円筒本体又は胴、9……ねじ孔、10……ねじ付キャップ、11……側面、12……ノブ、13……ピン、14……球形部分、15……半球形の座、
    16……浮動ピストン、17……コイルばね、18……リングナット、19……ねじ、20……弾性保護フード、21……円周溝、22……後端部、23……下面、24……コイルばね、
    25……円形溝、26……後部突起、27……長手方向の溝、
    28……ボール、29……加圧ばね、30……ねじピン、31…
    …戻り止めナット、32……供給開口。

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