Color separations manufacturing apparatus

申请号 JP21653490 申请日 1990-08-17 公开(公告)号 JPH0823688B2 公开(公告)日 1996-03-06
申请人 日本ビクター株式会社; 发明人 忠雄 新屋; 尚省 長田; 稜雄 高梨;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】画像情報をホスト側で少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの各色信号に分解し、前記各色信号をラインサーマルヘッドに各色ごとに供給し、前記サーマルヘッドに供給された前記各色信号を転写紙のインクにより各色ごとに透明な記録用紙に熱転写して、各色ごとに熱転写された複数の前記記録用紙を網点状のカラー印刷を行う際に用いられる複数の色分解版として作成する色分解版作製装置において、 各色ごとに前記記録用紙を載置し、且つ、前記各色信号に応じて各色の網点角度位置に回動する平面プラテンと、 前記転写紙及び前記ラインサーマルヘッドを備えた記録ヘッド部を前記記録用紙上で副走査方向および主走査方向に移動自在に支持する記録ヘッド部移送機構とを具備したことを特徴とする色分解版作製装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、網点状のカラー印刷を行う際に用いられる色分解版を熱転写型プリンタのプリント手法を採用して簡易に作製することができる色分解版作製装置に関するものである。

    (従来の技術) 雑誌,新聞,チラシ等における一般的な網点状のカラー印刷では、写真原稿をイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)あるいはこれらにブラック(B)
    を追加した色に色分解して複数色の色信号を作成し、この複数の色信号に対応する複数枚の色分解版を作製した後、これらの複数枚の色分解版を基にして各色に対応する刷版を起こして重ね合わせて網点状のカラー印刷を行うことは周知のことである。

    この際、ここで作製される各色信号に対応する色分解版は、従来写真原稿を色フイルタと網フイルタを通してフイルム上に写真露光して製作していた。

    また、近年においては、スキャナを用いて、画像の拡大,縮小,色補正等を色分解時に同時に行い、フイルム上に上記と同様に写真露光して各色信号に対応する複数枚の色分解版を作製する方法も行われている。

    また、極く最新のものにおいては、スキャナによって色分解した画像データをコンピュータ上で画像の拡大,
    縮小,色補正するだけでなく、更に画像の合成,修正を行った後、再度スキャナで上記と同様な手法により各色信号に対応する複数枚の色分解版を作製する方法も行われている。

    また、色分解版の作製工程の進歩により、経験が少ない人でも短時間で色分解版を作製することが可能となっている。

    (発明が解決しようとする課題) ところで、網点状のカラー印刷を行う際、印刷前の最終チェックでは、印版から試し刷りを行っており、この最終チェック工程において、各種の修正を必要とした場合には、再び各色信号に対応する複数枚の色分解版から作製し直さねばならない。 この場合、多大な人手と時間を要し、先に作製した複数枚の色分解版が無用となると共に、作製費用の損失も膨大となり、かつ緊急を要する場合には多大な損害を被る等の問題を生じている。

    また、カラー印刷技術は以前より自動化が進行しているものの、色分解版の現像工程は依然として残されており、各種の現像用の液体を使用するため、色分解版の現像工程の設備環境は何等の進歩もしていないのが現状である。

    本発明は、網点状のカラー印刷を行う際に用いられる各色信号に対応する複数枚の色分解版を熱転写型プリンタのプリント手法を採用して簡易に作製することができる色分解版作製装置を提案するものである。

    (課題を解決するための手段) 本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、画像情報をホスト側で少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの各色信号に分解し、前記各色信号をラインサーマルヘッドに各色ごとに供給し、前記サーマルヘッドに供給された前記各色信号を転写紙のインクにより各色ごとに透明な記録用紙に熱転写して、各色ごとに熱転写された複数の前記記録用紙を網点状のカラー印刷を行う際に用いられる複数の色分解版として作成する色分解版作製装置において、 各色ごとに前記記録用紙を載置し、且つ、前記各色信号に応じて各色の網点位置に回動する平面プラテンと、 前記転写紙及び前記ラインサーマルヘッドを備えた記録ヘッド部を前記記録用紙上で副走査方向および主走査方向に移動自在に支持する記録ヘッド部移送機構とを具備したことを特徴とする色分解版作製装置を提供するものである。

    (実施例) 以下、本発明に係る色分解版作製装置の好適な一実施例を第1図ないし第6図を用いて詳細に説明する。

    本発明に係る色分解版製装置の概要は、画像,文字等を含んだ画像情報をスキャナ等により色分解して複数色の色信号を生成し、色信号ごとに一つの色信号を装置内のラインサーマルヘッドに供給し、熱転写型プリンタのプリントを採用することにより、例えば黒色の単一な色の転写紙を用いて、各色信号に応じて複数枚の透明な記録用紙に記録し、これを各色信号に対応する複数枚の色分解版として簡易に作製するものである。 この際、色分解された複数の色信号が例えばイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)ならば、複数枚の透明な記録用紙上にはイエロー用の色分解版,マゼンタ用の色分解版,シアン用の色分解版が得られる。 また、これらの色分解版に記録された各色信号ごとの記録軌跡は、これらの色分解版を基にして各色に対応する刷版を起こして重ね合わせた際、高画質の網点状のカラー印刷が得られるような記録軌跡である。

    また、上記色分解版作製装置の概略構成は、回動自在でかつ透明な記録用紙が載置される平面プラテンと、透明な記録用紙に記録するラインサーマルヘッドおよび単一な色の転写紙を備えた記録ヘッド部と、ラインサーマルヘッドにホスト側から色分解した複数色の色信号を供給する手段と、記録ヘッド部を装置の縦方向(副走査方向)およびラインサーマルヘッドの発熱抵抗体の配列方向と対応する横方向(主走査方向)に移動自在に支持する移送機構とを備えている。

    第1図において、色分解版作製装置は、筺体10の上面
    10aに透明な記録用紙12が載置でき、かつ平坦な平面で形成されている回動自在な平面プラテン11が設けてある。 この平面プラテン11は、図示しない減速機構を備えたパルスモータ等により、装置(筺体10)内で矢印B1およびB2方向に回動自在な構造となっている。 尚、平面プラテン11は、所定の範囲の角度を回動するだけでなく、
    例えば1回転できても何等の支障も生じない。

    また、平面プラテン11は、第2図に示すように平坦な平面で形成されている平面体11aの上にゴム等の弾性体からなる弾性シート11bが貼着されており、かつ透明な記録用紙12を載置した際に確実に平面プラテン11上に固定できるように、例えば真空吸着、あるいは静電吸着等の図示しない固定手段が設けてある。

    また、第1図に示すように、筺体10の前後の側面10b,
    10cには、互いに対向した一対のガイド溝19が形成されており、かつこのガイド溝19に沿って互いに対向した一対のサブステージ18が、縦方向(副走査方向)に,即ち矢印C1およびC2方向に高精度に摺動する構造となっている。

    また、一対のサブステージ18の両端には、ガイド溝19
    と直角にスライドレール16が横架されており、このスライドレール16にはメインステージ15が係合し、メインステージ15はスライドレール16に沿って横方向(ラインサーマルヘッド30の発熱体が並んでいる主走査方向)に,
    即ち矢印D1およびD2方向に高精度に摺動する構造となっている。

    そして、後述するラインサーマルヘッド30を備えた記録ヘッド部20を支持するベース17が、メインステージ15
    にネジ17aにより固定されている。

    即ち、記録ヘッド部20が縦方向および横方向に移動して、透明な記録用紙12上の任意の位置に移動することができる構造となっている。

    上記した構成からなる記録ヘッド部20の移送機構を以後記録ヘッド部移送機構14と呼称する。

    尚、記録ヘッド部移送機構14は、矢印C1,C2方向および矢印D1,D2方向にそれぞれ独立した図示しないステッピングモータ等による駆動源および制御装置とを備えているがここでは説明を省略する。

    次に、記録ヘッド部20について第1図および第2図を用いて説明する。

    記録ヘッド部20は、少なくとも一以上の発熱体(複数の発熱体)を主走査方向に備えたラインサーマルヘッド
    30と、例えば黒色等の単色のインクが塗布された転写紙
    23が巻回された転写紙供給ロール27および転写紙巻き取りロール28を備えた着脱自在な転写紙カセット24と、転写紙23を巻取る駆動源となる転写紙巻取りモータ34とが主なる構成要素となる。

    上記した発熱体を備えたラインサーマルヘッド30は、
    記録時に発熱体の数に対応した数のドットを透明な記録用紙12に一度に記録することができる構造である。

    そして、記録ヘッド部20は、上記したベース17に直接あるいは関接的に支持される構造である。

    またベース17には、ラインサーマルヘッド30を転写紙
    23および記録用紙12を介して平面プラテン11に圧接するための油圧シリンダ22が固定され、更に油圧シリンダ22
    の先端部には、記録ヘッド部20の前述した要素機構を支持するヘッドベース21が固定されている。

    尚、ラインサーマルヘッド30の加圧機構としては、上述のような油圧シリンダ22のみならず、ソレノイドやカム機構を用いて構成してもよい。 この際、記録ヘッド部
    20をベース17に直接固定した構造となっても何等の支障も生じない。

    また、ラインサーマルヘッド30を支持するヘッドベース21には、ラインサーマルヘッド30を挟んで転写紙23の移送方向の前後に一対のガイドローラ29bが圧縮スプリング31を介して取り付けられている。 これらのガイドローラ29bはラインサーマルヘッド30が透明な記録用紙12
    に圧接された際に、圧縮スプリング31によって押圧され、転写紙23をラインサーマルヘッド30の前後で透明な記録用紙12に圧接させる。

    また、上記転写紙カセット24は、平面形状がほぼ“コの字”形状からなり、例えば黒色等の単一の色が塗布された転写紙23が巻回された転写紙供給ロール27および転写紙巻取りロール28を回転自在に支持している。 この転写紙カセット24内における転写紙23は、一対のガイドローラ29aによってガイドされている。

    また、記録ヘッド部20は、転写紙カセット24を着脱し得る図示しない着脱機構部が設けられているが、ここでは省略する。

    一方、転写紙カセット24の転写紙巻取りロール28と同軸に設けられたギヤ32は、この転写紙カセット24を記録ヘッド部20に装着した際に、この記録ヘッド部20に設けられた転写紙巻取りモータ34の駆動ギヤ33と噛合して転写紙23を巻取る構造となっている。

    一方、上述のような構成からなる色分解版作製装置において、色信号を供給する手段となるホスト側の電気的構成は、前述の色分解された複数色の色信号が、第3図に示すようにイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)いずれかの各色に対応したデジタル化された画像データと、後述する変換角θを決定する色コードデータと、画像データの記録する位置を指定するアドレスデータとからなり、これらのデータがアドレス変換器35に入される。 尚、このアドレスデータは後述する変換前のアドレスデータである。 また、このアドレスデータは、
    ラインサーマルヘッド30で記録する際、記録に使用するラインサーマルヘッド30との対応を図示しない記憶装置で予め記憶したデータである。

    そして、システムコントローラ39からの制御信号により、アドレス変換器35内で第4図に示すように、従来のX−Y座標軸における点P(x,y)から色コードデータで決定される変換角θにもとづく新規なX′−Y′座標軸における点P(x′,y′)に変換されてメモリ36に供給され、かつアドレス発生器38からの信号に従ってメモリ36内に記憶される。 その後、画像データおよびアドレスデータは、記録ヘッドドライブ回路37を介して前述した記録ヘッド部20へ転送され、後述する記録動作を行う。

    尚、第4図中の座標軸の変換時の変換角θは、透明な記録用紙12に記録する際、記録する色信号に対応して平面プラテン11を所定の角度にそれぞれ回動する時の第6
    図に示した如くの回動角θと同一である。 この回動角θ
    (=変換角θ)は、記録したドットの大きさ,ドットのピッチに従って、モアレの周期ができるだけ小さくなるように予め算出されている。 尚、ここでのモアレとは、
    後述する記録動作により、透明な記録用紙12上に記録された各色信号ごとの複数枚の色分解版では単色記録されているためモアレは生じないが、これらの複数枚の分解版を基にして各色に対応する刷版を起こし、重ね合わせて網点状のカラー印刷を行って得られる際に発生するものである。

    そして、本実施例で使用したラインサーマルヘッド30
    の発熱体による記録軌跡においては、例えばマゼンタの回動角θは15度,シアンの回動角θは45度,イエローの回動角θは75度と設定し、モアレの発生周期が最小になるようになっている。 尚、回動角θの値は限定した値ではなく、上記した設定理由により変動する。

    次に、本実施例における色分解版作製装置の記録動作について、第1図,第5図,第6図を併用して説明する。

    色分解版作製装置の記録動作は、装置に供給された色分解された複数色の色信号が例えばイエロー,マゼンタ,シアンの色信号に分解されていると、これに対応して、各色信号ごとに複数枚の透明な記録用紙12に、例えば黒色の転写紙23を用いて各色信号に対応した所定な角度の記録軌跡で記録し、各色信号に対応する複数枚の色分解版(例えばイエロー用の色分解版,マゼンタ用の色分解版,シアン用の色分解版)として作製するものである。

    また、例えば黒色のインクが塗布された転写紙23が装填された転写紙カセット24は、予めヘッドベース21に用意されているものとする。

    また、色分解版作製装置の記録ヘッド部20は、前述したX′−Y′座標軸に変換されたアドレスデータに従って前述した記録ヘッド移送機構14により移動されることを以後の説明の前提とする。

    まず始めに、一の透明な記録用紙12を平面プラテン11
    上の図示しない基準線に沿って載置しておく。 また、平面プラテン11は、基準となる位置(回動角θ=0度)に位置している。 そして平面プラテン11が回動角θ=0度の時、記録用紙12を載置する基準線は、第1図に図示したガイド溝19,スライドレール16と平行に形成されている。

    その後、平面プラテン11を記録する色信号に対応して所定の角度(回動角θ)で、第1図に図示した如くの矢印B1,B2方向に回動し、かつ所定の角度位置に到達したら平面プラテン11を固定する。

    ここで、最初に例えばイエロー用の色分解版を作製する場合には、イエローの色信号を記録ヘッド部20のラインサーマルヘッド30に供給すると共に、平面プラテン11
    を矢印B2方向に回動し、第6図(A)に図示した如くのイエローの回動角θ=75度の角度位置に到達したら平面プラテン11を固定する(第5図のステップ11)。

    そして、イエローの変換時の回動角θ(変換角θ)=
    75度で変換された第6図(A)に示した如くのY 1ラインの先頭アドレス記録ヘッド部20を移動する(第5図のステップ12)。

    即ち、記録ヘッド部20の移動は、前述した記録ヘッド部移送機構14により、第1図に示した如く矢印C1,C2方向および矢印D1,D2方向に記録ヘッド部20を自在に移動させ、Y 1ラインの先頭アドレスへ到達させる。

    その後、記録ヘッド部20を矢印C1方向(記録用紙12の副走査方向)に移動して、第6図に(A)示した如くイエローのY 1ラインに沿って、ラインサーマルヘッド30によりイエローの色信号に応じて転写紙23に塗布された黒色のインクで透明な記録用紙12上に転写記録する(第5
    図のステップ13)。 イエローのY 1ラインの記録が終了すると、記録ヘッド部20を矢印C2方向に高速に戻すと共に、矢印D1方向に移動し、イエローのY 2ラインの先頭アドレスへ到達したら(第5図のステップ14)、上記と同様な記録動作によりイエローのY 2ラインを記録する(第5図のステップ15)。 以下同様な記録ヘッド部20の記録動作を繰り返してイエローY nラインを記録し、イエローの記録動作が終了する(第5図のステップ1n)。

    そして、イエローの記録動作が終了すると、記録されたイエロー用の色分解版となる透明な記録用紙12を平面プラテン11上から外して、次のマゼンタ用の色分解版となる新たな透明な記録用紙12を平面プラテン11上に載置する。

    ここで、再び平面プラテン11を次の記録する第6図(B)に示したマゼンタの回動角θ=15度の位置まで回動し、固定する(第5図のステップ21)。 即ち、平面プラテン11をイエローの位置から第1図に図示した如くの矢印B1方向に戻して、マゼンタの回動角θ=15度の位置で固定する。 その後イエローの記録動作と同様な方法によりマゼンタの記録動作(M 1 〜M nライン)を行い、マゼンタの記録動作が終了する(第5図のステップ2n)。
    尚、マゼンタの記録においても、マゼンタに色信号に応じて転写紙23に塗布された黒色のインクで透明な記録用紙12上に転写記録される。

    更にマゼンタの記録動作が終了すると、次のシアン用の色分解版となる新たな透明な記録用紙12に交換する。

    ここで、再び平面プラテン11を次の印刷する第6図(C)に示したシアンの回動角θ=45度の位置まで回動し、固定する(第5図のステップ31)。 即ち、平面プラテン11をマゼンタの位置から第1図に図示した如くの矢印B2方向に再び回動し、マゼンタの回動角θ=15度の位置で固定する。 その後上記と同様な方法によりシアンの記録刷動作(C 1 〜C nライン)を行い、シアンの記録動作が終了する(第5図のステップ3n)。 尚、シアンの記録においても、シアンの色信号に応じて転写紙23に塗布された黒色のインクで透明な記録用紙12上に転写記録される。

    以上の記録動作が終了すると、黒色の転写紙23により透明な記録用紙12上に記録されたイエロー用の色分解版と、黒色の転写紙23により透明な記録用紙12上に記録されたマゼンタ用の色分解版と、黒色の転写紙23により透明な記録用紙12上に記録されたシアン用の色分解版とがそれぞれ得られる。

    これらの各色信号に対応する複数枚の色分解版を基にして各色に対応する刷版を起こし、重ね合わせて網点状のカラー印刷を行ってもモアレのない高画質なカラー印刷を得ることができ、カラー印刷技術分野に大いに貢献できる。 尚、網点状のカラー印刷を行う動作説明については、ここでは詳述を省略する。 また、複数の色に分解された色信号は、イエロー,マゼンタ,シアンの3色に限定されるものではない。

    このように、本発明に係る色分解版作製装置は、従来と比べて写真露光,現像等の処理を行うこと無く、熱転写型プリンタのプリント手法を採用して簡易に作製ができ、ランニングコストも安価となり、更には修正作業も短時間にできるため、緊急時にも対応が早くなる等の利点を有するものである。

    (発明の効果) 以上詳述したように網点状のカラー印刷を行う際に用いられる本発明に係る色分解版作製装置によると、各色信号に応じて各色の網点角度位置に回動する平面プラテン上に各色ごとに透明な記録用紙を載置し、且つ、転写紙及びラインサーマルヘッドを備えた記録ヘッド部を記録用紙上で副走査方向および主走査方向に移動するだけで、網点状のカラー印刷を行う際に用いられる複数の色分解版を簡単に作成することができ、この際、各色の網点位置を計算により算出する必要がないため、色分解版作製装置の操作性が簡単で且つ良好となると共に、装置のランニングコストも安価となる。

    また、これら複数の色分解版を基にして各色に対応する刷版を起こし、各色の刷版を重ね合わせて網点状のカラー印刷を行ってもモアレのない高画質なカラー印刷を得ることができる。

    更に、画像情報を網点状にカラー印刷した時に、仕上がり状態が気にいらない場合には、色分解版の修正作業を短時間で行えるため、緊急時にも対応が早くなるなどの利点を有するものである。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明に係る色分解版作製装置の一実施例を示した斜視図、第2図は同色分解版作製装置の要部の一部となる記録ヘッド部を示した概略側面図、第3図は同色分解版作製装置のホスト側の電気的構成を示したブロック図、第4図は同色分解版作製装置において、記録する色に対応して平面プラテンを回動した回動角に従って座標軸を変換し、記録ヘッド部で記録する変換位置を示した図、第5図は同色分解版作製装置の動作を説明するためのフローチャート、第6図(A)〜(C)は同色分解版作製装置において、記録する色に対応して平面プラテンを回動した回動角および記録ヘッド部の記録時の移動軌跡を示した図である。 11……平面プラテン、12……記録用紙(透明)、14……
    記録ヘッド部移送機構、15……メインステージ、17……
    ベース、18……サブステージ、20……記録ヘッド部、21
    ……ヘッドベース、23……転写紙(黒色)、24……転写紙カセット、30……ラインサーマルヘッド、35……アドレス変換器、39……システムコントローラ。

    フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−199964(JP,A) 特開 昭63−84376(JP,A) 特開 平2−134635(JP,A) 実願昭61−48012号(実開昭62−159051 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

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