測位サービスのためのSIMカード選択のための方法および装置

申请号 JP2016500255 申请日 2014-02-13 公开(公告)号 JP6113903B2 公开(公告)日 2017-04-12
申请人 クゥアルコム・インコーポレイテッド; QUALCOMM INCORPORATED; 发明人 リン、イー−ホン; バーロウフス、カーク・アラン; スリニバサン、ディーピカ; カマルス、スリゴウリ;
摘要
权利要求

デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末においてユーザプレーン測位サービスまたは制御プレーン測位サービスを実現する方法であって、 前記デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続することと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークまたは前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ここにおいて、前記第1のサブスクリプションは、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションと選択されたサブスクリプションのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行することとを備え、 前記デュアルSIMモバイル端末によって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、ここにおいて、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行することは、 前記第1のサブスクリプションを使用して前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みることと、 前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するために前記第2のサブスクリプションを使用することに切り替えることとを備え、 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークが、利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、応答していないのうちの1つであるか、または、前記第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときに、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用され、 前記ネットワークによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用される方法。前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有し、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行することは、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従い、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うことを備える、請求項1に記載の方法。前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行することは、前記ネットワークを使用して補助衛星測位セッションを実行することを備える、請求項1に記載の方法。第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの1つであるネットワークを介して測位セッションを実行可能なモバイル端末であって、前記モバイル端末は、 前記第1のネットワークに関連する第1のサブスクリプションにアクセスする第1の加入者識別モジュール(SIM)カードと、ここにおいて、前記第1のサブスクリプションは、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションと選択されたサブスクリプションのうちの一方であり、 前記第2のネットワークに関連する第2のサブスクリプションにアクセスする第2のSIMカードと、 前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークと通信するトランシーバと、 前記トランシーバに接続され、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するように構成されたプロセッサとを備え、ここにおいて、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記モバイル端末によって開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、ここにおいて、前記プロセッサは、前記第1のサブスクリプションによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試み、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するために前記第2のサブスクリプションを使用するために切り替えるように構成されることによって、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行するように構成され、 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークが、利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、応答していないのうちの1つであるか、または、前記第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときに、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用され、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記ネットワークによって開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用されるモバイル端末。前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションが異なるサービス相互作用の規則を有し、前記プロセッサは、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うことと、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うようにさらに構成される、請求項4に記載のモバイル端末。前記モバイル端末は、衛星測位システム信号を受信するための受信機をさらに備え、前記プロセッサは、前記ネットワークを使用して補助衛星測位セッションを実行するように構成されることによって前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行するように構成される、請求項4に記載のモバイル端末。デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末であって、 ネットワークに接続するための手段と、ここにおいて、前記ネットワークは、第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークまたは第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ここにおいて、前記第1のサブスクリプションは、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションと選択されたサブスクリプションのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するための手段とを備え、 前記デュアルSIMモバイル端末によって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、ここにおいて、デュアルSIMモバイル端末は、更に 前記第1のサブスクリプションを使用して前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みるための手段と、 前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するための前記第2のサブスクリプションを使用するために切り替えるための手段と、を備え 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークが、利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、応答していないのうちの1つであるか、または、前記第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときに、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用され、 前記ネットワークによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用されるデュアルSIMモバイル端末。前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有し、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従い、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うための手段をさらに備える、請求項7に記載のデュアルSIMモバイル端末。記憶されたプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、 デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続するためのプログラムコードと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークまたは前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ここにおいて、前記第1のサブスクリプションは、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションと選択されたサブスクリプションのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するためのプログラムコードとを備え、 前記デュアルSIMモバイル端末によって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行するための前記プログラムコードは、 前記第1のサブスクリプションを使用して前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みるためのプログラムコードと、 前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するための前記第2のサブスクリプションを使用するために切り替えるためのプログラムコードとを備え、 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークが、利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、応答していないのうちの1つであるか、または、前記第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときに、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用され、 前記ネットワークによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用される非一時的コンピュータ可読媒体。前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有し、プログラムコードは、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従い、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うためのプログラムコードをさらに備える、請求項9に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。

说明书全文

関連出願の相互参照 [0001]本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる、2013年3月11日に出願された「Method And Apparatus For Providing User Plane Or Control Plane Position Services」と題する米国出願第13/793,801号の利益および優先権を主張する。

[0002]本明細書で説明する主題の実施形態は概して、デュアル加入者識別モジュール(SIM)カードを使用するモバイル端末に関し、より詳細には、いずれかのSIMカード上でのデュアルSIMモバイル端末との側位セッションを発信または受信し、ならびに緊急測位セッションを実行することに関する。

[0003]デュアルSIMモバイル端末は、複数の、たとえば、2つ以上の加入者識別モジュール(SIM)カードを保持することができる。いくつかのデュアルSIMモバイル端末では、両方のSIMカードが同時にアクティブになってもよく、ユーザは異なるネットワークに関する2つの異なるサブスクリプションにアクセスすることができる。一例として、デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)モバイル端末は、2枚のSIMカードを含み、2つの異なるネットワークに同時に接続されてもよい。

[0004]モバイル端末のロケーションを知ることが望ましいことが多く、時には必要である。「ロケーション」と「位置」という用語は同義であり、本明細書では互換的に使用される。たとえば、モバイル端末上のアプリケーションは、そのロケーションを知ることを望む場合があり、したがって、モバイル端末は、モバイル発信測位セッションと呼ばれることもあるユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始してもよい。さらに、ネットワーク側の異なるエンティティ、たとえば、ロケーションサービス(LCS)クライアントは、モバイル端末のロケーションを知ることを望む場合があり、したがって、モバイル着信測位セッションと呼ばれることもあるユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが、モバイル端末に接続されたネットワークによって開始されてもよい。

[0005]デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)モバイル端末などのデュアルSIMモバイル端末は、ネットワークに接続し、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行する。測位セッションがモバイル端末によって開始されるときには、いずれのSIMカードがそれに関連するネットワークに接続するのに使用されてもよい。たとえば、測位セッションを開始するのを試みるのに使用される初期SIMカードは、デフォルトのSIMカードであってもよく、またはたとえばユーザもしくはアプリケーションによって選択されてもよい。モバイル端末は、たとえば、初期SIMカードに関連するネットワーク利用不能、弱い、ビジー、または応答していないか、あるいはデータ転送限界もしくは同時データセッションの総数に対する限界に達した場合に、測位セッションのために他のSIMカードに切り替えてもよい。測位セッションがネットワーク内の別のエンティティによって開始されるときには、いずれのSIMカードが測位セッションに使用されてもよい。SIMカードに関連するサブスクリプションは異なるサービス相互作用の規則を有することがあるので、モバイル端末は、測位セッションに使用されるSIMカードに関連するサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従う。モバイル端末がいずれかのSIMカードを使用して緊急呼のネットワークに接続し、ネットワークを通じて緊急測位セッションが実行されるとき、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間のみ許容され、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、いずれのSIMカードによる非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間は許可されない。

[0006]一実装形態では、デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末においてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位サービスを提供する方法は、デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続することと、ここにおいて、ネットワークはデュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行することとを含み、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがデュアルSIMモバイル端末によって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用され、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがネットワークによって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用される。

[0007]一実装形態では、モバイル端末は、第1のネットワークに関連する第1のサブスクリプションにアクセスする第1の加入者識別モジュール(SIM)カードと、第2のネットワークに関連する第2のサブスクリプションにアクセスする第2のSIMカードと、第1のネットワークおよび第2のネットワークと通信するトランシーバと、トランシーバに接続されたプロセッサとを含み、プロセッサは、トランシーバを使用してネットワークに接続し、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するように構成され、ここにおいて、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがモバイル端末によって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用され、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがネットワークによって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用される。

[0008]一実装形態では、デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末は、ネットワークに接続するための手段と、ここにおいて、ネットワークは、第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するための手段とを含み、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがデュアルSIMモバイル端末によって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用され、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがネットワークによって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用される。

[0009]一実装形態では、プログラムコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体は、デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続するためのプログラムコードと、ここにおいて、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するためのプログラムコードとを含み、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがデュアルSIMモバイル端末によって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用され、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがネットワークによって開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用される。

[0010]一実装形態では、デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末における緊急測位セッションをサポートする方法は、デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続することと、ここにおいて、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行することとを含み、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、緊急測位セッションは、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されない。

[0011]一実装形態では、モバイル端末は、第1のネットワークに関連する第1のサブスクリプションにアクセスする第1の加入者識別モジュール(SIM)カードと、第2のネットワークに関連する第2のサブスクリプションにアクセスする第2のSIMカードと、第1のネットワークおよび第2のネットワークと通信するトランシーバと、トランシーバに接続されたプロセッサとを含み、プロセッサは、トランシーバを使用して緊急呼のためにネットワークに接続することと、ここにおいて、ネットワークは、第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行することとを行うように構成され、ここにおいて、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、緊急測位セッションは、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されない。

[0012]一実装形態では、デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末は、デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続するための手段と、ここにおいて、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するための手段とを含み、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、緊急測位セッションは、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されない。

[0013]一実装形態では、プログラムコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体は、デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続するためのプログラムコードと、ここにおいて、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するためのプログラムコードとを含み、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、緊急測位セッションは、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されない。

[0014]いずれかのSIMカード上で測位セッションを発信または受信するように構成されたデュアルSIMモバイル端末とともに使用できるネットワークアーキテクチャを示す図。

[0015]デュアルSIMモバイル端末とのユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実現する方法のフローチャート。

[0016]いずれかのSIMカード上で測位セッションを発信または受信するように構成されたデュアルSIMモバイル端末のいくつかの例示的な特徴を示す概略図なブロック図。

[0017]デュアルSIMモバイル端末における緊急測位セッションをサポートする方法のフローチャート。

[0018]緊急測位セッション向けに構成されたデュアルSIMモバイル端末のいくつかの例示的な特徴を示す概略図なブロック図。




[0019]図1は、図示された第1のSIMカード122と第2のSIMカード124とを有し、いずれかのSIMカード上で測位セッションを発信または受信するように構成されたデュアルSIMモバイル端末120に使用し得るネットワークアーキテクチャ100を示す。本明細書で使用するデュアルSIMモバイル端末は、少なくとも2枚のSIMカードを有し、それぞれSIMカードによってアクセスされるサブスクリプションに関連する2つ以上のネットワークを通じてサーバとワイヤレスに通信することができるデバイスである。モバイル端末120は、限定はしないが、OMAによって定義されるセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションソリューションおよび3GPPおよび3GPP2によって定義される制御プレーンロケーションソリューションを含んでもよい測位サービスおよびロケーションサービスをサポートする。SUPLロケーションソリューションは、公開されている、OMAからのOMA−TS−ULPという文書において定義されている。制御プレーンロケーションソリューションは、公開されている3GPP2C.S0022、3GPP TS 23.271、3GPP TS 25.305、3GPP TS 36.305、3GPP TS 44.031、3GPP TS 25.331、および3GPP TS 36.355において定義されている。


[0020]モバイル端末120は、セルラーまたは他のワイヤレス通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS:personal communication system)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス(PND:personal navigation device)、個人情報マネージャ(PIM:Personal Information Manager)、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、あるいはワイヤレス通信および/またはナビゲーション信号を受信することが可能である他の好適なモバイルデバイスなど、デバイスを指す。さらに、モバイル端末120は、衛星信号受信、支援型データ受信、および/または位置に関係する処理が当該デバイスで発生するかパーソナルナビゲーションデバイス(PND)で発生するかにかかわらず、短距離ワイヤレス、赤外線、有線接続、または他の接続などによってPNDと通信するデバイスを含み得る。本明細書で使用するサーバ150およびサーバ151は、SUPL Location Platform(SLP)、進化型サービングモバイルロケーションセンター(eSMLC)、サービングモバイルロケーションセンター(SMLC)、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)、位置決定エンティティ(PDE)、スタンドアロンSMLC(SAS)などであってよい。


[0021]ロケーションサービス(LCS)は、どちらもネットワーク130に関連する、ロケーションサーバ150にアクセスするLCSクライアント160、またはどちらもネットワーク131に関連する、ロケーションサーバ151にアクセスするLCSクライアント161のために実行されてもよい。モバイル端末120のロケーションに関する要求が関連するネットワーク130または131を通じて発行され、要求されたLCSクライアント160または161はそのそれぞれのロケーションサーバ150または151からモバイル端末120のロケーション推定値を受信する。LCSクライアント160およびLCSクライアント161は、たとえば、それぞれのロケーションサーバ150およびロケーションサーバ151とモバイル端末120とによって使用されるロケーションプロトコルがSUPLであるときには、SUPLエージェントと呼ばれることもある。モバイル端末120はまた、モバイル端末120内の何らかの測位対応機能に対してロケーション要求を発行し、後でモバイル端末120についてのロケーション推定値を受信し得る、LCSクライアント162(SUPLが使用される場合はSUPLエージェント)を含み得る。モバイル端末120内のLCSクライアント162(またはSUPLエージェント)は、モバイル端末120のユーザのためにロケーションサービスを実行し、たとえば、ナビゲーション指示を与えるか、またはモバイル端末120の近傍内の関心点を識別し得る。


[0022]図1に示されているように、モバイル端末120は、第1のネットワーク130を通じてサーバ150と通信し、第2のネットワーク131を通じてサーバ151と通信してもよい。モバイル端末120は、第1のネットワーク130に関連し、第1のSIMカード122によってアクセスされるサブスクリプションに関連する第1の無線アクセスネットワーク(RAN)140を使用して第1のネットワーク130を通じて通信してもよい。モバイル端末120は、第2のネットワーク131に関連し、第2のSIMカード124によってアクセスされるサブスクリプションに関連する第2の無線アクセスネットワーク(RAN)141を使用して第2のネットワーク131を通じて通信してもよい。


[0023]モバイル端末120は、位置決定に使用され得るRAN 140および141からの信号を受信して測定することができる。ワイヤレス通信ネットワークRAN 140および141は、ワイヤレス広域ネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などであってよい。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時間分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、Long Term Evolution(LTE)、WiMax(登録商標)などであってよい。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標)))などの1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実装し得る。cdma2000は、IS−95標準、IS−2000標準、およびIS−856標準を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標)):Global System for Mobile Communications)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(D−AMPS:Digital Advanced Mobile Phone System)、または何らかの他のRATを実装し得る。GSM、W−CDMAおよびLTEは、3GPPによる文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(「3GPP2」)と称する団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公開されている。WLANは、IEEE802.11xネットワークであり得、WPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE802.15xネットワーク、または何らかの他のタイプのネットワークであり得る。本技法はまた、WWAN、WLAN、および/またはWPANの任意の組合せとともに実装され得る。たとえば、RAN1 140は、たとえば、進化型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)(LTE)ネットワーク、W−CDMA UTRANネットワーク、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、1xRTTネットワーク、エボリューションデータ最適化(EvDO)ネットワーク、WiMaxネットワーク、またはWLANであってよく、RAN2 141はRAN1 140と異なる上記のネットワークのうちの1つであってよい。


[0024]図1に示されているように、モバイル端末120はまた、衛星測位システム(SPS:satellite positioning system)の一部である1つまたは複数の地球周回衛星ビークル(SV:satellite vehicle)180からの信号を受信し得る。SVは、たとえば、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)、Galileo、GLONASSまたはCompassなどの全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)のコンスタレーション中にあり得る。いくつかの態様によれば、本明細書で提示する技法は、SPSのための全地球システム(たとえば、GNSS)に限定されない。たとえば、本明細書で提供する技法は、たとえば、日本のQuasi−Zenith Satellite System(QZSS)、インドのIndian Regional Navigational Satellite System(IRNSS)、中国のBeidouもしくはCompassなどの様々な領域システム、ならびに/あるいは1つまたは複数のグローバルおよび/または領域ナビゲーション衛星システムに関連付けられるかまたは場合によってはそれらのシステムとともに使用することを可能にされた様々な補強システム(たとえば、Satellite Based Augmentation System(SBAS))に適用すること、または場合によってはそれらのシステムにおいて使用することが可能である。限定ではなく例として、SBASは、たとえば、広域補強システム(WAAS)、欧州静止衛星航法補強サービス(EGNOS)、多機能衛星補強システム(MSAS)、GPS支援GEO補強航法またはGPSおよびGEO補強航法システム(GAGAN)などの、完全性情報、差分補正などを行う補強システムを含み得る。したがって、本明細書で使用するSPSは、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムならびに/あるいは補強システムの任意の組合せを含み得、SPS信号は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つもしくは複数のSPSに関連する他の信号を含み得る。


[0025]モバイル端末120は、SV 180ならびに/あるいは第1および第2のネットワーク130および131と関連するRAN 140、141からの信号を測定し得、衛星に対する擬似距離測定値とRAN 140、141からのネットワーク測定値とを取得し得る。擬似距離測定値および/またはネットワーク測定値は、モバイル端末120の位置推定値を導出するために使用され得る。サーバ150またはサーバ151は、支援データなどのロケーション関連情報をモバイル端末120に与えるために使用され得、モバイル端末120は、(たとえば、補助衛星測位セッションにおいて)SV 180およびRAN 140、141からの信号を取得して測定すること、および/またはこれらの測定値から位置推定値を導出することを支援するために使用され得る。加えて、モバイル端末120は、推定された位置またはロケーションの測定値(たとえば、1つまたは複数のGNSSからの衛星測定値、あるいは1つまたは複数のネットワークからのネットワーク測定値など)などのロケーション関連情報をサーバ150またはサーバ151に与え得る。


[0026]動作時には、モバイル端末120は、第1のネットワーク130または第2のネットワーク131のいずれかを使用してモバイル発信(MO)測位セッションを許可してもよく、すなわちSIMカード122またはSIMカード124のいずれかによってアクセスされるいずれのサブスクリプションが使用されてもよい。モバイル端末は、初期SIMカード、たとえば、デフォルトのSIMカードまたは選択されたSIMカードを使用してMO測位セッションを開始することを試みてよく、たとえば、初期SIMカードに関連するネットワークが利用不能であること、ネットワークの信号が弱いこと、ネットワークがビジーであること、またはモバイル端末がデータ限界もしくは初期SIMカード上の同時データセッションに関する限界に達したことなど、特定の所定の条件下で二次SIMカードに切り替えてもよい。一例として、第1のSIMカード122によってアクセスされる第1のサブスクリプションはモバイル端末120のデフォルトのサブスクリプションであってもよく、MO測位セッションは、デフォルトのサブスクリプション、すなわち、第1のSIMカード122に関連するサブスクリプションを使用して開始される。必要に応じて、デフォルトのサブスクリプションは、データと音声の両方に関してデフォルトであってもまたはデータのみに関してデフォルトであってもよい。代替的に、デフォルトのサブスクリプションが使用されないかまたは割り当てられていない場合、モバイル端末120は、ユーザがSIMカード122またはSIMカード124のどちら(すなわち、どちらのサブスクリプション)によってMOセッションを発信したいかをユーザに問い合わせてもよい。さらに、測位セッションを要求しているモバイル端末アプリケーションは特定のSIMカードに関連付けられてもよく、したがって、モバイル端末アプリケーションは、MO測位セッションを発信するSIMカードを選択してもよく、選択されるSIMカードは非デフォルトSIMカードであってもよい。初期サブスクリプションに関連するネットワークが、たとえば、利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、または応答していないか、あるいはモバイル端末120が初期サブスクリプションに関する限界(たとえば、データ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界)に達した、などの場合、モバイル端末120は、第2のSIMカード124に切り替え、第2のサブスクリプション、すなわち、非デフォルトSIMカードまたは選択されないSIMカード124に関連するサブスクリプションによってMO測位セッションを開始してもよい。


[0027]さらに、モバイル端末120は、モバイル着信(MT)測位セッション、たとえば、LCSクライアント160によってネットワーク130を通じて開始される測位セッションまたはLCSクライアント161によってネットワーク131を通じて開始される測位セッションを許可してもよい。したがって、SIMカード122によってアクセスされるサブスクリプションまたはSIMカード124によってアクセスされるサブスクリプションのいずれかが測位セッションに使用されてもよい。たとえば、測位セッションの要求が受信されたネットワークに関連するSIMカードが測位セッションに使用されてもよい。


[0028]第1のサブスクリプションおよび第2のサブスクリプションは、測位セッションの異なるサービス相互作用の規則を有してもよい。たとえば、第1のSIMカード122によってアクセスされるサブスクリプションは、新しいモバイル発信測位要求またはモバイル着信測位要求を許可し、進行中の測位セッションを終了させて新しい要求のためのリソースを利用可能にしてもよく、一方、第2のSIMカード124によってアクセスされるサブスクリプションは、進行中の測位セッションを維持し新しい測位セッションを拒絶してもよい。したがって、モバイル端末120は、MO測位セッションとMT測位セッションの両方について既存のアクティブ測位セッションをホスティングするサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従ってもよい。既存の測位セッションをホスティングしているサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従うと、両方のサブスクリプションが公平に取り扱われるという利点がもたらされる。


[0029]図2は、たとえば、デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)モバイル端末であってもよいモバイル端末120などのデュアルSIMモバイル端末においてユーザプレーン測位サービスまたは制御プレーン測位サービスを実現する方法のフローチャートである。図示されているように、この方法は、デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続することを含み、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方である(202)。デュアルSIMモバイル端末によってユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用される(204)。たとえば、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行することは、第1のサブスクリプションを使用してデュアルSIMモバイル端末とのユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始することを試みることと、デュアルSIMモバイル端末とのユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始するために第2のサブスクリプションを使用することに切り替えることとを備えてもよい。第1のサブスクリプションは、たとえば、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションまたは選択されたサブスクリプションであってもよい。一例として、サブスクリプションは、ユーザまたは測位セッションを要求するモバイル端末アプリケーションによって選択されてもよい。第2のサブスクリプションは、第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークが利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、または応答していないのうちのいずれかであるときにユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始するのに使用されてもよい。さらに、第2のサブスクリプションは、第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときにユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始するのに使用されてもよい。さらに、ネットワークによってユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが開始されるとき、第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションまたは第2のSIMカードに関連する第2のサブスクリプションのいずれかがユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションに使用される(206)。測位セッションは、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションであり、ネットワークを通じて実行される(208)。たとえば、ネットワークを通じて実行されるユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションは、たとえば、ネットワークを使用する補助衛星測位セッションであってもよい。


[0030]第1のサブスクリプションおよび第2のサブスクリプションが異なるサービス相互作用の規則を有する場合、ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行すること(208)は、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが第1のサブスクリプションを通じて行われるときに第1のサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従うことと、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが第2のサブスクリプションを通じて行われるときに第2のサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従うこととを備える。


[0031]図3は、たとえば、上述のようにいずれかのSIMカード上で測位セッションを発信または受信するように構成されたデュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)モバイル端末であってもよいモバイル端末120などのデュアルSIMモバイル端末のいくつかの例示的な特徴を示す概略的なブロック図を示す。モバイル端末120は、たとえば、第1のネットワークに関連する第1のサブスクリプションにアクセスする第1のSIMカード122と、第2のネットワークに関連する第2のサブスクリプションにアクセスする第2のSIMカード124とを含んでもよい。モバイル端末120は、1つまたは複数の接続306(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、1つまたは複数の処理ユニット302と、メモリ304と、トランシーバ310(たとえば、ワイヤレスネットワークインターフェース)と、(適用可能なとき)SPS受信機340とをさらに含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、モバイル端末120の全部または一部はチップセットなどの形態をとり得る。


[0032]トランシーバ310は、たとえば、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワーク上で1つまたは複数の信号を送信することが可能な送信機312と、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワーク上で送信され、たとえば、図1におけるRAN140を介してワイヤレスネットワーク130上で送信されRAN141を介してワイヤレスネットワーク131上で送信される1つまたは複数の信号を受信するための受信機314とを含み得る。必要に応じて、トランシーバ310は、様々なネットワークとの間で信号を送受信するための2つの送信機および2つの受信機を含んでもよい。


[0033]SPS受信機340は、1つまたは複数のSPSリソース、たとえば、図1における衛星ビークル(SV)180に関連する信号を受信することが可能であり得る。


[0034]処理ユニット302は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。処理ユニット302は、モバイル端末120の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。処理ユニット302は、SIMカード122または124のいずれかを選択し、したがって、それに応じて、モバイル端末120によって開始されるユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションの関連するサブスクリプションを選択するためのSIM選択モジュール316を含んでもよい。ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがネットワークによって開始される場合、SIM選択モジュール316は、たとえば、測位セッションの要求が受信されたサブスクリプションおよびネットワークに関連するSIMカード122または124を選択する。SIM選択モジュール316は、デフォルトのSIMであってもまたはユーザ/アプリケーションによって選択されたSIM(またはサブスクリプション)であってもよい第1のSIMカードに関連する第1のサブスクリプションを使用してユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始する開始モジュール318をさらに含んでもよい。切替えモジュール319は、たとえば、第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークが利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、または応答していないか、あるいは第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達した場合にユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始するために第2のSIMカード、すなわち、非デフォルトSIMカードまたは非選択SIMカードに関連する第2のサブスクリプションに切り替える。処理ユニット302は、SPS受信機340を通じて受信されるSPS信号も使用し得るネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するための測位モジュール322を含んでもよい。さらに、処理ユニット302は、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションにおいて使用されるサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従うためのサービス相互作用の規則モジュール324を含んでもよく、たとえば、第1のサブスクリプションと第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有する。様々なモジュール316、318、319、322、および324は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアまたはそれらの組合せで実装され得る。


[0035]フローチャートおよびメッセージフローにおける本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装できる。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装できる。ハードウェア実装の場合、処理ユニット302は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明した機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの中で実装され得る。


[0036]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、それらの方法は、本明細書で説明した機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいずれの機械可読媒体も、本明細書に記載された方法の実施において使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードが、プロセッサユニット302に接続され、プロセッサユニット302によって実行される非一時的コンピュータ可読媒体320またはメモリ304の中に記憶され得る。メモリは、処理ユニットの内部または処理ユニットの外部に実装され得る。本明細書で使用する「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。


[0037]ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装する場合、機能は、コンピュータ可読媒体320および/またはメモリ304など、非一時的コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令308またはコードとして記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。非一時的コンピュータ可読媒体は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な非一時的媒体であり得る。限定ではなく、例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せはまた、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。


[0038]コンピュータ可読媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられてもよい。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバを含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲で概説する機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示した機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。


[0039]メモリ304は、任意のデータ記憶機構を表し得る。たとえば、メモリ304は、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。たとえば、一次メモリは、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット302とは別個として示されているが、一次メモリの全部または一部を、処理ユニット302内に設ける、または場合によっては処理ユニット302と共設/結合することができることを理解されたい。たとえば、二次メモリは、一次メモリ、および/または1つまたは複数のデータ記憶デバイスもしくはシステム、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブなどと同じまたは同様の種類のメモリを含み得る。


[0040]いくつかの実装形態では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体320を動作可能に受容するか、または場合によってはそれに結合するように構成され得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示する方法および/または装置は、少なくとも1つの処理ユニット302によって実行されると、本明細書で説明する例示的な動作の全部または一部分を実行することが動作上可能になり得る、その上に記憶されたコンピュータ実施可能命令308を含むことができる、コンピュータ可読媒体320の形態を全体的にまたは一部とることができる。コンピュータ可読媒体320は、メモリ304の一部であってよい。


[0041]したがって、モバイル端末120は、ネットワークに接続するための手段を含んでもよく、ネットワークは、第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、ネットワークに接続するための手段は、たとえばトランシーバ310であってよく、SIM選択モジュール316をさらに含んでよい。ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションがネットワークによって開始される場合、モバイル端末120は、SIM選択モジュール316など、測位セッションの要求が受信されたサブスクリプションおよびネットワークに関連するSIMカード122または124を選択するための手段を含んでもよい。モバイル端末120は、SIM選択モジュール316および開始モジュール318など、第1のサブスクリプションを使用してデュアルSIMモバイル端末とのユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始することを試みるための手段と、たとえば、SIM選択モジュール316および切替えモジュール319であってもよい、デュアルSIMモバイル端末とのユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを開始するために第2のサブスクリプションを使用することに切り替えるための手段とをさらに含んでもよい。ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するための手段は、たとえば、測位モジュール322であってもよい。モバイル端末120は、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが第1のサブスクリプションを通じて行われるときには、第1のサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従い、ユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションが第2のサブスクリプションを通じて行われるときには、たとえばサービス相互作用の規則324であってもよい第2のサブスクリプションのサービス相互作用の規則に従うための手段をさらに含んでもよい。


[0042]デュアルSIMモバイル端末120は、緊急測位セッション、たとえば、緊急呼に応答して開始される測位セッションに使用されてもよい。モバイル端末120は、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ緊急測位セッションを許可し、緊急呼が発信されたサブスクリプションに対してのみ緊急測位セッションを許可してもよい。したがって、ユーザ位置は、呼を扱うPSAP(公共安全応答ポイント)に与えられ、ユーザ位置が不正なサーバに与えられるリスクは低減される。さらに、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間および/または緊急呼の間は許可されない。非緊急測位セッションは、緊急呼後の緊急コールバック期間の間第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対しても許可されないことがある。さらに、モバイル端末120は、緊急呼がなされたときに既存の非緊急測位セッションを停止してもよい。したがって、緊急測位セッションには最高の優先順位が与えられ、緊急測位セッションが成功する機会が向上する。


[0043]図4は、デュアルSIMモバイル端末における緊急測位セッションをサポートする方法のフローチャートを示す。この方法は、デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続することを含み、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方である(452)。モバイル端末は、たとえば、デフォルトのSIMカードまたは選択されたSIMカードを使用して、緊急呼のためにネットワークに接続されてもよい。図示されているように、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可される(454)。緊急測位セッションは、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可される(456)。緊急測位セッションがネットワークを通じて実行される(458)。さらに、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されない(460)。さらに、この方法は、緊急呼後の緊急コールバック期間の間第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対しても非緊急測位セッションを許可しないことを含んでもよい。


[0044]図5は、たとえば、上述のように緊急測位セッション向けに構成されたデュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)モバイル端末であってもよいモバイル端末520などのデュアルSIMモバイル端末のいくつかの例示的な特徴を示す概略的なブロック図を示す。図5のモバイル端末520は、図3を参照して説明したモバイル端末120と同様であり、名称が同じ要素は同じ要素である。図示されているように、モバイル端末520は、図3を参照して説明した処理ユニット302と同様であってもよく、上記で説明した様々なモジュール316、318、319、322、および324を任意に含んでもよい1つまたは複数の処理ユニット502を含んでもよい。


[0045]処理ユニット502は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。処理ユニット502は、モバイル端末520の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。処理ユニット502は、モバイル端末520が緊急呼のためにいつネットワークに接続するかを決定するのに使用される緊急呼モジュール526を含んでもよい。処理ユニット502は、ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するための緊急測位モジュール528をさらに含んでもよい。上述のように、緊急測位モジュール528は、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ緊急測位セッションを許可するのに使用されてよく、緊急呼が発信されるサブスクリプションを使用して緊急測位セッションを開始し、緊急測位セッションの間または緊急呼の間または緊急呼後の緊急コールバック期間の間には第1のサブスクリプションに対してもまたは第2のサブスクリプションに対しても非緊急測位セッションが許可されないようにする。緊急測位セッション528は、緊急呼がなされたときに既存の非緊急測位セッションを停止するのに使用されてもよい。緊急呼モジュール526および緊急測位セッションモジュール528は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアまたはそれらの組合せで実装され得る。


[0046]フローチャートおよびメッセージフローにおける本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装できる。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装できる。ハードウェア実装の場合、処理ユニット502は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明した機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの中で実装され得る。


[0047]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、それらの方法は、本明細書で説明した機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいずれの機械可読媒体も、本明細書に記載された方法の実施において使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードが、プロセッサユニット502に接続され、プロセッサユニット502によって実行される非一時的コンピュータ可読媒体520またはメモリ504の中に記憶され得る。メモリは、処理ユニットの内部または処理ユニットの外部に実装され得る。本明細書で使用する「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。


[0048]ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装する場合、機能は、コンピュータ可読媒体520および/またはメモリ504など、非一時的コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令508またはコードとして記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。非一時的コンピュータ可読媒体は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な非一時的媒体であり得る。限定ではなく、例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せはまた、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。


[0049]コンピュータ可読媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられてもよい。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバを含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲で概説する機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示した機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。


[0050]メモリ504は、任意のデータ記憶機構を表し得る。たとえば、メモリ504は、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。たとえば、一次メモリは、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット502とは別個として示されているが、一次メモリの全部または一部を、処理ユニット502内に設ける、または場合によっては処理ユニット502と共設/結合することができることを理解されたい。たとえば、二次メモリは、一次メモリと同じまたは同様の種類のメモリ、および/または1つもしくは複数のデータ記憶デバイスもしくはシステム、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブなどを含み得る。


[0051]いくつかの実装形態では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体520を動作可能に受容するか、または場合によってはそれに結合するように構成され得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示する方法および/または装置は、少なくとも1つの処理ユニット502によって実行されると、本明細書で説明する例示的な動作の全部または一部分を実行することが動作上可能になり得る、その上に記憶されたコンピュータ実施可能命令508を含むことができる、コンピュータ可読媒体520の形態を全体的にまたは一部とることができる。コンピュータ可読媒体520は、メモリ504の一部であってよい。


[0052]したがって、モバイル端末520は、デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続するための手段を含んでもよく、ネットワークは、デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークとデュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、たとえば、トランシーバ510であってもよく、緊急呼モジュール526をさらに含んでもよい。ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するための手段は、たとえば、緊急測位セッションモジュール528であってもよく、緊急測位セッションは、緊急呼および緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、緊急測位セッションは、緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されない。ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するための手段、たとえば、緊急測位セッションモジュール528はさらに、緊急呼後の緊急コールバック期間の間は第1のサブスクリプションまたは第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも許可しないことがある。


[0053]本発明は、教授の目的で特定の実施形態に関して示したが、本発明はそれらの実施形態に限定されない。本発明の範囲から逸脱することなく、様々な適応および修正が行われ得る。したがって、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲は上記の説明に限定されるべきでない。 以下、出願当初の特許請求の範囲を付記する。 [C1] デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末においてユーザプレーン測位サービスまたは制御プレーン測位サービスを実現する方法であって、 前記デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続することと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行することとを備え、 前記デュアルSIMモバイル端末によって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、 前記ネットワークによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用される方法。 [C2] 前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行することは、 前記第1のサブスクリプションを使用して前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みることと、 前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するために前記第2のサブスクリプションを使用することに切り替えることとを備える、C1に記載の方法。 [C3] 前記第1のサブスクリプションは、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションと選択されたサブスクリプションのうちの一方である、C2に記載の方法。 [C4] 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークが利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、または応答していないのうちのいずれかであるときに前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用される、C2に記載の方法。 [C5] 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときに前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用される、C2に記載の方法。 [C6] 前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有し、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行することは、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従い、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うことを備える、C1に記載の方法。 [C7] 前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行することは、前記ネットワークを使用して補助衛星測位セッションを実行することを備える、C1に記載の方法。 [C8] モバイル端末であって、 第1のネットワークに関連する第1のサブスクリプションにアクセスする第1の加入者識別モジュール(SIM)カードと、 第2のネットワークに関連する第2のサブスクリプションにアクセスする第2のSIMカードと、 前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークと通信するトランシーバと、 前記トランシーバに接続され、前記ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するように構成されたプロセッサとを備え、ここにおいて、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記モバイル端末によって開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記ネットワークによって開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用されるモバイル端末。 [C9] 前記プロセッサは、前記第1のサブスクリプションによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みることと、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するために前記第2のサブスクリプションを使用することに切り替えることとを行うように構成されることによって、前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行するように構成される、C8に記載のモバイル端末。 [C10] 前記第1のサブスクリプションは、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに関するデフォルトのサブスクリプションと選択されたサブスクリプションのうちの一方である、C9に記載のモバイル端末。 [C11] 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークが利用不能であるか、弱いか、ビジーであるか、または応答していないのうちのいずれかであるときに前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用される、C9に記載のモバイル端末。 [C12] 前記第2のサブスクリプションは、前記第1のサブスクリプションがデータ転送限界または同時データセッションの総数に関する限界に達したときに前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するのに使用される、C9に記載のモバイル端末。 [C13] 前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションが異なるサービス相互作用の規則を有し、前記プロセッサは、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うことと、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うようにさらに構成される、C8に記載のモバイル端末。 [C14] 前記モバイル端末は、衛星測位システム信号を受信するための受信機をさらに備え、前記プロセッサは、前記ネットワークを使用して補助衛星測位セッションを実行するように構成されることによって前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行するように構成される、C8に記載のモバイル端末。 [C15] デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末であって、 ネットワークに接続するための手段と、ここにおいて、前記ネットワークは、第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するための手段とを備え、 前記デュアルSIMモバイル端末によって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、 前記ネットワークによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用されるデュアルSIMモバイル端末。 [C16] 前記第1のサブスクリプションを使用して前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みるための手段と、 前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するために前記第2のサブスクリプションを使用することに切り替えるための手段とをさらに備える、C15に記載のデュアルSIMモバイル端末。 [C17] 前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有し、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従い、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うための手段をさらに備える、C15に記載のデュアルSIMモバイル端末。 [C18] 記憶されたプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、 デュアルSIMモバイル端末をネットワークに接続するためのプログラムコードと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じてユーザプレーン測位セッションまたは制御プレーン測位セッションを実行するためのプログラムコードとを備え、 前記デュアルSIMモバイル端末によって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用され、 前記ネットワークによって前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが開始されるとき、前記第1のSIMカードに関連する前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のSIMカードに関連する前記第2のサブスクリプションのいずれかが前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションに使用される非一時的コンピュータ可読媒体。 [C19] 前記ネットワークを通じて前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを実行するための前記プログラムコードは、 前記第1のサブスクリプションを使用して前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始することを試みるためのプログラムコードと、 前記デュアルSIMモバイル端末との前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションを開始するために前記第2のサブスクリプションを使用することに切り替えるためのプログラムコードとを備える、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。 [C20] 前記第1のサブスクリプションおよび前記第2のサブスクリプションは、異なるサービス相互作用の規則を有し、プログラムコードは、 前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第1のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第1のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従い、前記ユーザプレーン測位セッションまたは前記制御プレーン測位セッションが前記第2のサブスクリプションを通じて行われるときに前記第2のサブスクリプションの前記サービス相互作用の規則に従うためのプログラムコードをさらに備える、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。 [C21] デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末において緊急測位セッションをサポートする方法であって、 前記デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続することと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じて前記緊急測位セッションを実行することとを備え、 前記緊急測位セッションは、前記緊急呼および前記緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、 前記緊急測位セッションは、前記緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または前記緊急呼の間は許可されない方法。 [C22] 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対すも非緊急測位セッションも、前記緊急呼後の緊急コールバック期間の間は許可されない、C21に記載の方法。 [C23] モバイル端末であって、 第1のネットワークに関連する第1のサブスクリプションにアクセスする第1の加入者識別モジュール(SIM)カードと、 第2のネットワークに関連する第2のサブスクリプションにアクセスする第2のSIMカードと、 前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークと通信するトランシーバと、 前記トランシーバに接続されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、前記トランシーバを使用して緊急呼のためにネットワークに接続することと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記第1のSIMカードによってアクセスされる前記第1のサブスクリプションに関連する前記第1のネットワークと前記第2のSIMカードによってアクセスされる前記第2のサブスクリプションに関連する前記第2のネットワークのうちの一方であり、前記ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行することとを行うように構成され、ここにおいて、前記緊急測位セッションは、前記緊急呼および前記緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、ここにおいて、前記緊急測位セッションは、前記緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、ここにおいて、前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または緊急呼の間は許可されないモバイル端末。 [C24] 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、前記緊急呼後の前記緊急コールバック期間の間は許可されない、C23に記載のモバイル端末。 [C25] デュアル加入者識別モジュール(SIM)モバイル端末であって、 前記デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続するための手段と、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するための手段とを備え、 前記緊急測位セッションは、前記緊急呼および前記緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、 前記緊急測位セッションは、前記緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または前記緊急呼の間は許可されないデュアルSIMモバイル端末。 [C26] 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、前記緊急呼後の前記緊急コールバック期間の間は許可されない、C25に記載のデュアルSIMモバイル端末。 [C27] 記憶されたプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、 デュアルSIMモバイル端末を緊急呼のためにネットワークに接続するためのプログラムコードと、ここにおいて、前記ネットワークは、前記デュアルSIMモバイル端末内の第1のSIMカードによってアクセスされる第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークと前記デュアルSIMモバイル端末内の第2のSIMカードによってアクセスされる第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークのうちの一方であり、 前記ネットワークを通じて緊急測位セッションを実行するためのプログラムコードとを備え、 前記緊急測位セッションは、前記緊急呼および前記緊急呼後の緊急コールバック期間の間にのみ許可され、 前記緊急測位セッションは、前記緊急呼が発信されるサブスクリプションに対してのみ許可され、 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、緊急測位セッションの間または前記緊急呼の間は許可されない非一時的コンピュータ可読媒体。 [C28] 前記第1のサブスクリプションまたは前記第2のサブスクリプションのいずれに対する非緊急測位セッションも、前記緊急呼後の前記緊急コールバック期間の間は許可されない、C27に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。



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