アップリンク無線信号の並行測定を要求する方法

申请号 JP2015533754 申请日 2013-10-01 公开(公告)号 JP2016500214A 公开(公告)日 2016-01-07
申请人 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル); テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル); 发明人 イアナ シオミナ,; イアナ シオミナ,; ムハマド カズミ,; ムハマド カズミ,;
摘要 並行アップリンク無線 信号 測定(UL測定)を要求するためのシステム、方法、及び装置が提示されており、このシステム、方法、及び装置では、測定管理装置(120)によって、所定の測定期間にわたって信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべきUL測定の情報が決定される。測定管理装置(120)はさらに、信号測定装置(110a)が並行測定を行う能 力 を決定する。測定管理装置(120)は、測定装置(110a)用の測定構成の調節を決定する。測定構成は、例えば、行われる任意の数の並行測定に関連する。この調節は、所定の測定期間にわたって測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべきUL測定と、測定装置(110a)の並行測定を行う能力との比較に基づいている。【選択図】図3
权利要求

アップリンク無線信号の並行測定を要求する方法であって、 測定管理装置(120)において、所定の測定期間にわたって信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべきアップリンク無線信号の測定を含むアップリンク(UL)測定の情報を決定する(1002)ことと、 前記測定管理装置(120)において、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能を決定する(1004)ことと、 前記測定管理装置(120)において、前記信号測定装置(110a)の測定構成の調節を決定することであって、前記測定構成は行われる並行測定の数に関連し、前記調節は、所定の測定期間にわたって前記信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべきUL測定と、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力との比較に基づくものである、決定する(1006)ことと、 前記信号測定装置(110a)へ、前記測定構成の調節を送信する(1008)ことと を含む方法。更に、 前記所定の測定期間にわたって前記信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべき前記UL測定が、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていないことを決定する(1102)ことと、 前記信号測定装置(110a)が並行測定を行う能力を超えていないとの前記決定に応じて、前記信号測定装置(110a)によって行われるべき一又は複数の追加のUL測定を選択する(1106)ことと、 前記一又は複数の追加のUL測定を識別する測定要求を前記信号測定装置(110a)へ送信することと を含む、請求項1に記載の方法。前記一又は複数の追加のUL測定を選択することは、前記信号測定装置(110a)において行われている、又は行われるべきUL測定の組み合わせ、及び選択された前記一又は複数の追加のUL測定の組み合わせが、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていないと決定することを含む、請求項2に記載の方法。前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力は、前記所定の測定期間にわたって前記信号測定装置(110a)が行うことができるUL測定の最大数に関連し、前記無線デバイスが並行測定を行う能力を超えていないことを決定することは、行われている、又は行われるべきUL測定の総数、又は選択された前記一又は複数の追加のUL測定の総数が前記最大数を超えていないことを決定することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。前記信号測定装置(110a)が並行測定を行う能力を超えていないことを決定することは、測定されている、又は測定されるべきUL測定で、また選択された前記一又は複数の追加のUL測定で必要とされる全リソースが、前記信号測定装置(110a)が使用するために利用可能な全リソースを超えていないことを決定することを含む、請求項2又は3に記載の方法。前記信号測定装置(110a)に割り当てられる全リソースは、受信機の種類、受信機の構成、測定ポートの数、アンテナの送信方式、アンテナの受信方式、ハードウェアコンポーネント、測定帯域幅、測定周波数、電力量、測定期間、測定期間にわたる測定サンプルの数のうちの少なくとも一つを含み、前記一又は複数の追加のUL測定を選択することは、前記信号測定装置(110a)が使用するために利用可能なリソースを必要とするUL測定を選択することを含む、請求項5に記載の方法。前記測定管理装置(120)は、WCD(130、140)の位置を決定するように構成されており、前記追加のUL測定を選択することは、 行われている、又は行われるべき前記UL測定それぞれの測定の種類を決定することと、 決定された前記測定の種類のそれぞれとは異なる測定の種類を有するUL測定を、前記追加のUL測定として選択することとを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。行われている、又は行われるべき前記UL測定のうちの一つが位置決定方法で使用され、選択された前記追加のUL測定が、同じ前記位置決定方法で使用される、請求項7に記載の方法。前記位置決定方法は、観測到達時間差(OTDOA);アップリンク到達時間差(UTDOA);エンハンスドセルID(E−CID);適応型E−CID(AECID);及び適応型全地球航法衛星システム(AGNSS)からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。前記測定管理装置(120)は、WCDの位置を決定するように構成されており、さらに、 前記測定管理装置(120)において、行われている、又は行われるべき前記UL測定が、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超える閾値量以内であることを決定することと、 前記決定に応じて、前記測定管理装置(120)において、ダウンリンク無線信号(DL)測定を使用した位置決定方法を選択することと、 前記測定管理装置(120)によって、一又は複数の前記WCD(130、140)に対して選択された前記位置決定方法を送信することと を含む、請求項1に記載の方法。更に、 行われている、又は行われるべきUL測定の組み合わせ、及び選択された前記一又は複数の追加の測定の組み合わせが、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていることを決定することと、 前記決定に応じて、行われている、又は行われるべき前記UL測定の測定要件を調節することであって、前記測定要件は、前記所定の測定期間、又は測定精度に関連する、調節することと、 調節された前記測定要件を前記信号測定装置(110a)に送信することと を含む、請求項10に記載の方法。更に、 前記測定管理装置(120)において、行われている、又は行われるべき前記UL測定が、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超える閾値量以内であることを決定することと、 前記信号測定装置(110a)によって行われるべき追加のUL測定を選択することと、 前記信号測定装置において、前記追加のUL測定を要求する、又は送信する前に、遅延期間を予定に入れることと を含む、請求項10に記載の方法。前記信号測定装置(110a)は、複数の信号測定装置(110a、110c)の一つであり、さらに、 前記複数の信号測定装置(110a、110c)の各信号測定装置に対し、その信号測定装置(110a)の容量を決定する(1402)ことであって、前記容量は、その信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力と、その信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべき前記UL測定との差である、決定する(1402)ことと、 前記複数の信号測定装置(110a、110b、110c)の内から、前記複数の信号測定装置(110a、110c)のうちの別の信号測定装置の容量よりも大きい容量を有する信号測定装置(110a)を選択する(1404)ことと、 選択された前記信号測定装置(110a)に別の追加のUL測定を割り当てる(1406)ことと を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。さらに、前記UL測定のUL信号を送信するためにWCD(130)によって使用される送信構成の調節を、前記WCD(130)に伝達することを含み、前記送信構成により、前記UL信号の前記信号測定装置(110a)への送信において前記WCD(130)によって使用されるべきアンテナ構成が制御され、前記送信構成は、前記信号測定装置(110a)が並行測定を行う能力に基づいている、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。前記信号測定装置(110a)が並行測定を行う能力は、前記信号測定装置(110a)の受信機構成に基づいている、請求項14に記載の方法。前記測定管理装置(120)は、位置決めノード、ロケーションサーバ、調整ノード、及び操作及び管理(O&M)ノードのうちの少なくとも一つを含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。アップリンク無線信号の並行測定を要求するための測定管理装置(120)であって、 一又は複数のプロセッサ(1902)であって、 所定の測定期間にわたって信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべきアップリンク無線信号の測定を含むアップリンク(UL)測定の情報を決定し(1002)、 前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を決定し(1004)、 行われる並行測定の数に関連する前記信号測定装置(110a)の測定構成に対し、所定の測定期間にわたって前記信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべきUL測定と、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力との比較に基づくものである調節を決定し(1006)、 前記測定構成の前記調節を前記信号測定装置へ送信する(1008)ように 構成された一又は複数のプロセッサ(1902)を備える、測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)はさらに、 前記所定の測定期間にわたって前記信号測定装置(110a)によって行われている、又は行われるべき前記UL測定が、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていないことを決定し(1102)、 前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていないとの前記決定に応じて、前記信号測定装置(110a)によって行われるべき一又は複数の追加のUL測定を選択し(1106)、 前記一又は複数の追加のUL測定を識別する測定要求を前記信号測定装置(110a)へ送信するように 構成されている、請求項17に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサは、前記信号測定装置(110a)で行われている、又は行われるべき前記UL測定の組み合わせ、及び選択された前記一又は複数の追加のUL測定の組み合わせが、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていないことを決定することによって、前記一又は複数の追加のUL測定を選択するように構成されている、請求項18に記載の測定管理装置(120)。前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力は、前記所定の測定期間にわたって前記信号測定装置(110a)が行うことができるUL測定の最大数に関連するものであり、前記一又は複数のプロセッサ(1902)は、行われている、又は行われるべき前記UL測定の総数、及び選択された前記一又は複数の追加のUL測定の総数が前記最大数を超えていないことを決定することによって、前記無線デバイス(130)の並行測定を行う能力を超えていないことを決定するように構成されている、請求項17から19のいずれか一項に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)は、測定されている、又は測定されるべき前記UL測定によって必要とされる全リソース、及び選択された前記一又は複数の追加のUL測定によって必要とされる全リソースが、前記信号測定装置(110a)が使用するために利用可能である全リソースを超えていないことを決定することによって、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていないことを決定するように構成されている、請求項18又は19に記載の測定管理装置(120)。前記信号測定装置(110a)に割り当てられる全リソースは、受信機の種類、受信機の構成、測定ポートの数、アンテナの送信方式、アンテナの受信方式、ハードウェアコンポーネント、測定帯域幅、測定周波数、電力量、測定期間、前記測定期間にわたる測定サンプルの数のうちの少なくとも一つを含み、前記一又は複数のプロセッサは、前記信号測定装置(110a)が使用するために利用可能なリソースが必要とされるUL測定を選択することによって、前記一又は複数の追加のUL測定を選択するように構成されている、請求項21に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)は、WCD(130、140)の位置を決定するように構成され、 行われている、又は行われるべき前記UL測定それぞれの測定の種類を決定し、 決定された前記測定の種類それぞれと異なる測定の種類を有するUL測定を、前記追加のUL測定として選択することによって、 前記追加のUL測定を選択するように構成されている、請求項17から22のいずれか一項に記載の測定管理装置(120)。行われている、又は行われるべき前記UL測定の内の一つが位置決定方法で使用され、選択された前記追加のUL測定が同じ前記位置決定方法で使用される、請求項23に記載の測定管理装置(120)。前記位置決定方法は、観測到達時間差(OTDOA);アップリンク到達時間差(UTDOA);エンハンスドセルID(E−CID);適応型E−CID(AECID);適応型全地球航法衛星システム(AGNSS)から成る群から選択される、請求項24に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)はさらに、 WCDの位置を決定し、 行われている、又は行われるべき前記UL測定が、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超える閾値量内であることを決定し、 前記決定に応じて、ダウンリンク無線信号(DL)測定を使用する位置決定方法を選択し、 選択された前記位置決定方法を一又は複数のWCDに送信する ように構成されている、請求項17に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)はさらに、 行われている、又は行われるべき前記UL測定の組み合わせ、及び選択された一又は複数の追加の測定の組み合わせが、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えていることを決定し、 前記決定に応じて、行われている、又は行われるべき前記UL測定の、前記所定の測定期間、又は測定精度を含む測定要件を調節し、 調節された前記測定要件を前記信号測定装置(110a)へ送信する ように構成されている、請求項17に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)はさらに、 行われている、又は行われるべき前記UL測定が、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超える閾値量内であることを決定し、 前記信号測定装置(110a)によって行われるべき追加のUL測定を選択し、 前記信号測定装置(110a)において前記追加のUL測定を要求する前に、又は送信する前に、遅延期間を予定に入れる ように構成されている、請求項18に記載の測定管理装置(120)。前記信号測定装置(110a)は、複数の信号測定装置(110a、110b、110c)のうちの一つであり、前記一又は複数のプロセッサ(1902)はさらに、 前記複数の信号測定装置(110a、110b、110c)それぞれについて、その信号測定装置の並行測定を行う能力と、その信号測定装置によって行われている、又は行われるべき前記UL測定との間の差である、その信号測定装置の容量を決定(1402)し、 前記複数の信号測定装置(110a、110b、110c)の内から、前記複数の信号測定装置のうちの別の信号測定装置の容量よりも大きい容量を有する信号測定装置(110a)を選択(1404)し、 別の追加のUL測定を、選択された前記信号測定装置(110a)に割り当てる(1406) ように構成されている、請求項17から28のいずれか一項に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)はさらに、前記UL測定用のUL信号を送信するためにWCD(130)によって使用される送信構成の調節を、WCD(130)へ伝達するように構成されており、前記送信構成により、前記UL信号を前記信号測定装置(110a)に送信する際に前記WCD(130)によって使用されるべきアンテナ構成が制御され、前記送信構成は、前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力に基づいている、請求項17から29のいずれか一項に記載の測定管理装置(120)。前記信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力が、前記信号測定装置(110a)の受信機構成に基づいている、請求項30に記載の測定管理装置(120)。前記測定管理装置(120)は、位置決めノード、ロケーションサーバ、調整ノード、及び操作及び管理(O&M)ノードのうちの少なくとも一つを備える、請求項17から31のいずれか一項に記載の測定管理装置(120)。第1の無線通信デバイス(WCD(130))、及び第2のWCD(140)の位置を決定するために並行信号測定を要求する方法であって、 測定管理装置(120)によって、前記第1のWCD(130)に関連する第1のアップリンク(UL)無線信号測定を識別する第1の測定要求を第1の信号測定装置(110a)に送信する(1502)ことと、 測定管理装置(120)において、前記第1の信号測定装置(110a)と、第2の信号測定装置(110c)が互いに近接閾値内に位置づけされているか否かを決定する(1504)ことと、 前記第1の信号測定装置(110a)と前記第2の信号測定装置(110c)が近接閾値内に位置づけされているとの決定に応じて、前記測定管理装置(120)によって、前記第2のWCD(140)に関連する第2のUL測定を識別する第2の測定要求を前記第2の信号測定装置(110c)に送信する(1510)ことと、 前記測定管理装置(120)において、前記第1の信号測定装置(110a)から前記第1のUL測定値、及び前記第2の信号測定装置(110c)から前記第2のUL測定値を受信する(1514)ことと、 前記第1の測定値に基づく前記第1のWCDの前記位置と、前記第2の測定値に基づく前記第2のWCD(140)の位置とを決定する(1516)ことと を含む方法。更に、 前記測定管理装置(120)において、前記第1の信号測定装置が並行測定を行う能力を決定することと、 前記測定管理装置(120)において、前記第1のUL測定の組み合わせ、及び前記第1の信号測定装置(110a)において行われている、又は行われるべき前記UL測定の組み合わせが、前記第1の信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えているか否かを決定することと を含む、請求項33に記載の方法。前記第1の信号測定装置(110a)と、前記第2の信号測定装置(110c)が近接閾値内に位置づけされているか否かを決定することは、前記第1の信号測定装置からの情報、前記第2の信号測定装置からの情報、前記第1のWCD(130)又は第2のWCD(140)からの情報、ネットワーク装置からの情報、既定の情報、及び前記第1の信号測定装置(110a)と前記第2の信号測定装置(110c)の配置を決定することのうちの少なくとも一つに基づく、請求項33又は34に記載の方法。前記測定管理装置(120)は、位置決めノード、ロケーションサーバ、調整ノード、及び操作及び管理(O&M)ノードのうちの少なくとも一つを備える、請求項33から35のいずれか一項に記載の方法。第1の無線通信デバイス(WCD)の位置と、第2のWCDの位置を決定するために、並行信号測定を要求する測定管理装置(120)であって、 一又は複数のプロセッサを備え、前記一又は複数のプロセッサは、 第1の信号測定装置(110a)に、前記第1のWCD(130)に関連する第1のアップリンク(UL)無線信号測定を識別する第1の測定要求を送信し(1502)、 前記第1の信号測定装置(110a)と、第2の信号測定装置(110c)が、互いに近接閾値内に位置づけされているか否かを決定し(1504)、 前記第1の信号測定装置(110a)と前記第2の信号測定装置(110c)が前記近接閾値内に位置づけされているとの前記決定に応じて、前記第2のWCDに関連する第2のUL測定を識別する第2の測定要求を前記第2の信号測定装置(110c)に送信し(1510)、 前記測定管理装置(120)において、前記第1の信号測定装置(110a)から前記第1のUL測定値と、前記第2の信号測定装置(110c)から前記第2のUL測定値を受信し(1514)、 前記第1の測定値に基づいて前記第1のWCD(130)の前記位置と、前記第2の測定値に基づいて前記第2のWCD(140)の前記位置とを決定する(1516) ように構成されている、測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサはさらに、 前記測定管理装置(120)において、前記第1の信号測定装置の並行測定を行う能力を決定し、 前記測定管理装置(120)において、前記第1のUL測定の組み合わせと、前記第1の信号測定装置(110a)において行われている、又は行われるべき前記UL測定の組み合わせとが、前記第1の信号測定装置(110a)の並行測定を行う能力を超えているか否かを決定する ように構成されている請求項37に記載の測定管理装置(120)。前記一又は複数のプロセッサ(1902)は、前記第1の信号測定装置(110a)からの情報、前記第2の信号測定装置(110c)からの情報、前記第1のWCD(130)又は第2のWCD(140)からの情報、ネットワーク装置からの情報、既定の情報、及び前記第1の信号測定装置(110a)と前記第2の信号測定装置(110c)の配置を決定することによってのうちの少なくとも一つに基づいて、前記第1の信号測定装置(110a)と、前記第2の信号測定装置(110c)とが近接閾値内に位置づけされているか否かを決定するように構成されている、請求項37又は38に記載の測定管理装置(120)。前記測定管理装置(120)は、位置決めノード、ロケーションサーバ、調整ノード、及び操作及び管理(O&M)ノードのうちの少なくとも一つを備える、請求項37から39のいずれか一項に記載の測定管理装置(120)。

说明书全文

本発明は、アップリンク無線信号の並行測定を要求するためのシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。

GSM、UMTS、又はLTE等の電気通信システムでは、様々な目的で無線測定を行う。例えば、無線通信デバイス(WCD)、又は基地局は、受信した無線信号のタイミング、電、又は方向を測定し、この測定値を、無線リソース管理(RPM)、モビリティ管理、又は位置情報サービス(LBS)等のサービスに使用することができる。各測定値は、特定の周波数帯域、又は無線アクセス技術(RAT)に対応しうる。この測定は、ダウンリンク(DL)無線信号上のWCD(すなわちDL測定)によって実施されうる、又はアップリンク(UL)無線信号上の測定ノード(すなわちUL測定)によって実施されうる。

信号の測定は、様々な電気通信操作に影響を与えるため、中容量又は大容量の測定、特に並行UL測定に対処する堅牢な方法が必要である。

信号の並行測定を要求するためのシステム、方法、及び装置が提示されている。一実施形態では、測定管理装置は、所定の測定期間にわたって信号測定装置によって行われている又は行われるべきUL測定の情報を決定する。測定管理装置はさらに、信号測定装置の並行測定を行う能力を決定する。測定管理装置は、測定装置の測定構成の調節を決定する。測定構成は例えば、行われる任意の数の並行測定に関連する。調節は、所定の測定期間にわたって測定装置によって行われている、又は行われるべきUL測定の比較と、測定装置の並行測定を行う能力に基づくものである。

一実施形態では、測定管理装置は第1の測定要求を第1の信号測定装置へ送る。測定要求は、第1の無線通信デバイス(WCD)に関連する第1のUL測定を識別する。測定管理装置はさらに、第1の信号測定装置と第2の信号測定装置が互いに近接閾値内に位置づけされているか否かを決定する。第1の測定装置と第2の測定装置が近接閾値内に位置づけされている場合、測定管理装置は第2の測定要求を第2の測定装置へ送る。第2の測定要求は、第2のWCDに関連する第2のUL測定を識別する。測定管理装置は、第1のUL測定値と、第2のUL測定値を受信する。測定管理装置は、第1のUL測定値に基づいて第1のWCDの位置を決定し、第2のUL測定値に基づいて第2のWCDの位置を決定する。

UL測定を行うためのシステムの任意の数のノードを示す図である。

UL測定を行うためのLTEシステムの任意の数のノードを示す図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の実施形態によるフロー図である。

本発明の一実施形態による測定管理ノードを示す図である。

本発明の実施形態による信号測定ノードを示す図である。

本発明の実施形態による信号測定ノードを示す図である。

本発明の一実施形態による無線通信デバイス(WCD)を示す図である。

本願は、電気通信ネットワークにおいて、アップリンク(UL)無線信号の測定(すなわち、UL測定)を行うことに関する。UL測定とは、無線通信デバイス(WCD)から送信され、ネットワークの信号測定ノード(「測定ノード」)によって受信される一又は複数のアップリンク(UL)無線信号(すなわち、UL信号)の測定を指す。測定を利用して、例えば信号の強度、信号のタイミング、又は信号の方向を決定することができる。測定は、WCDの(配置とも呼ばれる)位置の決定、電気通信ネットワークの運転試験(MDT)機能の最小化の実行、自己組織化ネットワーク(SON)機能の実行、又はWCDが使用する送信パラメータの構成を含む多くの目的に使用できる。

UL測定を行う信号測定ノードは、基地局に部分的に、又は完全に統合された装置(すなわち信号測定装置)であってよく、あるいは単独型デバイスであってもよい。信号測定ノードは、測定管理ノードと通信することができ、測定管理ノードは、どのUL測定を行うべきかを特定することができ、行われた測定値を収集することができる。

UL測定を行うのに必要なリソースは、UL測定の数、測定されるUL信号を送信しているWCDの数、UL信号の周波数帯域、又は搬送周波数、UL信号に係る無線アクセス技術(RAT)、又はこれらの任意の組み合わせ等の要因によって変化しうる。一実施形態では、必要なリソースは、測定要件によって変化する。例えば、あるシステムでは、所定の測定期間内に測定ノードが測定を行い報告することが求められている。別の例として、あるシステムでは、所定の精度で測定を行うことが求められている。

一般に、測定ノードが測定されているUL信号のすべての測定構成(例えば、すべての測定量)、すべての周波数帯域、又は搬送周波数を処理できることを求めることは非能率的である。

むしろ、測定ノードのリソースにより、測定ノードが並行して行うことができるUL測定の数、又は種類が制限されうる。例えば、マクロセル基地局に統合された測定ノードは、フェムトセル基地局に統合された測定ノードよりもUL測定を行うためのリソースをたくさん有することができる。マクロセル基地局はたとえば、UL信号を受信するためにより多くのアンテナ又は受信機を提供する、より大きい処理電力を供給する、より多くの無線アクセス技術をサポートする、又はUL信号を受信するためにより広い周波数帯域を提供することができる。したがって、異なる測定ノードは、異なる並行UL測定を行う能力を有しうる。UL測定を並行して行うには、少なくとも一部において、同じ期間にわたって、例えば所定の測定期間にわたってUL測定を行うことが含まれうる。したがって、様々な実施形態では、並行測定は、同時に、同一の測定期間にわたって定期的に、及び/又は部分的に重なった測定期間にわたって行われる、又は行われる予定である2以上の測定を含みうる。より一般的には、並行測定は、関連する時間又は期間が同じ、又は少なくとも部分的に重なる各時間、又は期間にそれぞれある程度関連する任意の2以上の測定を表すものでありうる。加えて、並行測定は、同じ無線デバイスによって送られた異なる無線信号、又は一又は複数の異なる無線デバイスによって送信された無線信号に行われる測定を表しうる。さらに、並行測定は、同じ又は異なる搬送周波数で行われる測定を表すことができる。

UL測定が行われる時に測定ノード間の能力の差を考慮しなければ、測定ノードのリソースの使用は効果が上がらないものになりうる。例えば、測定管理ノード(「管理ノード」)は、測定ノードによって行われるべきUL測定を要求する、又は予定に入れることができる。管理ノードが、測定ノードの並行UL測定を行う能力を考慮しなければ、管理ノードが測定ノードに課すUL測定の数が多すぎて過負荷になったり、測定ノードに課すUL測定の数が少なすぎて、十分に活用することができない可能性がある。前者の場合、結果は予測不能である。過負荷がかかった測定ノードは、予測不能な遅延時間の後にある程度の測定値を返す、未知の精度の測定値を返す、又は単純にこれらの測定を行うことができない可能性がある。さらに、測定ノードの過負荷は、高レベルの電力消費、シグナリングの過負荷、誤差率、遅延、又はこれらの任意の組み合わせにつながりうる。

現在、LTE電気通信ネットワークは、QoSクラス識別子(QCI)パラメータに基づいて、特定のeNodeBによっていくつのUEがサービングされているかを計算することができる。しかしながら、この計算値は、測定ノードの並行UL測定を行う能力を反映するものではない。

現在のLTEの3GPP TS 36.133規格では、複数の報告基準を並行してトラッキングするWCDの能力の最低要件が規定されている。報告基準は、同一周波数、異周波数、及び異RAT測定に関する測定カテゴリを含む。WCDは、測定構成がこれらの要件を超えない限り、最低要件を満たすことを予期することができる。しかしながら、UL測定を行う測定ノードのリソース、及び能力は、携帯電話の中継塔に統合されたノードから、フェムトセルの単独型ノードまで大きく異なりうるため、UL測定を行うすべての測定ノードに対して均一の最低要件を規定するには費用がかかり、非効率的である。同様に、上記測定ノードのすべて、又はすべての基地局にさえ、公表されたすべての周波数、無線アクセス技術(RAT)、及び周波数帯域にわたって任意の数の並行UL測定を行うことができることを求めることもまた、費用がかさみ、非効率的である。このため、堅牢で予測可能な方法でUL測定を処理する別のシステム及び方法が必要である。

上記システム及び方法を下に記す。一般に、ある期間において測定ノードがどのUL測定を行っている、又は行うつもりであるかの情報を決定することができる。測定ノードの並行UL測定を行う能力の情報もまた決定することができる。信号測定ノード自体、測定管理ノード、又は別のノードのうちの少なくとも一つによって、いずれかの情報をトラッキングすることができる。この情報を使用して、例えばUL測定の実施に割り当てられた測定リソース、測定要件、WCD送信構成、又は測定構成のうちの少なくとも一つ等の調節を行うことに使用することができる。測定リソースは、測定ノードの受信機及びプロセッサを含むことができる。測定リソースの調節はしたがって、測定ノードの無線リソース(例:アンテナ)を制御する受信機構成、及び測定ノードの処理回路を制御するプロセッサ構成の調節を含むことができる。WCD送信構成は、WCDがどのようにしてUL信号(どの搬送周波数を使用するか)を送信するかを規定するものである。測定構成は、測定ノードがどのUL測定を行うか、又はUL測定の一又は複数のパラメータを規定するものである。測定要件は、例えば測定期間又は測定精度を規定するものである。一実施形態では、測定要件は、測定構成のサブセットであってよい。上述した構成は、一又は複数の測定ノード及び測定管理ノードによって調節することができる。

したがって、様々な実施形態において、測定ノードの並行測定を行う能力を考慮に入れることができ、動的な調節を行って堅牢及び予測可能な方法でUL測定を処理することができる。

図1は、並行UL測定を行う例示のシステム100を示すものである。システム100は、一又は複数の測定ノード(例:信号測定ノード110a、信号測定ノード110b、又は信号測定ノード110c)、一又は複数の測定管理ノード(例:測定管理ノード120)、及び一又は複数の無線通信デバイス(例:WCD130及びWCD140)を含む。

信号測定ノード(「測定ノード」)は、UL信号を受信する、UL信号を処理する、UL信号の計算を行う、又はこれらの任意の組み合わせを行うように構成されたコンポーネントであってよい。測定ノードは、例えば信号測定ノード110a等の基地局の中に統合されたコンポーネントであってよく、あるいは単独型のコンポーネントであってよい。測定ノード110b等のある単独型測定ノードは単独でUL信号を処理することができるが、基地局の無線機器(例:アンテナ)からUL信号を受信するために、やはり基地局と連結しうる。例えば測定ノード110c等のいくつかの単独型測定ノードはそれ自体の無線機器を有することができ、基地局とのインターフェースを有さない場合がある。一例として、信号測定ノード110aは、携帯電話の無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局の一部であってよいが、信号測定ノード110cはホーム又はオフィスのルータ、中継装置、又はセンサであってよい。

測定管理ノード(「管理ノード」)120は、信号測定ノード(例:110a、110b、110c)と通信して、各測定ノードがどのUL測定を行うかを管理し、測定ノードからUL測定値を収集する、又はこれらの任意の組み合わせを行うように構成された装置(すなわち、測定管理装置)であってよい。例えば、管理ノード120は、信号測定ノード110aと110cの両方に、無線通信デバイス130からのUL信号の測定を行うように命令することができる。この例では、管理ノード120は、ノード110aと110cの両方からの測定値を記憶する、さらに処理する、別のノードに送信する、又はこれらの任意の組み合わせを行うために収集することができる。一実施形態では、管理ノード120は、システム100のコアネットワークの一部であってよい。管理ノードの例には、一又は複数の位置決めノード、調整ノード、及び操作及び管理(O&M)ノードが挙げられる。コアネットワークは、RANをインターネットに連結させるものである。図1は、管理ノード120と信号測定ノードとの直接接続を示しているが、代わりにこれらを複数の中間通信デバイスを介して接続させることができる。

図1は、各信号測定ノードが、共通の時間ウィンドウ、または期間に(すなわち並行して)異なるWCDからUL信号を受信することができることを示す。例えば、信号測定ノード110aは、特定期間にWCD130からUL信号、そしてWCD140からUL信号の両方を受信することができる。

システム100は、GSM、UMTS、LTE、又は他の任意の種類の電気通信ネットワークの一部として実行することができる。例えば、図2は、並行UL測定を行うための例示のLTEシステム100aを示すものである。この例では、信号測定ノードは、eNB基地局(例:LMU110a’)の中に統合された配置測定ユニット(LMU)である、又は単独型LMU(例:LME110b’及びLMU110c’)である。図2のWCDはユーザ装置(UE)である。さらに、この図の測定管理ノードは、WCD130aの位置を決定するように構成された位置決めノードであり、次世代サービング管理ロケーションセンタ(e−SMLC)デバイス120a、ロケーションサービスサポート(SLP)デバイス120b、ゲートウェイモバイルロケーションセンタ(GMLC)デバイス120c及びモビリティ管理エンティティ (MME)デバイス120dのうちの少なくとも一つを含む。この例の統合LMU110a’は、S1インターフェース等のコントロールプレーンインターフェースを介して管理ノードと通信することができる。LMU110b’、又は110c’は、SLmAP等のユーザプレーンインターフェースを介して管理ノードと通信することができる。

図2はさらに、LTEのロケーションサービス(LCS)システムの一部であってよいシステム100aを示す図である。LCSは、LCSクライアントはLCSサーバにLCSターゲットの配置を決定するように要求することができるロケーションベースサービス(LBS)を実行する。図2において、WCD130aはLCSターゲットであってよく、管理ノードはLCSサーバを構成しうる。LCSクライアント204は、ロケーション決定要求をLCSサーバへ伝達することができる。

図2に示すLTE位置決めアーキテクチャを後の項でさらに詳しく説明する。一般に、複数の信号測定ノード、例えばLMUの110a‘、110b’、及び110c‘のいくつか又はすべては、WCD130a等のWCDからUL信号のUL測定を行うことができる。ある場合には、測定ノードからの測定値は、信号の強度、信号のタイミング、又はノードの配置における信号の方向を示しうる。測定値は、e−SMLC120a及びSLP120b等の測定管理ノードによって収集され、三測量法等によってWCDの位置又は配置が計算されうる。この計算は、WCDからのUL信号が各測定ノードに到達するのにどのくらいかかるかに基づいて測定ノードの位置に対するWCDの位置を決定するアップリンク到達時間差(UTDOA)等の様々な位置決定法に基づいていてよい。UL測定は、後の項で説明するMDTの実行又はSONの実行等の他の応用形態に使用可能である。

例示の方法 図3は、測定ノードによって行われる測定要件を動的に調節するプロセス300を示すフロー図である。プロセス300により、信号測定ノードが、ある(期間とも呼ばれる)時間ウィンドウ内で行われている、又は行われるべき測定でそれ自体に過負荷がかかっているか否かを正確に測定し、それ自体に過負荷がかかっている場合に測定要件を動的に調節することが可能になる。調節をこのように計画的にすることにより、過負荷がかかった測定ノードが測定の実施ができない、又は予測不能な遅延時間経過後に実施する、又は未知の精度の測定値が返ってくるような状況が避けられる。むしろ、測定期間、測定精度、又はその他の測定要件が調節された場合に、調節値は予測可能となり、測定ノード、管理ノード、及び調節が通知されるその他任意のノードのうちの少なくとも一つに既知となる。

一実施形態では、プロセス300はステップ302で開始する。ステップ302では、信号測定ノード(例:測定ノード110a)が、所定の測定期間にわたって測定ノードによって行われている、又は行われるべきUL測定の情報を決定する。UL測定の情報は、測定を行うのにどのリソースが必要かを反映するものであってよい。例えば、この情報は、所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定の総数、測定用のUL信号を送信することになるWCDの総数、UL測定を行うのに必要な全帯域幅、UL測定を行うのに必要な一連の周波数帯域、UL測定を行うのに必要な一連の無線アクセス技術(RAT)、UL測定を行うのに必要な一連の計算、UL測定を行うのに必要な処理電力量又は処理時間、又はこれらの任意の組み合わせを示すことができる。

一実施形態では、所定の測定期間は測定ノードに、例えばネットワークオペレータによって予め設定しておくことができる。一実施形態では、所定の測定期間は、測定ノードによって、又は測定管理ノードによって予め設定された値であってよい。所定の測定期間は例えば、測定ウィンドウが時間ウィンドウの開始において要求されていた又は予定されていたすべての測定を行わなければならない時間ウィンドウと、時間ウィンドウの開始において行われていた(すなわち、完了していない)すべての測定を定義する。一実施形態では、所定の測定期間は、UL信号が受信された、又はサンプリングされた時間、測定要求を処理する前処理時間、及び後処理時間のうちの少なくとも一つを含む。UL測定を並行して行うということは一般に、同じ測定期間内の様々な時点でこれらを行うことを指す。

一例では、ステップ302の信号測定ノードは、測定管理ノードが所定の測定期間(例:10ミリ秒、100ミリ秒、又は1秒ウィンドウ)にわたって行われるべき4つのUL測定を要求した、又は予定に入れたことを決定することができる。信号測定ノードはさらに、管理ノードによって事前に要求された2つのUL測定が現在まだ行われている、又はまだ行う必要があることを決定することができる。したがって、この例では、信号測定ノードは、測定期間にわたってノードが行っている、又は行わなければならない6つのUL測定を決定することができる。

ステップ304では、測定ノードが、測定ノードの並行測定を行う能力を決定する。一実施形態では、測定ノードの並行測定を行う能力は下記、a)所定の測定期間にわたって信号測定ノードが行うことができる(すなわち、現在UL測定に割り当てられた測定リソースで行うことができる)UL測定の最大数、b)所定の測定期間にわたって測定ノードが受信することができるUL信号の最大数、c)所定の測定期間にわたって測定ノードが行うことができる計算の最大数、及びd)所定の測定期間にわたって測定ノードがUL信号を受信することができるWCDの最大数のうちの一又は複数を指すものである。一例では、信号測定ノードは、信号測定ノードが有するアンテナの数、異なるUL信号を区別するアンテナの性能、測定ノードが測定期間にわたっていくつの周波数帯域をモニタリングすることができるか、測定ノードが測定期間にわたって幾つの計算を行うことができるか、電力制限、又はこれらの任意の組み合わせに基づいて既定の期間にいくつUL信号を受信することができるかが限定されうる。

一実施形態では、測定ノードの並行測定を行う能力は、ネットワークオペレータ又はメーカーによって予め設定されている可能性がある、又は測定ノードのハードウェア、ソフトウェア、又はその他のリソースの機能として計算することができる。一実施形態では、測定ノードの並行測定を行う能力は、測定カテゴリによって変化しうる。例えば、測定ノードは、測定ノードが各カテゴリに対して行うことができる測定の最大数を規定することができ、測定ノードが行うことができる測定の最大総数を規定することができる。

一実施形態では、測定ノードの能力は測定要件によって変化しうる。信号測定ノードは、異なる測定要件に対して異なる能力情報を報告することができる。例えば、あるレベルの測定精度が要求される場合、測定ノードは、ノードによってサポートされるUL測定の第1の最大数を報告することができる。高いレベルの測定精度が要求される場合、測定ノードは、ノードによってサポートされるUL測定の第2の少ない最大数を報告することができる。測定ノードの並行UL測定を行う能力に影響を与える要因のその他の例をさらに下に記載する。

ステップ306において、信号測定ノードは、信号測定ノードによって所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定が、測定ノードの並行測定を行う能力を超えるか否かを決定する。この決定は、例えば、所定の測定期間にわたってUL測定を行うために信号測定ノードに十分なリソースが割り当てられているか否かを反映しうる。ある場合には、この決定は、所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定の総数が、この期間に測定ノードによってサポートされるUL測定の最大数より多いか否かに基づくものであってよい。ある場合には、この決定は、UL信号の周波数帯域又は搬送周波数に基づくものであってよい。同じ周波数帯域で送信されるUL信号が多すぎる場合、測定ノードは同じ測定期間においてこれらのUL信号をすべて受信することができない場合がある。ある場合には、この決定は、UL信号を送信するのに使われる無線アクセス技術(RAT)に基づくものであってよい。UL信号が、測定ノードによってサポートされないRATを使用して送信された場合、測定ノードはUL信号の測定を行うことができない場合がある。ある場合には、この決定は、いくつのWCDがUL信号を送信するかに基づくものであってよい。測定ノードは、UL測定の総数が最大数を超えない場合であっても、特定数のWCD以上のWCDに対応することができない場合がある。

ステップ306の実施形態では、UL測定が測定ノードの能力を超えているか否かの決定が記載されているが、ステップ306の別の実施形態、又はその他任意のステップの別の実施形態では、UL測定が、測定ノードの能力を超える閾値量内であるか否かを決定することができる、又はUL測定が閾値を超える量で能力を超えているか否かを決定することができる。

ステップ308において、信号測定ノードは、測定ノードの並行測定を行う能力を超えているとの決定に応じて、測定要件を調節する。

一実施形態では、測定期間は測定要件である。この実施形態では、測定ノードが、所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定が、測定ノードの測定を行う能力を超えることを決定しているため、ノードは測定期間を延長する。ある場合には、所定の測定期間の延長には、別のノード、例えば測定管理ノードに通知することが含まれうる。所定の測定期間の調節は、図6に関してさらに詳しく記載されている。

一実施形態では、測定要件は測定精度を含むことができる。この実施形態では、信号測定ノードは、ノードが所定の測定期間と、測定精度内のいずれにおいてもUL測定を行う能力を有さないことをすでに決定している場合がある。例えば、UL信号の測定精度は、UL信号をサンプリングするのにどの位の時間がかかるか、UL信号をサンプリングするのにどの位の帯域幅が使用されるか、UL信号は時間内の幾つの時点、または幾つの周波数ポイントでサンプリングされるか、又はこれらの任意の組み合わせに影響されうる。測定ノードにおいて予定されている、又は要求されているUL測定が多すぎる場合、UL信号の個別のサンプリング時間が合計に追加され、所定の測定期間が長くなりうる。この実施形態では、信号測定ノードは、各UL測定の測定精度を下げることによって測定要件を調節することができる。この精度の低下により、信号測定ノードが短い期間に各UL信号をサンプリングすることができるようになり、さらに多くのUL信号をサンプリングすることができるようになり、所定の測定期間にわたってさらに多くのUL測定を行うことができるようになりうる。測定期間の調節は、図7に関してさらに詳しく下に記載されている。測定要件の調節にはしたがって、所定の測定期間、測定精度、及びその他任意の測定要件のうちの少なくとも一つの調節が含まれうる。

上述した決定及び調節ステップは、信号測定ノードによって行われるが、一又は複数のステップを、別のノード、例えば測定管理ノードによっても行うことができる、又は代替的に行うことができる。上記シナリオでは、測定管理ノードは、測定管理ノードがどのUL測定を測定ノードに要求した、又は予定したかを正確にトラッキングすることができる。測定ノードがどのUL測定を完了させたかを正確にトラッキングすることによっても、測定管理ノードは、測定期間にわたって測定ノードがどの残りのUL測定をまだ行っているか、又は行うべきかを決定することができる。未処理のUL測定の数が、測定ノードの並行測定を行う能力を超えた場合、測定管理ノードは、測定要件を緩めることによって調節することができる。調節された測定要件を次に、測定ノードに伝達することができる。

ステップ310では、信号測定ノードは、ステップ308において調節されている可能性がある測定要件にしたがってUL測定を行う。下にさらに詳しく説明するように、UL測定の実施には、UL信号の受信、及びUL信号の計算の実施のうちの少なくとも一つが含まれうる。ある場合には、2つのUL測定には、同じUL信号に行われる2つの異なる計算が伴いうる。

図4は、ステップ306のさらに詳しい例を提供するフロー図であり、ステップ306において、測定ノードによって所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定が、測定ノードの能力を超えるか否かが決定される。この例では、測定ノードの並行測定を行う能力は、WCDの最大数を反映し、ノードはこのWCDから所定の測定期間にわたってUL信号を受信することができる。したがって、ステップ402において、信号測定ノードは、所定の測定期間にわたって測定されるべきUL信号を送信するWCDの総数を決定する。ある場合には、WCDの数はUL測定の数と等しく、これにより一つのWCDに対して一つのUL測定が行われる。ある場合には、WCDの数はUL測定の数よりも少ない場合があり、この場合、一つのWCDに対して複数のUL測定がおこなわれる。

ステップ404において、信号測定ノードは、測定ノードがUL信号を受信することができるWCDの最大数を決定する。WCDの最大数は、ネットワークオペレータ又はメーカーによって予め設定することができる、又は動的に決定することができる。

ステップ406では、信号測定ノードは、所定の測定期間にわたって測定用のUL信号を送信するWCDの総数が、測定ノードによってサポートされるWCDの最大数を超えるか否かを決定する。図示した例では、信号測定ノードは、ノードによってサポートされるWCDの最大数を超えるとの決定に応じて、ステップ308において調節要件の調節を進める、又は最大数を超えないとの決定に応じて測定要件を調節せずにUL測定の実施を進める。

上述したように、図示した実施形態はUL信号を送信するWCDの総数が測定ノードによってサポートされるWCDの最大数を超えるか否かを決定することを含むが、別の実施形態は、WCDの総数が最大数を超える閾値量内であるか否か、又は閾値量を超えて総数が最大数を超えるか否かを決定することを含みうる。

図5は、調節ステップ308のさらに詳しい例を提示するフロー図である。この例では、信号測定ノードは所定の測定期間を延長する。延長期間は、測定ノードの並行UL測定を行う能力をどれくらい超えているかに基づいている。ステップ502において、信号測定ノードは、行われている、又は行われるべきUL測定の総数の、測定ノードによってサポートされるUL測定の最大数を超越する量を決定する。

ステップ504において、信号測定ノードは、最大数を超越する量に基づき所定の測定期間を調節する。ある場合には、調節は、測定されるUL信号を送信するWCDの数、測定ノードによってサポートされるWCDの最大数、受信機構成(例:帯域幅、周波数、搬送波アグリゲーション(CA)構成)、及びWCD送信構成(例:UL信号の周波)のうちの少なくとも一つに基づくものであってもよい、又は代替的に基づくものである。さらに具体的な例として、LTEシステムの全体的な延長測定期間を計算するために下記式が提示される。 TRTOA、E−UTRAN = TSRS × (M−1) × (n/N) + Δ (ミリ秒)

測定期間は、eUTRAN無線アクセスネットワークの測定ノードによって行われる相対到達時間(RTOA)測定のためである。測定は、サウンディング基準信号(SRS)に行われる。ある場合には、測定期間にわたって複数のSRS信号が使用される。この文脈において、TRTOA、E−UTRANは延長測定期間を表す。Mは、測定期間にわたって使用されるSRS信号の数を表す。TSRSは、複数のSRS信号の各信号間の期間(例:2、5、10、20、40、80、160、又は320ミリ秒)を表す。nは、搬送波ごとに行われている、又は行われるべきUL測定の総数を表す。Nは、信号測定ノードが並行して測定できるWCDの最小数を表す。Δ は、SRSのサンプリング、又は処理時間を表す。

上記の例をさらに発展させてみると、複数の搬送波が並行してサポートされる場合、延長測定期間の式は下記のようにアップデートできる。 TRTOA、E−UTRAN、multi−carrier = f(k、TRTOA、E−UTRAN) (ミリ秒)

ある場合には、上記式は、下記のように表される。 TRTOA、E−UTRAN、multi−carrier = k × TRTOA、E−UTRAN (ミリ秒)

ここで、kは、並行して測定される搬送波の数によって変化する倍率である。一例では、kは測定ノードによって並行して測定される搬送波の数に等しくてよい。

ステップ506において、信号測定ノードは、測定管理ノードに調節について通知する。上記のステップにより、測定ノードに過負荷がかかることを防ぎ、測定ノードが制御された予測可能な方法で測定に適合することが可能になる。

図6は、調節ステップ308のさらに詳しい例を示すフロー図である。これらのステップは、図5に示す調節ステップに加えて、又はこれの代わりに使用することができる。図6では、信号測定ノードは、測定精度を調節することによって測定要件を調節する。測定精度を下げることにより、例えば、測定期間に行われるUL測定の数を増やすことができる。

ステップ602では、信号測定ノードは、測定期間を測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定の総数で割る。総数は、例えばステップ302において決定しておくことができる。測定期間はしたがって、個別の測定期間に分割されうる。一実施形態では、測定精度は、個別の測定期間の持続時間に基づくものである。UL測定は、例えば、測定されるUL信号が長い持続時間にわたってサンプリングされているため、又は長い持続時間によって信号に対して行われる計算をより正確なものとすることができるため、個別の測定期間が長いほどより正確なものになりうる。個別の測定期間を短縮することによって、測定ノードが対応することができるUL測定の数を増やすことができる。

ある場合には、ステップ504で決定された延長測定期間を分割することができる。つまり、ある場合には、所定の測定期間が延長された後でも、行われている、又は行われるべきUL測定が測定ノードの能力をまだ超えることがある。上記の場合、測定ノードは、その測定期間にわたってもっと多くのUL測定に対応しようとして、測定精度も下げる場合がある。

ステップ604には、個別の測定期間を短縮することによって測定精度を下げることが記載されているが、測定ノードは、UL測定に対して取られた測定サンプルの数(すなわち、個別のサンプリングカウント)、及びUL測定に使用される測定帯域幅(すなわち、個別の測定帯域幅)のうちの少なくとも一つを縮小することによって測定精度をさらに、又は代替的に下げることができる。

一実施形態では、測定ノードは、低下した精度がまだ所定の閾値よりも上であるか否かを決定することができる。

ステップ606では、ステップ506と同様に、信号測定ノードが調節について測定管理ノードに通知する。例えば、測定ノードは、アップデートされた個別の測定期間を管理ノードに通知する。一実施形態では、測定要件は、測定されているUL信号が少なくとも特定数のWCDからである条件等の一又は複数の条件を満たすものでありうる。その他の条件の例は、この開示内容において後に提示される。

図7は、測定ノードが、ノードの受信機構成、又はWCDの送信構成を調節できるプロセスを示すフロー図である。図7のステップでは、並行UL測定を行う測定ノードの能力を上げることができる。並行UL測定は、図3に示すように、測定要件の調節に加えて、又は測定要件の調節の代わりに行うことができる。

ステップ702では、信号測定ノードは、UL測定の実施に割り当てられたリソースの量を増やすために、ノードの受信機構成を調節する。一実施形態では、受信機構成は、どの受信機を起動させるか、どの種類の受信機を起動させるか、どの受信機アンテナポート又は測定ポートを起動させるか、受信機の測定帯域幅、アンテナがサンプリングする搬送周波数、アンテナ受信方式、アンテナ送信及び/又は受信モード、使用される搬送方式、UL測定が行われている、又は行われるべき測定期間、及びUL測定を行うための測定サンプルの数のうちの一又は複数を識別する。

したがって、例えば測定モードが、行われている、又は行われるべきUL測定の総数が、UL測定のために起動されるアンテナが処理すべきUL信号が多すぎると決定した場合、ノードは、UL測定を行うために追加のアンテナを起動させることによって受信機構成を調節することができる。

一実施形態では、測定ノードの受信機はアンテナ、送受信機、又はその他任意の無線受信機を指している。

ステップ704では、信号測定ノードは、測定されるべきWCDに、WCDがどのようにUL信号を送信するかを調節させることができる。例えば、測定ノードはWCDにWCDの送信構成を調節させるために、WCDにコマンドを送信する。一実施形態では、送信構成は、UL信号の搬送周波数、UL信号のアンテナ送信方式、UL信号の送信帯域幅、及びWCDによって使用される送信アンテナ又はアンテナポートの数のうちの少なくとも一つを含む。一例として、測定ノードは、複数のWCDに異なる送信搬送周波数を使用させるために、測定期間にわたって測定されるべき複数のWCDにコマンドを送信することができる。上記のWCDの送信構成に対する調節により、WCDからのUL信号が、測定ノードにおいて受信された時に互いに干渉しないようにすることができる。別の例として、測定ノードは、各WCDが一つのアンテナのみでUL信号を送信する時に限り、並行UL測定をサポートすることができる。したがって、測定ノードは、一又は複数のWCDに例えば、2×2アンテナ構成の代わりに1×2アンテナ構成に適応させるために、一又は複数のWCDにコマンドを送信することができる。

図8は、測定ノードが、所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定が測定ノードの並行UL測定を行う能力を超えるとの決定に応じて、ノードの受信機構成を調節するプロセスのフロー図を提供するものである。図8に示すプロセスは、図3のステップと、図7のステップとを結合したものである。具体的には、ステップ302と同様に、ステップ802において信号測定ノードは、所定の測定期間にわたって測定ノードによって行われている、又は行われるべきUL測定の情報を決定する。ステップ304と同じく、ステップ804において測定ノードは、測定ノードの並行測定を行う能力を決定する。さらに、ステップ306と同様に、測定ノードはステップ806において、所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべきUL測定が、測定ノードの並行測定を行う能力を超えるか否かを決定する。

ステップ808では、信号測定ノードは、UL測定がノードの並行測定を行う能力を超えるとの決定に応じて、測定ノードの測定リソースを調節する。測定リソースは、UL測定を行う受信機及びプロセッサ等のハードウェアコンポーネントと、UL測定に割り当てられる電力を含みうる。測定リソースの調節には、受信機構成、プロセッサ構成、及びUL測定を行うために使用される電力量のうちの少なくとも一つを調節することが含まれうる。ステップ702に対して上述したように、受信機構成の調節には、測定ノードのどの受信機を起動させるか、どの種類の受信機を起動させるか、どの受信機のアンテナポートを起動させるか、受信機の測定帯域幅、アンテナ受信方式、使用される搬送方式、又はこれらの任意の組み合わせの調節が含まれうる。プロセッサ構成の調節には、UL測定に追加のプロセッサリソース(例:追加のプロセッサ、プロセッサ時間、又はプロセッサ電力)を割り当てることが含まれうる。信号測定ノードは、ステップ812においてUL測定を行う。

図9は、信号測定ノードが、UL測定の関する情報を測定管理ノードに通知するステップを示すフロー図を提供するものである。この情報により、管理ノードは、測定ノードに測定期間内のUL測定で過負荷がかかっているか否かを評価することが可能になりうる。このステップは、図9に示すように、プロセス800の一部として行うことができる、又は独立して行うことができる。

ステップ902では、測定ノードは、測定管理ノードに対して、ノードによって行われている、又は行われるべきUL測定の情報を送信する。一実施形態では、この情報は、ノードによって行われているUL測定の総数、及び測定ノードにおいて予定されている、又は要求されているUL測定を含む。例えば、測定ノードは、測定期間にわたってノードがまだ行う必要がある未処理のUL測定をトラッキングするためのカウンタを使用することができる。測定ノードは、ノードにおいて予定されている、又は要求されている各UL測定に対しカウンタを増加させることができ、要求されたUL測定の内の一つが行われた後で、カウンタを減少させることができる。この例では、測定ノードは、カウンタの値を測定管理ノードへ送信する。一実施形態では、測定ノードは複数のカウンタを有することができ、一つのカウンタは各測定カテゴリに関連している。送信されうる他の情報は、測定されるべきUL信号を送信するWCDの数、UL信号の周波数帯域又は搬送周波数、UL信号の搬送波アグリゲーション方式、UL信号の帯域幅、及びUL信号を送信する無線アクセス技術のうちの一又は複数を含む。

ステップ904において、測定ノードは、測定ノードの並行測定を行う能力の情報を測定管理ノードに送信する。一実施形態では、この情報は、測定ノードが測定期間にわたって行うことができるUL測定の最大数、測定期間にわたって測定ノードがUL信号を受信することができるWCDの最大数、及び測定期間にわたって測定ノードによってサポートされる異なる測定種類の最大数のうちの少なくとも一つを含む。一実施形態では、この能力の情報は、測定ノードの受信機構成の情報、又はUL測定を行うために割り当てられた測定ノードのリソースのその他任意の情報を含む。

一実施形態では、送信された測定ノードの能力の情報には、この能力に関する一又は複数の条件が含まれうる。一又は複数の条件は例えば、 測定ノードのリソースが非測定活動にどのように使用されるかに基づき、測定ノードがその能力を適合させることができるという表示、 測定ノードの能力に関する干渉条件の表示 が挙げられる。

一実施形態では、送信ステップ904及び906のうちの一又は複数は、誘引が必要条件でありうる。一例として、ステップ906の能力情報の送信は、測定ノードが修正された(例えば、一又は複数の新たな特徴が加わり性能が向上した)時、又はUL測定に関する一又は複数のパラメータが変化した時に引き起こされうる。

一実施形態では、ステップ902又は904で送信された情報は、第3のノード、例えば基地局、又は別のネットワークノードによって中継伝達されうる。

ステップ906において、測定ノードは、測定管理ノードから測定構成に対する調節を受信する。この調節は、送信された情報に基づいている。この調節を、図10及び11に関してさらに詳しく説明する。 一般に、この調節により、測定ノードにおいて要求されている、又は予定されているUL測定が変更される場合があり、これにより、測定ノードの測定負荷が減少しうる。

図10〜15は、測定管理ノードの観点から工程を示すフロー図を提供するものである。図3〜9は、測定ノードが測定要件、受信機構成、又はWCDの送信構成を調節することができることを示し、図10〜15は、管理ノードも上記調節を行うことができることを示している。図10〜15はさらに、管理ノードが測定構成を調節することができることを示している。

ステップ1002において、測定管理ノードは、所定の測定期間にわたって信号測定ノードによって行われている、又は行われるべきUL測定の情報を決定する。例えば、管理ノードは、測定ノードが所定の測定期間にわたって行っている、又は行うべきUL測定の総数、又は所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべき特定の測定カテゴリのUL測定の数を決定することができる。一実施形態では、この情報の少なくとも一部は測定ノードから受信する。例えば、この情報は、ステップ902において測定ノードによって伝達されたカウンタ値を含む。一実施形態では、管理ノード自体が、測定ノードにおいて管理ノードがどのUL測定を要求したか、またこれらのUL測定の内どれが行われ、管理ノードに報告されたかをトラッキングするカウンタを有する。

ステップ1004において、測定管理ノードは、測定ノードが並行測定を行う能力を決定する。一実施形態では、この情報の少なくとも一部は測定ノードから受信する。一実施形態では、管理ノードは、測定ノードの能力情報を記憶するデータベース(例:O&Mノード)、又は測定ノードの能力情報を記憶するその他の記憶システムにアクセスすることができる。記憶システムは、複数の測定ノードの能力情報を集計したノードの一部であってよい。能力情報は、図3に関して上に詳しく記載されている。

ステップ1006において、管理ノードは、UL測定の情報と、測定ノードの並行測定を行う能力に基づいて、測定構成の調節を決定する。測定構成の調節を、図11に関して以下にさらに詳しく説明する。

ステップ1008において、測定管理ノードは、測定構成の調節を測定ノードに送信する。

図11は、調節ステップ1006のさらに具体的な例を示すフロー図を提供するものである。ステップ1102において、測定管理ノードは、所定の測定期間にわたって測定ノードによって行われている、又は行われるべきUL測定が、測定ノードが並行UL測定を行う能力を超えるか否かを決定する。

ステップ1104では、管理ノードがUL測定がその能力を超えると決定した場合、管理ノードは、UL測定を延期することによって測定要件を調節することができる、又はUL測定をキャンセルすることによって測定構成を調節することができる。

一実施形態では、要求されていた、又は予定されていたUL測定を延期することには、測定ノードが特定の期間だけ測定ノードの測定報告を送るのを遅らせることができるように、測定期間を延長することを伴いうる。一又は複数のUL測定をキャンセルすることによって、所定の測定期間にわたって測定ノードが行わなければならないUL測定の数が減少する。一実施形態では、一又は複数のキャンセルされたUL測定を、別の測定ノードに分配することができる。測定構成に対する他の調節には、測定パラメータを調節することが含まれる。一実施形態では、パラメータは、一又は複数の測定帯域幅、測定周波数、及び測定されるべき基準信号を含む。

上述したように、ステップ1102は、UL測定が測定ノードの能力を超えたか否かを決定することに言及しているが、別の実施形態では、UL測定が測定ノードの能力を超える閾値量以内であるか否かを決定してもよく、又はUL測定が能力を閾値量を超えることによって超えたか否かを決定してもよい。

ステップ1105では、管理ノードは、測定ノードへの新たなUL測定の受入れを遅延する、又は延期することができる。例えば、測定ノードの能力を超えている(又は他の実施形態では、ほぼ超えている)場合、管理ノードは、測定ノードにおいて新たなUL測定の要求を要求する、又は予定するために今後の測定期間まで待機することができる。

管理ノードが、UL測定がその能力を超えないことを決定した場合、管理ノードは実際に、ステップ1106において、測定ノードによって行われるべき一又は複数の追加のUL測定を選択することができる。一又は複数の追加の測定は、ステップ1008において要求する、又は予定に入れることができる。

図12は、測定管理ノードが、測定ノードの受信機構成、又はWCDの送信構成を調節するプロセスを示すフロー図を提供するものである。

ステップ1202において、測定管理ノードは、所定の測定期間にわたって測定ノードが行っている、又は行うべきUL測定、及びノードの並行測定を行う能力に基づいて測定ノードの受信機構成の調節を決定する。調節ステップは、ステップ808の調節ステップと同様であってよいが、測定ノードではなく管理ノードによって制御される。ステップ1204において、管理ノードは測定ノードへ受信機構成の調節を送信する。

ステップ1206において、測定管理ノードは、WCDが測定すべきUL信号をどのように送信するかについての調節を決定する。この調節は、測定ノードのUL測定と、測定ノードの並行測定を行う能力に基づいている。この調節は、ステップ704において測定ノードが決定する調節と同様であってよいが、管理ノードによって制御される。ステップ1208において、測定管理ノードは、WCDへ、WCDの送信の調節を送信する。基地局は、この送信をWCDへ中継伝達することができる。

図13A〜13Bは、測定ノードの能力に基づく追加のUL位置決め測定、又は新たな位置決定方法の選択を示すフロー図を提供するものである。

両方の図面において、管理ノードは位置決めノードであり、ステップ1302において、行われている、又は行われるべきUL測定のうちの一つが、第1の位置決定方法、例えばエンハンスドセルID(ECID)法に使用されることを決定する。図13Aの例では、管理ノードは次に、ステップ1304において、第1の位置決定方法によっても使用される追加のUL測定を選択する。この追加の測定は、測定ノードにおいてすでに行われている、又は要求されているUL測定を補完するものであってよい。一例では、ECID位置決定方法は、BS Rx−Tx測定、及びAoA測定の両方に依存する。管理ノードが、測定ノードがすでに、10個のWCDに対して、BS Rx−Tx測定を行っている、あるいは行うように要求されていると決定した場合、管理ノードは残りのWCDに対してAoA測定を要求する又は予定に入れることができる。測定の種類は異なるが、同じ位置決定方法によって使用されるUL測定を選択することにより、様々な測定ノード間で行われている測定の種類のバランスが取れる。

図13Bの例では、管理ノードは、特にUL測定が測定ノードの能力を超えるとの決定に応じて、第2の位置決定方法を選択する。第2の位置決定方法は、一又は複数のDL測定に依存する。例えば、管理ノードが、各ノードの並行測定を行う能力を超えたために、UL測定を行う測定ノードが利用できないことを決定した場合、管理ノードはDL測定を使用する位置決定方法を選択することができる。このため、この例では、管理ノードはUTDOA等のULベースの方法をOTDOA等のDLベースの方法に切り替えることができる。

図14は、測定管理ノードによって行われる負荷平衡化を示すフロー図を提供するものである。負荷平衡化は、各測定ノードが所定の測定期間にわたってUL測定を何度行っている、又は行うべきかに基づき、複数の測定ノードに対して行うことができる。

ステップ1402において、管理ノードは複数の測定ノード各々の容量を決定する。この容量は、測定ノードの現在の測定負荷と、測定ノードの並行測定を行う能力との差を反映したものである。例えば、この差は、測定期間にわたって測定ノードが行うことができるUL測定の最大数から、この期間にノードが行っている、又は行うべきUL測定の総数を減算することによって計算することができる。この差は、測定ノードの現在の負荷以上に、追加のUL測定がいくつサポートされるかを表しうる。

一実施形態では、管理ノードは、測定ノードの能力、及びさらに具体的には、測定ノードの容量に基づいて、測定ノードのうちから選択することができる。一例として、ステップ1404において、管理ノードは、複数の測定ノードのうちから、別のノードの容量よりも大きい容量を有する測定ノードを選択する。一実施形態では、管理ノードは、最大容量を有する測定ノードを選択する。

ステップ1406において、負荷平衡化の一部として、測定管理ノードは、追加のUL測定を、複数の測定ノードのうちの別の測定ノードに比べて容量が大きい選択された測定ノードに割り当てる。これにより、一実施形態では、管理ノードはしたがって、複数の測定ノードのうちに要求が均等に平衡化されるようにUL測定要求を分配することができる。

図15は、ノード展開シナリオに基づき複数の測定ノードのうちにUL測定要求を分配している管理ノードを示すフロー図を提供するものである。ノード展開シナリオは、複数の測定ノードが同じところに位置づけされているか否かを示しうる。図15の例では、管理ノードは位置決めノードであり、UL測定はWCDの位置を決定するために使用される。測定ノードが同じところに位置づけされている展開シナリオでは、管理ノードは、測定ノードごとに少ないUL測定要求を要求する、又は予定する場合がある。

ステップ1502において、管理ノードは、第1のUL測定要求を第1の信号測定ノードへ送信する。一実施形態では、この要求は、第1のWCDによって送信される第1のUL信号に関連する。例えば、図1を参照すると、測定管理ノード120は第1の測定要求を信号測定ノード110aへ送信することができる。この要求は、WCD130によって送信されるUL信号に関連し、WCD130の配置を決定するために使用することができる。

ステップ1504において、管理ノードは、第2の測定ノードが第1の測定ノードとの近接閾値内にあるか否かを決定する。図1を一例として再び参照すると、管理ノード120は、信号測定ノード110cが信号測定ノード110aとの近接閾値内にあるか(共通の基地局現場に位置づけされているか)否かを決定することができる。この近接性は、第2のWCD、例えば図1のWCD140からのUL信号の測定に影響する。例えば、測定ノード110aが測定ノード110cと同じところに位置づけされていない場合、ノード110aはWCD130とWCD140の両方からのUL信号を測定しなければならない。他方では、信号測定ノード110aが測定ノード110cと同じところに位置づけされている場合、2つのWCDからのUL信号の測定は、ノード110aとノード110cとで分けることができる。下記のステップは、このUL測定の分配を示したものである。2つのノードが近接閾値内にあるか否かの決定は、a)所定の情報(例:配置へのリンクを表すノードのアイデンティティ)、b)ノードのうちの一つからの伝達表示(例:それと同じところに位置づけされた全てのノードを表す)、c)WCDからの表示(例:WCDがどのように測定ノードが展開されたかを把握している場合)、d)ネットワークノードからの表示(例:OSSノード、O&Mノード、SONノード、コアネットワークノード)、及びe)ノードのうちの一つが基地局又は他のアクセスポイントに統合されているか否かの表示のうちの一又は複数に基づいている。

ステップ1506において、2つの測定ノードが互いに近接閾値内にないとの決定に応じて、測定管理ノードは、第2の測定要求を第1の測定ノードへ送信する。第2の要求は、第2のWCDが送信するUL信号に関連し、第2のWCDの位置を決定するために利用される。ステップ1508において、測定管理ノードは、第1の測定ノードからの第2の要求に対応するUL測定値を受信する。

ステップ1510において、2つの信号測定ノードが互いに近接閾値内であるとの決定に応じて、管理ノードは第2の測定要求を第2の測定ノードへ送信する。このステップの結果はやはり2つのUL測定要求であるが、測定ノードごとの要求が少なくなる。ステップ1512において、管理ノードは、第2の測定ノードからの第2の要求に対応するUL測定値を受信する。

ステップ1514において、管理ノードは、第1の測定ノードから第1のUL測定値を受信する。

ステップ1516において、測定管理ノードは、第1の要求のUL測定値に基づいて第1のWCDの位置を決定し、第2の要求のUL測定値に基づいて第2のWCDの位置を決定する。

一般に、2つの測定ノードは、共存シナリオにあると言われうる。2つのノードがさらに、互いに近接閾値内にあるように共通現場を共有する場合、これらは同じところに位置づけされていると見なすことができる。あるシナリオでは、2つの同じところに位置づけされた測定ノードはさらに、無線機器を共有しうる。上記シナリオ内の測定ノードとは、同じところに置かれていることを指す。

同じところに位置づけされ、共存するシナリオにおいて、無線通信システムは、ヴィクティム又はアグレッサシステムであってよい。ヴィクティム又はアグレッサシステムは、電気通信ネットワークの無線ノードの全てを、又はサブセットを含むことができ、電気通信ネットワークのWCDの全てを、又はサブセットを含むことができる。

上述したUL測定の説明に加え、さらに詳しいUL測定の態様を以下に記す。

UL無線信号 以上の記載は、UL無線信号(「UL信号」又は「UL送信」)に行われている測定の説明である。UL信号は一般に、WCDによって送信されたすべての無線信号を指す。この送信は、特定のノード専用の送信又は特定のノードに向けた送信(例:eNodeB、LMU、別のWCD、中継装置、リピーター等)であってよく、又は無線デバイスからのマルチキャスト送信、又はブロードキャスト送信であってよい。ある場合には、UL送信は、ピアツーピア送信であってもよい。送信は、WCDから来るものであってよく、UL送信を意図した周波数スペクトル(例:周波数帯域又は搬送周波数)であってよい。

UL無線信号の幾つかの例は、WCDによって送信される基準信号(例:ULにおいて送信されたSRS信号、又は復調基準信号)、WCDによって送信された専用、又は共有チャンネル信号(例:データチャンネルの信号、制御信号、ランダムアクセスチャンネル、ブロードキャストチャンネル等)、又は他の物理信号(例:デバイス間の通信のためにWCDによって送信された無線標識信号、又はメッセージ、近隣者発見、又は存在/動作の表示)が挙げられる。一実施形態では、UL無線信号は、位置決定のために特に構成されている。

無線信号測定 アップリンク(UL)、ダウンリンク(DL)、及び本明細書に記載の他の無線信号測定は、(後にさらに詳しく説明される)無線ノードによって受信した無線信号に行われる。上述したように、上記測定は、様々な目的で行うことができる。LTEでは、上記測定は、無線リソース管理(RRM)、モビリティ管理、位置決定、SONの実施、MDTの実施、又は他の何らかの目的で行うことができる。同じ測定を一つの目的のためだけに行うことができる、又は複数の目的のために行うことができる。

ある場合には、測定はパターンベースの測定、例えば、特定の時間、及び/又は周波数のパターンにしたがって行われる測定(例:測定ギャップパターン、DL及び/又はUL測定のタイムドメイン測定リソース制限パターン、搬送波アグリゲーション(CA)方式内の二次セル(Scell)の測定用測定サイクルパターンであってよい。この測定は、特定の帯域幅にわたって行うこともできる。例えば、これらの測定は、広帯域基準信号受信品質(RSRQ)測定、又はシステムの帯域幅よりも小さい設定測定帯域幅にわたって行われる測定を含みうる。この測定は、搬送波アグリゲーション(CA)有又は無しで行うことができる。

LTEにおいて、測定は、物理層の測定、又は層2の測定、又はこれらの任意の組み合わせ(さらに詳しくはTS36.214及びTS36.314を参照)として分類することができる。測定は、同一周波数測定、異周波数測定、同一RAT測定、異RAT測定、同一帯域測定、異帯域測定、又はこれらの任意の組み合わせとして分類することもできる。

UL測定 上述した「UL測定」は、一又は複数のUL無線信号に行われる測定を指すものである。一般に、UL測定は、少なくとも一つのULコンポーネントを伴う測定である。一例として、UL測定は物理層の測定、及び物理チャンネル受信測定のうちの少なくとも一つを含む。UL測定には、一又は複数の無線信号サンプルを伴いうる。異なるサンプルは、異なる時間及び/又は周波数リソースに対応しうる。

LTEでは、アップリンク送信は同一搬送周波数分割多元接続(SC−FDMA)と呼ばれる多元接続方式をアップリンクの巡回プレフィックスとともに使用して実施される。このSC−FDMAを、OFDMAの特例として見なすことができる。さらに具体的には、このSC−FDMAはDFTS−OFDMと呼ばれる。このDL又はOFDMAのその他任意の変形例に使用されるOFDMAを、LTEのUL送信用に定めることもできる。

一実施形態では、UL測定はタイミング測定、電力ベース測定、方向測定、又はこれらの任意の組み合わせであってよい。これは任意の目的で行われうる。幾つかのUL測定は少なくとも一つのULコンポーネントを伴い、多種多様なリンクの測定であり、複合測定である。幾つかのさらなる具体例は、アップリンク到達時間差(UL TDOA)又は到着時間(TOA)測定、アップリンク到来角(UL AoA)測定、WCDの受信機−送信機のタイミング差(WCD Rx−Tx)測定、測定ノードの受信機−送信機のタイミング差(測定ノードRx−Tx)測定、UL受信信号強度、又は品質測定、ULパスロス測定、及び3GPP TS36.214に記載されるすべての測定のうちの少なくとも一つが挙げられる。少なくとも一つのULコンポーネントを用いた測定には、二以上の無線ノード間の無線リンクを伴う場合があり、例えば3つの無線ノードは、多種多様なリンク又はTDOA測定に含まれる場合があり、無線リンクは同じ周波数、同じ搬送波アグリゲーション方式、同じ周波数帯域、又は同じ無線アクセス技術(RAT)上であってよく、またなくてもよい。

一実施形態では、UL測定は、別のノード又は同じノードの別の層から受信した情報に基づく上位層測定(例:層2(L2)測定)を含むことができる。上位層測定は、一例として、ノードが受信したデータフローの性能の推定を含みうる。

測定要件に付随する条件 上述したように、測定要件は、一又は複数の条件を満たす必要がある場合があり、この例は下記: 1. WCDのUL位置決め測定に少なくとも特定数のUL送信(例:SRS送信の数)が使われている; 2. UL測定が行われている間、少なくとも特定数のWCDが追加のUL信号を送信するように構成されている; 3. 測定ノードが、少なくとも特定数の無線デバイスのUL位置決め測定を並行して行う; 4. 無線デバイスによって、最大限でも特定数のUL信号(例:SRS送信の数)が送信されない; 5. 送信アンテナごとの最大出力が少なくとも閾値を超えている(例:17dBm/アンテナ); 6. (WCDが一を超えるアンテナを有すると仮定して)WCDの任意の2つの送信アンテナによって送信されるUL信号間の時間のずれが閾値内(例:00ns)である; 7. 無線デバイスの任意の2つの送信アンテナによって送信される信号間の送信電力の絶対差が閾値内(例:6dB)である; 8. WCDの複数の送信アンテナが使用される時に送信される信号の位相不連続が閾値内(例:0度)である; 9. UL測定が行われている間、送信ノードのCA構成の数のアップデート、又は搬送波起動/停止が全く起きない、又はその数がN回を超過しない のうちの一又は複数を含む。

測定要件及び付随条件は、ある場合に、a)異なる干渉条件に対して異なる;b)異なる帯域幅構成又はUL信号(例:SRS)構成に対して異なる;c)UL測定(例:SRS及びPUSCH)を行うために異なるUL信号が使用される時;d)WCDがCA有で構成されている時、これに対しCA無しで構成されている時;e)測定ノードがSCellで測定できる時、これに対し、測定ノードがSCellで測定できない時;f)WCDがCA有でCoMP/マルチフロー送信を用いて構成されている時、これに対し、WCDがCA無しでCoMP/マルチフロー送信を用いて構成されている時;g)測定ノードが、同じWCDのR1及びR2搬送波に同時に測定を行う時、これに対して、測定ノードが、異なるWCDのR1及びR2搬送波に同時に測定を行う時(例R1=1 及び R2>1);h)異なるRATの場合;i)異なる二重モード構成(例:FDD及びTDD、又はFDD及びHD−FDD)の場合、及び/又はk)異なる無線デバイスカテゴリの場合に、異なることがある。

位置決め測定 一実施形態では、UL測定は位置決め測定である。「位置決めに使用されるUL測定」、「ULの位置決めに使用される測定」、及び「UL位置決め測定」という用語は、交互に使用することができる。UL位置決め測定は、測定の唯一の目的、又は部分的な目的のいずれかで、ノードの位置を決定するように構成された任意の無線測定を含むことができる。UL位置決め測定の幾つかの具体例には、UTDOA測定、UL RTOA測定、UL TOA測定、UL TDOA測定、UL AoA測定、UL電力ベース測定(例:UL受信信号品質又はUL受信信号強度測定)、UL伝播遅延測定、UL測定コンポーネントを伴う二方向測定(例:RTT、eNodeB Rx−Tx、又はUE Rx−Tx)、又はこれらの任意の組み合わせが挙げられる。

一実施形態では、UTDOA測定及びUL RTOA測定は、サウンディング参照信号(SRS)に行われる。SRS信号を検出するためには、測定ノードは、受信信号と関連付けられるSRS配列を生成する任意の数のSRSパラメータを必要とする。SRS配列を生成し、SRS送信がいつ起こるかを決定するのに使用されるSRSパラメータは、測定管理ノード(例:位置決めノード)からの補助データに提供されうる。LTEシステムでは、補助データは、SLmAP等のインターフェースを介して提供されうる。しかしながら、ある場合には、測定管理ノードは上記パラメータを知らない場合がある。上記の場合には、測定管理ノードは、WCDによって送信されるようにSRSを構成する基地局からこれらのパラメータの情報を得ることができる。LTEでは、この情報は、LPPaインターフェースを介して基地局から管理ノード(例:e−SMLC)へ提供することができる。

ある場合には、WCDの位置決定、WCDからのUL信号の複数のULタイミング測定(例:Rx−Tx時間差、タイミングアドバンス、又はRSTD)では、測定管理ノードは、異なる測定ノードによる各測定を利用して、WCDの位置を計算することができる。

ある場合には、各々異なる測定ノードからの複数のモビリティ関連測定(例:RSRP又はRSRQ)を利用して、測定UL信号を送信したWCDの位置を三角測量することができる。他のUL位置決め測定、例えばUL信号の到来角(AoA)を個別に利用する、又は上記の測定と組み合わせて利用することができる。

RRM及びモビリティ測定 LTEのRRM又はモビリティ関連測定の例には、UL信号の基準信号受信電力(RSRP)又はUL信号の基準信号受信品質(RSRQ)の測定が挙げられる。

UMTSのモビリティ関連測定の例には、UL信号のUTRAN共通パイロットチャンネル(CPICH)受信信号コード電力(RSCP)、又はUTRAN CPICH Ec/Noの測定が挙げられる。

他の無線アクセス技術のモビリティ関連測定の例には、(GSMシステムの)信号のGSM搬送波信号受信信号強度インジケータ(RSSI)、又は(CDMA2000又はHRPDシステムの)UL信号のパイロット強度の測定が挙げられる。

上述したUL測定は、同一RATモビリティ測定として行うことができ、この場合、これらの同じRATに対応しており、あるいは、異RATモビリティ測定として行うことができ、この場合、これらは異なるRATに対応している。

タイミング測定 タイミング関連測定の例には、信号の往復時間(RTT)、到達時間(TOA)、アップリンク相対到達時間差(UL RTOA)、到達時間差(TDOA)、基準信号時間差(RSTD)、WCD受信機−送信機(Rx−Tx)時間差、基地局Rx−Tx時間差、SFN−SFNタイミング、一方向伝播遅延、又はタイムアドバンスの測定が挙げられる。

並行測定 上述したように、「並行測定」という用語は一般に、所定の測定期間にわたって行われている、又は行われるべき複数の測定を指すものである。この測定は、無線測定、無線チャンネル受信、及び他の層(例:層2)の測定のうちの一又は複数を含むことができる。この測定の任意の組み合わせを、並行測定と呼ぶことができる。

ある場合には、複数の測定を同じ無線信号に行うことができるが、異なる目的で行うことが可能である。例えば、一方の測定には無線信号の第1の計算を含むことができ、他方の測定には、無線信号の異なる計算を含むことができる。

並行UL測定の例を下に挙げる。実施例は、例示のみの目的で提供されており、限定を意図したものではない。

実施例1:同じWCDによって送信されたUL無線信号に、2以上のUL測定が行われ、この測定では、 i. UL測定によって使用されるUL無線信号は、同じ一連のUL信号であってよく、又は異なる一連のUL信号であってよい、及び/又は、 ii. UL無線信号は、同時に、及び/又は同じ周波数リソースで、又は異なる時に、及び/又は異なる周波数リソースで送信及び/又は測定することができる。2つの一連の信号又はリソースは、信号とリソースがある程度重なっていたとしても異なっている場合がある。

実施例2:異なるWCDによって送信されたUL無線信号に、2以上のUL測定が行われ、この測定では、 iii. 異なるWCDは、同じサービング基地局(例:LTEのeNodeB)によってサービングされ、 iv. 異なるWCDは、異なる基地局によってサービングされ、及び/又は、 v. 異なるWCDの送信では、同じ又は異なる(すなわち部分的に重なっている、又は全く重なっていない)時間及び/又は周波数リソースを利用しうる。

実施例3:異なる種類のUL信号に2以上のUL測定、 vi. SRS信号の測定、及び復調基準信号の別の測定 等が行われた。

実施例4:2以上のUL測定は同じ種類のUL測定であり、2以上の測定に対して異なる少なくとも一つのパラメータで構成されている。 vii. 異なるパラメータは、異なるUL無線信号配列、又は配列を生じる異なる値(例:異なる物理層セルアイデンティティ(PCI)又は疑似乱数等)、異なる構成指標、異なる時間及び/又は周波数リソース、異なる帯域幅、異なる送信周期、異なる測定時間、又はこれらの任意の組み合わせを含む。2以上のUL測定の幾つかの例は、異なる報告周期及び/又は異なる測定帯域幅を有する2つの基地局(BS)Rx−Tx時間差測定を含む。

実施例5:例えば、下記等の異なる測定種類の2以上のUL測定、 viii. BS Rx−Tx時間差測定、及びタイミングアドバンス(TA)測定、UL RTOA測定、AoA測定、ライズオーバーサーマル(RoT)測定、又は受信干渉電力(RIP)測定等。

実施例6: 同じ周波数、同じコンポーネント搬送波(CC)、同じRAT、又は同じ周波数帯域を有する2以上のUL測定

実施例7: 周波数、CC、RAT、及び周波数帯域のうちの少なくとも一つが異なる2以上のUL測定

実施例8: 同じ受信アンテナ又は同じ受信アンテナポートで受信した無線信号に行われた2以上のUL測定

実施例9: 測定帯域幅、期間、及び/又は基準信号(例:SRS又はDMRS)のうちの少なくとも一つが第1の測定構成に定められている一方の測定、及び異なる測定帯域幅、期間、及び/又は基準信号が第2の測定構成に定められている他方の測定等の異なる測定要求、又は測定構成に関連する2以上のUL測定

実施例10: 異なるサービス、又は内部機能(異なるロケーションベースシステム(LBS);位置決めサービス対音声電話サービス;位置決めサービス対同期サービス、後者は内部測定ノードの機能である;位置決め測定;及びモビリティ測定対一般RRM測定)に関連する2以上のUL測定

実施例11: 同じ層又は異なる層に関連する2以上のUL測定(例:物理層のみの測定及び一つの層2の測定)

実施例12: 異なる種類の搬送波アグリゲーション(CA)を有する2以上のUL測定CAの種類には、同一帯域近接CA、同一帯域非近接CA、同一帯域CA、異RAT CA、又はこれらの任意の組み合わせが含まれる。

実施例13: UL並行測定を行うことができる異なる種類のサポートされたCAに関連する2以上のUL測定例えば、UL測定は、CA方式で使用されるCCの数、CCの帯域幅、CCの帯域又は周波数の組み合わせ、又はこれらの任意の組み合わせが異なる場合がある。

実施例14: 不連続受信(DRX)モードで行われる測定、及び非DRXモードで行われる別の測定、又はいずれもDRXモードで行われるが他の異なる構成(例:周期性)を有する2つの測定等の異なる受信機活動状態に関連する2以上のUL測定

実施例15: 二次サービングセル(SCell)の異なる活動状態に関連する2以上のUL測定SCellが起動された場合、WCDによって送信されたUL信号がより頻繁にUL測定に利用することができるため、測定期間においてさらに多くの並行測定を行うことができる。

実施例16: 特定の受信機RF構成に関する2以上のUL測定

実施例17: 同じ又は異なるアップリンクアンテナ方式に関連する2以上のUL測定この方式は例えば、同一送信アンテナ方式、多重送信アンテナ方式、ULアンテナの数、UL送信ダイバーシティ、UL MIMO(空間ダイバーシティ、ビーム形成等)、開ループTxダイバーシティ、閉ループ送信ダイバーシティ、又はこれらの任意の組み合わせを規定する。

実施例18: 位置決めのために行われる2以上のUL並行測定(例:BS Rx−Tx時間差測定、TA測定、AoA測定等)

実施例19: 干渉軽減のために行われる2以上のUL並行測定(例:SINR測定、RIP測定、RoT測定等)

実施例20: 流入制御又はモビリティのために行われる2以上のUL並行測定(例:ULリソースのブロック単位での使用の測定、転送ネットワーク負荷測定等)

実施例21: 非位置決めの目的で行われる2以上のUL並行測定(例:SINR、RIP、RoT、一方向伝播遅延測定等)

WCD要件テスト 一実施形態では、測定要件を確実に順守するためにテストを行うことができる。DL測定との関連では、異なる種類のWCD及び測定要件を規定することができる。WCDがこれらの要件を満たすようにするために、適切で関連のあるテストケースが規定されている。通常テスト中、テスト用のデバイスはすべてのダウンリンク無線リソースを通常必要としない。実際の状況では、セルの異なるリソースにおいていくつかのデバイスが同時に送信を受け取る。テストをできる限り実際的なものにするために、これらの残りのチャンネル又は無線リソースを、セルの他のユーザデバイスへの送信を模倣するようなやり方で送信すべきである。

WCDの性能検証(例:UE性能テスト)の目的は、既定のシナリオ、条件、及びチャンネル環境においてWCDが望ましい性能要件を満たすことを検証することである。望ましい性能要件は、標準に規定される、又はオペレータによって、又は任意の見込み顧客によって要求される要件を指すものである。性能要件は、WCD要件の非常に広い範囲に及び、下記例を含む。 10. WCD RF受信機要件(例:WCD受信機の感度) 11. WCD RF 送信機要件(例:WCD送信電力の精度) 12. WCD 復調要件(例:到達可能なスループット) 13. 無線ノードRF受信機要件(例:遅延のため) 無線ノードRF送信機要件(例:遅延のため) 14. 無線リソース管理要件(例:ハンドオーバ遅延) 一実施形態では、WCDの検証は2つのカテゴリ:a)研究室での検証、及びb)実際のネットワークにおける検証に分類できる。

研究室での検証 研究室でWCDを検証するにあたって、テスト機器(例:システムシミュレータ)によって基地局を模倣した。このため、テスト用WCDへのすべてのダウンリンク送信は、テスト機器によって行われた。テスト中、テスト機器は、すべての共通及び他に必要なWCD固有の制御チャンネルを介して送信することができる。加えて、必要なデータを送りWCDを構成するために、データチャンネル(例:E−UTRANのPDSCH)も必要とされうる。さらに、通常は一度に単一のWCDがテストされた。最も典型的なテストケースでは、そのWCDは利用可能なダウンリンクリソースをすべて使用しない。しかしながら、テストを実際的なものにするために、残りのダウンリンクリソースを、一又は複数の仮想のユーザデバイスにも送るべきである。

OFDMAシステムでは、送信リソースは、ある送信電力レベルで送られるリソースブロックと呼ばれる時間−周波数リソースを含む。OFDMAに負荷を生じさせるこの種のリソースの割り当ては、OFDMチャンネルノイズ発生(OCNG)と呼ばれる。OCNGは、セルに負荷をかけるために、複数の仮想のユーザデバイスに適用することができる。

実際のネットワークにおける検証 下記のテストは、実際のネットワークにおける検証を行いたいと思っているオペレータによって所望されうる。このテストは、単一のWCD又は複数のWCDに適用できる。ネットワークロールアウト前、又は展開の早期段階において、トラフィック負荷は通常非常に低い。従来のテストでは、セルの負荷は、一又は複数の共通チャンネルの送信電力を増加させることによって生じる。しかしながら、オペレータは現在、ネットワークベンダに、テストを行うために実際的なやり方でセルの負荷を生じさせるように要求し始めている。これはつまり、テスト用ユーザデバイスに割り当てられないリソースを、仮想のユーザデバイスに割り当てて、セルの負荷を模倣すべきであることを意味する。したがって、利用可能なリソース(例:チャンネル、送信電力等)のすべて、又は大部分がテストで使用される。これには、基地局が、負荷を生じさせるために残りのリソースを送信する能力を実行する必要がある。OFDMA(例:E−UTRANのOFDMA等)においては、OCNGは実際の基地局で実行されるものと見なされる。

WCD性能検証のためのWCDMAにおけるノイズ発生 WCDMAでは、テストにおいてセルに負荷をかけるために直交チャンネルノイズシミュレータ(OCNS)が使用される。OCNSは、テスト機器と基地局の両方で実行することができる。前者では、これは各種のテストに対してTS25.101及びTS25.133が標準化されている、又はこれは類似のテストに対して同じである。OCNSは、チャネライゼーションコード及び相対電力を含む。CDMAシステムでは、コードツリーにおけるチャネライゼーションコードの位置は、同一セル干渉の影響を受ける。したがって、OCNSのコード、及びOCNSの電力レベルをより注意深く選択することが必要である。WCD復調テストについて、TS25.101からのOCNSの例を下に挙げる。

並行UL測定テストのための干渉発生 上述した一般のテストに加えて、測定ノードが、認定された並行測定を行う能力を満たすことができるかを検証するテストを行うことができる。このテストはさらに、測定ノードが並行して同じWCD又は異なるWCDからのUL信号のUL測定を行うことが出来るか否かをさらに具体的に検証することができる。

図16は、テスト機器が、測定されるべきUL信号を送信しているWCDを模倣するテストプロセスを示すフロー図を提供するものである。一実施形態では、複数のWCDからの送信を模倣するために、一又は複数の送信信号パターン、さらに具体的にはUL干渉及びノイズが存在する環境が生成される。これにより、テストはより実際的な無線条件で行うことができる。このパターンを研究室で使用して、測定ノードの並行UL測定を行う能力を検証することができる、又はこのパターンを現場で使用して、測定ノードの前記能力を検証することができる。

ステップ1602では、テスト機器は、模倣されるWCDに対応するUL信号を送信する。一例では、特定のULリソース(例:UL RB、ULリソース要素、UL搬送波又は帯域等)が、測定ノードが並行してUL測定を行うWCDを模倣するために割り当てられる。

ステップ1604では、テスト機器は、追加の模倣されるWCDに対応する追加のUL信号を送信する。例えば、ステップ1602で割り当てられなかった残りのULリソースが、予め設定されたフォーマットで送信されるべきUL信号のパターンの形態で仮想のWCDに割り当てられる。予め設定されたフォーマットの例には、特定の予め設定された変調及びコーディング方式(例:QPSK、コードレート1/3の畳み込みコード等)が挙げられる。仮想のWCDは、割り当てられたリソースを介してデータを伝送することができる。このデータは、ランダム又は疑似ランダム配列を含むことができる。仮想のWCDは、特定の予め設定された電力レベル(例:最大出力)で、特定のULアンテナ方式(例:測定ノードが複数のTxアンテナから送信された信号の並行UL測定をサポートする場合、常に1Tx又はTx)で送信することもできる。トランスポートフォーマット、ランダム配列、送信電力レベル、アンテナモード又は方式等は、検証されるべき並行UL測定の種類に依存しうる。

一実施形態では、仮想のWCDは、アップリンクにおいてサイクリックプレフィックスを有するSC−FDMAを使用して送信することができる。一実施形態では、仮想のWCDは、任意のその他別の種類のOFMA又はOFDMAを使用して送信することができる。送信されたパターンは、例えばSCNG(SC−FDMAノイズジェネレータ)と呼ぶことができる。

一実施形態では、仮想のWCDは、同じ種類の、又は異なる種類のUL物理基準信号を送信することができる。物理基準信号の例は、SRS又はUL復調基準信号である。この信号は、特定のC−RNTI、PCI、時間及び/又は周波数リソース、送信周期性、電力レベル(PUSCH、又はPUCCHに使用されるものと同じであってよい、又は異なっていて良い)、SRSサイクリックシフト、SRS構成インデックス、二重構成、CP構成、周波数ホッピング起動状態、UE固有のSRS帯域幅、セル固有のSRS帯域幅、受信アンテナポートの送信回数、及び/又は受信回数、グループホッピングパターン、SRS配列ホッピング、又はこれらの任意の組み合わせのうちの任意の一又は複数に関連しうる。

ある場合には、UL干渉をシミュレーションするために発生させる物理基準信号はセル固有のものであってよく、測定されるWCDの物理基準送信構成はWCD固有のものであってよい。

一実施形態では、生成された干渉パターンに関連する一又は複数の送信は、特定の基準チャンネル構成に関連しうる。基準チャンネルは、並行UL測定の構成あり、又はなしで測定ノードの性能を評価する目的で規定することができる。

一実施形態では、テストは、測定固有及び/又は能力依存のものであってよい。ある測定ノードに対し、テスト機器は、測定ノードから測定結果を受信して、受信した結果を分析するように構成することができる。受信した結果の分析には、例えば、テストで取得した測定結果、又は測定結果の統計(例:信頼性90%)を、基準の結果と比較して、測定ノードが性能要件に準拠したものであるか否かを決定することを含みうる。

無線ノード 上述したように、信号測定ノードは、無線信号の測定を行う無線ノードであってよい。無線ノードとは、無線信号を送信及び/又は受信する能力を有するデバイスを指している。一実施形態では、無線ノードは、少なくとも送信アンテナ又は受信アンテナを含む。無線ノードは、WCD及び基地局の両方、及び中継装置、可動中継装置、遠隔無線ユニット(RRU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、センサ、ビーコンデバイス、測定ユニット(例:LMU)、ユーザ端末、PDA、携帯電話、スマートフォン、ノート型パソコンを含むことができる。

無線ネットワークノード ある場合には、WCD及び信号測定ノードのうちの少なくとも一つが無線ネットワークノードであってよい。無線ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおける無線ノードであり、通常、それ自体の又は関連のネットワークアドレスによって特徴づけられる。例えば、セルラーネットワークの可動機器にはネットワークアドレスがない場合があるが、アドホックネットワーク関連の無線デバイスにはネットワークアドレスがありうる。無線ネットワークノードは、一又は複数の周波数における無線信号の処理、無線信号の受信、及び/又は無線信号の送信が可能でありうる。無線ネットワークノードは、同一無線方式(single−RAT)、複数無線方式(multi−RAT)、又は多重(multi−standard)モード(例:WiFiTM、LTE、HSPA、及びLTE/LTE−Aのうちの少なくとも一つで操作される)で操作可能である。

無線ネットワークノードの幾つかの特定例には、NodeB、eNodeB、RRH、RRU、及び送信専用/受信専用ノードのうちの少なくとも一つが含まれうる。無線ネットワークノードは、それ自体のセルを作成する場合がある、又は作成しない場合がある。無線ネットワークノードは、セルを作成している可能性のある別の無線ノードとセルを共有する場合がある。一を超えるセルが無線ノードに関連する場合がある。一実施形態では、無線ネットワークノードは、送信機、又は送信アンテナ、及び受信機又は受信アンテナのうちの少なくとも一つを有する。ある場合には、アンテナは同一箇所に配置されない。無線ネットワークは、搬送波アグリゲーション方式の一部として、一又は複数のサービングセルを有するように構成することができる。例えば、無線ネットワークノードがWCDである場合、無線ネットワークノードには、搬送波アグリゲーション方式の一次セル(Pcell)、及び二次セル(Scell)を設けることができる。

ネットワークノード ある場合には、測定管理ノードはネットワークノードでありうる。ネットワークノードは、いかなる無線ネットワークノードであってよく、又はLTE、又はUMTSにあってよく、コアネットワークノードであってよい。ネットワークノードのある非限定的な例には、eNodeB、RNC、位置決めノード、MME、PSAP、SONノード、MDTノード、調整ノード、及びO&Mノードのうちの一又は複数が挙げられる。

位置決めノード 上述したように、測定管理ノードは位置決めノードであってよい。位置決めノードは、位置決め又は配置決定機能を有するノードである。LTEでは、例えば、位置決めノードは、ユーザプレーンの位置決めプラットフォーム(例:LTEのSLP)、又は制御プレーンの位置決めプラットフォーム(LTEのe−SMLC)であってよい。SLPはさらに、SUPL配置センタ(SLC)及びSUPL位置決めセンタ(SPC)機能を含みうる。SPCは、e−SMLCとの独自のインターフェースを有する場合がある。一実施形態では、位置決め機能は、2以上のノードの間で分けることもできる。例えば、LMU及びe−SMLCへのゲートウェイノードがある場合があり、ゲートウェイノードは、無線基地局等のネットワークノードであってよい。実施例の位置決めノードはe−SMLCであると言える。テスト環境において、位置決めノードは、テスト機器によって模倣することが可能である。

例示の測定管理ノード 図17は、一部の実施形態に従って構成されている測定管理ノード120のブロック図である。図17に示すように、測定管理ノード120は、データ処理システム1702であって、一又は複数のプロセッサ(例:マイクロプロセッサ)及び/又は一又は複数の回路、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等を含むことができるデータ処理システム1702と、別の装置とメッセージを送受信するための送受信機1705と、固定データ記憶装置(例:ハードドライブ、フラッシュメモリ、光学ディスク等)及び/又は揮発性記憶装置(例:動的ランダムアクセスメモリ(DRAM))等の一又は複数のコンピュータ可読データ記憶媒体を含みうるデータ記憶システム1706とを含むことができる。データ処理システム1702がプロセッサ(例:マイクロプロセッサ)を含む実施形態では、コンピュータプログラム製品1733を提供することができ、このコンピュータプログラム製品は、例えば限定しないが、磁気媒体(例:ハードディスク)、光学媒体(例:DVD)、メモリデバイス(例:ランダムアクセスメモリ)等のデータ記憶システム1706のコンピュータ可読媒体1742に記憶されたコンピュータプログラムを実行するコンピュータ可読プログラムコード1743(例:命令)を含む。ある実施形態では、コンピュータ可読プログラムコード1743は、データ処理システム1702が実行されると、コード1743によりデータ処理システム1702が本明細書に記載されたステップを行うように構成されている。ある実施形態では、測定管理ノード120は、コード1743を必要とせずに上述したステップを行うように構成することができる。例えば、データ処理システム1702は、例えば一又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)等の特殊化したハードウェアのみで構成することができる。したがって、上述した本発明の特徴をハードウェア及び/又はソフトウェアで実行することができる。

調整ノード 本明細書で使用される「調整ノード」という用語は例えば、ネットワークノードを含む。調整ノードは、一又は複数の無線ノードの無線リソースを調整する。調整ノードのある例は、ネットワーク監視及び構成ノード、OSSノード、O&Mノード、MDTノード、SONノード、位置決めノード、MMEノード、ゲートウェイノード(例パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)又はサービングゲートウェイ(S−GW)ネットワークノード)、フェムトゲートウェイノード、それ自体に関連する小さい無線ノードを調整するマクロノード、他のeNodeBとリソースを調整するeNodeB、又はこれらの任意の組み合わせである。

信号測定ノード 上述した信号測定ノードは例えば、基地局内に統合された配置測定ユニット(LMU)(例:NB又はeNBに統合されたLMU)、信号処理ハードウェアを有するが、基地局とアンテナを共有する単独型のLMU,又はそれ自体の信号処理ハードウェアとアンテナを有する単独型のLMUを含む。一実施形態では、異なる測定ノードは、測定ノードの測定能力、例えば、同じ時間ウィンドウで複数の信号を受信する測定ノードの能力、又は測定ノードの信号処理能力の観点から実質的に違う場合がある。しかしながら、測定ノードの現在の使用では、測定ノード間の能力の限界の相違は考慮されず、測定ノードは、任意の数のUL信号、任意の数のWCDに対して、任意の周波数範囲、又は任意の数の周波数帯域にわたって、及びすべての無線アクセス技術(RAT)にわたって複数のUL測定を行う能力を有すると仮定する。上記広範囲のシナリオをカバーできる測定ノードの実行には、高い複雑性が要求され、また費用が高くつく。上述した実施形態はしたがって、測定能力の並行測定を行う能力の決定、及びある実施形態では、その能力に基づいて調節を行うことを取り組むものである。

測定ノードがUL測定の実行及びDL測定の促進の両方を行う場合には、ノードのDL並行測定能力と、ノードのUL並行測定能力が常に付加されるわけではない。例えば、測定ノードは、並行DL測定のみ第1の最大数をサポートするように構成し、並行UL測定のみ第2の最大数をサポートするように構成することができ、測定ノードが並行して行うことができるDL及びUL測定両方の最大数は、第1の最大数及び第2の最大数の合計よりも小さい場合がある。

測定ノードが、それ自体の測定能力を満たすためにそれ自体の受信機構成に適応するように構成された場合、測定ノードはこの適応を例えば、a)DL+UL能力、及びUL能力を満たすためにDL測定にのみ適用する、b)DL+UL能力及びDL能力を満たすためにUL測定にのみ適用する、又はc)DL+UL能力を満たすためにDL及びUL能力の両方に適用することができる。

例示の信号測定ノード 図18A及び18Bは、信号測定ノード110a及び110bをそれぞれ示すブロック図である。図18Aに示す信号測定ノード110aは、UL信号を受信するための無線機器を有し、図18Bに示す信号測定ノード110bは、それ自体の無線機器を有さず、その代わりに無線アクセスネットワーク(RAN)インターフェースを介して、別のデバイスの無線機器によって受信されたUL信号を受信する。図18Aに示すように、信号測定ノード110aは、一又は複数のプロセッサ(例:マイクロプロセッサ)及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の一又は複数の回路を含むことができるデータ処理システム1802と、別の装置から/へメッセージを送受信するためのアンテナ1805Aと、固定データ記憶装置(例:ハードドライブ、フラッシュメモリ、光学ディスク等)及び/又は揮発性記憶装置(例:動的ランダムアクセスメモリ(DRAM))等の一又は複数のコンピュータ可読データ記憶媒体を含むことができるデータ記憶システム1806とを含むことができる。データ処理システム1802がプロセッサ(例:マイクロプロセッサ)を含む実施形態では、コンピュータプログラム製品1833を提供することができ、このコンピュータプログラム製品は、例えば限定しないが、磁気媒体(例:ハードディスク)、光学媒体(例:DVD)、メモリデバイス(例:ランダムアクセスメモリ)等のデータ記憶システム1806のコンピュータ可読媒体1842に記憶されたコンピュータプログラムを実行するコンピュータ可読プログラムコード1843(例:命令)を含む。ある実施形態では、コンピュータ可読プログラムコード1843は、データ処理システム1802が実行されると、コード1843によりデータ処理システム1802が本明細書に記載されたステップを行うように構成されている。ある実施形態では、信号測定ノード110aは、コード1843を必要とせずに上述したステップを行うように構成することができる。例えば、データ処理システム1802は、例えば一又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)等の特殊化したハードウェアのみで構成することができる。したがって、上述した本発明の特徴をハードウェア及び/又はソフトウェアで実行することができる。

図18Bに示すように、信号測定ノード110bは、信号測定ノード110aの要素と同様の要素を含むことができる。しかしながら、信号測定ノード110bはアンテナを有さず、その代わりに、無線アクセスネットワーク(RAN)インターフェース1805Bを有する。一実施形態では、RANインターフェースは、基地局と連結することができ、基地局が受信したUL信号を受信することができる。

無線通信デバイス(WCD) 一般に、無線通信デバイス(WCD)は、無線インターフェースが配設され、少なくとも無線信号を生成し、無線ネットワークノードへ無線信号を送信することができるすべてのデバイスを含むことができる。ある無線ネットワークノード、例えば中継装置、LMU,又はフェムトBS(ホームBSとしても知られる)でさえも、WCDと同様のインターフェースが配設されている場合があることを覚えておきたい。LTE及びUMTSでは、WCDはユーザ機器(UE)を含む。UEは、PDA、ノート型パソコン、可動デバイス、スマートフォン、センサ、固定中継装置、可動中継装置、UEと同様のインターフェースが配設されているすべての無線ネットワークノード(例:小型RBS、eNodeB、フェムトBS)、又はこれらの任意の組み合わせを含む。

例示のWCD 図19は、例示のWCD130を示すブロック図である。図11に示すように、WCD130は、一又は複数のプロセッサ(P)1955(例:マイクロプロセッサ)及び/又は、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の一又は複数の回路を含むことができるデータ処理システム(DPS)1902と、様々なアクセスポイントにおいてメッセージを送受信するためにアンテナ1922に接続された送受信機1905と、例えば固定記憶ユニット(例:ハードドライブ、フラッシュメモリ、光学ディスク等)及び/又は揮発性記憶装置(例:動的ランダムアクセスメモリ(DRAM))等の一又は複数のコンピュータ可読データ記憶媒体を含むことができるデータ記憶媒体1906とを含む。

データ処理システム1902がプロセッサ1955(例:マイクロプロセッサ)を含む実施形態では、コンピュータプログラム製品1933を提供することができ、このコンピュータプログラム製品は、例えば限定しないが、磁気媒体(例:ハードディスク)、光学媒体(例:DVD)、メモリデバイス(例:ランダムアクセスメモリ)等のデータ記憶システム1906のコンピュータ可読媒体1942に記憶されたコンピュータプログラムを実行するコンピュータ可読プログラムコード1943(例:命令)を含む。ある実施形態では、コンピュータ可読プログラムコード1943は、データ処理システム1902が実行されると、コード1943によりデータ処理システム1902が本明細書に記載されたステップを行うように構成されている。

ある実施形態では、WCD130は、コード1943を必要とせずに上述したステップを行うように構成される。例えば、データ処理システム1902は、例えば一又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)等の特殊化したハードウェアのみで構成することができる。したがって、上述した本発明の特徴をハードウェア及び/又はソフトウェアで実行することができる。例えば、ある実施形態では、上述したUE130の機能性コンポーネントを、いかなるコンピュータプログラムコード1943とも無関係に動作するデータ処理システム1902によって、又はハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組み合わせによってプログラムコード1943を実行するデータ処理システム1902によって実行することができる。

第2の実施形態では、WCD130はさらに、 1)データ処理システム1902が、UE130のユーザに情報を表示することを可能にするデータ処理システム1902に結合されたディスプレイスクリーン1923;2)データ処理システム1902がUE130のユーザに音声を出力することを可能にするデータ処理システム1902に結合されたスピーカ1924;及び3)データ処理システム1902がユーザから音声を受信することを可能にするデータ処理システム1902に結合されたマイクロホン1925を含む。

応用形態 下記の項は、UL測定の性能を利用することができる幾つかの応用形態を示すものである。

位置決め WCDの位置情報を使用するロケーションベース又はロケーション認識サービスで、上述したUL測定を利用することができる。上記サービスには、買い物相談の応用形態、友人探索の応用形態、存在サービスの応用形態、地域又はソーシャルメディアの応用形態、又はWCDの周囲についての情報を提供する他の応用形態が含まれうる。

上記の公共的な応用形態に加えて、ロケーションベース測定を、FCCのE911サービス等の政府指令の応用形態にも利用可能である。その応用形態により、ネットワークオペレータが緊急通話の位置を決定することが可能になる。この応用形態を、屋内又は屋外環境における通話に利用することができる。

全地球測位システム(GPS)を利用して、WCDの位置を決定することもできるが、GPSベースの決定はしばしば、都会環境及び/又は屋内環境における性能が不十分な場合がある。電気通信ネットワークにおける測定ベースの位置決定の使用は、GPSベースの決定に取って代わる、又は補完するものである。例えば、GNSSシステムは、無線信号測定とGPSベースの測定の両方を使用することができる。GNSSシステムには、衛星信号に行われるタイミング測定に依存する適応型GNSS(A−GNSS)システム(例:A−GPSシステム)を含むことができる。

UL又はDL測定を使用してWCDの位置又は配置を決定する他の手法又は応用形態を下記に示す: セルID(CID)− 一又は複数のセルIDを有効利用する基礎的な位置決め方法;

エンハンスドセルID(E−CID)−E−CID手法はセルIDに依存しうるが、DL又はUL測定も利用する。LTE又はUMTSでは、上記測定は、例えば、Rx−Tx時間差測定、eNodeB Rx−Tx時間差測定、RSRP測定、RSRQ測定、CPICH測定、到達角(AOA)測定、又はこれらの任意の組み合わせを含む。E−CIDは、適応型E−CID(A−ECID)手法を含むことができる。

観察到達時間差(OTDOA)−OTDOAとは、WCDによってDL無線信号に行われるタイミング測定(例:LTEのRSTD)を利用した手法である。DL信号は、複数の基地局によって送信されうる。

UL到達時間差(UTDOA)−UTDOAとは、測定ノードによってWCDからのUL無線信号に行われるULタイミング測定(例:LTEのUL RTOA)を利用した手法である。

到達時間差、又は到達時間(OTDOA、UTDOA、又はGNSS/A−GNSS)に基づく手法では、位置決め計算のフォーマットは、(例えばOTDOAの場合)複数の双曲線、又は逆双曲線、又は(例えばUTDOA、GNSS、又はA−GNSSの場合)円又は弧が交差した結果である不確定円/楕円/楕円体を有する楕円体ポイントであってよい。

上述した手法のハイブリッド、又はその他任意の手法のハイブリッドを使用することができる。ハイブリッド手法には、異なる位置決め方法及び/又は測定又は結果が含まれうる。ハイブリッド手法には、上記の方法を任意に混合することが伴い、位置決め決定の結果、例えば多角形等の任意の様々な形状ができる可能性がある。

一実施形態では、セルラー位置決め手法は、(OTDOA手法又はE−CID手法では)eNodeB又はビーコンデバイスの配置、又は(UTDOA手法では)LMUアンテナの配置等のアンカーノードの配置情報に依存することができる。アンカーノードの配置を、AECID、ハイブリッド位置決め、又は他の手法にも使用することができる。

LTEの位置決めアーキテクチャ 上述したように、UL測定を使用して、ロケーションベースサービス(LBS)を提供することができる。LTEの位置決めアーキテクチャは、3つのネットワーク要素:LCSクライアント、LCSターゲット、及びLCSサーバを含む。LCSサーバは、測定値及び他の配置情報を収集し、必要に応じて測定において端末を支援し、LCSターゲットの配置を推定することによってLCSターゲットデバイスの位置決めを管理する物理的又は論理的エンティティである。LCSクライアントとは、一又は複数のLCSターゲットの配置情報を取得する目的でLCSサーバとやり取りするソフトウェア及び/又はハードウェアエンティティである。図2は、LCSクライアント170を外部ノードとして示しているが、他の実施形態では、LCSクライアントはネットワークノード、緊急応答機関(PSAP)、WCD、又は無線基地局であってよい。一実施形態では、LCSクライアントは、LCSターゲットに属するものであってよい(例:WCDユーザは、彼/彼女の位置を知りたがっている)。一実施形態では、LCSサーバは、LCSターゲットの速度を推定する。

LCSサーバ(例:e−SMLC又はSLP)又はその他任意の位置決めノードは、一又は複数の測定ノードからの一又は複数の測定値に基づいてWCD又は他のノードの位置を計算することができる。一例として、LMU適応型手法は、一又は複数のLMUからUL測定値を収集し、UL測定値をアップリンク到達時間差(UTDOA)等の位置計算プロセスに使用することに依存しうる。

UL測定は基本的に、任意の無線ネットワークノード(例:基地局)によって行うことが可能であるが、特定のUL測定ユニット(例:LMU)を位置アーキテクチャの一部として使用することができる。LMUは論理ノード、物理ノード、又はこれらの任意の組み合わせであってよい。

LTE位置決めアーキテクチャでは、測定ノードは、LTE位置決めプロトコルA(LPPa)等の通信プロトコルを使用して位置決めネットワークノード、又は他のネットワークノードと通信することができる。LPPaは、eNodeBに情報と、eNodeBの測定値についてクエリを行うことによってユーザプレーンの位置決めを支援することができるが、制御プレーン位置決め手順にのみに定められたeNodeBとLCSサーバとの間のプロトコルである。LPPaは、DL位置決め及びUL位置決めに使用することができる。

一実施形態では、SLmインターフェースアプリケーションプロトコル(SlmAP)等のプロトコルを、位置決めノード(例:e−SMLC)とLMUとの間の通信に使用することができる。

ドライブテストの最小化(MDT) UL測定は、ネットワークのドライブテスト(MDT)機構の最小化を実行するために用いることができる。MDT機構は,LTE及びHSPAリリース10で導入されている。MDT機構は、ネットワークプランニング及び最適化のために情報を収集する際のオペレータの労力を軽減する手段を提供する。MDT機構は、WCDが様々な種類の測定値、イベント、及び受信地域関連情報を記録する又は取得することを要求する。記録された、又は収集された測定値又は関連情報は次にネットワークへ送られる。これは、オペレータが同様の情報を、いわゆるドライブテスト及び手動の記録によって収集しなければならない従来のやり方とは対照的である。MDTは、TS37.320に記載されている。

WCDは、接続された状態で、及び低活動状態(例:UTRA/E−UTRAではアイドリング状態、UTRAではセルPCH状態)で測定値を収集することができる。

測定報告は、サービングセル、及び隣接セル、同一周波数/異周波数/異RAT情報、タイムスタンプ及び配置情報、又は無線フィンガープリント測定の測定結果を含む。この測定値は、アイドリング状態(記録型MDT)又は接続された状態(即座報告型MDT)で収集することができる。即座報告型MDTにおいては、eNodeB測定値をMDTの報告に含むことができる。

さらに具体的には、MDTの測定報告は、 モビリティ測定値(例:E−UTRAのRSRP及びRSRQ、UTRAのRSCP及びEc/No、CDMA2000のパイロットPnフェーズ及びパイロット強度) を含むことができる。

無線リンク異常報告 ランダムアクセスプレアンブルが送信された数、最大送信電力が使用されたか否かの表示、Msgが送られた数、検出されたコンテンション UEによる電力ヘッドルーム測定(TS36.213) eNodeBによる受信干渉電力測定(TS36.214) eNodeBによるDL及びUL個別のデータ量測定 eNodeBによるDL及びUL個別の定期的なIPスループット(TS36.314) 自己組織ネットワーク(SON)

UL測定を利用して、ネットワークで自己組織ネットワーク(SON)機構を実行することができる。LTEでは、SON機構の目的は、オペレータが自動的にネットワークのパラメータを計画して調整し、ネットワークノードを構成することを可能にすることである。

ネットワークは手動の調整に依存しうるが、上記プロセスは多大な時間及びリソースを消費し、人員の相当の関与が必要である。具体的には、ネットワークの複雑性、多数のシステムパラメータ、IRAT技術等のために、いつでも必要な時にネットワークを自動的に構成することができる信頼性のある方式及び機構を有することが好ましい。これは、SONによって実現することができ、SONは、自動的なネットワークの調整、計画、構成、パラメータの設定、又はこれらの任意の組み合わせのタスクを行う一連のアルゴリズム及びプロトコルとして視覚化することができる。これを達成するために、SONノードは、WCD又は基地局等の他のノードから測定報告及び結果を要求する。

DL測定の報告基準 DL測定において、WCD等の測定デバイスは、並行DL測定に関する特定の性能要件を満たさなければならない場合がある。例えば、3GPP TS 36.133によれば、WCDは、測定カテゴリごとに複数の報告基準(例:同一周波数測定カテゴリ、異周波数測定カテゴリ、又は異RAT測定カテゴリ)をトラッキングすることが要求されうる。報告基準は、(イベントべースの報告の場合)一つのイベント、(定期的な報告の場合)期間、又は(WCDが報告を送信する必要はないが、測定を行うことが期待されている場合)非報告基準のいずれかに対応している。WCDは、測定関連の報告を送る前にすべての報告基準が満たされたことを決定する必要がある。報告基準要件では、一連の報告基準カテゴリ、WCDが並行してサポート可能でなければならないカテゴリごとの任意の数の報告基準、WCDが並行してサポート可能でなければならない報告基準の最大総数が規定されうる。複数の報告基準のサポートにはさらに、測定精度又は測定時間の要件を満たすとともに、複数の報告基準をトラッキングすることが伴いうる。WCDは、WCDに要求されている測定構成がこれらの要件を超えない(例えば、WCDが報告基準要件に規定されている以上の報告基準をサポートするように要求されていない)限り、WCDは、この標準(例:関連するすべての測定精度及び測定時間要件)によって定義される性能要件を満たすように構成することができる。

下記の表は、E−UTRAセルのWCDの要件を規定するTS36.133の報告基準要件の例を示すものである。

この表は、WCDが測定カテゴリごとに並行して最大9つの報告基準をサポート可能であり、すべての測定カテゴリに対して合計25の報告基準をサポート可能でなくてはならない要件を示したものである。報告基準要件はさらに、WCDが搬送波アグリゲーション(CA)を使用するか否か等の他の要因の影響を受ける可能性がある。例えば、WCDが搬送波アグリゲーション方式において二次セルを使用した場合、WCDはすべての測定カテゴリに対して合計最大34の報告基準をサポートするように要求されうる。

多重搬送波又は搬送波アグリゲーション概念 一実施形態では、UL測定は、多重搬送波又は搬送波アグリゲーションで行うことができる。この手法を使用して、ある技術のピーク速度を速めることができる。例えば、HSPAにおいて多重5MHz搬送波を使用して、HSPAネットワークのピーク速度を速めることが可能である。同様にLTEにおいては、例えば、多重20MHz搬送波、又はさらに小さい搬送波(例:5MHz)をUL及び/又はDLにおいて集約することができる。多重搬送波又は搬送波アグリゲーションシステムの各搬送波は一般に、コンポーネント搬送波(CC)と称され、又はしばしばセルとも呼ばれる。簡単に言うと、コンポーネント搬送波(CC)とは、多重搬送波システムの個々の搬送波を意味する。搬送波アグリゲーション(CA)という用語も、「多重搬送波システム」、「多重セル動作」、「多重搬送波動作」、「多重搬送波」送信及び/又は受信と呼ばれる。これは、CAがアップリンク及びダウンリンク方向のシグナリング及びデータの送信に使用されることを意味する。CCのうちの一つは、一次コンポーネント搬送波(PCC)又は単純に一次搬送波又はアンカー搬送波でもある。もう一つは、二次コンポーネント搬送波(SCC)又は単純に二次搬送波、又は補足搬送波と呼ばれる。一般に、一次又はアンカーCCは、基本的なUE固有のシグナリングを伝達する。一次CCは、アップリンク及びダウンリンク方向CAのいずれにも存在する。ネットワークは、同じセクタ又はセルで動作している異なるWCDに異なる一次搬送波を割り当てることができる。

したがって、WCDは、ダウンリンク及び/又はアップリンクにおいて一を超えるサービングセル:PCC及びSCCにおいてそれぞれ動作している一つの一次サービングセル及び一以上の二次サービングセルを有することができる。サービングセルは交互に、一次セル(PCell)又は一次サービングセル(PSC)と呼ばれる。同様に、二次サービングセルは交互に、二次セル(SCell)又は二次サービングセル(SSC)と呼ばれる。専門用語に関わらず、PCell及びSCell(複数可)によりWCDはデータの受信及び/又は送信が可能になる。さらに具体的には、PCell及びSCellは、WCDによるデータの送受信のためにDL及び/又はULに存在する。PCC及びSCCの残りの非サービングセルは、隣接セルと呼ばれる。

CAに属するCCは、同じ周波数帯域(同一帯域CAとも呼ばれる)、又は異なる周波数帯域(異帯域CA)、又はこれらの任意の組み合わせ(例:帯域Aに2つのCC、帯域Bに1つのCC)に属しうる。2つの帯域にわたって分配される搬送波を含む異帯域CAは、HSPAの二重帯域二重搬送波−HSDPA(DB−DC−HSDPA)、又はLTEの異帯域CAとも呼ばれる。さらに、同一帯域CAのCCは、周波数ドメイン(同一帯域非隣接CAとも呼ばれる)において隣接していてよく、隣接していなくてもよい。同一隣接帯域、同一非隣接帯域、及び異帯域からなるハイブリッドCAも可能である。異なる技術の搬送波間で搬送波アグリゲーションを使用することを、「複数無線方式搬送波アグリゲーション」又は「複数無線方式多重搬送波システム」又は「異RAT搬送波アグリゲーション」とも呼ばれる。例えば、WCDMA及びLTEからの搬送波を集約することができる。別の例では、LTE及びCDMA2000搬送波が集約される。明確にするため、記載される同じ技術の搬送波アグリゲーションを、「同一RAT」又は単に「同一無線方式」搬送波アグリゲーションとみなすことができる。本明細書でさらに使用されるCAという用語は、任意の種類の搬送波アグリゲーションを意味しうる。

CAのCCは、同じ場所、又は基地局、又は無線ネットワークノード(例:中継装置、可動中継装置等)の同じところに位置づけされていてよく、されていなくてもよい。例えば、CCは、異なる場所で生じる(すなわち送信される/受信される(例えば同じところに位置づけされていないBSから、又はBS及びRRHから又はRRUから)ことが可能である。CAとマルチポイント通信の組み合わせの例には、DAS、RRH、RRU、CoMP、マルチポイント送信/受信等がある。本開示は、マルチポイント搬送波アグリゲーションシステムにも適用される。

多重搬送波操作を、マルチアンテナ送信と合わせて使用することができる。例えば、各CCの信号を、2以上の送信アンテナを介してeNodeBによってUEに送信することができる、又は2以上の受信アンテナを介してeNodeBによって受信することができる。

Rel−11搬送波アグリゲーションによれば、一又は複数のSCellを、新種の搬送波(NCT)とも呼ばれる追加の種類の搬送波(ACT)で操作することもできる。ACT又はNCTはSCCであるが、NCTのセルは、時間及び/又は周波数ドメインにおいて含まれる特定の種類の信号数が少ない場合がある。例えば、NCTのセルは、セル固有の基準信号(CRS)を、5ミリ秒毎の一サブフレームにのみ含みうる。CRSを周波数ドメインにおいて縮小させることもできる(例えば、セルBWが25RBよりも大きい場合であっても、CRSは25RBを中心とする)。レガシー搬送波では、CRSは、全帯域幅にわたって全てのサブフレームで送信される。また、同期信号は、レガシー(例:レガシーネットワークの5ミリ秒)と比べて、経時的に密度が減る可能性があり、構成可能なパターンにしたがって送信することもできる。NCTのSCellはしたがって、データを受信するために使用されるが、重要な制御情報は主にPCellで送られ、PCCに送信される。PCCは、標準のレガシー搬送波である(例:Rel−8共通チャンネル及び信号をすべて含む)。

本発明に記載されるシグナリングは、直接的なリンク、又は論理的なリンクのいずれかを介する(例えば、高位層プロトコルを介して、及び/又は一又は複数のネットワーク及び/又は無線ノードを介して)。例えば、調整ノードからのシグナリングは、別のネットワークノード、例えば無線ネットワークノードを通過しうる。

記載された実施形態にしたがって本発明を適用することによって、並行UL測定で信号測定ノードに過負荷がかかる、又は信号測定ノードが十分に用いられない上述した問題に対処することができる。

本発明の様々な態様及び実施形態を上述してきたが、これらは例示のためのみに提示されているものであって、限定するものではないことを理解すべきである。したがって、本発明の範囲は、上述したいかなる例示の実施形態によっても限定すべきではない。さらに、本明細書において別段の明示がない限り、又は文脈による明らかな反論がない限り、本明細書に記載された要素の、すべての可能な変形例における任意の組み合わせも本発明に包含される。

加えて、本明細書に記載され、図面に示されるプロセスをステップの配列として示したが、これは説明のためにのみ行ったことである。したがって、いくつかのステップを追加することができ、いくつかのステップを省くことができ、ステップの順番を再配列することができ、いくつかのステップを並行して行うことができることが考えられる。

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