撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラム

申请号 JP2014074990 申请日 2014-04-01 公开(公告)号 JP5620024B1 公开(公告)日 2014-11-05
申请人 石田 豊; 豊 石田; 发明人 石田 豊; 豊 石田;
摘要 【課題】照度の高い場所であっても、又は背景がなく暗い、あるいは探知対象が小さいなど、光照射による画面全体の輝度上昇が期待できない場所であっても確実に撮像装置の有無を自動的に探知できる撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラムを提供する。【解決手段】撮像装置探知ユニット7は、撮像禁止領域75に設置され、光を発する発光部10と、予め定められた周 波数 範囲の電波を検知する電波検知部14と、電波検知部14が検知した電波に変調されている映像 信号 を取得する信号取得部16と、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域の少なくとも一部の光に応じて変化する特徴信号から得られる特徴値に基づいて、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在しているか否か判断する存在判断部28とを備える。【選択図】図1
权利要求
  • 撮像禁止領域に設置され、光を発する発光部と、
    予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知部と、
    前記電波検知部が検知した前記電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、
    前記映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における前記光によって変化する輝度信号 の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、前記光の発光パターンと が一致する場合、前記発光パターンと前記変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は前記発光パターンと前記変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、前記撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断部とを備える撮像装置探知ユニット。
  • 前記信号取得部が、第1の時刻に前記電波検知部が検知した第1の電波に変調されている第1映像信号と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻に前記電波検知部が検知した第2の電波に変調されている第2映像信号とを取得し、
    前記存在判断部が、前記第1映像信号から得られる第1の部分領域の第1の特徴値と、前記第2映像信号から得られる前記第1の部分領域の第2の特徴値との差から特定される前記特徴値の前記変化するパターンを用いる請求項1に記載の撮像装置探知ユニット。
  • 前記映像信号から前記輝度信号を抽出する特徴信号抽出部と、
    抽出された前記輝度信号の積分電圧を出力する積分部と、
    前記積分電圧をAD変換することで前記輝度信号の前記特徴値を出力する特徴値出力部とを更に備える請求項1又は2に記載の撮像装置探知ユニット。
  • 前記発光部の前記発光パターンを制御する発光制御部と、
    前記複数の部分領域のいずれかの前記特徴値の変化パターンを特定する変化パターン特定部と、
    前記発光パターンと前記変化パターンと が類似する か否か判断する類似性判断部
    を更に備え、
    前記存在判断部が、前記類似性判断部の判断結果が、前記発光パターンと前記変化パターンとが類似していることを示す場合に、前記撮像装置が存在していると判断する請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置探知ユニット。
  • 撮像禁止領域に設置され、光を発する発光部と、
    予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知部と、
    前記電波検知部が検知した前記電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、
    前記映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における前記光によって変化する輝度信号 の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、前記光の発光パターンと が一致する場合、前記発光パターンと前記変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は前記発光パターンと前記変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、前記撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断部と、
    前記存在判断部の判断結果を示す判断結果情報が、前記撮像装置が存在していることを示す場合、前記撮像装置の存在を通報する通報部とを備える撮像装置探知システム。
  • 予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知部と、
    前記電波検知部が検知した前記電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、
    前記映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における、撮像禁止領域に設置される発光部が発する光によって変化する輝度信号 の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、前記光の発光パターンと が一致する場合、前記発光パターンと前記変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は前記発光パターンと前記変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、前記撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断部とを備える撮像装置探知装置。
  • 撮像禁止領域に設置される光を発する発光部を発光させる発光段階と、
    予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知段階と、
    前記電波検知段階において検知された前記電波に変調されている映像信号を取得する信号取得段階と、
    前記映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における前記光によって変化する輝度信号 の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、前記光の発光パターンと が一致する場合、前記発光パターンと前記変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は前記発光パターンと前記変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、前記撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断段階とを備える撮像装置探知方法。
  • 撮像装置を探知する撮像装置探知システム用の撮像装置探知プログラムであって、
    コンピューターに、
    撮像禁止領域に設置される光を発する発光部を発光させる発光機能と、
    予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知機能と、
    前記電波検知機能において検知された前記電波に変調されている映像信号を取得する信号取得機能と、
    前記映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における前記光によって変化する輝度信号 の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、前記光の発光パターンと が一致する場合、前記発光パターンと前記変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は前記発光パターンと前記変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、前記撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断機能とを実現させる撮像装置探知プログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラムに関する。 特に、本発明は、撮像装置による撮像を禁止する領域に設置する発光装置の発光に基づいて撮像装置を探知する撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラムに関する。

    従来、探知対象領域に対して光を照射する光照射部と、光照射部が照射する光の照射パターンを制御する照射制御部と、予め定められた周波数範囲の電波を探索する電波探索部と、電波探索部が電波を探知した場合、探知された電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、映像信号に含まれる特徴信号に基づいて、映像信号により表される画像の特徴量の変化パターンを特定する変化パターン特定部と、照射パターンと変化パターンとの類似性を判断する類似性判断部と、類似性判断部の判断結果に基づいて、画像を電波に変調する撮像装置が探知対象領域内に存在しているか否か判断する存在判断部とを備える撮像装置探知ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 特許文献1に記載の撮像装置探知ユニットによれば、所定の領域に設置されている撮像装置の存在を自動的に探知できる。

    特許第5357360号

    しかし、特許文献1に記載されている撮像装置探知ユニットにおいては、探知対象領域の画像全体における特徴量の変化パターンに基づいて撮像装置が存在しているか否かを判断しているので、例えば、自然光が存在する照度の高い場所においては当該場所に対して光を照射しても画像全体における特徴量の変化は極めて微小であることから、光照射による特徴量の変化パターンを判断することが困難な場合がある。

    したがって、本発明の目的は、照度の高い場所であっても、又は背景がなく暗い、あるいは探知対象が小さいなど、光照射による画面全体の輝度上昇が期待できない場所であっても確実に撮像装置の有無を自動的に探知できる撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラムを提供することにある。

    本発明は、上記目的を達成するため、撮像禁止領域に設置され、光を発する発光部と、予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知部と、電波検知部が検知した電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における光によって変化する輝度の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、光の発光パターンとが一致する場合、発光パターンと変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は発光パターンと変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断部とを備える撮像装置探知ユニットが提供される。

    また、上記撮像装置探知ユニットにおいて、信号取得部が、第1の時刻に電波検知部が検知した第1の電波に変調されている第1映像信号と、第1の時刻とは異なる第2の時刻に電波検知部が検知した第2の電波に変調されている第2映像信号とを取得し、存在判断部が、第1映像信号から得られる第1の部分領域の第1の特徴値と、第2映像信号から得られる第1の部分領域の第2の特徴値との差から特定される特徴値の変化するパターンを用いることもできる。

    また、上記撮像装置探知ユニットにおいて、映像信号から輝度信号を抽出する特徴信号抽出部と、抽出された輝度信号の積分電圧を出する積分部と、積分電圧をAD変換することで輝度信号の特徴値を出力する特徴値出力部とを更に備えることもできる。

    また、上記撮像装置探知ユニットにおいて、発光部の発光パターンを制御する発光制御部と、複数の部分領域のいずれかの前記特徴値の変化パターンを特定する変化パターン特定部と、発光パターンと変化パターンとが、発光パターンと変化パターンとが一致する場合、発光パターンと変化パターンとが類似するか否か判断する類似性判断部とを更に備え、存在判断部が、類似性判断部の判断結果が、発光パターンと変化パターンとが類似していることを示す場合に、撮像装置が存在していると判断することもできる。

    また、本発明は上記目的を達成するため、撮像禁止領域に設置され、光を発する発光部と、予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知部と、電波検知部が検知した電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における光によって変化する輝度信号の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、光の発光パターンとが一致する場合、発光パターンと変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は発光パターンと変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断部と、存在判断部の判断結果を示す判断結果情報が、撮像装置が存在していることを示す場合、撮像装置の存在を通報する通報部とを備える撮像装置探知システムが提供される。

    また、本発明は上記目的を達成するため、予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知部と、電波検知部が検知した電波に変調されている映像信号を取得する信号取得部と、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における、撮像禁止領域に設置される発光部が発する光によって変化する輝度信号の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、光の発光パターンとが一致する場合、発光パターンと変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は発光パターンと変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断部とを備える撮像装置探知装置が提供される。

    また、本発明は上記目的を達成するため、撮像禁止領域に設置される光を発する発光部を発光させる発光段階と、予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知段階と、電波検知段階において検知された電波に変調されている映像信号を取得する信号取得段階と、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における光によって変化する輝度信号の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、光の発光パターンとが一致する場合、発光パターンと変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は発光パターンと変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断段階とを備える撮像装置探知方法が提供される。

    また、本発明は上記目的を達成するため、撮像装置を探知する撮像装置探知システム用の撮像装置探知プログラムであって、コンピューターに、撮像禁止領域に設置される光を発する発光部を発光させる発光機能と、予め定められた周波数範囲の電波を検知する電波検知機能と、電波検知機能において検知された電波に変調されている映像信号を取得する信号取得機能と、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域のいずれかの部分領域における光によって変化する輝度信号の積分電圧に所定の変換処理を施して得られる特徴値の時系列に沿って変化するパターン 、光の発光パターンとが一致する場合、発光パターンと変化するパターンとが予め定められた誤差範囲内となる場合、又は発光パターンと変化するパターンとが誤差範囲内となる継続時間が予め定められた時間以上の場合、撮像禁止領域を撮像する撮像装置が存在していると判断する存在判断機能とを実現させる撮像装置探知プログラムが提供される。

    本発明に係る撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラムによれば、照度の高い場所であっても、又は背景がなく暗い、あるいは探知対象が小さいなど、光照射による画面全体の輝度上昇が期待できない場所であっても確実に撮像装置の有無を自動的に探知できる撮像装置探知ユニット、撮像装置探知システム、撮像装置探知装置、撮像装置探知方法、及び撮像装置探知プログラムを提供できる。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムの概要図である。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムにおける撮像装置の存在の判断方法の概要図である。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムにおける撮像装置の存在の判断方法の概要図である。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムの機能構成ブロック図である。

    本発明の実施の形態に係る変化パターン特定部における変化パターンの判断方法の概要図である。

    本発明の実施の形態の変形例に係る撮像装置探知システムの概要図である。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムの処理のフロー図である。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムのハードウェア構成図である。

    [実施の形態]
    図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムの概要を示す。 また、図2(a)及び(b)、並びに図3(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムにおける撮像装置の存在の判断方法の概要を示す。

    (撮像装置探知システム1の概要)
    本実施の形態に係る撮像装置探知システム1は、撮像装置9により撮像されることを望まない領域である場所70内の撮像禁止領域75に設置される発光装置4と、撮像装置9の存在を探知する撮像装置探知装置5と、発光装置4の発光を撮像する撮像装置9が存在している場合、撮像装置9の存在を通報する通報装置6とを備える。 撮像装置探知システム1は、発光装置4を予め定められた発光パターンで発光させる。 そして、撮像装置探知装置5は、電波900を受信した場合、受信した電波900に当該発光パターンに応じて変化する特徴信号が含まれているか否かを判断する。 通報装置6は、撮像装置探知装置5の判断結果が撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していることを示す場合、その存在を通報する。

    ここで、撮像装置9は、例えば、所定の領域の静止画像若しくは動画像を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した撮像画像のデータを映像信号に変換する変換部と、変換部が変換した映像信号を予め定められた周波数の電波に変調して外部の受信機に向けて発信する電波発信部とを有する盗撮機である。

    なお、撮像装置探知システム1は、図1(a)に示すように、発光装置4と撮像装置探知装置5と通報装置6とを一体的に構成できる。 また、図1(b)に示すように、撮像装置探知システム1は、発光装置4を、撮像装置探知装置5及び通報装置6から分離することもできる。 更に、撮像装置探知システム1は、発光装置4と撮像装置探知装置5とを一体的に構成すると共に通報装置6を分離することや、発光装置4と通報装置6とを一体的に構成すると共に撮像装置探知装置5を分離することもできる。 そして、撮像装置探知システム1は、発光装置4と撮像装置探知装置5と通報装置6とをそれぞれ分離し、それぞれを単独で用いることもできる。

    ここで、発光装置4と撮像装置探知装置5と通報装置6とのいずれか1つ若しくは複数の装置を他の装置から分離した場合、分離した装置と他の装置とは、信号線又は通信網を介して互いに通信可能に接続される。 この場合、通信網は、携帯電話網、及び/又はインターネット等の通信網である。 また、通信網は、有線LAN及び無線LAN等の通信ネットワーク、又は近距離無線通信による通信網を含むこともできる。

    具体的に、本実施の形態に係る撮像装置探知システム1は、所定の電波900を受信した場合に撮像禁止領域75に設置された発光装置4を予め定められた発光パターンで発光させる。 そして、撮像装置探知システム1の撮像装置探知装置5は、発光装置4が発光している間に受信する電波900に変調されている映像信号を取得する。 そして、撮像装置探知装置5は、一例として、映像信号から特徴信号としての輝度信号を抽出すると共に、抽出した輝度信号の積分電圧から得られる特徴値を出力する。 続いて、撮像装置探知装置5は、特徴値の時系列に沿った変化パターンと発光パターンとを比較して、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在しているか否かを自動的に判断する。

    ここで、撮像装置探知装置5は、図2(a)に示すように、映像信号により表される画面500(すなわち、一の画像)を構成する複数の部分領域それぞれについて輝度信号を抽出する。 例えば、撮像装置探知装置5は、一の画面500を構成する複数の走査線(例えば、ラスタースキャンにおける平走査線)ごとに輝度信号を抽出する。

    例えば、図2(a)に示すように、画面500内のスポット505(例えば、発光装置4の発光が撮像された部分)がスポット505を除く他の領域より明るい場合について説明する。 なお、図3(a)は、スポット505が存在しない状態の画面500を示す。 この場合、図2(a)に示すように、画面500が複数の走査線(例えば、走査線502、走査線502a、走査線502b、走査線502c、走査線502d、走査線502e、走査線502f、及び走査線502g)から構成されているとする。 撮像装置探知装置5は、電波900から取得した映像信号を解析して、複数の走査線ごとに特徴値を取得する。 撮像装置探知装置5は、一例として、輝度信号を所定の積分回路に供給し、積分回路から出力される出力電圧に所定の変換処理を施して得られる値を特徴値として取得する。

    一例として、撮像装置探知装置5が取得した特徴値を時刻の経過に沿ってプロットすると、図2(b)に示すように、輝度信号の変化が特徴値の変化線247として得られる。 走査線502、走査線502a、走査線502b、走査線502e、走査線502f、及び走査線502gに対応する特徴値は、画面500においてスポット505より暗い部分であるので、変化線247上の点248、点248a、点248b、点248e、点248f、及び点248gの暗さを示す特徴値として表される。 一方、スポット505の領域を含む走査線502c及び走査線502dに対応する特徴値は、スポット505を除く領域より明るい部分であるので、変化線247上の点248c及び点248dのように他の点よりも明るいことを示す特徴値として変化線247上にプロットされる。 なお、図3(b)に示すように、画面500に輝度変化がない場合、特徴値の変化が実質的にない変化線247aが得られる。 この場合、変化線247a上の点249、点249a、点249b、点249c、点249d、点249e、点249f、及び点249gは、暗さを示す特徴値として表される。

    すなわち、撮像装置9が同一画面の動画像を撮像している場合、当該動画像を構成する複数の画面に含まれる一の画面500の全体としての輝度信号及び平均の輝度信号に大きな変化はないものの、画面500に発光装置4の発光パターンが含まれる場合、その発光している部分の輝度信号の特徴値は他の部分に比べて大きく変動する。 撮像装置探知装置5は、この部分領域の発光装置4の発光と非発光による特徴値の変化に基づいて、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9の存在の有無を判断する。

    ここで、場所70に設置されている窓77から外部光(例えば、自然光や太陽光等)が入射して撮像禁止領域75の照度が高くなった場合、発光装置4が発光することにより画面500内のスポット505の部分に輝度変化があったとしても、画面500全体の輝度信号の変化率は微少である。 しかし、本実施の形態に係る撮像装置探知システム1は、画面500を複数の部分領域に分割し、部分領域の輝度信号の特徴値に基づいて各部分領域ごとに輝度信号の変化を判断している。 発光装置4が存在する部分(つまり、発光部分)における発光と非発光とによる部分的な輝度の変化率は外部光があった場合でも大きいので(すなわち、画面500全体の中で発光部分は発光装置4が発光する前より輝度は高くなる)、撮像禁止領域75全体の照度が高い場合であっても、撮像装置探知装置5は、発光装置4の発光の有無が映像信号に含まれているか否かを容易に判断できる。

    そして、撮像装置探知装置5は、画面500に含まれるいずれかの部分領域としての走査線の特徴値の変化パターンが発光パターンと類似している場合、若しくは変化パターンと発光パターンが類似している場合であって、当該類似している状態が予め定められた時間、継続する場合、発光装置4が設置されている撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在すると判断する。 そして、撮像装置探知装置5は、判断結果を通報装置6に供給する。 通報装置6は、撮像装置探知装置5から受け取った判断結果に基づいて、撮像装置9の存在を示す通報を発する。

    なお、撮像装置探知装置5は、ある時刻における画面500全体をドットイメージとして記憶し、これを異なる時刻における画面500のドットイメージと総比較してもよい。 この場合、撮像装置探知装置5は、一本の走査線を時系列に沿って分割して抽出した輝度信号のそれぞれから特徴値を取得する。 また、撮像装置探知装置5は、複数の走査線ごとに特徴値を時系列に沿って逐次取得してもよいし、走査線を時系列に沿って分割した特徴値と、複数の走査線ごとに逐次取得した特徴値と併せて、画面をマス目状に分割した部分領域の比較をしてもよい。

    なお、通報装置6は、通報内容を示す情報を撮像装置探知システム1の外部に設置されているサーバーやユーザー端末に供給することもできる。 ユーザー端末は、例えば、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、タブレットPC、スマートフォン、又は携帯電話等を含む。

    このように本実施の形態に係る撮像装置探知システム1は、外部から受信した電波に変調されている映像信号により表される画面の複数の部分領域それぞれの特徴値に基づいて、当該画面に発光装置4が撮像されているか否かを判断することで撮像禁止領域75を撮像している撮像装置9が存在しているか否かを自動的に判断することができる。 そして、撮像装置探知システム1は、画面を構成する複数の部分領域のそれぞれの特徴値に基づいて撮像装置9の存在の有無を判断するので、画面全体の照度に基づいて撮像装置9の存在の有無を判断する場合に比べ、撮像装置探知システム1の周囲の照度が高い場合であっても、撮像装置9の誤検出等の誤った判断を低減させることができる。

    (撮像装置探知システム1の詳細)
    図4は、本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムの機能構成の一例を示す。

    撮像装置探知システム1は、光を発する発光装置4と、撮像装置9の存在を探知する撮像装置探知装置5と、撮像装置9の存在若しくは非存在を通報する通報装置6とを備える。 また、発光装置4と撮像装置探知装置5とで撮像装置探知ユニット7が構成される。 なお、発光装置4は、撮像装置探知装置5及び/又は通報装置6の一部又はすべての機能を有することができる。 また、撮像装置探知装置5は、発光装置4及び/又は通報装置6の一部又はすべての機能を有することもできる。 更に、通報装置6は、発光装置4及び/又は撮像装置探知装置5の一部又はすべての機能を有することができる。

    (撮像装置探知ユニット7の詳細)
    撮像装置探知ユニット7は、発光装置4と撮像装置探知装置5とを有する。 発光装置4は、撮像禁止領域75に設置され、光を発する発光部10と、発光部10が発する光の発光パターンを制御する発光制御部12とを含む。 なお、撮像装置探知システム1は、複数の発光装置4を有することもできるが、説明を簡単にするため、以下の説明では撮像装置探知システム1が1つの発光装置4を有する場合を説明する。

    また、撮像装置探知装置5は、電波を検知する電波検知部14と、電波検知部14が検知した電波から映像信号を取得する信号取得部16と、映像信号から特徴信号を抽出する特徴信号抽出部18と、特徴信号の積分電圧を出力する積分部20と、出力された積分電圧に所定の変換処理を施すことにより積分電圧の特徴値を出力する特徴値出力部22と、特徴値の変化パターンを特定する変化パターン特定部24と、変化パターンと発光パターンとの類似性を判断する類似性判断部26と、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在しているか否かを判断する存在判断部28とを有する。

    (発光部10)
    発光部10は、撮像装置9による撮像を望まない領域である撮像禁止領域75に設置される。 撮像禁止領域75は、例えば、更衣室、トイレ、浴室、ホテルの客室、会議室、及び/又は企業や大学等の研究室等の部屋、又は部屋内の予め定められた領域である。 発光部10は、白色光、若しくは可視光領域の光、又は赤外光領域等の可視光領域を除く波長領域の光を発する1つ以上の発光部品を含んで構成される。 発光部品は、例えば、発光ダイオード(LED)、小型電球、蛍光灯、蛍光ランプ、ハロゲンランプ、High Intensity Discharge(HID)ランプ、有機EL、若しくは無機EL等である。

    なお、発光部10は、ユーザーが携行可能な形態にすることもできる。 例えば、発光部10は、ペンライト型、又はバッジ型等の携帯型発光装置にすることができる。 また、携帯情報端末に発光部10を搭載させることもできる。 この場合、携帯型発光装置、又は携帯情報端末は、発光制御部12を有さなくてもよい。

    (発光制御部12)
    発光制御部12は、発光部10が発する光の発光パターンを予め定められた発光パターンに制御する。 発光制御部12は、電波検知部14からの働きかけに応じ、発光パターンの制御を開始することができる。 また、発光制御部12は、類似性判断部26に発光パターンを示す情報を供給する。

    ここで、発光パターンは、発光部10の発光及び非発光、発光と非発光との間隔、発光及び非発光それぞれの継続時間、光出力、輝度、並びに発光色(すなわち、発光波長)等を含む群から選択される少なくとも1つ以上のパラメータを予め定めることにより構成される。 例えば、発光制御部12は、予め定められた周期で発光部10を点滅させる発光パターンを用いて発光部10の発光を制御する。 一例として、発光制御部12は、単位時間内で1回若しくは複数回、発光部10を点滅させる発光パターンを用いて発光部10の発光を制御する。 また、発光制御部12は、単位時間内で連続的に発光部10の光量を増減させた発光パターンにより、発光部10の光出力を連続的に制御することもできる。

    (電波検知部14)
    電波検知部14は、予め定められた周波数範囲の電波を検知する。 電波検知部14は、発光制御部12によって制御される発光パターンで発光部10が発光している間、予め定められた周波数範囲の電波を検知する。 ここで、電波検知部14は、当該電波を初めに検知した場合、当該電波の検知に応じて、発光制御部12に発光部10の発光制御を開始させる情報を供給する。 電波検知部14は、予め定められた周波数範囲で電波を受信した場合、受信した電波を信号取得部16に供給する。 なお、電波検知部14は、予め定められた時間、予め定められた周波数範囲の電波を検知しない場合、電波を検知しなかった旨を示す情報を存在判断部28に供給する。

    (信号取得部16)
    信号取得部16は、電波検知部14が電波を検知した場合、検知された電波に変調されている映像信号を取得する。 すなわち、信号取得部16は、当該電波に変調されている映像信号を復調する。 また、信号取得部16は、時系列に沿って映像信号を取得することもできる。 例えば、信号取得部16は、第1の時刻に電波検知部14が検知した第1の電波に変調されている第1映像信号と、第1の時刻とは異なる第2の時刻に電波検知部14が検知した第2の電波に変調されている第2映像信号とを取得することができる。 信号取得部16は、復調した映像信号を特徴信号抽出部18に供給する。 なお、当該電波に映像信号が変調されていない場合、信号取得部16は、映像信号が変調されていないことを示す情報を存在判断部28に供給することもできる。

    (特徴信号抽出部18)
    特徴信号抽出部18は、信号取得部16が取得した映像信号から特徴信号を抽出する。 特徴信号抽出部18は、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域それぞれごとに特徴信号を抽出することもできる。 特徴信号抽出部18は、例えば、映像信号から輝度信号を抽出する。 特徴信号抽出部18は、抽出した特徴信号を積分部20に供給する。

    ここで、特徴信号は、映像信号に含まれる信号であって、映像信号で表される画面を特徴づける色特徴を示す信号、テクスチャを示す信号、形状を示す信号、撮像された文字及び/又は図形の形状の白黒映像信号、カラー映像の色特徴の信号(例えば、赤色光を照射した場合に、画像において赤色が強調されたか否かを示す信号)、カラー映像における色情報と映像とを形成するモノクロ映像信号(輝度信号)、及びその他の輝度を示す信号等である。 特徴信号は、例えば、撮像禁止領域75の照度が高い場合であっても撮像装置9の存在を確実に検知することを目的とする場合、映像信号に含まれる輝度信号(モノクロ映像信号)であることが好ましい。

    (積分部20)
    積分部20は、特徴信号抽出部18から受け取った特徴信号の積分電圧を出力する。 積分部20は、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域それぞれごとの特徴信号の積分電圧を積分結果として出力する。 積分部20は、積分結果を直流電圧として特徴値出力部22に供給する。 なお、映像信号により表される画面が複数の水平走査線から構成される場合、積分部20は、一の画面の終了に対応する垂直帰線時間内に出力電圧を0%にリセットし、一の画面に続く次の画面の特徴信号の積分電圧の出力に備えることができる。

    具体的に、積分部20は、ミラー積分回路を含んで構成される。 ここで、ミラー積分回路は、供給される特徴信号としての輝度信号が映像の白レベル(すなわち、+電圧印加)である場合は電圧を上昇させ、黒レベル(すなわち、0電圧印加)である場合は現状の電圧を保持するように電圧を出力する。 また、積分部20は、ミラー積分回路により出力される電圧が百分率で表される場合、一の画面の全てが白レベルである場合は100%になり、一の画面の全てが黒レベルである場合は0%になるように一の画面分の輝度信号の合算量を直流電圧として出力する。

    本実施の形態において、電波検知部14が検知した電波に含まれる映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域それぞれの輝度信号が積分部20に供給された場合、積分部20が出力する出力電圧は、画面の白黒レベルの変化に応じて変化する。 例えば、画面の明るい部分に対応する出力電圧は急度(第1の角度)で上昇するような電圧として出力され、暗い部分に対応する出力電圧は第1の角度よりも小さな第2の角度で上昇するような電圧として出力される。

    (特徴値出力部22)
    特徴値出力部22は、積分部20から受け取った積分電圧をアナログデジタル変換(AD変換)することで特徴信号の特徴値を出力する。 特徴値出力部22は、複数の部分領域ごとに積分結果のAD変換処理を実行する。 例えば、特徴値出力部22は、積分部20の出力電圧を、映像信号により表される一の画面を構成する複数の部分領域の数に応じてAD変換する。 すなわち、特徴値出力部22は、一の画面を構成する複数の部分領域のそれぞれに対応するタイミングごとに出力電圧にAD変換処理を施すことで(一例として、ラスタースキャンの水平走査線のタイミングごとにAD変換処理を実行する)、時系列に沿った複数の特徴値を出力する。

    また、特徴値出力部22は、第1の時刻に受け取った積分電圧を輝度積分値の初期値として判断し、当該初期値にAD変換処理を施すことで第1の特徴値を出力する。 そして、特徴値出力部22は、第1の時刻に続く第2の時刻以降に受け取った積分電圧については、直前の時刻においてAD変換処理により得られた特徴値からの増加分(Δ増加分)を部分輝度積分値として出力することができる(例えば、第2の時刻に第2の特徴値が得られる場合、第2の特徴値の第1の特徴値からの増加分をΔ増加分とする。)。 そして、特徴値出力部22は、一の画面を複数の部分領域(例えば、複数の水平走査線群)ごとに分割した各部分の部分輝度積分値(積分Δ値)を並行して逐次出力する。 特徴値出力部22は、出力した特徴値を変化パターン特定部24に供給する。

    (変化パターン特定部24)
    変化パターン特定部24は、特徴値出力部22から受け取った特徴値に基づいて、複数の部分領域の少なくとも一部の特徴値の変化パターンを特定する。 変化パターン特定部24は、時系列に沿って特徴値が変化するパターンを変化パターンとして特定する。 例えば、特徴信号が映像信号に含まれる輝度信号の場合、特徴値は映像信号により表される画像を構成する複数の部分領域それぞれの輝度に応じて決定される値である。

    例えば、一の画面を予め定められた方向(例えば、上から下)に沿って水平に複数の部分領域に分割する形で取得した個々の部分輝度積分値は、当該一の画面内容により様々な値を取り得る。 ここで、複数の部分輝度積分値のそれぞれは、一の画像が動画像である場合であっても、実質的に変化のない場面を撮像している場合、通常は大きく変化しない。 しかしながら、発光装置4の発光部10が当該画面に含まれている場合、発光部10の部分の部分輝度積分値は非発光状態の画面と発光状態の画面とでは大きく変化する。 変化パターン特定部24は、係る原理を活用し、特徴値の変化パターンを特定する。 変化パターン特定部24は、特定した変化パターンを類似性判断部26及び存在判断部28に供給する。

    (類似性判断部26)
    類似性判断部26は、発光制御部12による発光パターンと変化パターン特定部24が特定した特徴値の変化パターンとの類似性を判断する。 類似性判断部26は、発光パターンの発光と非発光との契機と変化パターン出現の変化とを比較することで類似性を判断する。 例えば、類似性判断部26は、発光パターンにより示される基準時から時系列に沿って変化する発光と非発光とを繰り返すパターンと、変化パターン特定部24が特定した変化パターンにより示される基準時から時系列に沿って変化する特徴値の変化のパターンとを比較する。 そして、類似性判断部26は、発光パターンと変化パターンとが一致する場合、発光パターンと変化パターンとが予め定められた誤差範囲内で類似する場合、又は発光パターンと変化パターンとの一致若しくは類似の継続時間が予め定められた時間以上の場合、発光パターンと変化パターンとが類似すると判断する。 類似性判断部26は、判断結果を示す情報を存在判断部28に供給する。

    (存在判断部28)
    存在判断部28は、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域の少なくとも一部の、発光装置4が発する光に応じて変化する特徴値に基づいて、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在しているか否か判断する。 例えば、存在判断部28は、第1の時刻における第1映像信号から得られる第1の部分領域の第1の特徴値と、第2の時刻における第2映像信号から得られる第1の部分領域の第2の特徴値との差に基づいて、撮像装置9が存在しているか否かを判断する。

    具体的に、存在判断部28は、類似性判断部26から受け取った判断結果を示す情報に基づいて、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在しているか否か判断する。 すなわち、存在判断部28は、類似性判断部26において発光パターンと変化パターンとが類似していると判断された場合に、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していると判断する。 一方、存在判断部28は、類似性判断部26において発光パターンと変化パターンとが類似していないと判断された場合に、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していないと判断する。 存在判断部28は、判断結果を示す情報(以下、「判断結果情報」という)を判断結果取得部30に供給する。

    また、存在判断部28は、電波検知部14から電波を検知しなかった旨を示す情報を受け取った場合、及び/又は信号取得部16から電波に映像信号が変調されていないことを示す情報を受け取った場合、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していないことを示す判断結果情報を判断結果取得部30に供給する。

    なお、類似性判断部26は、発光パターンと変化パターンとが類似していると判断した場合、発光制御部12に類似していることを示す情報を供給することもできる。 この場合、発光制御部12は、発光部10に発光させた光の発光パターンとは異なる発光パターンを決定する。 そして、発光制御部12は、この異なる発光パターンで発光部10を再び発光させる。 次に、電波検知部14は、発光部10が異なる発光パターンで発光している間、電波を探索する。 続いて、上記説明と同様にして、類似性判断部26は、異なる発光パターンと変化パターン特定部24が特定した変化パターンとの類似性を判断する。 そして、存在判断部28は、類似性判断部26が異なる発光パターンと変化パターンとが類似していると判断した場合に、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していると判断することもできる。

    ここで、本実施の形態に係る撮像装置探知ユニット7は、1つ以上の発光パターンを用いて発光部10を発光させ、発光パターンごとに変化パターン特定部24が特定した変化パターンとの類似性を判断することもできる。 これにより、本実施の形態に係る撮像装置探知ユニット7は、1回の発光パターンが偶発的に変化パターンに類似した場合であっても、複数回の発光パターンのそれぞれと変化パターンとの類似性を判断することで、存在判断部28の判断結果の精度を向上できる。 なお、発光制御部12は、複数の発光パターンを示すデータを予め格納するパターン格納部を有することもできる。

    (通報装置6の詳細)
    通報装置6は、存在判断部28の判断結果を取得する判断結果取得部30と、撮像装置9の存在若しくは非存在を通報する通報部32と、判断結果を格納する判断結果格納部34とを有する。

    (判断結果取得部30)
    判断結果取得部30は、存在判断部28からの判断結果情報を取得する。 判断結果取得部30は、取得した判断結果情報をユニット識別子に対応づけて判断結果格納部34に供給する。 また、判断結果取得部30は、電波を受信しなかった旨を示す判断結果情報、及び映像信号が変調されていないことを示す判断結果情報を取得することもできる。 この場合、判断結果取得部30は、電波を受信しなかった旨を示す判断結果情報、及び映像信号が変調されていないことを示す判断結果情報を判断結果格納部34に供給することもできる。

    なお、撮像装置探知システム1は、複数の撮像装置探知ユニット7を備えることもできる。 この場合、判断結果取得部30は、複数の撮像装置探知ユニット7をそれぞれ一意に識別するユニット識別子に対応づけて、当該判断結果情報に取得することもできる。 複数の撮像装置探知ユニット7は、一の撮像禁止領域75内、又は複数の撮像禁止領域75それぞれに設置することができる。

    (判断結果格納部34)
    判断結果格納部34は、判断結果取得部30から受け取った判断結果情報をユニット識別子に対応づけて格納する。 判断結果格納部34は、ユニット識別子とユニット識別子に対応づけられた判断結果情報とを通報部32に供給する。 また、判断結果格納部34は、電波を受信しなかった旨を示す判断結果情報、及び映像信号が変調されていないことを示す判断結果情報をユニット識別子及び/又は映像信号が取得された時刻に対応づけて格納することもできる。

    (通報部32)
    通報部32は、判断結果情報が撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していることを示す場合、撮像装置9の存在を示す情報を通報する。 例えば、通報部32は、音声を出力する音声出力部を含み、撮像装置9が存在していることを示す音声を音声出力部に出力させる。 また、通報部32は、テキスト及び/又は画像を出力する表示部を含み、撮像装置9が存在していることを示すテキスト及び/又は画像を表示部に表示させることもできる。

    なお、撮像装置探知装置5又は通報装置6は、存在判断部28から受け取った判断結果情報を出力する出力部を有することもできる。 例えば、出力部は、それぞれ異なる色を発する複数のランプ部を含む。 出力部は、存在判断部28から撮像装置9が存在している判断結果を示す判断結果情報を受け取った場合に第1の色を発するランプ部を発光させる。 一方、出力部は、撮像装置9が存在していない判断結果を示す判断結果情報を受け取った場合に第1の色とは異なる色の第2の色を発するランプ部を発光させる。 同様にして出力部は、電波を受信しなかった旨を示す判断結果情報を受け取った場合、第1の色及び第2の色とは異なる色の第3の色を発するランプ部を発光させることもできる。

    また、通報部32は、通信網を介してユーザー端末に実質的にリアルタイムで通報することもできる。 また、通報部32は、撮像装置9の存在を示す情報を含むテキストデータ、音声データ、及び/又は画像データをユーザー端末に送信することで通報することもできる。 更に、通報部32は、判断結果格納部34に格納されている判断結果情報を用いて、予め定められた時刻にユーザー端末に通報すること、若しくは判断結果取得部30が判断結果情報を取得した時刻から予め定められた時間が経過した後にユーザー端末に通報することもできる。

    (類似性の判断)
    図5は、本発明の実施の形態に係る変化パターン特定部における変化パターンの判断方法の概要を示す。 具体的に図5(a)は、一の画面全体の輝度信号の積分電圧を用いた場合における概要を示し、図5(b)は、本実施の形態に係る撮像装置探知システムが採用する一の画面を複数の部分領域に分割し、各部分領域の積分電圧を用いる場合を示す。

    図5(a)を参照する。 ここでは、画面500内に他の領域より明るい部分であるスポット510が発生する例を示す。 まず、第1の時刻においてスポット510が発生していない場合、第1の時刻で取得された画面500の輝度信号を積分すると、図5(a)の右図に示す積分電圧のグラフ240のように、輝度信号の積分電圧は、開始点であるA点から終了点であるB点に至るまで徐々に上昇する。

    次に、第2の時刻においてスポット510が画面500内に生じた場合、第2の時刻で取得された画面500の輝度信号を積分すると、図5(a)の右図に示す点線の積分電圧のグラフ242のように、スポット510における輝度分だけがグラフ240に積み上げられた状態のグラフになり、輝度信号の積分電圧は、A点から終了点であるC点に至るまで徐々に上昇する。 なお、スポット510を除く領域の輝度はスポット510の発生前後において実質的に同一なので、グラフ240とグラフ242とは、スポット510が存在している部分でグラフ240よりグラフ242の方が大きな値を示す点を除き、略同一の形状になる。

    そして、この場合、輝度信号の積分電圧の変化を画面500全体の輝度を用いて検知しているので、グラフ240とグラフ242との差は極めて微小と判断される(図5(a)の右図で示す「d」が差である。)。 例えば、画面500が16本の水平走査線から構成され、1本の水平走査線にスポット510が重なる場合、スポット510による部分の輝度信号の増加が100%でも、画面全体では6.25%の増加と微少である(つまり、グラフ242の終了点Cの方がグラフ240の終了点Bより6.25%分だけ大きな値になる。)。 ここで誤検出のマージンを設けた場合、グラフ240とグラフ242との差を検出することが困難になる。 すなわち、画面500全体の輝度を用いて発光パターンと変化パターンとの類似性を判断する場合、誤判断の可能性が高い場合がある(例えば、実際には所定の発光パターンで発光装置4が発光しているにも関わらず、かかる発光を検出できない場合がある。)。

    一方、本実施の形態においては、画面500を複数の部分領域に分割して各部分の輝度信号積分電圧の増加分(すなわちΔ値)も特徴値としている。 ここで、図5(b)を参照する。

    図5(b)では、画面500は、複数の部分領域(例えば、部分領域280、部分領域280a、部分領域280b、部分領域280c、部分領域280d、部分領域280e、部分領域280f、部分領域280g、部分領域280h、部分領域280i、部分領域280j、部分領域280k、部分領域280l、及び部分領域280m等)に分割されている。 まず、第1の時刻においてスポット510が発生していない場合、第1の時刻で取得された画面500の各部分領域の輝度信号の特徴値を加算していくと、図5(b)の右図に示すグラフ244のように、特徴値はA点から終了点であるD点に至るまで直線的に上昇する。

    次に、第2の時刻においてスポット510が画面500内に生じた場合、第2の時刻で取得された画面500の各部分領域の特徴値を順次加算してプロットすると、図5(b)の右図に示す点線のグラフ246のように、スポット510が重なっている部分領域に対応する線200から時系列に沿って次の線205に至るまでに特徴値が増加する。 そして、線205以降においては終了点であるE点に至るまで直線的にグラフ246は上昇する。

    そして、この場合、変化パターン特定部24は、特徴値の部分輝度Δ値の変化を画面500の複数の部分領域それぞれにおいて比較している。 ここで、発光に対応していない部分領域の特徴値を「1」とし、発光に対応している部分領域の特徴値を「2」とした場合、線205におけるグラフ244とグラフ246とを比較すると分かるように、グラフ246の特徴値は100%の増加になる。 これにより、変化パターン特定部24は、誤検出のマージンを設けたとしても、部分領域同士で比較判断しているので、グラフ244とグラフ246との差を容易に判断できる。

    (撮像装置探知システムの変形例)
    図6は、本発明の実施の形態の変形例に係る撮像装置探知システムの概要を示す。

    変形例に係る撮像装置探知システム1aは、複数の発光装置(例えば、発光装置4、発光装置4a、発光装置4b、及び発光装置4c)を備える点を除き、撮像装置探知システム1と略同一の構成及び機能を備える。 したがって、相違点を除き詳細な説明は省略する。

    撮像装置探知システム1aにおいては、場所72の撮像禁止領域75a内の複数の場所に発光装置を設置する。 そして、撮像装置探知システム1aの発光制御部12は、複数の発光装置を一斉に発光させる。 撮像装置探知システム1aは、複数の発光装置の一斉発光に基づいて、撮像装置9が設置されているか否かを判断する。 撮像装置9が設置されていると撮像装置探知システム1aが判断した場合、発光制御部12は複数の発光装置を順次発光させる。 撮像装置探知システム1aは、複数の発光装置を順次発光させることにより、撮像装置9がいずれの場所に設置されているかを特定する。 例えば、発光装置4を予め定められた発光パターンで発光させた状態で類似性判断部26が発光パターンと変化パターンとが類似すると判断した場合、存在判断部28は、発光装置4を撮像することができる場所に撮像装置9が設置されていると判断する。 そして、通報部32は、発光装置4を撮像できる場所に撮像装置9が存在していることを通報する。

    (撮像装置探知システム1の処理の流れの概要)
    図7は、本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムの処理の流れの一例を示す。

    まず、電波検知部14は、予め定められた周波数範囲の電波を検知するまで待機する(ステップ10のN。以下、ステップを「S」表す。)。 電波検知部14が当該電波を検知した場合(S10のY)、電波検知部14は当該電波を検知したことを示す情報を発光制御部12に供給する。 発光制御部12は、当該情報に応じ、発光部10を所定の発光パターンで発光させる(S15)。 そして、電波検知部14は、発光部10が予め定められた発光パターンで発光している間に検知した電波を信号取得部16に供給する。

    なお、発光装置4が撮像装置探知システム1から独立した形態である場合(例えば、携帯型発光装置である場合)、電波検知部14は、当該電波を検知したことを示す情報を発光制御部12に供給しなくてもよい。 この場合、携帯型発光装置は、予め定められた発光パターンで発光する発光機能を有していればよく、必ずしも発光制御部12を要さない。 そして、この場合、電波検知部14が当該電波を検知した場合(S10のY)、電波検知部14は、発光部10が発光しているか否かに関わらず、検知した電波を信号取得部16に供給する。

    信号取得部16は、電波検知部14から受け取った電波から映像信号を取得する(S20)。 信号取得部16は、取得した映像信号を特徴信号抽出部18に供給する。 特徴信号抽出部18は、映像信号により表される画面を構成する複数の部分領域ごとに特徴信号を抽出する(S25)。 特徴信号抽出部18は、抽出した複数の特徴信号を積分部20に供給する。 積分部20は、複数の特徴信号それぞれの積分電圧を時系列に沿って出力する(S30)。

    そして、特徴値出力部22は、積分部20が時系列に沿って出力する積分電圧をAD変換することにより得られる値を特徴値として時系列に沿って出力する(S35)。 特徴値出力部22は、特徴値を変化パターン特定部24に供給する。 変化パターン特定部24は、特徴値出力部22から時系列に沿って受け取る特徴値に基づいて、変化パターンを特定する(S40)。 変化パターン特定部24は、特定した変化パターンを示す情報を類似性判断部26に供給する。

    類似性判断部26は、発光パターンと変化パターンとが類似しているか否かを判断する(S45)。 類似性判断部26は、発光パターンと変化パターンとが類似していないと判断した場合(S45のN)、撮像装置9が存在していないことを示す判断結果情報を判断結果取得部30及び/又は通報部32に出力する(S65)。 一方、類似性判断部26は、発光パターンと変化パターンとが類似していると判断した場合(S45のY)、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していると判断する(S50)。 そして、類似性判断部26は、撮像禁止領域75を撮像する撮像装置9が存在していることを示す判断結果情報を判断結果取得部30及び/又は通報部32に供給する。

    判断結果取得部30は、存在判断部28から受け取った判断結果情報を通報部32に供給する。 通報部32は、存在判断部28又は判断結果取得部30から受け取った判断結果情報に基づいて、判断結果を通報する(S60)。

    図8は、本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システムのハードウェア構成の一例を示す。

    本発明の実施の形態に係る撮像装置探知システム1は、CPU1500と、グラフィックコントローラ1520と、RandomAccessMemory(RAM)、Read−OnlyMemory(ROM)及び/又はフラッシュROM等のメモリ1530と、データを記憶する記憶装置1540と、記録媒体からデータを読み込み及び/又は記録媒体にデータを書き込む読込み/書込み装置1545と、データを入力する入力装置1560と、外部の通信機器とデータを送受信する通信インターフェース1550と、CPU1500とグラフィックコントローラ1520とメモリ1530と記憶装置1540と読込み/書込み装置1545と入力装置1560と通信インターフェース1550とを互いに通信可能に接続するチップセット1510とを備える。 なお、CPU1500等の構成要素は、1つ以上のCPU等であって、複数のCPU等を含んで構成することもできる。

    チップセット1510は、メモリ1530と、メモリ1530にアクセスして所定の処理を実行するCPU1500と、外部の表示装置の表示を制御するグラフィックコントローラ1520とを相互に接続することにより、各構成要素間のデータの受渡しを実行する。 CPU1500は、メモリ1530に格納されたプログラムに基づいて動作して、各構成要素を制御する。 グラフィックコントローラ1520は、メモリ1530内に設けられたバッファ上に一時的に蓄えられた画像データに基づいて、画像を所定の表示装置に表示させる。

    また、チップセット1510は、記憶装置1540と、読込み/書込み装置1545と、通信インターフェース1550とを接続する。 記憶装置1540は、撮像装置探知システムのCPU1500が使用するプログラムとデータとを格納する。 記憶装置1540は、例えば、フラッシュメモリである。 読込み/書込み装置1545は、プログラム及び/又はデータを記憶している記憶媒体からプログラム及び/又はデータを読み取って、読み取ったプログラム及び/又はデータを記憶装置1540に格納する。 読込み/書込み装置1545は、例えば、通信インターフェース1550を介し、インターネット上のサーバーから所定のプログラムを取得して、取得したプログラムを記憶装置1540に格納する。

    通信インターフェース1550は、通信ネットワークを介して外部の装置とデータの送受信を実行する。 また、通信インターフェース1550は、通信ネットワークが不通の場合、通信ネットワークを介さずに外部の装置とデータの送受信を実行することもできる。 そして、タブレット、マイク等の入力装置1560は、所定のインターフェースを介してチップセット1510と接続する。

    記憶装置1540に格納される撮像装置探知プログラムは、インターネット等の通信ネットワーク、又は磁気記録媒体、光学記録媒体等の記録媒体を介して記憶装置1540に提供される。 そして、記憶装置1540に格納された撮像装置探知プログラムは、CPU1500により実行される。

    撮像装置探知システム1により実行される撮像装置探知プログラムは、CPU1500に働きかけて、撮像装置探知システム1を、図1から図7にかけて説明した発光部10、発光制御部12、電波検知部14、信号取得部16、特徴信号抽出部18、積分部20、特徴値出力部22、変化パターン特定部24、類似性判断部26、存在判断部28、判断結果取得部30、通報部32、及び判断結果格納部34として機能させる。

    (実施の形態の効果)
    本実施の形態に係る撮像装置探知システム1は、撮像禁止領域75に設置された発光装置4を予め定められた発光パターンで発光させると共に、受信した電波に変調されている映像信号で表される画面を構成する複数の部分領域それぞれの特徴値の変化パターンを特定する。 そして、撮像装置探知システム1は、発光パターンと変化パターンとが類似しているか否かに基づいて、撮像装置9の存在を判断する。 すなわち、撮像装置探知システム1は、映像信号の画像に予め定められた発光パターンに対応する部分的な特徴信号の変化パターンが含まれるか否かを解析するので、撮像禁止領域75の照度が高い場合であっても、確実に撮像装置9の存在を検知できる。 換言すれば、照度の高い場所であっても懐中電灯の電球の点滅は目視で識別することができることと同様に、撮像装置探知システム1は、撮像禁止領域75において発光装置4を発光させることで、当該発光を撮像装置9に撮像させ、かつ、撮像装置9が発信する電波を解析することで、照度の高い場所においても撮像装置9の自動的な検知を実現することができる。

    更に、撮像装置探知システム1は、画面全体の輝度の絶対量ではなく、発光装置による部分的な相対輝度変化により撮像装置9の存在を検知する方式であるため、鏡面、あるいはガラス面等の光沢物に反射した発光装置の発光の映像を含む映像信号に基づいて、撮像装置9を検知することができる。

    また、撮像装置探知システム1は、撮像禁止領域75に発光装置4を設置するので、撮像禁止領域75を撮像できるいかなる場所に撮像装置9を設置したとしても、確実に当該撮像装置9を検知できる。 更に、撮像装置探知システム1は、撮像装置9が発信する電波に変調された映像信号をモニター等の表示装置に出力しないので、撮像装置9により撮像された画像を人間が確認することがない。 これにより、撮像装置探知システム1によれば、個人のプライバシーに配慮した上で、撮像装置9の存在を検知できる。

    そして、撮像装置探知システム1は、発光装置4を別個独立の形態(例えば、携帯型発光装置)にすることもできる。 これにより、撮像装置探知システム1は、携帯型発光装置をユーザーに携行させることができるので、当該ユーザーが撮像禁止領域内を移動することにより広範囲な領域において撮像装置9を検知できる。 また、撮像装置探知システム1は、携帯型発光装置を例えばバッジ型にすることもできる。 これにより、撮像装置探知システム1は、バッジ型の携帯型発光装置を装着したユーザーの行動範囲の全てにおいて、撮像装置9の存在の有無を検知することができる。

    以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。 また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せのすべてが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。 更に、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品とのような複数の部分に分割されて適用されるようにすることもできる。

    1、1a 撮像装置探知システム 4、4a、4b、4c 発光装置 5 撮像装置探知装置 6 通報装置 7 撮像装置探知ユニット 9 撮像装置 10 発光部 12 発光制御部 14 電波検知部 16 信号取得部 18 特徴信号抽出部 20 積分部 22 特徴値出力部 24 変化パターン特定部 26 類似性判断部 28 存在判断部 30 判断結果取得部 32 通報部 34 判断結果格納部 70、72 場所 75、75a 撮像禁止領域 77 窓 200、205 線 240、242、244、246 グラフ 247、247a 変化線 248、248a、248b、248c、248d、248e、248f、248g 点 249、249a、249b、249c、249d、249e、249f、249g 点 280、280a、280b、280c、280d、280e、280f、280g、280h、280i、280j、280k、280l、280m 部分領域 500 画面 502、502a、502b、502c、502d、502e、502f、502g 走査線 505、510 スポット 900 電波 1500 CPU
    1510 チップセット 1520 グラフィックコントローラ 1530 メモリ 1540 記憶装置 1545 読込み/書込み装置 1550 通信インターフェース 1560 入力装置

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