System and method for dislaying traced object on display device

申请号 JP4994798 申请日 1998-01-26 公开(公告)号 JPH10326174A 公开(公告)日 1998-12-08
申请人 Digital Equip Corp ; ディジタル イクイプメント コーポレイション; 发明人 DELAHUNTY STEPHEN G;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To eliminate the need to use a CPU much and to display many traced objects at the same time by displaying the latest position and previous positions which are displayed in order by not masking overlay data having corresponding pixel values.
SOLUTION: An application program calls a function (129) to instruct a device driver to update the value of the pointer at its latest position, and decrease the latest position pointer so that the latest position pointer has a new value (130). Further, the device driver sets overlay mask values of all pixel interpretation table entries regarding previous traced positions of traced objects to zero (131). Then, the device driver displays the oldest traced positions of the traced objects first together with the latest positions and then displays the previous traced positions in order to the latest positions.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 追跡対象の1もしくは1よりも多くの以前の位置においてピクセル値を書き込み、ピクセル値は1もしくは1よりも多くの以前の位置において追跡対象の表示を示すオーバーレイ情報を含み、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値は、第1のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含むようなステップと、 表示装置からの割り込みに応答して、ピクセル解釈テーブルエントリーに、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の以前の位置の中の第1
    の位置に、追跡対象を表示するために使用されるようなステップを備える、表示装置上に追跡対象を表示するための方法。
  • 【請求項2】 追跡対象の最新位置及び1もしくは1よりも多くの以前の位置においてピクセル値を書き込み、
    ピクセル値は、最新位置及び1もしくは1よりも多くの以前の位置において追跡対象の表示を示すオーバーレイ情報を含み、追跡対象の最新位置に対するピクセル値は、第1のピクセル解釈テーブルエントリーを含み、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値は、第2のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含み、追跡対象の以前の位置の第2の位置に対するピクセル値は、第3のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含むようなステップと、 第1のピクセル解釈テーブルエントリーに、追跡対象の最新位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の最新位置に追跡対象を表示するために使用されるようなステップと、 第2のピクセル解釈テーブルエントリーに、追跡対象の1もしくは1よりも多くの以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の最新位置に追跡対象を表示するために使用されるようなステップを備える、表示装置上に追跡対象の最新の位置及び以前の位置を表示するための方法。
  • 【請求項3】 追跡対象の1もしくは1よりも多くの以前の位置においてピクセル値を書き込み、ピクセル値は、1もしくは1よりも多くの以前の位置において追跡対象の表示を示すオーバーレイ情報を含み、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値は、第1のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含むような手段と、 表示装置からの割り込みに応答して、ピクセル解釈テーブルに、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、
    前記値は、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に追跡対象を表示するために使用されるような手段とを備える、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み出し可能メモリ。
  • 【請求項4】 追跡対象の最新位置及び1もしくは1よりも多くの以前の位置においてピクセル値を書き込み、
    ピクセル値は、最新位置及び1もしくは1よりも多くの以前の位置において追跡対象の表示を示すオーバーレイ情報を含み、追跡対象の最新位置に対するピクセル値は、第1のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含み、追跡対象の以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値は、第2のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含み、追跡対象の以前の位置の中の第2の位置に対するピクセル値は、第3のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含むような手段と、 第1のピクセル解釈テーブルエントリーに、追跡対象の最新位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の最新位置に追跡対象を表示するために使用されるような手段と、 第2のピクセル解釈テーブルエントリーに、追跡対象の1もしくは1よりも多くの以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の最新位置に追跡対象を表示するために使用されるような手段とを備える、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み出し可能メモリ。
  • 【請求項5】 追跡対象の最新位置及び1もしくは1よりも多くの以前の位置においてピクセル値を書き込み、
    ピクセル値は、最新位置及び1もしくは1よりも多くの以前の位置において追跡対象の表示を示すオーバーレイ情報を含み、追跡対象の最新位置に対するピクセル値は、第2のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含み、追跡対象の以前の位置の第1の位置に対するピクセル値は、第2のピクセル解釈テーブルエントリーを含み、追跡対象の以前の位置の中の第2の位置に対するピクセル値は、第3のピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスを含むような手段と、 第1のピクセル解釈テーブルエントリーに、追跡対象の最新位置に対するピクセル値のオーバレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の最新位置に追跡対象を表示するために使用されるような手段と、 第2のピクセル解釈テーブルに、追跡対象の1もしくは1よりも多くの以前の位置の中の第1の位置に対するピクセル値のオーバーレイ情報を示す値を書き込み、前記値は、追跡対象の最新位置に追跡対象を表示するために使用されるような手段とを備える、表示装置に追跡対象を表示するシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、コンピュータグラフィックス表示システム、より詳細には、コンピュータ作動の表示装置に追跡対象を表示するためのシステムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】コンピュータグラフィックス表示システムでは、特定の表示イメージ内に表示される構成要素を表示対象(display objects )もしくは対象(objects
    )と呼ぶ。 多くのコンピュータグラフィックス表示では、追跡対象(tracked objects)を提供することが要求される。 追跡対象は、表示領域を介して表示イメージによって表される対象の動きを表すために表示される対象である。 例えば、常に(時間に関して100%)追跡移動対象の現在位置を表示し、一方、また、(時間で)
    逆上る順番に、追跡移動対象の多数の以前の位置を断続的に表示することによって、追跡移動対象を表示することができる。 その結果生じる効果は、一般的に、自動車の運転者を特定の方向へ導くのに使用される点滅する迂回サインの効果と同様である。 点滅する迂回サインは、
    迂回の方向に順番に点滅する。

    【0003】追跡対象は、例えば、レーダ表示といった多くのグラフィックスシステムの応用において有用である。 レーダによって検知された移動対象の経路及びそのおおよその速度を、レーダ監視担当者に示すために、レーダ表示の追跡対象を使用することができる。 追跡対象表示を提供する既存のシステムでは、これらの実施に必要とされるコンピュータ資源は、ある定められた時間の画面表示内の追跡対象の数によって変化する。 これは、
    一般的に、既存のアプリケーションプログラムは、既存のシステム内の多層のソフトウェアで、直接、追跡しているからである。 特に、このようなシステムでは、追跡対象を表示するために、アプリケーションは、その対象の最新位置及び以前の位置に、その対象を描いて、消して、再び描いて、その対象が追跡されているようにしなければならない。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】最新のシステムは、多数の追跡対象を同時に表示することを要求される。 多数の追跡対象を表示上に維持するために、このようなシステムはしばしば、それらのCPU能を100%使用しなければならない。 コンピュータ資源が多数のアプリケーションによって共有されなければならない場合には、
    このCPUの大量の使用は望ましくなく、また、許容できない。 従って、多数の追跡対象を同時に表示可能であり、CPUの大量の使用を必要とせず、好ましいことに、アプリケーションソフトウェアプログラムに、追跡対象の各々を描いて、消して、再び描くことを要求しないような追跡対象を表示するための新しいコンピュータフラフィックスシステムが必要となる。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】コンピュータ表示装置にブリンク対象もしくは追跡対象を表示する新しいシステム及び方法を開示する。 追跡対象を表示する開示の方法は、追跡対象の最新位置及び所定数の以前の位置を、ゼロでないオーバーレイデータを有するピクセル値で書き込むことを含む。 新しいシステムは、タイプコードの所定の順に並べられたセットの中の選定された1つを、最新位置に対するピクセル値に書き込む。 システムは、そのタイプコードのセットの中の選定された1つを、デバイスドライバーへ示す。 デバイスドライバーは、最新位置及び以前の位置に対するピクセル値のオーバーレイデータを使用して、タイプコードの所定のセットの順番に、追跡対象の最新位置及び所定数の以前の位置を表示する。

    【0006】本発明のその主要部分は、請求項1及び請求項5にそれぞれ列挙されているように、表示装置に追跡対象を表示する方法及びそれに対するシステムにある。 実施例では、対応するピクセル値のオーバーレイデータをマスクしないことによって、最新位置及び順番に表示される以前の位置を表示する。 更に、実施例では、
    タイプコードは、ピクセル解釈テーブルの対応するエントリーを示すピクセル値のインデックス値である。 更に、実施例では、デバイスドライバーは、ピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスク値を変更し、
    関連するピクセル値のオーバーレイデータをマスクする、もしくは、マスクしないようにする。 このように、
    追跡対象を表示する新しい方法を含み、同時に多数の追跡対象を表示可能であり、CPUの大量の使用を必要とせず、アプリケーションソフトウェアプログラムに、追跡対象の各々を描いて、消して、再び描くことを要求しない新しいコンピュータグラフィックスシステムを提供する。

    【0007】

    【発明の実施例】添付図及び好ましい実施例の以下の説明から、本発明のより詳細な理解が得られるであろう。
    図1及び図2は、本システムの実施例によってつくられるブリンク対象を例示する画面表示を示す。 図1は、可視のブリンク対象を有する実施例を示す。 図1には、3
    個の画面対象があり、詳細には、長方形10として示される可視のブリンク対象、楕円12として示されている最前面の対象、円14として示される最後部の対象がある。 図2では、ブリンク対象10は隠されている。 従って、図2では、円14は完全に可視である。 図1及び図2に示されるように、ブリンク対象に関しては、本システムによって、重ねる順番が維持される。 長方形10のようなブリンク対象を、別の対象の上、もしくは、下に描くことができる。 ブリンク対象10をオフする(「隠される」もしくは「透過になる」とも言う)時、ブリンク対象の下の領域及び対象を可視にする。 ブリンク対象をオンにする(「可視」にされるとも言う)時、ブリンク対象の下の全ての対象は隠され、一方、ブリンク対象の上の対象はブリンク対象を隠す。

    【0008】対象を表示上でブリンクさせる時、対象の表示を可視にするのと、透過にするのとを交互に行うことによって、これを実施する。 本システムの実施例では、可視、すなわち動作の「オン」段階の間、ブリンク対象の下の全ての対象は隠され、一方、ブリンクの上の対象は可視のままである。 透過、すなわち動作の「オフ」段階の間、ブリンク対象の下の対象は可視である。
    実施例では、システムは2段階を提供する。 ブリンク対象の各々は、2段階のシステム段階の内の1段階である、そのブリンク対象に対する動作の「オン」段階、及び、もう一方のシステム段階である、その動作の「オフ」段階に関連する。 本システムの実施例の別の特徴では、対象の表示を2色交互で行うことによって対象をブリンクさせる。 例えば、アプリケーションは、対象が、
    「オン」段階の間は赤として、そして、「オフ」段階の間は青として表示されるように規定することができる。
    このように表示される時、ブリンク対象を透過にすることはできない。 この実施例では、ブリンク対象の下の全ての対象が、常に(時間に関して100%)隠される。

    【0009】図3A−3Lに、本システムによって提供されるような一連の追跡対象の表示を示す。 図3A−3
    Lの実施例では、アプリケーションプログラムは画面上にピクセルを描き、いくつの最新ではない(すなわち「過去の」)ピクセルを表示しなければならないかを示し、更に、過去のピクセルの表示頻度を示す。 追跡対象の過去のピクセルは、追跡対象の以前の位置を表示するようなピクセルである。 デフォルトの例の構成では、追跡対象内の過去のピクセルは、表示「フレーム」と呼ばれる一定期間表示され、それから、すぐその後の3フレームの間、透過にされる。 更に、例のデフォルトの構成では、常に(時間に関して100%)追跡対象の最新の位置内のピクセルを表示する。 当業者は、本システムでは、更に、アプリケーションが、これらの例のパラメータを変更可能になることを理解されよう。

    【0010】ピクセル解釈テーブルエントリー内のオーバーレイマスク値と組み合わせて、各々のピクセル内のオーバーレイデータと呼ばれるところのものを使用して、追跡対象の過去のピクセル値を維持する。 過去のピクセルの各々は、表示空間内の追跡対象の最新でない位置に関連するビデオRAM(VRAM)内にある。 オーバーレイデータは、追跡対象の最新位置及び最新でない位置に対する色情報の範囲外にあるピクセルデータフィールド内に記憶される。 結果、ブリンク対象を表示するような非−オーバーレイピクセルデータをどれも乱すことなく、オーバーレイデータを使用して、画面上に、追跡ピクセルを描くことができる。 追跡ピクセルを透過にする時、オーバーレイデータ内の追跡ピクセルデータの「下位」の非−オーバーレイピクセルデータは可視になる。 本システムのこの特徴は、多層の表示情報を必要とするような、航空交通管制(ATC)もしくは対象を追跡するために何らかの形式のレーダデータを使用する他の応用といったような適用環境にとって、非常に価値がある。

    【0011】図3A−3Fは、本システムの実施例によって提供される追跡対象を示す。 図3Aでは、時間t 0
    における、20−35と番号付けられた1セットのピクセルを示す。 時間t 0では、追跡対象の最新位置は、ピクセル27を含む。 従って、図3Aでは、追跡対象の色をセットされたピクセル27を示す。 本発明の実施例では、追跡対象の最新位置のピクセルは、常に表示される。 図3Bでは、時間t 1における、ピクセル20−3
    5を示す。 時間t 1では、追跡対象の最新位置は変わらない。 従って、ピクセル27は設定を維持する。 更に、
    図3Bに示されるように時間t 1では、過去のピクセル、例えば、ピクセル20が表示される。 図3Cでは、
    時間t 2におけるピクセル20−35を示す。 時間t 2
    では、追跡対象は移動せず、従って、ピクセル27は設定を維持する。 また、図3Cに示されるように時間t 2
    では、過去のピクセル21がセットされる。 同様に、図3Dから図3Hでは、追跡対象の位置は変わらない。 従って、図3Dから図3Hでは、ピクセル27は設定を維持する。 更に、図3Dから図3Hでは、過去のピクセル21から26の内の1つがセットされる。 図3Aから図3Lの実施例では、過去のピクセルの数は27として示され、追跡対象の最新の位置及び7個の以前の位置にある追跡対象の表示を表す。 当業者であれば、いくつかの他の数の以前の位置が、追跡対象の表示に含まれる場合にも、本システムを適用できることを理解されよう。 また、図3A−図3Lの例では、最も古い以前の位置から開始して、最も新しい以前の位置へ進み、それから再び最も古い以前の位置から開始するといった順番に表示される過去のピクセルが示される。 当業者であれば、本発明の理論に基づいて、他の順番でも、追跡対象の以前の位置の過去のピクセルを表示可能であることを理解されよう。

    【0012】図3Jでは、追跡対象は、図3A−図3I
    における位置から、その位置を変える。 図3Jに示されるように、追跡対象の新しい最新位置はピクセル28を含み、従って、ピクセル28は、追跡対象の色をセットされる。 図3J−図3Lに示されるように追跡対象の過去のピクセルは、従って、ピクセル21−27である。
    図3Kでは、最も古い過去のピクセルであるピクセル2
    1がセットされる。 図3Lでは、最新位置のピクセル2
    8がセットされ、ピクセル21がクリアされ、2番目に古い過去のピクセル、この場合はピクセル22がセットされる。 このように、最も古い以前の位置から最も新しい以前の位置へ、順番に、追跡対象の過去のピクセルを表示することが示されている。

    【0013】図4は、グラフィックスアダプタ52に接続された表示装置50を含む本システムの実施例を示す。 グラフィックスアダプタ52は、順に、システムバス54に接続されている。 また、システムバス54に接続されているCPU56、メモリ58、及び他のI/O
    デバイス60が示されている。 図4に示されている構成要素の動作中、ブリンク対象及び追跡対象は、グラフィックスアダプタ52及びメモリ58内の要素に応答して、表示装置50に表示され、そして、CPU56に反応する。 実施例では、本システムの構成要素は、CPU
    56で動き、メモリ58に記憶され、一方、グラフィックスアダプタ52内に記憶されているデータストラクチャーを処理するソフトウェアで実施される。 図5は、図4に示されるグラフィックスアダプタ52のようなグラフィックスアダプタ70の実施例を示す。 図4に示されるシステムバス54のようなシステムバスに接続されているグラフィックスエンジン72を含む図5のグラフィックスアダプタ70が示されている。 RAMDAC76
    と同様にビデオRAM(VRAM)に接続されているグラフィックスエンジン72が示されている。 また、RA
    MDAC76(「ランダムアクセスメモリデジタルアナログコンバータ(Random-Access Memory Digital Analo
    g Converter )」)は、VRAM74及び図4に示される表示装置50のような表示装置に接続されている。 図5に示される実施例の構成要素の動作中、グラフィックスエンジン72は、グラフィックスアダプタ70をシステムバスと調和作動させ、描くことを促進し、VRAM
    74へのアクセスを提供する。 グラフィックスエンジン7Cは、例えば、マイクロプロセッサー上で動くソフトウェアもしくはファームウェア、或いはソフトウェア、
    ファームウェア、ハードウェアロジックの何らかの組み合わせたものである。 RAMDAC76は、VRAM7
    4からピクセルデータを読み出し、ピクセルデータをアナログ信号に変換する。 それから、これらのアナログ信号を、図4に示されている表示装置50のような表示装置内の電子銃に伝送する。

    【0014】図6は、図5に示されるRAMDAC76
    のようなRAMDAC80の実施例を示す。 図6の例のRAMDAC80は、商用に使用可能な装置であるBr
    ooktree(登録商標)BT463 RAMDAC
    によって提供される機能に類似する機能を提供する。 図6に示される例のRAMDAC80は、VRAMアドレスに応答する、図5のVRAM74のようなVRAMからピクセル値を選定するためのマルチプレクサ82を含む。 マルチプレクサ82の出力の第1の部分は、更に、
    シフター(shifter )86及び加算器88から成るシフター/加算器回路に接続される。 マルチプレクサ82の出力の第2の部分は、ピクセル解釈テーブル84のインデックス入力に接続される。 時々、ピクセル解釈テーブル84は、「ピクセルタグ(pixel tag )」テーブルもしくは「ウインドゥタグ(windowtag)」テーブルと呼ばれる。 Brooktree(登録商標)BT463
    RAMDACの対応するテーブルは、「ウインドゥタイプ(window type )」テーブルと呼ばれる。 シフター/
    加算器回路入力は、ピクセル解釈テーブル84からのコントロールラインに接続される。

    【0015】更に、図6に示される構成要素に関して、
    加算器88の出力は、色探索テーブル1(LUT1)9
    0、色探索テーブル2(LUT2)92、色探索テーブル3(LUT3)94へのインデックスの1セットである。 色探索テーブル1 90(LUT1)は、例えば、
    表示装置内の赤色銃に接続されている。 色探索テーブル2 92(LUT2)は、例えば、表示装置内の青色銃に接続されている。 色探索テーブル3 94(LUT
    3)は、例えば、表示装置内の緑色銃に接続されている。 LUT1、LUT2、LUT3にロードされる特定の値は所定の値であり、本システムの動作に関して、個々に、ロードされる。 図6に示される構成要素の動作中、ピクセル値の個々の部分を、マルチプレクサ82を介し、シフター/加算器回路の入力及びピクセル解釈テーブル84のインデックス入力へ通す。 こうして、各々のピクセル値内の所定のフィールドは、ピクセル解釈テーブル84を索引し、そのピクセルに関するピクセル解釈テーブルエントリーを見つけるために使用される。 ピクセル解釈テーブルエントリー内のフィールドの値は、
    シフター86及び加算器88を制御し、ピクセル値内の他のフィールドを解釈するために使用される。 関連するピクセル解釈テーブルエントリーのフィールドの内容及びピクセル値の情報に応答して、色探索テーブル内の位置のアドレス(ここでは、例として、「カラーアドレス(color address )」と呼ぶ)が、色銃の各々に対してつくられる。 例えば、LUT1に書き込まれるエントリーの第1のアドレスがつくられる。 LUT1エントリーは、デジタルからアナログへのコンバータ(DAC)によってアナログ信号に変換されるデジタル値を含み、変換されたアナログ値は赤色銃へ通される。 同様に、LU
    T2及びLUT3内のエントリーのアドレスがつくられ、緑色銃及び青色銃に通されるアナログ電圧に変換されるデジタル値を得る。 表示装置上にグラフィックス表示をつくるために、アナログ値は3色の銃(95、9
    6、97)へ通される。

    【0016】例えば、関連するピクセル解釈テーブルエントリーのシフトフィールドの値は、ピクセル内の色情報のビット位置を示す。 シフター86は、シフトフィールド値を使用して、適切な色探索テーブルをアドレスするのに使用される最下位のビット位置へ色情報を移す。
    それから、関連するピクセル解釈テーブルエントリーの開始アドレスフィールドの値は、加算器88に通され、
    そして、色探索テーブルに記憶された可能な複数の色のパレット(別名は、「色マップ」)の中から選定するために、そのピクセルに対する色情報に加えられる。 図7
    は、VRAM内のピクセル値のフォーマットの実施例を示す。 図7の実施例では、インデックスフィールド9
    8、オーバーレイフィールド100、バイト2 10
    2、バイト1 104、バイト0 106として示されている3バイトの色情報がある。 図7に示されている構成要素の動作中、RAMDACは、インデックスフィールド98の内容を使用して、ピクセルデータの残りのフィールドを解釈する。 インデックスフィールド98の値は、例えば、ピクセル解釈テーブルへの可能なインデックスの範囲内である。 例えば、実施例のピクセル解釈テーブルが16エントリーを含む場合には、インデックスフィールドの値98は、0から15までの範囲内である。 RAMDACは、インデックスフィールド98の値によって索引されるピクセル解釈テーブルエントリーを使用して、ピクセル値の残りを解釈する。

    【0017】図8Aは、ピクセル解釈テーブル110の実施例を示す。 更に、図8Aは、ピクセル解釈テーブルエントリー112のフォーマットの一例を示す。 図8A
    の例のピクセル解釈テーブル110は、ゼロから15の関連するインデックスを有する16エントリーを含む。
    リザーブフィールド(Reserved field)114、探索テーブルバイパス(LTB−Look-up Table Bypass))ビット116、開始アドレスフィールド(Start Address
    field )118、マスクフィールド(Mask field)12
    0、オーバーレイデータ位置フィールド(Overlay Data
    Location Field )122、モードフィールド(Mode f
    ield)124、プレーンフィールド(Planes field)1
    26、シフトフィールド(Shift field )128を含む例のピクセル解釈テーブルエントリー112の例を示す。 図8に示される実施例の動作中、シフトフィールド128は、そのピクセルに対する色情報が始まるビット位置を特定する。 本システムは、このフィールドの内容を使用して、RAMDACの色探索テーブルを索引するために、ピクセル値から色情報の8ビットのサブフィールドを選定する。

    【0018】プレーンフィールド126の値は、色情報のために使用されるビット数を示す。 更に、モードフィールド124の値は、ピクセル値内の色情報をどのように使用するかを制御する。 例えば、モードフィールド1
    24の値は、ピクセル値の色情報を「真色(true colo
    r)」モードもしくは「擬色(pseudo color)」モードのどちらで使用するかを決定する。 もし、色情報を、真色をつくるために使用すべきであることを、モードフィールド124の値が示すならば、赤色銃、緑色銃、及び青色銃の各々に対する色値を得るために、色情報から等しい数のビットが使用される。 例えば、プレーンフィールド126の値が24である真色モードでは、色情報を、8ビット長が3つあるとして使用する。 その場合、
    色情報の8ビットのサブフィールドの各々の値を使用して、関連する色銃に送る値をつくるために、色探索テーブルの所定の1つを索引する。

    【0019】もし、色データが、擬色をつくるために使用されるべきであることを、モードフィールド値が示すならば、ピクセルの色情報内からのビットの1セットだけを使用して、3つの色銃の全てに対する色値を得る。
    シフトフィールド128の値を使用して、そのピクセルの表示をつくるための24ビットの色情報内の3つの8
    ビットのサブフィールドの中の1つを選定する。 関連する色銃へ送る電圧値をつくるために、選定された8ビットのサブフィールドの値を、色探索テーブルの各々へのインデックスとして使用する。 本システムは、擬色モードで動作する。 ブリンク対象を提供するために、本システムのドライバーは、シフトフィールドの内容を操作し、ピクセルの色をつくるために使用されるピクセル値の色情報のサブフィールドを変更する。 ブリンクは、例えば以下のように実施される。 まず、色情報の下位の8
    ビットを、色をつくるために使用する。 ユーザが特定した時間の後、デバイスドライバーは、シフト値を更新し、色をつくるために中央の8ビットが使用されるようにする。 後続の所定の時間の後、ブリンク対象のピクセルの色をつくるために、最初の8ビットを、再び使用する。

    【0020】本システムが、ピクセル解釈テーブルのエントリーを変更することによって、ピクセルの色情報内の交替のサブフィールドを選定することは、既存のシステムと大きく異なる。 既存のシステムでは、ピクセル解釈テーブルエントリーの値は、最初にロードされ、決して変更されない。 オーバーレイ位置フィールド122
    は、ピクセル値内のオーバーレイデータのビット位置を特定する。 例えば、オーバーレイ位置フィールド122
    の最初の所定の値は、オーバーレイ値が、ピクセル値の色情報の後の最上位の4ビットに位置するということを示す。 ピクセル値のオーバーレイデータ内の対応するビットをイネーブルにする(ロジック1)、もしくはディスエーブルにする(ロジック0)ために、オーバーレイマスクフィールド120の値は使用される。 最終結果をつくるために、オーバーレイデータは、マスク120の値と論理的に「AND」される。 マスクフィールド12
    0の値を使用することによって、オーバーレイデータは、メモリ内に存在するが、関連するピクセル解釈エントリーのマスクビットをクリアすることによって、透過にされることが可能である。 RAMDACは、オーバーレイマスクフィールドの値を使用して、ピクセル値のオーバーレイデータの個々のビットをマスクする。 VRA
    Mから読み出されたピクセル値の各々に応答して、関連するピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスクは、ピクセル値のオーバーレイデータと論理的に「AND」される。 それから、結果を使用して、各々の色銃に対する色テーブルのオーバーレイ部分を索引する。 例えば、各々の色テーブルのオーバーレイ部分は、
    色テーブルの開始アドレスよりも下位のアドレスに位置する16エントリーのテーブルである。 従って、AND
    演算の結果がゼロでない時、オーバーレイ色情報の位置は、色テーブルの開始アドレスからオーバーレイ色テーブル長を引き、それから論理的な「AND」演算の結果を加えることによって決定される。 もし、論理的な「A
    ND」演算の結果がゼロならば、オーバーレイは透過である。 従って、ピクセル値に関するピクセル解釈テーブルエントリー中に「0」のオーバーレイマスク値がある時、そのピクセル値に対するオーバーレイデータは無視され、そのピクセルの表示のための色情報は、そのピクセル値の非−オーバーレイ色情報から得られる。

    【0021】実施例では、アプリケーションプログラムは、追跡対象の最新位置及び全ての過去の位置に対するピクセル値を描くという責任を負う。 所定のピクセル解釈テーブルのインデックスのセットから選定されたピクセル値の各々のピクセル解釈テーブルのインデックスを含むことによって、アプリケーションは、どのピクセルが追跡対象の最新位置内にあり、そして、どのピクセルが追跡対象の過去の位置内にあるかを示す。 更に、この実施例では、常に追跡対象の各々の最新位置を表示し、
    そして、順番に、追跡対象の各々の過去の位置を表示するために、所定のピクセル解釈のインデックスのセットに対応するピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスクフィールドの値を操作する。 アプリケーションプログラムは、もはや表示されない追跡対象の過去の位置のピクセルを消す責任を負う。

    【0022】開始アドレスフィールド118の値は、各々の色探索テーブル内の特定の色マップの基本アドレスを特定する。 各々のピクセル値のオーバーレイデータを含む色情報は、色探索テーブル内の色マップの絶対値の物理アドレスに無関係に、特定の色マップにアドレスする。 例えば、開始アドレス118は、ピクセル値の非−
    オーバーレイ色情報に加えられ、それから、所定のエントリー長で乗算されて、そのピクセルの対応する色銃に対する強度値を含む色探索テーブル内の物理アドレスをつくる。 LTBビット116の最初の所定の値は、色探索テーブル(90、92、94)をバイパスして、直接、色データが電子銃へ送られることを示す。 このビットが、ピクセルからの色データは、直接、電子銃に送られなければならないことを示し、モードビットが、24
    ビットの「真色」モードを示す時、色データの1バイトのサブフィールドの各々からの値は、青銃、緑銃、赤銃に加えられる。 8ビットの「擬色」モードでは、色データからの8ビットの値(シフトフィールドの値によって示される)だけが、赤電子銃、青電子銃、緑電子銃に等しく加えられ、256のシェードグレースケール(shad
    e Grey scale)をつくる。

    【0023】本システムは、動的に、ピクセル解釈テーブルのエントリーを変更し、ブリンクピクセル表示、もしくは、追跡ピクセル表示をつくる。 実施例では、ピクセル解釈テーブル110は、16エントリー長であり、
    その内10エントリーが、ブリンクピクセルもしくは追跡ピクセルを実施するために使用される。 ブリンクピクセルもしくは追跡ピクセルを提供するために、本システムによって使用されるピクセル解釈テーブルエントリーのインデックスは、例えば、2から11までを含んでいる。 以下のリストは、本ピクセル解釈テーブルの第1の実施例を要約する。

    【0024】 ピクセル解釈テーブル 説明 エントリーインデックス 2 関連するピクセルは、ブリンク対象内にあることを示す 。 デバイスドライバーは、ブリンク効果を提供するために このエントリーのシフトフィールド値を変更する。 3 関連するピクセルは、追跡対象の最新位置内にあること を示す。 デバイスドライバーは、オーバーレイマスクフィ ールドを変更しないままにしておき、結果、ピクセルは、 ピクセル値のいずれかのオーバーレイデータに基づいて表 示される。 例えば、オーバーレイマスクフィールドの値は 全て1、すなわちf 16である。 4 関連するピクセルは、例えば、時間T−1では、追跡対 象の最新の追跡位置内にあることを示す。 5 関連するピクセルは、追跡対象の2番目に新しい追跡位 置内にあることを示す(T−2)。 6 関連するピクセルは、追跡対象の3番目に新しい追跡位 置内にあることを示す(T−3)。 7 関連するピクセルは、追跡対象の4番目に新しい追跡位 置内にあることを示す(T−4)。 8 関連するピクセルは、追跡対象の5番目に新しい追跡位 置内にあることを示す(T−5)。 9 関連するピクセルは、追跡対象の6番目に新しい追跡位 置内にあることを示す(T−6)。 10 関連するピクセルは、追跡対象の7番目に新しい追跡位 置内にあることを示す(T−7)。 11 関連するピクセルは、もはや追跡されない追跡対象の以 前の位置内にあることを示す。 オーバーレイマスクは、例 えば、ピクセル値の全てのオーバーレイデータが無視され るように、ゼロにセットされる。

    【0025】本ピクセル解釈テーブルの第2の実施例では、インデックス3から10を有するそれらのエントリーを使用して、循環で、追跡された以前の位置内のピクセルと共に、追跡対象の最新位置内のピクセルを維持する。 例えば、図8Bに示されるように、アプリケーションプログラムは、ファンクション129をコールする。
    そのファンクションは、デバイスドライバーに、ピクセル解釈テーブルエントリー3から10の中のどのエントリーが追跡対象の最新位置内のピクセルに対するエントリーとして取り扱われるべきであるかを示す最新位置ポインターを更新するように通知する。 デバイスドライバーは、ステップ130で示されるように最新位置ポインターを減少することによって応答する。 もし、その減少される値が5よりも小さいならば、最新位置ポインターは10にセットされる。 このように、エントリー3から10は、エントリー2及び10が連続して隣合うように囲んでいる連続する輪として取り扱われる。

    【0026】例えば、最新位置ポインターは、最初に、
    ピクセル解釈テーブルエントリー3を示す3にセットされる。 最初に、エントリー4から10を使用して、位置T−1のピクセルに関するエントリー4、位置T−2のピクセルに関するエントリー5、等々で、追跡対象の追跡された以前の位置のピクセルを表示する。 ステップ1
    30が実施された後、新しい最新位置ポインターの値は10である。 そして、エントリー3から9を使用して、
    新しい位置T−1(先の最新の位置)のピクセルに関するエントリー3、新しい位置T−2のピクセルに関するエントリー4、等々で、追跡対象の追跡された以前の位置のピクセルを表示する。 関数129への後続のコールの後、再び、デバイスドライバーは、最新位置ポインターが値9を持つように、最新位置ポインターを減少する。 そのポイントでは、エントリー10、1、2、3、
    4、5、6、7、8が使用され、新しい位置T−1のピクセルに関するエントリー10、新しい位置T−2のピクセルに関するエントリー1、等々、そして、追跡対象の最も古い追跡された以前の位置に関するエントリー7
    で、追跡対象の追跡された以前の位置のピクセルを表示する。

    【0027】更に、図8Bの実施例において、ステップ131では、デバイスドライバーは、追跡対象の追跡された以前の位置に関するピクセル解釈テーブルエントリーの全てのオーバーレイマスク値をゼロにセットし、そして、追跡対象の最新の位置に関するピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスク値を全て1にセットする。 ステップ132では、デバイスドライバーは、
    最新位置に関するエントリーの前のピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスク値を、全て1に順番にセットする。 このように、追跡対象の最も古い追跡された以前の位置が、最新位置と共に、最初に表示される。 それから、最新位置に向かう順番に、順次、以前の追跡された位置が表示される。 例えば、もしステップ1
    30の後、新しい最新位置ポインターが9に等しい値を有するならば、ステップ132では、デバイスドライバーは、エントリー3のオーバーレイマスク値を全て1にセットする。 何故ならば、エントリー番号8は、追跡対象の最も古い追跡された以前の位置のピクセルに関するからである。

    【0028】ピクセル解釈テーブルの第1の実施例が使用される場合には、追跡対象が位置を変える時、アプリケーションは、追跡対象の最新の位置もしくは追跡された以前の位置のピクセル値の各々のインデックスフィールドに書き込む。 ピクセル解釈テーブルの第2の実施例が使用される場合には、アプリケーションは、追跡対象の最新位置のピクセルに対する古いインデックスのすぐ前のインデックスで、追跡対象の新しい最新位置のピクセルのインデックス値を書き込む。 例えば、最初に、追跡対象の最新位置がインデックス値3で示される場合には、アプリケーションは、追跡対象の新しい位置内のピクセルのピクセル値内のインデックスフィールドに、値10を書き込み、そして、ファンクションもしくはサービス129をコールし、デバイスドライバーにその最新位置のポインターの値を更新することを示す。 このように、ピクセル解釈テーブルの第2の実施例は、追跡対象が位置を変える時、アプリケーションが追跡対象の追跡された以前の位置のピクセルの値を変更する必要を減少する。

    【0029】ピクセル解釈テーブルの第1もしくは第2
    の実施例を使用する時、追跡対象が移動するにつれて、
    アプリケーションは、明確に、追跡範囲外のピクセルを消す。 例えば、アプリケーションが追跡対象を新しい位置に書き込む時、それは、インデックス値11で、対象の最も古い以前の追跡された位置(例えば、以前のT−
    7)のピクセルを書き込む。 ピクセル解釈テーブル内のエントリー11のオーバーレイマスク値はゼロに初期化され、ゼロのままなので、これは、事実上、それらのピクセルを表示から消す。 本システムの別の特徴は、全ての追跡対象は、ピクセル値のオーバーレイデータを使用して表示されているので、アプリケーションは、単にピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスクフィールドをゼロに等しくなるように変更することによって、全ての追跡対象を都合良く消去できるということである。

    【0030】図8Cは、追跡対象の表示を提供するために、デバイスドライバーによって、定期的に実施されるステップの一例を示す。 例えば、VBI(Vertical Bla
    nking Interrupt −垂直帰線消去割り込み)のような割り込み133に応答して、ステップ134で、デバイスドライバーは、追跡対象の現時点で表示されている追跡された以前の位置をオフすべきかどうかを決定する。 例えば、デバイスドライバーは、追跡された以前の位置のピクセルをオフにする前に、追跡された以前の位置をオンにするのに続いて受信できる割り込みの数を表すカウンター(FRAMES_ON)を保有できる。 このようなカウンターは、例えば、ユーザもしくはアプリケーションプログラムによって提供されるコンフィギュレーションパラメータに基づく。 例えば、もし、ステップ13
    4で、デバイスドライバーがFRAMES_ONカウンターを減らし、結果の値がゼロならば、ステップ134
    はステップ135に行く。 さもなければ、ステップ13
    4はステップ136に行く。 もし、減らす前に、カウンター値がゼロならば、ステップ134はステップ136
    に行く。

    【0031】ステップ135では、デバイスドライバーは、ゼロを、追跡対象の表示されている追跡された以前の位置に関するピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスク値に書き込む。 更に、デバイスドライバーは、どのピクセル解釈テーブルエントリーが、表示されるべき追跡対象の追跡された以前の位置に関連するかを示すポインター(DISPLAY_TRACK)を更新する。 このポインターは、例えば、追跡対象の最新位置に関するエントリーに対して時間的に2番目に新しいエントリーを示すように更新される。 もし、ポインターの最新の値が、一番最新の追跡された以前の位置(T−
    1)に関するエントリーに対する値であるならば、そのポインターは、先に一番前に追跡された以前の位置(例えば、T−7)を示すように更新される。 更に、ステップ135では、追跡対象の2番目に新しい追跡された以前の位置のピクセルがオンにされる前に受信された割り込みの数を表すカウンターは、その初期値(FRAME
    S_OFF)にセットされる。

    【0032】ステップ136では、デバイスドライバーは、追跡対象の次の追跡された以前の位置がオンにされるべきかどうかを決定する。 例えば、デバイスドライバーは、FRAMES_OFFを減らし、もし、減らした後の結果がゼロとなったならば、デバイスドライバーは、ステップ137で、DISPLAY_TRACKポインターによって示されるピクセル解釈テーブルエントリーのオーバーレイマスクフィールドに、全て1を書き込む。 さもなければ、ステップ136はステップ138
    に行く。

    【0033】図9は、仮想アドレス空間のユーザ領域1
    48部分にあるグラフィックスウィンドウズサーバー1
    50ソフトウェアシステム内の構成要素を含む本システムの実施例を示す。 ユーザ領域148は、例えば、アプリケーション特定プログラムを含む。 更に、図9の実施例は、例えばデバイスドライバー158といった、システム、すなわちオペレーティングシステム152を有する「カーネル」領域151内にある構成要素を示す。 更に、ユーザ領域148には、ロード可能なコードモジュール169、ロード可能なコードモジュール159内のグラフィックスサーバーモジュール168、グラフィックスサーバー168内の「拡張ピクセル属性」(Extend
    ed Pixel Attributes −EPA)アプリケーションインターフェース167が示される。 さらに、カーネル領域151には、例えば、グラフィックスデバイスドライバー148のような全てのグラフィックスデバイスに対するデバイスドライバー156を含むI/Oサブシステム154が示される。

    【0034】図9の実施例に示される構成要素の動作中、グラフィックスサーバー168は、ユーザもしくはアプリケーションプログラムから受信された命令に応答して、グラフィックスアダプタ160内のVRAM16
    4の内容を読み書きする。 例えば、レーダーシステムによって検知された対象を表示するために、本システムを使用する場合には、VRAM164の内容を書き出して、レーダーシステムによって検知されたところのものを反映するようにするために、Xウインドゥズサーバー150内の構成要素を使用する。 従って、グラフィックスサーバーモジュール168は、レーダーシステムが、
    表示装置166上の表示のための表示領域の特定の位置に、ブリンク対象もしくは追跡対象を描くために使用できるグラフィックスの初期のインターフェースを提供する。 更に、図9に示される構成要素の動作中、ドライバー158は、RAMDAC162の動作を制御する。 グラフィックスアダプタ160は、ビデオ表示装置166
    を操作する。

    【0035】図9に示される構成要素の実施例では、デバイスドライバー158は、4つの機能領域を含む。 これらは、以下の通りである。 1. グラフィックスアダプタ160について初期化を実施するコード。 2. VRAM164をユーザ領域にマップし、ユーザレベルの処理として動くサーバー150が、グラフィックスサーバーモジュール168を介して、それにアクセスできるようにするコード。 この方法で、サーバー15
    0は、ピクセル値をVRAM164に書き込むことによって、ビデオ表示166上に描くことができるようにされる。 3. ユーザレベルプログラムからドライバー158へのインターフェースを提供するコード。 このインターフェースは、例えば、ファンクションもしくはサブルーチンコールの形式である。 直接、デバイスドライバーと通信するユーザレベルプロセスのための何らかの標準の仕組みを使用できる。 4. グラフィックスアダプタ160からの割り込みに応答するコード。 実施例では、ビデオ表示166のリフレッシュの後毎に、割り込みがつくられる。 このような割り込みは、例えば、垂直帰線消去割り込み、すなわちVBIと呼ばれる。 例えば、一般的に、各々のビデオフレームの後、ビデオ表示166の画面は消去される。 この消去動作中、ドライバー158は、色テーブル、ピクセル解釈テーブル、表示に影響を与えるRAMDAC1
    62の他のパラメータを更新できる。 5. いつ、ビデオ表示166に表示される対象内のピクセルがブリンク、もしくは、追跡されるべきであるかを決定するコード及びデータストラクチャー。 動作中、
    追跡及びブリンクの両方について、被動作のピクセルに対するピクセル解釈テーブルエントリーは、ドライバー158によって変更される。 継続的に、ドライバー15
    8は、いずれかのピクセル解釈テーブルエントリーの値が、ピクセル解釈テーブルのオフラインコピー内で変わったかどうかを確認し、グラフィックスアダプタ160
    からの次の割り込みに応答して、いずれかの変更されたピクセルタグテーブルエントリーを、RAMDAC16
    2にダウンロードする。

    【0036】ブリンク対象をイネーブルとするために、
    グラフィックスサーバーモジュール168は、特定の色を描くために使用する色値を要求する。 本システムは、
    例えば、EPAモジュール167を介して、色を描くために使用する256の可能な色探索テーブルエントリーの内の1つを表す0から255の範囲の値を返す。 返された値は8ビットの値であり、グラフィックスサーバーモジュールは、返された値を、ブリンク対象に対する各々のピクセル値の色データの2つの所定のサブフィールドの内の1つに書き込む。 実施例では、「プレーンマスク(plane mask)」をブリンク対象に関連付け、グラフィックスサーバーモジュール168によるブリンク対象内のピクセル値の全ての書き込みをマスクすることによって、これを実施する。 例えば、グラフィックスサーバーモジュール168は、共に既知の「対象ハンドル(ob
    ject handle)」もしくは識別子によって、ブリンク対象に関連付けられた「グラフィックスコンテキスト(grap
    hics context)」と呼ばれるところのものを含んでも良い。 グラフィックスサーバーモジュール168は、ブリンク対象内のピクセル値への書き込みを実施する時はいつでも、そのグラフィックスコンテキストに関連付けられた、「プレーンマスク」を含むデータストラクチャーのセットを参照する。 プレーンマスクは、例えば、ピクセル値のビット数と同じビット数を有するバイナリー値である。 「1」にセットされるプレーンマスクのそれらのビットは、変更可能なピクセル値のビット位置を表す。 ゼロにセットされるビットは、変更不可能なピクセル値の位置にある。 ブリンク対象に対して規定されたグラフィックスコンテキストに対するプレーンマスクは、
    色データの2つの所定のサブフィールドの内のどちらが色値で書かれるかを規定する。

    【0037】例えば、「緑」に対する8ビットの色値は、0×12として返される。 サーバーは、変数値を0
    ×00000012にセットする。 グラフィックスサーバーモジュール168は、その値を次に最上位のバイトに繰り返し(例えば、シフトすることによって)、0×
    00001212に等しいピクセル値をつくる。 また、
    グラフィックスサーバー168は、ピクセル解釈テーブルのインデックス値をセットする。 ブリンク対象に対するデフォルトのピクセル解釈テーブルエントリーは「2」である。 これは、変数値0×20001212を生じる結果となる。 この結果の値は、サーバー168
    が、ブリンクする、もしくはブリンクしない全ての緑の対象に対するVRAMのピクセル値を書き込むために、
    続いて使用する値である。 例えば、ブリンクしない緑の対象に対するピクセル値を書き込むために、グラフィックスサーバーモジュール168は、プレーンマスクとして0×FFFFFFFFを有するグラフィックスコンテキストを使用して、値0×20001212を書き込む。 このように、全体の値がピクセル値に書き込まれる。 従って、第1の所定のサブフィールド(例えば、ビット0−7)を使用して、ピクセルの色をつくる時、値0×12は、緑を表示させる結果となる。 そして、色データの第2の所定のサブフィールド(例えば、ビット8
    −15)を使用する時、値0×12は、再び緑を生じる結果となる。 このように、ブリンクしない緑の対象が提供される。

    【0038】グラフィックスサーバー168は、対象を、プレーンマスク0×FFFFFF00を有するグラフィックスコンテキストと関連付けることによって、ブリンク対象の表示を初期化する。 このプレーンマスク値は、単に、ピクセル値の上位24ビットを変更するのみで、下位8ビットの内容を変更しないままにする、グラフィックスサーバーモジュール168による各々の書き込みを生じる結果となる。 例えば、赤に対する相対的な色値は、「0×14」であり、VRAMの任意のブリンクしない位置の32ビットのピクセル値は、「0×20
    001414」である。 ブリンク対象内の緑のピクセルが描かれた後、メモリの新しい値は「0×201212
    14」である。 ブリンク対象に対するグラフィックスコンテキストのプレーンマスクの結果として、下位の8ビットは変更されないということに注目されたい。 この特定のピクセル位置は、今、緑のピクセルと赤のピクセルとの間でブリンクする。

    【0039】デバイスドライバー158は、ビデオ帰線消去割り込みに応答して、インデックス2を有するピクセル解釈テーブルエントリーを継続的に更新する。 デバイスドライバー158は、2段階の動作を有する。 第1
    段階の中で、デバイスドライバー158は、ピクセル解釈テーブルのインデックス2を有するピクセルに対するピクセル値色情報の下位8ビット(ビット0−7)が、
    それらのピクセルの色をつくるために使用されるようにする。 例えば、デバイスドライバー158は、インデックス2を有するピクセル解釈テーブルエントリーに、シフト値ゼロ、及び、ピクセルの色データが、8ビットの擬似色として解釈されるようにするモード値を書き込む。 従って、第1のドライバー段階中に、RAMDAC
    がピクセル値を処理する時、この場合は0×14であるビット0−7の組合せを使用して、この場合は赤であるピクセルの色を決定する。

    【0040】第2段階の動作の中で、デバイスドライバー158は、ピクセル値色情報の次に上位の8ビット(ビット8−15)が、ピクセル解釈のインデックス値2を有するピクセルに対する色をつくるようにする。 デバイスドライバー158は、例えば、インデックス2を有するピクセル解釈テーブルエントリーに、シフト値8
    を書き込む。 モード値は変更されない。 従って、第2のドライバー段階中に、RAMDACがピクセルを処理する時、この場合は0×12であるビット8−15の内容を使用して、この場合は、緑であるピクセルの色を決定する。 ドライバー段階の継続時間は、ユーザによって変更可能である。 例えば、ユーザは、12の垂直帰線消去割り込みがつくられる時間に等しい時間、ブリンク対象の各々が表示されるようなブリンク速度を要求することができる。 その場合には、デバイスドライバー158
    は、12の垂直帰線消去割り込み毎に応答して、段階を変える。

    【0041】図10は、例えば、垂直帰線消去割り込み170のような割り込みに応答する本システムの実施例によって実施されるステップを示す。 割り込み170に応答して、ステップ172で、デバイスドライバーがコールされる。 例えば、図9に示されるように、ステップ172で、ドライバー158はコールされる。 ステップ174では、ステップ172でコールされたデバイスドライバーは、ピクセル解釈テーブルのオフラインコピーの全ての変更されたエントリーを、ビデオ表示装置を操作するグラフィックスアダプタ上に位置するピクセル解釈テーブルにコピーする。 上述のように、新しいシステムでは、アプリケーションは、各々のブリンク対象に対して、VRAMへの一度の書き込みだけを必要とし、そして、その一度の書き込みは、アプリケーションがブリンク操作にかかわる唯一の時である。 このように、本システムは、非常に多くのブリンク対象もしくは追跡対象を追跡する要求を満たす。 本システムをX−ウインンドゥズグラフィックスサーバーに関して説明したが、本システムの理論は、全てのグラフィックス表示システムに適用できる。 更に、実施例を、ソフトウェア構成要素もしくはソフトウェアモジュールに関して説明したが、本システムを、例えば、1もしくは1よりも多くのカスタムIC(ASICS)のようなハードウェア構成要素でも同様に実施することができる。

    【0042】また、本発明を、特定の実施例を参照して説明したけれども、その説明は、限定の意味で解釈されることを意図していない。 この説明を参照して、本発明の範囲内の他の実施例と同様に開示の実施例の様々な変更は、当業者にとって明らかである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】可視のブリンク対象を含む表示装置上のグラフィックス表示の実施例を示す。

    【図2】隠されているブリンク対象を含むグラフィックス表示装置上のグラフィックス表 示の実施例を示す。

    【図3A】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3B】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3C】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3D】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3E】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3F】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3G】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3H】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3I】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3J】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3K】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図3L】グラフィックス表示装置上に表示される追跡対象の実施例を示す。

    【図4】グラフィックス表示システムの実施例を示す。

    【図5】グラフィックスアダプタ内の構成要素の実施例を示す。

    【図6】RAMDAC内の構成要素の実施例を示す。

    【図7】ピクセルデータフォーマットの実施例を示す。

    【図8A】ピクセル解釈テーブルの実施例を示す。

    【図8B】追跡対象を表示するための実施例において実施されるステップを示すフローチャ ートである。

    【図8C】追跡対象を表示するための実施例において実施されるステップを示すフローチャ ートである。

    【図9】グラフィックス表示システムの実施例を示す。

    【図10】所定のインタラプトに応答して、デバイスドライバーによって実施されるステッ プの実施例を示す。

    【符号の説明】

    10 ブリンク画面対象(長方形) 12 最前面の画面対象(楕円) 14 最後部の画面対象(円) 20−35 1セットのピクセル 50 表示装置 52 グラフィックスアダプタ 54 システムバス 56 CPU 58 メモリ 60 他のI/Oデバイス 70 グラフィックスアダプタ 72 グラフィックスエンジン 74 ビデオRAM(VRAM) 76 RAMDAC 80 RAMDAC 82 マルチプレクサ 84 ピクセル解釈テーブル 86 シフター 88 加算器 90 色探索テーブル1 92 色探索テーブル2 94 色探索テーブル3 98 インデックスフィールド 100 オーバーレイフィールド 102 バイト2 104 バイト1 106 バイト0 110 ピクセル解釈テーブル 112 ピクセル解釈テーブルエントリー 114 リザーブフィールド 116 探索テーブルバイパスビット 118 開始アドレスフィールド 120 マスクフィールド 122 オーバーレイデータ位置フィールド 124 モードフィールド 126 プレーンフィールド 128 シフトフィールド 148 ユーザ領域 150 グラフィックスウィンドウズサーバ 151 カーネル領域 152 オペレーティングシステム 154 I/Oサブシステム 156 グラフィックスデバイス 158 デバイスドライバー 160 グラフィックスアダプタ 162 RAMDAC 164 ビデオRAM(VRAM) 166 表示装置 167 「拡張ピクセル属性」アプリケーションインターフェース 168 グラフィックスサーバー 169 ロード可能なコードモジュール

    QQ群二维码
    意见反馈