Target tracking radar and how to respond to the change in the target of snr

申请号 JP2014502562 申请日 2012-01-30 公开(公告)号 JP2014514550A 公开(公告)日 2014-06-19
申请人 レイセオン カンパニー; 发明人 ターナー、ダモン・シー.; ユング、ブレット・ジェイ.;
摘要 目標のSNRにおける変動に応答する目標追跡レーダ及び方法の実施形態が、ここに全体的に記載されている。 幾つかの実施形態では、目標追跡レーダは、受信 信号 のSNRと照準外れ誤差推定値とに基づいて、目標を点目標と見なすことができるかどうかを決定するように構成され得る。 目標が点目標であると決定された場合は、SNRから生成された測定分散推定値が目標状態推定器に供給される。 目標が点目標でないと決定された場合は、SNRから生成された測定分散推定値は、目標状態推定器によって使用されない。 これは、大きくした範囲で目標を取ることを可能にし得る。
【選択図】 図2
权利要求
  • 点目標決定器を具備する目標追跡レーダであって、
    前記点目標決定器は、
    複数の受信信号の信号対雑音比(SNR)と、複数の照準外れ誤差推定値とに基づいて、目標を点目標と見なすことができるかどうかを決定し、
    前記目標が点目標であると決定された場合に、前記SNRから生成された複数の測定分散推定値を目標状態推定器に供給し、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給するのを差し控える、
    ように構成されている、目標追跡レーダ。
  • 前記複数の受信信号と、測定された、推定された、又は予め決定された雑音レベルの1つと、に基づいて、SNRを生成する処理回路と、
    前記複数の受信信号に基づいて、前記複数の照準外れ誤差推定値を決定するモノパルス誤差計算器と、
    を更に具備し、
    前記受信信号は、和信号と、方位角デルタ信号と、仰角デルタ信号とを含む、請求項1の目標追跡レーダ。
  • 前記点目標決定器は、
    SNRに基づいて可変閾値を生成する可変閾値計算器と、
    前記可変閾値と前記複数の照準外れ誤差推定値とを比較するグリント検出器と、
    前記グリント検出器からの出力に基づいて、前記複数の照準外れ誤差推定値が可変閾値を越える回数をカウントするマルコフ連鎖カウンタと、
    を具備する、請求項1の目標追跡レーダ。
  • 前記グリント検出器の出力は、前記複数の照準外れ誤差推定値が前記可変閾値をいつ越えるかを示す、請求項3の目標追跡。
  • 前記点目標決定器は、
    前記SNRから前記複数の測定分散推定値を生成するモノパルス分散推定器と、
    前記目標が点目標であることを前記マルコフ連鎖カウンタが示す場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給する点目標分類器と、
    を更に具備する、請求項3の目標追跡レーダ。
  • 前記点目標分類器は、
    前記目標が点目標でないことを前記マルコフ連鎖カウンタが示す場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給することを差し控える、
    ように更に構成されている、請求項5の目標追跡レーダ。
  • 前記目標追跡レーダの1つ以上のアンテナを制御する複数の追跡制御信号を供給する追跡制御装置を更に具備し、
    前記目標状態推定器は、
    1つ以上のアンテナを用いて前記目標を追跡するために、前記追跡制御装置によって使用される複数の目標位置更新を計算する、
    ように構成されている、請求項5の目標追跡レーダ。
  • 前記目標が点目標であると決定された場合に、前記目標状態推定器は、前記複数の目標位置更新を計算するために、前記複数の測定分散推定値を使用するように構成されており、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記目標状態推定器は、前記複数の目標位置更新を計算するために、複数の残余を使用するように構成されている、請求項7の目標追跡レーダ。
  • 前記目標が、軍需品又はミサイルのうちの一方を含む非操縦目標であり、
    前記目標追跡レーダは、目標の位置を範囲で追跡するように構成されている、請求項8の目標追跡レーダ。
  • 目標の追跡のために目標のSNRにおける変動に応答する方法であって、
    複数の受信信号の信号対雑音比(SNR)と、複数の照準外れ誤差推定値とに基づいて、目標を点目標と見なすことができるかどうかを決定することと、
    前記目標が点目標であると決定された場合に、前記SNRから生成された複数の測定分散推定値を目標状態推定器に供給することと、
    を含む、方法。
  • 前記複数の目標位置更新を生成するために、前記複数の測定分散推定値を使用するように、前記目標状態推定器を構成すること、
    を更に含む、請求項10の方法。
  • 前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給するのを差し控えることと、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記複数の目標位置更新を計算するために、複数の残余を使用するように、前記目標状態推定器を構成することと、
    を更に含む、請求項11の方法。
  • 前記SNRに基づいて可変閾値を生成することと、
    前記可変閾値と前記複数の照準外れ誤差推定値とを比較することと、
    前記可変閾値と前記複数の照準外れ誤差推定値との比較に基づいて、前記複数の照準外れ誤差推定値が可変閾値を越える回数をカウントすることと、
    を更に含む、請求項12の方法。
  • 前記SNRから前記複数の測定分散推定値を生成することと、
    前記目標が点目標であることをカウントが示す場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給することと、
    更に含む、請求項13の方法。
  • 複数の受信信号の信号対雑音比(SNR)に基づいて可変閾値を生成する可変閾値計算器と、
    前記可変閾値と前記複数の照準外れ誤差推定値とを比較するグリント検出器と、
    前記グリント検出器からの出力に基づいて、前記複数の照準外れ誤差推定値が可変閾値を越える回数をカウントするマルコフ連鎖カウンタと、
    前記SNRから複数の測定分散推定値を生成するモノパルス分散推定器と、
    前記目標が点目標であることを示す前記マルコフ連鎖カウンタの出力に基づいて、前記複数の測定分散推定値を目標状態推定器に供給する点目標分類器と、
    を具備する、点目標決定器。
  • 前記グリント検出器の前記出力は、前記複数の照準外れ誤差推定値が可変閾値をいつ越えるかを示し、
    前記点目標分類器は、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給することを差し控える、
    ように構成されている、請求項15の点目標決定器。
  • 目標が点目標であると決定された場合に、前記目標状態推定器は、前記複数の目標位置更新を計算するために、前記複数の測定分散推定値を使用するように構成されており、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記目標状態推定器は、前記複数の目標位置更新を計算するために、複数のフィルタ残余を使用するように構成されている、請求項16の点目標決定器。
  • 複数の動作を行なうことによって目標が点目標であるかどうかを決定するために、1つ以上のプロセッサによって実行される複数の命令を記憶する、非一時的なコンピュータ読み出し可能記憶媒体であって、
    前記複数の動作は、
    複数の受信信号の信号対雑音比(SNR)に基づいて、可変閾値を生成することと、
    前記可変閾値と、複数の照準外れ誤差推定値とを比較することと、
    比較からの出力に基づいて、前記複数の照準外れ誤差推定値が前記可変閾値を越える回数をカウントすることと、
    前記SNRから複数の測定分散推定値を生成することと、
    前記目標が点目標であることをカウントの出力が示すことに基づいて、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給することと、
    である、非一時的なコンピュータ読み出し可能記憶媒体。
  • 前記複数の命令は、
    前記目標が点目標であると決定された場合に、前記複数の目標位置更新を計算するために、前記複数の測定分散推定値を使用するように、前記目標状態推定器を構成し、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記複数の目標位置更新を計算するために、複数の残余を使用するように、前記目標状態推定器を構成する、
    ように、前記1つ以上のプロセッサを更に構成する、請求項18の非一時的なコンピュータ読み出し可能記憶媒体。
  • 目標追跡レーダであって、
    点目標決定器と、
    目標状態推定器と、
    前記目標追跡レーダの1つ以上のアンテナを制御する複数の追跡制御信号を供給する追跡制御装置と、
    を具備し、
    前記目標状態推定器は、1つ以上のアンテナを用いて目標を追跡するために、前記追跡制御装置によって使用される複数の目標位置更新を計算するように構成されており、
    前記点目標決定器は、
    複数の受信信号の信号対雑音比(SNR)に基づいて可変閾値を生成する可変閾値計算器と、
    前記可変閾値と前記複数の照準外れ誤差推定値とを比較するグリント検出器と、
    前記グリント検出器からの出力に基づいて、前記複数の照準外れ誤差推定値が可変閾値を越える回数をカウントするマルコフ連鎖カウンタと、
    前記SNRから前記複数の測定分散推定値を生成するモノパルス分散推定器と、
    前記目標が点目標であることを示す前記マルコフ連鎖カウンタの出力に基づいて、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給する点目標分類器と、
    を具備し、
    前記グリント検出器の出力は、前記複数の照準外れ誤差推定値が前記可変閾値をいつ越えるかを示し、
    前記点目標分類器は、前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記複数の測定分散推定値を前記目標状態推定器に供給することを差し控えるように構成されている、目標追跡レーダ。
  • 前記目標が点目標であると決定された場合に、前記目標状態推定器は、前記複数の目標位置更新を計算するために、前記複数の測定分散推定値を使用するように構成されており、
    前記目標が点目標でないと決定された場合に、前記目標状態推定器は、前記複数の目標位置更新を計算するために、複数のフィルタ残余を使用するように構成されている、請求項20の目標追跡レーダ。
  • 说明书全文

    優先権の主張 この特許出願は、2011年3月30日に出願された米国特許出願のシリアル番号第13/075,299号に対して優先権の利益を主張している。 これによって、米国特許出願シリアル番号第13/075,299号は、参照により全体的にここに組み込まれる。

    政府の権利 本発明は、海軍省との契約番号N00024−07−C−5437号のもとで米国政府の補助を受けて作られた。 米国政府は、本発明にある特定の権利を有している。

    技術分野 実施形態は、モノパルスレーダを含む目標追跡レーダに関する。 幾つかの実施形態は、目標(又は、ターゲット(target))のグリント(glint)の検出に関する。 幾つかの実施形態は、軍需品(munition)と、臼砲(mortar)と、ロケットと、ミサイルとのような、弾道目標(ballistic target)を含む非操縦目標(non-maneuvering target)を追跡することに関する。

    モノパルスレーダのような目標追跡レーダは、単一レーダパルスを2つ以上のローブ(lobe)において同時に送信することによって目標を追跡するように構成されており、単一パルスから度情報を得ることができる。 十分に高い帯域幅を有する目標追跡レーダは、目標のイプシロン(epsilon)(即ち、照準外れ(off-boresight)角度又は誤差推定値)における雑音に偶発的に応答することがある。 雑音は、目標の信号対雑音比(signal-to-noise ratio, SNR)の低下から生じているかもしれない。 SNRの低下は、測定されたイプシロンの分散(variance)の増大をもたらす。 目標の電の通常の変動も、目標のSNRを低下させ、照準外れ角度の分散に更に寄与し得る。 これらの要因は、目標追跡レーダシステムが目標を正確に追跡する能力を低下させ、目標を取ることができる範囲を更に小さくし得る。 例えば、幾つかの従来の目標追跡システムは、SNRの減衰を目標の操縦と解釈し、システムが目標を正確に追跡する能力を低下させ得る。

    従って、目標のSNRにおける変動に応答する、改善された目標追跡レーダ及び方法が必要とされている。 更に、SNRの変動の影響を比較的に受け難いだけでなく、目標のイプシロンにおける分散の影響を比較的に受け難い、改善された目標追跡レーダが必要とされている。 更に、目標をより正確に追跡することができ、且つ目標を大きい範囲で取ることができる、改善された目標追跡レーダが必要とされている。

    幾つかの実施形態に従う目標追跡レーダの動作を示している。

    幾つかの実施形態に従う目標追跡レーダの機能ブロック図である。

    幾つかの実施形態に従う目標追跡手順のフローチャートである。

    以下の記載と図面は、当業者が特定の実施形態を実行できるように、それらを十分に説明している。 他の実施形態は、構造、論理、電気、プロセス、又は他の変更を取り込んでもよい。 幾つかの実施形態の一部分と特徴が、他の実施形態の一部分と特徴に含まれても又はその代わりに置き換えられてもよい。 請求項に示されている実施形態は、それらの請求項の利用可能な同等のものを全て含んでいる。

    図1は、幾つかの実施形態に従って目標追跡レーダの動作を示している。 目標追跡レーダ102は、目標104からの反射レーダ戻り信号(reflected radar-return signal)の受信に基づいて、目標104を追跡するように構成され得る。 戻り信号の比較に基づいて、照準に対する目標の方向が決定され得る。

    実施形態によると、目標追跡レーダ102は、受信信号のSNRと、照準外れ誤差推定値(off-boresight error estimate)とに基づいて、目標104を点目標(又は、ポイントターゲット(point target))と見なすことができるかどうかを決定するように構成され得る。 目標104が点目標であると決定されると、SNRから生成された測定分散推定値が、目標状態推定器によって使用され得る。 目標104が点目標でないと決定されると、SNRに基づく測定分散推定値は、目標状態推定器によって使用されない(即ち、目標状態推定器(例えば、カルマンフィルタ)によって使用される測定分散推定値は、定数であってもよく、又はフィルタ残余(residual)に基づいてもよい)。 これらの実施形態は、後述でより詳しく記載される。

    これらの実施形態では、点目標に対する測定分散推定値が目標状態推定器によって使用されると、戻り信号のSNRを低下させる目標の電力の変動に対して、目標状態推定器はより正確に応答することができる。 これは、目標追跡レーダ102が目標104を追跡する能力を改善し、指示性能(pointing performance)を改善し、更に、目標を取ることができる範囲を大きくし得る。 これらの実施形態は、後述でより詳しく記載される。

    幾つかの実施形態では、目標追跡レーダ102は、モノパルスレーダであってもよく、単一レーダパルスを2つ以上のローブ103において同時に送信し、角度情報を得ることによって、目標を追跡するように構成され得る。 これらの実施形態では、各ローブからの戻り信号は、別々に増幅され、相互に比較され、どの方向がより強い戻りを有するかが示され、照準に対する目標104の大体の方向を決定することを可能にする。 この比較は1パルス中に行なわれ得るので、目標の位置又は進行方向(heading)の変化は、ほとんど又は全く影響を及ぼさない。

    幾つかの実施形態では、目標104は、弾道目標のような非操縦目標であり得る。 例えば、目標104は、軍需品、臼砲、ロケット、又はミサイルを含み得る。 目標追跡レーダ102は、目標104の位置を範囲で追跡するように構成されている。 幾つかの実施形態では、目標追跡レーダ102は、飛来ロケット及び火砲(artillery)の発射を検出し、追跡し、交戦する(engage)ための、陸上又は艦船上にあるミサイル防衛システムの一部分であり得るが、目標追跡レーダ102は殆どの目標物体の追跡に使用され得るので、実施形態の範囲はこの点で制限されない。

    図2は、幾つかの実施形態に従う目標追跡レーダの機能ブロック図である。 目標追跡レーダ200は、目標追跡レーダ102(図1)として使用するのに適しているかもしれない。

    実施形態によると、目標追跡レーダ200は、点目標決定器250を含み得る。 点目標決定器250は、受信信号203のSNR205に基づいて及び照準外れ誤差推定値211に基づいて、目標104(図1)を点目標と見なすことができるかどうかを決定するように構成されている。 目標104が点目標であると決定された場合に、点目標決定器250は、SNR205から生成された測定分散推定値217を、目標状態推定器220に供給するように更に構成され得る。 目標104が点目標でないと決定された場合に、点目標決定器250は、測定分散推定値217を目標状態推定器220に供給することを差し控えるように更に構成され得る。

    目標追跡レーダ200は、受信信号203と、測定された、推定された、又は予め決定された雑音レベルの1つとに基づいて、SNR205を生成する処理回路204を更に含み得る。 目標追跡レーダ200は、受信信号203に基づいて、照準外れ誤差推定値211を決定するモノパルス誤差計算器210を更に含み得る。

    受信信号203は、和信号(sum signal)と、方位角デルタ信号(azimuth delta signal)と、仰角デルタ信号(elevation delta signal)とを含む。 幾つかの実施形態では、モノパルス誤差計算器210は、和信号とデルタ信号との比に基づいて、照準外れ誤差推定値211を決定し得る。 和信号とデルタ信号との使用は、目標の方向を決定することを可能にし、単一パルスからの角度測定を可能にし得る。 和信号は、アンテナの中心線に沿うアンテナビームに対応し得る。 デルタ信号は、和のアンテナビームの中心線に隣接するビームのペアから生成され得る。 これらの実施形態では、モノパルス誤差計算器210によって生成される、照準外れ誤差推定値211は、モノパルスの誤差と見なされ、イプシロンと呼ばれ得る。 幾つかの実施形態では、モノパルス誤差計算器210は、処理回路204の一部分であってもよい。

    目標追跡レーダ200は、受信器202を更に含み、レーダ戻り信号201から受信信号202を生成し得る。 レーダ戻り信号201は、1つ以上のアンテナを通して受信され得る。 幾つかの実施形態では、4つ以上のホーンを有する単一のアンテナが使用され得るが、実施形態の範囲はこの点で制限されない。

    幾つかの実施形態によると、点目標決定器250は、SNR205に基づいて可変閾値209を生成する可変閾値計算器208と、照準外れ誤差推定値211と可変閾値209を比較するグリント検出器212と、グリント検出器212からの出力213に基づいて、照準外れ誤差推定値211が可変閾値209を越える回数をカウントするマルコフ連鎖カウンタ214と、を含み得る。

    可変閾値209は、SNR205に逆比例して変化し得る(即ち、SNRが大きくなると、可変閾値は小さくなる)。 可変閾値209は、点目標に対する予想される最悪の場合の、照準外れ誤差推定値の予測(prediction)と考えられ得る。 測定雑音は、測定照準角度の分散(即ち、σ )として推定され、測定分散推定値217と呼ばれ得る。

    幾つかの実施形態では、マルコフ連鎖カウンタ214の出力は、グリント検出器212によって処理される予め決定された数のサンプル(即ち、レーダの戻り)の時間窓内において、照準外れ誤差推定値211が、可変閾値209を越える回数の総数であり得る。 これらの実施形態では、グリント検出器212は、予め決定された統合(integration)又はドウェル(dwell)時間にわたって、統合又はウィンドウイング(windowing)動作を行ない得る。 幾つかの実施形態では、グリント検出器212の出力213は、照準外れ誤差推定値211が可変閾値209をいつ超えるかを、サンプル毎に示してもよい。

    幾つかの実施形態では、点目標決定器250は、SNR205から測定分散推定値217を生成するモノパルス分散推定器216と、目標104が点目標であることをマルコフ連鎖カウンタ214が示す場合にのみ、測定分散推定値217を目標状態推定器220に供給する点目標分類器218と、を更に含み得る。 これらの実施形態では、マルコフ連鎖カウンタ214の出力が予め決定された数を時間窓内で超えない場合に、目標104は点目標であると見なされ得る。 測定分散推定値を目標状態推定器220に供給すると、目標状態推定器220は、戻り信号のSNR105を低下させる目標の電力変動に対して、より正確に応答することができる。

    幾つかの実施形態によると、目標104が点目標でないことをマルコフ連鎖カウンタ214が示す場合に、点目標分類器218は、測定分散推定値217を目標状態推定器220に供給するのを差し控えるように構成され得る。 これらの実施形態では、マルコフ連鎖カウンタ214の出力が予め決定された数を時間窓内で超える場合に、目標104は点目標でないと見なされる。 目標104が点目標として分類されない場合に、目標104は、「グリンティ(又は、グリント状態(glinty))」であって、(目標の特徴と形状とに因る)目標104の複数の散乱(scatter)からの反射がより大きくなると見なされ得る。

    目標追跡レーダ200は、目標追跡レーダ200の1つ以上のアンテナを制御する追跡制御信号223を供給する追跡制御装置222を更に含み得る。 目標状態推定器220は、1つ以上のアンテナを用いて目標104を追跡するために、追跡制御装置222により使用される目標位置更新221を計算し得る。 目標状態推定器220は、追跡制御装置222のために、目標位置更新221に加えて、目標の速度及び加速の更新を計算するように更に構成され得る。 幾つかの実施形態では、目標状態推定器220はカルマンフィルタであってもよいが、実施形態の範囲はこの点で制限されない。

    実施形態によると、目標104が点目標であると点目標分類器218によって決定されると、目標状態推定器220は、目標位置更新221を計算するために、測定分散推定値217を使用するように構成され得る。 目標104が点目標でないと決定されると、目標状態推定器220は、目標位置更新221を計算するために、(例えば、測定分散推定値217から推定される)測定雑音に対する定数値又はフィルタ残余のうちの少なくとも一方を使用するように構成され得る。

    幾つかの実施形態では、測定分散推定値217は、目標104の推定照準角度の分散であり、次の式によって計算され得る。

    ここで、kは、アンテナ設計に基づく予め決定された定数である。 SNR105は、目標の電力と、既知の又は予め決定された雑音電力とに基づいて、推定され得る。 これらの実施形態では、グリント検出器212は、合計モノパルス誤差(例えば、照準外れ誤差推定値211)と可変閾値(即ち、可変閾値209)とを比較し、グリントの超過量(exceedance)をマルコフ連鎖アップ/ダウンカウンタ(例えば、マルコフ連鎖カウンタ214)に与える。 これは、目標の戻りエネルギが点目標をいつ表わすかについての高い検出率を提供し得る。 これは、次の式によって表わされ得る。

    この式において、

    は、可変閾値209を表わし得る。 可変閾値209は、モノパルス分散推定器216によって生成される測定分散推定値217と異なる定数kを使用し得る。

    幾つかの実施形態では、目標追跡レーダ200は、十分に高い帯域幅を有し得るが、目標追跡レーダ200は、従来の高帯域幅の目標追跡レーダと異なり、操縦が予想できない場合に、目標に対する(上述のように)照準外れ角度における変動をフィルタにかけて取り除き得る。 このようなやり方で、目標追跡レーダ200は、向上した指示性能を達成し、目標が取り得る範囲を大きくし得る。

    幾つかの実施形態によると、各イプシロンの分散は、σ =k /SNRとして数量化(quantify)され得る。 目標が点目標と見なされるほど十分に小さい場合に、各データを実時間で使用し、レーダ測定値の不確実度を数量化する。 実時間の測定分散を表わすために、データは目標状態推定器220に供給され得る。 従って、SNRにおける目標の自然変動に対する影響され易さを下げる。

    目標追跡レーダ200は、幾つかの個別の機能要素を有するように示されているが、機能要素のうちの1つ以上を組み合わせて、ソフトウェアで構成された要素の組み合わせによって実施してもよい。 ソフトウェアで構成された要素は、例えば、ディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)を含む処理要素及び/又は他のハードウェア要素である。 例えば、幾つかの要素は、1つ以上のマイクロプロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、無線周波数集積回路(radio-frequency integrated circuit, RFIC)、及びここに記載されている機能を少なくとも実行する様々なハードウェアと論理回路の組み合わせ、を含み得る。 幾つかの実施形態では、目標追跡レーダ200の機能要素は、1つ以上の処理要素で動作する1つ以上のプロセスを指し得る。

    図3は、幾つかの実施形態に従う目標追跡手順のフローチャートである。 目標追跡手順300は、目標追跡レーダ、例えば目標追跡レーダ200によって行なわれ得るが、目標追跡レーダの他の構成も適している。

    動作302では、受信レーダ戻り信号に基づいて、照準外れ誤差推定値を決定する。

    動作304では、受信信号と、測定された、推定された、又は予め決定された雑音レベルとに基づいて、SNRを生成する。

    動作306では、SNRと照準外れ誤差推定値とに基づいて、目標を点目標と見なすことができるかどうかを決定する。

    目標を点目標と見なすことができ場合に、動作308は動作310を実行させる。 目標が点目標と見なされない場合に、動作308は動作312を実行させる。

    動作310では、SNRから生成された測定分散推定値を、目標状態推定器に供給し、目標状態推定器は、目標位置更新を計算するために、測定分散推定値を使用するように構成され得る。

    動作312では、目標状態推定器は、測定分散推定値を使用することなく、目標位置更新を計算するように構成され得る。

    動作314では、目標状態推定器は、目標位置更新を追跡制御装置に供給するように構成され得る。

    実施形態は、ハードウェアと、ファームウェアと、ソフトウェアとのうちの1つ、又はこれらの組み合わせで実施され得る。 更に、実施形態は、コンピュータ読み出し可能記憶デバイスに記憶されている命令として実施されてもよい。 命令は、ここに記載されている動作を行なうために、少なくとも1つのプロセッサによって読み出され、実行され得る。 コンピュータ読み出し可能記憶デバイスは、マシン(例えば、コンピュータ)によって読み出し可能な形態で、情報を記憶する何らかの非一時的な機構を含み得る。 例えば、コンピュータ読み出し可能記憶デバイスは、読み出し専用メモリ(read-only memory, ROM)と、ランダムアクセスメモリ(random-access memory, RAM)と、磁気ディスク記憶媒体と、光記憶媒体と、フラッシュメモリデバイスと、他の記憶デバイス及び媒体と、を含み得る。 幾つかの実施形態では、目標追跡レーダ200は、1つ以上のプロセッサを含み、コンピュータ読み出し可能記憶デバイス上に記憶された命令で構成され得る。

    37C.F. R. セクション1.72(b)では、読み手が技術的開示の特性と要点を把握できるようにする要約書を要求しており、37C.F. R. セクション1.72(b)に従って、要約書が提供されている。 これは、要約書を使用して、請求項の範囲又は意味を制限又は解釈しないという理解に従う。 この結果、請求項は詳細な説明に組み込まれ、各請求項はそれ自身で異なる実施形態を表す。

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