Target tracking apparatus, target tracking program, target tracking system, and target tracking method

申请号 JP2012047194 申请日 2012-03-02 公开(公告)号 JP2013181909A 公开(公告)日 2013-09-12
申请人 Toshiba Corp; 株式会社東芝; 发明人 FURUKAWA HIDETOSHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To attain improvement of the same target determination performance.SOLUTION: A target tracking apparatus includes: a first same target determination part 101 which determines what combination of N-dimensional tracks is the one for the same target from among combinations of N-dimensional tracks for every target from N-dimensional angle observation devices to be calculated from N-dimensional angle observation values to be obtained by a plurality of N-dimensional angle sensors when pieces of information on n (n is 2 or more) N (N is 1 or 2)-dimensional angle sensors are integrated to generate (N+1)-dimensional tracks for every target to which pieces of distance information are calculated and added; and a second same target determination part 102 which determines what combination of the N-dimensional angle observation values is the one of the same target from among the combinations of the N-dimensional angle observation values detected by the plurality of N-dimensional angle sensors. The target tracking apparatus analyzes observation environment, when the observation environment is except high density environment, selects the first same target determination part 101 for the same target determination processing, and when the observation environment is the high density environment, selects the second same target determination part 102 for the same target determination processing.
权利要求
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、
    前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段と を具備することを特徴とする目標追跡装置。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、
    前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡生成手段により生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のある前記N次元角度観測値を用いて前記(N+1)次元航跡を更新する(N+1)次元航跡維持・更新手段と を具備することを特徴とする目標追跡装置。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、
    前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段と 前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡生成手段により生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のある前記N次元角度観測値を用いて前記(N+1)次元航跡を更新する(N+1)次元航跡維持・更新手段と、
    前記N次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡維持・更新手段からのN次元航跡との相関の有無を判定し、相関があると判定された場合には前記N次元角度観測値を(N+1)次元航跡を前記(N+1)次元航跡維持・更新手段に出力し、相関がないと判定された場合には前記N次元角度観測値を前記第1の同一目標判定手段と第2の同一目標判定手段と同一目標判定選択手段とに出力する処理選択手段と を具備することを特徴とする目標追跡装置。
  • 前記第1の同一目標判定手段は、前記n個のうちの2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、前記各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られるN次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の目標追跡装置。
  • 前記第1の同一目標判定手段は、前記n個のうちの2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、前記各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られるN次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在すると共に、前記N次元航跡に含まれる角速度に基づいて算出される(N+1)次元空間の速度ベクトルが所定の誤差範囲の中で同一となった場合に同一目標判定と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の目標追跡装置。
  • 前記第1の同一目標判定手段は、前記n個のうちの少なくとも3個のN次元角度センサから2個のN次元角度センサの組み合わせを選択し、選択した2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、選択した2個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られるN次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標候補と判定すると共に、同一目標候補と判定されたN次元角度センサの組み合わせ数が所定の値を越えた場合に、同一目標と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の目標追跡装置。
  • 前記第2の同一目標判定手段は、前記n個のうちの2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、前記各N次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の目標追跡装置。
  • 前記第2の同一目標判定手段は、前記n個のうちの少なくとも3個のN次元角度センサから2個のN次元角度センサの組み合わせを選択し、選択した2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、選択した2個の各N次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標候補と判定すると共に、同一目標候補と判定されたN次元角度センサの組み合わせ数が所定の値を越えた場合に、同一目標と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の目標追跡装置。
  • 前記第2の同一目標判定手段は、前記n個のうちの少なくとも3個のN次元角度センサの位置と、前記少なくとも3個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとを用いて、多次元割当問題を解くことにより同一目標と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の目標追跡装置。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値、及びこれらN次元角度観測値を角度追跡して得た前記目標毎のN次元航跡に基づいて目標を追跡する処理をコンピュータに実行させるための目標追跡プログラムであって、
    前記n個のN次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定ステップと、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定ステップと、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定ステップを選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定ステップを選択する同一目標判定選択ステップと、
    前記第1の同一目標判定ステップからの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定ステップからの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成ステップと を具備することを特徴とする目標追跡プログラム。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値、及びこれらN次元角度観測値を角度追跡して得た前記目標毎のN次元航跡に基づいて目標を追跡する処理をコンピュータに実行させるための目標追跡プログラムであって、
    前記n個のN次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定ステップと、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定ステップと、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定ステップを選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定ステップを選択する同一目標判定選択ステップと、
    前記第1の同一目標判定ステップからの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定ステップからの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成ステップと、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡生成ステップにより生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のあるN次元角度観測値を用いて(N+1)次元航跡を更新する(N+1)次元航跡維持・更新ステップと を具備することを特徴とする目標追跡プログラム。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値、及びこれらN次元角度観測値を角度追跡して得た前記目標毎のN次元航跡に基づいて目標を追跡する処理をコンピュータに実行させるための目標追跡プログラムであって、
    前記n個のN次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定ステップと、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定ステップと、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定ステップを選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定ステップを選択する同一目標判定選択ステップと、
    前記第1の同一目標判定ステップからの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定ステップからの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成ステップと、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡生成ステップにより生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のあるN次元角度観測値を用いて(N+1)次元航跡を更新する(N+1)次元航跡維持・更新ステップと、
    前記N次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡維持・更新ステップからのN次元航跡との相関の有無を判定し、相関があると判定された場合にはN次元角度観測値と(N+1)次元航跡を前記(N+1)次元航跡維持・更新ステップに出力し、相関がないと判定された場合には前記N次元角度観測値を前記第1の同一目標判定ステップと第2の同一目標判定ステップと同一目標判定選択ステップとに出力する処理選択ステップと を具備することを特徴とする目標追跡プログラム。
  • 前記第1の同一目標判定ステップは、前記n個のうちの2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、前記各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られるN次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標と判定することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の目標追跡プログラム。
  • 前記第1の同一目標判定ステップは、前記n個のうちの2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、前記各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られるN次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在すると共に、前記N次元航跡に含まれる角速度に基づいて算出される(N+1)次元空間の速度ベクトルが所定の誤差範囲の中で同一となった場合に同一目標判定と判定することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の目標追跡プログラム。
  • 前記第1の同一目標判定ステップは、前記n個のうちの少なくとも3個のN次元角度センサから2個のN次元角度センサの組み合わせを選択し、選択した2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、選択した2個の各N次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標候補と判定すると共に、同一目標候補と判定されたN次元角度センサの組み合わせ数が所定の値を越えた場合に、同一目標と判定することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の目標追跡プログラム。
  • 前記第2の同一目標判定ステップは、前記n個のうちの2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、前記各N次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標と判定することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の目標追跡プログラム。
  • 前記第2の同一目標判定ステップは、前記n個のうちの少なくとも3個のN次元角度センサから2個のN次元角度センサの組み合わせを選択し、選択した2個のN次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、選択した2個の各N次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標候補と判定すると共に、同一目標候補と判定されたN次元角度センサの組み合わせ数が所定の値を越えた場合に、同一目標と判定することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の目標追跡プログラム。
  • 前記第2の同一目標判定ステップは、前記n個のうちの少なくとも3個のN次元角度センサの位置と、前記少なくとも3個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとを用いて、多次元割当問題を解くことにより同一目標と判定することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の目標追跡プログラム。
  • 目標を観測してN(Nは1または2)次元角度観測値を得るn(nは2、または3以上の整数)個のN次元角度センサと、
    前記n個のN次元角度センサに対応して設けられ、前記センサが検出した目標毎のN次元角度観測値から角度追跡を実行することにより前記目標毎のN次元航跡を算出するn個の角度追跡装置と、
    前記n個のN次元角度センサが検出した目標毎のN次元角度観測値、及び角度追跡装置からの目標毎のN次元航跡に基づいて、目標の(N+1)次元航跡を生成する目標追跡装置とを備え、
    前記目標追跡装置は、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される前記n個の角度追跡装置からの前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、
    前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段と を具備することを特徴とする目標追跡システム。
  • 目標を観測してN(Nは1または2)次元角度観測値を得るn(nは2、または3以上の整数)個のN次元角度センサと、
    前記n個のN次元角度センサに対応して設けられ、前記センサが検出した目標毎のN次元角度観測値から角度追跡を実行することにより前記目標毎のN次元航跡を算出するn個の角度追跡装置と、
    前記n個のN次元角度センサが検出した目標毎のN次元角度観測値、及び角度追跡装置からの目標毎のN次元航跡に基づいて、目標の(N+1)次元航跡を生成しこれを維持・更新する目標追跡装置とを備え、
    前記目標追跡装置は、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される前記n個の角度追跡装置からの前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、
    前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡生成手段により生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のあるN次元角度観測値を用いて(N+1)次元航跡を更新する(N+1)次元航跡維持・更新手段と を具備することを特徴とする目標追跡システム。
  • 目標を観測してN(Nは1または2)次元角度観測値を得るn(nは2、または3以上の整数)個のN次元角度センサと、
    前記n個のN次元角度センサに対応して設けられ、前記センサが検出した目標毎のN次元角度観測値から角度追跡を実行することにより前記目標毎のN次元航跡を算出するn個の角度追跡装置と、
    前記n個のN次元角度センサが検出した目標毎のN次元角度観測値、及び角度追跡装置からの目標毎のN次元航跡に基づいて、目標の(N+1)次元航跡を生成しこれを維持・更新する目標追跡装置とを備え、
    前記目標追跡装置は、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値から算出される前記n個の角度追跡装置からの前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、
    前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段と、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡生成手段により生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のあるN次元角度観測値を用いて(N+1)次元航跡を更新する(N+1)次元航跡維持・更新手段と、
    前記N次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記(N+1)次元航跡維持・更新手段からのN次元航跡との相関の有無を判定し、相関があると判定された場合にはN次元角度観測値と(N+1)次元航跡を前記(N+1)次元航跡維持・更新手段に出力し、相関がないと判定された場合には前記N次元角度観測値を前記第1の同一目標判定手段と第2の同一目標判定手段と同一目標判定選択手段とに出力する処理選択手段と を具備することを特徴とする目標追跡システム。
  • 前記角度追跡装置は、前記N次元角度センサが検出した2次元角度観測値からN次元航跡を算出し、そのN次元角度観測値とN次元航跡を対にして角度追跡情報として出力するペアリング手段を備えることを特徴とする請求項19乃至請求項21のいずれか1項に記載の目標追跡システム。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することで第1の同一目標判定結果を取得し、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することで第2の同一目標判定結果を取得し、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定結果を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定結果を選択し、
    前記第1の同一目標判定結果で同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定結果で同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する ことを特徴とする目標追跡方法。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することで第1の同一目標判定結果を取得し、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することで第2の同一目標判定結果を取得し、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定結果を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定結果を選択し、
    前記第1の同一目標判定結果で同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定結果で同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成し、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記目標毎に生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のあるN次元角度観測値を用いて(N+1)次元航跡を維持・更新する ことを特徴とする目標追跡方法。
  • n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することで第1の同一目標判定結果を取得し、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することで第2の同一目標判定結果を取得し、
    前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定結果を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定結果を選択し、
    前記第1の同一目標判定結果で同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定結果で同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成し、
    前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記目標毎に生成された(N+1)次元航跡との間で相関判定を行なうと共に、相関のあるN次元角度観測値を用いて(N+1)次元航跡を維持・更新し、
    前記N次元角度センサが検出したN次元角度観測値と前記維持・更新された(N+1)次元航跡との相関の有無を判定し、相関があると判定された場合にはN次元角度観測値と(N+1)次元航跡を前記(N+1)次元航跡維持・更新処理に出力し、相関がないと判定された場合には前記N次元角度観測値を前記第1の同一目標判定処理と第2の同一目標判定処理と同一目標判定選択処理とに出力する ことを特徴とする目標追跡方法。
  • 说明书全文

    本発明は、目標の度を観測する複数のN次元角度センサの情報を統合し、距離情報を算出・追加した目標の(N+1)次元航跡の生成・維持を行う目標追跡装置、目標追跡プログラム、目標追跡システム、及び目標追跡方法に関する。

    目標追跡システムにあっては、2個の2次元角度センサの情報を統合し、2目標の追跡を行う場合に、2次元角度センサに対応して設けられた2個の角度追跡装置から出される2次元航跡の4通りの組み合わせの中から、どの2次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する目標追跡装置の処理が提案されている。 さらに、m目標の追跡を行う場合に、2個の角度追跡装置から出力される2次元航跡のm 通りの組み合わせの中から、どの2次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定することも検討されている。

    しかしながら、上記のような従来の目標追跡システムでは、角度追跡装置に入力される所定の空間における目標数mが増加するにつれ、誤った相関(data association)による2次元航跡が発生しやすくなり、角度追跡装置から出力される2次元航跡の組み合わせの中から、どの2次元航跡の組み合わせが同一目標であるかを判定する目標追跡装置の処理の性能が劣化してしまうという課題がある。

    特開平10−142325号公報

    系 正義,辻道信吾,小菅義夫," 2次元角度センサ間の目標相関方式, "電子情報通信学会論文誌B2,vol.J81-B2, no.2, pp.162-168, Feb. 1998 Krishna R. Pattipati, et al., " Passive Multisensor Data Association using a new Relaxation Algorithm, " Multitarget-Multisensor Tracking Advanced Applications, ch. 7, Artech House, 1990 系 正義,辻道信吾,小菅義夫," 拡張カルマンフィルタを用いた複数パッシブセンサによる3次元運動目標の追尾, "電子情報通信学会論文誌B,vol.J82-B, no.5, pp.1063-1072, May 1999 SSBlackman, " Association and fusion of multiple sensor data, " Multitarget-Multisensor Tracking Advanced Applications, Artech House, 1990

    以上述べたように、目標追跡システムでは、角度追跡装置に入力される所定の空間における目標数mが増加するにつれて(以下、このような状態を単に高密度環境と称する)、誤った相関による2次元航跡が発生しやすくなり、角度追跡装置から出力される2次元航跡の組み合わせの中から、どの2次元航跡の組み合わせが、同一目標のものであるかを判定する目標追跡装置の処理の性能(以下、単に同一目標判定性能と称する)が劣化してしまうという課題がある。

    本実施形態は上記課題に鑑みなされたもので、高密度環境における同一目標判定性能の向上を実現することのできる目標追跡装置、目標追跡プログラム、目標追跡システム、及び目標追跡方法を提供することを目的とする。

    本実施形態によれば、n(nは2、または3以上の整数)個のN(Nは1または2)次元角度センサが検出した目標のN次元角度観測値をこれらn個の各N次元角度センサに対応させて角度追跡して得られる前記目標毎のN次元航跡を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサに対応させて得られるN次元航跡の組み合わせの中から、どのN次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第1の同一目標判定手段と、前記n個のN次元角度センサが検出したN次元角度観測値を入力し、これらn個のうちの複数のN次元角度センサで得られるN次元角度観測値の組み合わせの中から、どのN次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する第2の同一目標判定手段と、前記目標に対する観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として前記第1の同一目標判定手段を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として前記第2の同一目標判定手段を選択する同一目標判定選択手段と、前記第1の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元航跡の組み合わせ、または、前記第2の同一目標判定手段からの同一目標のものであると判定されたN次元角度観測値の組み合わせに基づいて、距離情報を算出・追加して前記目標毎の(N+1)次元航跡を生成する(N+1)次元航跡生成手段とを具備する態様とされる。

    第1の実施形態に係る目標追跡システムの構成を示すブロック図。

    図1に示す目標追跡装置の処理の流れを示すフローチャート。

    第2の実施形態に係る目標追跡システムの構成を示すブロック図。

    図3に示す目標追跡装置の処理の流れを示すフローチャート。

    第3の実施形態に係る目標追跡システムの構成を示すブロック図。

    高密度環境の第1の事例を示す説明図。

    高密度環境の第2の事例を示す説明図。

    同一目標判定性能のシミュレーション結果の一例を示す図。

    以下、図面を参照して本実施形態に係る目標追跡システムを説明する。

    (第1の実施形態)
    図1は第1の実施形態に係る目標追跡システムの構成を示すブロック図である。 この目標追跡システムは、それぞれ目標の2次元角度を観測するn(nは2、または3以上の整数)個の2次元角度センサ11−1〜11−nを備える。 各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値は、それぞれn個の角度追跡装置12−1〜12−nに送られる。 各角度追跡装置12−1〜12−nは、それぞれ入力された目標毎の2次元角度観測値から目標毎の2次元航跡を算出することで目標毎の2次元角度追跡を行なうもので、ここで得られた目標毎の2次元航跡は、各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値と共に目標追跡装置13に送られる。

    この目標追跡装置13は、各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値と各角度追跡装置12−1〜12−nで得られる目標毎の2次元航跡から目標毎の3次元航跡を生成・維持することで各目標を追跡するものである。 具体的には、第1の同一目標判定部101、第2の同一目標判定部102、同一目標判定選択部103、3次元航跡生成部104及び3次元航跡維持部105から構成される。

    上記第1の同一目標判定部101は、角度追跡装置12−1〜12−nからの目標毎の2次元航跡を入力し、複数の2次元角度センサの2次元角度観測値から算出される目標毎の2次元航跡の組み合わせの中から、どの2次元航跡の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する。

    具体例1として、2個の2次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、各2次元角度センサからの2次元角度観測値に基づいて角度追跡装置から出力される2次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標と判定する方式がある。 第1の同一目標判定部101における具体例1の処理として、非特許文献1に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施することができる。

    具体例2として、2個の2次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、各2次元角度センサからの2次元角度観測値に基づいて角度追跡装置から出力される2次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在すると共に、2次元航跡に含まれる角速度に基づいて算出される3次元空間の速度ベクトルが所定の誤差範囲の中で同一となった場合に同一目標と判定する方式がある。 第1の同一目標判定部101における具体例2の処理として、特許文献1や非特許文献1に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施することができる。

    具体例3として、少なくとも3個の2次元角度センサから2個の2次元角度センサの組み合わせを選択し、選択した2個の2次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、各2次元角度センサからの2次元角度観測値に基づいて角度追跡装置から出力される2次元航跡から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標候補と判定すると共に、同一目標候補と判定された2次元角度センサの組み合わせ数が所定の値を越えた場合に、同一目標と判定する方式がある。 第1の同一目標判定部101における具体例3の処理として、3つの2次元角度センサ11−1〜11−3で、2目標の2次元角度観測値が得られている場合を例に説明する。 2次元角度センサ11−iのj番目の目標の2次元角度観測値に対応する2次元航跡をT ijとする。 このとき、(T 11 、T 21 、T 31 ),(T 11 、T 21 、T 32 ),(T 11 、T 22 、T 31 ),・・・,(T 12 、T 22 、T 32 )の8つの2次元角度センサと2次元航跡の組み合わせが存在し、2次元角度センサと2次元航跡の組み合わせ(T 11 、T 21 、T 31 )から2個の2次元角度センサの組み合わせを選択する場合、(T 11 、T 21 ),(T 11 、T 31 ),(T 21 、T 31 )の3つの2次元角度センサと2次元航跡の組み合わせが得られる。 それぞれの組み合わせに対して、第1の同一目標判定部101における具体例1と同じ処理を実施し、同一目標候補であるか否かを判定し、同一目標候補と判定された組み合わせ数が、同一目標と判定する所定の値を越えた場合、同一目標と判定する。

    上記第2の同一目標判定部102は、2次元角度センサ11−1〜11−nからの目標毎の2次元角度観測値を入力し、複数の2次元角度センサからの2次元角度観測値の組み合わせの中から、どの2次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する。

    具体例1として、2個の2次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、各2次元角度センサからの2次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標と判定する方式がある。 第2の同一目標判定部102における具体例1の処理として、2次元航跡の代わりに2次元角度観測値を用いることを除き、非特許文献1に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施することができる。

    具体例2として、少なくとも3個の2次元角度センサから2個の2次元角度センサの組み合わせを選択し、選択した2個の2次元角度センサの位置から算出される基準ベクトルと、各2次元角度センサからの2次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとの3つのベクトルが、所定の誤差範囲の中で同一平面上に存在する場合に同一目標候補と判定すると共に、同一目標候補と判定された2次元角度センサの組み合わせ数が所定の値を越えた場合に、同一目標と判定する方式がある。

    第2の同一目標判定部102における具体例2の処理として、3つの2次元角度センサ11−1〜11−3で、2目標の2次元角度観測値が得られている場合を例に説明する。 2次元角度センサ11−iのj番目の目標の2次元角度観測値をM ijとする。 なお、説明の便宜上、M ijのjは、各2次元角度センサが同じ目標を表しているとする。 このとき、(M 11 、M 21 、M 31 ),(M 11 、M 21 、M 32 ),(M 11 、M 22 、M 31 ),・・・,(M 12 、M 22 、M 32 )の8つの2次元角度センサと2次元角度観測値の組み合わせが存在し、2次元角度センサと2次元角度観測値の組み合わせ(M 11 、M 21 、M 31 )から2個の2次元角度センサの組み合わせを選択する場合、(M 11 、M 21 ),(M 11 、M 31 ),(M 21 、M 31 )の3つの2次元角度センサと2次元角度観測値の組み合わせが得られる。

    この場合、各組み合わせは、同じ1番目の目標からの2次元角度観測値であるため同一目標候補と判定され、同一目標候補と判定された組み合わせ数が3となる。 同一目標と判定する所定の値を2とすると、同一目標候補と判定された組み合わせ数が同一目標と判定する所定の値を越えることから、同一目標と判定する。 同様に、(M 11 、M 22 、M 31 )から2個の2次元角度センサの組み合わせを選択する場合、(M 11 、M 22 ),(M 11 、M 31 ),(M 22 、M 31 )の3つの2次元角度センサと2次元角度観測値の組み合わせが得られる。 ここで、高密度環境のために(M 11 、M 22 )が誤って同一目標候補と判定された場合でも、同時に(M 22 、M 31 )でも誤判定が起きなければ、同一目標候補と判定された組み合わせ数が同一目標と判定する所定の値を越えないことから、同一目標と判定されない。

    具体例3として、少なくとも3個の2次元角度センサの位置と、各2次元角度センサからの2次元角度観測値から算出される目標方向ベクトルとを用いて、多次元割当問題(MAP:Multidimensional Assignment Problem)を解くことにより同一目標判定と判定する方式がある。 第2の同一目標判定部102における具体例3の処理として、非特許文献2に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施することができる。

    上記同一目標判定選択部103は、観測環境を分析し、観測環境が高密度環境以外の場合、同一目標判定処理として第1の同一目標判定部101を選択し、観測環境が高密度環境の場合、同一目標判定処理として第2の同一目標判定部102を選択する。 ここでいう高密度環境とは、所定の空間における目標数mが予め決められた閾値以上の場合であり、図6に示すように空間全体に多目標が存在するケースはもちろんのこと、図7に示すように目標数が少なくても、所定の空間における目標数が多いケースも、高密度環境である。

    上記3次元航跡生成部104は、第1の同一目標判定部101からの同一目標のものであると判定された2次元航跡の組み合わせ、または、第2の同一目標判定部102からの同一目標のものであると判定された2次元角度観測値の組み合わせに基づいて距離情報を算出し、算出された距離情報を追加した3次元航跡を生成する。 3次元航跡生成部104における処理として、非特許文献3〜4に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施することができる。

    上記3次元航跡維持部105は、2次元角度センサ11−1〜11−nからの目標毎の2次元角度観測値を入力し、3次元航跡生成部104によって生成された目標毎の3次元航跡を初期値として3次元航跡を維持する。 ここで3次元航跡維持部105は、維持している3次元航跡に基づいて2次元予測値を算出し、入力された2次元角度観測値との間に相関があるか否かを判定し、相関があると判定された場合に2次元角度観測値を用いて3次元航跡を更新することにより、目標毎の3次元航跡を維持する。 3次元航跡維持部105における処理として、非特許文献3に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施することができる。

    続いて、図2を参照して、第1の実施形態の目標追跡装置13の処理の流れを説明する。 ここで、図2(a)は目標追跡装置13の全体的な処理の流れを示すフローチャート、図2(b)は図2(a)に示す同一目標判定・3次元航跡生成ステップ内の処理の流れを示すフローチャートである。

    まず、各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値と各角度追跡装置12−1〜12−nで得られる目標毎の2次元航跡を入力し(ステップST101)、これらの入力情報を用いて同一目標判定を実施して、同一目標と判定された情報から3次元航跡を生成する(ステップST102)と共に、3次元航跡維持部105ですでに求められている3次元航跡を更新・維持する(ステップST103)。 以後、処理終了の指示があるまで上記ステップST101〜ST103の処理を繰り返す(ステップST104)。

    続いて、上記同一目標判定・3次元航跡生成処理(ST102)は、第1の目標判定部101、第2の同一目標判定部102、同一目標判定選択部103及び3次元航跡生成部104により、図2(b)に示す手順で実行される。 まず、同一目標判定選択部103において、観測環境を分析し(ステップST111)、分析結果が高密度環境か否かを判定する(ステップST112)。 高密度環境以外の場合には、第1の同一目標判定部101による判定処理(2次元航跡の組み合わせの中から同一目標を判定)を実行し(ステップST113)、高密度環境の場合には、第2の同一目標判定部102による判定処理(2次元角度観測値の組み合わせの中から同一目標を判定)を実行する(ステップST114)。 ステップST113またはステップST114の処理が完了した場合には、3次元航跡生成部104にて同一目標判定結果に距離情報を付加して3次元航跡を生成し(ステップST115)、一連の処理を終了する。

    第1の同一目標判定部101の具体例1と具体例2、第2の同一目標判定部102の具体例1と具体例2の同一目標判定性能のシミュレーション結果を図8に示す。 図8において、2次元航跡を入力とする第1の同一目標判定部101の具体例1と具体例2の略号は、それぞれT−CPとT−CPCVであり、2次元角度観測値を入力とする第2の同一目標判定部102の具体例1と具体例2の略号は、それぞれM−CPとM−MCPである。 なお、図8のシミュレーションは、図6の多目標・高密度環境を入力環境とし、同一目標判定性能の指標としては、同一目標と判定された航跡の組み合わせの内、正しい航跡の組み合わせの比率を正解率として表示した。

    図8から、T−CP(第1の同一目標判定部101の具体例1に対応)とM−CP(第2の同一目標判定部102の具体例1に対応)を比較すると、2次元角度観測値を入力とするM−CPの正解率が高いことが分かる。 同様に、T−CPCV(第1の同一目標判定部101の具体例2に対応)とM−MCP(第2の同一目標判定部102の具体例2に対応)を比較すると、2次元角度観測値を入力とするM−MCPの正解率が高いことが分かる。

    以上述べた第1の同一目標判定部101では、特許文献1や非特許文献1に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施する。 すなわち、これらの文献に記載の目標追跡装置では、角度追跡装置に入力される所定の空間における目標数mが増加するにつれ、誤った相関による2次元航跡が発生しやすくなり、角度追跡装置から出力される2次元航跡の組み合わせの中から、どの2次元航跡の組み合わせが、同一目標のものであるかを判定する処理の性能が劣化していた。

    これに対して、本実施形態の目標追跡装置13では、角度追跡装置に入力される所定の空間における目標数mが増加して、観測環境が高密度環境となった場合、誤った相関の影響を受けた2次元航跡の代わりに、誤った相関の影響を受けていない(角度追跡装置で相関を行なっていない)2次元角度観測値を用い、複数の2次元角度センサからの2次元角度観測値の組み合わせの中から、どの2次元角度観測値の組み合わせが同一目標のものであるかを判定する。

    したがって、上記構成による目標追跡システムでは、観測環境の分析により高密度環境か否かを判断し、高密度環境以外の場合には2次元航跡を利用して同一目標の判定を行い、高密度環境の場合には、角度追跡装置における誤った相関の影響を受けていない2次元角度観測値で同一目標の判定を行うようにしているので、同一目標判定性能を向上させることができる。

    なお、上記では、3次元航跡維持部105を備える目標追跡装置13を例示したが、3次元航跡維持部105を省略し、3次元航跡生成部104によって生成された目標毎の3次元航跡を出力するように構成することができる。

    (第2の実施形態)
    図3は第2の実施形態に係る目標追跡システムの構成を示すブロック図である。 この目標追跡システムは、第1の実施形態と同様に、それぞれ目標の2次元角度を観測するn(nは2、または3以上の整数)個の2次元角度センサ11−1〜11−nと、各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値からそれぞれの目標の2次元航跡を算出することで目標毎の角度追跡を行なうn個の角度追跡装置12−1〜12−nと、各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値と各角度追跡装置12−1〜12−nで得られる目標毎の2次元航跡から目標毎の3次元航跡を生成・維持することで各目標を追跡する目標追跡装置13とを備える。

    上記構成による目標追跡システムにおいて、本実施形態の目標追跡装置13は、上記2次元角度センサ11−1〜11−nで得られた2次元角度観測値と各角度追跡装置12−1〜12−nで得られる目標毎の2次元航跡を入力し、距離情報を算出・追加して3次元航跡を生成・維持するもので、具体的には、第1の同一目標判定部101a、第2の同一目標判定部102、同一目標判定選択部103、3次元航跡生成部104、3次元航跡維持部105及び処理選択部106から構成される。

    上記処理選択部106は、2次元角度センサ11−1〜11−nからの2次元角度観測値と3次元航跡維持部105からの2次元予測値とを入力し、2次元角度観測値と2次元予測値との相関をとり、その相関の有無に従って3次元航跡の生成、維持を選択的に実行させる。

    上記第2の同一目標判定部102、同一目標判定選択部103、3次元航跡生成部104及び3次元航跡維持部105は、処理選択部106によって選択された2次元角度観測値を入力することを除き、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。

    上記第1の同一目標判定部101aは、第1の実施形態と同様に、特許文献1や非特許文献1に記載の目標追跡装置と同じ処理を実施するものであるが、処理選択部106で相関がないと判定された2次元角度観測値に対応する2次元航跡を抽出し、抽出した2次元航跡を対象として処理を実施する点が異なる。

    続いて、図4を参照して、第2の実施形態の目標追跡装置13の処理の流れを説明する。 ここで、図4は目標追跡装置13の全体的な処理の流れを示すフローチャートである。

    まず、2次元角度センサ11−1〜11−nで得られた目標毎の2次元角度観測値と角度追跡装置12−1〜12−nで得られる目標毎の2次元航跡を入力すると(ステップST201)、処理選択部106により、2次元角度観測値と2次元予測値との相関をとり(ステップST202)、その相関の有無を判定して(ステップST203)、相関がないと判定された場合は第1、第2の同一目標判定処理結果による3次元航跡の生成処理を選択的に実行させ(ステップST204)、相関があると判定された場合は3次元航跡の維持処理を実行させる(ステップST205)。 以後、処理終了の指示があるまで上記ステップST201〜ST105の処理を繰り返す(ステップST206)。

    ここで、ステップST204は第1の実施形態のステップST102と同じ処理であり、ステップST205は第1の実施形態のステップST103と同じ処理(図2(b)と同じ)である。

    上記構成による目標追跡システムでは、第1の実施形態と同様に、観測環境の分析により高密度環境か否かを判断し、高密度環境以外の場合には2次元航跡を利用して同一目標の判定を行い、高密度環境の場合には、角度追跡装置における誤った相関の影響を受けていない2次元角度観測値で同一目標の判定を行うようにしているので、同一目標判定性能を向上させることができる。 また、2次元角度観測値と2次元予測値との相関結果において、相関がないと判定されたときのみ同一目標判定・3次元航跡生成処理を実行するようにしているので、同一目標判定処理の対象となる2次元角度観測値または2次元航跡を限定することが可能となり、目標追跡装置の装置規模の小型化、処理時間の短縮を実現することができる。

    (第3の実施形態)
    図5は第3の実施形態に係る目標追跡システムの構成を示すブロック図である。 この目標追跡システムは、それぞれ目標の2次元角度を観測するn(nは2、または3以上の整数)個の2次元角度センサ11−1〜11−nを備える。 各2次元角度センサ11−1〜11−nで得られる目標毎の2次元角度観測値は、n個の角度追跡装置12a−1〜12a−nに送られる。

    これらn個の角度追跡装置12a−1〜12a−nは本実施形態の特徴部分であり、2次元角度センサ11−1〜11−nからの2次元角度観測値から2次元航跡を算出し、その観測値と2次元航跡を対にして、角度追跡情報として目標追跡装置13へ出力するペアリング機能を備える。

    上記目標追跡装置13は、基本的には第2の実施形態と同じであるが、角度追跡情報として2次元角度観測値と2次元航跡がペアリングされているため、第1の同一目標判定部101b、第2の同一目標判定部102a、同一目標判定選択部103a及び処理選択部106aではペアリングされた角度追跡情報を用いてそれぞれの処理(第2の実施形態の第1の同一目標判定部101a、第2の同一目標判定部102、同一目標判定選択部103及び処理選択部106と同様の処理)を実行することになる。

    上記構成による目標追跡システムでは、第1の実施形態と同様に、観測環境の分析により高密度環境か否かを判断し、高密度環境以外の場合には2次元航跡を利用して同一目標の判定を行い、高密度環境の場合には、角度追跡装置における誤った相関の影響を受けていない2次元角度観測値で同一目標の判定を行うようにしているので、同一目標判定性能を向上させることができる。 また、第2の実施形態と同様に、2次元角度観測値と2次元予測値との相関結果において、相関がないと判定されたときのみ同一目標判定・3次元航跡生成処理を実行するようにしているので、同一目標判定処理の対象となる2次元角度観測値または2次元航跡を限定することが可能となり、目標追跡装置の装置規模の小型化、処理時間の短縮を実現することができる。 更に、角度追跡の段階で2次元航跡と2次元角度観測値のペアリング処理がなされているため、第2の実施形態における第1の同一目標判定部101aにおいて実施していた2次元予測値と相関がないと判定された2次元観測値に対応する2次元航跡を抽出することが不要となり、目標追跡装置の更なる装置規模の小型化、処理時間の短縮を実現することができる。

    尚、上記第3の実施形態では、ペアリング処理を第2の実施形態に適用する場合について説明したが、第1の実施形態に適用することも可能である。

    また、上記の第1乃至第3の実施形態において、目標の角度を観測するn個のN(Nは1または2)次元角度センサ11−1〜11−nとして、画像センサ、ソナー装置、パッシブ・レーダ装置等が利用可能であり、これらの情報を統合し、目標の(N+1)次元航跡の生成・維持を行う目標追跡装置に適用可能である。

    尚、上記の各実施形態の処理は、いずれもセンサ出力をデータ化し、システム全体の処理あるいは目標追跡装置の処理をプログラム化することでコンピュータによって処理可能なものである。

    また、上記実施形態はそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。 また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせでもよい。 例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。 さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

    11−1〜11−n…2次元角度センサ 12−1〜12−n、12a−1〜12a−n…角度追跡装置 13…目標追跡装置 101、101a、101b…第1の同一目標判定部 102、102a…第2の同一目標判定部 103、103a…同一目標判定選択部 104…3次元航跡生成部 105…3次元航跡維持部 106、106a…処理選択部

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