Data setting device of electronic musical instrument

申请号 JP73893 申请日 1993-01-06 公开(公告)号 JPH06202656A 公开(公告)日 1994-07-22
申请人 Yamaha Corp; ヤマハ株式会社; 发明人 OSHIMA OSAMU;
摘要 PURPOSE:To obtain the data setting device of the electronic musical instrument which is easily operated and reducible in size. CONSTITUTION:Data whose numeral is desired to be varied is selected among numeral data displayed on a display 10 with an electronic pen 1. When the electronic pen 1 is moved on the selected data, a command analyzing circuit 4 detects the depression state, operation direction, operation speed, etc., at the position as gesture data. A data varying method is determined according to the kind of the gesture data and a command processing circuit 5 sets a variation value. The electronic musical instrument 6 is controlled on the basis of the set numeral data.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 各種の数値データにより動作する電子楽器のデータ設定装置において、 前記数値データが表示される表示手段と、 表示された前記数値データのうち、所定の数値データを変更対象データとして指示可能なポインティングデバイスと、 前記ポインティングデバイスの運動状態をジェスチャーデータとして検出する検出手段と、 前記ジェスチャーデータの種類に基づいて、前記変更対象データの変更方法を設定するとともに、設定された変更方法によって前記変更対象データを変更する変更手段と、 前記数値データに基づいて、前記電子楽器を制御する制御手段とを具備することを特徴とする電子楽器のデータ設定装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器のデータ設定操作に用いられるデータ設定装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年ますます多機能となる電子楽器の使用に際し、多くの設定項目が設けられている。 これらの設定動作が容易に行えるように、電子楽器においてもG
    UI(グラフィック・ユーザ・インタフェース)機能が取り入れられている。 ところで、電子楽器における設定は、ほとんどが、音源等に対する数値データの設定である。 それらの数値データは、一般に数値そのものにはそれほど厳密な意味は無く、設定動作に関しても、現在設定されている数値に対する相対的な変更や、特定の基準値への復帰等が求められる場合が多い。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】これに対して、従来の電子楽器におけるスイッチ等の操作子は、テンキーを用いた絶対値設定型が主流であり、上述したような相対的な数値の変更に対しては、操作が煩雑になる面があった。 また、スライド型や回転式等のスイッチ等を用いた場合は、相対的な数値の変更を行うことができるが、その構造上、操作子の操作範囲が物理的に限定されているため、所望の数値が設定不可能となる場合があった。

    【0004】それゆえ、従来の電子楽器においては、各操作目的を満足させるために複数の操作子を設けることが一般に行われていた。 そのため、操作の煩雑化を招くとともに、装置の小型化を阻害していた。 さらに、操作子と表示器とが異なる位置に設けられているため、数値を設定する際に、操作者は視点を移動させなければならず、設定操作が面倒であった。

    【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ペン型操作子のようなポインティングデバイスを用いて、操作が簡単で、小型化の可能な電子楽器のデータ設定装置を提供することを目的としている。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明にあっては、各種の数値データにより動作する電子楽器のデータ設定装置において、前記数値データが表示される表示手段と、表示された前記数値データのうち、所定の数値データを変更対象データとして指示可能なポインティングデバイスと、前記ポインティングデバイスの運動状態をジェスチャーデータとして検出する検出手段と、前記ジェスチャーデータの種類に基づいて、前記変更対象データの変更方法を設定するとともに、設定された変更方法によって前記変更対象データを変更する変更手段と、前記数値データに基づいて、前記電子楽器を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。

    【0007】

    【作用】表示手段に表示された数値データのうち、変更対象データがポインティングデバイスにより指示される。 次に、変更対象データ上でポインティングデバイスが動かされると、その位置や押圧状態や動作方向や動作速度等がジェスチャーデータとして検出される。 そして、ジェスチャーデータの種類によって変更対象データの変更方法が決まり、同データが変更される。 そして、
    設定された数値データに基づいて、電子楽器が制御される。

    【0008】

    【実施例】 A:実施例の構成以下、図面を参照して、本発明の一実施例について説明する。 図1は、同実施例のハードウエアの構成を示す図である。

    【0009】図において、1は電子ペンであり、一般にスタイラスペンと呼称されるコードレス型のものである。 これは、内部にコイルと鉄芯を有しており、ディスプレイ10の上面に押圧され、ディスプレイ10に表示された数値データに対して指示操作される。 また、電子ペン1を所定の位置で指示操作することにより、アクティブウインドウを変更し、あるいはウインドウの大きさを設定する等のウインドウ制御操作が可能となっている。

    【0010】また、磁気的な電子ペン用センサ2は、ディスプレイ10の下面に密着して一体化されている。 そして、電子ペン1がディスプレイ10上に押圧されると、ペン用センサ2との間で共振現象が発生し、その位置や強度がインタフェース回路3において検出される。
    そして、インタフェース回路3より、検出信号がコマンド解析回路4に送られる。 なお、このような技術は、例えば、特開昭64−53222号公報に示されている。

    【0011】また、ディスプレイ10はマルチウインドウ表示が可能となっている。 そのため、現在アクティブになっているウインドウに表示されたデータ以外にも、
    隠されたデータが存在している。 そこで、オブジェクトデータ保持部7においては、それらの隠されたデータも含めた全データが保存されている。 そして、現在表示が有効となっている部分に該当するデータが、オブジェクトデータ保持部7よりオブジェクト表示回路8に送られる。 そして、同データがVRAMドライバ回路9に送られ、ディスプレイ10に表示される。

    【0012】ところで、ディスプレイ10と電子ペン用センサ2とは完全に重合しているが、見る方向により、
    指示したつもりの位置と実際に検出された位置との間に多少ずれが生じる。 そのため、検出位置をディスプレイ10上に示すことにより、正確な指示ができるような便宜がはかられている。

    【0013】一方、コマンド解析回路4においては、インタフェース回路3より出された検出信号に基づいて電子ペン1の状態が検出され、検出結果より所定の操作コマンドが決定されて出力される。 また、同回路4は、
    オブジェクトデータ保持部7に対して、変更される対象オブジェクトデータを指示する。

    【0014】そして、コマンド解析回路4より出力されたコマンドがコマンド処理回路5に入力され、同コマンドに基づいて、数値データの数値変更やウインドウ制御の指示がなされる。 そして、設定された数値データは電子楽器6に送出されるとともに、オブジェクトデータ保持部7に送出される。 すなわち、電子楽器6においては同設定による動作が可能となり、ディスプレイ10上には同設定値が表示される。 ディスプレイ10は、電子楽器6と一体に設けられていても良い。

    【0015】また、図2は、図1におけるコマンド解析回路4の内部構成を示す図である。 図において、インタフェース回路3より出力された電子ペン検出信号は、ペンUP/DOWN検出回路11およびペン位置検出回路12に入力される。 ペンUP/DOWN検出回路11
    は、電子ペン1がディスプレイ10に押圧された強さによる信号の大きさに対して所定のスレッショルドレベルを設け、ペンのUP/DOWN状態を検出している。 そして、検出されたUP/DOWNデータは、総合検出回路16に送出される。

    【0016】一方、ペン位置検出回路12は、電子ペン1とペン用センサ2との間で発生した共振の位置を示す信号より、ペンの位置を検出している。 そして、検出された位置データは、速度検出回路13、方向検出回路1
    4、操作対象検出回路15にそれぞれ送出される。

    【0017】速度検出回路13においては、位置データが微分されてペンの動作速度が検出される。 検出された速度データは、総合検出回路16に出力される。 また、
    方向検出回路14においては、以前のペン位置に対する現在のペン位置によりペンの方向が検出される。 検出された方向データは、総合検出回路16に出力される。

    【0018】また、操作対象検出回路15は、オブジェクトデータ保持部7をアクセスして、表示ウインドウに対するペン位置により操作対象を判断する。 すなわち、
    表示されている数値データと重なる位置であれば操作対象が数値データであり、同データの数値変更が指定されていると判定される。 一方、それ以外の位置であれば、
    操作対象がウインドウであり、ウインドウの制御操作が指定されていると判定される。 そして、操作対象を示すデータが総合検出回路16に出力される。 また、操作対象検出回路15は、オブジェクトデータ保持部7に対して、変更される対象オブジェクトデータを指示する。

    【0019】 B:実施例の動作電子ペン1の動作状態より検出されたこれらの出力データは、ジェスチャーデータと呼ばれる。 そして、総合検出回路16においては、それらのジェスチャーデータと、ジェスチャーデータ保存部17にあらかじめ保存されているデータとが比較され、操作処理コマンドが決定される。 そして、同コマンドがコマンド処理回路5に出力される。

    【0020】図4は、総合検出回路16において繰り返し行われているコマンド決定処理の内容を示す図である。 まず、ステップSP1において、前述のUP/DO
    WNデータ、速度データ、方向データ、そして操作対象データが、各パラメータとして入力される。 次に、ステップSP2において、操作対象が数値データか否かが判定される。

    【0021】ここで、具体的な操作対象を図3に例示して説明する。 図では、電子ペン1により、電子楽器6を制御させる数値パラメータのひとつが選択されて、その数値を様々に変更するオペレーション例を示している。
    まず、オペレーション(1)では、ディスプレイ10上に表示された数値データ「1234」の周囲が電子ペン1によりなぞられる。 この動作により同データ「123
    4」が操作対象として選択される。

    【0022】このように操作対象データが数値データである場合には、ステップSP2において「YES」と判定され、処理がステップSP3に進む。 ステップSP3
    においては、上述した、電子ペン1の運動状態を示す各パラメータが数値データ変更用のジェスチャとして解釈され、ジェスチャーデータ17が参照されて操作コマンドが決定される。

    【0023】図3中のオペレーション(2)〜(10)
    は、数値データ「1234」に対するジェスチャ例を示したものである。 以下に、各オペレーションおよび各場合の数値「1234」の変更状態を説明する。

    【0024】オペレーション(2):ペンをディスプレイに押圧して、上方に引いた後、ペンを遠ざける。 →
    「1」インクリメントさせる。 (「1234」→「12
    35」) オペレーション(3):ペンをディスプレイに押圧して、下方に引いた後、ペンを遠ざける。 →「1」デクリメントさせる。 (「1234」→「1233」) オペレーション(4):ペンをディスプレイに押圧して、上方に引いた後、ペンをそのまま保持する。 →所定速度で連続インクリメントさせる。 (「123
    4」→「1235」→‥‥) オペレーション(5):ペンをディスプレイに押圧して、下方に引いた後、ペンをそのまま保持する。 →所定速度で連続デクリメントさせる。 (「123
    4」→「1233」→‥‥) オペレーション(6):ペンをディスプレイに押圧して、右回転方向になぞる。 →回転速度に比例した速度で連続インクリメントさせる。 (「1
    234」→「1235」→‥‥) オペレーション(7):ペンをディスプレイに押圧して、左回転方向になぞる。 →回転速度に比例した速度で連続デクリメントさせる。 (「12
    34」→「1233」→‥‥) オペレーション(8):ペンをディスプレイに押圧して、上方に引いた後、引き続いて右方向に引き、ペンを遠ざける。 →所定の最大値への変更。 (「123
    4」→「9999」(例)) オペレーション(9):ペンをディスプレイに押圧して、下方に引いた後、引き続いて右方向に引き、ペンを遠ざける。 →所定の最小値への変更。 (「123
    4」→ 「1」(例)) オペレーション(10):ペンをディスプレイに押圧して、右方向に引いた後、 ペンを遠ざける。 →所定のデフォルト値への変更。 (「1234」
    →「5000」(例))

    【0025】一方、ステップSP2において「NO」と判定された場合には、処理がステップSP4に進む。 ステップSP4においては、操作対象はウインドウ制御であると判定され、ジェスチャーデータ17を参照しながらアクティブウインドウの選択や、ウインドウの大きさ変更等の操作コマンドが決定される。

    【0026】そして、ステップSP5において、決定された操作コマンドが出力される。 同コマンドは、前述のようにコマンド処理回路5に入力される。

    【0027】なお、本発明の電子楽器のデータ設定装置は上述した実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。 例えば、コマンド解析回路4等における処理をソフトウエアにより実現してもよい。

    【0028】また、電子ペンに代えて、マウス等の入力手段を用いてジェスチャ動作を行わせてもよい。

    【0029】また、ジェスチャ動作による数値データ設定に加えて、文字認識によるデータの直接設定を合わせ行うようにしてもよい。 この場合、ジェスチャ動作を明確に検出するために、ジェスチャ専用の動作区域を設けてもよい。

    【0030】

    【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、電子ペン等のポインティングデバイスを用いて簡単なジェスチャ動作を行うことにより数値データの変更が可能であるため、操作が簡単で、小型化の可能な電子楽器のデータ設定装置が得られる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の一実施例におけるハードウエアの構成図である。

    【図2】 本発明の一実施例におけるコマンド解析回路の内部構成図である。

    【図3】 本発明の一実施例におけるオペレーション例を示す図である。

    【図4】 本発明の一実施例における総合検出回路の処理を説明する流れ図である。

    【符号の説明】

    1 電子ペン(ポインティングデバイス) 6 電子楽器 4 コマンド解析回路(検出手段、変更手段) 5 コマンド処理回路(制御手段) 10 ディスプレイ(表示手段)

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