Steerable spin stabilized projectile and methods

申请号 JP2011539533 申请日 2009-09-18 公开(公告)号 JP2012511683A 公开(公告)日 2012-05-24
申请人 レイセオン カンパニー; 发明人 マックール、ジェームズ・ダブリュ;
摘要 スピン安定発射体は、発射体の前後軸を中心とした内部質量の逆回転により、その進路が制御される。 内部質量は、発射体の外部ボディの空洞内にあるブームであってもよい。 内部質量は、外殻に対して傾斜可能であり、外殻の軸を中心に、外殻に対して逆回転するように構成されていてもよい。 逆回転により、発射体の外側の(スピンしていない)環境に対して、実質的に同じ向きにブームを保つことができる。 したがって、発射体の外殻に迎え 角 を与えることにより、発射体を操縦するために、発射体内のブームまたは他の重量のポジショニングを使用することができる。 磁気システムを使用して、ブームまたは他の重量を逆回転させてもよい。 発射体は、所望の照準点に向けて発射体を操縦することを支援するレーザ誘導システムを有していてもよい。
【選択図】 図2
权利要求
  • スピン安定発射体において、
    外部ボディと、
    前記ボディの空洞中にある内部質量とを具備し、
    前記内部質量の少なくとも一部分が、前記ボディの軸から離れるように選択的に動かすことができ、外殻に対して、前記軸を中心に回転するように、前記内部質量が前記外殻に機械的に結合されているスピン安定発射体。
  • 前記内部質量は、前記ボディのノーズに結合されている円筒形のブームである請求項1記載の発射体。
  • 前記内部質量は、バッテリーを含む請求項1または請求項2記載の発射体。
  • 前記内部質量は、鉛を含む請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の発射体。
  • 前記内部質量は、前記発射体の重量のうち20%〜55%を構成する請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の発射体。
  • 前記内部質量は、前記発射体の重量のうち49%〜51%を構成する請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の発射体。
  • 前記内部質量は、前記外殻に対して傾斜可能である請求項1〜6のうちのいずれか1項記載の発射体。
  • 前記内部質量を選択的に動かし、前記内部質量を回転させるように、前記内部質量に動作可能に結合されているアクチュエータをさらに具備する請求項1〜7のうちのいずれか1項記載の発射体。
  • 前記アクチュエータは、磁気力を使用して、前記外殻に対して前記内部質量を位置付ける磁気アクチュエータである請求項8記載の発射体。
  • 前記磁気アクチュエータは、前記外殻の内面に取り付けられている、直径の反対側の電磁石の対を含み、
    前記内部質量の少なくとも一部分を前記外殻の軸から離れるように動かし、前記外殻に対して、前記外殻の軸を中心に、前記内部質量を回転させるように、前記電磁石の対に対して連続的に電圧を印加してもよい請求項9記載の発射体。
  • 前記アクチュエータにより前記内部質量の動きを制御するために、前記アクチュエータに動作可能に結合されている制御電子機器をさらに具備する請求項8〜10のうちのいずれか1項記載の発射体。
  • 前記制御電子機器に動作可能に結合されているシーカーをさらに具備し、
    前記シーカーは、前記発射体に対するターゲットの位置に関する情報を前記制御電子機器に提供する請求項11記載の発射体。
  • 前記シーカーは、ターゲット照射機のイメージの位置を検出する光検出器アレー(PDA)を備える請求項12記載の発射体。
  • 発射体の飛行を制御する方法において、
    前記方法は、
    前記発射体の前後軸を中心に、前記発射体の外殻を第1の方向に回転させることと、
    前記発射体の前記外殻に対して、前記第1の方向とは逆の第2の方向に、前記前後軸を中心に、前記発射体の内部質量を逆回転させることとを含み、
    前記内部質量は、前記外殻中の空洞内にある方法。
  • 前記逆回転させることは、所定の方向に前記発射体を操縦するために、前記発射体の外部環境に対して実質的に同じ向きに前記内部質量を保つように、外部ボディに対して前記内部質量を逆回転させることを含む請求項14記載の方法。
  • 前記空洞内で前記内部質量を動かして、それにより、前記発射体の飛行方向に対してゼロでない迎え角に前記発射体を配置することにより、前記発射体を操縦することをさらに含む請求項15記載の方法。
  • 前記動かすことは、前記空洞内で、前記外殻に対して前記内部質量を傾斜させることを含む請求項16記載の方法。
  • 前記傾斜させることと、前記逆回転させることとは、前記内部質量を傾斜および逆回転させる磁気力を使用して、前記発射体の磁気アクチュエータにより達成される請求項17記載の方法。
  • 前記操縦することは、前記発射体のシーカーにより受信した情報に基づく、前記内部質量の動きの方向と、逆回転のレートとを含む請求項16〜18のうちのいずれか1項記載の方法。
  • 说明书全文

    発明の背景

    発明の分野 本発明は、スピン安定発射体の分野のものである。

    関連技術の説明 発射体用の誘導システムは、高価で、複雑であるとともに、発射または飛行の間にダメージを受けやすいことが多い。 発射体用の誘導システムを改善するための一般的な必要性がある。

    安価で、シンプルで、堅固であり、そして、フィンまたは他のパーツを気流中に展開することなく、ならびに、ロケットまたは他の推進生成デバイスを点火することなく、制御することが可能である、兵器のような、スピン安定発射体のための誘導システムを生成させることが特に望ましいだろう。 制御翼面および推進力生成デバイスをスピン安定発射体において使用するのには問題があることが理解されるだろう。

    本発明の側面にしたがうと、スピン安定発射体のような発射体は、操縦のために慣性特性を使用する。 慣性操縦は、発射体のボディ中または外殻中の、空洞の中にある内部質量の動き(例えば、傾斜)を伴うことがある。

    本発明の別の側面にしたがうと、スピン安定発射体のような発射体は、その外殻の空洞中に内部質量を有し、内部質量は、発射体のスピンとは逆方向に、外殻に対して逆回転する。

    本発明のさらなる別の側面にしたがうと、スピン安定発射体のような発射体は、外殻の内面上に電磁石を有し、外殻の空洞内の質量を傾斜させるおよび/または回転させるために、電磁石に選択的に電圧を印加する。

    本発明のさらに別の側面にしたがうと、スピン安定発射体は、外部ボディと、ボディの空洞中にある内部質量とを具備している。 内部質量の少なくとも一部分が、ボディの軸から離れるように選択的に動かすことができ、外殻に対して、軸を中心に回転するように、内部質量が外殻に機械的に結合されている。

    本発明のさらなる側面にしたがうと、発射体の飛行を制御する方法は、発射体の前後軸を中心に、発射体の外殻を第1の方向に回転させるステップと、発射体の外殻に対して、第1の方向とは逆の第2の方向に、前後軸を中心に、発射体の内部質量を逆回転させるステップとを含んでいる。 内部質量は、外殻中の空洞内にある。

    先の目的および関連する目的を達成するために、本発明は、後で完全に説明し、特に特許請求の範囲において指摘する特徴を含んでいる。 以下の説明および添付の図面は、本発明のある例示的な実施形態を詳細に述べている。 しかしながら、これらの実施形態は、本発明の原理が用いられることがあるさまざまな方法のうちのほんの少しのものを示している。 図面とともに考えるときに、本発明の、他の目的、利点、および新たな特徴が、本発明の以下の詳細な説明から明らかになるだろう。

    添付の図面では、必ずしもスケーリングされていない。

    図1は、本発明の実施形態にしたがった、発射体の断面図である。

    図2は、その外殻が上向きに傾いている、図1の発射体の断面図である。

    図3は、図1の発射体の端面図である。

    図4は、本発明の実施形態にしたがった、発射体の磁気アクチュエータのパーツを示す端面図である。

    図5は、図4の磁気アクチュエータの動作を示す例示である。

    図6は、本発明の実施形態にしたがった、発射体のシーカーのパーツを示す例示である。

    図7は、本発明の実施形態にしたがった、発射体の歳差運動を示す概念的な例示である。

    図8は、図7において示されている歳差運動に対する補償を示している。

    図9は、図4の磁気アクチュエータを使用する、発射体のための制御システムのブロック図である。

    詳細な説明

    スピン安定発射体は、発射体の前後軸を中心とした内部質量の逆回転により、その進路が制御される。 内部質量は、発射体の外部ボディの空洞内にあるブームであってもよい。 内部質量は、外殻に対して傾斜可能であり、または、そうでなければ、外殻の軸からシフトすることができる。 内部質量は、外殻の軸を中心に、外殻に対して逆回転するように構成されていてもよく、外殻のスピン方向とは逆方向に、外殻に対して回転する。 逆回転により、発射体の外側の(スピンしていない)環境に対して、実質的に同じ向きにブームを保つことができる。 したがって、発射体の外殻に迎えを与えることにより、発射体を操縦するために、発射体内のブームまたは他の重量のポジショニングを使用することができる。 磁気システムを使用して、ブームまたは他の重量を逆回転させてもよい。 発射体は、発射体の狙いを定めることと、所望の照準点に向けて発射体を操縦することとを支援するレーザ誘導システムを有していてもよい。

    図1は、発射体10の外殻または外部ボディ12内の重量を動かすことにより操縦可能である、スピン安定発射体10を示している。 重量は、外殻12中の空洞18の中に位置しているブームまたは内部質量14の一部分であってもよい。 ブーム14は、y軸アクチュエータ22とz軸アクチュエータ24との、対のアクチュエータに結合されている。 アクチュエータ22および24は、ブーム14を、発射体10の外殻12および他のパーツに対して、y方向26とz方向28とにそれぞれ傾斜させるために使用される。 下記でより詳細に説明するように、アクチュエータ22および24は、ブーム14を傾斜させるだけでなく、発射体10の外殻12および他のパーツの軸30から外れて、ブーム14の少なくとも1つの一端をピボット回転させる。 アクチュエータ22および24はまた、発射体10のスピン方向とは逆方向に、外殻12に対してブーム14を逆回転させる。 この逆回転は、ブーム軸34を中心としたブーム14の回転とは対照的に、外殻軸30を中心としたブーム14の回転である。 発射体10を所定の方向に操縦するために、発射体10の外部環境に対して実質的に同じ向きにブーム14を維持するように、逆回転は、発射体10の他のパーツのスピンと実質的に同じレートである。

    アクチュエータ22および24は、幅広いさまざまな形態のうちの任意の形態を取ることができ、そのうちのいくつかだけを下記で論じる。 ある意味で、アクチュエータ22および24の描写は、アクチュエータ22および24が、単一の一体化したデバイスの個別の側面または特徴に過ぎないという点で、概略的であると考えることができる。 加えて、ブーム14を傾斜させ、逆回転させるために使用される、アクチュエータ22および24により表されているメカニズムは、外殻12内の他の場所に位置していてもよいことが理解されるだろう。

    ブーム14は、発射体10の重量のおよそ半分を構成していてもよく、例えば、発射体10の重量の49%から51%であってもよく、より広くは、発射体10の重量の45%から55%であってもよい。 発射体10のブーム14の重量と発射体10のその他のものの重量とをバランスさせることにより、発射体10の飛行の制御を簡略化することができる。 しかしながら、代替的に、ブーム14が、発射体の重量の半分よりも大幅に少なくてもよく、例えば、発射体10の重量のおよそ20%であってもよいことが理解されるだろう。 ブーム14は、アクチュエータ22および24とともに発射体10の他のシステムにも電力を供給するために使用されるバッテリー40を含んでいてもよい。 代替的に、あるいは、付加的に、ブーム14または他の内部質量は、鉛または別の重い素材を含んでいてもよい。

    発射体10は、発射体10のノーズ46中に誘導電子機器44を有していてもよい。 ブーム14の傾斜および/または逆回転を制御するアクチュエータ22ならびに24を制御するために、電子機器44を使用してもよい。 誘導電子機器44はまた、ターゲットに向けて発射体を誘導するための照準システムに結合されていてもよく、ターゲットに向けて発射体を誘導するための照準システムから情報を受信してもよい。 下記で説明するように、例は、レーザ誘導システムまたは照準システムである。

    発射体10のスピンレートは、100〜500Hzのオーダーであってもよい。 しかしながら、発射体10に対する他のスピンレートもありうることが理解されるだろう。

    発射体10は、さまざまなデバイスのうちの何らかのものであってもよい。 1つの例を示すために、発射体10は、少なくともおよそ50mmの直径を有する砲弾のような兵器であってもよい(が、他の直径の発射体とともに使用することも可能である)。 兵器は、弾頭または他の爆薬のような、付加的な特徴を有していてもよい。

    図2は、飛行中の発射体10を示しており、発射体10は、飛行の方向60に対して傾いている。 飛行の方向60に対して発射体10(特に、発射体の外殻12の外殻軸30)を傾けさせることは、結果として、発射体10の外殻12における不均一な空気力になり、発射体10は、飛行方向60に対して、ゼロでない迎え角となる。 例えば、図2において示されているように、発射体ノーズ46を上向きに傾けると、発射体10に揚力62が与えられる。 不均一な空気力は、発射体10を操縦して、飛行発射体の飛行方向60を変化させる。 それゆえ、飛行方向60に対して発射体10の角度を適切に制御することにより、発射体10の飛行経路を制御することができる。

    図3は、発射体10の回転またはスピンと、外殻12に対する、ブーム14の傾斜およびブーム14の逆回転を示している。 発射体10が、第1の方向70(例では、時計回り)にスピンまたは回転する一方で、外殻に対するブーム14の逆回転は、逆方向72(例では、反時計回り)である。 ブーム14の主軸74が、外殻12の主軸30からオフセットされるように、ブーム14は、逆回転の間、傾斜される。

    ブーム14の傾斜の角度が大きくなると、発射体10の外殻12の偏差すなわち迎え角が大きくなる。 発射体10のその他のものの質量に比べて、ブーム14の質量が大きくなると、ブーム14の所定の量の傾斜が、外殻12を傾けることに及ぼす影響が、大きくなることが理解されるだろう。

    図4および図5は、発射体10に対する1つの可能性あるアクチュエータ構成である、磁気アクチュエータ80を示している。 示されているアクチュエータ80では、外殻12は、その内面88上に一連の電磁石81〜86を有している。 電磁石81〜86は、第1の対の電磁石81および82と、第2の対の電磁石83および84と、第3の対の電磁石85および86との、3対の、直径の反対側の電磁石を構成している。 電磁石対は、電磁石81〜86のうちの異なるものに対して、交互に、連続してブーム14を引き付けるための、三相アクチュエータ80として動作する。 ブーム14は、その回りに巻きつけられているワイヤループまたは他の導体90を有している。 また、ブーム14は、例えばUジョイントのようなジョイント92で、発射体10のその他のものに結合されている。 スプリング94(あるいは、他の類似する機械的なまたは他のエレメント)は、ブーム14に何も力がかかっていないときに、発射体または外殻の中心軸30(図1)に向けてブーム14を動かす傾向がある中心力を与える。

    外殻12が回転することにより、電磁石81〜86が、ブーム14の回りに回転磁界を引き起こす。 ブーム14の回りに巻きついている、ワイヤループまたは他の導体90を通って、電流が流れる。 個別の電磁石81〜86に対して、連続して電力を適用することにより、ブーム14が、磁石81〜86のうちの第1のものに、そして、次の磁石に等と、連続して引き付けられる。 これは、外殻12の中心線軸30から外してブーム14を傾斜させ、スプリング94からの中心力に逆らって、ブーム14のすべてまたは一部分を外側に引っ張る。 連続する電磁石81〜86に順次ブーム14を引き付けることはまた、傾いたブーム14を、外殻12に対して、軸30を中心に回転させる。 電磁石81〜86に適用される電流(または電圧)を選択することにより、および、どのくらいの速さで1つの電磁石から次の電磁石へと電流(または電圧)をシフトするかにより、ブーム14の傾斜角および相対的な回転速度の双方を制御することができる。 ブーム14が発射体10の外部環境に対して回転しないように、(外殻12に対する)ブーム14の相対的な回転速度をセットしてもよい。

    図6は、ターゲットに向けて発射体10を誘導するのを支援するために、発射体10(図1)の一部分として使用してもよいシーカー100を示している。 シーカー100は、発射体10のノーズ46(図1)中に位置していてもよい。 シーカー100は、図6ではターゲット平面106として表されている、ターゲットまたは他の照準点(到着先)を照らしている、レーザターゲット照射機からの光104を受信する。 ターゲット照射機スポット104を生成させるために使用されるレーザは、発射体10を発射させるための発射装置の一部分であってもよく、または、別のシステムの一部分であってもよい。 ターゲット照射機からの光104は、シーカー100のレンズ110を通過し、シーカー100の光検出器アレー(PDA)112により受信される。 PDAの例は、電荷結合素子(CCD)である。 PDA112は、発射体10の目視線116から、レーザターゲット照射機104のイメージ114の半径Rを検出する。 PDA112は、PDA112の平面内で、(例えば、目視線116が、PDA112の平面と交差する)PDA112の中心点118の回りに、ターゲット照射機104のイメージの角度θも決定する。 発射体10のスピンレートを決定するために、角度θの決定が使用され、時間にわたっての角度θの変化は、当然、スピンレートpに対応する。

    発射体10のアクチュエータを適切に制御することによってブーム14(図1)のポジショニングおよび回転を制御するために、シーカー100からの情報が、誘導電子機器44(図1)により使用される。 磁気アクチュエータ80(図4)の界のような界を、シーカー100が接続されているまたは取り付けられている発射体10の一部のスピンレートpに対応するレートで駆動するために、シーカー100からの情報を使用してもよい。 オフセット半径Rが増加するにつれて、ブーム14のずれ(傾斜角)を増加させるために、シーカー100からの情報が、誘導電子機器44により使用される。 ブーム14はまた、ターゲットと整列される。 いったんR=0になると、発射体10をターゲットに導く目視線が確立される。

    シーカー100は、発射体10用のターゲット追跡に対して使用することができる、さまざまな光学システムのうちの単なる1つであることが、理解されるだろう。 他の光学コンポーネントまたは非光学コンポーネントを利用してもよい。

    図7および図8は、発射体10の誘導および進路制御における別の要因である、ウエザーベーンニング抗力により誘発される歳差運動を示している。 図7を参照すると、発射体10は、ベクトルVの方向に飛行しており、外殻軸30の回りをレートpでスピンしている。 発射体10は、正のY軸を中心に、ノーズがピッチアップされると、ウエザーベーンニング抗力が、Y軸を中心にモーメントMを生成させる。 歳差運動は、レートΩで、X軸を中心に、発射体ノーズ46を回転させる。

    図8を参照すると、歳差運動に対する補償は、歳差運動を打ち消すために、ブーム14(図1)の回転を速めること、または、遅らせることを伴うことがある。 発射体10(図1)のピッチのみが望まれているが、歳差運動が原因となりヨーも生じるという点で、歳差運動は、ピッチ・ヨーの相互作用である。 PDA112上のターゲットイメージ106は、対応するアクチュエータ入力132によるピッチ応答130を示唆している。 最初の軌道136から、改善された軌道138へと、発射体の軌道を動かすために、(歳差運動の影響を無視して)ピッチ応答130が選択される。 しかしながら、ピッチ応答130は、歳差運動応答146を生成させ、これは、ピッチ応答130と歳差運動応答146とのベクトルの和であるターゲット応答148を生成させる。 上記で示したように、歳差運動応答146を打ち消すために、ブーム14の逆回転を速めることまたは遅らせることを使用してもよい。

    図9は、発射体10(図1)を操縦するために、アクチュエータ80(図4)を制御するのに使用される制御ループ200を示している。 発射体または弾丸10の飛行は、発射体ダイナミクス202を生成させ、これは、PDA112において受信したR誤差およびθの値204に影響を与える。 アクチュエータ80(図4)の磁石81〜86(図4)に対する信号を生成させるために、Rおよびθの値が使用される。 Rおよびθの値は、タイミング信号210および位相調整212とともに、タイマー214に入力されて、信号に適切なタイミングを提供するために使用される。 タイマー214からの出力は、必要な増幅量を決定する利得調整222を有している、増幅器220により増幅される。 アクチュエータ80の3つの電磁石対に出力信号が送られ、出力信号は、アクチュエータ電圧228、229、および230に、アクチュエータ80の位相の時間遅延224、225、および226を与え、これらの電圧は、電磁石対81および82と、電磁石対83および84と、電磁石対85および86とに与えられる。

    説明した発射体および操縦方法は、有利なことに、低コストであり、いかなる外部制御翼面も伴っておらず、実現するのが簡単である。 加えて、ここで説明した操縦システムは、堅固であり、発射体の発射の間に生じることがあるような、応力が大きい環境において有利である。 さらに、発射体10の制御システムは、その目的を達成するために必要とされる最小数の自由度を制御する。 発射体10の制御システムは、3次元の動作を制御するのに必要な最小数である、2自由度を制御する。 無誘導発射体と比較すると、発射体10は、距離と精度が増加し、動いているターゲットとのより良い交戦が可能になる。 さらに、現在の兵器システムと互換性があり、特別な改良を何ら必要としない。 光学誘導目視線制御システムは、現在の誘導システムよりもコストが低く、これは、特に、その飛行の最後に発射体10が壊れることを考慮すると有利である。

    ある好ましい実施形態に関して、本発明を示し説明してきたが、本明細書および添付の図面を読んで理解したときに、均等な代替物および改良が、当業者の心に浮かぶだろうことは明らかである。 特に、上記で説明したエレメント(コンポーネント、アセンブリ、デバイス、コンポジション等)により実行されるさまざまな機能に関して、このようなエレメントを説明するために使用した(“手段”への言及を含む)用語は、そうではないと示されていない限り、ここで示した本発明の例示的な実施形態において機能を実行する開示した構造と、たとえ構造的に均等でなかったとしても、説明したエレメントの特定の機能を実行する(すなわち、機能的に均等である)何らかのエレメントに対応することを意図している。 加えて、いくつかの示した実施形態のうちの1つ以上に関してだけ、本発明の特定の特徴を上記で説明したかもしれないが、このような特徴は、何らかの所定のアプリケーションあるいは特定のアプリケーションに対して所望および有利であるように、他の実施形態のうちの1つ以上の他の特徴と組み合わせることができる。

    ある好ましい実施形態に関して、本発明を示し説明してきたが、本明細書および添付の図面を読んで理解したときに、均等な代替物および改良が、当業者の心に浮かぶだろうことは明らかである。 特に、上記で説明したエレメント(コンポーネント、アセンブリ、デバイス、コンポジション等)により実行されるさまざまな機能に関して、このようなエレメントを説明するために使用した(“手段”への言及を含む)用語は、そうではないと示されていない限り、ここで示した本発明の例示的な実施形態において機能を実行する開示した構造と、たとえ構造的に均等でなかったとしても、説明したエレメントの特定の機能を実行する(すなわち、機能的に均等である)何らかのエレメントに対応することを意図している。 加えて、いくつかの示した実施形態のうちの1つ以上に関してだけ、本発明の特定の特徴を上記で説明したかもしれないが、このような特徴は、何らかの所定のアプリケーションあるいは特定のアプリケーションに対して所望および有利であるように、他の実施形態のうちの1つ以上の他の特徴と組み合わせることができる。
    以下に、本願出願時の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
    [1]スピン安定発射体において、
    外部ボディと、
    前記ボディの空洞中にある内部質量とを具備し、
    前記内部質量の少なくとも一部分が、前記ボディの軸から離れるように選択的に動かすことができ、外殻に対して、前記軸を中心に回転するように、前記内部質量が前記外殻に機械的に結合されているスピン安定発射体。
    [2]前記内部質量は、前記ボディのノーズに結合されている円筒形のブームである[1]に記載の発射体。
    [3]前記内部質量は、バッテリーを含む[1]または[2]に記載の発射体。
    [4]前記内部質量は、鉛を含む[1]〜[3]のうちのいずれか1つに記載の発射体。
    [5]前記内部質量は、前記発射体の重量のうち20%〜55%を構成する[1]〜[4]のうちのいずれか1つに記載の発射体。
    [6]前記内部質量は、前記発射体の重量のうち49%〜51%を構成する[1]〜[4]のうちのいずれか1つに記載の発射体。
    [7]前記内部質量は、前記外殻に対して傾斜可能である[1]〜[6]のうちのいずれか1つに記載の発射体。
    [8]前記内部質量を選択的に動かし、前記内部質量を回転させるように、前記内部質量に動作可能に結合されているアクチュエータをさらに具備する[1]〜[7]のうちのいずれか1つに記載の発射体。
    [9]前記アクチュエータは、磁気力を使用して、前記外殻に対して前記内部質量を位置付ける磁気アクチュエータである[8]に記載の発射体。
    [10]前記磁気アクチュエータは、前記外殻の内面に取り付けられている、直径の反対側の電磁石の対を含み、
    前記内部質量の少なくとも一部分を前記外殻の軸から離れるように動かし、前記外殻に対して、前記外殻の軸を中心に、前記内部質量を回転させるように、前記電磁石の対に対して連続的に電圧を印加してもよい[9]に記載の発射体。
    [11]前記アクチュエータにより前記内部質量の動きを制御するために、前記アクチュエータに動作可能に結合されている制御電子機器をさらに具備する[8]〜[10]のうちのいずれか1つに記載の発射体。
    [12]前記制御電子機器に動作可能に結合されているシーカーをさらに具備し、
    前記シーカーは、前記発射体に対するターゲットの位置に関する情報を前記制御電子機器に提供する[11]に記載の発射体。
    [13]前記シーカーは、ターゲット照射機のイメージの位置を検出する光検出器アレー(PDA)を備える[12]に記載の発射体。
    [14]発射体の飛行を制御する方法において、
    前記方法は、
    前記発射体の前後軸を中心に、前記発射体の外殻を第1の方向に回転させることと、
    前記発射体の前記外殻に対して、前記第1の方向とは逆の第2の方向に、前記前後軸を中心に、前記発射体の内部質量を逆回転させることとを含み、
    前記内部質量は、前記外殻中の空洞内にある方法。
    [15]前記逆回転させることは、所定の方向に前記発射体を操縦するために、前記発射体の外部環境に対して実質的に同じ向きに前記内部質量を保つように、外部ボディに対して前記内部質量を逆回転させることを含む[14]に記載の方法。
    [16]前記空洞内で前記内部質量を動かして、それにより、前記発射体の飛行方向に対してゼロでない迎え角に前記発射体を配置することにより、前記発射体を操縦することをさらに含む[15]に記載の方法。
    [17]前記動かすことは、前記空洞内で、前記外殻に対して前記内部質量を傾斜させることを含む[16]に記載の方法。
    [18]前記傾斜させることと、前記逆回転させることとは、前記内部質量を傾斜および逆回転させる磁気力を使用して、前記発射体の磁気アクチュエータにより達成される[17]に記載の方法。
    [19]前記操縦することは、前記発射体のシーカーにより受信した情報に基づく、前記内部質量の動きの方向と、逆回転のレートとを含む[16]〜[18]のうちのいずれか1つに記載の方法。

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