Kogaku mechanically stable bullet system for use with respect to the target of water

申请号 JP50144797 申请日 1996-06-06 公开(公告)号 JPH10501882A 公开(公告)日 1998-02-17
申请人 エイチイー・ホールディングス・インコーポレーテッド・ドゥーイング・ビジネス・アズ・ヒューズ・エレクトロニクス; 发明人 ロイ クライン、; リード コプシー、; マーシャル トゥーリン、; ジェフリー・エー ブラウン、;
摘要 (57)【要約】 弾丸(50)は空中の 位置 から空気と 水 の境界面を通って、潜水した目標(24)方向へ発射される。 弾丸(50)は水中で弾丸(50)周辺にキャビテーション空間(30)を形成する前端部(52)を含み、弾丸(50)の残りの部分における水の抵抗 力 を防止する。 弾丸(50)はさらに外方向にフレアされるかまたはフィンを有する後端部(54)を含んでおり、これはいずれの場合もヨーに対して航空力学的に空中で弾丸(50)を安定にし、フレアは水中でそれを安定化する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 (1)弾丸前端部と弾丸後端部を有する対称円筒形の弾丸を具備する弾丸システムにおいて、 弾丸の前端部のスティンガーヘッドと、 スティンガーヘッドに結合する対称的なほぼ円筒形状の弾丸本体と、 側面方向の不安定性に対して弾丸を安定化する安定化手段とを具備しており、 スティンガーヘッドは、 ノーズの最大直径を有するスティンガーノーズと、 スティンガーノーズの後端部に結合する前端部を有するスティンガー本体を有し、スティンガー本体は、 ノーズ支持直径を有するスティンガーノーズ支持体と、 スティンガーノーズ支持体とスティンガーノーズとの間にあり、ノーズの最大直径よりも小さい溝直径を有する水流分離溝とを含んでおり、 スティンガーヘッドに結合する対称的なほぼ円筒形状の弾丸本体は、 ノーズの最大直径よりも大きい弾丸後部直径を有する弾丸後部と、 前端部でスティンガーノーズ支持体と結合し、後端部で弾丸の後部と結合する弾丸前部とを有し、 前記安定化手段は弾丸本体の後端部で弾丸本体と結合している弾丸システム。 (2)スティンガーノーズは先端が平らな前面を有する請求項1記載の弾丸システム。 (3)スティンガーノーズは円錐形の前面を有する請求項1記載の弾丸システム。 (4)弾丸後部が、 円筒形の中央領域と、 中央領域の複数の溝とを有する請求項1記載の弾丸システム。 (5)弾丸後部が、 ペイロード空洞と、 ペイロード空洞内に含まれるペイロードとを有する請求項1記載の弾丸システム。 (6)安定化手段が、弾丸の後端部の弾丸後部の放射状にフレアにされた拡大部を有する請求項1記載の弾丸システム。 (7)安定化手段が1組のフィンを有する請求項1記載の弾丸システム。 (8)スティンガーヘッドが、スチールおよびタングステンカーバイドから成るグループから選択される材料から作られている請求項1記載の弾丸システム。 (9)弾丸周辺に取付けられた廃棄可能なサボットをさらに有する請求項1記載の弾丸システム。 (10)水中のターゲットを破壊する方法において、 弾丸を含んでいる弾丸システムを準備するステップを有し、この弾丸が、 弾丸本体前端部と弾丸本体後端部とを有する対称的なほぼ円筒形状の弾丸本体と、 弾丸本体の前端部に位置し、弾丸本体が水中を通過するとき弾丸本体周辺にキャビテーション空間を形成する手段と、 弾丸本体の後端部に隣接する位置で弾丸本体と結合され、側面方向の不安定性に対して弾丸本体を安定化する手段とを具備しており、 さらに水中のターゲットを破壊する方法は、 空気と水の境界面を通って空中の位置から水中のターゲット方向へ弾丸を推進するステップを有している方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 中の目標に対して使用するための航学学的に安定した弾丸システム[発明の技術的背景] 本発明は兵器、特に適度の水中距離範囲に位置する水中目標に対して空中から発射されることができる弾丸システムに関する。 弾丸は空中のターゲットに対して広く使用されている。 最も普通の方法では、 弾丸は発射火薬と共に砲中に配置される。 発射火薬は点火され、砲身から弾丸をターゲット方向へ駆動する。 弾丸が水中のターゲットに対して空中から発射される能力は主として3つの理由により、極めて限定されている。 第1に、弾丸の弾道は空気と水との境界(即ち水面)に達したとき、基本的に変化する。 水面に対して浅い入射度では、弾丸は全く水中に入れず、代りにはねながら移動する。 水面に対して高い入射角度では、弾丸は水中に入れるが、その通路が変更される。 この問題は常に考察されているが、特に水面が波の動作により常に変化する状態を有しているときの弾丸の正確性が問題である。 第2に、水により発生される抵抗力は弾丸の速度を急激に低下させ、その距離を著しく限定する。 水中での一般的な弾丸の距離は弾丸の重量と初速度にしたがって変化するが、典型的に、通常の20ミリメートルの弾丸では最適な状況下でもせいぜい約3フィートである。 第3に、弾丸の側面の流体力学的な力は弾丸を回転させ、さらにその距離と効果を限定する。 これらの理由で、弾丸は潜水したターゲットに対して空中からはほとんど発射されない。 通常の弾丸が、潜水したターゲット方向へ空中から発射されたならば、これらは非常に非効率である。 代りに魚雷等の自己推進装置が使用されるが、 この場合でさえも、魚雷は推進が開始される前に水中に落下される。 水中のターゲットに対して空中から発射されることができる弾丸が有効な応用が存在する。 例えば、水陸両用の軍事動作に対する標準的な防衛は、海岸近くの上陸領域に適度の深さに機雷を配置する。 このような機雷は相当の危険性はあるが、もちながら特別に訓練されたスイマーにより除去されるか、または動作上非常に制限をもつロボット装置により除去される。 代りの方法はヘリコプターのように空中から水中の機雷へ弾丸を発射することである。 弾丸はこのような応用の自己推進装置よりも非常に廉価であり、小口径および大口径の両者の範囲の兵器から発射する種々の大きさおよびタイプで製造される。 従って、水中のターゲットに対して空中から発射されることができる弾丸が必要とされる。 本発明はこの必要性を達成し、さらに関連する利点を与えるものである。 [発明の要約] 本発明は弾丸システムと、その使用方法を提供する。 この弾丸システムは潜水した目標に対して空中から発射され、ターゲットに達するまでの進路で、空気と水の境界面を通過する。 弾丸はその入射角度にかかわらず、ほとんどまたは全く偏向がなく空気と水の境界を通過することができる。 弾丸は比較的廉価であり、 種々の口径の通常のおよび特殊の兵器のために製造されている。 本発明によれば、弾丸システムは前端部と後端部を有したほぼ対称円筒形の弾丸本体を含む。 弾丸は、弾丸本体が水を通過されたとき、弾丸本体周辺にキャビテーション空間を形成する手段を含んでおり、これは弾丸本体の前端部に位置する。 弾丸はさらに側面方向の不安定性に対して弾丸本体を安定化する手段を含んでおり、これは弾丸本体の後端部に隣接して弾丸本体に結合されている。 安定化するための手段は好ましくは弾丸本体の後端部で放射状に外方向にフレアした領域、または弾丸周囲に対称的に位置する1組のフィンである。 フィンは剛性または折畳み式であり、それによってフィンは弾丸が発射され飛行中に開かれる前は折畳まれている。 フレアまたはフィンは空中で弾丸の航空力学的安定性を与える。 弾丸が水中にあるとき、キャビテーション空間は弾丸の側面および後部に形成される。 キャビテーション空間は弾丸の濡れた前端部から放射状に外方向に後方向に延在する流体のない空間である。 空気と水蒸気のみで充満されているこの空間は弾丸本体上にほとんど抵抗力および/または側面方向の力を加えない。 結果として、弾丸は水を通って適度に長い距離を移動することができる。 弾丸が水に入り運動するとき、側面方向の不安定性を受け、弾丸の円筒軸が弾道(飛行通路)に一致しないならば、安定化手段はキャビテーション空間の表面と相互作用し、 弾丸の円筒軸を弾道に一致させる回復の力を加える。 このような回復の力がないならば、弾丸は弾道からすぐに偏向し、回転し始めるであろう。 好ましい実施形態では、弾丸システムは通常、弾丸の前端部と後端部とを有する対称円筒形の弾丸を具備する。 弾丸は弾丸の前端部にスティンガーヘッドを有する。 スティンガーヘッドはノーズの最大直径を有するスティンガーノーズと、 前端部がスティンガーノーズの後端部に結合するスティンガー本体を有するスティンガー本体とを含んでいる。 スティンガー本体はノーズ支持直径を有するスティンガーノーズ支持体と、スティンガーノーズ支持体とスティンガーノーズの間に水流分離溝とを有する。 水流分離溝はノーズの最大直径よりも小さい直径の溝を有する。 弾丸はさらにスティンガーヘッドに結合するほぼ対称円筒形の弾丸本体を含んでおり、この弾丸本体はノーズ支持体の最大直径よりも大きい直径を有する弾丸後部と、前端部でスティンガーノーズ支持体に結合し後端部で弾丸後部に結合する弾丸前部を含んでいる。 側面方向の不安定に対して弾丸を安定化する手段が存在し、これは前述したように弾丸本体の後端部で弾丸本体に結合する。 ここで使用されている“弾丸”は外部の力により推進される物体であり、自己推進の能力はない。 従って、これを使用するとき、弾自体は自己推進能力をもたないので、弾が発射された後に砲身に残留する発射火薬のカニスタに取り付けられた弾が弾丸である。 例えば、組み込み式エンジン有し、燃料を備えている航空機、ロケット、魚雷は弾丸ではない。 本発明は、自己推進装置ではなく、弾丸およびこれを使用するシステムに関する。 弾丸の長さに沿って直径を変化するために、弾丸システムはさらに、最初に弾丸周辺に適合し、発射される兵器の口径に滑らかに適合する均一の直径を生成する廃棄可能なサボットをさらに含むことができる。 弾丸システムの発射後、サボットは外れて落ち、弾丸は弾道に沿ってターゲットへ飛行する。 本発明は弾丸システムの技術に重要な進歩を与える。 本発明の弾丸は水中のターゲットに対して空中から効果的に発射されることができる。 空中では、弾丸は一直線の弾道に沿って安定されている。 弾丸は広範囲の入射角度でほとんど偏向がなく空気と水の境界を通過する。 水中では、弾道が維持されており、適度の水中距離が存在する。 本発明の他の特徴および利点は、添付図面を伴って、本発明の原理を例示により示した好ましい実施形態の後述の詳細な説明から明白になるであろう。 [図面の簡単な説明] 図1は潜水したターゲット方向へ空中から発射される一連の弾丸の概略図である。 図2は弾丸の1実施形態の側面図である。 図3は図2の弾丸の前端部の正面図である。 図4は図3の線4−4に沿った図2、3の弾丸の断面図である。 図5は弾丸の後部を示している図2の詳細概略図である。 図6はスティンガーヘッドを示している図2の詳細図である。 図7は水中を通って一直線の弾道を移動する弾丸の概略図である。 図8は弾丸が側面方向の不安定性を受けている点を除いて図7と類似している概略図である。 図9はサボットを有する弾丸の概略図である。 図10は弾丸の第2の実施形態の側面図である。 図11はスティンガーヘッドの別の実施形態を示した図10の詳細図である。 図12は図10の弾丸の正面図である。 図13は水中ターゲットに損傷を与える方法のブロックフロー図である。 実施例図1において、空中に位置され、水中に沈んでいるターゲット24に向けられた砲22の砲身から発射される一連の弾丸20が示されている。 最初に発射された弾丸26は空気と水との境界面28を通過し、水によって囲まれる。 最初に発射された弾丸26はその最先端部を除いてキャビテーション空間30内に位置し、そのため実際には周囲の水に触れない。 2番目に発射された弾丸32はまだ空中の弾道に沿って移動している状態である。 サボットの部片34は、2番目に発射された弾丸32が砲22から発射された直後に弾丸32から分離される。 3番目に発射された弾丸36は、 その分離の前で弾丸の周囲に位置されているサボット38を有している。 弾丸36およびサボット38は一緒に弾丸システム40の一形態を構成する。 図2において、弾丸50の一実施形態の側面図が示されており、図3において、 同じ弾丸の正面図が示されている。 弾丸50はほぼ対称円筒形であり、前端部52および後端部54を有している。 本明細書において使用されているように、“ほぼ対称円筒形”とは、本体の周囲で間隔を隔てられている破裂溝、フィン、あるいはフレア等の個々の部分的形状を除いては、円筒軸56に関して対称の円筒形であることを意味している。 弾丸50の長手方向の大部分は弾丸本体58である。 弾丸本体58は、弾丸本体58の後半部をほぼ占めるほぼ対称円筒形の弾丸の後部60を含んでいる。 弾丸本体58はまた、その後端部64が弾丸の後部60と隣接しているほぼ対称円筒形の弾丸の前部62も含んでいる。 弾丸本体58において、弾丸の前部62は切頭円錐形状である。 弾丸本体58、あるいはその少なくともその一部分である前部62は、タングステン等の装甲貫通材料で作られることが好ましい。 弾丸本体58は、図4に示されているようにペイロード空洞66を含むように最適に中空にされる。 ペイロード空洞66は、過塩素酸塩リチウム酸化剤あるいは爆薬等の反応性化学薬品を含んでいる。 ターゲット24との衝突の際の弾丸本体58の破裂およびそれに続くペイロード空洞66の内容物の散布を高めるために、破裂溝68 のパターンが図5に示されているように弾丸本体58の外部表面上に形成されることが好ましい。 破裂溝68は、円筒軸56に平行に延在している長手方向の溝70およびペイロード本体58の周囲に延在している1以上の周囲溝72とを含んでいる。 破裂溝68は、ターゲット24との衝突の際だけ特に与えられ、弾丸が水中等に入るときには経験しない破裂力を弾丸本体58上に与えることによって作用する。 弾丸の前部62がターゲットを貫通したとき、弾丸の前部62の外部部分は破裂溝68に向かって後方に押される。 周囲溝72上に与えられた力によって、後部60の外殻が潰れて破裂し始める。 長手方向の溝70は、弾丸の後部60の長手方向に沿って潰れたことを伝達するのを助ける。 これに関連した運動によって弾丸の後部60の外部容器の破裂およびペイロード空洞66の内容物の露出および散布が導かれる。 弾丸50が水中を迅速に移動するときに弾丸50の周囲にキャビテーション空間30 を形成する構造は、弾丸50の前端部52に位置される。 この構造は、弾丸本体58に沿って水が流れないように水を通過させる。 その代りに、水は弾丸本体58の側面と接触してそれを濡らさないように横方向に追いやられる。 キャビテーション発生構造だけが水と接触して濡らされる。 キャビテーション空間30は、幾らかの空気および水蒸気を含む部分的真空である。 図6において、キャビテーション発生構造であるスティンガーヘッド74の好ましい形態が示されている。 スティンガーヘッド74は、円筒軸56に関して対称円筒形であり、弾丸本体の前端部76に固定されている。 スティンガーヘッド74は、最前部のスティンガーノーズ78を含んでいる。 この実施形態において、スティンガーノーズ78は、ノーズが最大直径D Nである平坦で鈍い前面80を含んでいる。 この前面80は、非常に平滑で、表面粗さは約16マイクロインチ以下であることが好ましい。 前面80の後方で、スティンガーノーズ78は前面80に関して約80であることが望ましい角度Aで半径方向内側に傾斜している。 スティンガーノーズ78はスティンガーボディ82上で支持されており、そのスティンガーボディ82は弾丸本体の前端部76に固定されている。 スティンガーボディ82は円筒形のスティンガーノーズ支持体84を含み、また、スティンガーノーズ支持体84とスティンガーノーズ78との間に周囲水流分離溝86を含んでいる。 示された好ましい実施形態において、水流分離溝86は、スティンガーノーズ支持体84とスティンガーノーズ78との間の前方向に向いたショルダとして見なされることもできる。 水流分離溝86の直径D Gは、スティンガーノーズ78の前部面80の直径D N より小さい大きさである。 スティンガーヘッド74は、水との衝突に耐えるために高速度鋼、タングステンカーバイド、あるいはタングステン合金等の硬い材料で作られていることが好ましい。 スティンガーヘッド74は、毎秒3000乃至4000フィート程度の速度で水と衝突し、それによって、約0.1マイクロ秒の期間中にスティンガーヘッド上に約50キロバールの負荷が生じる。 スティンガーヘッド74のスティンガーノーズ78部分は、境界層の寸法を薄くするために非常に平滑でなければならない。 弾丸が水中を移動している間に所望された大きさの境界層を得るためには、スティンガーノーズ78の表面粗さが約16マイクロインチ以下でなければならない。 弾丸50が高速で水中を移動するとき、水流境界層がスティンガーノーズ78において生成される。 水流境界層は、スティンガーノーズ78の表面に付着する。 スティンガーノーズ78の側面に沿って、内側に傾斜した形状のスティンガーノーズ78 は水流分離溝86と協働し、弾丸50が水中を移動するときに弾丸50と水の意図された水流分離を行う。 図7に示されているように、この水流分離によってキャビテーション空間30が生成される。 従って、弾丸50のスティンガーノーズ78の部分の前方向に向いた表面80だけが水に触れ、弾丸50の残りは濡らされない。 それ故に、弾丸50上の圧力および外殻の抵抗は最小であり、結果的に従来の弾丸との比較において弾丸の水面下での射程距離は大きく拡大する。 潜在的に弾道から外れる原因となる弾丸への流体力学効果も減少される。 スティンガーノーズ78は空中を通る通路に対して最適に流線形にされていないが、その直径が小さいために、付加的な空気抵抗はわずかであり、弾丸50は空中で超音速飛行を行うことができる。 それにもかかわらず、弾丸50が空気と水との境界28において水中に入るとき、 あるいはそれが水中を移動するときに弾丸50に横方向の力が与えられる可能性がある。 弾丸50の通常の運動において、弾丸の弾道は安定している。 次に説明されるような横方向の安定化手段がなく、横方向に不安定であるとき、後端部54は前端部52に関して横方向に移動する。 弾丸の側面がキャビテーション空間30の壁と接触し、弾丸の側面を濡らす。 この場合、弾丸50の首振り運動が生じ、水の抵抗が増加し、キャビテーション空間30が破壊され、弾丸50が急激に減速する。 横方向の不安定さを相殺するために、横方向の不安定さに対抗して弾丸を安定化する手段が弾丸本体58上に設けられる。 その安定化手段として、弾丸50は、図2、4、7および8に見られるように弾丸の後端部54に隣接して位置された半径方向外側へフレア状にされた拡大部90を含んでいる。 この半径方向外側にフレア状にされた拡大部90は、弾丸の後部60の直径を後端部54において前部の位置における直径よりも大きくすることによって形成される。 半径方向外側へフレア状にされた拡大部90は、図8において示されているような方法で機能する。 弾丸50の後端部54がキャビテーション空洞30の壁にヨー運動で接触した場合、半径方向外方にフレア状にされた拡大部90は、キャビテーション空間30の包絡線と接触するように動かされ、それは図8の矢印Rを参照されたい。 半径方向にフレア状にされた拡大部90に対する水圧によって、弾丸50の円筒軸56をその弾道88と一致するように押し戻す復元力が生成される。 半径方向にフレア状にされた拡大部90の使用は、弾丸50の重心に長いモーメントアームを提供できるという利点を有する。 この長いモーメントアームは、弾丸50をキャビテーション空間30の中心に戻して安定な弾道88に戻すための安定化力の発生に効果がある。 それは、弾丸50の外径を増加させ、また、所望されているような前方ではなく、弾丸50の後方に質量を加えるという欠点を有している。 弾丸50は、図2および4に示された3つの部分、即ちスティンガーヘッド74、 前部ユニット92および後部ユニット94で構成されることが望ましく、それらは最終的に弾丸50として組立てられる。 後部ユニット94の前端部は、前部ユニット92 の後端部中にスライドする直径を減じられた領域96を有し、ペイロードキャビティ66を限定する。 この方法は、スティンガーヘッド74が高速度鋼、タングステンカーバイド、またはタングステン合金のような硬い耐腐食性および耐衝撃性材料から形成されることを可能にする。 スティンガーヘッド74は機械加工によって非常に滑らかに仕上げられることができる。 弾丸前部ユニット92は質量を提供して、砲身の内側の摩耗を減少するようにタングステンのような高密度の材料から形成される。 弾丸後部ユニット94は、弾丸の後方における質量を減少させるように真鍮または銅のようなソフトで密度の低い材料から形成される。 図9に示されているように、初めに弾丸50はサボット38内に格納された状態で配置されている。 サボット38は弾丸本体58上に適合し、弾丸前部62およびスティンガーヘッド74がそこから突出することを可能にする複数の部分34から成る組立て式のハウジングである。 サボット38は、弾丸本体58を構成している金属およびハード材料とは異なって、弾丸システム40がそこから発射されたときに砲22の砲身の内部壁をそれ程摩耗させないナイロン612のような比較的ソフトな材料から形成される。 弾丸システム40は、通常の弾のようにしてサボットの背後に火薬およびプライマーも含んでいるカートリッジ中に装填される。 この組立て体は砲22 中に装填され、その弾薬が点火され、弾丸システムは砲から砲身全長を通って発射される。 本発明の空気力学的に安定化された弾丸50は、砲身を離れるときにサボット38のスピン、したがって弾丸システム40のスピンが生じないように、旋条のついていない砲身から発射されることが好ましい。 最初に、サボット38が砲22 を離れた時弾丸50と接触したままである。 図1の弾丸36を参照されたい。 短時間後、サボット部分34は図1の弾丸32に対して認められるように、加えられた空気力の影響の下で弾丸から分離する。 サボット部分34は廃棄され、弾丸はその軌道に沿ってターゲットに向かって走行する。 弾丸50は好ましくは4:1より大きい長さ対直径比(L/D)を有し、約4: 1乃至約8:1であることが好ましい。 もっと小さい値のL/Dでは、復元力モーメントアームは横方向の不安定性を相殺するのに不十分であり、満足できる貫通深度のためには弾丸の質量が不十分である。 もっと大きい値のL/Dでは、弾丸は安定しなくなり、また通常の砲機構に適用することができない。 比較すると、通常の発射された弾丸は約2乃至3のL/D比を有する。 図10乃至12に示されているように、弾丸に対して種々の修正が行われてもよい。 これらの修正を成された弾丸の特徴は、ほかの点では弾丸50に関して前に説明されたものと同じであり、これらの説明はここに引用されている。 これらの特徴は適宜、種々に組合せられて使用されてもよい。 図10および12は、弾丸の後端部54に1組のフィン102を有する弾丸100を示す。 1組のフィン102は、弾丸100が空中を飛行しているときに弾丸100の空気力学的安定性を提供する。 フィン102は、半径方向に開いた拡大部分として動作し、したがって弾丸100が水中を移動しているときに上記に説明された横方向の変位に対する安定化機能を行う。 横方向における不安定性の結果、1組のフィン10 2の一つがキャビテーション空間30の側面に接触した場合、それは外側に向かって半径方向に開いた拡張部分90に対して前に説明されたようにして復元力を生成する。 フィン102は、弾丸100の本体58から剛性的に外側に突出している。 しかしながら、弾丸100がサボット38内に格納されている時、フィン102は弾丸100の側面上にたたまれていることが好ましい。 サボットの部分34がはずれたときに、フィン102が外側に向かって開放し、図10および12に示された位置をとる。 フィン1 02の開放動作は、いくつかの方法の任意のもので行うことができる。 1つの方法において、フィン102は弾性のある金属から形成され、弾丸の側面から突出する。 フィン102は弾丸100の本体58の周囲にサボットが位置されたときに弾丸の側面に位置するように折畳まれ、弾丸が発射された後に、サボットの部分34 がはずれたとき、フィン102がばねによって開放する。 図10および12に示されている別の方法において、フィン102は、フィンが平らにたたまれた状態の閉位置と、フィンが突出した状態の開放位置との間で動作するヒンジ104によって弾丸100の本体58に取付けられる。 スティンガーヘッド106の別の実施形態は図10にも示されており、図11にはさらに詳細に示されている。 スティンガーヘッド106は、円錐形前部面108が図6の平坦な前部面80で置き換えらていることを除き、スティンガーヘッド74と同じである。 円錐形ノーズ108の円錐形の先端角度Bは約130°の大きさであるが、 依然として弾丸100が水中を移動しているときにキャビテーション空間30を結果的に形成させる水流分離を誘導するようにスティンガーヘッド106が水流分離溝8 6と共同することを可能にする。 図6の平坦な前部面80は、水流分離を誘導するために好ましいが、円錐形前部面108の使用には、それが空気/水境界28で水に入った時の弾丸100上に衝撃荷重を減少させるという利点がある。 高質量の弾丸、および高い砲口速度を生成する弾丸発射火薬を使用する設計に対して、弾丸が水に入ったときにばらばらにならないように、このような衝撃荷重を減少することが必要される可能性がある。 図10はまた弾丸前部118の別の実施形態を示す。 図2の弾丸前部62はほぼ円錐形である。 図10の弾丸前部118は、曲面である。 楕円の一部分を含むものとして一般に説明することのできる形状を有する曲面は、円錐形状と比較して外側に凸状に湾曲されている。 曲面は、弾丸100の付加的な質量が所望に応じて弾丸1 00の後端部ではなく、その前端部に向かって集められることを可能にする。 曲面の形状は、別の理由のためにいくつかの通常の弾丸、ミサイルおよびロケットのようないくつかの他の装置において使用され、空力抵抗を減少させている。 曲面の弾丸前部118は、円錐形の弾丸前部62と比較して、空力抵抗にほとんど影響を与えない。 その代わりに、前述のように、その機能は弾丸100の質量を増大させることであり、その質量は前端部の近くに位置される。 弾丸前部の別の形状もまた使用されることができる。 図13は、水中の目標物体を破壊する本発明にしたがって構成された弾丸および弾丸システムの任意のものを使用する好ましい方法を示す。 符号130で示されているように、弾丸システムが配備される。 弾丸システムは前に説明されたようなものであるか、或は前に説明された特徴の組合わせを有する。 符号132において、弾丸システムが図1に示されているように空中の位置から水中のターゲットに向かって発射される。 弾丸は最初に空中を移動して、空気と水の境界を通過し、それからターゲットに向かって水中を移動する。 本発明の特定の実施形態が説明のために詳細に記載されているが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の修正および強化を行ってもよい。 したがって、本発明は添付された請求の範囲によってのみ限定されるものである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コプシー、 リード アメリカ合衆国、 ワシントン州 98362 ポート・エンジェルス、モンロー・ロー ド 1523 (72)発明者 トゥーリン、 マーシャル アメリカ合衆国、 カリフォルニア州 93110 サンタ・バーバラ、ビア・グロリ エッタ 4356 (72)発明者 クライン、 ロイ アメリカ合衆国、 ニュージャージー州 07860、 ニュートン、フレッドン・グリ ーンデル・ロード 27

    QQ群二维码
    意见反馈