Training for the shooting simulator

申请号 JP4256895 申请日 1995-02-08 公开(公告)号 JP3439863B2 公开(公告)日 2003-08-25
申请人 株式会社日本製鋼所; 发明人 信一 南; 正義 檜森; 孝博 荒井; 勝一 鈴木; 照夫 高橋;
摘要
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 可燃物(A)を内蔵する複数個の射撃筒状体(4)と、各射撃筒状体(4)を固定する本体(7
    b)を有する固定部材(7)と、各射撃筒状体(4)内の可燃物(A)を点火させる点火装置(5)とを備え
    戦車に装備され 、各点火装置(5)によつて射撃筒状体(4)内の可燃物(A)を個別に点火させて、音、光及び煙を発生させる訓練用射撃模擬装置であつて、前記固定部材(7)の本体(7b)の後面が、 戦車の砲(2)
    を有する砲塔(3)の前部を防護する防盾(8)の前面に当接支持されると共に、本体(7b)の上部から後方に延びる延出部(7a)が、 砲(2)と共に揺動する揺
    架に固着されて砲(2)を吊り上げるために装備されて
    いる吊環(10a)に支持されることを特徴とする訓練用射撃模擬装置。 【請求項2】 吊環(10a)が一対備えられ、一対の吊環(10a,10a)によつて両端部を支持した支持部材(11)に、延出部(7a)を支持させることを特徴とする請求項1の訓練用射撃模擬装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、訓練用射撃模擬装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術及びその課題】従来、戦車による戦況を現示させて行う射撃訓練には、空砲弾が使用されている。
    すなわち、実際の砲に装填した空砲弾によつて射撃を行い、その際に発生する発射音、発射閃光及び発射煙を相手方に視認させ、これによつて射撃を認識させている。 【0003】しかしながら、このような従来の訓練用射撃模擬装置にあつては、実弾とほぼ同等の音、光及び煙を発生させるためには、実弾と同様の多量の装薬が必要になり、また、空砲弾が大形化して取扱いに不便であるのみならず、空砲弾の打ち殻の抽出・排出に手間を要する。 加えて、射撃後に使用した砲の手入れが必要になるという技術的課題がある。 【0004】特に、自動装填装置を備える中口径以上の砲では、空砲弾が大形化するためその装填作業が困難になると共に、焼尽薬莢を使用する場合には空砲弾が存在していないため、訓練において射撃の状況を現すことは、事実上不可能であつた。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は次の通りである。 請求項1の発明の構成は、可燃物Aを内蔵する複数個の射撃筒状体4と、各射撃筒状体4を固定する本体7bを有する固定部材7と、各射撃筒状体4内の可燃物Aを点火させる点火装置5とを備えて戦車に装
    備され 、各点火装置5によつて射撃筒状体4内の可燃物Aを個別に点火させて、音、光及び煙を発生させる訓練用射撃模擬装置であつて、前記固定部材7の本体7bの後面が、 戦車の砲2を有する砲塔3の前部を防護する防盾8の前面に当接支持されると共に、本体7bの上部から後方に延びる延出部7aが、 砲2と共に揺動する揺架
    に固着されて砲2を吊り上げるために装備されている吊<br>環10aに支持されることを特徴とする訓練用射撃模擬装置である。 請求項2の発明の構成は、吊環10aが一対備えられ、一対の吊環10a,10aによつて両端部を支持した支持部材11に、延出部7aを支持させることを特徴とする請求項1の訓練用射撃模擬装置である。 【0006】 【作用】請求項1の発明によれば、訓練用射撃模擬装置6を防盾8に取付け、各射撃筒状体4内にそれぞれ所定量の可燃物Aを投入し、点火装置5を個別に作動させる。 これにより、複数個の射撃筒状体4内の可燃物Aを個別に爆発させれば、音、光及び煙が前方に向けて発せられる。 この音、光及び煙を確認することにより、交戦距離内にある戦車等の相手方に射撃を認識させることができる。 各射撃筒状体4内の可燃物Aは、連続的に爆発させることも可能である。 この可燃物Aの爆発に際し、
    固定部材7の本体7bに反(後座力)が作用する。 しかして、この反力は、防盾8の前面によつて直接支持されると共に、延出部7aが揺架の吊環10aによつて堅固に支持され、訓練用射撃模擬装置6にガタ付きを生ずることが抑制される。 【0007】各射撃筒状体4内に投入される可燃物Aの種類及び量は、それぞれ点火装置5によつて個別に点火された際、実弾の発射音、発射閃光及び発射煙とほぼ同等の音、光及び煙を発生させる種類及び量に設定する。
    かくして、小形の訓練用射撃模擬装置6によつて、戦場の臨場感を体感させて訓練効果を向上させると共に、戦車砲からの射撃を受けた側に対して戦車の発見・識別をさせて視察能力の向上を図ることができる。 【0008】請求項2の発明によれば、可燃物Aの爆燃に際する反力は、防盾8の前面によつて直接支持されると共に、延出部7aを支持する支持部材11を介して揺架の一対の吊環10a,10aによつて堅固に支持される。 しかして、訓練用射撃模擬装置6にガタ付きを生ずることが良好に抑制される。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図5は本発明の1実施例を示す。 図5中において符号1は戦車を示し、戦車1には砲2を有する砲塔3が設けられ、砲塔3は、下部走行部9に対して旋回可能である。 訓練用射撃模擬装置6は、砲塔3の前部を防護する防盾8に取付けられる。 【0010】訓練用射撃模擬装置6は、図1〜図4に示すように固定部材7を有し、この固定部材7の箱状をなす本体7bに複数個の射撃筒状体4が中心軸線を平行として突設されている。 固定部材7の射撃筒状体4の取付け面となる前面は、前方に向けて下り傾斜させ、この前面に直立させた各射撃筒状体4の中心軸線が砲2の砲軸方向に沿つて前方かつ若干上方を向くようにさせてある。 射撃筒状体4は、本実施例にあつては2列4段をなし、合計で8本備えてある。 各射撃筒状体4の後部となる本体7b側の端部には、それぞれ点火装置5が付属され、各点火装置5に接続する配線は本体7b内に配索してある。 また、固定部材7は、上部から後方に向けて延びる延出部7aを有している。 【0011】各射撃筒状体4の点火装置5は、図外の点火用のスイッチを介して点火エネルギ源としての電源に接続され、スイッチの回動接点を各固定接点に次々に回動接続させ、所定の射撃筒状体4の点火装置5に連続的に点火できるようになつている。 点火装置5は、電気式、機械式等の周知構造を採り得る。 【0012】このような訓練用射撃模擬装置6の固定部材7は、次のようにして防盾8に取付けられる。 固定部材7の本体7bは、十分な強度を有する防盾8の右側(戦車1に向かつて左側)の前面に軟質材(MCナイロン)製の平板状の当て材7fを介して当接させ、延出部7aを防盾8の上面に沿つて延在させ、延出部7aの後端部を揺架の吊環10aに支持させる。 当て材7fは、
    防盾8の前面に直接接触して損傷を与えることを防止する機能を有する。 吊環10aは、砲2と共に揺動する図外の揺架に固着され、揺架、砲2等を一体に吊り上げるために装備されている。 この戦車1には一対の吊環10
    a,10aが付属されているので、円柱状の支持部材1
    1の各端部を一対の吊環10a,10aに挿入し、一対の吊環10a,10aによつて両端部を支持した支持部材11に、延出部7aの凹部7cを係止させてある。 凹部7cは、円柱状をなす支持部材11のほぼ半部に適合する半円形状をなし、図1,図2に示されるように複数個(図示の例では4箇所)形成してある。 【0013】また、延出部7aの前後両端部には、図3
    に示すように複数箇所の貫通孔に合わせてそれぞれナット部材7h(図示の例では5箇所)が固着され、各ナット部材7hにはちよう形の頭部を有するボルト部材7d
    をそれぞれ螺合させてある。 このボルト部材7dは、延出部7aの高さ位置を調節すると共に、延出部7aが防盾8の上面に直接接触して損傷を与えることを防止する機能を有し、防盾8の上面との接触箇所に軟質材(MC
    ナイロン)製の当て材7eをそれぞれ固着してある。 図2,図3に示す各7gは、延出部7aの中間部下面の2
    箇所に固着した軟質材(MCナイロン)製の当て部材であり、延出部7aが防盾8の上面に直接接触して損傷を与えることを防止する機能を有する。 【0014】この各射撃筒状体4内には、図1に示す可燃物A(火薬に発煙剤を混合したもの)がそれぞれ投入され、各可燃物Aが、各射撃筒状体4の後部に配設した点火装置5によつて個別に点火される。 しかして、各可燃物Aの種類及び量は、飛翔力を問題にすることなく、
    実弾の発射音、発射閃光及び発射煙とほぼ同等の音、光及び煙を発生させ得る種類及び量に設定すればよい。 具体的には、音は120±20dB程度とし、通常の交戦距離から音が聞こえ、光及び煙が確実に目視できればよい。 【0015】ここで、訓練用射撃模擬装置6の取付け位置は、次の条件を充足することが望まれる。 1)射撃模擬弾の発射方向が、砲軸方向に沿つて前方を向くこと。
    2)砲軸に近接して配置され、陰掩蔽射撃時にも機能が発揮されること。 砲塔3等に搭載される他器材の機能に影響を与えないこと。 これらの条件を充足する位置として、防盾8の右前面を選定した。 【0016】次に、上記実施例の作用について説明する。 訓練用射撃模擬装置6を戦車1に取付け、各射撃筒状体4内にそれぞれ所定量の可燃物Aを投入し、スイッチによつて点火装置5を個別に電源に接続する。 これにより、射撃筒状体4内の可燃物Aが個別に爆燃し、音、
    光及び煙が前方に向けて発せられる。 この音、光及び煙を確認することにより、交戦距離内にある戦車等の相手方に射撃を認識させることができる。 各射撃筒状体4内の可燃物Aは、連続的に爆燃させることも可能である。
    この可燃物Aの爆燃に際し、固定部材7の本体7bに反力(後座力)が作用する。 しかして、この反力は、防盾8の前面によつて直接支持されると共に、延出部7aの凹部7cが係止する支持部材11を介して揺架の一対の吊環10a,10aによつて堅固に支持され、訓練用射撃模擬装置6にガタ付きを生ずることが抑制される。 戦車1の走行に伴う訓練用射撃模擬装置6のガタ付きも良好に防止される。 ボルト締め等の着脱自在な手段によつて延出部7aを支持部材11又は吊環10a,10aに固定すれば、訓練用射撃模擬装置6のガタ付きは更に良好に防止される。 【0017】各射撃筒状体4内に投入される可燃物Aの種類及び量は、それぞれ点火装置5によつて個別に点火された際、実弾の発射音、発射閃光及び発射煙とほぼ同等の音、光及び煙を発生させる種類及び量に設定してある。 実際に、90式戦車において、内径φ50mm、長さ350mmの各射撃筒状体4内に、外径φ約49・3
    mm、長さ約335mmの可燃物Aを充填して、120
    ±20dB程度の音を発生させ、通常の交戦距離からほぼ同等の状況(音、光及び煙)を認識し得ることを確認した。 かくして、戦場の臨場感を体感させて訓練効果を向上させると共に、戦車砲からの射撃を受けた側に対して戦車の発見・識別をさせて視察能力の向上を図ることができる。 【0018】ところで、上記実施例にあつては、揺架に一対の吊環10a,10aが備えられ、この一対の吊環10a,10aに固定部材7の延出部7aの凹部7cを係止させたが、揺架に一個の吊環が備えられる場合にも延出部7aを吊環に各種の構造によつて支持させて適用することが可能である。 【0019】 【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
    本発明によれば、次の効果を奏することができる。 (1)訓練用射撃模擬装置は、構造が簡素で、軽量小型(可燃物も少量)かつ脱着が少人数で軽易に行える。 加えて、訓練用射撃模擬装置の取付けが堅固になされ、誤操作をし難いので、安全性に優れる。 更に、射撃筒状体が防盾の前面に装備されるので、陰掩蔽射撃時にも機能が発揮される。 【0020】(2)実弾の発射音、発射閃光及び発射煙とほぼ同等の音、光及び煙を現示できる。 従つて、相手方のサーマル機能により視察することもできる。 加えて、このような現示は、自動装填装置を使用する場合と同様に連続して又は所定の装填時間間隔で自由に行うことができる。 (3)砲から空砲弾を発射しないので、砲の使用後の手入れが不要である。 また、射撃筒状体及び可燃物が安価で済むため、従来の空砲弾よりも大幅に安価となし得る。

    【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の1実施例に係る訓練用射撃模擬装置を示す斜視図。 【図2】 同じく平面図。 【図3】 同じく側面図。 【図4】 同じく正面図。 【図5】 同じく訓練用射撃模擬装置を備える戦車を示す正面図。 【符号の説明】 1:戦車、2:砲、3:砲塔、4:射撃筒状体、5:点火装置、6:訓練用射撃模擬装置、7:固定部材、7
    a:延出部、7b:本体、8:防盾、10a:吊環、
    A:可燃物。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝一 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日 本製鋼所内(72)発明者 南 信一 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日 本製鋼所内 (56)参考文献 特開 平7−49199(JP,A) 実公 昭48−17520(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) F41G 3/26 F41A 33/00 F41H 7/02

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