Deployment and storage system for the mortar

申请号 JP2007511061 申请日 2005-04-29 公开(公告)号 JP4536774B2 公开(公告)日 2010-09-01
申请人 ビーエーイー システムズ ランド アンド アーマメンツ リミテッド パートナーシップBAE Systems Land&Armaments L.P.; 发明人 デリング,ティモシー,ジェイ; ブレージマン,ブラッドリー,ジェイ; ボルグウォース,デニス,シー; レイクマン,ライアン,シー;
摘要
权利要求
  • 砲身と砲身の一端に連結された基板と砲身に接続された一対の支持脚とを有し且つ輸送車両から分離して使用される迫撃砲を輸送車両に格納及び輸送車両から 地面に展開するためのシステムであって、
    迫撃砲に着脱可能に取付けられる支持フレームと、
    一端で輸送車両に 回動可能に連結されており、 他端で支持フレームに着脱可能に連結されるリフトアームと、
    リフトアームの回動面と平行に輸送車両から延びており且つアーチ状部分を有する一対のガイドアームと、
    を有し、 支持フレームに連結されたリフトアームが回動すると、支持フレームはガイドアームのアーチ状部分と摺動接触することによりアーチ状の軌道を移動するシステム。
  • 支持フレームが、
    迫撃砲の砲身を着脱可能に固定する砲身留め具と、
    砲身留め具に連結されており、リフトアームに係合できる横材と、
    一端で前記横材に固定され、他端に基板と係合するための当接フランジを有する一対の側部支柱と、
    横材及び 一対の側部支柱に固定され、 一対の側部支柱を互いに離間した状態で維持するプレートと、
    当接フランジ近傍で 一対の側部支柱に固定された迫撃砲ガイド支柱と、
    を有し、前記 一対の側部支柱は側部支柱から延びて砲身の支持脚と連結される 一対の接続支柱をさらに有し、迫撃砲ガイド支柱は、 リフトアームの回動によって支持フレーム及び迫撃砲が移動されるときにガイドアームと 摺動接触するための 一対の L字形の部材をその 両端に有している請求項1に記載のシステム。
  • ガイドアームはアーチ状部分を有する D字形をしており、 アーチ状部分は、リフトアームが展開及び格納場所の間を 回動しているときには、迫撃砲の移動をガイドするために、支持フレーム と摺動接触するのに適したカム面を提供している請求項1に記載のシステム。
  • 輸送車両に固定された一対のガイドアーム支持材を有し、ガイドアーム支持材は、ガイドアームがガイドアーム支持材との連結部を中心に回動可能であるようにガイドアームに連結される請求項3に記載のシステム。
  • ガイドアーム支持材は鉤を有し、その鉤は、リフトアームが 格納場所にあるとき、迫撃砲ガイド支柱 と係合することによって迫撃砲ガイド支柱の動きを制限する請求項4に記載のシステム。
  • 輸送車両は自走式車両もしくは被牽引車両である請求項1に記載のシステム。
  • リフトアームは、 リフトアームに動力を供給するために車両に取付けられているモーターと連結されている請求項1に記載のシステム。
  • リフトアームは紐によって手動巻き取り機に動作可能に連結されており、 リフトアームを回動させることによって迫撃砲を展開場所と格納場所との間で動かすことができるようになっている請求項1に記載のシステム。
  • 紐がリフトアームと接触するのを防止する紐ガイド装置を有する請求項8に記載のシステム。
  • リフトアームが鉤を有し、前記鉤を介してリフトアームは支持フレームと着脱可能に係合する請求項1に記載のシステム。
  • 輸送車両は輸送車両の長手方向軸に沿って延びる荷台を有し、リフトアームの回動面が輸送車両の長手方向軸と平行である請求項1に記載のシステム。
  • 荷台は、迫撃砲 砲弾 収容場所を有する請求項11に記載のシステム。
  • 荷台は、荷台の後端近傍に設置された少なくとも一つの落下式の張り出しアームを有しており、その張り出しアームは、迫撃砲を格納及び荷台から展開するための作業中に、車両に安定性を提供するために、地面係合状態へと選択的に展開できる請求項11に記載のシステム。
  • 荷台に固定された砲身保持支柱を有し、
    砲身保持支柱は、一端で荷台に固定されており、他端に迫撃砲と係合するための砲身固定具を有する請求項11に記載のシステム。
  • 砲身と砲身の一端に連結された基板と砲身に接続された一対の支持脚とを有し且つ輸送車両から分離して使用される迫撃砲を輸送車両に格納及び輸送車両から地面に展開する方法であって、
    a)砲身、基板及び支持脚を支持フレームに連結することによって支持フレームを迫撃砲に取付ける段階と、
    b)一端で輸送車両に回動可能に連結されているリフトアームの他端に支持フレームを連結する段階と、
    c)リフトアームの回動面と平行に輸送車両から延びており且つアーチ状部分を有する一対のガイドアームを格納位置から展開位置へと回転させる段階と、
    d)リフトアームを格納場所から展開場所へと回動させる段階と、
    e)ガイドアームのアーチ状部分に支持フレームを摺動接触させることで、リフトアームが展開場所へと回動するときに支持フレームにアーチ状の軌道を移動させる段階と、
    f)リフトアームから支持フレームを外す段階と、
    g)迫撃砲から支持フレームを外す段階と、
    を有する方法。
  • 迫撃砲の射撃によって生じた反動力のために、基板が部分的に埋まってしまった時には、リフトアームは、射撃任務後に、基板を自由にするために使用することができる請求項15に記載の方法。
  • 迫撃砲を展開するためにリフトアームが 回動する前において、迫撃砲が格納場所にあって、迫撃砲の砲身固定具を固定していないときに、迫撃砲に砲身固定具を固定する段階をさらに有し、前記砲身固定具は車両の荷台上に取付けられている迫撃砲ガイド支柱から延びている請求項15に記載の方法。
  • ガイドアームは旋回連結部を有し、その旋回連結部はガイドアーム支持具と係合し、ガイドアーム支持材は輸送車両上に配置されている請求項15に記載の方法。
  • ガイドアームは アーチ状部分を有するD字形である請求項 18に記載の方法。
  • 支持フレームは一対の側部支柱を有し、それらの側部支柱はガイドアームと 摺動可能に係合しており、リフトアームを 回動させる段階の間において、迫撃砲及び支持フレームの揺動を 制限する請求項15に記載の方法。
  • リフトアームを 回動させる段階は、迫撃砲を 展開及び格納場所間で移動させる動力を供給するために、リフトアームをモーターと連結する段階を有している請求項15に記載の方法。
  • リフトアームを 回動させる段階は、迫撃砲を展開場所と格納場所との間で移動させる動力を供給するために、リフトアームを手動ウインチと連結する段階を有する請求項15に記載の方法。
  • リフトアームが鉤を含んでおり、前記鉤が支持フレーム上に 設置された支持具と係合している請求項15に記載の方法。
  • 说明书全文

    関係する出願 本出願は、2004年4月29日出願の米国仮特許出願第60/566,587号に基づく優先権を主張している。 その特許出願はその全体がここにおいて文献援用されている。

    発明の分野 本発明は移動砲システムに関する。 そのシステムは、輸送のために武器の一部を車両上に搭載することができ、戦場で使用するために車両から降ろしてすばやく展開することができ、また、使用後には車両上に格納するため回収することができる。 さらに詳しくは、本発明は迫撃砲の展開及び格納システムに関する。

    発明の背景 近代軍事作戦の実施には、速さと敏捷性を備えた少数の機動に富む戦闘部隊の使用を余儀なくされている。 機動力の必要性は、そのような部隊のための陸上軍用装備の種類を必然的に決めてしまう。 戦場において簡単に展開、発射、回収、別の場所での再展開のための輸送ができる武器は、機動的な戦闘部隊の要求と非常に良く適合する。

    軽量の銃火器は、近代機動兵器の重要な部分を形成している。 120ミリ迫撃砲のような迫撃砲は、その致死性と射程距離のおかげで、様々な戦況において多様な用途が知られている軽量銃火器の一例である。 従来、迫撃砲の組立品は輸送のために構成部品へと分解され、使用のために再び組み立てられる。 典型的には、迫撃砲は基板を備えている。 基板は他の迫撃砲の部品と比べて相対的にとても重い。 迫撃砲を発射したときに生じる反動による力に対し基板を固定するために、迫撃砲の基板はさらに地面に埋め込むことのできる直な板を供えていることもある。 この装置は、意図した軌道に発射するために迫撃砲を維持することを約束するものの、装置が重いが故に簡単な再配置を妨げる。 さらに、一度発射を止めて他の場所へ移動するために迫撃砲を回収する必要があっても、基板を地中に固定したところから取り除くのは困難であろう。

    その重さと形状のために、戦場で望む場所へと武器を迅速に移動させるためには、迫撃砲は好ましくは車両に乗せて運ばれる。 輸送車両は様々な種類の自走もしくは牽引車両でよく、空輸能力や迫撃砲を移動させるであろう距離及び地形に基づいて選択される。 例えば、輸送車両は、組み立てられている又は組み立てられていない迫撃砲及び迫撃砲と共に用いる大量の弾丸を運搬できる能力を有する従来型の小型トラック(pick-up truck)、全地形対応車両もしくはトレーラーである。 迫撃砲を輸送する一つの共通する方法は、それを分解し、装甲車のような車両上のハーネスにそれを固定することである。 迫撃砲は発射任務のために車両から外され、車両近くの地上で組み立てられる。 当業者は、重い迫撃砲の部品は組み立てるのに相当の労力と時間を必要とすることを認識するであろう。 発射任務の後には、同様の労力と時間が分解及び迫撃砲の部品を車両へ収容することに必要である。 隊員が敵地にいる場合は、この時間は重要であろう。

    輸送性や操作性の改善を目的として、いくつかの車両の形状は、迫撃砲を乗せる車両上の傾斜台を追加する設計が取り入れている場合もある。 迫撃砲の傾斜台への積み込み及び傾斜台からの積み下ろしを補助する要素はほぼ人力である。 現在の現場での方法は、迫撃砲を収容するためにトレーラーを用いるが、迫撃砲の積み下ろしのためには人力を使う。

    また、完全に組み立てられた迫撃砲のための支持装置を車両に設けることができる。 この支持装置は、戦闘準備配置において、車両と地上の間に設置される。 支持装置が車両の最後部に配置されていると、展開されたとき、地面に対して強力に押し付け、迫撃砲の発射によって生じる反動から車両の車台が守られる。 この設計変更は、構造の複雑性の増大を要するとともに、車両の独立した使用を制限する。

    これらの共通する手法の別の欠点は、輸送車両から迫撃砲を分離できないことである。 射撃任務中に車両が迫撃砲へ結合されたままであると、両要素の効果は減少されてしまう。 簡単に展開できる迫撃砲は隊員に射撃任務の実施を許す一方で、車両は他の任務に用いることができる。 さらに、独立型の迫撃砲は車両より隠蔽が容易であり、両要素をより生還させやすくする。 モジュール方式は、退散中に、隊員がもしかしたら故障や損傷した迫撃砲を捨てることを可能にする。

    要するに、従来技術の重要点は武器の特定の部分を取付けるために車両を改造することにある。 しかしながら、迫撃砲を収容、輸送及び展開するために、軍属又は民間車両に備え付ける必要性があるとともに、特別に設計された部品や車両及び/又は迫撃砲の特注生産のための費用をかけずに、従来の改造された武器運搬装置に共通して利用できる他の特徴を付与する必要性がある。

    それ故、組み立てられた迫撃砲であって、車両によって意図する発射場所へと輸送でき、すばやく車両から外し、射撃任務終了後には短時間で再び取付けることができるような迫撃砲を用いることはとても有益であろう。 戦闘において部隊及び装備の生還率を改善するために、車両は全地形に対応する能力を有するべきである。 迫撃砲及び全地形型車両それぞれが戦闘部隊に与える戦術上の利点を減少させることなく二つを合わせられれば、迫撃砲と全地形型車両の組み合わせは、死亡率と生存率の要望する割合を提供する可能性を有している。

    米国特許第1,789,530号明細書

    発明の概要 本発明の通常の実施形態によれば、すばやく輸送車両やトレーラー上に迫撃砲を収容したり、それらから展開したりするための軽量システムが提供される。 本発明は、迫撃砲を固定し、地面へと安全に運び、その後に車両へと戻すことによって、完全に組み立てられた迫撃砲を輸送車両の後部を超えて移動させるための方法でもある。 このシステムは、輸送車両に設置された巻き上げ機構、一対のガイドアーム、砲身保持支柱を備えている。 そのシステムは支持フレームをさらに有する。 支持フレームは独立して迫撃砲に接続されている。 支持フレームは、迫撃砲の砲身、基板及び迫撃砲の一対の支持脚と一時的に係合でき、収容及び展開中におけるそれらの間の相対運動を阻害することができるようになっている。 巻き上げ機構は格納位置と展開位置との間を旋回するリフトアームを備えている。 リフトアームの一端は鉤形であり、支持フレームに取り外し可能に係合され、支持フレームを取付けられた迫撃砲とともに車両上の格納場所から地上の操作位置へとガイドすることができる。 さらに、一対のガイドアームは車両の後部に取付けられており、車両から離間して平行に延びている。 ガイドアームは、迫撃砲が収容場所へと引き込まれるか、輸送車両から地面へと下ろされる時に、迫撃砲を車両後部周囲でガイドするためのカム面(cam surface)を提供する。

    好ましい実施形態の詳細な説明 本発明は図1から8に描かれている迫撃砲用展開及び格納システム10に向けられている。 迫撃砲用展開及び格納システム10は一体化された形状をしているので、図1及び7に描かれているトラックように、元の車両の形態に対して最小限の改造のみが加えられた輸送車両12に取付けらることができる。 本発明10は、図2から5に示されているトレーラーなどの輸送車両12や他の適した輸送車両に設置できることも考えられる。

    迫撃砲用展開及び格納システム10が載せられた好適な輸送車両12は、エーエムゼネラル(AM General)によって製造されているM998/1038系の高機動性多目的自走車両(M998/1038 Series High-Mobility Multipurpose Wheeled Vehicles)(「エイチエムエムダブリュブイ(HMMWV)」、「ハムビー(Humvee)又は「ハマーズ(Hummers)」」貨物/部隊運搬車両に指定されている。合衆国軍は装備、物資及び/又は人員の輸送のためにHMMWVのような車両を用いる。M998/1038 HMMWVに関して説明されているけれども、本発明の迫撃砲用展開及び格納システム10は、発明からそれることなく、他のHMMWV型に組み込まれることができる。ここでいう他の型としては、限定するのではないが、M966トウ装甲輸送車(M966-TOW Carrier, armored)、M1036ウインチ付トウ装甲輸送車(M1036-TOW Carrier with winch, armored)、M1045補助装甲付トウ輸送車(M1045-TOW Carrier with supplemental armor)、M1046ウインチ及び補助装甲付トウ輸送車(M1046-TOW Carrier with winch and supplemental armor)、M1025装甲兵器輸送車(M1025-Armament Carrier, armored)、M1026ウインチ付装甲兵器輸送車(M1026-Armament Carrier with winch, armored)、M1043補助装甲付兵器輸送車(M1043-Armament Carrier with supplemental armor)、M1044ウインチ及び補助装甲付兵器輸送車(M1044-Armament Carrier with winch and supplemental armor)、M1037−S250幌付き輸送車(M1037-S250 Shelter Carrier)、M1042−S250ウインチ付幌付輸送車(M1042-S250 Shelter Carrier)がある。上述の輸送車両12の詳細な特性は当業者に良く知られている。一般的な事項として、本発明10は車両荷台38のサブフレーム(subframe)36上に設置される。

    図6に描かれているように、本発明の迫撃砲用展開及び格納システム10は、迫撃砲14を上げ下げするための巻き上げ機構(hoist mechanism)26と、迫撃砲14を固定するための支持フレーム28と、迫撃砲を格納場所にさらに拘束するための砲身保持支柱30と、展開及び格納中の移送で迫撃砲を導くための一対のガイドアーム(guide arm)32,34を有している。

    図1から8に描かれているように、迫撃砲14は、砲身15、二股脚部材(bipod)16及び基板17を備えている。 砲身15は旋回連結部(swivel joint)18によって基板と操作可能に連結されている。 二股脚部材16は一対の折り畳み可能な支持脚19、20を有しており、それらは、第1の支持脚端(stabilizer-ends)22、23で二股脚部材のカラー21に接続されている。 二股脚部材のカラー21は、砲身15上を調節可能にスライド可能であり、それに沿った所望の位置でロックすることができる。 支持脚19、20の第2の支持脚端24、25はそれぞれ砲身15から延び、通常、地面に係合する基板17の前方の地面上に設置される。 支持脚端は、相互に離間されるとともに基板17から離間されて配置され、砲身15を望む標的に向けて照準を合わせるために、砲身15をほぼ垂直方向に保持する。

    本発明の第1の実施形態においては、迫撃砲用展開及び格納システム10は支持フレーム28を有し、その支持フレームは、迫撃砲の砲身15、支持脚19、20及び基板17を互いの動きに対して拘束するための形状及び大きさをしているので、迫撃砲14及び支持フレーム28は一つのユニットとして車両12への積み下ろしができる。 図6を参照すると、支持フレーム28は、A字形の関係にある側部支持材40、42と迫撃砲ガイド支柱44とを含んでいる。 側部支持材40、42の遠隔の末端は当接フランジ46、48として終端をなしており、それらの当接フランジは迫撃砲の基板に離間して設けられた取付け金具50、52によって基板17と接合する。 プレート54が、側部支持材40、42の上部付近において、横材56及び側部支持材40、42に固定されている。 プレート54はこの技術分野において周知のいかなる方法でも横材56及び側部支持材40、42に接合できる。 好適な実施形態においては、プレート54は横材56及び側部支持材40、42に溶接されている。 プレート54は、支持フレーム28にねじれ剛性を付与するとともに、リフトアームの鉤58が横材56に係合しているときに、リフトアームフックのバックストップとなり、迫撃砲の砲身15を損傷から保護する。 横材56は、砲身15の一部を支持するとともに着脱可能に捕捉するのに適した砲身支持具72に動作可能に連結されている。 接続支柱60、62は側部支持材40、42に固定されており、それらからプレート54に対して所定の角度で外側へ向かって延び、その終端には第1及び第2の接続用掛け金64、66が設けられている。 接続用掛け金64、66は、支持脚拘束位置68、70において、迫撃砲の支持脚(stabilizers)19、20に着脱可能に固定されるようになっている。

    砲身ガイド支柱44は、側部支持材40、42を延長するために、横材56の下を横方向に延びている。 砲身ガイド支柱44は側部支持材40、42によって限定された範囲内を延びるとともにそれを越えて延びており、L字形の短い部材74、76を形成している。 これらの部材は、以下に説明されるように、展開及び収容中に迫撃砲14をガイドする。

    支持フレーム28は、当接フランジ46、48によって基板上の取付け金具50、52で、接続用留め具64、66によって支持脚19、20で、さらに、砲身支持具72によって砲身15で、迫撃砲14と係合し、しっかりと砲身14を拘束する。 支持フレーム28及び迫撃砲14は一つのユニットとして一緒に動かすように配置されるであろう。

    迫撃砲用格納及び展開システム10は、迫撃砲14を輸送車両12上の収容場所から射撃もしくは展開場所へ迅速に移動させるために、巻き上げ機構26を有している。 巻き上げ機構26は、射撃任務後に、基板17を地面から外すためにも用いられる。 巻き上げ機構26は、図6にもっとも詳しく示されている。 本発明10の一般的な実施形態においては、巻き上げ機構26は、リフトアーム78、ギアボックス80、及び輸送車両12にリフトアーム72を旋回可能に取付けているモーター82を有する。 モーター82は、輸送車両12の荷台38のサブフレーム36に載せられているような従来型のウインチモーターであることが望ましい。 モーター82はバッテリーシステム83から電力を供給される。 ウインチは油圧式動力装置でもよいであろう。 リフトアーム72の遠位末端は、支持フレーム28内に固定された迫撃砲14と操作可能に係合するために、鉤58を有していることが望ましい。 これに対して、横材56には、鉤58の係合に適した穴を少なくとも一つ有する穴のあいた取付け金具84が設けられている。 格納場所においては、迫撃砲14は、サブフレーム36上に配置されている基板17及び荷台38に対し斜めに位置する砲身15とともに、輸送車両12上に搭載される。

    図6に示すように、砲身保持支柱30はサブフレーム36に取付けられている。 砲身保持支柱30は支柱86を含んでおり、その終端部には、迫撃砲14が輸送車両12上の格納場所にある時に、その砲身15を位置決めするとともに着脱可能に締結するための砲身固定具88が設けられている。 輸送車両12が動いているときに迫撃砲14が損傷する要素の可能性を減少させるために、迫撃砲14が格納場所にあるときには、砲身固定具88は砲身15を取り巻いている。

    迫撃砲用格納及び展開システム10は、図6に描かれているような一対のガイドアーム32、34も有している。 それぞれのガイドアーム32、34は輸送車両12の後部から離間して平行に延びており、ガイドアーム支持材94、96と接続するために突出している軸部分90、92を介してサブフレーム36上に取付けられている。 ガイドアーム32、34は地面から離れた高位置と地面に近い低位置の間を旋回する。 ガイドアーム32、34はそれぞれ一般的なD字形を有していることが望ましい。 ガイドアーム支持材94、96はその上部に迫撃砲ガイド支柱44を捕捉するためのC字留め具98、99を有している。 ガイドアーム32、34を高位置に動かすことで輸送車両12の地上高が増大し、輸送車両が動いている間にガイドアーム32、34が損傷する可能性が減少する。

    迫撃砲14が格納場所へ移動されるとき、又は格納場所から移動されるとき、ガイドアーム32、34は低位置へと回転される。 迫撃砲14(支持フレーム28内に捕捉された)が低位置にあるガイドアーム32、34とともに巻き上げられるとき、迫撃砲ガイド支柱44に付いているL型の短い部材74、76がガイドアーム32、34に摺動接触した状態になり、迫撃砲14がリフトアーム78の進路に対して横方向に揺れるのを抑止する。 ガイドアーム32、34は、また、迫撃砲14を格納場所へと動かしているときに、迫撃砲の基板17が輸送車両の下部に滑り込んでしまうことも防止する。

    使用するに際しては、輸送車両12は、図1に示すように、迫撃砲14を格納場所に収容した状態で目的の使用位置へと移動される。 次いで、巻き上げ機構26が駆動されることによって、モーター82によって動力を供給されたリフトアーム78が格納位置から展開場所へと旋回する。 リフトアーム78の回転によって鉤58が弧を描いて動き、迫撃砲14と支持フレーム28との組み合わせ体が格納場所から図4に示すような地上での使用場所へとアーチ状の軌道を描いて移動する。 リフトアーム78は、迫撃砲14がしっかりと地面に置かれたときに、鉤58を穴のあいた取付け金具84内から離脱させることを許容する長さを有するように寸法設定されている。 その後、輸送車両12は迫撃砲から離れた場所へと移動され、射撃場所への配置のために、支持フレーム28が係止を外され、迫撃砲14が自由にされる。 リフトアームが動いている間に安定性を付与するために、車両から張り出し支持具(outrigger support)を伸ばすことも考えられる。 リフトアーム78が延出された位置にあるとき、迫撃砲14の基板17は地上に届いているため、リフトアーム78は支持フレーム28から外すことができる。 ガイドアーム32、34は高位置へと回転され、それによって輸送車両12を迫撃砲14から遠くへ移動できるであろう。

    図5は支持フレーム28の着脱可能な性質を表している。 迫撃砲14が射撃又は使用場所に置かれた時点で、支持フレーム28は迫撃砲14から外され、迫撃砲の発射準備のために、支持脚19、20が砲身15から引き出される。 迫撃砲14の発射後には、上述の手順がほぼ逆の順番に行われ、迫撃砲14は輸送車両12上の格納場所に収容される。 発射の反動によって基板17が部分的に地中に埋まってしまうような柔らかい地面上で迫撃砲14が使用される場合は、巻き取り機26を使って地面から迫撃砲14を持ち上げることは非常に有益である。

    本発明の他の実施形態が図8に描かれている。 手動巻き取り機(hand operated crank)194が、柔軟な紐196及び紐用ガイド材(strap-guide-strut)198によってリフトアームに操作可能に取付けられている。 手動巻き取り機194をまわすことで、リフトアーム178の回転移動が起こされ、また、紐用ガイド材198が紐196とガイド係合し、紐196が荷台38やリフトアーム182と接するのを防止するのに役立つ。

    迫撃砲14は組み立てられた形態で輸送されるため、輸送のためにいくつかの部品に迫撃砲14を分解して運ぶ従来の方法に比べ、迫撃砲14の発射準備に必要な時間はとても短縮される。 迫撃砲14は、射撃の間、輸送車両12から外されているため、輸送車両12は迫撃砲14が発射したときの反動にさらされない。 従って、輸送車両12を射撃の間に生じる力に耐えられるよう設計する必要はない。 例えば、輸送車両24は軽量構造をとることができる。

    本発明とともに用いられている迫撃砲14は、いかなる口径であっても良いが、本発明は120ミリ迫撃砲のような重量型に最も適している。 本発明は迫撃砲とともに用いるのに特に適しているが、当業者であれば思い至るであろうが、本発明の概念は様々な物を運ぶことに利用可能である。 本出願中で開示された特徴は、文献援用されている上記出願に記載されている特徴と同様に、特殊な事情に合わせるために、組み合わせたり改変したりすることができると考えられる。 当業者にとっては、様々な他の変更や改変は明らかであろう。

    図1は、好適な輸送車両上の格納場所における迫撃砲用展開及び格納システムの側面図である。
    図2は、トレーラー上の格納場所における迫撃砲用展開及び格納システムの上面図である。
    図3は、迫撃砲用展開及び格納システムの斜視図であり、迫撃砲が砲身保持支柱の砲身固定具から離脱された状態を示す図である。
    図4は、展開の途中段階にある迫撃砲の斜視図である。
    図5は、迫撃砲用展開及び格納システムの斜視図であり、支持フレームが迫撃砲から外された状態を示す図である。
    図6は、迫撃砲用展開及び格納システムの分解図である。
    図7は、他の輸送車両に結合させて使用されている迫撃砲用展開及び格納システムの斜視図である。
    図8は、迫撃砲を持ち上げるための手動作動装置を備えた迫撃砲用展開及び格納システムの斜視図である。

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