Method for operating fuel conversion device and liquid fuel adjusting device

申请号 JP2006327807 申请日 2006-12-05 公开(公告)号 JP2007154891A 公开(公告)日 2007-06-21
申请人 United Technol Corp ; ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation; 发明人 CHEN ALEXANDER G;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a fuel device of a gas turbine engine capable of vaporizing liquid fuel efficiently without producing toxic insoluble substance and by-product by removing dissolved oxygen from the liquid fuel.
SOLUTION: This gas turbine engine 10 is provided with a deoxidation device 20, a heat transfer device 22, and a fuel conversion device 26 including a catalyst reaction device 24. The fuel conversion device 26 removes the dissolved oxygen being cause of toxic insoluble substance known as "coke" from liquid hydrocarbon supplied from a fuel source 25 and vaporizes the liquid fuel without producing coke precipitate being unfavorable for the turbine engine. After that, the vaporized fuel is mixed with oxidizer 21 in a premixer 29 and is reformed in the catalyst reaction device 24. Consequently, combustion treatment is improved, and the improved frame stability and excellent and efficient combustion are obtained.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 燃焼装置用の液体燃料を準備する燃料転換装置の作動方法であって、
    (a)脱酸素装置において液体燃料から溶存酸素を第1の温度で除去するステップと、
    (b)前記燃料の少なくとも一部を気化させるように前記第1の温度よりも高い第2の温度に前記燃料を加熱するステップと、
    (c)前記気化された燃料を酸化剤と混合するステップと、
    (d)前記気化燃料と酸化剤との混合物を触媒反応装置内で改質させるステップと、
    を備えてなる燃料転換装置作動方法。
  • 前記気化燃料が前記触媒反応装置内で改質された後に追加の酸化剤を混合するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記ステップ(a)が、液体燃料を酸素透過膜に隣接するように通流させるとともに、この液体燃料から溶存酸素を汲み出すように前記透過膜を横切る酸素分圧差を作り出すことを特徴とする請求項1に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記第1の温度が、前記燃料と前記溶存酸素との相互作用により多量の不溶性物質を発生させる温度を下回ることを特徴とする請求項1に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記第2の温度が、前記燃料と前記溶存酸素との相互作用により多量の不溶性物質を発生させる温度を上回ることを特徴とする請求項1に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記気化燃料と酸化剤との混合物を燃焼器内において適度に低い温度で燃焼させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記適度に低い温度が、2000〜3000°Fの温度であることを特徴とする請求項6に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 液体燃料の一部を前記燃料転換装置の周辺に迂回させ、前記液体燃料の別の一部を前記燃料転換装置に通流させることを特徴とする請求項1に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記燃料転換装置の周辺に迂回された液体燃料の一部が、燃焼装置に直接受け渡されることを特徴とする請求項8に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 前記燃料転換装置の周辺に迂回された液体燃料の一部が、ポストミキシング装置に直接受け渡されることを特徴とする請求項8に記載の燃料転換装置作動方法。
  • 燃焼装置の液体燃料を調整する装置であって、
    液体燃料から溶存酸素を除去する少なくとも一つの燃料脱酸素装置と、
    前記液体燃料の少なくとも一部を気化させる加熱装置と、
    気化燃料に酸化剤を添加する混合装置と、
    前記酸化剤を混合した後に燃料を改質させる触媒反応装置と、
    を備えてなる液体燃料調整装置。
  • 前記触媒反応装置内で改質が行われた後に追加の酸化剤を添加する第2の混合装置を含むことを特徴とする請求項11に記載の液体燃料調整装置。
  • 前記燃料脱酸素装置が、好ましくない不溶性物質が形成される温度を下回る第1の温度で液体燃料を受け入れることを特徴とする請求項11に記載の液体燃料調整装置。
  • 前記加熱装置が、前記燃料を前記第1の温度よりも高い第2の温度に加熱することを特徴とする請求項13に記載の液体燃料調整装置。
  • 前記液体燃料が、前記脱酸素装置を酸素透過膜に隣接するように通流することを特徴とする請求項11に記載の液体燃料調整装置。
  • 前記透過膜に隣接するように流れる燃料から溶存酸素を汲み出す前記酸素透過膜を横切る酸素圧力差を有することを特徴とする請求項15に記載の液体燃料調整装置。
  • 前記燃焼装置が、ガスタービンエンジンの燃焼器を備えることを特徴とする請求項11に記載の液体燃料調整装置。
  • 前記燃料脱酸素装置と、前記加熱装置と、前記混合装置と、前記触媒反応装置と、のうち少なくとも一つを燃料の一部が迂回するバイパスを含むことを特徴とする請求項11に記載の液体燃料調整装置。
  • 说明书全文

    本発明は概ねエネルギー変換装置の燃料供給装置に関する。 さらに具体的には、本発明は溶存酸素を除去する燃料脱酸素装置を含むとともに気化燃料を提供して燃焼を向上させる燃料供給装置に関する。

    ガスタービンエンジンは通常航空機や発電の用途に使用されるエネルギー変換装置である。 ガスタービンエンジンは一般的にコンプレッサ、燃焼器、およびタービンを含む。 コンプレッサに入る酸化剤が圧縮されて燃焼器に向かって案内される。 燃料が高圧酸化剤と結合されて点火される。 燃焼器で発生する燃焼ガスがタービンを駆動する。

    液体燃料を燃焼させるタービンエンジンは窒素酸化物(NO X )、一酸化炭素(CO)、未燃焼炭化素(UHC)、およびその他の微粒子を含む可能性のある排出物質を生成する。 エンジンから排出されるこれらの成分のレベルを低減させることが望ましい。 リーン混合気をつくるように予め混合された天然ガスなどの気体状の燃料を用いると、有害な成分の排出が実質的に減少する。 また液体燃料の気化および予混合により有害な排出物質が減少する。

    しかしながら、液体炭化水素燃料を気化させるように加熱することにより一般的に「コーキング」として知られる望ましくない不溶性物質の発生が結果として起こる可能性がある。 コーキングは燃料装置内部にコークス堆積物を生じさせ、流路を目詰まりさせて全体的なエンジン性能を低下させるおそれがある。 コークス堆積物の形成は前段階における酸化剤への露出に起因する燃料内の溶存酸素量に依存する。 燃料内に溶存する酸素量を減少させることによりコークスの発生率を減少させ、燃料がコークス沈殿物を形成することなく加熱されうる最大許容温度を増加させる。

    さらに、気化燃料に追加の成分を加えることにより、排出物を減少させるように燃焼器内で燃焼されるリーン混合気を提供することができる。 触媒反応装置内で酸化剤を添加することにより燃焼処理を向上させる改質燃料が提供される。 したがって、好ましくないコークス堆積物を生じさせることなく液体燃料の気化を提供する燃焼の改善方法および設計を開発することが望ましい。

    本発明による低排出強化触媒燃焼装置の一例が、液体燃料から溶存酸素を除去して望ましくない不溶性物質や副生成物を生成させることなく液体燃料を気化させる。

    燃料転換装置の例は燃焼プロセスを最も効果的にするように燃料を調整するものであり、燃料脱酸素装置、伝熱装置、および触媒反応装置を含む。 燃料脱酸素装置は液体炭化水素燃料から溶存酸素を除去し、処理できないほど多量の不溶性物質の有害な影響や生成なしに燃料を気化させる。 その後気化燃料が酸化剤と混合されて触媒反応装置内で改質される。 結果として生じるさらに多くの酸化剤と混合された改質燃料により好ましくない副生成物の排出が減少した、低温燃焼が維持される。 液体燃料の気化により酸化剤と燃料との混合が向上して燃焼プロセスが向上し、その結果改善されたフレーム安定性と、より完全かつ効率的な燃焼を提供する。

    したがって、本発明の燃料転換装置およびその方法が望ましくない副生成物をうみだすことなく液体燃料の気化を提供することにより燃焼を向上させる。

    図1を参照すると本発明による一例のガスタービンエンジン10を概略的に示し、燃焼プロセスを最も効果的にするように燃料を調整する燃料転換装置26を含む。 図から認識できるように、図例のようなタービンエンジンについて述べているが、レシプロエンジン、蒸気エンジン、およびその他の公知のエネルギー変換装置といった、その他の燃焼プロセスおよび装置がまた本発明から利益を得られる。

    ガスタービンエンジン10は、吸入空気14を圧縮するコンプレッサ12と、燃料酸化剤混合物を発火させる燃焼器18と、燃焼器18内で作り出された排気ガス15の流れに反応して回転するタービン16と、を含む。

    本発明のガスタービンエンジン10は、脱酸素装置20、伝熱装置22、および触媒反応装置24を含む燃料転換装置26を備える。 炭化水素燃料は、輸送中や貯蔵中に酸化剤にさらされるため通常溶存酸素を含む。 燃料内の溶存酸素は高温で燃料内の他の成分と結合する。 結果として生じる相互作用により、一般に「コークス」と呼ばれる有害な不溶性物質が発生する。 これらの相互作用により蓄積される不溶性物質が燃料転換装置26や燃焼器18の内壁に堆積して望ましくない性能低下を引き起こす。

    炭化水素燃料から溶存酸素を除去することにより、発生する不溶性物質の量が減少するとともに、不溶性物質が著しく生成し始める温度が上昇する。 脱酸素装置20は燃料に著しく干渉することなく燃料から溶存酸素を除去する。

    多くの燃焼プロセスにおいて、燃料酸化剤混合物はエンジン効率や排気にとって重要な成分である。 理論混合気に含まれるよりも高い割合の燃料を含む混合物はリッチ混合気として知られ、化学量論的燃焼温度に比べて相対的に低い燃焼温度で点火され持続できる。 理論混合気に含まれるよりも高い割合の酸化剤を含む混合物はリーン混合気として知られ、化学量論的燃焼温度に比べて低い温度で運転する。 窒素酸化物の発生をより低レベルに抑えるため、および、高温燃焼の持続に必要な熱管理装置や構造を省くために、ある種の応用例では、より低い温度で燃焼器を運転することが望ましい。 しかしながら、過度に低温度での燃焼は、一酸化炭素や未燃焼の炭化水素、あるいはその他の様々な有害物質といった、好ましくない基準の副生成物を有する排気を発生させる。 程よく低い温度で運転するリーン混合気は高レベルのNO Xや、CO、UHC(未燃焼炭化水素)を発生しない。 しかしながら、現在こうしたリーン混合気は気体状態の燃料のみ実用性があり、一般的な液体炭化水素燃料の利用には実用性がない。

    本発明の燃料転換装置26は、燃料源25より供給される液体炭化水素燃料から溶存酸素を除去し、処理できないほど多量の不溶性物質のはっきりと認められるほどの有害な影響や生成なしに燃料を気化させる。 その後気化燃料がプレミキサ29内で酸化剤21と混合されてリッチ混合気を生成し触媒反応装置24内で改質される。 この触媒反応装置は矢印23で模式的に示すように耐久性を確保するために冷却される必要がある。 結果として生じる気化燃料は触媒反応装置24内のNO Xの発生を減少させる低温維持された反応を提供する。 液体燃料の気化による酸化剤と燃料との混合の向上により燃焼プロセスが改善され、その結果、触媒反応装置24内の反応が向上する。 その後、燃料転換装置26内で処理された転換燃料が、ポストミキサ28内で適切量の酸化剤19と混合されてリーン混合気となり、NO X 、CO、およびUHC(未燃焼炭化水素)を微量に抑えて燃焼器内で安定して反応する。 酸化剤19は部分的もしくは全体的に冷却流23により供給される。

    図2を参照すると、ガスタービンエンジン10および燃料転換装置26の別の実施例が示されており、ある量の燃料が燃料転換装置26を迂回するバイパスライン27を通流し、ポストミキサ28もしくは燃焼器18に直接注入される。 図から認識できるように、燃料調整による実質的な改善は燃料転換装置を通流する一部の燃料のみに提供される。 燃料転換装置26における各々のコンポーネントは、圧降下を生じ、あるいは他の燃料流のパラメータに影響することがある。 燃料転換装置26を通流する燃料量とバイパス27を通して迂回される燃料量とを調整することにより、燃料流の特性を調節する手段を提供して燃焼を向上させる。 例えば燃焼器18に液体燃料を添加することによりフレーム安定性を向上させることができる。 さらにバイパス27がライン29を通してポストミキサ28へと燃料を供給し、そしてライン31を通して燃焼器へと直接供給するように示されている。 所望の燃料流の特性を提供するように一方もしくは両方のラインが利用されて所望の燃焼性能を達成する。 さらに、燃料源25からの液体燃料がライン33を通して触媒反応装置24へと直接注入されうる。 したがって、液体燃料の一部が装置26内のコンポーネント20,22,29,24のうちのいずれかもしくはすべてを迂回するように送られることが可能となり所望の燃焼性能と燃焼器18に入る燃料の調整が行われる。

    図3を参照すると、符号30で示すように燃料転換装置26がまず液体炭化水素燃料25の流れの中から多量の溶存酸素を除去することにより作動する。 脱酸素装置20内で溶存酸素が除去される。 所定量の溶存酸素が燃料から除去されることにより、燃料気化による処理できないほど多量のコークスやその他の不溶性物質などの多量の望ましくない物質が生成しない。 ある応用例では、溶存酸素がたった0.1ppmしか含まれないように酸素を除去する必要がある。 他の応用例ではより高い酸素濃度で十分に作動しうる。

    図4を参照すると、脱酸素装置20が酸素透過膜60を含むとともに、その一面にわたって液体燃料が流れる。 透過膜60を横切る酸素分圧差が液体燃料から溶存酸素68を汲み出す。 酸素は透過膜60を通して移動して脱酸素装置から排出される。 透過膜60は多孔性バッキング64を覆うように形成された透過層62を備えてなる。

    透過膜60は多孔性基板66に沿って支持される。 減圧源70が透過膜60を横切る酸素分圧差を生み出して溶存酸素68が燃料25から継続的に追い出される。 その後溶存酸素が基板の外もしくは溶存酸素を利用する他の装置へと排出される。 透過膜の実施例が示されているが、燃料から酸素を除去するその他周知の機構が本発明の範囲に含まれ、すなわち、かなりの量のコーキングを生じさせることなく液体燃料の気化を可能にするその他の方法が本発明の範囲に含まれることを理解されたい。

    図3を参照すると、脱酸素装置20からの液体燃料が伝熱装置22内へと流れ、符号32で示すように気化される。 ここで燃料は実質的に溶存酸素がない状態であるため、燃料の加熱すなわち気化によって好ましくない量の不溶性物質が生成されない。 ここで気化された燃料は、符号34で示すように、酸化剤と混合されて改質を促進する。 改質生成物は通常、H 2 、CO、H 2 O、CO 2を含む。 燃焼処理を促進するその他の酸化剤、元素あるいは成分もまた気化燃料と結合されるとともに、これらは本発明の範囲に含まれる。

    その後、符号36で示すように気化燃料が触媒反応装置24内で改質される。 触媒反応装置24は燃焼の準備に際して燃料内に望ましい反応を生じさせる材料を含む。 その後、符号38で示すように触媒反応装置24から放出された改質生成物を追加の酸化剤と混合することができる。 符号40で示すように混合燃料と酸化剤とが燃焼用の燃焼器18内に注入される。

    本発明の燃料安定化ユニットをもつエンジン装置の一例の概略図。

    本発明の燃料安定化ユニットをもつエンジン装置の別の例の概略図。

    本発明の燃焼用の燃料を準備する方法のブロック図。

    本発明の透過膜の一例の概略断面図。

    符号の説明

    10…ガスタービンエンジン 20…脱酸素装置 22…伝熱装置 24…触媒反応装置 25…燃料源 26…燃料転換装置 29…プレミキサ

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