Combustion of reduced emissions to use the multi-component metal combustion catalyst

申请号 JP2003566466 申请日 2003-02-03 公开(公告)号 JP2005517127A 公开(公告)日 2005-06-09
申请人 クリーン ディーゼル テクノロジーズ インコーポレーテッド; 发明人 エヌ スプラグ,バリー; エム バレンチン,ジェームス;
摘要 【課題】伝熱面または下流の熱回収装置の煙の排出または汚染を生ずる燃焼ガスから炭素または微粒子を減少させるのに使用できる1つ以上の規制された汚染物質の排出を低下させる排出物質の少ない新しい燃焼方法の提供。
【解決手段】燃焼機関、伝熱面または燃焼器の下流配管中での 煤 の形成を初期に減少する及び/または煤の自動燃焼を助けるように煤の発生により非常に汚染されている残留 燃料 の燃焼を改良する方法において、残留燃料に、処理処方の少なくとも一部に対して、0.0005−0.15ppmの濃度の白金及び0.05−20ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄を含む多成分系触媒組成物を添加する残留燃料の燃焼を改良する方法。
权利要求
  • 燃焼機関、伝熱面または燃焼器の下流配管中での煤の形成を初期に減少する及び/または煤の自動燃焼を助けるように煤の発生により非常に汚染されている残留燃料の燃焼を改良する方法において、残留燃料に、処理処方の少なくとも一部に対して、0.0005−0.15ppmの濃度の白金及び0.05−20ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄を含む多成分系触媒組成物を添加することを特徴とする残留燃料の燃焼を改良する方法。
  • 燃焼機関、伝熱面または燃焼器の下流配管中での煤の形成を初期に減少する及び/または煤の自動燃焼を助けるように炭素質煤のより少ないが顕著な生成を生ずる蒸留燃料油と分類されるもの例えばNo. 燃料油のような燃料軽油の燃焼を改良する方法において、軽油に、0.0005−0.15ppmの濃度の白金及び0.5−8ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄を含む多成分系触媒組成物を添加することを特徴とする燃料軽油の燃焼を改良する方法。
  • 主として天然ガスで操作される二段燃料ディーゼルエンジンのパイロット燃料の燃焼を改良する方法において、パイロット燃料に、0.0005−0.15ppmの濃度の白金及び0.5−8ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄を含む多成分系触媒組成物を添加することを特徴とする二段燃料ディーゼルエンジンのパイロット燃料の燃焼を改良する方法。
  • 二種の金属及び三種の金属からなる白金の組み合わせが、低い添加原料速度及びコストを生ずる低温の煤の酸化をもたらす請求項1−3の何れか1つの項の方法。
  • 方法の使用が、約6ppmの二種の金属及び三種の金属からなる白金の組み合わせにより、煤の酸化温度を未処理の燃料の540−600℃から処理された燃料の300℃に低下させる請求項1−3の何れか1つの項の方法
  • 白金では約0.0005ppmに低下したレベルそしてセリウム及び鉄では約0.5ppmのレベルの白金組成物並びにセリウム及び/または鉄組成物を含む多成分系燃焼触媒を燃料または燃焼空気と混合し、
    そして示された改良の1つ以上を達成する時間及び条件下で有効な触媒のレベルを利用する処理の処方で触媒の存在下空気により燃料を燃焼する ことからなることを特徴とする炭素質燃料を燃焼する方法。
  • 白金では約0.0005−2ppmのレベルそしてセリウム及び鉄では約1−25ppmのレベルの白金組成物並びにセリウム及び/または鉄組成物を含む多成分系燃焼触媒を燃料または燃焼空気と混合し、
    示された改良の1つ以上を達成する時間及び条件下で有効な触媒のレベルを利用する処理の処方で触媒の存在下空気により燃料を燃焼し、
    次に少なくとも或る期間、白金では約0.0005ppmに低下したレベルそしてセリウム及び鉄では約0.5ppmのレベルで白金組成物並びにセリウム及び/または鉄組成物を含む多成分系燃焼触媒を燃料または燃焼空気と混合することにより利用する触媒の量を変化させ、
    そして示された改良の1つ以上を達成する時間及び条件下で有効な触媒のレベルを利用する処理の処方で触媒の存在下空気により燃料を燃焼する ことからなることを特徴とする炭素質燃料を燃焼する方法。
  • 高い触媒濃度を利用する処理処方の少なくとも一部に対して、白金では0.0005−0.15ppmのレベルそしてセリウム及び鉄では0.05−1.0ppmのレベルの白金組成物並びにセリウム及び/または鉄組成物を含む多成分系燃焼触媒を燃料と混合し、そして 示された改良の1つ以上を達成する処理の処方で空気により燃料を燃焼することを特徴とする炭素質燃料を燃焼する方法。
  • 说明书全文

    本発明は、二次的な添加灰の量を制限しつつ未燃焼炭素により伝熱面の汚染を減少させることによって、化石燃料の燃焼源特にNo の少ない燃焼器の能率を改良する新しい組成物及び新しい方法に関する。 白金及び少なくとも1つの追加の金属を含む燃料可溶性の触媒を含む燃料を利用することは、また不完全燃焼により発生するタイプの汚染物質例えば微粒子、未燃焼炭化素及び一酸化炭素の生成を低下させる。

    発電の能率を改良する努は、しばしば、追加の燃料ガスの熱回収を得るために、熱回収水蒸気発生器を使用することに向けられている。 これは、サイクルの能率を改良する利点を有するが、未燃焼炭素は、沈積物を形成し、そしてこれらの装置の熱の伝達を低下させる。 その上、燃焼触媒の使用は、灰の生成を招き、それはそれ自体、定期的な日常の維持管理(しばしばクリーニングのために工程を閉鎖する)をしない限り、熱の伝達を低下させる。

    ディーゼルエンジンによる汚染を減少させるいくつかの試みでは、天然ガスが、代替燃料として使用されつつある。 残念ながら、圧縮のみでは良好な燃焼を得ることに困難があり、そして天然ガスは、それが圧縮されたとき容易に点火しない。 いくつかの場合では、天然ガスを点火するために点火源が用意される。 点火源には、スパーク点火エンジンで使用されるものと同様なスパークプラグが用意される。 別の方法として、二段燃料ディーゼルエンジンは、圧縮前または圧縮中に、空気及び気体状燃料の混合物中に少量のディーゼルまたは他のパイロット燃料を注入することにより点火を促進することができる。 このタイプのいくつかのエンジンでは、の発生はトラブルのもとになる。

    下流の微粒子の除去システムの使用は、広く行われているが、これらの装置は、当初の投資及び周期的な維持管理の点でコストが高くつく。 あまりに高価でなく、または微粒子除去システムに負担をかける灰をもたらすことなく、または能率を維持するためにクリーニングを要する汚染を生じさせる燃焼触媒のレベルを要することなく、より少ない炭素の発生に有利な条件下で燃焼を可能することが望ましい。 その上、大気中に逃れると思われる高いレベルの微細な金属性の微粒子の過剰な発生なしに、有効かつ高能率の燃焼及び薄い排気ガスの色をもたらすことが望ましい。

    いくつかの燃料に添加される触媒は、健康にリスクがあるとされ、そしてどんなレベルでも使用できない。 改良された熱の回収及び規制された汚染物質の少ない排出を達成するために低レベルそして超低レベルで無毒の金属燃焼触媒を利用することが望ましい。

    伝熱面または下流の熱回収装置の煙の排出または汚染を生ずる燃焼ガスから炭素または微粒子を減少させるのに使用できる1つ以上の規制された汚染物質の排出を低下させる排出物質の少ない新しい燃焼方法が求められている。

    本発明は、炭素質燃料例えば蒸留物、残留及び気体状燃料のような化石燃料を利用する、燃焼器例えばタービン、ボイラー、炉、プロセスヒーター、熱回収ユニット、ディーゼルエンジンなどの上記の要望を満たす新しい方法を提供する。 後処理の装置例えばフィルターまたは触媒例えばディーゼルエンジンの場合、ディーゼル微粒子フィルター(DPF)またはディーゼル酸化触媒(DOC)の使用なしに改良が達成できることが本発明の利点である。

    本発明により使用される燃料は、低レベルまたは超低レベルの触媒金属添加物を含む炭素質燃料例えば化石燃料からなる。 触媒金属添加物は、好ましくは、燃料に可溶または分散可能であり、そして白金並びにセリウム及び/または鉄組成物を含むが、いくつかの場合では、全部または一部を燃焼空気に添加できる。

    1つの構成では、本発明の方法は、白金では0.0005ppmに低下したレベルそしてセリウム及び鉄では0.5ppmに低下したレベルの白金組成物並びにセリウム及び/または鉄組成物を含む多成分系燃焼触媒を燃料または燃焼空気と混合し、そして示された改良の1つ以上を達成する時間及び条件下有効な触媒レベルを利用する処理の処方(regimen)で触媒の存在下空気により燃料を燃焼することからなる。 1つの構成では、低い触媒のレベルは、処理処方の少なくとも一部について使用でき、それはまた高い最初の使用量を使用すること及び/または高い触媒レベルを間欠的に使用することを含むことができる。 セリウム及び/または鉄対白金の比は、3:1−100000:1の範囲内であるが、さらに典型的には、100:1−20000:1の範囲にあるだろう。 セリウムは、燃料がNo. 2燃料油であるとき好ましい触媒金属であり、そしてセリウム及び鉄の組み合わせは、燃料が残留油例えばNo. 6油であるとき好ましい。

    本発明は、煤の発生の点から非常に不純物を含んだ燃料(典型的には重質燃料例えばNo.4、5及び6油のような残留燃料)の燃焼のような工程で燃焼を改善するのに特に有利である。 これらの油は、華氏70度でほとんど流動しないかまたは流動不可能の高い粘度を特徴とし、高いレベルの縮合した芳香族を含みそして完全かつクリーンに燃焼することがほとんど難しい。 この場合、多成分系触媒は、燃焼助剤として使用できて、初期に煤の形成を減少させる及び/または燃焼器の下流の配管における煤の自動燃焼を助ける。 処理処方の少なくとも一部に対する低い触媒レベルの典型的なものは、0.0005ppmから0.15ppm以下例えば0.1ppmより低い白金濃度であり、そして0.5ppmから20ppm以下例えば約15ppm以下の合計濃度でセリウム及び/または鉄である。 いくつかの態様では、処理処方は、初期または規定された間隔または必要に応じ高い触媒濃度を利用することを必要とするが、過去において必要とされたような全体の処理には必要としない。 いくつかの場合には、白金濃度は、必要に応じ、約1ppmまでまたはせいぜい2ppmまでである。

    本発明は、軽質燃料、例えばNo. 2燃料油のような燃料油として分類されるもの(炭素質煤のより少ないが顕著な生成を生ずる)を燃焼する場合に同様な利点を有する。 処理処方の少なくとも一部に対する低い触媒レベルの典型的なものは、0.0005ppmから0.15ppm以下例えば0.1ppmより低い白金濃度であり、そして0.05−8ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄である。 さらに、いくつかの態様では、処理処方は、初期または規定された間隔または必要に応じ高い触媒濃度を利用することを必要とする。 No. 2燃料油では、白金及びセリウムを含む2種の金属からなるFBCが好ましい。

    本発明は、また二段燃料ディーゼルエンジンの領域で顕著な有利な使用ができ、それらは主に天然ガスで操作されるが、レギュラーディーゼル燃料のようなさらに煙を出すパイロット燃料を利用する。 いくつかの場合には、本発明による触媒濃度は、処理処方の少なくとも一部に対して上記の低い触媒レベルであり、0.0005ppmから0.15ppm以下例えば0.1ppm以下、例えば0.01−0.09ppmの白金濃度、並びに0.5−8ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄である。 いくつかの場合では、0.05ppmより少ない白金及び5ppmより少ない合計の触媒レベルを利用するのが有用である。
    本発明の好ましい構成の多くは、以下に記載される。 同等な組成物も考えられる。

    上記のように、本発明は、種々の炭素質燃料の燃焼を改良することに関し、それらの燃料は、典型的に、化石燃料例えばすべての典型的な石油由来燃料(蒸留燃料、残留燃料のみまたは気体状燃料との組み合わせを含む)を含む。 各タイプの燃料に対する改良は、煤の発生、煤の自動燃焼、微粒子の回収及び/または熱回収または固体除去のいずれかのためを目的とする燃焼器または下流の装置のいずれかをクリーンにする要望の観点から考察されるとき、重要である。

    特定の工程または燃焼器により要求されるように、燃料は、蒸留燃料(ディーゼル燃料、例えばNo.2ディーゼル燃料、ガソリン、ジェット燃料例えばJet Aなどを含む)、並びに生物学的に由来する燃料例えば「モノ−アルキルエステルに基づく酸素化された燃料」からなるもの、すなわち脂肪酸エステル好ましくはトリグリセライド例えば大豆油、キャノーラ油及び/またはタローから由来する脂肪酸のメチルエステルからなる群から選ばれる燃料の1つまたはブレンドである。 液体及び気体を含む他の炭化水素例えば天然ガスまたは気体及び/またはエマルション成分から由来する燃料も使用できる。

    上述のように、本発明は、煤の発生で非常に不純物を含む燃料、典型的には重質燃料、例えばNo. 4、5及び6油のような残留燃料の燃焼のような工程の燃焼を改良することに特に有利である。 No. 6油は、華氏122度(50℃)で45SSFの最低粘度を有する。 No. 5油は、華氏100度で45SSUの最低粘度及び華氏122度で40SSFの最高粘度を有する。 No. 4油は、華氏100度で45SSUの最低粘度及び華氏100度で125SSUの最高粘度を有する。 これらの油は、華氏70度でほとんど流動しないまたは流動不可能である高い粘度を特徴とし、高いレベルの縮合した芳香族を含みそして完全かつクリーンに燃焼させることが困難であり勝ちである。 No. 2油は、より軽質であり、華氏100度で40SSUの最高粘度を有する。

    本発明の他の利点及び改良に加えて、低いそして遥かに低い個々のそして組み合わせた触媒のレベルは、いくつかの点で重要であり、システム内に蓄積される触媒固体を極めて減少させるかまたは消費することを含む。 本発明は、後処理の装置の使用なしに汚染物質を減少させ、そして微粒子の生成の低下及び炭素沈積物を燃焼しつくす能力の増大により後処理の質を高めることができる。 セリウム及び鉄のレベルは、約0.05ppmのレベルに低下され、そして白金のレベルは、約0.0005ppmのレベルに低下される。 処理の処方は、示された改良の1つ以上を達成する時間及び条件下で低い範囲及び遥かに低い範囲内で有効なレベルを利用するだろう。

    本発明の方法は、好ましくは燃料可溶の白金並びにセリウムまたは鉄のいずれかまたはセリウム及び鉄の両者からなる燃料可溶の複数の金属の触媒を使用する。 セリウム及び/または鉄は、典型的に、0.5−20ppmの濃度で使用され、そして白金は0.0005−2ppmで使用され、セリウムまたは鉄の好ましいレベルは、5−10ppm例えば7.5ppmであり、そして白金は0.0005−0.5ppmのレベル、例えば0.15ppm以下そしていくつかの場合では0.1ppm以下、例えば0.01−0.09ppmで使用される。 いくつかの態様では、処理の処方は、初期または規定された間隔または必要に応じさらに高い触媒濃度を利用することを要するが、過去において必要であったような全体の処理には必要ではない。 いくつかの場合では、白金の濃度は、必要に応じ約1ppmまたはせいぜい2ppmまでである。

    セリウム及び/または鉄対白金の好ましい比は、100000:1−3:1例えば100:1−20000:1の範囲であるが、さらに典型的には、50000:1−500:1であろう。 0.0015ppmの白金、10ppmのセリウム及び5ppmの鉄を使用する処方物は、例であるが、セリウム+鉄対白金の比は約10000:1−1000:1である。 別の例示の組成物は、0.0015ppmの白金、10ppmの鉄及び5ppmのセリウムを含むだろう。

    ブレンドの燃料成分は、洗浄剤(例えば50−300ppm)、潤滑添加物(例えば25−約500ppm)、他の添加物、そして好適な燃料可溶な触媒金属組成物、例えば0.1−2ppmの燃料可溶な白金群金属組成物例えば白金CODまたは白金アセチルアセトネート及び/または2−20ppmの燃料可溶なセリウムまたは鉄組成物例えばセリウム、セリウムオクトエート、フェロセン、鉄オレエート、鉄オクトエートなどを含むことができる。 規定された燃料は、他の処理装置を特に必要とすることなく燃焼されるが、それらは高いレベルのディーゼルのコントロールに特に使用できる。

    燃料中の濃度の低い鉄及び/またはセリウムとの白金の組み合わせは、炭素または煤の沈積物または排出物質を減少させるために、白金は存在しないが遥かに高い濃度のセリウム、鉄または他の金属と同程度に有効である。 組み合わせ中の数ppmの金属の濃度は、単独で使用される鉄及び/またはセリウムの30−100ppmと同程度に有効である。 セリウムまたは鉄のこれらの従来のレベルは、燃料中の高い金属濃度によって生ずる多量の灰の負担に基づく伝熱面の汚染を生じさせる原因になるのに充分なほど高い。 高いレベルの鉄は、また後部の腐食を増大させしかも排気ガスの色を濃くする燃料ガス中のSO からSO への転換を増大させる。 本発明は、有害な作用なしに、より高いレベルの鉄の利点を達成することを可能にする。

    1つの構成では、本発明の方法は、白金について約0.0005ppmに減少したレベルそしてセリウム及び鉄について約0.5ppmのレベルで白金組成物並びにセリウム及び/または鉄組成物を含む多成分系燃焼触媒を燃料または燃焼空気と混合し、そして1つ以上の示された改良を達成する時間及び条件の下有効な触媒レベルを利用する処理の処方で触媒の存在下空気により燃料を燃焼することからなる。 1つの構成では、低い触媒のレベルは、処理処方の少なくとも一部について使用でき、処理処方はまたより高い最初の使用量を用いること及び/または間欠的により高い触媒レベルを使用することを含むことができる。

    本発明は、煤の発生の点で非常に汚染された残留燃料の燃焼のような方法における燃焼を改善するのに特に有利である。 この場合、多成分系触媒は、燃焼助剤として使用でき、初期に煤の形成を減少させそして燃焼器の下流の配管における煤の自動燃焼を助ける。 処理処方の少なくとも一部に対する低い触媒レベルの典型的なものは、0.0005ppmから0.15ppmm以下例えば0.1ppm以下の白金濃度、そして0.5−20ppmの合計の濃度のセリウム及び/または鉄である。 いくつかの態様では、処理処方は、規定された間隔または必要に応じより高い触媒濃度を利用することを必要とするが、過去において要した全体の処理では必要としない。

    本発明は、さらに少ないが顕著な炭素質煤の生成をもたらす燃料油として分類されるもの例えばNo. 2燃料油のような軽質燃料を燃焼させる場合に同様な利点を有する。 処理処方の少なくとも一部に対する低い触媒レベルの典型的なものは、0.0005ppmから0.15ppmm以下例えば0.1ppm以下の白金濃度、そして0.05−8ppmの合計濃度のセリウム及び/または鉄である。 さらに、いくつかの態様では、処理処方は、規定された間隔または必要に応じさらに高い触媒濃度を利用することを必要とする。

    本発明は、また主として天然ガスで操作されるが、より煙を出すパイロット燃料例えばレギュラーディーゼル燃料を利用する二段燃料ディーゼルエンジンの領域で顕著に有利に使用される。 いくつかの場合では、本発明による触媒濃度は、処理処方の少なくとも一部について上記の低い触媒レベルであり、白金濃度は、0.0005ppmから0.15ppmm以下例えば0.1ppm以下であり、そしてセリウム及び/または鉄は、0.5−8ppmの合計濃度である。 いくつかの場合には、0.05ppmより少ない白金及び5ppmより少ない合計濃度を利用するのが有用であろう。

    これらの2種金属または3種金属からなる白金の組み合わせは、低温の煤酸化及び低い添加物の供給速度及びコストをもたらす。 方法の使用は、煤の酸化温度を、未処理の燃料の540−600℃から約6ppmの2種金属または3種金属からなる白金の組み合わせにより処理された燃料の300℃に低下させる。 100ppmのセリウムのみの添加は、煤の酸化温度を約400℃に低下させるに過ぎない。

    これらの2種金属または3種金属からなる白金の組み合わせは、蒸留及び残留燃料に対する標準の添加成分、例えば流動点降下剤、抗酸化剤、腐食防止剤などと一緒に使用できる。

    特定のセリウム化合物のなかで、セリウムIIIアセチルアセトネート、セリウムIIIナフテネート、並びにセリウムオクトエート、セリウムオレエート及び他の石鹸例えばステアレート、ネオデカノエート、並びに他のC −C 24アルカン酸などがある。 セリウム化合物の多くは、式Ce(OOCR) (式中、Rは炭化水素好ましくはC −C 22であり、脂肪族、脂環族、アリール及びアルキルアリールを含む)に合致する3価の化合物である。 セリウムは、燃料の1−15ppmのセリウムの濃度(w/v)が好ましい。 好ましくは、セリウムは、セリウムヒドロキシオレエートプロピオネート錯体(セリウム40重量%)として供給される。 この範囲の下限に向かって好ましいレベルになる。

    特定の鉄化合物のなかで、フェロセン、アセチルアセトネート第一鉄及び第二鉄、鉄石鹸例えばオクトエート及びステアレート(通常、Fe(III)化合物として市販されている)、鉄ナフテネート、鉄タレート並びに他のC −C 24アルカン酸、鉄ペンタカルボニルFe(CO) などがある。

    白金群金属組成物の任意のもの、例えば米国特許4891050、5034020及び5266083に記載された1、5−シクロオクタジエン白金ジフェニル(白金COD)を白金源として使用できる。 他の好適な白金群金属触媒組成物は、市販されているかまたは容易に合成できる白金群金属アセチルアセトネート(置換例えばアルキル、アリール、アルキルアリール置換並びに未置換のアセチルアセトネートを含む)、白金群金属ジベンジリデンアセトネート、並びにテトラミン白金金属錯体の脂肪酸石鹸例えばテトラミン白金オレエートを含む。 白金は、燃料の0.05−2.0ppm例えば約1.0ppm以下の濃度(w/v)(1Lあたりmg)が好ましい。 この範囲の下限例えば0.15−0.5ppmに向って好ましいレベルになる。 白金CODは、燃料への添加のために白金の好ましい形である。 セリウムまたは鉄は、典型的に、0.5−25ppmの金属をもたらす濃度で使用されそして白金は0.0005−2ppmの濃度で使用され、セリウムまたは鉄の好ましいレベルは、5−10ppm例えば7.5ppmであり、そして白金は、0.1−0.5ppm例えば0.15ppmのレベルで使用される。 セリウム及び/または鉄対白金の好ましい比は、100000:1−10:1例えば50000:1−500:1である。 0.0015ppmの白金、10ppmのセリウム及び5ppmの鉄を使用する処方物が、その例であり、セリウム+鉄対白金の比は約10000:1である。 別の例示組成物は、0.0015ppmの白金、10ppmの鉄及び5ppmのセリウムを含む。

    本発明による燃焼は、油相が水により乳化されている水とのエマルションのものでもよく、蒸留燃料、残留燃料、航空機用ケロセンなどの重量に基づいて1−30%の水を含むものがある。 好ましい形では、エマルションは、主として油中水のタイプのものであり、そして好ましくは、上記の他の成分に加えて界面活性剤、潤滑添加物及び/または腐食防止剤を含む。 好適なエマルションの形及び添加物の記述は、米国特許5743922にある。 燃焼は、ディーゼルエンジンの排出コントロールを増加させる酸化触媒または微粒子のフィルタの使用なしに、燃焼効率を改良しそして微粒子を減少させる。 また、オープンフレーム燃焼源における良好な炭素の完全燃焼は、伝熱面において炭素の沈着物がさらに少なくなり、そして下流の熱回収装置の煤酸化温度をさらに低くする。

    以下の実施例は、本発明をさらに説明するために提供され、決して制限するものと考えてはならない。 他に指示されていない限り、すべての部及び%は、重量による。

    実施例 1
    この実施例は、No. 2油へ2種金属からなる白金及びセリウム燃料生成触媒(FBC)を16ppm及び8ppmで添加し、そして1.2mmBtu/時のテスト燃焼器で燃やしてテストする。 図1a及び1bに示されるように、燃料中8ppm及び16ppmの合計触媒で使用された2種金属からなるFBCの両者は、微粒子の質量の排出を50−70%減少させた(図1a)。 煙の色の濃さも15−45%薄くなった(図1b)。

    実施例 2
    この実施例は、No. 6重質油に使用された3種金属からなる鉄、セリウム及び白金の触媒(同じテスト燃焼器で燃やされた)の結果を示す。 結果は図2a及び図2bに要約されている。

    実施例 3
    この実施例は、通常の硫黄燃料及び参考のULSDに対して合計4ppmで市販の超低硫黄ディーゼルに使用されそして1998DDCシリーズ60エンジンでテストされた白金及びセリウムの2種金属からなるFBCに関する結果を示す。 結果は以下の表に要約される。

    上記の表は、添加物なしの参考ULSDに対する処理された超低硫黄ディーゼル(ULSD)に関するHC(54%)、No

    (5%)、PM(25%)及び燃料経済性(1.4%)により、FBC処理燃料の改良を示す。

    上記の記述は、当業者が本発明を実施できることを目的としている。 記述を読んだ当業者にとり明らかになる可能な改変及び変化のすべてを詳述することを目的としていない。 しかし、すべてのそのような改変及び変化は、上述から理解されそして請求の範囲により規定された本発明の範囲内に含まれることを目的とする。 請求の範囲は、記述が特に反対のことを指示していない限り、本発明において目指す目的に合致するのに有効なすべての配置または配列における指示された要素及び段階を包含することを意味する。

    1aは、No. 2燃料油による微粒子の排出に関する2種金属または3種金属からなるFBCの効果を要約したグラフであり、1bは、No. 2燃料油による煙の色の濃さに関する2種金属または3種金属からなるFBCの効果を要約したグラフである。

    2aは、No. 6油による煙の色の濃さに関する2種金属または3種金属からなるFBCの効果を要約したグラフであり、2bは、No. 6油による微粒子の排出に関する2種金属または3種金属からなるFBCの効果を要約したグラフである。

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