Parts between the joint structure in the flow path connection of the fluid

申请号 JP2001336607 申请日 2001-11-01 公开(公告)号 JP4272370B2 公开(公告)日 2009-06-03
申请人 サーパス工業株式会社; 发明人 高志 今井; 敏彦 小沢;
摘要
权利要求
  • 第1の部品に対し第2の部品の一部を嵌挿して両部品を接合する接合構造であって、前記第2の部品にフランジを設け、前記フランジと前記第1の部品の底面とを溶着又は接着することによって前記両部品を接合し、また、前記第2の部品の頭面に、先端が外方に向かって登り傾斜する楔形状のエッジ環を設けると共に、前記第1の部品の前記第2の部品頭面当接部に前記エッジ環に対応する形状の環溝を設け、前記環溝に前記エッジ環を強く嵌合させることにより、前記第1の部品と前記第2の部品を、前記溶着又は接着個所と、前記エッジ環の嵌合個所の2個所において二重にシールすることを特徴とする流体の流路接続部における部品間接合構造。
  • 前記接合が超音波溶着によって行なわれる請求項1に記載の流体の流路接続部における部品間接合構造。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、流体の流路接続部における部品間接合構造、より詳細には、液体やガス状物等の流体を移送するためのパイプ等の流路における接続部において、接続される部品間の接合を、シール性を確保しつつ容易に行なうことが可能な、流体の流路接続部における部品間接合構造に関するものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    工業用薬品、塗料、医薬品等の液状物あるいはガス状物を移送する移送パイプには、その途中にチェックバルブ等のバルブ類を配備することがあり、また、上記液状物等を貯留タンクから供出するために、タンクにコネクターを配備する。 これらのバルブやコネクター等の流路接続部においては、少なくとも2つの部品同士が連結されるが、その場合、その部品間において移送物のリークが生じないようにする必要がある。
    【0003】
    貯留タンクから液状物を供出するためにタンクに取り付けられるコネクターとしては、例えば、図5に示されるように、押圧されることによって開く通液用バルブ32を内蔵したプラグ31と、プラグ31を収納するハウジング33とから成り、これに接続される外部ホース先端のソケットは、押圧されることによって開く通液用バルブを内蔵した内筒と、この内筒が挿入された状態で上記ハウジング33内に嵌合されるスリーブとから成る。 このスリーブがハウジング33内に嵌合された際、上記2つのバルブが開いてコネクター側からソケット側への液の通流が可能になる。
    【0004】
    プラグ31内には、バルブ32を押し上げるよう作用するスプリング34を受けるシールナット35が嵌装され、シールナット35の下部にサイホン管36が嵌め付けられて、ストッパー37で固定される。 プラグ31の内壁には、シールナット35の周壁に圧接するOリング38が埋設され、以てサイホン管36からバルブ32内に入った液がリークすることを防止する。
    【0005】
    かかる構成のコネクターの場合、サイホン管36は、その上端部がストッパー37によってシールナット35に押さえ付けられることによってその部分のリークを防止しているが、サイホン管36が度々横方向に負荷を受けるようなことがあると、次第にストッパー37による押さえが利かなくなって緩んで回転し、その部分のシール性が悪化して液漏れを生ずるようになる。
    【0006】
    また、プラグ31とシールナット35との間の液シールのためにOリング38が用いられるため、その部分のメンテナンスが必要となるだけでなく、特にその液体が半導体製造工程において使用される工業用薬品のような場合、Oリング38のコーティング層が液中に溶出することがあり、その溶出物が半導体等製造上悪影響を及ぼす虞がある。
    【0007】
    図6は、従来の一般的な構成のチェックバルブを示すもので、雌側ボディ41と、雌側ボディ41内にネジ込まれる雄側ボディ42と、雄側ボディ42内に収まっていて、常時ディスク43を付勢するスプリング44とから成り、雌側ボディ41の内底面の流路45より、所定圧以上の流体圧がかからない限り、流路45はディスク43によって閉塞される。
    【0008】
    この場合、流体のリーク防止のために、雌側ボディ41と雄側ボディ42との間にOリング46が嵌め込まれ、また、雌側ボディ41に対して雄側ボディ42が回転することを防止するために、雌側ボディ41の外側から雄側ボディ42にかけ、回り止めピン47が打ち込まれる。 そのため、部品点数が多くなり、組立ての手間も増す。
    【0009】
    更に、単純な方法として2部品をネジ止めする方法があるが、その場合は、ネジ緩みによる液漏れの虞があり、また、定期的に増し締めをしなければならない煩わしさがある。
    【0010】
    【発明が解決しようとする課題】
    本発明は、従来技術におけるこのような問題点を解決するためになされたもので、液状物やガス状物等の流体経路における部品間の接合を、シール性を確保しつつ容易に行なうことが可能で、回り止めピンを用いることなく部品間の不要な回転が抑えられ、また、溶出物が発生したりする虞がなく、しかも、メンテナンスが容易な流体の流路接続部における部品間接合構造を提供することを課題とする。
    【0011】
    【課題を解決するための手段】
    本発明は、第1の部品に対し第2の部品の一部を嵌挿して両部品を接合する接合構造であって、前記第2の部品にフランジを設け、前記フランジと前記第1の部品の底面とを溶着又は接着することによって前記両部品を接合し、また、前記第2の部品の頭面にエッジ環を設けると共に、前記第1の部品の前記第2の部品頭面当接部に前記エッジ環を嵌合する環溝を設け、前記環溝に前記エッジ環を強く嵌合させることにより、前記第1の部品と前記第2の部品を、前記溶着又は接着個所と、前記エッジ環の嵌合個所の2個所において二重にシールすることを特徴とする流体の流路接続部における部品間接合構造。
    【0012】
    好ましくは、前記接合を超音波溶着によって行う。
    【0013】
    【発明の実施の形態】
    本発明の実施の形態を添付図面に依拠して説明する。 本発明に係る流体の流路接続部における部品間接合構造は、第1の部品に対し第2の部品の一部を嵌挿して両部品を接合する接合構造であって、前記第2の部品にフランジを設け、前記フランジと前記第1の部品の底面とを溶着又は接着することによって前記両部品を接合することを特徴とする。 次にこの接合構造の適用例について説明する。
    【0014】
    図1は本発明に係る接合構造を取り入れたタンク取付用コネクターの一例を示す縦断面図で、図中1は、タンクの蓋に固定されるハウジングであり、その中に、バルブ3を内蔵したプラグ2が収まる。
    【0015】
    プラグ2は、その中程に外方に張出す鍔4を有し、鍔4より下側にオネジが切られており、鍔4がハウジング1の内壁に設けた段部5に当たるまで、そのオネジ部をハウジング1の下部に設けたメネジ部にネジ込んでいく。 鍔4の上側には、ハウジング1内においてプラグ2が回転することを阻止するための回り止めリング6が、きつく嵌め付けられる。 また、プラグ2のネジ込みに当たり、ハウジング1の内底面とプラグ2の底面との間にOリング7を介在させる。
    【0016】
    バルブ3は、下方からスプリング8によって常時押し上げられている構成となっていて、その上端部がプラグ2の先端開口部9を閉塞するよう作用する。 バルブ3は通液孔10を有しており、バルブ3がスプリング8の押圧に抗して押されて先端開口部9が開くことにより、移送すべき液体が、通液孔10を通って先端開口部9からソケット側に流入するようになっている。
    【0017】
    11は、スプリング8の下面を受け、ハウジング1の下面から突出するストッパーナットで、タンク底部にまで伸びるサイホン管12と接続され、あるいは、サイホン管12と一体に成形される。 ストッパーナット11は、プラグ2の下部にネジ付けられる上半部11aと、上半部11aより小径でハウジング1から突出する下半部11bとを有し、上半部11aと下半部11bの間に、外方に張り出すフランジ13を有する(図3参照)。
    【0018】
    ストッパーナット11の上半部11aには、スプリング8の下面を受ける受座14が形成され、また、上半部11aの上端は、先端が外方に向かって登り傾斜する楔形状のエッジ環15とされる。 プラグ2には、このエッジ環15に対応する形状の環溝16が形成される。 17は、上半部11aの下面に複数穿設された係止孔で、ストッパーナット11をプラグ2にネジ付ける際に、回転冶具が差込まれる。
    【0019】
    組立てに当っては、先ず、バルブ3とスプリング8を収めたプラグ2に、通例回転冶具を用いてストッパーナット11をネジ込んでいく。 その際、上述したように、係止孔17が利用される。 ストッパーナット11を強く締め付けることにより、エッジ環15がプラグ2側の環溝16内に密に嵌合し、以てその部分のオイルシールが達成される。 また、スプリング8の下面が受座14に当接し、そこに収まる。
    【0020】
    このようにしてプラグ2とストッパーナット11が結合した際、ストッパーナット11のフランジ13がプラグ2の下面に密着状態となるが、その両部分が溶着、接着等により一体化される。 かくしてストッパーナット11は、プラグ2に対して一体化されることになり、プラグ2に対して回転することができなくなると同時に、その部分の一体化により、その部分の液シールが達成される。
    【0021】
    上記の如くしてストッパーナット11を結合したプラグ2は、ストッパーナット11の側からハウジング1内に挿入し、ストッパーナット11の下半部11bをハウジング1の底面開口部から突出させ、Oリング7を介在させた上で、鍔4の下側のオネジ部をハウジング1のメネジ部にネジ付けることにより、プラグ2をハウジング1に固定する。 そして、サイホン管12が一体成形されていない場合は、上述したように下半部11bにサイホン管12を接続する。
    【0022】
    図4は、本発明に係る接合構造を取り入れたチェックバルブの構成例を示すもので、このチェックバルブは、雌側ボディ21と、雌側ボディ21内にネジ込まれる雄側ボディ22と、雄側ボディ22内に収まっていて、常時ディスク23を付勢するスプリング24とから成り、雌側ボディ21の内底面の流路25より、所定圧以上の流体圧がかからない限り、流路25はディスク23によって閉塞される。
    【0023】
    雄側ボディ22にはフランジ26が形成され、接合時にこのフランジ26が雌側ボディ21の端面27に当接させ、その当接部分を、例えば超音波溶着する。 かくしてその当接部分は、全周に亘って完全に一体化され、以てその部分における液シール性が確保される。
    【0024】
    また、雄側ボディ22の先端面に、先端が外方に向かって登り傾斜する楔形状のエッジ環28が形成されると共に、雌側ボディ21の内壁に、エッジ環28に対応する形状の環溝29が形成される。 かくして、接合時にエッジ環28が環溝29内に密に嵌合し、以てその部分の液シール性が確保される。
    【0025】
    このようにこの接合構造においては、フランジ26の当接部とエッジ環28の嵌合部において二重にシールされるため、Oリングを用いることなく、完璧な液シールを達成することができる。 また、フランジ26の当接部において両ボディ21、22が一体化されるため、回り止めピンを用いることなく、両ボディ21、22間の相対的回転を抑止することができる。
    【0026】
    【発明の効果】
    本発明は上述した通りであって、液状物やガス状物等の流体経路における部品間の接合を、シール性を確保しつつ容易に行なうことが可能で、回り止めピンを用いることなく部品間の不要な回転が抑えられ、また、溶出物が発生したりする虞がなく、しかも、メンテナンスが容易な流体の流路接続部における部品間接合構造を提供し得る効果がある。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の一実施形態の縦断面図である。
    【図2】本発明の一実施形態の要部縦断面図である。
    【図3】本発明の一実施形態におけるストッパーナットを示す斜視図である。
    【図4】本発明の他の実施形態の縦断面図である。
    【図5】従来のコネクターの構成例を示す縦断面図である。
    【図6】従来のチェックバルブの構成例を示す縦断面図である。
    【符号の説明】
    1 ハウジング 2 プラグ 3 バルブ 4 鍔 5 段部 6 リング 7 Oリング 8 スプリング 9 開口部10 通液孔11 ストッパーナット11a 上半部11b 下半部12 サイホン管13 フランジ14 受座15 エッジ環16 環溝17 係止孔21 雌側ボディ22 雄側ボディ23 ディスク24 スプリング25 流路26 フランジ27 端面28 エッジ環29 環溝

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