Variable displacement pump and control system therefor

申请号 JP2009195522 申请日 2009-08-26 公开(公告)号 JP2010014120A 公开(公告)日 2010-01-21
申请人 Borgwarner Inc; ボーグワーナー・インコーポレーテッド; 发明人 HUNTER DOUGLAS; KOENIG DENNIS;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To improve power efficiency of an engine and lubrication efficiency of engine oil, by more optimally controlling pressure of the engine oil. SOLUTION: This invention is a control system for a variable displacement pump 10. The control system is operably associated with an engine control device 24 capable of passively or actively controlling output of the engine in response to a signal from the engine control device. The control system has the pump 10, an operation member capable of controlling a delivery quantity of the pump, a solenoid operably associated with the operation member so as to be capable of selectively controlling the delivery quantity of the pump, and an electronic control device 24 connected to the solenoid for controlling a flow rate of the oil and the pressure of the oil and providing an input control signal for the solenoid. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT
权利要求
  • エンジンの回路内の油の流量及び油の圧力を制御すべく可変容積ポンプを制御する制御システムにおいて、
    ポンプと、
    前記ポンプの吐出量を制御することのできる作動部材と、
    前記ポンプの吐出量を選択的に制御し得るように前記作動部材と作用可能に関係したソレノイドと、
    油の流量及び油の圧力を制御すべく前記ソレノイドに接続され且つ該ソレノイドに入力制御信号を提供する電子制御装置とを備える、制御システム。
  • 請求項1の制御システムにおいて、作動部材が、液圧によって作動され、前記ポンプからの油の流量及び油の圧力を制御するために前記ソレノイドが使用される、制御システム。
  • 請求項1の制御システムにおいて、ソレノイドが、前記ポンプの吐出量を制御し得るように作動部材に直接係合する、制御システム。
  • 請求項3の制御システムにおいて、前記電子制御装置が、エンジンの流体圧力回路に接続されたパイロット管に接続され且つ、該パイロット管内の圧力を監視し、前記電子制御装置が、前記パイロット管内の圧力状態に応答して前記ソレノイドに対する入力信号を発生させ前記ポンプの吐出量を制御する、制御システム。
  • 請求項2の制御システムにおいて、前記作動部材への作動流量を制御し得るように前記ソレノイドにより制御される流量制御スプール弁を更に備える、制御システム。
  • 請求項5の制御システムにおいて、前記電子制御装置が、エンジンの油圧回路に接続されたパイロット管に接続され且つ、該パイロット管内の圧力を監視し、前記電子制御装置が、前記パイロット管内の圧力状態に応答して前記ソレノイドに対する入力信号を発生させ前記ポンプの吐出量を制御する、制御システム。
  • 請求項5の制御システムにおいて、前記流量制御スプール弁が、前記ポンプにおける往復作動及び非往復作動アクチュエータに接続され、前記流量制御スプール弁からの油が前記往復作動及び前記非往復作動アクチュエータの何れか一方に入力され作動中の前記ポンプの吐出量を設定する、制御システム。
  • 請求項5の制御システムにおいて、前記流量制御弁がスプール弁であり、前記ソレノイドが前記スプール弁に直結される、制御システム。
  • 請求項8の制御システムにおいて、前記電子制御装置が、エンジンの油圧回路に接続されたパイロット管に接続され且つ、該パイロット管内の圧力を監視し、前記電子制御装置が、前記パイロット管内の圧力状態に応答して前記ソレノイドに対する入力信号を発生させ前記ポンプの吐出量を制御する、制御システム。
  • 請求項9の制御システムにおいて、ECUが、油の圧力を監視し且つ、実時間にてシステムを能動的に調節し前記エンジン油の圧力回路内の油の圧力を制御する、制御システム。
  • 請求項8の制御システムにおいて、可変目標ピストンと、前記スプール弁に接続されたピストンばねとを更に備え、前記弁部材が、前記可変目標ピストン及びピストンばねの位置を調節して前記ポンプから吐出される目標圧力を設定する、制御システム。
  • 請求項5の制御システムにおいて、前記ソレノイドと前記スプール弁との間に作用可能に接続された弁部材を更に備え、前記スプール弁が、前記ソレノイドの動きに応答して前記作動部材に入力される液圧の程度を制御する、制御システム。
  • 請求項12の制御システムにおいて、前記ソレノイドが前記弁部材に直結され、前記弁部材の開放及び閉塞を制御する、制御システム。
  • 請求項13の制御システムにおいて、前記電子制御装置が、エンジンの油圧回路に接続されたパイロット管に接続され且つ、該パイロット管内の圧力を監視し、前記電子制御装置が、前記パイロット管内の圧力状態に応答して前記ソレノイドに対する入力信号を発生させ前記ポンプの吐出量を制御する、制御システム。
  • 請求項13の制御システムにおいて、前記可変目標ピストンと、前記スプール弁に接続されたピストンばねとを更に備え、前記弁部材が、前記可変目標ピストン及びピストンばねに加わる圧力を変化させ前記ポンプから吐出される目標圧力を設定する、制御システム。
  • 請求項15の制御システムにおいて、前記ソレノイドが前記弁部材を閉じたとき、前記作動部材への前記入力圧力が上昇するように前記弁部材がサンプに接続される、制御システム。
  • 請求項16の制御システムにおいて、前記ECUが、エンジン状態を監視し且つ、目標圧力を示す電流を前記弁部材に提供し、前記ポンプが機械的且つ液圧的制御により自動的に目標圧力に調節される、制御システム。
  • 請求項17の制御システムにおいて、監視される前記エンジン状態が、エンジン温度、エンジン速度、エンジン負荷及びその組合わせを含む、制御システム。
  • 請求項18の制御システムにおいて、前記弁部材と前記ポンプからの吐出ポートとの間に形成された減圧及び圧力調節弁を更に備え、前記減圧及び圧力調節弁が前記弁部材に対し一定の入力圧力を発生させる、制御システム。
  • 請求項15の制御システムにおいて、前記ソレノイドが前記弁部材を閉じたとき、前記作動部材に対する入力圧力が降下する、制御システム。
  • 請求項19の制御システムにおいて、前記ECUが、エンジン状態を監視し且つ、前記可変目標ピストン及び前記スプール弁に対し目標圧力を提供し、前記ポンプが、機械的及び液圧的制御により自動的に目標圧力に調節される、制御システム。
  • 請求項20の制御システムにおいて、監視される前記エンジン状態が、エンジン温度、エンジン速度、エンジン負荷及びその組合わせを含む、制御システム。
  • 請求項21の制御システムにおいて、前記弁部材と前記ポンプからのパイロット圧力ポートとの間に形態設定された減圧及び圧力調節弁を更に備え、前記減圧及び圧力調節弁が前記弁部材に対し一定の入力圧力を発生させる、制御システム。
  • 請求項7の制御システムにおいて、スプールが戻しばねにより第一の方向に偏倚され、前記ソレノイドが前記流量制御弁に直接係合することにより、前記戻りばねに抗して前記弁を偏倚させる、制御システム。
  • 請求項24の制御システムにおいて、前記スプール弁が液圧的に作動され、前記ソレノイドが、前記ポンプの吐出口から前記スプール弁まで油を移動させ、前記スプール弁を制御し得るように弁を制御する、制御システム。
  • エンジン制御装置を有するエンジン用の可変容積ポンプにおいて、
    エンジンの圧力潤滑回路への油の圧力及び流量を制御するアクチュエータを有するポンプと、
    エンジンによって油の流量及び油の圧力が供給されるパイロット圧力管と、
    前記アクチュエータの移動を容易にすることによりポンプの吐出量を液圧的に変化させる流量制御弁と、
    前記エンジン制御装置により制御されるソレノイドであって、前記流量制御弁と作用可能に関係し、前記流量制御弁を通る油の流量を制御するソレノイドとを備える、可変容積ポンプ。
  • 請求項26の可変容積ポンプにおいて、前記エンジン制御装置がエンジン状態及びパラメータを監視し、前記状態及び前記パラメータに応答して前記ソレノイドに対する電流量を変化させる、可変容積ポンプ。
  • 請求項26の可変容積ポンプにおいて、前記ポンプがベーンポンプであり、前記アクチュエータが前記ベーンポンプにおける偏心リングの少なくとも一部分であり、前記ベーンポンプ及び前記偏心リングが、前記エンジンに対する流体の吐出量を制御し得るように作用する、可変容積ポンプ。
  • 請求項28の可変容積ポンプにおいて、前記吐出ポートと前記ソレノイド弁との間に配置された減圧及び圧力調節弁を更に備え、前記減圧及び圧力調節弁が、前記ソレノイド弁に対し一定の圧力を提供する作用を果たす、可変容積ポンプ。
  • 請求項26の可変容積ポンプにおいて、前記ソレノイドが可変力ソレノイドである、可変容積ポンプ。
  • 請求項30の可変容積ポンプにおいて、第一の端部にて前記流量制御弁に接続可能な圧縮ばねを更に備え、該圧縮ばねが、通常の作動中、前記流体制御弁に加わる圧力を維持し、前記流体制御弁に加わるパイロット圧力が存在しないとき、復帰圧力を提供する、可変容積ポンプ。
  • 請求項31の可変容積ポンプにおいて、前記圧縮ばねの第二の端部に接続された目標ピストンを更に備え、前記目標ピストンが前記圧縮ばねに力を加える、可変容積ポンプ。
  • 請求項32の可変容積ポンプにおいて、前記ソレノイドが、前記目標ピストンの移動を直接制御し得るように前記目標ピストンに接続され、前記ソレノイドが該ソレノイドに作用可能に接続されたエンジン制御装置を更に備え、該エンジン制御装置がエンジン状態及びパラメータを監視し且つ、前記状態及びパラメータに応答して入力信号の値を変化させ且つソレノイドを調節する、可変容積ポンプ。
  • 請求項32の可変容積ポンプにおいて、前記ソレノイドが、前記流量制御弁に直結され且つ、前記流量制御弁の往復作動状態及び非往復作動状態を調節し、前記ソレノイドに作用可能に接続され且つ、該ソレノイドに制御信号を送るエンジン制御装置を更に備え、該エンジン制御装置が、前記パイロット管に接続され且つ該パイロット管の油の流量及び油の圧力を監視し、前記パイロット管の圧力状態に応答して前記入力信号を発生させる、可変容積ポンプ。
  • 請求項32の可変容積ポンプにおいて、前記ソレノイドと作用可能に関係した弁を更に備え、前記弁が、前記エンジンの前記吐出ポートと前記目標ピストンとの間に接続可能であり、前記弁が前記目標ピストン及び圧縮ばねに加わる圧力の程度を制御する、可変容積ポンプ。
  • 請求項35の可変容積ポンプにおいて、前記ソレノイドに接続されたエンジン制御装置を更に備え、該エンジン制御装置がエンジン状態及びパラメータを監視し且つ、前記状態及び前記パラメータに応答して前記ソレノイドに対する入力値を変化させる、可変容積ポンプ。
  • 請求項36の可変容積ポンプにおいて、前記ポンプがベーンポンプであり、前記アクチュエータが該ベーンポンプの偏心リングであり、前記ベーンポンプ及び前記偏心リングが、前記エンジンに対する流体の吐出量を制御するように作用する、可変容積ポンプ。
  • エンジン用の可変容積ポンプにおいて、
    エンジンに入力される流体の流量を制御する偏心リングを有するベーンポンプと、
    エンジン内の制御された油の流量及び油の圧力を示す油の流量及び油の圧力が供給されるパイロット圧力管と、
    前記偏心リングの移動を容易にすることによりポンプの吐出量を機械的に変化させる流量制御弁と、
    第一の端部にて前記流量制御弁に接続可能な圧縮ばねであって、通常の作動中、前記流量制御弁に加わる圧力を維持し且つ、前記流量制御弁に加わる圧力が存在しないとき、復帰圧力を提供する圧縮ばねと、
    該圧縮ばねの第二の端部に接続され、該圧縮ばねに力を加える目標ピストンと、
    ポンプの吐出ポートと前記目標ピストンとの間に接続可能であり、前記目標ピストン及び前記圧縮ばねに加わる圧力の程度を制御する弁と、
    前記弁を通る流体の流れの圧力を制御し得るように前記弁に接続され且つ該弁を制御するソレノイドと、
    該ソレノイドに接続されたエンジン制御装置であって、エンジン状態及びパラメータを監視し且つ、ECUにより感知された前記状態及び前記パラメータに応答して前記目標ピストンに加えられた圧力を制御し得るように前記ソレノイドに対する電流量を変化させるエンジン制御装置とを備える、エンジン用の可変容積ポンプ。
  • 说明书全文

    発明の属する技術分野

    本出願は、2002年4月3日付けで出願された米国仮特許出願第60/369,829号に基づく優先権を主張する非仮出願の出願である。

    本発明は、可変容積ポンプの吐出量を制御することに関する。 より具体的には、本発明は、内燃機関、伝動装置等における油圧を制御すべく油ポンプを制御することに関する。

    従来の技術

    内燃機関内の可動部品を適正に潤滑し且つ液圧を適正に提供することが望まれる。 典型的に、エンジンにて使用される油ポンプは、エンジンのクランク軸に直結されている。

    この形態は全体として十分であるが、幾つかの不利益な点もある。 第一に、特定/所定の作動状態下にてエンジンが必要とする圧に対し実際の吐出圧力を十分に制御することができない。 例えば、始動状態の間、エンジン油をエンジンに供給するためより高圧の初期圧力であることが望ましい。 極めて重要な始動時、このことは、直接駆動ポンプでは容易にすることができない。 更に、ポンプ軸の毎分回転数(RPM)がエンジンの毎分回転数(RPM)に連動する場合、RPMの範囲を上廻る多くの範囲にて、エンジン油の圧力は、望まれる値よりも高圧又は低圧である。 その結果、エンジンの動力が効率の悪い使われ方をし且つ(又は)エンジン油の潤滑の効率が悪い。

    本出願人に譲渡された出願係属中の米国特許第10/021,566号において、可変容積ベーンポンプを制御する機械的な液圧構造が図示されている。 このことは、エンジン油の圧力をより最適に制御することを可能にする。 しかし、エンジンの必要性及び変動因子に基づいて何らかの更なる制御を提供することが望まれる。

    このように、本発明において、可変容積ベーンポンプの行程距離を直接又は間接的に制御すべくソレノイドを作動させるエンジン制御装置を使用することにより可変容積ベーンポンプを制御する方法及びシステムが提供される。

    エンジン制御装置からの入力が任意の作動状態下にてエンジン油の圧力を所望の程度に制御すべくソレノイドを作動させる、液圧可変容積ベーン型ポンプの制御システムである。

    特許請求の範囲の記載と共に、図面の説明及び本発明の詳細な説明を検討することにより、本発明が更に理解されよう。

    本発明は、詳細な説明及び添付図面からより完全に理解されよう。

    発明の実施の形態

    好ましい実施の形態の以下の説明は、性質上、単に一例であり、何らかの意味でも、本発明、その適用又は用途を制限することを意図するものではない。

    本発明において、エンジン用の可変容積ポンプ10を制御する方法が提供される。 ソレノイド26を内蔵する本発明の1つの好ましい実施の形態において、別段の説明がない限り、ソレノイド26に動力が提供されないとき、ソレノイド26は、通常、閉じた位置にある、すなわち、不作動とされている。 ソレノイド26が閉じた位置にあるとき、ポンプ10による流体の吐出量は大である。 このため、電気の供給が停止したときのような、非常状態のとき、ソレノイド26はその不作動位置に動き、このため、油の圧力は高圧のままであり、車は修理を受ける迄、運転を続けることができる。 しかし、ソレノイドが閉じた位置にあるとき、ポンプ10により流体が吐出されるようなシステムの形態とすることもできることを理解すべきである。

    図1によれば、ポンプは、その明細書を参考として引用し本明細書に含めた、2000年12月12日付けで出願された出願係属中の米国仮特許出願第10/021,566号に記載されたように、ベーン型可変容積ポンプである。 具体的には、ポンプは、エンジンの潤滑回路用として設計されている。 ポンプは、全体として参照番号10で示してある。 ポンプ10は、偏心リング11の移動により、吐出量が変化するベーンポンプとすることができる。 その他の型式のポンプを内蔵することも可能であり、その場合、行程距離すなわち吐出量は作動中、調節することができる。

    流量制御弁12に作用するエンジン油の圧力に基づいて、偏心リング11を移動させることにより、ポンプ10の吐出量を機械的に変化させるため流量制御弁12が使用され、該流量制御弁12は、偏心リング11の各側部における制御チャンバの各々内の油量を制御する。 圧縮ばね16は、パイロット圧力14に抗して作用し、流量制御弁12にかなりの圧力を保ち且つパイロット圧力14が存在しないとき、戻り圧力を提供する。 この特定の実施の形態における流量制御弁12は、3方向スプール弁のようなスプール弁である。 しかし、流量制御弁12は、任意の型式の形態のスプール弁とすることができることを認識すべきである。 また、流量制御弁12は、必ずしも、図6に図示するように、スプール弁である必要はない。 圧縮ばね16は、弁12のスプール部分に対し、システムの実際の圧力とシステムの所望の圧力又は目標圧力との差に比例する移動距離を提供する。 圧力差は、弁18を介して変更可能であり、該弁は、ばね22に抗して可変の目標ピストン20に作用する圧力の程度を制御して、弁12に加わるばね16の圧力の程度を変化させる。 エンジン制御装置(ECU)24は、エンジンの状態、及び温度、速度及びエンジン負荷のようなパラメータを監視する。 この実施の形態において、エンジン制御装置24は、圧力、速度及びエンジン負荷のようなエンジンの状態を監視し且つ、次に、所望の油の圧力を選び、弁18に作用するソレノイド26に対し適宜な電流を送る。 このことは、ピストン20に作用する圧力を変化させ且つその位置を変化させ、これにより、所望のエンジン油の目標圧力に対応して、目標圧力を降下又は上昇させる。 次に、流量制御弁12は、ポンプ10の偏心リング11を調節して目標圧力を維持する。

    図2を参照すると、図1と同様の部品は、100番台の同様の参照番号で表示してある。 この実施の形態の作用は図1に示した実施の形態と同様である。 弁112aは、閉じた弁中央部分112bを有している。 しかし、主要な作動上の相違点は、減圧及び圧力調節弁128を使用することである。 調節弁128は、ソレノイド弁118に対し一定の入力圧力を形成し、図1にて、ポンプ10の吐出ポートからソレノイド制御弁18内に得た圧力は、この場合、一定の圧力となり、このため、ピストン120に作用する可変の目標圧力を一層良く制御する。 このことは、最終的に、ポンプ110の偏心リング111の所望の移動を一層良く制御することになる。

    図2Aは、図2と同様の仕方にて作用する。 図2と図2Aの主要な相違点は、図2Aの減圧及び圧力調節弁128は、ピストン120に直接作用する一定の目標圧力を発生させる点である。 ソレノイド126は、開き又は閉じて、ピストン120に作用する流体の圧力を更に調節する。 ソレノイド126が弁118aを閉じた位置まで移動すると、可変の目標圧力は上昇する。 ソレノイド126が弁118aを開いた位置まで移動させると、流体が小さい抵抗にてサンプまで移動するので、可変目標圧力は降下する。 更に、フィルタ後方の減圧及び圧力調節弁128に圧力を供給する前に、減圧されていない圧力がスプール弁112Aに供給される。 図2において、エンジン制御装置124はピストン120を位置決めし得るようにソレノイド126を制御するが、エンジン制御装置124は油圧力を直接感知しないから、同様に、この実施の形態も油の流量及び圧力を制御する受動型システムである。

    図3を参照すると、図2に示したものと同様の部品は、200番台の同様の参照番号で表示されている。 図3において、弁218により調節される圧力源は、吐出管からではなくて、パイロット管から得られる。 その他の点にて、制御作用は、図1及び図2に示したものと同様である。

    図4を参照すると、図3に図示したものと同様の部品は、300番台の同様の参照番号で表示されている。 この特定の実施の形態において、ソレノイド326は可変目標ピストン320の移動を直接制御する。 エンジン制御装置324は、ソレノイド326に接続され且つソレノイドの作動を制御する。 この実施の形態の構成(すなわち、ソレノイドが可変目標ピストン320に直接作用する形態)は、追加的な液圧を使用せずに、エンジンの制御装置324の命令に従って可変目標ピストンを直接調節することを許容する。

    図5を参照すると、図4と同様の部品は、400番台の同様の参照番号で表示されている。 図5を参照すると、この実施の形態は、ポンプ410の往復作動状態(on−stroke)又は非往復作動状態(de−stroke)を調節し得るように流量制御スプール弁412に直接取り付けられたソレノイド426を有している。 ソレノイド426は、エンジン制御装置424に直接接続されている。 エンジン制御装置424は、エンジン回路内の圧力変換器からパイロット圧力を採取し、現在の実際の圧力及び目標圧力に基づいて最良のスプール位置に関して適正な計算を行なう。 戻しばね416は、ソレノイド426の入力が存在しないとき、流量制御スプール弁412を調節し得るように復帰圧力を提供し且つ、スプールの位置対電流の所定の関数を許容する。

    図6を参照すると、図5と同様の部品は、500番台の同様の参照番号で表示されている。 図6を参照すると、極めて簡単な制御機構が制御ソレノイド526により使用され、その制御ソレノイドは、ポンプ510の非往復作動(de−stroke)アクチュエータを制御し得るように弁512Aを移動させる。 ソレノイド526は大型のピストンに作用する圧力を調節し、該ピストンは反対側にて小型のピストンに作用する吐出圧力に抗して推進する。 単独でも作用可能である(図示するように)偏心制御リングを制御入力に対し均衡させるため、往復作動(on−strokle)戻しばねが設けられている。 この実施の形態において、エンジン制御装置524は、エンジン回路内で圧力変換器からパイロット圧力を採取し、弁512Aの最良の位置に関して適正な計算を行なう。

    図7を参照すると、図6と同様の部品は600番台の同様の参照番号で表示されている。 図7は、偏心リングに対する作動ピストンに直接作用し、又は偏心リングに直接作用するソレノイド626をエンジン制御装置624が直接制御する別の実施の形態である。 このことは、油の圧力回路内のパイロット圧力を監視するECU624に基づいてポンプ610の吐出量を直接制御することを許容する。

    図8には、ソレノイド726がスプールの流量制御弁712を直接作動させる、更なる実施の形態が図示されている。 この場合にも、ECU724はエンジン油回路の圧力を監視し且つECUによって計算される必要なエンジン油圧力に従ってソレノイドを調節する。 この実施の形態において、吐出部からの圧力は、ソレノイド弁によって降下され且つ流量制御スプール弁712の位置をばねに抗して偏倚させ、ポンプの吐出量を変化させるために使用される。 ソレノイドにおける流れは、図示するように、ベーンポンプ710の入口ポートに向けることができるが、サンプに排出することもできる。

    図面にて理解し得るように、図1乃至図4に図示した方法は、ECUがエンジン状態を監視し且つポンプシステムの目標圧力を提供することを可能にする受動型システムであるが、ポンプシステムは、機械的及び液圧的制御装置により自動的に目標圧力に調節される。 図5乃至図8には、ECUによる油の圧力の能動的制御状態が示してある。 これらの実施の形態において、ECUは、油の圧力を監視し且つ、実時間に基づいてシステムを能動的に調節し、エンジン内の油の圧力を制御する。

    当該技術分野の当業者は、上記の説明から本発明の広範囲に亙る教示内容は、多岐に亙る形態にて具体化可能であることが理解できる。 このため、本発明は、その特定の実施の形態に関して説明したが、図面、本明細書及び特許請求の範囲を検討することによりその他の実施の形態が当業者に明らかとなるであろうから、本発明の真の範囲はそれらに限定されるべきではない。

    本発明の説明は性質上、単に一例であり、このため、本発明の範囲から逸脱しない変更例を本発明の範囲に含むことを意図するものである。 かかる変更例は、本発明の精神及び範囲から逸脱するものとみなすべきではない。

    本発明の第一の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第二の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第二の実施の形態の1つの変更例の図である。

    本発明の第三の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第四の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第五の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第六の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第七の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    本発明の第八の実施の形態を示す液圧系の概略図である。

    10 可変容積ポンプ 11 偏心リング12 流量制御弁 14 パイロット圧力16 圧縮ばね 18 ソレノイド制御弁20 目標ピストン 22 ばね24 エンジン制御装置(ECU) 26 ソレノイド110 ポンプ 111 偏心リング112A スプール弁 112B 弁中央部分118 ソレノイド弁 118a 弁120 ピストン 124 エンジン制御装置126 ソレノイド 128 減圧及び圧力調節弁128 弁 320 可変目標ピストン324 エンジン制御装置 326 ソレノイド410 ポンプ 412 流量制御スプール弁416 戻しばね 424 エンジン制御装置426 ソレノイド 512A 弁524 エンジン制御装置 526 制御ソレノイド624 エンジン制御装置/ECU 710 ベーンポンプ712 流量制御弁 724 エンジン制御装置/ECU
    726 ソレノイド

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