Electric oil pump

申请号 JP2011287893 申请日 2011-12-28 公开(公告)号 JP2013136965A 公开(公告)日 2013-07-11
申请人 Kyb Co Ltd; カヤバ工業株式会社; 发明人 SUGIHARA MASAMICHI; FUJITA TOMOYUKI; AKATSUKA KOICHIRO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a low cost electric oil pump.SOLUTION: An electric oil pump 100 includes an electric motor 1 and an oil pump 30 which is driven by the power of the electric motor 1. The oil pump 30 has an introduction path 70 for introducing drainage oil, which has leaked from the inside of the oil pump, into the inside of the electric motor 1. The electric motor 1 has a discharge path 71 for discharging the drainage oil, which has been introduced into the inside of the electric motor, to a tank.
权利要求
  • 電動モータと、当該電動モータの動力にて駆動されるオイルポンプと、を備える電動オイルポンプであって、
    前記オイルポンプは、内部から漏れたドレンオイルを前記電動モータの内部へ導く導入通路を有し、
    前記電動モータは、内部へ導かれたドレンオイルをタンクへ排出する排出通路を有することを特徴とする電動オイルポンプ。
  • 前記電動モータは、中空状の出力シャフトを有し、
    前記オイルポンプは、前記出力シャフトを挿通して動力伝達機構を介して前記出力シャフトに連結された入力シャフトを有し、
    前記オイルポンプの内部から漏れたドレンオイルは、前記入力シャフトの外周に沿って形成された前記導入通路を通じて、前記電動モータの内部に導かれると共に前記出力シャフトと前記入力シャフトとの間に導かれることを特徴とする請求項1に記載の電動オイルポンプ。
  • 前記動力伝達機構は、
    前記出力シャフトと一体の外歯歯車と、
    前記外歯歯車を囲みエンジンの動力にて回転する環状の内歯歯車と、
    前記外歯歯車と前記内歯歯車の間に配置され双方に噛み合う複数の遊星歯車と、
    前記遊星歯車に連結されると共に前記入力シャフトに連結されたキャリアと、を有し、
    前記入力シャフトは、前記電動モータ又は前記エンジンの動力によって選択的に回転することを特徴とする請求項2に記載の電動オイルポンプ。
  • 前記エンジンの動力によって前記入力シャフトを回転させる際に、前記出力シャフトの回転を規制するワンウェイクラッチをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の電動オイルポンプ。
  • 说明书全文

    本発明は、電動オイルポンプに関するものである。

    特許文献1には、電動モータの動にて駆動されるオイルポンプが開示されている。

    特開2001−289315号公報

    この種のオイルポンプを駆動する電動モータとして、異物が混入しているおそれのあるオイルが電動モータの内部へと入り込むことを防止するため、防油構造とするものがある。 しかし、電動モータを防油構造とするためには、オイルシールやOリングを設ける必要があるため、コストが高くなる。

    本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、安価な電動オイルポンプを提供することを目的とする。

    本発明は、電動モータと、当該電動モータの動力にて駆動されるオイルポンプと、を備える電動オイルポンプであって、前記オイルポンプは、内部から漏れたドレンオイルを前記電動モータの内部へ導く導入通路を有し、前記電動モータは、内部へ導かれたドレンオイルをタンクへ排出する排出通路を有することを特徴とする。

    本発明によれば、オイルポンプの内部から漏れたドレンオイルは、オイルポンプの導入通路を通じて電動モータの内部へ導かれて電動モータの排出通路を通じてタンクへと排出される。 このように、ドレンオイルは、オイルポンプから電動モータの内部を通じてタンクへと一方向に流れるため、外部のオイルが電動モータの内部へと入り込むことを防止することができる。 したがって、電動モータを防油構造とする必要がなく、オイルシールやOリングを廃止することができ、安価な電動オイルポンプを得ることができる。

    本発明の実施の形態に係る電動オイルポンプの断面図である。

    以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る電動オイルポンプ100について説明する。

    電動オイルポンプ100は、例えば、車両に搭載される無段変速機等の油圧機器に作動油(作動流体)を供給する油圧供給源として用いられるものである。

    電動オイルポンプ100は、電動モータ1と、電動モータ1の動力にて駆動し油圧機器に作動油を供給するオイルポンプ30とを備える。 オイルポンプ30は、車両のエンジン(図示せず)の動力によっても駆動し、電動モータ1又はエンジンの動力によって選択的に駆動するものである。

    電動モータ1は動力を出力する出力シャフト2を有する。 出力シャフト2は円筒形状であり中空状に形成される。

    オイルポンプ30は、動力伝達機構50を介して電動モータ1の出力シャフト2と連結されて出力シャフト2の回転が伝達される入力シャフト31を有する。 入力シャフト31は、出力シャフト2の中空部を挿通し、2つのブッシュ61,62を介して出力シャフト2に対して相対回転可能に支持される。 このように、出力シャフト2と入力シャフト31とは同軸に配置される。

    動力伝達機構50は、オイルポンプ30の入力シャフト31を、電動モータ1又はエンジンの動力によって選択的に回転させるためのものである。 動力伝達機構50は、電動モータ1の出力シャフト2の先端部に一体に形成された外歯歯車51と、外歯歯車51を囲みエンジンの動力にて回転する環状の内歯歯車52と、外歯歯車51と内歯歯車52の間に双方に噛み合って配置され、外歯歯車51と内歯歯車52の間を公転可能でかつ回転軸55を中心に自転可能な複数の遊星歯車53と、回転軸55を介して複数の遊星歯車53に連結されると共に入力シャフト31に連結されたキャリア54とを有する。

    エンジンの駆動時には、チェーンを介してエンジンと連結された内歯歯車52が回転する一方、電動モータ1は停止状態であり出力シャフト2と一体の外歯歯車51は回転しない。 内歯歯車52が回転することによって遊星歯車53が公転し、キャリア54を介して遊星歯車53と連結された入力シャフト31が回転する。 このように、エンジンの駆動時には、電動モータ1は停止状態であり、オイルポンプ30はエンジンの動力によって駆動する。

    エンジンの回転が外歯歯車51に伝達されて電動モータ1が空回りすることを防止するために、外歯歯車51と一体の出力シャフト2の回転を規制するワンウェイクラッチ56が、出力シャフト2とオイルポンプ30のポンプカバー32との間に設けられる。 ワンウェイクラッチ56は、出力シャフト2の一方向への回転のみを許容するものであり、電動モータ1が駆動する際には出力シャフト2の回転を許容し、エンジンの動力によって入力シャフト31を回転させる際には出力シャフト2の回転を規制するものである。

    エンジンの停止時には、電動モータ1が駆動して出力シャフト2と一体の外歯歯車51が回転する一方、チェーンを介してエンジンと連結された内歯歯車52は回転しない。 外歯歯車51が回転することによって遊星歯車53が公転し、キャリア54を介して遊星歯車53と連結された入力シャフト31が回転する。 このように、エンジンの停止時には、オイルポンプ30は電動モータ1の動力によって駆動する。

    電動モータ1はモータハウジング5の内部に収容される。 モータハウジング5の一端側の開口部は、オイルポンプ30のポンプカバー32によって閉塞される。 モータハウジング5とポンプカバー32はボルト6によって締結される。

    電動モータ1は、周方向に並ぶ複数の永久磁石を有し出力シャフト2に固定されたロータ3と、巻線を有しモータハウジング5の内周に固定されたステータ4とを備える。 ロータ3とステータ4は、同心円状に配置され、両者の間には僅かな隙間が存在する。

    出力シャフト2の一端側は、軸受7を介してポンプカバー32に回転自在に支持される。 出力シャフト2の他端側は、モータハウジング5を挿通して外歯歯車51として構成され、動力伝達機構50を介して入力シャフト31に連結される。 出力シャフト2の中間部は、軸受8を介してモータハウジング5に回転自在に支持される。

    モータハウジング5の外周には、内歯歯車52が軸受9を介して回転自在に支持される。 内歯歯車52は、動力伝達機構50のケーシングも兼ねた構造となっている。

    オイルポンプ30は、入力シャフト31に連結されたロータ33と、ロータ33に対して径方向に往復動自在に設けられた複数のベーン34と、ロータ33を収容すると共にロータ33の回転に伴って内周面にベーン34の先端部が摺動するカムリング35とを備えるベーンポンプである。

    カムリング35内には、ロータ33の外周面、カムリング35の内周面、及び隣り合うベーン34によって複数のポンプ室が画成される。

    カムリング35は、内周面が略楕円形状をした環状の部材であり、ポンプ室の容積を拡張する2つの吸込領域と、ポンプ室の容積を収縮する2つの吐出領域とを有する。

    ロータ33及びカムリング35の一側面には第1サイドプレート36が当接して配置され、他側面には第2サイドプレート37が当接して配置される。 このように、第1サイドプレート36及び第2サイドプレート37は、ロータ33及びカムリング35の両側面を挟んだ状態で配置され、ポンプ室を密閉する。

    第1サイドプレート36におけるロータ33が摺動する面には、カムリング35の吸込領域に対応して開口し、ポンプ室に作動油を導く円弧状の2つの吸込ポート(図示せず)が溝状に形成される。

    第2サイドプレート37には、カムリング35の吐出領域に対応して開口し、ポンプ室が吐出する作動油を高圧室38へ導く円弧状の2つの吐出ポート39が貫通して形成される。

    カムリング35内の各ポンプ室は、ロータ33の回転に伴って、カムリング35の吸込領域にて吸込ポートを通じて吸込通路40から作動油を吸込み、カムリング35の吐出領域にて吐出ポートを通じて作動油を高圧室38に吐出する。 このように、カムリング35内の各ポンプ室は、ロータ33の回転に伴う拡縮によって作動油を給排する。 高圧室38に吐出された作動油は、油圧機器へと供給される。

    ロータ33、カムリング35、第1サイドプレート36、及び第2サイドプレート37の各部材は、ポンプボディ41の内部に収容される。 ポンプボディ41の一端側の開口部は、ポンプカバー32によって閉塞される。 ポンプカバー32は、モータハウジング5とポンプボディ41との間に介在され、両者の開口部を閉塞して配置される。

    ポンプカバー32には入力シャフト31が挿通する貫通孔43が形成される。 貫通孔43は、ワンウェイクラッチ56が設けられる大内径部43aと、大内径部43aと比較して小径で軸受7が設けられる中内径部43bと、中内径部43bと比較して小径の小内径部43cとからなる。

    吸込通路40の吸込口40aは、ポンプボディ41の外面に開口して形成される。 電動オイルポンプ100は、出力シャフト2及び入力シャフト31が、作動油が貯留されたタンク(図示せず)の液面と略平行となる向きに配置され、かつ吸込通路40の吸込口40aがタンク内の作動油中に浸った状態で配置される。 このように、電動オイルポンプ100は、その一部又は全部がタンク内の作動油中に浸った状態で配置される。

    ここで、オイルポンプ30では、ロータ33及びカムリング35の両側面が第1サイドプレート36と第2サイドプレート37によって挟持されてポンプ室が密閉されている。 しかし、ポンプ室内の作動油がロータ33及びカムリング35の両側面に沿って漏れ出すことを完全に防止することはできない。 このように、オイルポンプ30では、内部から漏れるドレンオイル、つまり加圧されたポンプ室から漏れるドレンオイルの発生を完全に防止することはできない。 オイルポンプ30は、このようにして内部から漏れたドレンオイルを電動モータ1の内部へ導く導入通路70を有する。

    導入通路70は、ドレンオイルを入力シャフト31の外周に沿って電動モータ1の内部へと導く通路であり、第1サイドプレート36の内周と入力シャフト31の外周との間に形成された第1通路70aと、ポンプカバー32の内周と入力シャフト31の外周との間に形成された第2通路70bとから構成される。 具体的には、第1通路70aは、第1サイドプレート36の内周に、入力シャフト31の軸方向に貫通して形成される。 また、第2通路70bは、ポンプカバー32の小内径部43cの内周に、入力シャフト31の軸方向に貫通して形成される。 第1通路70a及び第2通路70bは、入力シャフト31の外周全体に沿う環状通路として形成される。 なお、第1通路70a及び第2通路70bを入力シャフト31の外周の一部に沿うように形成してもよい。 つまり、第1通路70a及び第2通路70bを、第1サイドプレート36の内周及びポンプカバー32の小内径部43cの内周のそれぞれに溝状に形成するようにしてもよい。

    第1通路70aは、その端部がロータ33及びカムリング35の側面と第1サイドプレート36との当接面に連通し、オイルポンプ30のポンプ室から漏れたドレンオイルが流入するように形成される。 また、第2通路70bは、その端部が出力シャフト2の端部に臨み、ポンプ室から漏れたドレンオイルが出力シャフト2と入力シャフト31との間及び軸受7に導かれるように形成される。 軸受7に導かれたドレンオイルは、ワンウェイクラッチ56を通り電動モータ1の内部へと流入する。 このように、オイルポンプ30のポンプ室から漏れたドレンオイルは、入力シャフト31の外周に沿って形成された導入通路70を通じて、電動モータ1の内部に導かれると共に出力シャフト2と入力シャフト31との間に導かれる。

    電動モータ1は、内部へ導かれたドレンオイルをタンクへと排出する排出通路71を有する。 排出通路71は、出力シャフト2の外周とモータハウジング5の内周との間に環状通路として形成される。 なお、排出通路71をモータハウジング5の内周に溝状に形成するようにしてもよい。

    電動モータ1の内部へと流入したドレンオイルは、ロータ3とステータ4との間及び軸受8を通り、排出通路71を通じて電動モータ1の外部へ排出される。 排出通路71を通過したドレンオイルは、動力伝達機構50を通じてタンクへと排出される。

    また、導入通路70を通じて出力シャフト2と入力シャフト31との間に導かれたドレンオイルは、入力シャフト31の外周と出力シャフト2の内周との間に介在された2つのブッシュ61,62を通り、動力伝達機構50を通じてタンクへと排出される。

    以上の実施の形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。

    オイルポンプ30の内部から漏れたドレンオイルは、ある程度の圧力を有しているため、オイルポンプ30から電動モータ1の内部を通じて大気圧のタンクへと一方向に流れる。 したがって、異物が混入しているおそれのある電動オイルポンプ100外部のオイルが電動モータ1の内部へと入り込むことを防止することができるため、電動モータ1を防油構造とする必要がない。 つまり、電動モータ1を密閉する必要がなく、オイルシールやOリングを廃止することができる。 よって、安価な電動オイルポンプ100を得ることができる。

    また、オイルポンプ30の内部から漏れたドレンオイルは、潤滑が必要な軸受7、ワンウェイクラッチ56、軸受8、及びブッシュ61,62へ連続的に供給されることになる。

    また、オイルポンプ30の内部から漏れたドレンオイルが導入通路70及び排出通路71を通じて電動モータ1の内部を通過するように構成したため、電動モータ1の内部をドレンオイルにて直接冷却することができる。 したがって、電動モータ1に放熱のための特別な構造を設ける必要がない。

    さらに、電動モータ1の出力シャフト2を中空構造とし、オイルポンプ30の入力シャフト31が出力シャフト2を挿通する構造としたため、軸受の削減、構造の簡素化、省スペース化が可能となった。

    本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。

    例えば、第1サイドプレート36を廃止し、ロータ33及びカムリング35の一側面にポンプカバー32を当接して配置するようにしてもよい。 その場合には、導入通路70は第2通路70bのみにて構成されることになる。

    また、上記実施の形態では、オイルポンプ30がベーンポンプである場合について説明したが、オイルポンプ30はギヤポンプやピストンポンプであってもよい。

    本発明に係る電動オイルポンプは、車両用の無段変速機等に作動油を供給する油圧供給源として用いることができる。

    1 電動モータ2 出力シャフト30 オイルポンプ31 入力シャフト50 動力伝達機構56 ワンウェイクラッチ70 導入通路71 排出通路100 電動オイルポンプ

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