Lubricating device

申请号 JP2351288 申请日 1988-02-03 公开(公告)号 JPH086875B2 公开(公告)日 1996-01-29
申请人 大同メタル工業株式会社; 发明人 智充 古川; 実 市川; 恒太郎 樫山;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】ギヤポンプとプランジヤポンプを有し、潤滑流体を複数個の被潤滑部へ間欠的に供給する潤滑装置において、 前記ギヤポンプの駆動と停止を制御する電子制御装置を含み、 前記プランジヤポンプが、 前記ギヤポンプの吐出口に接続された流路、この流路に接続された切換弁装置、この切換弁装置に接続されたピストン装置および前記ピストン装置に接続された吐出口を含むことを特徴とする潤滑装置。
  • 【請求項2】前記切換弁装置が、切換弁室、この切換弁室に収容された弁本体、切換ポートボルトおよび前記切換ポートボルトへ向かつて前記弁本体を押圧するばねを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の潤滑装置。
  • 【請求項3】前記弁本体は、潤滑流体が前記流路へ流れるのを阻止するリツプを設けられ、前記切換ポートボルトは、一端を前記弁本体により閉鎖されるようにされた切換ポート流路を形成され、この切換ポートボルトはプランジヤポンプの前記吐出口に接続されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の潤滑装置。
  • 【請求項4】前記ピストン装置は、シリンダ室、このシリンダ室に収容されたピストン、前記シリンダ室に収容され、かつ前記シリンダ室の軸線方向において位置を調節可能な調節スリーブおよび前記ピストンを押圧する圧縮ばねを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか一項に記載の潤滑装置。
  • 【請求項5】前記ピストンの一端が前記切換弁の前記弁本体の下流において前記切換弁室に連通し、他端に指示ロツドを固定しており、前記圧縮ばねが前記指示ロツドと前記調節スリーブとの間にあるばね室に収容されていることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の潤滑装置。
  • 【請求項6】前記切換弁の上流において前記流路に設けられ、前記流路内の潤滑流体の圧力が一定値を越えないようにする圧力制御弁を含む特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか一項に記載の潤滑装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、工作機械、産業機械、動機械における要素の摺動部分の被潤滑部に潤滑流体を間欠的に供給する潤滑装置に関する。

    (従来の技術) 従来のプランジヤポンプを用いた潤滑装置には、例えば特公昭59−19243号公報の第1図に示されているような、駆動モータの回転を減速し、かつその回転駆動をカムとレバーを介することにより、プランジヤポンプのプランジヤの往復運動を揺動運動に変換し、往復運動を伝達する伝達機構を有する潤滑装置と、例えば特公昭58−
    47596号公報の第2図に示されているような、ギヤポンプおよびプランジヤポンプを併用した定量変圧型の潤滑装置が周知である。

    これら2種類の潤滑装置のいずれにおいても、プランジヤポンプが被潤滑部へ潤滑流体を吐出、供給しており、その吐出量はシリンダの直径とプランジヤの移動量により決定される。 シリンダの底部から上部へ移動するプランジヤの移動量は、前者の潤滑装置では揺動レバーの形状、長さ、カムにより決定され、後者の潤滑装置ではプランジヤの先端でマイクロスイツチをON−OFFすることにより駆動モータをON−OFFして決定される。

    (発明が解決しようとする問題点) これらの潤滑装置では、被潤滑部への潤滑流体の吐出圧は、プランジヤ上部にあるばねのたわみ代により決定され、吐出量の変化(プランジヤの移動量)に伴つて変化し、したがつて安定した吐出圧を確保できない。 また前記潤滑装置のいずれにおいても、最低吐出圧を確保するためのばねのたわみは必要なので、広範囲の吐出量を得るには前記ばねのたわみ代を確保するため数種類の異なるばね定数のばねが必要となる。 被潤滑部への潤滑流体の供給停止時間は、前者の潤滑装置では揺動レバーを動かすカムを駆動する減速機構により決定され、後者の潤滑装置では電気的タイマが用いられているので停止時間が限定され、かつ高価につく。

    ギヤポンプとプランジヤポンプを併用した後者の潤滑装置では、所定量の潤滑流体がプランジヤポンプ内に蓄積される時間が、潤滑流体の粘度により変化するので、
    この潤滑装置は、潤滑流体の供給タイミングを正確に決定することを要する場合には使用できない。

    (問題点を解決するための手段) 本発明は、ギヤポンプとプランジヤポンプを有し、潤滑流体を複数個の被潤滑部へ間欠的に供給する潤滑装置であつて、前記ギヤポンプの駆動と停止を制御する電子制御装置を含み、前記プランジヤポンプが、前記ギヤポンプの吐出口に接続された流路、この流路に接続された切換弁装置、この切換弁装置に接続されたピストン装置および前記ピストン装置に接続された吐出口を含む潤滑装置を提供する。

    (実施例) 第1図と第2図を参照すると、本発明の一実施例による潤滑装置10が潤滑油のタンク1の頂部に固定されたタンク蓋1aに取り付けられているのが示されている。 この潤滑装置は、タンク蓋1aに固定された電動機3、前記タンク1の底部の付近に位置するギヤポンプ4、前記タンク蓋1aに固定されたプランジヤポンプ6および電子制御装置2を含む。

    前記電動機3は、設定された駆動時間、例えば4秒以内に設定量の潤滑油、たとえ2000cstの粘度の潤滑油でもプランジヤポンプ内に送る能力を有し、例えば100Vの単相電源で約10Wの出力で2400rpmの回転数のものが用いられる。 電動機の出力軸3aは、タンク蓋1aを貫通してギヤポンプ4の駆動軸4aと軸継手3bにより接続されてギヤポンプ4へ動力を伝える。

    ギヤポンプ4は、その駆動軸4aが電動機の出力軸3aと同芯になるようにプランジヤポンプ6の本体6aに固定され、また吸入口4bと吐出口4cを形成されている。

    プランジヤポンプ6は、本体6a、この本体に形成されて前記ギヤポンプの吸入口4bに面する吸入流路7、この吸入流路の端部に配置された吸入フイルタ8、前記ギヤポンプ4の吐出口4cに接続する流路9、切換弁17、前記流路9と切換弁17との間にある圧力制御弁5およびピストン装置25を含む。 前記吸入フイルタ8は、例えば目の粗さ30μm相当のプラスチツク系フイルタが用いられる。

    前記切換弁17は、ばね16、弁本体15、O−リング18、
    切換ポートボルト19およびパツキン20を含む。 弁本体15
    は、潤滑油の流れ方向に倒れるようにされたリツプ15a
    を備え、このリツプは、切換ポートボルト19に形成された切換ポート流路21を通常は閉鎖している。 前記切換ポート流路21は、潤滑装置10の外部の被潤滑部へ潤滑油を供給する吐出口23に連通している。

    切換ポート流路21の中間に設けられた圧力制御弁5
    は、圧力制御弁室5a、鋼球11、ばね12、パツキン13を含む。

    この圧力制御弁5は、プランジヤポンプの設定吐出圧よりも0.5〜1Kgf/cm 2ほど高く設定されている。

    ピストン装置25は、シリンダ室24、O−リング26aにより密封されたピストン26、このピストンに固定された指示ロツド27、この指示ロツドを囲んで前記シリンダ室内に配置された調節スリーブ28、この調節スリーブと前記指示ロツドとの間のばね室32に配置されて前記ピストンを押圧する圧縮ばね30を含む。 ここで、圧縮ばね30
    は、最大限に圧縮されても前記ばね室32の長さ以上には圧縮されないことに注目すべきである。 調節スリーブ28
    は、シリンダ室24内の軸線方向に調節された位置にねじ
    29により固定される。 指示ロツド27は、調節スリーブ28
    の上部において10〜25μの範囲のクリアランスで緩み嵌合しており、シリンダ室24内におけるピストン26の運動に応じて上下動して、プランジヤポンプ6の吸入、吐出の行程を目視確認可能にすると共に、ピストン26の摺動運動を案内する作用を行う。

    作動において、電動機3に通電されると、ギヤポンプ4が回転し、これから吐出された加圧下の潤滑油は流路9を経て切換弁室17aへ流入する。 これにより、切換弁1
    7の弁本体15のリツプ15aは、潤滑油の流れ方向に倒れ、
    前記弁本体15は、ばね16の押圧力に加えて潤滑油の流れに押されて切換ポートボルト19に対して強く押し付けられ、切換ポート流路21を完全に密封する。 したがつて、
    潤滑油は、被潤滑部へ連通する吐出口23へは流れないで、シリンダ室24へ流入しピストン26を押し上げる。 これにより、ピストン26に固定されている指示ロツド27も動き、プランジヤポンプ6の行程の目視確認を可能にすると共に調節スリーブ28との嵌合によりピストン26の運動を案内する作用を行う。 このように、潤滑油は、ピストン26の上端26aが調節スリーブ28の下端28aに当接するまでシリンダ室24に流入する。 一方、圧縮ばね30は、ピストン26の上昇により調節スリーブ内で圧縮され、その圧縮量は調節スリーブ内に設けられたばね室32の長さにより決定され、吐出圧は一定に固定されている。 吐出量は、シリンダ室内の軸線方向における調節スリーブの位置により設定され、前記位置はねじ29を調節スリーブに対して締めたり緩めたりして調節できる。 ピストンの上端26aが調節スリーブに当接した後、さらにギヤポンプ4が駆動し続けて、潤滑油がシリンダ室24に流入した場合、シリンダ室内の圧力は上昇するが、この圧力は圧力制御弁5により一定値以下に保たれる。

    通常は、ギヤポンプ4の能力と電動機3の駆動時間は、2000cstの潤滑油の場合でも6cc以上吐出できるように電子制御装置2により制御されている。

    シリンダ室24内において設定油量が確保された後、電動機3は電子制御装置2からの停止命令により停止する。 同時にギヤポンプ4からの潤滑油の吐出も停止し、
    圧縮ばね30が伸長し始めピストン26を下方へ押し下げる。 それにより、シリンダ室内の潤滑油は、切換弁室17
    aへ逆流する。 その際、切換弁の弁本体15のリツプ15aが潤滑油の逆流により押し広げられ、潤滑油が流路9を通つてギヤポンプ4へ逆流するのを阻止する。 これにより、潤滑油は、切換ポートボルト19の切換ポート流路21
    を通り、プランジヤポンプの本体の吐出口23から吐出され、潤滑装置の外部の被潤滑部へ供給される。 プランジヤポンプからの吐出が完了すると、電子制御装置は、設定された停止時間の経過後に再び駆動命令を出して潤滑サイクルを続ける。

    第3図を参照すると、本発明の潤滑装置を用いた場合の吐出量の変化に対する吐出圧を示す調整スリーブにより、最大バネタワミ代が固定されるため吐出量が変化しても、吐出始めの圧力は変化しない。 つまり微少量の吐出でも、吐出始めの圧力が高く、かつ吐出終りの圧力も高く確保できるために確実に潤滑部へ潤滑油を供給できる。

    吐出量が多い場合でも、吐出始めの圧力が同じ値で確保でき、潤滑部への供給分配弁等に吐出圧差による配慮をする必要がない。

    第4図に従来の潤滑装置を用いた場合の吐出圧の変化を示す。 吐出量の変化に伴い、吐出始めの圧力が変化しかつ、バネ定数の取り方で吐出終の圧力も変化する。

    微少量の吐出になるほど、吐出圧が少なく、潤滑部への供給が、しにくくなる。

    (発明の効果) 本発明は、次の効果を有する。

    (1) 従来のプランジヤ式潤滑装置に比較して、本発明によると、調節スリーブが設けられているので、吐出量の変化に伴う吐出圧の変化がなく、吐出量が微小な場合でも潤滑油を被潤滑部へ確実に送るための吐出圧が確保できる。

    (2) 従来のプランジヤ式潤滑装置では、吐出用の圧縮ばねの能力とシリンダ径とをマツチングするため、例えば1cc〜3cc、3cc〜6ccに区分した吐出量に合わせてシリンダを数種類必要であつたが、本発明では調節スリーブ内の吐出用ばねの圧縮量を一定にしているので、1cc
    〜6ccの吐出量を一つのシリンダで処理可能である。

    (3) 従来の減速機構を用いたプランジヤ式潤滑装置では、停止時間を減速機構により決定され、一つの停止時間に一枚のカムを必要としているので、停止時間を任意に選択して設定するのが厄介であつた。 これに対して、本発明では、いくつかの停止時間を電子制御装置により選択して設定可能にした。

    (4) 本発明によると、高粘度の潤滑油を用い潤滑装置を最大吐出量にする場合に合わせてギヤポンプの吐出能力と駆動時間を設定するため、潤滑油を細かいタイミングで供給することができる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明の一実施例による潤滑装置の長手方向の断面図、第2図は第1図に示す装置の横方向の断面図、
    第3図は本発明による潤滑装置における吐出量と吐出圧の関係を示すグラフおよび第4図は従来の潤滑装置における吐出量と吐出圧の関係を示すグラフである。 図において、 2……電子制御装置、4……ギヤポンプ、5……圧力制御弁、6……プランジヤポンプ、9……流路、10……潤滑装置、15……切換弁の弁本体、15a……弁本体のリツプ、17……切換弁、17a……切換弁室、19……切換ポートボルト、21……切換ポート流路、23……吐出口、24…
    …シリンダ室、25……ピストン装置、26……ピストン、
    27……指示ロツド、28……調節スリーブ、29……ねじ、
    30……圧縮ばね、32……ばね室。

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