Hard substance coated body mainly consisting of boron for wind power generation facility component

申请号 JP2011006396 申请日 2011-01-14 公开(公告)号 JP2011144809A 公开(公告)日 2011-07-28
申请人 Siemens Ag; シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトSiemens Aktiengesellschaft; 发明人 HOHLE ANDREAS CHRISTIAN; HOHMANN CHRISTIAN; KUMMER CLAUDIA; KOELPIN HELMUT; LI YING; TCHEMTCHOUA BRICE;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide advantageous wind power generation facilities, an advantageous wind park and an advantageous method for improving a characteristic of a surface of a wind power generation facility component. SOLUTION: In wind power generation facilities 1 including at least one component 10 having a surface 12, the surface 12 is at least partly covered with a hard substance layer 13. COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT
权利要求
  • 表面(12)を備えた少なくとも1つのコンポーネント(10)を有する風力発電設備(1)において、表面(12)が、少なくとも部分的に硬質物質層(13)で被覆されていることを特徴とする、風力発電設備。
  • 表面(12)が、少なくとも部分的に、ホウ素を主体とする硬質物質層で被覆されている、請求項1記載の風力発電設備。
  • ホウ素を主体とする硬質物質層が、ホウ化物を有している、請求項2記載の風力発電設備。
  • コンポーネント(10)の表面(12)が鋼を有しており、該鋼の表面(12)が、少なくとも部分的に硬質物質層(13)で被覆されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の風力発電設備。
  • コンポーネント(10)が、タワー(2)、ナセル(3)、ロータ、ロータハブ(4)、ロータブレード(5)、変速機(7)、変速機に設けられたエレメント、ブレーキ(8)、回転軸(6)または発電機(9)に設けられたエレメントである、請求項1から4までのいずれか1項記載の風力発電設備。
  • 硬質物質層(13)が、10nm〜1000μmの層厚(14)を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載の風力発電設備。
  • 硬質物質層(13)が、10nm〜10μmまたは100μm〜1000μmの層厚(14)を有している、請求項6記載の風力発電設備。
  • 請求項1から7までのいずれか1項記載の少なくとも1つの風力発電設備(1)を有していることを特徴とする、ウインドパーク。
  • 風力発電設備(1)のコンポーネント(10)の表面(12)の特性を改善するための方法において、表面(12)を、少なくとも部分的に硬質物質(13)で被覆することを特徴とする、風力発電設備のコンポーネントの表面の特性を改善するための方法。
  • 表面(12)を、少なくとも部分的に、ホウ素を主体とする硬質物質で被覆する、請求項9記載の方法。
  • 表面(12)を、ホウ化物で被覆する、請求項9または10記載の方法。
  • 表面(12)を、ホウ化処理または物理的な気相析出により被覆する、請求項9から11までのいずれか1項記載の方法。
  • 表面(12)が鋼を有しており、該鋼に、硬質物質を少なくとも部分的に被着させる、請求項9から12までのいずれか1項記載の方法。
  • 表面(12)を、少なくとも部分的に、10nm〜1000μmの層厚(14)を有する硬質物質で被覆する、請求項9から13までのいずれか1項記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、風発電設備、ウインドパーク(風力発電基地:Windpark)ならびに風力発電設備のコンポーネントの表面の特性を改善するための方法に関する。

    風力発電設備の予想された寿命を確保するためには、当該風力発電設備に組み付けられた機械的なコンポーネントの摩耗を減じることが重要である。 それと同時に、経済的な観点では、風力発電設備の効率を改善することが重要である。

    従来、風力発電設備では、特に機械的なコンポーネントの摩耗を最小限に抑えるか、または効率を改善するために、熱硬化法および変更された潤滑剤が使用されている。

    本発明の第1の課題は、有利な風力発電設備を提供することである。 本発明の第2の課題は、有利なウインドパークを提供することである。 本発明の第3の課題は、風力発電設備のコンポーネントの表面の特性を改善するための有利な方法を提供することである。

    第1の課題を解決するために、本発明の風力発電設備の構成では、表面を備えた少なくとも1つのコンポーネントを有する風力発電設備において、表面が、少なくとも部分的に硬質物質層で被覆されているようにした。 第2の課題を解決するために、本発明のウインドパークの構成では、ウインドパークが、請求項1〜7のいずれか1項記載の本発明による少なくとも1つの風力発電設備を有しているようにした。 第3の課題を解決するために、本発明の風力発電設備のコンポーネントの表面の特性を改善するための方法では、表面を、少なくとも部分的に硬質物質により被覆するようにした。

    請求項2以下には、本発明の有利な別の実施形態が記載されている。

    本発明による風力発電設備は、表面を備えた少なくとも1つのコンポーネント(構成要素)を有している。 この表面は、少なくとも部分的に硬質物質層で被覆されている。 コンポーネントは、特に機械的なコンポーネントであってよい。 硬質物質層は、互いに相対的に運動させられた部分の、摩耗を最小限に抑えるためにも、効率を向上させるためにも、同時に高い可能性を提供する。 本発明と関連して、機械的なコンポーネントとは、特に機械的な機能を有するか、または機械的な負荷にさらされているコンポーネントであると理解され得る。

    有利には、前記表面が少なくとも部分的に、ホウ素を主体とする硬質物質層、つまり主成分としてホウ素を有する硬質物質層で被覆されていてよい。 ホウ素を主体とする硬質物質層は、硬質物質層の一般的な利点に対して付加的に、自己潤滑特性を有している。 ホウ素を主体とする硬質物質層の自己潤滑特性によって、それぞれのコンポーネントの非常時運転特性(Notlaufverhalten)が著しく改善される。 さらに、それぞれのコンポーネントの故障挙動も改善される。 さらに、ホウ素は、遊離と反応してホウ酸を形成する。 このホウ酸は潤滑剤として作用し、潤滑剤内における遊離水の発生を減じるか、または排除する。

    ホウ素を主体とする硬質物質層は、特にホウ化物を有していてよい。 前で既に述べたように、この被覆体は自己潤滑特性を有している。

    さらに、コンポーネントの表面が、鋼を有しているか、または鋼から成っていてよい。 この鋼の表面は、少なくとも部分的に、硬質物質層、有利にはホウ素を主体とする硬質物質層で被覆されていてよい。 鋼は、焼入れされた鋼か、または非焼入れ鋼であってよい。

    風力発電設備のコンポーネントは、たとえばタワー、ナセル、ロータ、ロータハブ、ロータブレード、変速機、変速機に設けられたエレメント、ブレーキ、回転軸または発電機に設けられたエレメント、特に発電機の機械的なエレメントであってよい。

    硬質物質層は、10nm〜1000μm、有利には10nm〜10μmまたは100μm〜1000μmの層厚を有していてよい。 本発明によるコンポーネントの表面は、硬質物質によって部分的にしか被覆されていないか、または完全に被覆されていてもよい。

    たとえば、表面が、焼入れされていない鋼を有していて、ホウ素富含な物質が表面上に塗布されてよい。 次いで、熱処理が実施され得る。 この方法では、数100μm、たとえば100μm〜1000μmの厚さを有する層が形成され得る。 これに対して択一的には、表面が、焼入れされた鋼を有していて、物理的な気相析出により被覆されてよい。 この方法では、10nm〜10μmの厚さを有する層が形成され得る。

    基本的には、硬質物質被覆体、特にホウ素を主体とする硬質物質層は、それぞれのコンポーネントのための腐食防止体としても機能することができる。

    本発明によるウインドパークは、本発明による少なくとも1つの風力発電設備を有している。 このウインドパークは、既に説明した本発明による風力発電設備と同じ特性および同じ利点を有している。 これらの点については、本発明による風力発電設備に関連して述べた説明を参照するものとする。

    風力発電設備のコンポーネントの特性を改善するための本発明による方法は、表面を少なくとも部分的に硬質物質で被覆することにより優れている。 このコンポーネントは、有利には機械的なコンポーネントであってよい。 表面を少なくとも部分的に、ホウ素を主体とする硬質物質で被覆することができると有利である。 硬質物質層と、特にホウ素を主体とする硬質物質層との利点については、本発明による風力発電設備に関連して述べた説明を参照するものとする。 表面をホウ化物で被覆することができると有利である。

    本発明による方法を用いて、たとえば、効率および/または特に突合せ面または支承面の耐摩耗性が高められ得る。 得られた被覆体は、摩耗を最小限に抑え、かつ効率を向上させることに加えて、腐食保護体としても働くことができる。

    本発明による方法の枠内では、コンポーネントの表面を、硬質物質によって部分的にしか被覆しないか、または完全に被覆することができる。 表面は、たとえばホウ化処理(ボロナイジング)または物理的な気相析出(physical vapor deposition、PVD)によって被覆され得る。 ホウ化処理では、特に、まずホウ素富含の物質を表面上に塗布することができる。 次いで熱処理が実施され得る。

    さらに、表面が鋼を有していてよい。 この鋼は、焼入れされた鋼か、または非焼入れ鋼であってよい。 硬質物質は、少なくとも部分的に鋼に被着され得る。

    表面が少なくとも部分的に、10nm〜1000μmの層厚を有する硬質物質、特にホウ素を主体とする硬質物質で被覆され得ると有利である。 物理的な気相析出の場合、表面は10nm〜10μmの層厚で被覆され、ホウ化処理の場合、表面は100μm〜1000μmの層厚で被覆され得ると有利である。

    以下に、本発明の別の特徴、特性および利点を、図示の実施形態につき詳しく説明する。

    風力発電設備の概略図である。

    風力発電設備のコンポーネントの部分の断面を示す概略図である。

    以下に本発明の1実施形態を図1および図2につき詳しく説明する。 図1は、風力発電設備1の概略図である。 この風力発電設備1は、タワー2と、ナセル3と、ロータハブ4とを有している。 ナセル3は、タワー2の上に配置されている。 ナセル3には、回転可能に支承されたロータハブ4が配置されている。 このロータハブ4には、少なくとも1つのロータブレード5が取り付けられている。

    さらに風力発電設備1は、少なくとも1つの回転軸6と、変速機7と、ブレーキ8と、発電機9とを有している。 回転軸6と、変速機7と、ブレーキ8と、発電機9とは、ナセル3の内部に配置されている。 基本的には、変速機7内では軸間隔(Achsabstand)を設けることが可能である。 すなわち種々のコンポーネントが、互いに異なる回転軸を有していてよい。

    図2は、風力発電設備1の機械的なコンポーネント10の一部の断面を概略的に示している。 機械的なコンポーネント10は、たとえばタワー2、ナセル3、ロータハブ4、ロータブレード5、変速機7、ブレーキ8、回転軸6または発電機9であってよい。 機械的なコンポーネント10は、同じく、上で挙げたコンポーネントに設けられた1つのエレメントであってよい。

    機械的なコンポーネント10は、本実施形態では、焼き入れされた鋼11または非焼入れ鋼11を有している。 鋼11は、硬質物質層13で被覆された表面12を有している。 硬質物質層が、ホウ素を主体とする硬質物質層であると有利である。

    硬質物質層は、焼入れされた鋼の場合、たとえば物理的な気相析出を用いて、鋼11の表面12に被着され得る。 この硬質物質層13は、10nm〜100μmの層厚14を有している。 硬質物質層が、最大で数μm、特に最大で10μmの厚さであると有利である。

    ホウ素を主体とする硬質物質層は、焼入れされていない鋼の場合、たとえばホウ化処理により、鋼11の表面12に被着され得る。 この場合、まずホウ素富含の物質が表面12に被着され、次いで熱処理に施される。 この場合、この硬質物質層13は、100μm〜1000μmの層厚14を有している。

    10 コンポーネント 11 鋼 12 表面 13 硬質物質層 14 層厚

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