Thrust engine

申请号 JP2011528069 申请日 2009-09-22 公开(公告)号 JP2012503140A 公开(公告)日 2012-02-02
申请人 ウー,ジュイネロング; シルバー,ガイ; 发明人 ウー,ジュイネロング; シルバー,ガイ;
摘要 本発明に従って、 流体 がブレードを横切って流れるときに、1を超える揚抗比を備えたブレードがブレード上に流体抵抗より大きい揚 力 を発生させることができる。 ブレードは密封エンジン内に配置され、ブレードを横切って流体を動かすのに必要な力より大きい力を生成し、それによって密封エンジンのスラストを作り出すことができる。 スラストの方向および大きさは、流体流れの方向を制御することによって制御されることができる。 本発明では、スラストエンジン内に流れる流体は、ガスまたは液体でもよい。 本発明のスラストエンジンは、変更可能な環境で1枚以上の翼を使用して 指向性 力を作り出す。 本発明に従うスラストエンジンは、 密度 または速度のような、流体パラメータ、(翼幾何学形状、揚力係数または翼の平面表面積のような)翼パラメータ、翼の数および 位置 、どのように流体がエネルギを受けるか、流体運動、固定または可動翼および流体経路を変化させることによって構成されることができる。
【選択図】 図5
权利要求
  • エンジンであって、
    ハウジングによって封入される内部スペースを含む前記ハウジングと、
    クローズドサイクルを通して動作中に流れる、前記内部スペースを充填する作動流体と、
    前記ハウジングの前記作動流体の中で出力を作り出す、前記内部スペース内の構造体と、を備えるエンジン。
  • 前記構造体が、前記出力を供給する前記作動流体流れ内に、1枚以上のブレードを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  • 前記内部スペースが、互いに接続される第1部分および第2部分に分けられ、動作中に、温度差が前記第1部分と前記第2部分との間の前記作動流体流れを増大するように、前記温度差が前記第1部分と前記第2部分との間に作り出される、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  • 流体構造体をさらに備え、前記内部スペースが、互いに接続される第1部分および第2部分に分割され、そして、動作中に、前記流体構造体が前記第1部分と前記第2部分との間の前記作動流体流れを増大する、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  • エンジンであって、
    互いに接続される第1部分および第2部分に分けられる内部スペースを含むハウジングと、
    動作中に、前記第1部分と前記第2部分との間を流れる、前記内部スペースを充填する作動流体と、
    前記ハウジングに連結され、かつ出力が前記ハウジングで作り出されるように、前記作動流体流れの循環経路内の前記内部スペース内に配置される、1枚以上のブレードと、を備えるエンジン。
  • 前記ブレードが、1を超える揚抗比を備えた空力である、ことを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  • 前記ブレードが、前記出力を制御するように調整可能である、ことを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  • 前記第1部分が、前記作動流体がそれを通して流れる螺旋流路を含む、ことを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  • エンジンであって、
    互いに接続される第1部分および第2部分に分けられる内部スペースを含むハウジングと、
    動作中に、前記第1部分と前記第2部分との間を流れる、前記内部スペースを充填する作動流体と、
    出力が、前記ハウジングで作り出されるように、前記流体流れの循環経路内の前記内部スペース内の1枚以上のブレードと、を備え、そして、1サイクルの中で前記第1部分に戻る前記作動流体の内部および運動エネルギが、次のサイクルに持ち越される、ことを特徴とするエンジン。
  • 前記流体流れが回転であることを特徴とする請求項9に記載のエンジン。
  • 前記流体流れが円形であることを特徴とする請求項9に記載のエンジン。
  • エンジンであって、
    互いに接続される第1部分および第2部分に分けられる内部スペースを含むハウジングと、
    前記内部スペースを充填する作動流体と、
    動作中に、前記ハウジングに対して静止であって、かつ作動流体角速度を使用して前記第1部分と前記第2部分との間の前記作動流体流れを増大する流体構造体と、
    前記ハウジング上で出力を作り出す、前記作動流体流れ内の1枚以上のブレードと、を備えるエンジン。
  • 前記流体構造体がプロペラを含むことを特徴とする請求項12に記載のエンジン。
  • 前記流体構造体がディフューザを含むことを特徴とする請求項12に記載のエンジン。
  • 動作中に、温度差が前記第1部分と前記第2部分との間の前記作動流体流れを増大するように、前記温度差が前記第1部分と前記第2部分との間に作り出される、ことを特徴とする請求項12に記載のエンジン。
  • 说明书全文

    (関連出願の相互参照)
    本出願は、(特許文献1)に関連してその優先権を主張し、それを、本願明細書に引用したものとする。

    米国を指定国とする場合、本出願は上記(特許文献1)の継続出願である。

    本発明は、チャンバまたはハウジング内部で移動流体(すなわち液体またはガス)と接触する1つ以上の物体(例えば翼、エアフォイルまたはブレード)の空の原理を適用するスラストエンジンの設計および使用に関する。

    航空機スラストエンジンは、力を発生させるために予め定められた方向に高速度空気流を供給する。 スラストエンジンの例は、ガスタービンエンジンおよびガスターボプロップエンジンを含む。 スラストパワーは、プロペラまたは一組のブレードの回転を高速で駆動することによって機械的に作り出されることができる。 全てのスラストエンジンが、今日、それらの動作中にそれらの周囲の人々および物体に対する危害を防ぐための安全対策を必要とする高速度気流を作り出す。

    多くの翼およびエアフォイル設計が、オンラインUIUCエアフォイルデータベース、NACAおよびさらに多くの現代的なエアフォイルをはじめとした多くの供給源から入手可能である。 1920年代および1930年代中に、NACAは、種々の翼設計を設計して試験し、系統的組のグラフでこの翼設計の特性評価結果を公表した。 これらの結果が、多くの用途に対して翼を設計する際に今日、まだ使われている。 このグラフは、流体流れのエアフォイル迎に基づいてエアフォイル(翼の断面を示す)に対する揚力および抗力係数を与える。 これらの係数を使用して、揚力および抗力が以下の等式を使用して算出されることができる:
    1)揚力=1/2C ρV
    2)抗力=1/2C ρV
    ここでC は揚力係数、C は抗力係数、ρは流体の密度、Vは流体に対する翼の速度であり、および、Aはエアフォイルの表面積である。

    抗力に対する揚力の比率(L/D比率)が、エアフォイルまたはブレード設計による揚力創成の空力品質および効率に対する尺度として使われる。 所定の速度および迎角で翼によって生成される揚力は、抗力より1−2桁大きい可能性がある。 したがって、かなりより小さな力が指定された揚力を得るために空気中を、翼を推進するために加えられることができる。 実際的な航空機の揚抗比は、約4:1から最高50:1以上変化する。 揚力の力を決定するための多くの方法がある。

    熱機関は、熱エネルギを機械エネルギに変換する装置を指す。 熱機関は、異なる温度を有する熱機関の2つのセクション間を流れる流体エネルギを機械力に変換することによって動作する。 2つのセクション間の温度差がより大きいほど、熱機関の効率がより高い。 熱機関内部の2つの領域間の温度差が、機関内の流体循環を保つのに用いられる。

    インペラは、流体の圧力および流量を増大するチューブまたは導管内部の回転子である。 インペラは、一般的にポンプを駆動するモータからポンピングされる流体にエネルギを伝達する遠心ポンプの回転要素である。 インペラは、流体を回転中心から外側に加速する。 流体の外へ向かう運動がポンプケーシングによって閉じ込められるときに、インペラによって達成される速度が圧力に変わる。 インペラは、通常半径方向に流体を押すために入力流体およびベーンを受け入れる(アイと呼ばれる)開放入口を備えた短円筒である。

    プロペラは、基本的に、回転運動を、または空気のような質量媒体を通して乗物(例えば航空機、船舶または潜水艦)を推進するためのスラストに変換することによって動力を伝える一種のファンである。 プロペラは、固体を通してねじを回転させることに類似した方法で、中心シャフトのまわりに2枚以上のねじれブレードを回転させることによって動作する。 プロペラのブレードは、回転翼(プロペラのブレードは、実際、翼またはエアフォイルである。)として働いて、エアフォイル形状のブレードの前方表面と後方表面との間に圧力の差異を発生させることによって、かつ、多くの空気を後方に加速することによって力を生成する。

    流体中を(すなわち、揚力と関連する抗力を克服して)突き通すためにスラストを作り出すには、エネルギを必要とする。 飛行が可能な異なる物体は、それらのエンジンの効率、および、揚力がどれくらいよく前方スラストに変換するかで変わる。

    米国特許本出願第12/235,477号、名称「スラストエンジン」、2008年9月22日出願、

    [発明が解決しようとする課題]
    [課題を解決するための手段]
    本発明の一実施態様に従って、スラストエンジンが、変更可能な環境で1枚以上の翼を使用して指向性力を作り出す。 このスラストエンジンは、密度または速度のような、流体パラメータ、(翼幾何学形状、揚力係数または翼の平面表面積のような)翼パラメータ、翼の数および位置、どのように流体がエネルギを受けるか、流体運動、固定または可動翼および流体経路、を変化させることによって構成されることができる。

    本発明のスラストエンジンは、自動車または別の乗物を推進するのに用いられることができる。 例えば熱エネルギの供給源が設けられる任意の用途に、それがまた組み込まれることができる。

    本発明は、図面とともに下記の詳細な説明の考察でよりよく理解される。

    本発明の一実施態様に従う、2枚の固定翼を有するスラストエンジン100の断面図を示す。

    図1のラインA−A'に沿ったスラストエンジン100の横断面図を示す。

    ハウジング103が中心部104dに位置する流体構造体107をその中に設けられ、流体が翼101および102を横切って半径方向に流れる、本発明の一代替実施態様であるスラストエンジン300を示す。

    スラストエンジン100およびスラストエンジン300に用いられるのに適した調整可能環状翼400を示す。

    環状翼400内の迎角を調整するための制御要素を示す。

    調整可能エアフォイルブレード450を示す。

    本発明の一実施態様に従う、螺旋ブレードを備えたスラストエンジン500の断面図を示す。

    図5のラインA−A'に沿ったスラストエンジン500の横断面図を示す。

    図5内のスラストエンジン500の調整可能ブレードを示す。

    本発明の別の実施態様に従う、スラストエンジン700を示す。

    本発明の別の実施態様に従う、スラストエンジン750を示す。

    本発明の一実施態様に従う、ハウジング801内部で流体中を回転するブレードを備えた環状チューブ800を示す。

    流体が物体を越えて流れるときに、物体の対向する表面上で流体の得られる速度の差異が物体の本体上に揚力を作り出す。 揚力が、スラストエンジンの出力を供給するために収集されることができる。 スラストエンジン内部の揚力のベクトル和が、スラストエンジンの出力を与える。

    スラストエンジンは、流体エネルギまたは熱エネルギを力に変換する装置を指す。 本発明によれば、スラストエンジンはスラストエンジンのスラストを作り出すために、空力ブレードまたは翼を横切って流れる流体に起因する流体抵抗によるエネルギ損失をブレード上の揚力に変換することによって動作する。 空力ブレードは、揚抗比(L/D比率)によって特徴づけられる。 揚抗比は、空力ブレードによって作り出されるスラストを決定する。 本発明によれば、流体がブレードを横切って流れるときに、1を超える揚抗比を備えたブレードがブレード上の流体抵抗より大きい揚力を発生させることができる。 ブレードは密封エンジン内に配置され、ブレードを横切って流体を動かすのに必要な力より大きい力を生成し、それによって密封エンジンのスラストを作り出すことができる。 スラストの方向および大きさは、流体流れの方向を制御することによって制御されることができる。 本発明では、スラストエンジン内に流れる流体は、ガスまたは液体でもよい。

    本発明のスラストエンジンは、変更可能な環境で1枚以上の翼を使用して指向性力を作り出す。 本発明に従うスラストエンジンは、密度または速度のような、流体パラメータ、(翼幾何学形状、揚力係数または翼の平面表面積のような)翼パラメータ、翼の数および位置、どのように流体がエネルギを受けるか、流体運動、固定または可動翼および流体経路、を変化させることによって構成されることができる。

    本発明のスラストエンジンは、自動車または別の乗物のような、任意の物体を推進するのに用いられることができて、エンジンを必要とする任意の用途に組み込まれることができる。 いくつかの実施態様において、熱エネルギの供給源がスラストエンジンを駆動するように設けられることができる。

    この詳細な説明および図面を単純化するために、(ブレードまたは特定の翼幾何学形状よりむしろ)エアフォイルになされる参照は、翼、空力ブレードおよびエアフォイルのような、空力効果を備えた他の構造物に等しく適用可能であると理解される。 このために、翼は空気または別のガス状の媒体を通して物体に対する揚力を生成するのに用いられる表面である。 翼は、一般的にエアフォイルの形状を有する。

    固体の物体が流体中を動くときに、揚力が生成される。 同等に、物体がそれを越えて動く流体流れを有するときに、揚力が生成される。 本発明は、熱差または圧力差の下で動作して熱エネルギまたは流体運動エネルギをスラストに変換するスラストエンジンを提供する。 本発明のスラストエンジンは、クローズドサイクルを使用して陸上、水上で、水中で、空気中でまたは宇宙空間で、物体を動かす。

    ポンプまたは熱が、流体を動きに入れるかまたはエンジン内部の流体循環を増大するのに用いられることができる。 熱によって供給される流体エネルギを備えた本発明のスラストエンジンは、太陽、電気、化石のまたは他の燃料を含む、熱エネルギの任意の供給源によって動作することができる。 充分な温度差がエンジンの2つの部分の間で作り出されるときに、本発明のスラストエンジンが動作する。 本発明のスラストエンジンによって作り出されるスラストは、エンジンの向きおよび(例えば、ブレードパラメータおよび流体パラメータとしての)内部構成に基づいて指向性力を与える。

    本発明の一実施態様に従って、図1はスラストエンジン100を示す。 図2は、図1のラインA−A'に沿ったスラストエンジン100の横断面図を示す。 図1に示すように、環状仕切り105によって上部104aおよび下部104bに分けられるハウジング103の内側に、翼101および102が懸架される。 (注「上部」および「下部」の表示は、単にこの詳細な説明の説明を容易にするために提供されるだけであり、ハウジング103は、任意の方向に向けられることができる。)環状仕切り105は、翼または空力効果を備えた物体であってもよい。 環状仕切り105は、仕切りを与えて、好ましい方向に揚力を作り出す。

    スラストエンジン100の流体流れは、重力および上昇する高温流体によって自動スタートできてもよい。 吸入流体バルブが加圧流体を、エンジンを始動し、かつエンジン内部の圧力を制御するようにもたらすのに用いられることができる。 流体は、周辺部分104cと中心部104dを通して上部104aと下部104bとの間を循環する。 中心部104dは、流体流れを増大する朝顔胴形スペースであってもよい。 翼101および102は、支持構造物106a 106b、106cおよび106dによってハウジング103に対してそれらの位置に固定される。 支持構造物106a 106b、106cおよび106dは、エンジンにまたはそれから離れて熱を伝導するのに用いられることができる。 支持構造物は、また、揚力創成に関する空力効果を有することができる。

    図2に示すように、周辺領域104cと中心部104d間の流体流れを可能にするために頂部(または底部)から見たときに、翼101は環状である。 翼102は、翼101と異なる形および寸法を与えられてもよい。

    一実施態様によれば、上部104aは下部104bでの温度に対してより低い温度に維持され、それによって流体の循環を与える。 流体は、半径方向に外側に下部104b内に流れて、周辺流体スペース104cを通して上部104aに入り、中心流体スペース104dの方へ半径方向に内部に流れて、中心流体スペース104dを通して下部104bに戻る。 複数の加熱領域および冷却領域が、作動流体流れを最適化するためにハウジング103内に位置することができる。

    各翼の上に(および下に)流れる流体の方向および速度は、翼101の幾何学形状によって決定される。 上で議論したように、流体がその上におよび下に流れるにつれて翼101および102によって作り出される揚力および抗力がスラストを与える。 スラストまたは推力の大きさは、翼101および102の位置および寸法ならびにそれらのそれぞれの揚力係数および抗力係数に依存する。 一実施態様において、加熱または冷却要素が翼101および102の内側に埋め込まれ、流体を加熱してまたは冷却して、上部104aと下部104bとの間に温度差を作り出すことができる。 一実施態様において、加熱要素もしくは冷却要素または両方が翼101および102内に埋め込まれ、翼101および102のまわりを流れる流体の速度を変化させることができる。 高圧が必要な所で加熱源が配置され、および低圧が必要な所で冷却源が配置される。

    一実施態様において、金属は効率的な加熱と冷却を達成するために翼101および102ならびにハウジング103を設けるための好ましい材料である。 一般に、より高い揚抗比を備えた翼は、本発明のスラストエンジンに対してより効率的である−すなわち所定の量の入力パワーに対してより大きなスラストを作り出す−とみなされる。 他の要因(例えばパワーの消散)も、揚抗比の選択に影響を及ぼす。

    ハウジング103内部の作動流体は、ガスまたは液体であってもよい。 必要に応じて、ガス状の作動流体が加圧されることができる。 ガス状の作動流体は、より広範囲の流体密度が部分104aと104bとの間の同じ温度差から生じる利点を有する。 より高密度で加圧されたガスは、本発明のスラストエンジン内により大きなスラストを与えることができる。 加圧されたガス状の作動流体はさらに、翼で起こるかもしれない流体分離問題を防ぐ。 本発明によれば、ガス密度が圧力を調整することによって変えられることができるので、生成されるスラストはおそらくスラストエンジンの動作中に作動流体圧力を変えることによって制御される。

    スラストエンジン内部の翼は、平行にまたは層で配置され好ましい方向にスラストを高めることができる。 異なる流体パラメータ(例えば流体密度および速度)を備えた少なくとも2つの流体を備えたスラストエンジンが、構成されることができる。 一実施態様において、螺旋流路または螺旋形ハウジングを有するスラストエンジンが周辺流体スペース104cおよび中心流体スペース104dを通して上部104aと下部104bとの間を回転する流体流れを有することができる。 別の実施態様では、流体は上部104aで半径方向に外側に流れて、周辺流体スペース104cを通して下部104bに入り、中心流体スペース104dの方へ半径方向に内側に流れて、中心流体スペース104dを通して上部104aに戻る。 一実施態様によれば、上部104aは下部104bの温度に対してより高い温度に維持される。 一方向バルブが、中心流体スペース104d内に設けられ、上部104aと下部104bとの間の流体流れを可能にすることができる。

    流体流れを方向付ける機構が、設けられることができる。 一旦流体流れが始まると、下部104bと上部104aとの間の温度勾配が流体流向を維持することができる。 好ましい方向の流体流れが、外部的に駆動されることができるかまたはセパレータもしくは仕切り105内に設けられる機構から駆動されることができる、プロペラを使用して開始されることができる。 代わりとして、バルブ機構がハウジング103の壁内に設けられ、ハウジング103を通して外部からの流体の流れを与え、かつ、再び外部に吐出されることができる。

    動作中に、上下の部分104aおよび104b間の温度差が、流体流れの速度を決定する。 推力は、翼を横切る流体流れの速度の二乗に比例する。 揚力の方向には、推力は翼の抵抗掛ける揚抗比と等しい。 流体が翼を横切って流れるにつれて流体から失われるエネルギは、翼の表面にわたる抗力および摩擦力に帰される。

    温度差は、上部104aおよび下部104bの代わりに、加熱と冷却を与える、中心流体スペース104dおよび周辺流体スペース104cを使用して維持されることができる。 この構成で、スラストエンジンはスラストエンジンの向きに従い自動スタートしてもしなくてもよい。 一実施態様において、温度差が中心部104dおよび周辺部分104cを使用して維持される。 また、スラストエンジンハウジング内の2つを超える部分が、特に長い流体経路を備えたより大きいスラストエンジンに対して作動流体を加熱して、冷却するのに用いられることができる。 一実施態様において、スラストエンジンハウジング内の3つ以上の部分が、作動流体を加熱して、冷却するのに用いられる。

    図3は、本発明の一代替実施態様である、スラストエンジン300を示し、その中にハウジング103が、一組のブレード108および駆動軸109を有し、かつ、中心部104d内に設置され、流体が翼101および102を横切って半径方向に流れる、流体構造体107を設けられる。 流体構造体107は、機械力を使用して流体を循環に持っていく。 流体構造体107は、ブレード組108の構成およびエンジンの用途に従いポンプ、インペラ、プロペラ、圧縮機、ファンまたはブロワとして機能することができる。 一実施態様において、流体構造体107は、流体が流れるかまたは揚力に関与するようにブレード組108がエネルギを与えるように、調整可能翼またはブレード構成を有することができる。 スラストエンジン300内に達成される推力は、流体構造体107によってポンピングされる流体の量を調整することによって制御されることができる。 一実施態様において、ブレード組108はブレード回転の軸に沿って指向する力に分解されることができる、結果として生じる動的空気力を生成するエアフォイル形状のセクションを有することができる。 流体構造体107は、プロペラとして機能することができる。 環状仕切り105は、環状仕切りが駆動軸109によって回転させることができる流体構造体107のブレード組108の一部であってもよい。

    スラストエンジン100のように、スラストエンジン300内に達成される推力は、翼101および102の位置および寸法、ハウジング103の寸法および形状ならびに翼101および102とハウジング103のために選ばれる材料に依存する。 一般に、得られる揚力を扱うことができる、任意の金属、プラスチックまたは複合材料を含む、任意の材料が翼101および102のために使われることができる。 ハウジング103は、流体圧力を扱うことができて、かつ内部のハウジング上の、ならびに、翼101および102のまわりの流体流れを含む摩擦力から生成される熱を放散させることができる任意の材料から、作られることができる。

    スラストエンジン300用の作動流体は、ガスまたは液体でもよい。 作動流体としてガスを使用するときに、ガスを加圧させることは推力を増加させることができる。 より小さな動粘性係数(粘性/密度)を有する作動流体が、スラストエンジン効率を向上することができる。 スラストエンジン100とは異なり、しかしながら、スラストエンジン300は流体構造体107によって作り出される流体流れによって始動する。 流体構造体107の流体圧力が流体経路に沿った抗力および摩擦力に起因する圧力降下より大きい限り、流体速度は増加する。 流体構造体107は、上部104a、下部104bまたは周辺流体スペース104c内に、またはどこでも流体構造体107がスラストエンジン300内に望ましい流体流れを作り出すことができる所に位置することができる。 一実施態様において、熱差および圧縮機(またはプロペラ)によって駆動されるスラストエンジンが、実現されることができる。 スラストエンジン100は、流体を圧縮して、流体速度流体を増大するために中心流体スペース104d内に位置する圧縮機(プロペラ)タイプの流体構造体を使用することができる。

    流体構造体107は、流体を駆動して翼上で仕事をする複数の組のブレードを備えていることができる。 流体構造体107を駆動するために何の機械入力パワーも供給されない時、流体構造体107はブレードが駆動軸109周辺で折り重ねるかまたはハウジング103の内部の壁に整列することができる機構を有することができる。 一実施態様において、流体構造体107内部のブレードは、流体構造体107が外部の機械力供給源によって連続的に駆動される必要がないように、回転流体を、回転を伴わない高圧流体に変換するディフューザとして機能することができる。 流体構造体107内のブレードは、コイルばねによって駆動されることができる。 揚力を作り出す翼は、流体通路を形成することができる。

    翼は、翼によって生成される揚力を制御するように調整可能でもよい。 調整は、迎角を制御することを通してまたは翼を傾けることによって実現されることができる。 いくつかの実施態様において、各翼の「迎角」は、その翼で経験される所望の推力を達成するように制御されることができる。 固定翼とは異なり、1種類の調整可能翼が動作中に迎角を作動流体流向に変えることができる。 この種の調整可能翼がその迎角を変えるにつれて、翼の表面積もまた、変わることができる。 この種の翼に対して、複数の重なり合うセクションが連続的翼表面を維持するのに用いられることができる。 一実施態様において、ブレードの動作迎角が、作り出される揚力の最高の経済利点を得るように調整されることができる。

    図4aは、調整可能環状翼400を示す。 図4bは、環状翼400内の動作迎角を変えるための制御機構を示す。 図4bに示すように、セクション401および402は調整ロッド403およびピボットロッド406によってブレード支持部405に連結される。 ロッドガイド404内の調整ロッド403の動きは、油圧技術または公知技術の他の方法を使用して実施されることができる。 調整ロッド403の動きは、ピボットロッド406上でブレードセクション401および402を枢支することによってブレードセクション401および402の迎角を制御する。 ロッドガイド404は、それがピボットロッド406の回りに枢支するにつれて、ブレードセクション401および402の経路に適合させるように湾曲している。 調整ロッド403は、ブレードセクション401および402を同時に動かすことができるかまたは要求されるように、ブレードセクション401および402を独立に動かすことができる。

    図4cは、調整可能空力ブレード450を示す。 図4cにおいて、セクション451は調整ロッド453およびピボットロッド456によってブレード支持部(図示せず)に連結される。 ロッドガイド454内の調整ロッド453の動きは、油圧技術または公知技術の他の方法を使用して実施されることができる。 調整ロッド453の動きは、ピボットロッド456上でブレードセクション451を枢支することによってブレードセクション451の迎角を制御する。 ロッドガイド454は、それがピボットロッド456の回りに枢支するにつれて、ブレードセクション451の経路に適合させるように湾曲している。

    迎角が各翼で経験される揚力および流体抵抗を決定するので、本発明のスラストエンジンによって作り出される総推力は各翼で迎角を調整することによって調整されることができる。 この種のアプローチは、次の利点を有する:(a)揚力が、迅速にかつ正確に変えられることができる、(b)揚力は、前方および後方の方向を作り出すように調整可能であることができる、ならびに(c)翼101および102を多くのセクションに分割することによって多数の翼が設けられることができ、各セクションが異なる迎角を与えられ、それによって力の方向、同じくこのように作り出される推力の大きさ、の両方の制御を可能にする。 流体抵抗が迎角によって変化するので、エンジンサイクル中の流体圧力損失もまた変わる。 したがって、熱差、プロペラ速度または流体構造体が、これらの流体圧力変化を補償するように調整されることができる。 エンジン制御装置が、迎角および流体流れ速度の両方を調整するために設けられることができる。 各翼にて流体流れ速度を測定するセンサもまた、設けられることができる。

    いくつかの実施態様において、2枚を超える翼が設けられることができる。 2枚を超える翼を有することは、所望のスラスト要件を満たすためによりコンパクトな設計を提供することができる。 各翼は、システムスラスト要件に従い、調整可能翼または、固定翼であってもよい。 一実施態様において、翼101および102は支持構造物106a、106b、106cおよび106dによってハウジング103に対してそれらの位置に動かせる。 本発明では、翼101および102はハウジング103内の流体流れに対してそれらの角度で調整可能である。 揚力を作り出すために、翼101および102はスラストエンジンのハウジング内部でどこにでも配置されることができる。 流体速度は、特定の領域で流体体積流量を制御することによって変えられることができる。 翼101および102のまわりで流体流れの量を変化させることによって、評価できる揚力が作り出されることができる。 加熱または冷却もまた、流体速度または流体密度を変えるのに用いられることができる。

    スラストエンジン300は、本発明に従って円形および回転流体流れの両方を支持することができる。 流体構造体107のブレード組108が、流体を回転させてハウジング103内に回転流体流れを作り出すように設計されることができる。 ブレード組108が、回転流体流れが要求される位置で半径方向に沿って軸方向に配置されることができる。 翼101および102が、それらを横切って流れる回転流体から揚力を作り出すように構成されることができる。 流体を回転させることによって、翼101および102を横切る流体経路が増大され、したがって翼101および102上に作り出される揚力を増加させることができる。 一実施態様において、スラストエンジン300が下部104bで外側に流体を回転させるように構成される流体構造体107を有する。 流体は、周辺流体スペース104cを通して回転可能に上部104aに入り、中心流体スペース104dの方へ回転可能に内部に流れ、かつ中心流体スペース104dを通して回転可能に下部104bに戻る。 一実施態様において、スラストエンジン300は上部104aで外側に流体を回転させ、周辺流体スペース104cを通して回転することによって下部104bに入り、中心流体スペース104dの方へ回転可能に内部に流れ、かつ中心流体スペース104dを通して回転可能に上部104aに戻るように構成される流体構造体107を有する。

    別の実施態様に従って、図5は、作動流体が流れるための螺旋流路を形成する、上部504aおよび下部504bの両方内に螺旋壁を有するスラストエンジン500を示す。 得られる流体は、軸のまわりに回転する。 螺旋壁は、内部のハウジング503および環状仕切り505に取り付けられることができる。 螺旋作動流体経路を有することは作動流体経路の長さを増大し、それは作動流体と接触する翼表面積の増加を与えることができる。 各螺旋流路は、スラストを作り出すのに用いられる複数の不連続な翼を有する。 そのような螺旋流路は、螺旋壁506aと螺旋壁506b、翼501aと翼501bとの間に見られることができる。 螺旋流路内の翼は、翼501aおよび501bで示すように複数の層を形成することができるかまたは単一の層を形成することができる。

    図6aは、ラインA−A'を通してのスラストエンジン500の上部504aの平面図を示し、螺旋流路および各流路内の単一層の翼を示す。 螺旋流路内に複数層の翼を有することは、生成されるスラストを増大することができる。 螺旋流路内の翼層の数を決定する際のいくつかの要因は、流路高さ、翼厚および作動流体流速である。 各翼は、螺旋壁に取り付けられることができて、固定翼または調整可能翼であることができる。 支持構造物515が、周辺流体スペース504cの内側で翼を内部のハウジング壁に接続する。

    調整ロッド513およびピボットロッド510によって螺旋壁506cおよび506dに連結される螺旋翼501cを示す図6bから、螺旋壁への螺旋翼の接続が、よりよく見られることができる。 調整ロッド513は、油圧技術または公知技術の別の方法によって駆動されるロッドガイド512内で動く。 調整ロッド513の動きは、ピボットロッド510上でブレード501cを枢支することによって螺旋翼501cの迎角を制御する。 ロッドガイド512は、それがピボットロッド510の回りに枢支するにつれて、螺旋翼501cの経路に適合させるように湾曲している。

    図5において、作動流体流れは渦度を持っている(すなわち、渦が流体流れから形成される)。 作動流れが連続的力を発揮して、螺旋壁および翼上にモーメント荷重を与える。 図5に示すように、作動流体循環が対流垂直循環であるので、渦度はほぼ水平でもよい。 下部104b内の高温ゾーン520aへの上部104a内の低温ゾーン520bからの作動流体流れは、回転下降流である。 (ここで、それぞれ、「高温ゾーン」および「低温ゾーン」は単に(互いに対して)より高いおよびより低い温度領域を意味するだけである。)同様に、高温ゾーン520aから低温ゾーン520bへの作動流体流れは、回転上昇流である。 作動流体のモーメント荷重は、エンジンサイクル中に連続的に維持される。 作動流体は、各エンジンサイクル中にそれぞれのゾーンで連続的に加熱して、膨張して、冷却して、かつ収縮する。 したがって、全部のエンジンサイクルおよび全部の作動流体経路が、ハウジング503内に備えられる。 エンジンサイクル中に、作動流体は翼上に力を発揮する。

    上で議論したように、作動流体は渦度を有して、作動流体の加熱と冷却から生じる、連続的モーメント荷重を有し、および、螺旋壁が作動流体を回転運動に導く。 翼は、流体内に回転運動を引き起こすように設計されることができる。 螺旋壁および翼が、ハウジング503に連結される支持構造物として使われるか、または熱伝導機能を与えることができる。

    したがって、この環境の下で、第1のサイクルの終りでの作動流体の速度が第2のサイクルの始まりでの作動流体の速度になり、かつ第2のサイクルの全体にわたって増加するまで、エンジンがより長く動作すればするほど、作動流体がよりすばやく循環する。 作動流体速度は運動エネルギによって増大され、それは次いで熱機関によってスラスト仕事に変換される。 作動流体速度は、エンジンサイクルの拡張段階および収縮段階の両方中に増大する。

    翼または螺旋壁の形状が、作動流体を回転させるのを助ける。 スラストエンジン500内部の翼がまた、エンジンのさまざまな部分の温度を調整するのに−すなわち、高温ゾーン520aの温度を変化させるかまたは低温ゾーン520bの温度を変化させるのに用いられることができる。

    高温ゾーン520a内の作動流体の回転および半径方向の外部の流れ、低温ゾーン520bへの上方への動き、低温ゾーン520b内の作動流体の回転および半径方向の内部の流れおよび高温ゾーン520aへの下方への動きは、下降流の全長に沿って広がる。 実効コラム直径が減弱するにつれて、回転または『ねじれ』の速度は増大する。 低温作動流体は、スピニング下降流の形でスペースを通してより効果的に運ばれる。 高い流体速度は、角運動量保存から生じる。 エンジン設計は、連続的に加熱と冷却によって作動流体を動かすことに基づき、および翼(空力ブレード)を使用して作動流体を回転させる(すなわち作動流体内にモーメント荷重を維持する)。

    スラストエンジン100および300とは異なり、作動流体を回転させることによって、スラストエンジン500は周辺部分504c内に配置される不連続な翼を有することによって、スラストを生成することができる。 図5は、内部のハウジング503に取り付けられて、任意選択で環状仕切り505に取り付けられる周囲壁508aおよび508bによって形成される周辺流路内の、周辺翼組507の周辺翼507aを示す。 これらの周辺流路は、上部504aと下部504bとの間に作動流体を案内する。 周囲壁を使用して周辺流路を形成することは、それらの迎角を作動流体に配置する際により多くの柔軟性を周辺翼に与える。 周辺流路はまた、周辺翼によって形成され、したがって、スラストを生成する翼の数を増加させることができる。 しかしながら、周辺翼は上部504aと下部504bとの間の作動流体の循環を維持するために作動流体上で迎角を有しなければならない。 一実施態様において、スラストエンジン500は周辺翼を使用して作動流体が上部504aと下部504bとの間を流れるための周辺流路を形成する。

    スラストエンジン500は、スラストエンジン100内に示されるように、温度差異によって駆動されることができるか、またはスラストエンジン300内に示されるように、流体構造体(図示せず)によって駆動されることができる。 流体構造体が回転流体流れに使われるときに、軸方向のまたは半径方向の回転ブレードの組を使用するポンプを含む、作動流体の循環を維持する任意の構造体が使われることができる。 流体構造体が回転流体流れに使われるときに、流体の反対方向に回転する、かつ、流体とブレードとの間の角速度差を使用して回転流体流れサイクルを維持する揚力を作り出す、ブレードのプロペラ組はより効率的であることができる。 一実施態様において、スラストエンジン500は、流体とブレードの組との間の角速度差を使用する一組のブレードを備えた流体構造体を使用して流体循環を保つ。 動作中に、ブレードの組が流体サイクリングを保つために回転する必要がない(すなわち何の入力パワーもない)ように、ブレードの組での流体角速度が十分に高くてもよい。

    図7aおよび7bのスラストエンジン700およびスラストエンジン750は、それぞれ、水平および垂直位置に翼組702を向けることにより生じる異なる指向性スラストを有する。 一実施態様において、スラストエンジン700は作動流体ならびに翼702a、702b、702cおよび702dを有する翼組702を封入する円管形状のハウジング701を含む。 作動流体は、矢印706aおよび706bによって示唆される方向にハウジング701の内部を通して循環する。 したがって、作動流体流れは内部スペース703aから、翼702aおよび702bをこえて内部スペース703b内に、次いで翼702cおよび702dをこえて内部スペース703aに戻る。 翼組702は、作動流体がそれをこえて流れることができるスペースを備えたハウジング701の内部の壁に取り付けられ、その結果、それらの前縁が作動流体流れに水平である(翼702aの前縁704aを参照のこと)。 翼組702内の全ての翼が空力翼であり、したがって、翼組702によって作り出される揚力は図7aに示すように実質的に垂直である。 翼組702は、内部スペース703aおよび703bを含むハウジング701の内部内のどこにでも配置される翼を有することができる。 翼組702は、全て固定翼、全て調整可能翼または固定および調整可能翼の組合せを有することができる。

    スラストエンジン700は、ハウジング701内の1つ以上の流体ポンプによって機械的に駆動されるかまたはハウジング701内に異なる温度を備えた領域を作り出すことによって熱駆動されることができる。 作動流体が翼組702の各翼をこえて流れるにつれて、作動流体は翼の流体抵抗およびハウジング701の内部の壁からの摩擦に起因する圧力損失を有する。 この作動流体圧力損失によって、作動流体速度の減少が生じる可能性があり、翼組702内の翼に揚力の不均衡を作り出す可能性がある。 この作動流体圧力損失を補償する1つの方法は、複数の流体ポンプを有するかまたはハウジング701内でお互いに離れて配置される温度差を備えた複数の領域を有することである。 一実施態様において、スラストエンジン700は内部スペース703aまたは703b内に配置される流体ポンプによって機械的に駆動される。 一実施態様において、スラストエンジン700は2台の流体ポンプ、内部スペース703a内の1台の流体ポンプおよび内部スペース703b内の残りの流体ポンプによって、機械的に駆動される。 一実施態様において、スラストエンジン700は熱駆動され、内部スペース703aと内部スペース703bとの間に温度差を作り出す。 別の実施態様において、スラストエンジン700は熱駆動され、内部スペース703aと翼702aおよび702bによって占められる内部スペースとの間に温度差異および内部スペース703bと翼702cおよび702dによって占められる内部スペースとの間に温度差異を作り出す。 一実施態様において、スラストエンジン700は、翼組702内に加熱要素と冷却要素を加えることによって熱駆動され、ハウジング701内で温度差異を備えた1つ以上の領域を作り出す。

    流体圧力損失に起因する翼組702揚力の不均衡を補償する別の方法は、流体が各翼をこえて流れるにつれて、作動流体がそれを通して流れる横断面積が減るように、ハウジング701を形成することである。 横断面積を減らすことは、作動流体圧力損失による作動流体速度の減少を補償するように作動流体速度を増大することができる。 また、翼組702内の調整可能翼は、不均衡を補償するための揚力を増大する迎角を増加させるように制御されることができる。 一実施態様において、スラストエンジン700は翼702aおよび702bを含むセクションならびに翼702cおよび702dを含むセクションに沿って減少する横断面積を有する。 一実施態様において、スラストエンジン700は、作動流体圧力損失に基づいてコントローラによって調整される1枚以上の調整可能翼を備えた翼組702を有する。

    スラストエンジン700が熱によって駆動されるときに、流体流れ方向を決定するいくつかの要因はハウジング701形状、相対的に高いおよび低い作動流体温度の領域の位置およびハウジング701内の制御バルブである。 ハウジング内の作動流体圧力は、作動流体速度を増大する(すなわち、横断面積を減らす)かまたは減らす(すなわち、横断面積を増大する)ように横断面積を変えることによって制御されることができる。 相対的に高い温度の作動流体を備えたハウジング内の領域は、相対的に高い作動流体圧力領域を作り出すことができるが、一方、相対的に低い温度の作動流体を備えたハウジング内の領域は相対的に低い作動流体圧力領域を作り出すことができる。 作動流体が高圧領域から低圧領域に流れるので、ハウジング形状および作動流体温度差が好ましい方向に流体流れを強制するのに用いられることができる。 一方向バルブまたはゲートが、また、好ましい方向に流体を強制するために作動流体経路内に配置されることができる。 一実施態様において、スラストエンジン700はハウジング701内で温度差異を備えた1つ以上の領域を作り出すために熱によって駆動され、ここで、作動流体は、1つ以上の増減している横断面積を有するようにハウジング701を形成することによって、または相対的に高いおよび低い温度の作動流体を備えた領域の位置によって、またはハウジング701ならびに相対的に高いおよび低い温度の作動流体の領域位置の両方を形成することによって、好ましい方向に向けられる。

    もう1つの実施態様では、翼組752を垂直に向けることによって、スラストエンジン750(図7b)がスラストエンジン700から変更される。 翼組752は、それらの前縁754aが作動流体流れに垂直であるように、作動流体がそれをこえて流れることができるスペースを備えたハウジング701の内部の壁に取り付けられる。 翼組752内の全ての翼が空力翼であり、したがって、図7bに示すように、翼組702によって作り出される揚力は実質的に水平である。 翼組752は、内部スペース703aおよび703bを含む内部のハウジング701内のどこにでも配置されることができる。 翼組752は、全て固定翼、全て調整可能翼または固定および調整可能翼の組合せであってもよい。

    図8は、ハウジング801内部で流体中を回転するブレードを備えた環状チューブ800を示す。 一実施態様において、スラストエンジン800は作動流体を封入するハウジング801、支持構造物811を通して駆動軸810に接続される翼802a、802bおよび802cを含む翼組802を含む。 ハウジング801は、翼組802が中で回転するための作動流体を含む円形スペース812を有する。 流体ディレクタ803aおよび803bを含む流体ディレクタ組803が、内側のスペース812aおよび外側のスペース812bを作り出すように配置される、ハウジング801の壁の上部部分に取り付けられる。 流体ディレクタ組803は、翼組802の反対方向に作動流体を回転させるように向けられる。 流体ディレクタ組805が、作動流体が中を流れるための流路を設けるようにハウジング801の内部の壁の底に取り付けられる。 翼組804が、作動流体がハウジング801の底内部の壁と翼組804との間を流れるための充分なスペースがあるように、流体ディレクタ805によって形成される流路内に設置される。 ブレード組806が、外側のスペース812b内のハウジング壁に取り付けられる。

    スラストエンジン800は翼組802を回転させるハウジング801に対して外側の回転駆動軸810によって動き出す。 翼802a、802bおよび802cを含む翼組802の全ての翼は、それが作動流体中を回転するにつれて、実質的に上方へ向けられるそれらの揚力を有する空力翼である。 これは、翼組802内の翼が図8に示すように底面上にそれらの高圧側および上面上に低圧側を有することを意味する。 したがって、それが内側のスペース812a内で回転するにつれて、翼組802は作動流体を下方へ向け、作動流体を、ハウジング801の内部の壁に沿って、流体ディレクタ805によって形成される流路を通して、翼組804を横切って、外側のスペース812b内に、および、次いで流体ディレクタ組803を通して、移動させる。 翼組804は、それを横切って流れる流体から翼組802と同方向に揚力を作り出す。 一旦作動流体が流体ディレクタ組803を通して流れると、作動流体は翼組802の反対方向に回転している。 したがって、翼組802上で揚力を作り出すのに用いられる作動流体速度は、翼組802に対する作動流体の相対速度である(すなわち作動流体回転速度と翼組802の回転速度の合計)。 作動流体が流体ディレクタ組803を通して流れるにつれて、ハウジング801上にトルクが作り出され、および、作動流体が流体ディレクタ組805を通して流れるにつれて、反対方向にトルクが作り出される。 これらのトルク間の差異が、ハウジング801上に正味トルクを作り出す。 ブレード組806はこの正味トルクをオフセットするように制御される調整可能空力ブレードを設けられることができる。

    一般に、上で議論したように、本発明のスラストエンジンでは、より高い揚抗比を備えた翼は、より効率的である−すなわち、翼は所定の量の入力パワーに対してより大きなスラストを作り出す−とみなされる。 より高い揚抗比を備えた翼は、一般的により低い揚抗比を備えた翼より、より低い揚力係数を有する。 他の要因(例えばパワーの消散)も、揚抗比の選択に影響を及ぼす。 回転ボールまたは回転シリンダがスラストエンジン内に設けられ、揚力を作り出すことができる。 回転スラストエンジンが、空力ブレードまたはスラストエンジンのハウジングの内部の壁に連結されてトルクを作り出す他の種類のブレードを有することによって実現されることができる。 スピニングスラストエンジンが、推力(揚力)を作り出すことができる。

    作動流体経路が連続的であるので、各サイクルの終りでの作動流体の内部エネルギおよび運動エネルギが次のサイクルに持ち越される。 スラストエンジン100において、作動流体は高温部分内に供給される熱から運動エネルギおよび内部エネルギを得る。 作動流体がサイクルの全体にわたって動くにつれて、作動流体は低温部分内に放散される熱に起因して、かつ、翼101および102内の抗力および摩擦力ならびにそれらの内部面に対する運動エネルギ損失に起因して内部エネルギを失う。 スラストエンジン300において、作動流体がサイクルの全体にわたって動くにつれて、作動流体は流体構造体107から運動エネルギを得て、翼101および102内の抗力および摩擦力ならびに内部面に起因して運動エネルギを失う。 各サイクルにおいて、作動流体によって得られる運動エネルギが運動エネルギ損失を超えるときに、サイクルの終りでの作動流体速度がサイクルの始まりでの作動流体速度より大きくなる。 逆に、各サイクルにおいて、作動流体によって得られる運動エネルギが運動エネルギ損失未満のときに、サイクルの終りでの作動流体速度はサイクルの始まりでの作動流体速度未満となる。 得られる運動エネルギが運動エネルギ損失に等しいときに、スラストエンジンは平衡状態に到達する。 その状況において、サイクルの始まりでの作動流体速度は、サイクルの終りでの作動流体速度と等しい。

    一実施態様において、ブレードパラメータの調整は迎角の調整を可能にするように実現され、表面積を増減して、L/D比率または翼によって生成される揚力を最大化するのに十分な範囲で回転させることができる。 揚力を作り出す翼が傾けられ、揚力創成を最大化するように流体流れ方向、流体速度および流体運動を参照する際に調整されることができる。 翼は、1本の、2本または3本の軸を使用して調整されることができる。 スラストエンジン出力は、翼参照領域および動作迎角を変更することによって最大化されることができる。

    本発明の一実施態様において、揚力を作り出す翼が、スラスト創成に適しているどこにでも位置することができる。 もう1つの実施態様では、スラストエンジンのハウジングの内側にある翼が、作動流体が流れるための連続なまたは不連続な流路を形成することができる。 流路は、密封されるか開いていてもよい。 流体構造体(例えば流体構造体107)が、流体流れを駆動して翼上に揚力を作り出す仕事をするように流路内に配置されることができる。

    最適迎角で高い揚抗比翼にわたる作動流体流れが、作り出されるスラストを最大化することができる。 スラストエンジンを運転するパワー出力の量は、流体構造体の外部の流れと内部の流れとの間の流体角速度差に関連する。

    図で示す翼およびブレードは、本発明の概念を最もよく実証するように配置される。 これは、翼、ゼロ迎角を有する空力ブレードおよびまっすぐな他のブレードを示すことを含む。 ブレード幾何学形状および位置は、流体流れ経路、流体運動、流体速度および、示すように最も大きな揚抗比を作り出す翼またはブレードに対する迎角を含む多くのエンジン設計パラメータに依存している。

    翼、エアフォイル形状のセクションを備えたブレードおよびエアフォイルは、本出願において空力効果を備えた物体を意味する。 空力効果を備えた任意の物体が、本発明を実現するのに適していることができる。 翼は、空気または別のガス媒体を通して飛行のための揚力を生成するのに用いられる表面である。 翼の形は、通常エアフォイルである。 翼は上面および底面が翼弦線に沿って等しい所で対称であるか、または、上面および底面が翼弦線に沿って等しくない所で非対称であることができる。 対称翼は、等しい大きさの正および負の迎角で同じ揚力を与え、一方、非対称翼は等しい大きさの正および負の迎角で異なる揚力を与える。 対称翼および非対称翼の両方が、本発明に従ってスラストエンジン内に使われることができる。

    一実施態様において、スラストエンジン内で循環する作動流体として、ガスが使われる。 循環流体流れを保つための温度差を維持するために、スラストエンジンが1つ以上の領域で加熱して、1つ以上の領域で冷却することによってスラスト動作するように熱エネルギを変換する。

    スラストエンジンの他の構成が、複数の流体構造体を有することができる。 スラストエンジン内で、各翼から生成される揚力が、翼の揚抗(L/D)比によって翼内の流体抵抗に関する。 翼のL/D比率が1より大きいときに、翼の揚力は翼の流体抵抗より大きくなることができる。 10を超えるL/D比率を備えた翼が、商業的に入手可能である。 スラストエンジン内の翼が、スラストエンジン平衡状態で作動流体速度および密度に基づいて所望のL/D比率を与えるように設計されることができる。 一実施態様において、翼によって作り出される推力が、スラストエンジンの重量より大きくてもよい。

    上部104aと下部104bとの間の温度差がより大きなときに、推力がより大きいので、推力は2つの部分間の温度を調整することによって調整されることができる。 スラストエンジン100は、揚力がハウジング101の所望の出力に対して生成されることができる限り、ハウジング101内の任意の位置に位置することができる翼によって受け取られる揚力を収集する。

    揚力は、流体流れの質量に依存する。 流体密度は、圧縮、冷却または圧力によって増大されることができる。 流体速度は、圧力によってまたは特定の領域中を通過する流体体積部分を制限することによって増大されることができる。 流体圧力は、ピストン、ブレード、燃焼、熱または流体体積部分制御機構によって与えられることができる。 圧縮手段は、角運動量差を生じるピストン、ブレードまたは回転チャンバであってもよい。 ピストンは、最小および最大出力状態を有することができる。

    いくつかの実施態様において、熱交換器が流体を冷却するかまたは予熱するか、または両方のために適用されることができる。 本発明のスラストエンジンは、推力が乗物運動を与えるのに好ましい方向に向けられるように、乗物に取り付けられることができる。 スラストエンジンは、乗物体に直接に取り付けられることができるかまたはより多くの次元でエンジン推力を向けるための方法を与えるように1本の回転軸または2本の回転軸と共に取り付けられることができる。 たとえば、1本の回転軸と共に取り付けられるその翼の迎角を変える能力を有するスラストエンジンを有することは自動車またはボートに対して二次元(例えば前進、後退、左右の方向)で、スラストを向けることができる。 スラストエンジンが機械出力を生成しないので、スラストエンジンを使用する乗物は、回転パワーを伝達するための部品(例えば変速機ユニット、ギアおよび駆動トレイン)を必要としない。 従って、これらの乗物は軽荷重量、信頼性が高くて低メンテナンスである。 さらに、スラストエンジンが完全にクローズドシステムであるので、それはそれが中で動作する環境により影響を受けない。 本発明のスラストエンジンを使用する自動車または他の陸地乗物は、加速(増速または減速)のために地面とタイヤとの間の摩擦を必要とせず、乗物が泥、または他の危険な状態で立ち往生するのを防ぐ。

    本発明によれば、ブレードの組の構成およびスラストエンジンの用途に従い、スラストエンジン内部の作動流体を動かし始める流体構造体(すなわち駆動軸および一組のブレードを有する構造体)はインペラ、プロペラ、ポンプ、圧縮機、ファンまたはブロワとして機能することができる。 一実施態様において、流体構造体のブレード組が半径方向にまたは軸方向に配置されることができる。 流体構造体のブレード組が、周辺流体スペース104c内に設置されることができる。 スラストエンジン300、500および700に用いられるのに適した流体構造体は、軸流ポンプまたは半径方向のポンプであってもよい。

    翼、エアフォイル形セクションを備えたブレードおよびエアフォイルは、空力効果を備えた物体である。 不可欠の空力効果を与える任意の物体が、本発明を実現するのに用いられることができる。

    本発明によれば、ブレードパラメータは所望の迎角、表面積を設定し、かつ、L/D比率またはブレードによって生成される揚力を最大化するのに充分な範囲で回転させるように調整されることができる。 スラストを作り出すブレードは、スラスト創成を最大化するように流体流れ方向、流体速度および流体運動を参照する際に傾けられ、調整されることができる。 ブレードは、水平な動き、上下、および回転を有するように調整されることができる。 スラストエンジンのスラスト出力は、翼参照領域、迎角を変更することによって最大化されることができる。 迎角を変えることができる調整可能翼は、スラストパワーを動的にすばやく調整することができる。 本発明に従って、翼または空力ブレードが1枚以上のエアフォイル(空力効果を備えたブレード)を備えることができる。 ハウジングまたは仕切りに翼を連結する支持構造物が、調整可能な長さを有して1枚以上の翼を調整することができる。 調整可能な長さを有する支持構造物が、1枚以上の翼の迎角、向きまたは位置を変化させることができる。

    翼が静止のままであるので、本発明に従って熱によって駆動されるスラストエンジン内に何の恒常的可動部品もない。 また、本発明に従って熱によって駆動されるスラストエンジンは、駆動軸が内部動きを駆動することを必要としない。

    最適迎角および高い揚抗比でブレードを横切って流れる作動流体が、ブレードによって作り出される揚力(スラスト)を最大化することができる。 スラストエンジンを運転するパワー出力の量は、流体構造体の外部の流れと内部の流れとの間の流体角速度差である。

    図内に示されるブレードは、本発明を最もよく実証するように配置される。 これらの図は、ゼロ迎角を有する空力ブレードおよびまっすぐな他のブレードを示す。 ブレード幾何学形状および位置は、最も大きな揚抗比を作り出すために流体流れ経路、流体運動、流体速度およびブレード迎角を含む多くのエンジン設計パラメータに依存している。

    スラストを作り出すブレードは、スラスト創成が達成されることができる所で、どこでも設置されることができる。 もう1つの実施態様では、スラストエンジンのハウジング内部のブレードが、作動流体が横切って流れるための連続的または不連続な、密封されたまたは密封されない流路を形成することができる。 流体流れを駆動するための流体構造体が、各流路内に使われることができる。

    上の詳細な説明は、本発明の特定の実施態様を例示するために提供されて、限定することを目的としない。 本発明の有効範囲内の多数の修正および変更が、可能である。

    100 スラストエンジン101、102 翼103 ハウジング104a 上部104b 下部104c 周辺部分 周辺流体スペース104d 中心部 中心流体スペース105 環状仕切り106a、106b、106c、106d 支持構造物107 流体構造体108 ブレード109 駆動軸300 スラストエンジン400 環状翼401、402 ブレードセクション403 調整ロッド404 ロッドガイド405 ブレード支持部406 ピボットロッド450 空力ブレード451 ブレードセクション453 調整ロッド454 ロッドガイド456 ピボットロッド500 スラストエンジン501a、501b 翼501c 螺旋翼、ブレード503 ハウジング504a 上部504b 下部504c 周辺部分 周辺流体スペース505 環状仕切り506a、506b、506c、506d 螺旋壁507 周辺翼組507a 周辺翼508a、508b 周囲壁510 ピボットロッド512 ロッドガイド513 調整ロッド515 支持構造物520a 高温ゾーン520b 低温ゾーン700、750 スラストエンジン701 ハウジング702 翼組702a、702b、702c、702d 翼703a、703b 内部スペース704a 前縁706a、706b 矢印752 翼組754a 前縁800 スラストエンジン 環状チューブ801 ハウジング802 翼組802a、802b、802c 翼803 流体ディレクタ組803a、803b 流体ディレクタ804 翼組805 流体ディレクタ組806 ブレード組810 駆動軸811 支持構造物812 円形スペース812a 内側のスペース812b 外側のスペース

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